説明

甲状腺受容体用アゴニストとしての複素環式化合物

本発明は、式(I)の化合物、あるいは医薬として許容可能なそのエステルまたはアミドの塩、および医薬として許容可能なそのエステル、アミドまたは塩の溶媒和物を含めた、医薬として許容可能なそのエステル、アミド、溶媒和物または塩を提供し、


式中、R、R、G、Y、WおよびRは、明細書中に定義されている通りである。本発明は、甲状腺受容体活性と関係する疾患または障害に関係する状態の治療または予防における、このような化合物の使用も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物であって、
【化1】

式中、Gは、
【化2】

から選択される基であり、
Nは、sp軌道に非結合電子対を有するsp窒素であり、
環Aは、任意選択により、酸素、硫黄、sp窒素、および−N(R10)−から独立して選択された1つもしくは複数の別のヘテロ原子を含む、芳香族または非芳香族の5員環または6員環であり、環Aの炭素原子は、任意選択により、1つまたは複数の基Rで置換されており、
各R10は、−(CH−S−R、−(CH−SO−R、−(CH−NH−SO−R、−(CH−SO−NH−R、−(CH−NH−CO−R、−(CH−CO−NH−R、C1〜12アルキル、C2〜12アルケニル、C2〜12アルキニル、C3〜8シクロアルキル、C3〜8シクロアルキル−C1〜3アルキル、フェニル、ベンジルおよびC3〜7ヘテロシクリルから独立して選択され、前記アルキル、アルケニルまたはアルキニル基または基の一部は、ハロゲン、ヒドロキシ、N(R、フェニル、C1〜4アルコキシ、ハロC1〜4アルコキシ、ジハロC1〜4アルコキシ、およびトリハロC1〜4アルコキシからそれぞれ独立して選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、前記シクロアルキル、フェニル、ベンジルまたはヘテロシクリル基または基の一部は、ハロゲン、ヒドロキシ、N(R、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、ハロC1〜4アルキル、ジハロC1〜4アルキル、トリハロC1〜4アルキル、メトキシ、ハロメトキシ、ジハロメトキシ、およびトリハロメトキシから独立して選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、
pは、1または2であり、
各Rは、水素原子ならびにハロゲン、メトキシ、ハロメトキシ、ジハロメトキシおよびトリハロメトキシから独立して選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されたC1〜4アルキル基から独立して選択され、
各Rは、水素、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチル、ベンジル、ヘテロシクリルおよびフェニルから独立して選択され、前記アルキル、アルケニル、アルキニルまたはフェニル基または基の一部は、C1〜4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、メトキシ、ハロメトキシ、ジハロメトキシおよびトリハロメトキシから独立して選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、
各Rは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、N(R、−(CH−S−R、−(CH−SO−R、−(CH−NH−SO−R、−(CH−SO−NH−R、−(CH−NH−CO−R、−(CH−CO−NH−R、C1〜12アルキル、C2〜12アルケニル、C2〜12アルキニル、C3〜8シクロアルキル、C3〜8シクロアルキル−C1〜3アルキル、フェニル、ベンジルおよびC3〜7ヘテロシクリルから独立して選択され、前記アルキル、アルケニルまたはアルキニル基または基の一部は、ハロゲン、ヒドロキシ、N(R、フェニル、C1〜4アルコキシ、ハロC1〜4アルコキシ、ジハロC1〜4アルコキシおよびトリハロC1〜4アルコキシからそれぞれ独立して選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、前記シクロアルキル、フェニル、ベンジルまたはヘテロシクリル基または基の一部は、ハロゲン、ヒドロキシ、N(R、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、ハロC1〜4アルキル、ジハロC1〜4アルキル、トリハロC1〜4アルキル、メトキシ、ハロメトキシ、ジハロメトキシ、およびトリハロメトキシから独立して選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、
mは、0、1または2であり、
各Rは、ハロゲン、メルカプト、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニルおよびN(Rから独立して選択され、前記アルキル、アルケニル、アルキニルまたはアルコキシ基は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルチオ、ハロC1〜4アルコキシ、ジハロC1〜4アルコキシおよびトリハロC1〜4アルコキシから選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、
nは、0、1または2であり、
Yは、酸素、メチレン、硫黄、SO、SOおよび−N(R)−から選択され、
およびRは、ハロゲン、シアノ、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、ハロC1〜4アルキル、ジハロC1〜4アルキル、トリハロC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ハロC1〜4アルコキシ、ジハロC1〜4アルコキシ、トリハロC1〜4アルコキシ、メチルチオ、ハロメチルチオ、ジハロメチルチオおよびトリハロメチルチオから独立して選択され、
Wは、C1〜3アルキレン、C2〜3アルケニレン、C2〜3アルキニレン、N(R)−C1〜3アルキレン、C(O)−C1〜3アルキレン、S−C1〜3アルキレン、O−C1〜3アルキレン、C1〜3アルキレン−O−C1〜3アルキレン、C(O)NH−C1〜3アルキレン、NH(CO)−C0〜3アルキレンおよびC1〜3アルキレンC(O)NH−C1〜3アルキレンから選択され、前記アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレン基または基の一部は、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、ハロゲン、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、フェニル、フェニルで置換されたC1〜3アルキル、ハロC1〜3アルキル、ジハロC1〜3アルキル、トリハロC1〜3アルキル、ハロC1〜3アルコキシ、ジハロC1〜3アルコキシ、トリハロC1〜3アルコキシおよび1、2または3個のハロゲン原子で置換されたフェニルから選択された1または2個の基で任意選択により置換されており、
は、水素、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、C1〜4アルコキシ、ハロC1〜4アルキル、ジハロC1〜4アルキル、トリハロC1〜4アルキル、ハロC1〜4アルコキシ、ジハロC1〜4アルコキシ、およびトリハロC1〜4アルコキシから選択され、
は、−CO、−PO(OR、−PO(OR)NH、−SOOR、−COCO、CONROR、−SONHR、−NHSO、−CONHSO、および−SONHCORから選択され、
各Rは、水素、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、C3〜7ヘテロシクリル、C5〜10アリールおよびアミノ、ヒドロキシ、ハロゲンまたはC1〜4アルキルから独立して選択された1、2、または3個の基で置換されたC5〜10アリールから独立して選択される化合物、あるいは医薬として許容可能なそのエステルまたはアミドの塩、および医薬として許容可能なそのエステル、アミドまたは塩の溶媒和物を含めた、医薬として許容可能なそのエステル、アミド、溶媒和物または塩。
【請求項2】
式(Ia)の化合物であって、
【化3】

