液晶表示用基材の製造方法、及び液晶表示用基材並びに液晶表示装置
【課題】 露光工程において、露光ヘッドに設けられている光透過性部材の表面への異物などの付着を防止でき、画素欠けや生産性が低下することなく、優れた高精細な凸状パターンを有する液晶表示用基材の製造方法、並びに、これを用いて形成された液晶表示用基材及び、これを用いた液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】 感光性組成物からなり基材の表面に位置する感光層に対して、光透過性部材を介して光を照射し、被露光面に対して、パターン状に露光を行う露光工程を含み、前記露光の際に、光路に配置される光透過性部材のうち最も前記被露光面に近い側の光透過性部材の該被露光面側の表面との間隔が、少なくとも1.0mmであり、かつ最も前記被露光面に近い側の前記光透過性部材と前記被露光面との間に、風速0.2〜10.0m/秒で送風する液晶表示用基材の製造方法である。
【解決手段】 感光性組成物からなり基材の表面に位置する感光層に対して、光透過性部材を介して光を照射し、被露光面に対して、パターン状に露光を行う露光工程を含み、前記露光の際に、光路に配置される光透過性部材のうち最も前記被露光面に近い側の光透過性部材の該被露光面側の表面との間隔が、少なくとも1.0mmであり、かつ最も前記被露光面に近い側の前記光透過性部材と前記被露光面との間に、風速0.2〜10.0m/秒で送風する液晶表示用基材の製造方法である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
感光性組成物からなり基材の表面に位置する感光層に対して、
光透過性部材を介して光を照射し、被露光面に対して、パターン状に露光を行う露光工程を含み、
前記露光の際に、光路に配置される光透過性部材のうち最も前記被露光面に近い側の光透過性部材の該被露光面側の表面との間隔が、少なくとも1.0mmであり、かつ最も前記被露光面に近い側の前記光透過性部材と前記被露光面との間に、風速0.2〜10.0m/秒で送風することを特徴とする液晶表示用基材の製造方法。
【請求項2】
露光工程が、光照射手段及び光変調手段を少なくとも備え、かつ光透過性部材を有する露光ヘッドと、感光層の少なくともいずれかを移動させつつ、前記感光層に対して、前記光照射手段から出射された光を前記光変調手段によりパターン情報に応じて変調しながら前記露光ヘッドから照射して、前記感光層を露光する請求項1に記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項3】
被露光面と、光路に配置される光透過性部材のうち最も前記被露光面に近い側の光透過性部材の該被露光面側の表面との間隔が、1.0〜150.0mmである請求項1から2のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項4】
感光層が、支持体上に感光性組成物からなる感光性転写層を有する感光性転写材料を用いて、該感光性転写層と基材とが当接するように該基材上に積層し、次いで、支持体を剥離することにより形成される請求項1から3のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項5】
感光層が、感光性組成物を基材の表面に塗布し、乾燥することにより形成される請求項1から4のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項6】
光変調手段が、空間光変調素子である請求項2から5のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項7】
空間光変調素子が、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)である請求項6に記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項8】
光照射手段が、光を一端から入射し、入射した前記光を他端から出射する光ファイバを複数本束ねてなるバンドル状のファイバ光源である請求項1から7のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項9】
光ファイバが、2以上の光を入射し、合波して出射する請求項8に記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項10】
走査方向に対し描素部の列方向が所定の設定傾斜角度θをなすように配置されてなる露光ヘッドを用い、
前記露光ヘッドについて、使用描素部指定手段により、使用可能な前記描素部のうち、N重露光(ただし、Nは2以上の自然数)に使用する前記描素部を指定し、
前記露光ヘッドについて、使用描素部制御手段により、前記使用描素部指定手段により指定された前記描素部のみが露光に関与するように、前記描素部の制御し、
前記感光層に対し、前記露光ヘッドを走査方向に相対的に移動させて露光を行う請求項1から9のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項11】
請求項1から10のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法により製造されたことを特徴とする液晶表示用基材。
【請求項12】
請求項11に記載の液晶表示用基材が液晶配向制御用突起である液晶表示用基材。
【請求項13】
請求項11から12のいずれかに記載の液晶表示用基材を用いたことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項1】
感光性組成物からなり基材の表面に位置する感光層に対して、
光透過性部材を介して光を照射し、被露光面に対して、パターン状に露光を行う露光工程を含み、
