説明

無接触可変電圧器

【課題】 1操作軸による所望の回転範囲の回転に応じて得られる出力が、複数個の異なる出力特性を持ち、これらを個別に出力し得る無接触可変電圧器を提供する。
【解決手段】 円形で操作軸に取り付けられて操作軸と一体的に回転する磁石40のN極とS極の境界部分の一方の外周部に切欠き40aを形成し、磁石40が基準位置にあるときに、切欠き40aに対向して第1の磁気センサ60A を配置し、N極とS極の境界部分のもう一方の外周部に対向して、第2の磁気センサ60B を配置し、第1と第2の磁気センサ60A 、60B の各出力をコネクタ55を介して個別に出力可能に構成しておき、磁石40の回転に応じ、第1と第2の磁気センサ60A 、60B より、それぞれ操作軸の回転に応じた出力電圧を導出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、磁石と磁気センサによって構成される無接触可変電圧器に関し、特にパソコンやゲーム機器等の入力装置として使用されるスティックコントローラ等に組み込まれる可変抵抗器、あるいは通常の可変抵抗器の代わりに用いられる無接触可変電圧器に関する。
【背景技術】
【0002】
磁石と磁気センサを用いた無接触可変電圧器としては、ハウジング上部中央に軸受が固定され、この軸受により操作軸が回転可能に支持され、ハウジング内の操作軸部分に磁石が操作軸と一体に回転するように取り付けられ、磁石に対向して磁気センサが配置され、磁石の回転による磁束の変化で磁気センサの出力を変化させるものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の無接触可変電圧器において、磁石と磁気センサは、例えば図10に示す位置関係に配備されている。図10において、N極とS極を持つ円形状の磁石40が、取付穴41に取り付けられる操作軸によって磁気センサ60の近傍で回転する。磁気センサ60は、磁石40の回転に応じて変化する電圧を出力する。
【特許文献1】特開平11−325956号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の無接触可変電圧器は、回転可能な円形状の磁石の近傍に1個の磁気センサを設け、磁石の回転に応じ、回転角に対応した電圧を磁気センサから出力するものであり、所望の回転範囲で各回転角に対応した1出力値しか得ることしかできない。
【0005】
ところで、この種の無接触可変電圧器は、パソコンやゲーム機器の入力装置、その他の電子機器に広く使用されるものであり、組み込まれる各機器、各形式に応じて、求められる所望の回転範囲に応じて得られる出力電圧特性は区々としている。従って、1個体の無接触可変電圧器において、1操作軸の所望の回転範囲において、異なる出力が複数得られれば、異なる回路、各種機器、各型式に共用できて便利である。
【0006】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、1操作軸による所望の回転範囲の回転に応じて得られる出力が、複数の異なる出力特性であり、かつそれらを個別に出力し得る無接触可変電圧器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の無接触可変電圧器は、ハウジングと、このハウジングに回転可能に支持された操作軸と、ハウジング内の操作軸部分に取り付けられて操作軸と一体に回転する磁石と、この磁石に対向して配置される磁気センサとを備え、磁石の回転による磁束の変化で磁気センサの出力を変化させる無接触可変電圧器において、操作軸1個に対し、前記磁気センサを複数個備え、これら磁気センサを前記磁石の外周の異なる位置に配置し、かつこれら磁気センサの出力を個別に導出する出力部を備え、前記操作軸の回転に応じ、各磁気センサ毎に異なる出力を導出するようにしたことを特徴とする。
【0008】
この発明の無接触可変電圧器において、前記各磁気センサは、同一感度特性のものを使用し、かつ各磁気センサが操作軸の同一回転位置で対向する磁石の形状をそれぞれ異なるものとすると良い。
【0009】
また、各磁気センサからの出力を異なるものとする他の例として、前記各磁気センサは、感度特性のそれぞれ異なるものを使用し、かつ各磁気センサが操作軸の同一回転位置で対向する磁石の形状を同一に形成しても良い。
【0010】
また、この発明において、各磁気センサからの出力を異なるものとする、更に他の例として、前記各磁気センサは、同一感度特性のものを使用し、かつ各磁気センサが操作軸の同一回転位置で磁気センサと磁石との距離をそれぞれ異なるものとしても良い。
【発明の効果】
【0011】
この発明によれば、1操作軸による所定の回転範囲に応じて、それぞれ出力特性の異なる複数個の出力が得られるので、出力値の異なる磁気センサ出力のそれぞれを個別に使用し、あるいはいずれかを選択使用することができ、汎用性の高い無接触可変電圧器を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、実施の形態により、この発明をさらに詳細に説明する。この発明の一実施形態である無接触可変電圧器の外観斜視図を図1に示す。また、この実施形態無接触可変電圧器の要部断面図を図2に示し、シールドカバーを取り除いた状態でのハウジング底面側から見た側面図を図3の(a)に示し、操作軸から見た側面図を図3の(b)に示す。
