説明

画像処理装置

【課題】 ホスト装置から「保存+印刷(プルーフ)」の設定を行った印刷ジョブを受信した場合には、1部出力した後に、そのジョブを一定期間ポーズ状態に保っておき、所望の出力結果でない場合には印刷データの属性変更を行ってから保存することができるようにすること。
【解決手段】 ホスト装置からネットワークを介して受信した印刷データを保存する保存手段と、「保存+印刷(プルーフ)」の設定されたジョブを受信する受信手段と、1部だけを出力した後に、ジョブの状態をポーズ状態にするよう制御する制御手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホスト装置からネットワークを介して受信した印刷データを保存することが可能な画像処理装置に関する。特に、印刷データの保存と印刷を同時に行う画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタやデジタル複写機などのように、ホスト装置からネットワークを介して受信した印刷データを印刷することが可能な画像処理装置には、「保存+印刷」という機能を備えている機器がある。この機能は、ホスト装置内のプリンタドライバを利用して「保存+印刷(プルーフプリント(お試し印刷)、あるいはストアwithプリントとも呼ばれる)」の設定を行って印刷した場合に、画像処理装置のハードディスクなどの記憶領域に画像データを保存するとともに、1部だけ出力する、という機能である。
【0003】
ストアwithプリントについては、USP6160629のようなアイデアが提案されている。
【0004】
また、コピー機能においても、このプルーフプリント機能を応用し、カラーコピーの際には1部だけを印刷するお試し印刷においてはモノクロ出力し、本印刷の場合にはカラー出力するというアイデアが提案されている。(特開2002−142050)。
【特許文献1】USP6160629号公報
【特許文献2】特開2002−142050号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、プリンタドライバから上述のように「保存+印刷」する機能を利用した場合には、印刷結果が望ましい出力結果でなかった場合にも、その設定で保存してしまうという問題があり、出力結果が望ましくなかった場合には、保存したデータに対して、再設定を行い、再度印刷して出力結果を確かめる、という手間がかかっていた。
【0006】
したがって、本発明の目的は、ホスト装置からネットワークを介して受信した印刷データを保存することが可能な画像処理装置において、ホスト装置から「保存+印刷(プルーフプリント(お試し印刷)、あるいはストアwithプリントとも呼ばれる)」の設定を行った印刷ジョブを受信した場合には、1部出力した後に、そのジョブを一定期間ポーズ状態に保っておき、所望の出力結果であれば一定期間経過後に自動で印刷データを保存し、所望の出力結果でない場合には印刷データの属性変更を行ってから保存することが可能な画像処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明では、請求項1記載の画像処理装置は、ホスト装置からネットワークを介して受信した印刷データを保存することが可能な画像処理装置であって、前記ホスト装置からネットワークを介して受信した印刷データを保存する保存手段と、前記ホスト装置から、印刷データを保存しかつ1部だけ出力するよう指示されたジョブを受信する受信手段と、前記受信手段により、前記印刷データを保存しかつ1部だけ出力するよう指示されたジョブを受信した際には、1部だけを出力した後に、前記ジョブの状態をポーズ状態にするよう制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、請求項2記載の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記ポーズ状態である印刷ジョブを、所定の時間が経過した後に、前記保存手段により、前記印刷データを画像処理装置に保存するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、請求項3記載の画像処理装置は、請求項1から2に記載の画像処理装置であって、前記ポーズ状態である印刷ジョブを、前記所定の時間が経過する前の前記ポーズ状態の間に、前記印刷ジョブの属性を変更可能とし、変更後の属性とともに印刷データを前記保存手段により前記印刷データを画像処理装置に保存するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、請求項4記載の画像処理装置は、請求項1から2に記載の画像処理装置であって、前記ポーズ状態である印刷ジョブを、前記所定の時間が経過する前の前記ポーズ状態の間に、保存しない旨の指示がされた場合には、前記保存手段には保存せず、そのままジョブを終了させるよう制御する制御手段を備えることを特徴とする。
【0011】
また、請求項5記載の画像処理装置は、請求項1から4記載の画像処理装置であって、前記ポーズ状態から前記保存手段に保存するまでの前記所定の時間、あるいは前記ポーズ状態から属性変更するまでの前記所定の時間、あるいは前記ポーズ状態から保存しない旨の指示がされるまでの前記所定の時間を、ユーザが任意の時間に設定することができる設定手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、本発明によれば、ホスト装置から「保存+印刷(プルーフプリント(お試し印刷)、あるいはストアwithプリントとも呼ばれる)」の設定を行った印刷ジョブを受信した場合には、1部出力した後に、そのジョブを一定期間ポーズ状態に保っておくことにより、ユーザが印刷結果を確認した上、所望の出力結果であれば一定期間経過後に自動で印刷データを保存させることができ、所望の出力結果でない場合には印刷データの属性変更を行ってから保存することが可能となり、「保存+印刷(プルーフプリント(お試し印刷)、あるいはストアwithプリントとも呼ばれる)」機能の使い勝手が向上し、ひいては画像処理装置の利便性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施例にかかわる画像処理システムの全体構成を、図1を参照しながら説明する。
【0014】
