説明

炎症の治療に有用なインドール類

X、Y、Z、R、R、R、R及びRが記載した意味を有する式(I)の化合物、及びその薬学的に許容可能な塩を提供するもので、該化合物は、ミクロソームプロスタグランジンEシンターゼ-1の活性阻害が所望される及び/又は必要とされる疾患の治療、特に炎症の治療に有用である。





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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の式I:

[上式中、Xは、置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基、又は置換されていてもよいアミド、アミン又はスルホンアミド基を表し、後者の3つの基はそれらの窒素原子を介してインドール環に結合しており;
Yは、カルボン酸、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、ヒドロキサム酸、ヒドロキサム酸エステル又はヒドロキシメチルを表し;
Zは、スペーサー基を表し;
は、置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基を表し;
、R、R及びR基の一つは、置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基を表す]
の化合物。
【請求項2】
Xが:
i)アリール基又はヘテロアリール基で、その双方の基がAから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの;又は
ii)-N(R)-E-R
を表し;
Eが、単結合、-C(O)-又は-S(O)-を表し;
Yが、-CHOH、-C(O)N(H)R、-C(O)N(H)OR又は-C(O)ORを表し;
Zが、C1−8アルキレン又はC2−8ヘテロアルキレン鎖を表し、その双方ともが;
(i)一又は複数の不飽和を有していてもよく;
(ii)ハロ、-R、-N(R)(R)、-OR及び=Oから選択される一又は複数の置換基により置換されていてもよく;及び/又は
(iii)C1−8アルキレン又はC2−8ヘテロアルキレン鎖の、任意の一又は複数のメンバーの間で形成される付加的な3-ないし8員環の一部を形成するものであってよく、また該環が、1〜3のヘテロ原子及び/又は1〜3の不飽和を有していてよく、また該環は、ハロ、-R、-N(R)(R)、-OR及び=Oから選択される一又は複数の置換基によりそれ自身置換されていてもよく;
が、アリール基又はヘテロアリール基で、その双方がAから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいものを表し;
、R、R及びR基の一つが、アリール基又はヘテロアリール基(その双方がAから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの)を表し;また
a)他の基は独立して、水素 、G、アリール基、ヘテロアリール基(最後の2つの基はAから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよい)、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル又はC3−8ヘテロシクロアルキル(後者の5つの基は、G及び/又はQから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよい)から選択され;及び/又は
b)互いに隣接する任意の2つの他の基は、場合によっては結合して、式Iの化合物に必須のベンゼン環の2つの炭素原子と共に、一又は複数のヘテロ原子及び/又は1〜3の不飽和(例えば二重又は三重結合)を有していてもよい5-ないし6員環を形成し、該環はハロ、-R、-OR及び=Oから選択される一又は複数の置換基によりそれ自身置換されていてもよく;
Aが、上述した各々の場合において:
I)アリール基又はヘテロアリール基で、その双方がBから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの;
II)C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル又はC3−8ヘテロシクロアルキル基で、その全てが、G及び/又はQから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの;又は
III)G基;
を表し、又は
IV)2つの隣接するA置換基は、互いに結合して、2つのA置換基が結合しているアリール又はヘテロアリール基の必須原子と共に、一又は複数のヘテロ原子及び/又は1〜3の不飽和を有していてもよい、さらなる5-ないし6員環を形成してよく、該環はハロ、-R、-OR及び=Oから選択される一又は複数の置換基によりそれ自身置換されていてもよく;
が、上述した各々の場合において、ハロ、シアノ、-N、-NO、-ONO又は-A-R10を表し;
ここでAが、-C(Q)A-、-S(O)-、-N(R11)A-、-OA-及び-S-から選択されるスペーサー基、又は単結合を表し;
さらにAが、A又は-S-を表し;
が、Aを表し;
が、A、-C(Q)N(R11)C(Q)N(R11)-、-C(Q)N(R11)C(Q)O-、-C(Q)N(R11)S(O)N(R11)-、-C(Q)S-、-S(O)N(R11)C(Q)N(R11)-、-S(O)N(R11)C(Q)O-、-S(O)N(R11)S(O)N(R11)-又は-S(O)O-を表し;
が、A又は-S(O)O-を表し;
が、単結合、-N(R11)-又は-O-を表し;
が、単結合、-C(Q)-、-C(Q)N(R11)-、-C(Q)O-、-S(O)-又は-S(O)N(R11)を表し;
及びQが独立して、上述した各々の場合において、=O、=S、=NR10、=NN(R10)(R11)、=NOR10、=NS(O)N(R10)(R11)、=NCN、=C(H)NO又は=C(R10)(R11)を表し;
及びRは独立して、上述した各々の場合において:
I)水素;
II)アリール基又はヘテロアリール基で、その双方がBから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの;又は