式中、Gは、
【化4】

から選択される基であり、
各R10は、−(CH−S−R、−(CH−SO−R、−(CH−NH−SO−R、−(CH−SO−NH−R、−(CH−NH−CO−R、−(CH−CO−NH−R、C1〜8アルキル、C3〜6シクロアルキル、C3〜6シクロアルキル−C1〜3アルキル、フェニル、ベンジルおよびC3〜7ヘテロシクリルから独立して選択され、前記アルキル基または基の一部は、ハロゲン、ヒドロキシ、N(R、フェニル、ハロC1〜4アルキル、ジハロC1〜4アルキル、トリハロC1〜4アルキル、メトキシ、ハロメトキシ、ジハロメトキシ、およびトリハロメトキシからそれぞれ独立に選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、
pは、1または2であり、
各Rは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、N(R、−(CH−S−R、−(CH−SO−R、−(CH−NH−SO−R、−(CH−SO−NH−R、−(CH−NH−CO−R、−(CH−CO−NH−R、C1〜8アルキル、C3〜6シクロアルキル、C3〜6シクロアルキル−C1〜3アルキル、フェニル、ベンジルおよびC3〜7ヘテロシクリルから独立して選択され、前記アルキル基または基の一部は、ハロゲン、ヒドロキシ、N(R、フェニル、ハロC1〜4アルキル、ジハロC1〜4アルキル、トリハロC1〜4アルキル、メトキシ、ハロメトキシ、ジハロメトキシ、およびトリハロメトキシからそれぞれ独立して選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、前記シクロアルキル、フェニルまたはヘテロシクリル基または基の一部は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜4アルキル、メトキシ、ハロメトキシ、ジハロメトキシ、およびトリハロメトキシから独立して選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、
mは、0、1または2であり、
は、水素原子、ならびにハロゲン、メトキシ、ハロメトキシ、ジハロメトキシおよびトリハロメトキシから独立して選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されたC1〜4アルキル基から独立して選択され、
は、水素、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチル、ベンジル、ヘテロシクリルおよびフェニルから独立して選択され、前記アルキル、アルケニル、アルキニルまたはフェニル基または基の一部は、C1〜4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、メトキシ、ハロメトキシ、ジハロメトキシおよびトリハロメトキシから独立して選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、
各Rは、ハロゲン、メルカプト、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルおよびN(Rから独立して選択され、前記アルキルまたはアルコキシ基または基の一部は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜4アルキルチオ、メトキシ、ハロメトキシ、ジハロメトキシ、およびトリハロメトキシから選択された1、2または3個の基で任意選択により置換されており、
nは、0、1または2であり、
Yは、酸素、メチレン、硫黄、SO、SOおよび−N(R)−から選択され、
およびRは、ハロゲン、C1〜4アルキル、フルオロメチル、ジフルオロメチルおよびトリフルオロメチルから独立して選択され、
Wは、C1〜3アルキレン、C2〜3アルケニレン、C2〜3アルキニレン、N(R)−C1〜3アルキレン、C(O)−C1〜3アルキレン、S−C1〜3アルキレン、O−C1〜3アルキレン、C1〜3アルキレン−O−C1〜3アルキレン、C(O)NH−C1〜3アルキレンおよびNH(CO)−C0〜3アルキレンから選択され、前記アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレン基または基の一部は、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、ハロゲン、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、ハロC1〜3アルキル、ジハロC1〜3アルキル、トリハロC1〜3アルキル、ハロC1〜3アルコキシ、ジハロC1〜3アルコキシ、およびトリハロC1〜3アルコキシから選択された1または2個の基で任意選択により置換されており、