リーダー部(画像入力装置)200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダー部200は、原稿を読取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250とで構成される。
【0015】
プリンタ部(画像出力装置)300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット310と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット320と、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット330とで構成される。
【0016】
制御装置110は、リーダー部200、プリンタ部300と電気的に接続され、さらにネットワーク400を介して、ホストコンピュータ401,402と接続されている。
【0017】
制御装置110は、リーダー部200を制御して、原稿の画像データを読込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。また、リーダー部200から読取った画像データを、コードデータに変換し、ネットワーク400を介してホストコンピュータへ送信するスキャナ機能、ホストコンピュータからネットワーク400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を提供する。
【0018】
操作部150は、制御装置110に接続され、液晶タッチパネルで構成され、画像処理システムを操作するためのユーザI/Fを提供する。
【0019】
図2はリーダー部200及びプリンタ部300の概観図である。リーダー部の原稿給送ユニット250は原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット213の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー214、215、216及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)218へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD218によって読み取られる。
【0020】
222はリーダー画像処理回路部であり、CCD218から出力される画像データに所定の処理を施し、スキャナI/F140を介して制御装置110へと出力するところである。
【0021】
352はプリンタ画像処理回路部であり、プリンタI/F145を介して制御装置110から送られる画像信号をレーザードライバへと出力するところである。
【0022】
プリンタ部300のレーザドライバ317はレーザ発光部313、314、315、316を駆動するものであり、プリンタ画像処理部352から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部313、314、315、316を発光させる。このレーザ光はミラー340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351によって感光ドラム325、326、327、328に照射され、感光ドラム325、326、327、328にはレーザ光に応じた潜像が形成される。321、322、323、324は、それぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによって、潜像を現像するための現像器であり、現像された各色のトナーは、用紙に転写されフルカラーのプリントアウトがなされる。
【0023】
用紙カセット360、361及び手差しトレイ362のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ333を経て、転写ベルト334上に吸着され、搬送される。そして、感光ドラム325、326、327、328に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部335に搬送され、定着部335の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部335を通過した記録紙は排出ローラ336によって排出され、排紙ユニット370は排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。
【0024】
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ336のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ336の回転方向を逆転させ、フラッパ337によって再給紙搬送路338へ導く。再給紙搬送路338へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写ベルト334へ給紙される。
【0025】
<リーダー画像処理部の説明>
図4はリーダー画像処理部222の詳細な構成を示すブロック図である。
【0026】
このリーダー画像処理部222では、プラテンガラス211上の原稿はCCD218に読み取られて電気信号に変換される(CCD218はカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。そして、その電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部222に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部401でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのディジタル信号に変換される。そして、RGB信号はシェーディング部402で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、制御装置110へと出力される。
【0027】
<制御装置の説明>
制御装置110の機能を、図3に示すブロック図をもとに説明する。
【0028】
メインコントローラ111は、主にCPU112と、バスコントローラ113、各種I/Fコントローラ回路とから構成される。