III)C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル又はC3−8ヘテロシクロアルキル基で、その全ての基が、G及び/又はQから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの;
を表し、又は
及びRは、互いに結合して、R及びRがそれぞれ結合しているN原子及び-E-基と共に、1〜3のヘテロ原子及び/又は1〜3の不飽和を有していてもよい5-ないし8員環を形成してよく、該環は、G及び/又はQから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく;
Bが、上述した各々の場合において:
I)アリール基又はヘテロアリール基で、その双方がGから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの、及び/又はアリール又はヘテロアリール基の任意の2つの隣接する原子が互いに結合して、一又は複数のヘテロ原子及び/又は1〜3の不飽和を有していてもよい、さらなる5-ないし6員環を形成してよく、該環が、ハロ、-R、-OR及び=Oから選択される一又は複数の置換基によりそれ自身置換されていてもよいもの;
II)C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、又はC3−8ヘテロシクロアルキル基で、その全てが、G及び/又はQから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの;又は
III)G基;
を表し、又は
IV)2つの隣接するB置換基は、互いに結合して、2つのB置換基が結合しているアリール又はヘテロアリール基の必須原子と共に、一又は複数のヘテロ原子及び/又は1〜3の不飽和を有していてもよい、さらなる5-ないし6員環を形成してよく、該環はハロ、-R、-OR及び=Oから選択される一又は複数の置換基によりそれ自身置換されていてもよく;
が、上述した各々の場合において、ハロ、シアノ、-N、-NO、-ONO又は-A-R12を表し;
ここでAが、-C(Q)A-、-S(O)10-、-N(R13)A11-、-OA12-及び-S-から選択されるスペーサー基、又は単結合を表し;
さらにAが、A13又は-S-を表し;
10が、A13を表し;
11が、A14、-C(Q)N(R13)C(Q)N(R13)-、-C(Q)N(R13)C(Q)O-、-C(Q)N(R13)S(O)N(R13)-、-C(Q)S-、-S(O)N(R13)C(Q)N(R13)-、-S(O)N(R13)C(Q)O-、-S(O)N(R13)S(O)N(R13)-又は-S(O)O-を表し;
12が、A14又は-S(O)O-を表し;
13が、単結合、-N(R13)-又は-O-を表し;
14が、単結合、-C(Q)-、-C(Q)N(R13)-、-C(Q)O-、-S(O)-又は-S(O)N(R13)を表し;
及びQは独立して、上述した各々の場合において、=O、=S、=NR12、=NN(R12)(R13)、=NOR12、=NS(O)N(R12)(R13)、=NCN、=C(H)NO又は=C(R12)(R13)を表し;
、R、R10、R11、R12及びR13は独立して、
i)水素;
ii)アリール又はヘテロアリール基で、その双方がGから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの、及び/又はアリール又はヘテロアリール基の任意の2つの隣接する原子が互いに結合して、一又は複数のヘテロ原子を有していてもよい、さらなる5-ないし6員環を形成してよく、該環が、ハロ、-R14、-OR14及び=Oから選択される一又は複数の置換基によりそれ自身置換されていてもよいもの;又は
iii)C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、又はC3−8ヘテロシクロアルキル基で、その全てが、G及び/又はWから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの;
から選択され;又は
、R、R10、R11、R12及びR13の任意の対は、例えば同一又は隣接原子上に存在する場合は、互いに結合して、それら又は他の関連原子と共に、1〜3のヘテロ原子及び/又は1〜3の不飽和を有していてもよい、さらなる5-ないし8員環を形成してよく、該環はG及び/又はWから選択される一又は複数の置換基によりそれ自身置換されていてもよく;
が、上述した各々の場合において、ハロ、シアノ、-N、-NO、-ONO又は-A15-R15を表し;
ここでA15が、-C(W)A16-、-S(O)17-、-N(R16)A18-、-OA19-及び-S-から選択されるスペーサー基、又は単結合を表し;
さらにA16が、A20又は-S-を表し;
17が、A20を表し;
18が、A21、-C(W)N(R16)C(W)N(R16)-、-C(W)N(R16)C(W)O-、-C(W)N(R16)S(O)N(R16)-、-C(W)S-、-S(O)N(R16)C(W)N(R16)-、-S(O)N(R16)C(W)O-、-S(O)N(R16)S(O)N(R16)-又は-S(O)O-を表し;
19が、A21又は-S(O)O-を表し;
20が、単結合、-N(R16)-又は-O-を表し;
21が、単結合、-C(W)-、-C(W)N(R16)-、-C(W)O-、-S(O)-又は-S(O)N(R16)を表し;
及びWは独立して、上述した各々の場合において、=O、=S、=NR15、=NN(R16)(R16)、=NOR15、=NS(O)N(R15)(R16)、=NCN、=C(H)NO又は=C(R15)(R16)を表し;
14、R15及びR16は独立して、
i)水素;
ii)メチレンジオキシ、ジフルオロメチレンジオキシ及び/又はジメチルメチレンジオキシ、Gから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基;又は
iii)C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル又はC3−8ヘテロシクロアルキル基で、その全てが、G及び/又はJから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの;
から選択され;又は
14、R15及びR16の任意の対が、例えば同一又は隣接原子上に存在する場合は、互いに結合して、それら又は他の関連原子と共に、1〜3のヘテロ原子及び/又は1〜3の不飽和を有していてもよい、さらなる5-ないし7員環を形成してよく、該環はG及び/又はJから選択される一又は複数の置換基によりそれ自身置換されていてもよく;