は、水素、C1〜2アルキル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、およびトリフルオロメチルから選択され、
は、−CO、−PO(OR、−SOOR、−NHSO、−COCO、およびCONRORから選択され、
各Rは、水素、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、C3〜7ヘテロシクリル、C5〜10アリールおよびアミノ、ヒドロキシ、ハロゲンまたはC1〜4アルキルから独立して選択された1、2または3個の基で置換されたC5〜10アリールから独立して選択される化合物、あるいは医薬として許容可能なそのエステルまたはアミドの塩、および医薬として許容可能なそのエステル、アミドまたは塩の溶媒和物を含めた、医薬として許容可能なそのエステル、アミド、溶媒和物または塩。
【請求項3】
薬剤として使用するための、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
甲状腺受容体活性に関係する疾患または障害に関係する状態の治療または予防に使用するための、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
哺乳動物の甲状腺受容体活性に関係する疾患または障害を治療または予防するための方法であって、前記哺乳動物に、治療上有効な量の、請求項1または請求項2に定義した式(I)の化合物、あるいは医薬として許容可能なそのエステルまたはアミドの塩、および医薬として許容可能なそのエステル、アミドまたは塩の溶媒和物を含めた、医薬として許容可能なそのエステル、アミド、溶媒和物または塩を投与することを含む方法。
【請求項6】
甲状腺受容体活性に関係する疾患または障害に関係する状態を治療または予防するための薬剤を製造するための、請求項1または請求項2に定義した式(I)の化合物、あるいは医薬として許容可能なそのエステルまたはアミドの塩、および医薬として許容可能なそのエステル、アミドまたは塩の溶媒和物を含めた、医薬として許容可能なそのエステル、アミド、溶媒和物または塩の使用。
【請求項7】
請求項1または請求項2に定義した式(I)の化合物、あるいは医薬として許容可能なそのエステルまたはアミドの塩、および医薬として許容可能なそのエステル、アミドまたは塩の溶媒和物を含めた、医薬として許容可能なそのエステル、アミド、溶媒和物または塩、ならびに医薬として許容可能な賦形剤を含む、医薬組成物。
【請求項8】
コレステロール/脂質低下剤、抗高脂血症剤、抗アテローム硬化症剤、抗糖尿病剤、抗骨粗鬆症剤、肥満抑制剤、成長促進剤、抗炎症剤、抗不安剤、抗うつ剤、降圧剤、強心配糖体、食欲抑制剤、骨吸収阻害剤、甲状腺模倣剤、タンパク同化剤、抗腫瘍剤およびレチノイドから選択される追加の治療剤をさらに含む、請求項7に記載の医薬組成物。
【請求項9】
甲状腺受容体活性に関係する疾患または障害に関係する状態を診断するための診断薬としての標識形態での請求項1または請求項2に定義された化合物の使用。
【請求項10】
甲状腺ホルモン受容体のリガンドを同定する方法における、参照化合物としての、請求項1または請求項2に定義された化合物、あるいはそのような化合物の標識形態の使用。
【請求項11】
甲状腺受容体活性に関係する疾患または障害に関係する状態が、(1)高コレステロール血症、異脂肪血症または血液もしくは組織の脂質レベルの不均衡によって発現する任意の他の脂質障害、(2)アテローム性動脈硬化症、(3)心血管系合併症のリスクのある、甲状腺機能低下症を有する高齢の対象における代償療法、(4)心血管系合併症のリスクのある、無症状性の甲状腺機能低下症を有する高齢の対象における代償療法、(5)肥満症、(6)糖尿病、(7)うつ病、(8)骨粗鬆症(特に、骨吸収阻害剤と組み合わせて)、(9)甲状腺腫、(10)甲状腺癌、(11)心血管疾患またはうっ血性心不全、(12)緑内障、および(13)皮膚障害から選択される、請求項4に記載の化合物、請求項5に記載の方法、請求項6または請求項9に記載の使用、あるいは請求項7または請求項8に記載の医薬組成物。
【請求項12】
Yが酸素、硫黄、SO、SOおよび−N(R)−から選択される、請求項1に定義した式(I)の化合物を調製する方法であって、式(II)の化合物、
【化5】