【0029】
CPU112とバスコントローラ113は制御装置110全体の動作を制御するものであり、CPU112はROM114からROM I/F115を経由して読込んだプログラムに基いて動作する。また、ホストコンピュータから受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウェアによって処理される。バスコントローラ113は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
【0030】
DRAM116はDRAM I/F117によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
【0031】
Codec118は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、また逆に圧縮され蓄積されたコードデータをラスターイメージデータに伸長する。SRAM119はCodec118の一時的なワーク領域として使用される。Codec118はI/F120を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
【0032】
Graphic Processor135は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデータに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理をそれぞれ行う。SRAM136はGraphic Processor135の一時的なワーク領域として使用される。Graphic Processor135はI/F137を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
【0033】
Network Contorller121はI/F122によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ122によって外部ネットワークと接続される。
【0034】
汎用高速バス125には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124とI/O制御部126とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPCIバスがあげられる。
【0035】
I/O制御部126には、リーダー部200、プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されており、I/Oバス128によって外部I/F回路140,145に接続されている。
【0036】
パネルI/F132は、LCDコントローラ131に接続され、操作部150上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/F130とから構成される。
【0037】
操作部150は液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネルまたはハードキーにより入力された信号は前述したパネルI/F132を介してCPU112に伝えられ、液晶表示部はパネルI/F520から送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、本画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
【0038】
リアルタイムクロックモジュール133は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ電池134によってバックアップされている。
【0039】
E-IDEインタフェース161は、外部記憶装置を接続するためのものである。本実施例においては、このI/Fを介してハードディスクドライブ160を接続し、ハードディスク162へ画像データを記憶させたり、ハードディスク162から画像データを読み込む動作を行う。
【0040】
コネクタ142と147は、それぞれリーダー部200とプリンタ部300とに接続され、同調歩同期シリアルI/F(143,148)とビデオI/F(144,149)とから構成される。
【0041】
スキャナI/F140は、コネクタ142を介してリーダー部200と接続され、また、スキャナバス141によってメインコントローラ111と接続されており、リーダー部200から受け取った画像に対して所定の処理を施す機能を有し、さらに、リーダー部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス141に出力する機能も有する。
【0042】
スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
【0043】
プリンタI/F145は、コネクタ147を介してプリンタ部300と接続され、また、プリンタバス146によってメインコントローラ111と接続されており、メインコントローラ111から出力された画像データに所定の処理を施して、プリンタ部300へ出力する機能を有し、さらに、プリンタ部300から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス146に出力する機能も有する。
【0044】
DRAM116上に展開されたラスターイメージデータのプリンタ部への転送は、バスコントローラ113によって制御され、プリンタバス146、ビデオI/F149を経由して、プリンタ部300へDMA転送される。
【0045】
<スキャナI/Fの画像処理部の説明>
スキャナI/F140の画像処理を担う部分についての詳細な説明を行う。図6はスキャナI/F140の画像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。
【0046】
リーダー部200から、コネクタ142を介して送られる画像信号に対して、つなぎ&MTF補正部601で、CCD218が3ラインCCDの場合、つなぎ処理はライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正し、MTF補正は読取速度によって読取のMTFが変るため、その変化を補正する。読取位置タイミングが補正されたデジタル信号は入力マスキング部602によって、CCD218の分光特性及びランプ212及びミラー214、215、216の分光特性を補正する。入力マスキング部602の出力はACSカウント部405及びメインコントローラ111へと送られる。