が、上述した各々の場合において、ハロ、シアノ、-N、-NO、-ONO又は-A22-R17を表し;
ここでA22が、-C(O)A23-、-S(O)24-、-N(R18)A25-、-OA26-及び-S-から選択されるスペーサー基、又は単結合を表し;
さらにA23は、A27又は-S-を表し;
24が、A27を表し;
25が、A28、-C(O)N(R18)C(O)N(R18)-、-C(O)N(R18)C(O)O-、-C(O)N(R18)S(O)N(R18)-、-C(O)S-、-S(O)N(R18)C(O)N(R18)-、-S(O)N(R18)C(O)O-、-S(O)N(R18)S(O)N(R18)-又は-S(O)O-を表し;
26が、A28又は-S(O)O-を表し;
27が、単結合、-N(R18)-又は-O-を表し;
28が、単結合、-C(O)-、-C(O)N(R18)-、-C(O)O-、-S(O)-又は-S(O)N(R18)を表し;
Jが、上述した各々の場合において、=O、=S、=NR17、=NN(R17)(R18)、=NOR17、=NS(O)N(R17)(R18)、=NCN、=C(H)NO又は=C(R17)(R18)を表し;
17及びR18は独立して、水素及びC1−6アルキルから選択され、後者の基はハロ、-NH、-N(H)Me、-N(H)Et、-N(H)i-Pr、-NMe、-N(Me)Et、-N(Me)i-Pr、-NEt、-OH、-OMe、-OEt、-Oi-Pr及び=Oから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく;及び
nが、上述した各々の場合において、1又は2を表す、
請求項1に記載の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項3】
nが2を表す、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
AがGを表し、又は任意の2つの隣接するA置換基がメチレンジオキシ基により結合していてもよい、請求項2又は3に記載の化合物。
【請求項5】
が、ハロ、シアノ、-NO、又は-A-R10を表す、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
がAを表す、請求項2ないし5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
及びAが独立して、単結合を表す、請求項2ないし6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
が、単結合、-C(Q)-又は-S(O)-を表す、請求項2ないし7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
が=Oを表す、請求項2ないし8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
BがGを表す、請求項2ないし9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
が、ハロ、シアノ、-NO又は-A-R12を表す、請求項2ないし10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
が、単結合、-N(R13)A11-又は-OA12-を表す、請求項2ないし11のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
11及びA12が独立して、単結合を表す、請求項2ないし12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
ZがC1−6アルキレンを表し、鎖における炭素原子の一つが酸素で置き換えられてもよい、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
Yが、-CHOH、-C(O)NHR又は-C(O)ORを表す、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
が、置換されていてもよいフルオレニル、フェニル又はピリジルを表す、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
(Xが置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基を表す場合に)Xが、置換されていてもよいフェニル、チエニル、ピリジル、ピラゾリル、ピラジニル又はキノリニル基を表す、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
(それらが置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基を表す場合に)R、R、R及びRが、置換されていてもよいフェニル、ピリジル又はナフチルを表す、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
インドールのベンゼン環における他の置換基が、水素又はGを表す、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
が、水素又はC1−3アルキル基(後者の基はGで置換されていてもよい)を表す、請求項2ないし19のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
が、フェニル又はピリジル(基がBから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの)、又はC1−4アルキル、C2−4アルケニル又はC5−10シクロアルキル(後者の3つの基がGから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよいもの)を表す、請求項2ないし20のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
及びRが結合して、=Oにより置換されていてもよい5-ないし6員環を形成している、請求項2ないし19のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