【0013】
この実施形態無接触可変電圧器1は、底部が開口する円形状のケース10と、このケース10の底面開口を塞ぐように底部に嵌着されたシールドカバー11とでハウジングが構成される。ケース10は、この電圧器1を使用する機器に組み込むときの位置決めに用いる位置決めボス12を上部に有する。
【0014】
ケース10の上部中央には、軸受部20が突設され、この軸受部20により操作軸30は、中央部付近に設けられてケース10の軸受部20の内壁に係合する係合部としてのフック31と、内端部(左端部)に突設されて磁石40を取り付けるためのフック32とを有する。フック31、32は、いずれも変位可能なように適度の弾性を有する。
【0015】
この操作軸30のフック31に対応して、ケース10の軸受部20の内壁にはフック31に係合して操作軸30を支持する支持部(段部)21が設けられている。また、ケース10内における軸受部20の端部には、凸部22が設けられ、凸部22が操作軸30の段部33に当接する。従って、軸受部20に操作軸30を挿入すると、操作軸30のフック31が軸受部20の支持部21に係合すると共に、ケース10の凸部22が操作軸30の段部33に当接することにより、操作軸30が軸受部20から外れないように確実に支持される。なお、軸受部20の外周には、この無接触可変電圧器1をスティックコントローラ等の入力装置にナットで固定するためのネジ部23が形成されている。
【0016】
ケース10内部において、操作軸30の内端部に、図5に示す如き平面形状が一部の切欠き40A を除いて円形の磁石40が取り付けられ、磁石40は操作軸30と一体に回転する。磁石40は、その中央部に取付孔41を有し、この取付孔41に操作軸30のフック32が挿入されて、フック32が取付孔41の周縁部に係合することで、磁石40が操作軸30に一体に取り付けられる。操作軸30をケース10に組み付ける際には、先ず磁石40を操作軸30に取り付けてから、操作軸30をケース10の底部側から軸受部20に挿入するだけで良く、非常に作業性が良い。
【0017】
ケース10の内部には、プリント基板50がネジ51でケース10に固定されている。このプリント基板50の一方面側には、センサホルダ61A によって保持された磁気センサ60A と、図2、図5に示すように、磁気センサ60A と180°の角度の異なる位置に配置される磁気センサ60B 及びそのセンサホルダ61B とが実装されている。また、図5には示していないが、プリント基板50には、外部回路接続用のコネクタ55が実装されている。プリント基板50の他方面側には磁気センサ60A 、60B の出力変化を電圧変化に変換する回路部等を構成する各種電子部品56が実装されている。磁気センサ60A (60B )は、固定用フック62A (62B )でセンサホルダ61A (61B )に確実に固定され、フック62A (62B )はプリント基板50に形成した穴に嵌合している。
【0018】
磁石40は、図5に示すように、外周に一部切欠き40A を有する円形状をしている。磁気センサ60A 、60B は、磁石40の切欠き40A を除く外周に僅かな間隙を置いて配置している。磁石40が回転すると、磁石40の切欠き40A を除く外周と磁気センサ60A 、60B との距離は回転中も一定に保たれている。切欠き40A と磁気センサ60A 、60B の対向時の距離は円形状の外周との間隔よりも大となる。
【0019】
磁気センサ60A は、操作軸30、即ち磁石40が基準位置(図5に示す切欠き40A の磁極境界が磁気センサ60A の感磁部に対向する位置)にあるときに、感磁部が磁石40のN極とS極の境界に対面し、かつ磁石40の切欠き40A に対面する(図5参照)ように、位置決めされている。この位置のとき、磁気センサ60A は磁気変化を検知せず、出力しない(出力0V)。磁気センサ60B は、操作軸30を中心として磁気センサ60A に対し、180°の角度を置いて配置され(図5に示す位置)、操作軸30、つまり磁石40が基準位置にあるときに、感磁部が切欠き40A でない方の磁石40のN極とS極の境界に対面する(図5参照)ように位置決めされている。この位置のとき、磁気センサ60B は磁気変化を検知せず、出力しない。
【0020】
このように、円形状の磁石40のN極とS極の境界の一方の外周面に切欠き40A を設け、操作軸30の基準位置で磁気センサ60A が磁石40の切欠き40A に対面するように、他の磁気センサ60B が磁石40のN極とS極の境界の他方に対面するように配置し、操作軸30の回転に応じ、磁気センサ60A 、60B の各出力を個別に導出し得るようにしたことが、この実施形態無接触可変電圧器の特徴である。
【0021】