【0047】
<ACSカウント部の説明>
ACS(オートカラーセレクト)カウント部の説明を図5を用いて行う。
【0048】
オートカラーセレクト(以下ACS)は、原稿がカラーなのか白黒なのかを判断する。つまり画素ごとの彩度を求めてある閾値以上の画素がどれだけ存在するかでカラー判定を行うものである。しかし、白黒原稿であっても、MTF等の影響により、ミクロ的に見るとエッジ周辺に色画素が多数存在し、単純に画素単位でACS判定を行うのは難しい。このACS手法はさまざまな方法が提供されているが、本実施例ではACSの方法にはこだわらない為、ごく一般的な手法で説明を行う。
【0049】
前記したように、白黒画像でもミクロ的に見ると色画素が多数存在するわけであるから、その画素が本当に色画素であるかどうかは、注目画素に対して周辺の色画素の情報で判定する必要がある。501はそのためのフィルタであり、注目画素に対して周辺画素を参照する為にFIFOの構造をとる。502はメインコントローラ111からセットされた507〜510のレジスタに設定された値と、リーダー部200から送られたビデオ制御信号512を元に、ACSをかける領域信号505を作成する回路である。503の色判定部は、ACSをかける領域信号505に基づき、注目画素に対して501のフィルタ内のメモリ内の周辺画素を参照し、注目画素が色画素か白黒画素かを決定する為の色判定部である。504は503の色判定部が出力した色判定信号の個数を数えるカウンタである。
【0050】
メインコントローラ111は読み込み範囲に対してACSをかける領域を決定し、507〜510のレジスタに設定する(本実施例では、原稿に対して独立で範囲を決める構成をとる)。また、メインコントローラ111はACSをかける領域内での色判定信号の個数を計数するカウンタの値を、所定の閾値と比較し、当該原稿がカラーなのか白黒なのかを判断する。
【0051】
507〜510のレジスタには、主走査方向、副走査方向それぞれについて、色判定部503が判定を開始する位置、判定を終了する位置を、リーダー部200から送られたビデオ制御信号512に基づいて設定しておく。本実施例では、実際の原稿の大きさよりもそれぞれ10mm程度小さめに設定している。
【0052】
<プリンタI/Fの画像処理部の説明>
プリンタI/F145の画像処理を担う部分についての詳細な説明を行う。図7はプリンタI/F145の画像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。
【0053】
メインコントローラ111から、プリンタバス146を介して送られる画像信号は、まずLOG変換部701に入力される。LOG変換部701では、LOG変換でRGB信号からCMY信号に変換する。次にモアレ除去部702でモアレが除去される。703はUCR&マスキング部で、モアレ除去処理されたCMY信号はUCR処理でCMYK信号が生成され、マスキング処理部でプリンタの出力にあった信号に補正される。UCR&マスキング部703で処理された信号はγ補正部704で濃度調整された後フィルタ部705でスムージング又はエッジ処理される。これらの処理を経て、コネクタ147を介してプリンタ部300へと画像が送られる。
【0054】
<Graphic Processorの説明>
Graphic Processor135についての詳細な説明を行う。図8はGraphic Processor135の詳細な構成を示すブロック図である。
【0055】
Graphic Processor135は、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理をそれぞれ行うモジュールを有する。SRAM136はGraphic Processor135の各々のモジュールの一時的なワーク領域として使用される。各々のモジュールが用いるSRAM136のワーク領域が競合しないよう、あらかじめ各々のモジュールごとにワーク領域が静的に割り当てられているものとする。Graphic Processor135はI/F137を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
【0056】
バスコントローラ113は、GraphicProcessor135の各々のモジュールにモード等を設定する制御及び、各々のモジュールに画像データを転送するためのタイミング制御を行う。
【0057】
<画像回転部の説明>
以下に画像回転部801における処理手順を示す。
【0058】
I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に画像回転制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は画像回転部801に対して画像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。尚、ここでは回転を行う画像サイズを32画素×32ラインとし、又、画像バス2008上に画像データを転送させる際に24byte(RGB各々8bitで1画素分)を単位とする画像転送を行うものとする。
【0059】
上述のように、32画素×32ラインの画像を得るためには、上述の単位データ転送を32×32回行う必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある。(図12参照)
不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、SRAM136に書き込まれる。例えば、90度反時計方向回転であれば、転送される画像データを、図13のようにY方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回転される。
【0060】
32画素×32ラインの画像回転(SRAM136への書き込み)が完了した後、画像回転部801はSRAM136から上述した読み出し方法で画像データを読み出し、バスコントローラ113に画像を転送する。
【0061】
