説明

画像形成装置

【課題】カートリッジの交換時期が到来した場合に、交換すべきカートリッジの特定を容易に行うことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の画像形成部を組合せて使用して作像処理を実行する画像形成装置であって、装置筐体が複数の壁体を組合せた構造とされ、そのうちの一の壁体が他の壁体から分離して外方へ開閉自在とされ、各画像形成部は装置筐体内に設けられ、現像ユニットを含む着脱自在なカートリッジを有し、各カートリッジと開閉自在な一の壁体との間には、壁体の開閉動作に連動して各カートリッジに対してその脱着方向に移動付勢する個別付勢部117Y〜117Kが設けられ、一方、装置筐体内部には、各カートリッジの交換の要否を判定する判定部121が設けられていて、その判定結果にしたがって、対応する個別付勢部が選択的に入り切りされ、交換の必要なカートリッジが装置筐体外部へ取り出されるようにしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、若しくはこれらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、トナー像を形成する現像ユニットなどが着脱可能にカートリッジ化された画像形成装置におけるカートリッジの交換操作の操作性を向上させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機やプリンタ等の画像形成装置は、幅広いユーザによって日常業務において頻繁に使用される。
従って、画像形成装置は、その取り扱いに不慣れなユーザにとっても、メインテナンスを容易に行うことができる構造であることが望ましい。
例えば、感光体や、現像ユニット、清掃ユニット等を含むカートリッジの交換時期が到来した時にカートリッジの交換が容易に行うことができたり、紙詰まり等のジャムの処理が容易な構造であることが望ましい。
【0003】
特許文献1には、画像形成装置の転写部を扉と一体化し、扉の開動作に伴って転写部が外方に回動される構成が開示されている。
これにより、扉を開くと、転写部が画像形成装置の外に移動し、装置内部において像担持体と現像手段が一体となった各カートリッジが露出されることになるので、カートリッジ の着脱を容易に行うことができるとともに、ジャム処理を容易に行うことができる。
【特許文献1】特開2005−156782号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の画像形成装置のように、各色毎に複数のカートリッジを有する場合には、ユーザは、転写部と一体化された扉を開いても、装置内部のどのカートリッジを交換すべきかわかりにくく、特に画像形成装置の取り扱いに不慣れなユーザの場合には、交換すべきでないカートリッジを間違って交換してしまったり、すぐに交換すべきカートリッジを特定できず、交換に手間取ってしまうという事態が生じやすいという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑み、カートリッジの交換時期が到来した場合に、交換すべきカートリッジの特定を容易に行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、複数の画像形成部を組み合わせて使用して作像処理を実行する画像形成装置であって、装置筐体が複数の壁体を組み合わせた構造とされ、そのうちの一の壁体が他の壁体から分離して外方へ開閉自在とされ、前記各画像形成部は装置筐体内に設けられ、現像ユニットを含む着脱自在なカートリッジを有し、各カートリッジと前記開閉自在な一の壁体との間には、壁体の開閉動作に連動して前記各カートリッジに対してその脱着方向に移動付勢するカートリッジ個別付勢部が設けられ、一方、装置筐体内部には、各カートリッジの交換の要否を判定する判定部が設けられていて、その判定結果にしたがって、対応するカートリッジ個別付勢部が選択的に入り切りされ、交換の必要なカートリッジが装置筐体外部へ取り出されるようにしてある。
【0007】
前記壁体の開閉方向とカートリッジの着脱方向とは実質的に同一方向であり、前記カートリッジ個別付勢部は、前記壁体の開閉動作を各カートリッジに伝達する伝達機構である
こととすることができる。
前記伝達機構が、壁体を閉じた状態で各カートリッジと対向する壁体内面に設けられた、カートリッジと同数のフック又はピンと、各カートリッジに、前記フック又はピンと係合可能に設けられたピン又はフックで構成され、前記各フックは、判定部の判定結果で、ピンに係合する状態と係合解除する状態とに切り替え駆動する駆動部と連結されていることとすることができる。
【0008】
装置筐体内部において、各画像形成部は上下方向に並ぶよう配列されており、前記開閉自在な壁体が、前記画像形成部の並び方向と平行な、筐体前面の壁体であることとすることができる。