コネクタ55は、ケース10の外部に向かって実装され、例えばシールドケーブル等が接続される。なお、磁気センサ60A 、60B とプリント基板50を別個に配置し、両者をリード線で接続しても良い。また、シールドカバー11は磁性体からなり、このシールドカバー11で磁石40及び磁気センサ60A 、60B を包囲することで、外部磁気の影響を受け難くすると共に、内部磁石40の磁気が外部に漏れるのを少なくしている。
【0022】
次に、この実施形態無接触可変電圧器1の磁気センサを含む各種電子部品56の回路接続である回路例を説明する。図4は、磁気センサとしてホール素子を用いた場合の回路の一例を示している。磁気センサ回路70A は磁気センサ60A の信号出力回路であり、磁気センサ回路70B は磁気センサ60B の信号出力回路であり、磁気センサ回路70A の出力は、コネクタ55の端子55A に接続され、磁気センサ回路70B の出力は、コネクタ55の端子55B に接続され、両出力はコネクタ55より外部に個別に導出される。動作の詳細は後述する。
【0023】
磁気センサ回路70A は、ホール素子である磁気センサ60A と、この磁気センサ60A よりの電圧を増幅するアナログ増幅器IC1 とを備えている。
【0024】
磁気センサ回路70A において、VCC−VEE間に印加された電圧は、抵抗R1 、R2 を経て、ホール素子である磁気センサ60A に通電する。磁気センサ60A に磁気がない場合、磁気センサ60A は電圧を発生させず、抵抗R3 、R4 に接続される出力部を通じて、アナログ増幅部IC1 に入力が与えられない。これは磁気センサ60A の感磁部に磁石40のN極とS極との境界が対面する無磁力の場合も同様である。ここで、操作軸30が回転し、磁気センサ60A にN極が近づくと、抵抗R4 に接続された磁気センサ60A の出力端子にプラス電圧が、抵抗R3 に接続された出力端子側にマイナス電圧が発生する。この磁気センサ60A の出力電圧は、増幅器IC1 に入力され、抵抗R5 により定められた増幅率によって増幅され、コネクタ55の端子55A より出力される。磁気センサ60A の感磁部に磁石40の切欠き40の磁極境界が対面する位置から、磁石40のN極を接近させる方向に操作軸30を回転させてゆくと、切欠き40A が感磁部に対面する間は、磁気センサ回路70A の出力は直線よりもゆるい傾斜で回転とともに、ゆっくりと上昇し、N極が感磁部に対面する位置まで回転すると、直線に急接近するように上昇する(図6の0°〜+90°のS1参照)。
【0025】
反対に、操作軸30が逆回転し、磁気センサ60A にS極が近づくと、抵抗R3 に接続された磁気センサ60A の出力端子側にプラス電圧が、抵抗R4 に接続された磁気センサ60A の出力端子側にマイナス電圧が発生する。この磁気センサ60A の出力電圧は、増幅器IC1 に入力され、抵抗R5 により定められた増幅率によって増幅され、マイナス電圧が出力され、同様に、コネクタ55の端子55A より出力される。この場合、磁気センサ60A の感磁部に磁石40の切欠き40の境界が対面する位置から磁石40のS極を接近させる方向に操作軸30を回転させてゆくと、切欠き40A が感磁部に対面する間は、磁気センサ70A の出力は直線よりもゆるい傾斜で、回転とともにゆっくり下降し、S極が感磁部に対面する位置まで回転すると、直線に急接近するように下降する(図6の0°〜−90°のS1参照)。
【0026】
上記の動作により、磁気センサ回路70A の出力電圧は、操作軸30の回転に応じ、図6のS1 で示すように変化する。
【0027】
磁気センサ回路70B は、磁気センサ回路70A と基本的には同様の回路を有するが、更に出力を極性反転して出力する回路を備えている。また、磁気センサ60B は、磁気センサ60A より180°ずらした位置に配置されている。そのため、磁気センサ回路70B では、操作軸30を回転させて、磁気センサ60A の感磁部に磁石40のN極とS極との境界が対面する位置を0°として、その出力波形を示すと、図6のS2 のようになる。
【0028】
この磁気センサ回路70B では、磁気センサ60A の感磁部に切欠き40aの磁石の境界が対面している位置に操作軸30があるとき、磁気センサ60B の感磁部は、磁石40の切欠き40A のない方の磁極境界に対面しており、出力は0である。この位置より、操作軸30が磁気センサ60A に磁石のN極が接近する方向に回転すると、磁気センサ60B には、磁石40のS極が接近することになり、磁気センサ60B には、磁気センサ60A とは逆極性の電圧が発生するが、出力の反転回路で反転されて、磁気センサ回路70B からは磁気センサ回路70A と同極性の電圧が出力される。また、磁気センサ60B の感磁部が磁石40の切欠き40A でない磁極境界近傍の外周と−90°〜+90°で対面するので、操作軸30が0°から+90°の方向に回転してゆくと、応じて磁気センサ回路70B の出力も直線的に上昇してゆく(図6の0°〜+90°のS2参照)。一方、操作軸30が0°から−90°の方向に逆回転してゆくと、応じて磁気センサ回路70B の出力も直線的に下降してゆく(図6の0°〜−90°のS2参照)。