回転処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、連続アドレッシングを以て、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
こうした一連の処理は、 CPU112からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
【0062】
<画像変倍部の説明>
以下に画像変倍部802における処理手順を示す。
【0063】
I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に画像変倍制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は画像変倍部802に対して画像変倍に必要な設定(主走査方向の変倍率、副走査方向の変倍率、変倍後の画像サイズ等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
【0064】
画像変倍部802は、受け取った画像データを一時SRAM136に格納し、これを入力バッファとして用いて、格納したデータに対して主走査、副走査の変倍率に応じて必要な画素数、ライン数の分の補間処理を行って画像を拡大もしくは縮小することで、変倍処理とする。変倍後のデータは再度SRAM136へ書き戻し、これを出力バッファとして画像変倍部802はSRAM136から画像データを読み出し、バスコントローラ113に転送する。
【0065】
変倍処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
【0066】
<色空間変換部の説明>
以下に色空間変換部803における処理手順を示す。
【0067】
I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に色空間変換制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は色空間変換部803およびLUT(ルック・アップ・テーブル)804に対して色空間変換処理に必要な設定(後述のマトリックス演算の係数、LUT804のテーブル値等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
【0068】
色空間変換部803は、受け取った画像データ1画素ごとに対して、まず下記の式で表される3×3のマトリックス演算を施す。
【0069】
【数1】

上式において、R、G、Bが入力、X、Y、Zが出力、a11、a12、a13、a21、a22、a23、a31、a32、a33、b1、b2、b3、c1、c2、c3がそれぞれ係数である。
【0070】
上式の演算によって、例えばRGB色空間からYuv色空間への変換など、各種の色空間変換を行うことができる。
【0071】
次に、マトリックス演算後のデータに対して、LUT804による変換を行う。これによって、非線形の変換をも行うことができる。当然、スルーのテーブルを設定することにより、実質的にLUT変換を行わないこともできる。
【0072】
その後、色空間変換部803は色空間変換処理された画像データをバスコントローラ113に転送する。
【0073】
色空間変換処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
【0074】
<画像二値化部の説明>
以下に画像二値化部805における処理手順を示す。
【0075】
I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に二値化制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は画像二値化部805に対して二値化処理に必要な設定(変換方法に応じた各種パラメータ等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
【0076】
画像二値化部805は、受け取った画像データに対して二値化処理を施す。本実施例では、二値化の手法としては、画像データを所定の閾値と比較して単純に二値化するものとする。もちろん、ディザ法、誤差拡散法、誤差拡散法を改良したものなど、いずれの手法によってもかまわない。
【0077】
その後、画像二値化部805は二値化処理された画像データをバスコントローラ113に転送する。
【0078】
二値化処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
【0079】
<PDL画像出力時のシーケンス>
図14は、本実施例におけるPDL画像出力の手順を示すフローチャートである。なお、図中のS3001〜S3008は各ステップを示す。
【0080】
PDL画像を出力する場合、S3001では、PC401上でユーザーが当該PDL画像出力ジョブのプリント設定を行う。プリント設定内容は、部数、用紙サイズ、片面/両面、ページ出力順序、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。
【0081】
S3002では、PC401上で印刷指示を与え、それと共にPC401上にインストールされているドライバソフトウェアが、印刷対象となるPC401上のコードデータをいわゆるPDLデータに変換して、S3001で設定したプリント設定パラメータとともに、本画像処理装置の制御装置110に、ネットワーク400を介してPDLデータを転送する。
【0082】
S3003では、制御装置110のメインコントローラ111のCPU112が、コネクタ122およびNetworkController121を介して転送されたPDLデータを前記プリント設定パラメータに基づいて、画像データに展開(ラスタライズ)する。画像データの展開は、DRAM116上に行われる。画像データの展開が完了するとS3004へ進む。
【0083】
S3004では、メインコントローラ111がDRAM116上に展開された画像データを、Graphic Processor135に転送する。
【0084】
S3005では、Graphic Processor135が、前記プリント設定パラメータとは独立に、画像処理を行う。例えば、前記プリント設定パラメータで指定された用紙サイズがA4であるにもかかわらず、プリンタ部300の給紙ユニット360にはA4R用紙しかない場合には、Graphic Processor135で画像を90度回転することによって、出力用紙にあわせた画像出力を行うことができる。画像データの画像処理が完了するとS3006へ進む。