前記カートリッジは、少なくとも像担持体を含むドラムカートリッジと、像担持体の静電潜像を現像剤で顕像化する現像カートリッジとが一体化されたイメージングカートリッジであり、装置筐体内に構築したラックの各棚に着脱自在に収納されていることとすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、上記構成を備えることにより、何れかのカートリッジの交換が必要と判定された場合に、交換が必要と判定されたカートリッジのみが、壁体が開かれたときに、開動作に連動して装置筐体外部に取り出されるので、ユーザは、複数のカートリッジの中から交換が必要なカートリッジを容易に特定することができる。
又、壁体が開かれたときに開動作に連動してカートリッジが、装置筐体外部に取り出されるので、交換が必要なカートリッジが画像形成装置内に残っている場合に比べて、ユーザはカートリッジを取り出しやすく、カートリッジの交換操作を容易に行うことができる。
【0010】
ここで、前記各画像形成部の並び方向に沿ってシート搬送体が位置すると共に、このシート搬送体を介して各画像形成部と対向した状態で転写部が位置し、これらシート搬送体と転写部は、前記前面壁体に支持されており、前面壁体を閉じると、前記各画像形成部に近接して作像可能な状態となり、開くと前記各画像形成部から離間して内部点検可能な状態となり、一方、前記フック又はピンは、シート搬送体および転写部と干渉しない、シート搬送体外側方において前面壁体に支持されていることとすることができる。
【0011】
これにより、ジャムが発生した場合には、前面壁体を開くことにより、シート搬送路をイメージングカートリッジから離間させることができるので、ジャムを引き起こしたシートを容易に除去することができ、ジャム処理を容易に行うことができる。
又、本発明は、複数の画像形成部を組み合わせて使用し作像処理を実行する画像形成装置であって、装置筐体が複数の壁体を組み合わせた構造とされ、そのうちの一の壁体が他の壁体から分離して外方へ開閉自在とされ、装置筐体内の前記各画像形成部は、上下方向に並ぶよう配列され、現像ユニットを含む着脱自在なカートリッジを有し、前記開閉自在な一の壁体は、前記画像形成部の並び方向と平行な壁体であり、各カートリッジと前記開閉自在な一の壁体との間は、入り切り自在な連結部を介して連結されていて、壁体の開閉動作に連動して前記各カートリッジを装置筐体外部へ取り出される構成とされると共に、各連結部が切り状態にされたときカートリッジを前記壁体から遠ざける方向に移動付勢する弾機が設けられており、一方、装置筐体内部には、各カートリッジの交換の要否と前記壁体の開閉を判定する判定部が設けられていて、それの判定結果にしたがって、前記壁体の開動作に連動して対応するカートリッジと壁体との連結部が切断状態に切り替えられ、交換の必要なカートリッジが前記壁体から遠ざかる方向へ移動することとしてもよい。
【0012】
前記壁体の開閉方向とカートリッジの着脱方向とは実質的に同一方向であり、前記連結部が、壁体を閉じた状態で各カートリッジと対向する壁体内面に設けられた、カートリッジと同数のフック又はピンと、各カートリッジに、前記フック又はピンと係合可能に設けられたピン又はフックで構成され、前記各フックは、判定部の判定結果で、ピンに係合する状態と係合解除する状態とに切り替え駆動する駆動部と連結されていることとすることができる。
【0013】
前記弾機が圧縮スプリングであり、連結部の連結がきり状態となったとき、カートリッジは圧縮スプリングが圧縮状態から自由長に達する距離だけ、壁体から遠ざかることとすることができる。
前記開閉自在な壁体は、装置筐体前面の壁体であり、前記カートリッジは、少なくとも像担持体を含むドラムカートリッジと、像担持体の静電潜像を現像剤で顕像化する現像カートリッジとが一体化されたイメージングカートリッジであり、装置筐体内に構築したラックの各棚に着脱自在に収納されていることとすることができる。
【0014】
これにより、壁体が開かれたときに、全てのカートリッジが、開動作に連動して装置筐体外部に取り出されるとともに、交換が必要なカートリッジと壁体との連結部が切断状態に切り替えられ、当該カートリッジが他のカートリッジより壁体から遠ざけられた状態にされるので、ユーザは、交換が必要なカートリッジが画像形成装置内に残っている場合に比べ、カートリッジの交換操作を容易に行うことができるとともに、交換が必要なカートリッジを容易に特定することができる。
【0015】
ここで、前記イメージングカートリッジの並び方向に沿ってシート搬送体が位置すると共に、このシート搬送体を介して各イメージングカートリッジと対向した状態で転写部が位置し、これらシート搬送体と転写部は、前記前面壁体に支持されており、前面壁体を閉じると、各イメージングカートリッジに近接して作像可能な状態となり、開くとイメージングカートリッジから離間して内部点検可能な状態となり、一方、前記フック又はピンは、シート搬送体および転写部と干渉しない、シート搬送体外側方において前面壁体に支持されていることとすることができる。