前記露光の際に、光路に配置される光透過性部材のうち最も前記被露光面に近い側の光透過性部材の該被露光面側の表面との間隔が、少なくとも1.0mmであり、かつ最も前記被露光面に近い側の前記光透過性部材と前記被露光面との間に、風速0.2〜10.0m/秒で送風することを特徴とする液晶表示用基材の製造方法。
【請求項2】
露光工程が、光照射手段及び光変調手段を少なくとも備え、かつ光透過性部材を有する露光ヘッドと、感光層の少なくともいずれかを移動させつつ、前記感光層に対して、前記光照射手段から出射された光を前記光変調手段によりパターン情報に応じて変調しながら前記露光ヘッドから照射して、前記感光層を露光する請求項1に記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項3】
被露光面と、光路に配置される光透過性部材のうち最も前記被露光面に近い側の光透過性部材の該被露光面側の表面との間隔が、1.0〜150.0mmである請求項1から2のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項4】
感光層が、支持体上に感光性組成物からなる感光性転写層を有する感光性転写材料を用いて、該感光性転写層と基材とが当接するように該基材上に積層し、次いで、支持体を剥離することにより形成される請求項1から3のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項5】
感光層が、感光性組成物を基材の表面に塗布し、乾燥することにより形成される請求項1から4のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項6】
光変調手段が、空間光変調素子である請求項2から5のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項7】
空間光変調素子が、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)である請求項6に記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項8】
光照射手段が、光を一端から入射し、入射した前記光を他端から出射する光ファイバを複数本束ねてなるバンドル状のファイバ光源である請求項1から7のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項9】
光ファイバが、2以上の光を入射し、合波して出射する請求項8に記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項10】
走査方向に対し描素部の列方向が所定の設定傾斜角度θをなすように配置されてなる露光ヘッドを用い、
前記露光ヘッドについて、使用描素部指定手段により、使用可能な前記描素部のうち、N重露光(ただし、Nは2以上の自然数)に使用する前記描素部を指定し、
前記露光ヘッドについて、使用描素部制御手段により、前記使用描素部指定手段により指定された前記描素部のみが露光に関与するように、前記描素部の制御し、
前記感光層に対し、前記露光ヘッドを走査方向に相対的に移動させて露光を行う請求項1から9のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法。
【請求項11】
請求項1から10のいずれかに記載の液晶表示用基材の製造方法により製造されたことを特徴とする液晶表示用基材。
【請求項12】
請求項11に記載の液晶表示用基材が液晶配向制御用突起である液晶表示用基材。
【請求項13】
請求項11から12のいずれかに記載の液晶表示用基材を用いたことを特徴とする液晶表示装置。
【図8】
【図10】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図21】
【図22】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図9A】
【図9B】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図20A】
【図20B】
【図23A】
【図23B】
【図24A】
【図24B】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35A】
【図35B】
【図36A】
【図36B】
【図37】
【図38A】
【図38B】
【図39】
【図10】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図21】
【図22】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図9A】
【図9B】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図20A】
【図20B】
【図23A】
【図23B】
【図24A】
【図24B】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35A】
【図35B】
【図36A】
【図36B】
【図37】
【図38A】
【図38B】
【図39】
【公開番号】特開2007−52215(P2007−52215A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−236939(P2005−236939)
【出願日】平成17年8月17日(2005.8.17)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月17日(2005.8.17)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】
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