【0085】
S3006では、Graphic Processor135がメインコントローラ111へ画像処理後の画像データを転送する。メインコントローラ111は転送されてきた画像データをDRAM116上に記憶する。
【0086】
S3007では、メインコントローラ111はプリンタI/F145およびコネクタ147を介して、プリンタ部300を制御しつつ、適切なタイミングでDRAM116上の画像データを、プリンタ部300へと転送する。
【0087】
S3008では、制御装置110が、プリンタ部300を制御して画像データをプリント出力する。画像データの転送が完了すると、すなわち当該PDLジョブが終了すると、プリント出力を終了する。
【0088】
<コピー画像出力時のシーケンス>
図15は、本実施例におけるコピー画像出力の手順を示すフローチャートである。なお、図中のS4001〜S4007は各ステップを示す。
【0089】
コピー画像を出力する場合、S4001では、操作部150上でユーザーが当該コピー画像出力ジョブのコピー設定を行う。コピー設定内容は、部数、用紙サイズ、片面/両面、拡大/縮小率、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。
【0090】
S4002では、操作部150上でコピー開始指示を与えると、制御装置110のメインコントローラ111はスキャナI/F140およびコネクタ142を介してリーダー部200を制御し、原稿の画像データの読み込み動作を行う。まず、原稿給送ユニット250は、載置された原稿を1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、その際同時に原稿のサイズを検知する。検知された原稿のサイズに基づいて原稿を露光走査することにより、画像データを読み取るわけである。読み取られた画像データはDRAM116上に記憶される。従来のコピー機では、前記コピー設定の拡大/縮小率の設定に応じて、すなわち副走査方向の変倍率に応じて光学ユニット213の移動速度を変化させることにより副走査方向の変倍処理を実現していた。しかしながら、本実施例では、前記コピー設定の拡大/縮小率の設定にかかわらず、必ず等倍(100%)で画像データを読み取り、変倍処理については、主走査方向、副走査方向ともに、後述するGraphic Processor135によって行うものとする。
【0091】
S4003では、メインコントローラ111がDRAM116上の画像データを、Graphic Processor135に転送する。
【0092】
S4004では、Graphic Processor135が、前記コピー設定パラメータに基づいて画像処理を行う。例えば、拡大400%の設定がなされているときには、Graphic Processor135内のモジュールである画像変倍部を用いて主走査方向、副走査方向、双方への変倍処理を行う。画像データの画像処理が完了するとS4005へ進む。
【0093】
S4005では、Graphic Processor135がメインコントローラ111へ画像処理後の画像データを転送する。メインコントローラ111は転送されてきた画像データをDRAM116上に記憶する。
【0094】
S4006では、メインコントローラ111はプリンタI/F145およびコネクタ147を介して、プリンタ部300を制御しつつ、適切なタイミングでDRAM116上の画像データを、プリンタ部300へと転送する。
【0095】
S4007では、制御装置110が、プリンタ部300を制御して画像データをプリント出力する。画像データの転送が完了すると、すなわち当該コピージョブが終了すると、プリント出力を終了する。
【0096】
次に、本発明の実施例である、ホスト装置から「保存+印刷(プルーフプリント(お試し印刷)、あるいはストアwithプリントとも呼ばれる)」の設定を行った印刷ジョブを受信した場合の動作について、図9〜図11を用いて説明する。
【0097】
図9は、ホスト装置のプリンタドライバUIでの「保存+印刷(お試し印刷)」を設定する画面の一例である。図において、格納先のボックス番号を選択し、「試し印刷する」欄にチェックを入れた後、OKボタンを押下する。
【0098】
図10は、図9で示したようにホスト装置のプリンタドライバから「保存+印刷(お試し印刷)」設定された印刷データを受信した際の画像処理装置の処理概要をフローチャートで示したものである。なお、図中のS10010〜S10090は各ステップを示す。
【0099】
まず、S10010では、ネットワークを介してホスト装置から印刷データを受信する。
【0100】
S10020では、受信した印刷データを解析し、「保存+印刷(お試し印刷)」設定がされているかどうかを判断する。もし、「保存+印刷(お試し印刷)」設定がされていない場合には、S10025へ進む。「保存+印刷(お試し印刷)」設定がされている場合には、S10030へ進む。
【0101】
S10025では、S10020で「保存+印刷(お試し印刷)」設定がされていない場合の処理であり、この場合、通常ジョブとして判断し、印刷データの出力を行う。なお、この図10のフローでは、通常ジョブの設定としてのフローを図示したが、保存ジョブの設定、セキュアジョブの設定等がなされた場合には、その設定に従う処理を行うものとする。
【0102】
S10030では、S10020で印刷データが「保存+印刷(お試し印刷)」設定がされていると判断した場合の処理であり、その場合、印刷データを1部だけ出力し、S10040へ進む。
【0103】
S10040では、S10030で1部だけ出力したあと、ジョブの状態をポーズ状態に遷移させ、印刷データの破棄を行わず、保持しておき、S10050へと進む。
【0104】
S10050では、S10040で保持している印刷データを保持しておくためのタイマーを初期化し、S10060へ進む。
【0105】
S10060では、S10050で初期化したタイマーが、所定の期間経過するまでの間、印刷データに関する属性の変更を受け付けられる状態になっており、属性の設定変更が行われたかどうか判断する。ここで設定変更ができる属性には、印刷濃度、両面/片面、出力用紙サイズ、縮小レイアウト、フィニッシング等の属性が挙げられる。もし、これらの属性が変更された場合には、S10065へ進む。属性の設定変更がされなかった場合には、S10070へ進む。