【0029】
上記した磁気センサ回路70A の出力S1 と、磁気センサ回路70B の出力S2 は、図6で示すように、異なる特性となる。この出力電圧S1 、S2 を、それぞれコネクタ55の端子55A 、55B より、個別に導出することにより、1つの操作軸30の回転に応じ、異なる特性の出力電圧を得ることができる。
【0030】
この発明の他の実施形態として、図7に示すように、磁石40は平面形状を切欠きのない円形とし、操作軸30に対し、180°の角度をもって配置する磁気センサ60A 、60B の磁気検出感度を相違させることによって、操作軸30の回転に応じて磁気センサ回路70A からは図8に示す特性S1 の出力を、また磁気センサ回路70B からは、図8に示す特性S2 の出力を得るようにしても良い。
【0031】
また、他の実施形態として、磁石40の平面形状を円形とし、2つの磁気センサ60A 、60B も同一磁気検出感度とするが、磁石40の外周面からの距離を磁気センサ60A と磁気センサ60B で異なるようにしても良い。
【0032】
更にまた、上記実施形態では、2つの磁気センサを180°ずらして配置し、それぞれの磁気センサより個別に出力を導出する場合を例に上げたが、図9に示すように、磁石40の周囲に互いに90°ずつ角度をおいて、4つの磁気センサ60A 、60B 、60C 、60D を配置し、個別に出力を導出するようにしても良い。この磁気センサの数、及び各磁気センサ間の角度は、任意に設定して使用することも可能である。
【0033】
また、図5、図7等に示す無接触可変電圧器のコネクタ55の端子55A 、55B からの出力電圧を機器回路側で切替回路、一方のみの端子接続等を用いて、特性の異なる出力の一方のみを選択的に使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】この発明の一実施形態である無接触可変電圧器の外観斜視図である。
【図2】同実施形態無接触可変電圧器の要部断面図図である。
【図3】図1の無接触可変電圧器のシールドカバーを取り除いた状態でのハウジング底面側から見た側面部(a)、及び操作軸側から見た側面図(b)である。
【図4】同実施形態無接触可変電圧器の磁気センサを含む磁気センサ回路の回路例を示す図である。
【図5】同実施形態無接触可変電圧器の磁石と磁気センサの配置を説明する図である。
【図6】同実施形態無接触可変電圧器の出力特性を説明する図である。
【図7】他の実施形態無接触可変電圧器の磁石と磁気センサの配置を説明する図である。
【図8】上記実施形態無接触可変電圧器の出力特性を説明する図である。
【図9】この発明の他の実施形態無接触可変電圧器の磁石と磁気センサの配置を説明する図である。
【図10】従来の無接触可変電圧器の磁石と磁気センサの設置を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
1 無接触可変電圧器
10 ケース(ハウジング)
11 シールドカバー(ハウジング)
30 操作軸
40 磁石
40A 切欠き
55 コネクタ
55A 、55B コネクタの端子
60A 、60B 磁気センサ
70A 、70B 磁気センサ回路
IC1 アナログ増幅器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、このハウジングに回転可能に支持された操作軸と、ハウジング内の操作軸部分に取り付けられて操作軸と一体に回転する磁石と、この磁石に対向して配置される磁気センサとを備え、磁石の回転による磁束の変化で磁気センサの出力を変化させる無接触可変電圧器において、
前記操作軸1個に対し、磁気センサを複数個備え、これら磁気センサを前記磁石の外周の異なる位置に配置し、これら磁気センサの出力を個別に導出する出力部を備え、前記操作軸の回転に応じ、各磁気センサ毎に異なる出力を導出するようにしたことを特徴とする無接触可変電圧器。
【請求項2】
前記各磁気センサは、同一感度特性のものを使用し、かつ各磁気センサが操作軸の同一回転位置で対向する磁石の形状をそれぞれ異なるものとしたことを特徴とする請求項1記載の無接触可変電圧器。
【請求項3】
前記各磁気センサは、感度特性のそれぞれ異なるものを使用し、かつ各磁気センサが操作軸の同一回転位置で対向する磁石の形状を同一に形成したものであることを特徴とする請求項1記載の無接触可変電圧器。
【請求項4】
前記各磁気センサは、同一感度特性のものを使用し、かつ各磁気センサが操作軸の同一回転位置で磁気センサと磁石との距離をそれぞれ異なるものとしたことを特徴とする請求項1記載の無接触可変電圧器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−47159(P2006−47159A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−230024(P2004−230024)
【出願日】平成16年8月6日(2004.8.6)
【出願人】(591075951)センサテック株式会社 (20)
【Fターム(参考)】