及びR13が独立して、C1−3アルキル又は水素を表す、請求項2ないし22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
10が、水素、フェニル、テトラゾリル、C1−4アルキル、C2−4アルケニル又はC5−6シクロアルキルを表し、後者の5つの基がGから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよい、請求項2ないし23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
12が、水素、フェニル、ピロリル、C1−4アルキル又はC5−10シクロアルキルを表し、後者の4つの基がGから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよい、請求項2ないし24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
11が、水素又はC2−4アルケニルを表す、請求項2ないし25のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
が、ハロ、-R15又は-OR15を表す、請求項2ないし26のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
15が、水素、C1−3アルキル又はフェニルを表す、請求項2ないし27のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
任意の置換基が、ハロ、-NO、シアノ、メチレンジオキシ、C1−6アルキル(該アルキル基は、ハロ基、フェニル基及びOR19から選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよい)、C2−6アルケニル、C3−10シクロアルキル(該シクロアルキル基は、C1−6アルキル基で置換されていてもよい)、フェニル(該基は、ハロ及びOR19から選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよい)、テトラゾリル及びピロリルから選択されるヘテロアリール基(該基は、一又は複数のC1−6アルキル基で置換されていてもよい)、メチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、=O、-OR19、-N(R19)R20、-C(O)OR19、-C(O)R19、-C(O)N(R19)R20、-S(O)N(R19)R20及び/又は-N(R19)S(O)21{ここで、R19及びR20は独立して水素、フェニル、C1−4アルケニル、C1−6アルキル(該アルキル基は一又は複数のフルオロ原子で置換されていてもよい)、又はフェニル基を表し、ここでR21はフェニル又はC1−6アルキル(該アルキル基は一又は複数のフルオロ原子で置換されていてもよい)を表す}から選択される、請求項16ないし21のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
医薬として使用するための、請求項1ないし29のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項31】
請求項1ないし29のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩を、薬学的に許容可能なアジュバント、希釈剤又は担体と混合して含む薬学的製剤。
【請求項32】
ミクロソームのプロスタグランジンEシンターゼ-1の活性阻害が所望される及び/又は必要とされる疾患の治療のための医薬の製造のための、請求項1ないし29のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩の使用。
【請求項33】
疾患が炎症である、請求項32に記載の使用。
【請求項34】
疾患が、炎症性大腸炎、過敏性腸症候群、偏頭痛、頭痛、腰痛、線維筋痛、筋膜障害、ウィルス感染症、細菌感染症、真菌感染症、月経困難症、火傷、外科又は歯科処置、悪性腫瘍、アテローム性動脈硬化症、痛風、関節炎、骨関節炎、若年性関節炎、関節リウマチ、リウマチ熱、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス、脈管炎、膵炎、腎炎、滑液包炎、結膜炎、虹彩炎、強膜炎、ブドウ膜炎、創傷治癒、皮膚炎、湿疹、乾癬、発作、糖尿病、神経変性疾患、自己免疫疾患、骨粗鬆症、喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺線維症、アレルギー性疾患、鼻炎、潰瘍、冠状動脈性心臓病、サルコイドーシス、並びに炎症要素を伴う任意の他の疾患である、請求項33に記載の使用。
【請求項35】
mPGES-1の活性阻害が所望される及び/又は必要とされる疾患の治療方法において、請求項1ないし29のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩の治療的有効量を、そのような症状を患っている、又は罹りやすい患者に投与することを含む方法。
【請求項36】
(A)請求項1ないし29のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩;及び
(B)炎症の治療に有用な他の治療剤、
を含む組み合わせ品であって、成分(A)及び(B)の各々が薬学的に許容可能なアジュバント、希釈剤又は担体と混合されて製剤化されている組み合わせ品。
【請求項37】
請求項1ないし29のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩、炎症の治療に有用な他の治療剤、及び薬学的に許容可能なアジュバント、希釈剤又は担体を含む薬学的製剤を含む、請求項36に記載の組み合わせ品。
【請求項38】
(a)請求項1ないし29のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩を、薬学的に許容可能なアジュバント、希釈剤又は担体と混合して含む薬学的製剤;及び
(b)炎症の治療に有用な他の治療剤を、薬学的に許容可能なアジュバント、希釈剤又は担体と混合して含む薬学的製剤、
の成分を含むパーツのキットを含み、成分(a)及び(b)がそれぞれ他方と併用して投与するのに適した形態で提供される、請求項36に記載の組み合わせ品。
【請求項39】
(i)次の式II:

[上式中、X、Y、R、R、R及びRは、請求項2で定義したものである]
の化合物と、次の式III:

[上式中、Lは適切な離脱基を表し、R及びZは請求項2で定義したものである]
の化合物とを反応させ;
(ii)次の式IV:

[上式中、LはL又はLを表し、ここでL及びLは適切な離脱基を表し、Lは、インドールのベンゼノイド環の一又は複数の炭素原子に結合しており、ベンゼノイド環の残りの位置は、適切であるならば1〜3(L置換基の数に依存する)の置換基RないしRで置換されており、Z、X、Y、R、R、R、R及びRは請求項2で定義したものである]
の化合物と、次の式V

[上式中、R22はR、R、R又はR(適切であるならば)を表し、上述したように、LはL(LがLである場合)又はL(LがLである場合)を表す]
の化合物とを反応させ;
(iii)Xが置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基を表す式Iの化合物のためには、次の式VI:

[上式中、Lは上述にて定義したものであり、Z、Y、R、R、R、R及びRは、請求項2で定義したものである]
の化合物と、次の式VII:

[上式中、Lは上述にて定義したものであり、Xは、請求項2で定義したように置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基を表す]
の化合物とを反応させ;
(iv)Xが-N(R)-E-Rを表す式Iの化合物のためには、上述にて定義した式VIの化合物と、次の式VIII:

[上式中、E、R及びRは請求項2で定義したものである]
の化合物とを反応させ;
(v)Xが-N(R)-E-Rを表す式Iの化合物のためには、次の式IX:

[上式中、Z、Y、R、R、R、R、R及びRは請求項2で定義したものである]
の化合物と、次の式X:

[上式中、Lは上述にて定義したものであり、E及びRは請求項2で定義したものである]
の化合物とを反応させ;
(vi)Eが単結合を表し、RがC1−6アルキル基、C3−6アルケニル又はC3−6アルキニル基である式Iの化合物のためには、Xが-C(O)-を表し、RがH、C1−5アルキル基、C2−5アルケニル又はC2−5アルキニル基を表す式Iの化合物を還元させる;
ことを含む、請求項2に記載の化合物の調製方法。

【公表番号】特表2007−516203(P2007−516203A)
【公表日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518373(P2006−518373)
【出願日】平成16年7月9日(2004.7.9)
【国際出願番号】PCT/GB2004/002996
【国際公開番号】WO2005/005415
【国際公開日】平成17年1月20日(2005.1.20)
【出願人】(505347558)バイオリポックス エービー (26)
【Fターム(参考)】