【0106】
S10065では、S10060で挙げたような属性の設定変更が行われた場合の処理であり、指定された属性について変更を行う。複数の属性変更を行ってもかまわない。属性変更を行ったら、S10030へ戻る。
【0107】
S10070では、S10060で挙げたような属性の設定変更が行われなかった場合の処理であり、ユーザは、ここで、ジョブを保存するか、しないかを選択することができる。もし、印刷データを保存しないという指示がされた場合には、S10075へ進む。そうでなければ、S10080へと進む。
【0108】
S10075では、S10070でポーズ状態であったジョブに対して、印刷データの保存をしないという指示がなされた場合の処理であり、この場合、印刷データを破棄し、ジョブを終了させる。
【0109】
S10080では、S10070でポーズ状態であったジョブに対して、何も指示がない場合の処理であり、この場合、タイマーが所定期間経過したかどうかを判断する。所定期間の設定については、後述する。もし、タイマーが所定期間過ぎていなければ、S10060へ戻る。タイマーが所定期間過ぎていれば、S10090へと進む。
【0110】
S10090では、S10050で初期化したタイマーがポーズ状態であったジョブを保持する期間が過ぎた後の処理であり、この場合、保存手段により印刷データを指示されたボックスに保存し、ジョブを終了する。以上が、ホスト装置のプリンタドライバから「保存+印刷(お試し印刷)」設定された印刷データを受信した際の画像処理装置の処理である。
【0111】
<オート保存タイムの変更>
ここで、ポーズ状態を保持する所定期間をユーザが変更する例について、図11を用いて説明する。
【0112】
ユーザは、ポーズ状態を保持する期間を変更する場合には、操作部150上で、ユーザモードキー(不図示)を押した後、[タイマー設定]を選択し、[オート保存タイムの変更]画面を表示させる。(図11)
上方向ボタン又は下方向ボタンを押して、オート保存タイムを設定した後、[OK]を押す。設定可能な範囲は、10秒〜60分の間としている。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1】本発明の画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像処理装置のリーダー部及びプリンタ部の外観図である。
【図3】本装置の制御装置部のブロック図である。
【図4】リーダー画像処理部のブロック図である。
【図5】ACSカウント部のブロック図である。
【図6】スキャナI/Fの画像処理に関する部分のブロック図である。
【図7】プリンタI/Fの画像処理に関する部分のブロック図である。
【図8】GraphicProcessorのブロック図である。
【図9】本実施例におけるホスト装置のプリンタドライバUIでの「保存+印刷(お試し印刷)」を設定する画面の一例である。
【図10】ホスト装置のプリンタドライバから「保存+印刷(お試し印刷)」設定された印刷データを受信した際の画像処理装置の処理概要を示すフローチャートである。
【図11】ポーズ状態を保持する期間をユーザが変更する際の画面の一例である。
【図12】画像回転部の動作を説明する図である。
【図13】画像回転部の動作を説明する図である。
【図14】PDL画像出力時のシーケンスを説明する図である。
【図15】コピー画像出力時のシーケンスを説明する図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホスト装置からネットワークを介して受信した印刷データを保存することが可能な画像処理装置であって、前記ホスト装置からネットワークを介して受信した印刷データを保存する保存手段と、前記ホスト装置から、印刷データを保存しかつ1部だけ出力するよう指示されたジョブを受信する受信手段と、前記受信手段により、前記印刷データを保存しかつ1部だけ出力するよう指示されたジョブを受信した際には、1部だけを出力した後に、前記ジョブの状態をポーズ状態にするよう制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記ポーズ状態である印刷ジョブを、所定の時間が経過した後に、前記保存手段により、前記印刷データを画像処理装置に保存するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記ポーズ状態である印刷ジョブを、前記所定の時間が経過する前の前記ポーズ状態の間に、前記印刷ジョブの属性を変更可能とし、変更後の属性とともに印刷データを前記保存手段により前記印刷データを画像処理装置に保存するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする請求項1から2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記ポーズ状態である印刷ジョブを、前記所定の時間が経過する前の前記ポーズ状態の間に、保存しない旨の指示がされた場合には、前記保存手段には保存せず、そのままジョブを終了させるよう制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1から2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記ポーズ状態から前記保存手段に保存するまでの前記所定の時間、あるいは前記ポーズ状態から属性変更するまでの前記所定の時間、あるいは前記ポーズ状態から保存しない旨の指示がされるまでの前記所定の時間を、ユーザが任意の時間に設定することができる設定手段を備えることを特徴とする請求項1から4記載の画像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2007−108942(P2007−108942A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−297879(P2005−297879)
【出願日】平成17年10月12日(2005.10.12)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】