(式中、W、R、RおよびRは、請求項1に定義した通りであり、Yは、酸素、硫黄、および−N(R)−から選択される)を、式(III)の化合物、
【化6】

(式中Rは、請求項1に定義した通りであり、Lは、適当な脱離基である)と、任意選択により適当な塩基の存在下、および任意選択により銅粉の存在下で反応させ、続いて適当な還元剤を用いてニトロ基をアミノ基に還元し、続いて請求項1に定義した式(I)の化合物に変換するステップを含む方法。
【請求項13】
Gが、以下の基、
【化7】

である、請求項1に定義した式(I)の化合物を調製する方法であって、
式(IV)の化合物、
【化8】

(式中、W、Y、R、R、R、RおよびRは、請求項1に定義した通りである)を適当な塩基の存在下で適当な酸化剤と反応させ、続いて任意選択により、請求項1に定義した式(I)の別の化合物に変換するステップを含む方法。
【請求項14】
Gが、以下の基、
【化9】

である、請求項1に定義した式(I)の化合物を調製する方法であって、式(V)の化合物、
【化10】

(式中、R、R、R、R、YおよびWは、請求項1に定義した通りである)を、式(VI)の化合物、
【化11】

(式中、Rは、請求項1に定義した通りである)と適当な酸の存在下で反応させ、続いて任意選択により、請求項1に定義した式(I)の別の化合物に変換するステップを含む方法。
【請求項15】
Gが、以下の基、
【化12】

である、請求項1に定義した式(I)の化合物を調製する方法であって、式(VII)の化合物、
【化13】

(式中、R、R、R、R、R、YおよびWは、請求項1に定義した通りであり、LおよびLは適当な脱離基である)を、式(VIII)のヒドラジン化合物、
【化14】

(式中、R10は、請求項1に定義した通りである)と反応させ、続いて任意選択により、請求項1に定義した式(I)の別の化合物に変換するステップを含む方法。
【請求項16】
Gが、以下の基、
【化15】

である、請求項1に定義した式(I)の化合物を調製する方法であって、式(IX)の化合物、
【化16】

(式中、R10、R、R、R、R、YおよびWは、請求項1に定義した通りである)を、式(X)の化合物、
【化17】

(式中、Rは請求項1に定義した通りであり、Aは、H、OH、ClまたはOCORであり、Rは、C1〜4アルキル基である)と、適当な酸の存在下で反応させ、続いて任意選択により、請求項1に定義した式(I)の別の化合物に変換するステップを含む方法。
【請求項17】
Gが、以下の基、
【化18】

である、請求項1に定義した式(I)の化合物を調製する方法であって、式(XI)の化合物、
【化19】

(式中、R、R10、R、R、R、R、YおよびWは、請求項1に定義した通りである)を、適当な酸の存在下で反応させ、続いて任意選択により、請求項1に定義した式(I)の別の化合物に変換するステップを含む方法。
【請求項18】
Yがメチレンである、請求項1に定義した式(I)の化合物を調製する方法であって、式(XIII)の化合物、
【化20】

(式中、RおよびRは、請求項1に定義した通りであり、Bは、請求項1に定義した基−W−Rへの変換に適した基である)を、式(XIV)の化合物、
【化21】

(式中、Rは、請求項1に定義した通りであり、Xは、適当な脱離基である)と、適当な塩基の存在下で反応させ、続いて基Bを、請求項1に定義した基−W−Rに変換し、適当な還元剤を用いてニトロ基をアミノ基に還元し、続いて請求項1に定義した式(I)の化合物に変換するステップを含む方法。
【請求項19】
Yが、酸素、硫黄または−N(R)−から選択される、請求項1に定義した式(I)の化合物を調製する方法であって、式(II)の化合物、
【化22】

(式中、W、R、R、およびRは、請求項1に定義した通りであり、Y’は、OH、SHまたはNRHである)を、式(XV)の化合物、
G−Z
(XV)
(式中、Gは、
【化23】

から選択される基であり、R、R10、Rおよびnは、請求項1に定義した通りであり、Zは、適当な脱離基である)と、任意選択により適当な塩基の存在下、および任意選択により銅粉の存在下で反応させ、続いて、存在する場合、任意選択により保護基を除去し、任意選択により、請求項1に定義した式(I)の別の化合物に変換するステップを含む方法。
【請求項20】
Yがメチレンである、請求項1に定義した式(I)の化合物を調製する方法であって、式(XVI)の化合物、
【化24】

(式中、W、R、R、およびRは、請求項1に定義した通りであり、Y’は、CHO−である)を、式(XVII)の化合物、
G−Z
(XVII)
(式中、Gは、
【化25】

から選択される基であり、R、R10、Rおよびnは、請求項1に定義した通りであり、Zは、リチウム、MgBrもしくはMgClなどのMg−ハライド、またはSn、Pd、BもしくはCuの誘導体である)と反応させるステップを含む方法。

【公表番号】特表2009−500305(P2009−500305A)
【公表日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−518760(P2008−518760)
【出願日】平成18年7月4日(2006.7.4)
【国際出願番号】PCT/EP2006/006522
【国際公開番号】WO2007/003419
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(500561610)カロ バイオ アクチェブラーグ (17)
【Fターム(参考)】