【0016】
これにより、ジャムが発生した場合には、前面壁体を開くことにより、シート搬送路をイメージングカートリッジから離間させることができるので、ジャムを引き起こしたシートを容易に除去することができ、ジャム処理を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
[1] 第1の実施の形態
(画像形成装置の全体構成)
図1は、本実施の形態における画像形成装置1の全体概略構成を示す図である。
図1に示されるように、画像形成装置1は、装置筐体100の下部に給紙部110を、装置筐体100上部に排紙トレー部120を配し、その間を装置筐体内部において上下方向にシート搬送体として例えば搬送ベルト130を架設すると共に、搬送ベルト130に沿って、Y、M、C、K各色の画像形成部101Y、101M、101C、101Kを並べて配置した構成である。
【0018】
図示はしないが、搬送ベルト130を介して画像形成部101Y、101M、101C、101Kと対向した箇所には転写ローラが設けられている。
給紙部110には繰り出しローラ111が、また搬送ベルト130上端と排紙トレー部120との間には定着部140が設けられている。装置筐体100内部には上記の他に制御部150、ジャムセンサ151、152などが設けられている。
(筐体の構造)
装置筐体100は、前面壁体100a、背面壁体100b、底面壁体100c、上面壁体100d、及び左右側面の壁体(不図示)から組み立てられている。このうち、図1に示す例では前面壁体100aが図2に示すように開閉自在な構成となっている。
【0019】
詳しくは、例えば装置筐体の左右側面の壁体に伸縮式のスライドレール161、162の鞘部161a、162aを1壁面当り1対づつ取り付け、鞘部161a、162aから伸張された先端のレール161b、162bを前面壁体100aに取着した構成であり、取っ手163の押し引き操作によって、スライドレール161、162を鞘部161a、162aに対して引き出し或いは収納しつつ、前面壁体100aを開閉動作するのである。
【0020】
前記前面壁体100aには、さらにその内面側に少なくとも4本の支柱(それぞれ1対の支柱112、113)が間隔をおいて立設され、各支柱112、113の先端に架台114が取着されている。架台114は、搬送ベルト130が巻き掛けられた一対のローラ(不図示)及びY、M、C、K各色用に設けられる転写ローラ(不図示)を支持している。
【0021】
各支柱112、113の高さは、前面壁体100aを閉じた状態で、搬送ベルト130が各画像形成部101Y、101M、101C、101Kに近接し、画像形成部101Y、101M、101C、101Kと協働して作像が出来る状態を現出できるのに所要な高さに設定されている。
(フックの構成)
架台114において、搬送ベルト130の両外側方に位置するフレーム114a外面には、フック116Y、116M、116C、116Kと電磁ソレノイド117Y、117M、117C、117Kが設けられている。
【0022】
フック116Y、116M、116C、116Kは、それぞれ開脚閉脚自在な2つのレバー118Yと119Y、118Cと119C、118Mと119M、118Kと119Kからなり、その一方のレバー119Y、119M、119C、119Kがそれぞれ、電磁ソレノイド117Y、117M、117C、117Kに接続されている。電磁ソレノイド117Y〜117Kは、それぞれ、後述する判定部の判定結果にしたがって通電制御され、それによってフック116Y〜116Kが開脚閉脚動作する。
(画像形成部の構成)
画像形成部101Y〜101Kは、静電複写プロセスを実行して作像するものであり、感光体ドラムの周囲に帯電部、露光部、現像部、除電部等を配した構成をしている。この実施例では現像部を含む現像カートリッジ部分と、感光体ドラム、帯電部、除電部等の全て若しくは一部を含んだドラムカートリッジ部分とを一体化したイメージングカートリッジを用いている。カートリッジ構造のため、一括して交換することが出来る。
【0023】
各イメージングカートリッジ101Y、101M、101C、101Kは、筐体100内に設けられたラック102の各棚に収納されている。
イメージングカートリッジ101Kの外観を図3に示す。図3は黒色用のイメージングカートリッジ101Kを示しているが、他の色のものも同一構成である。図中、符号101Kaは、カートリッジケースを示す。
【0024】
このカートリッジケース101Kaの外面には、図示するように、フレーム114a外面に設けられたフック116Kと係合するピン103Kが突設されている。なお、図中、104Kは、フックとピンの係合を補助するプレートである。このプレートに、フック116Kの一方のレバー118Kが動きを規制されるので、ピンの係合を確実に行うことができる。
【0025】
イメージングカートリッジ101Y、101M、101C、101Kはそれぞれ図示しないトナーエンドセンサと感光体ドラム回転カウンタ(以下、単に「回転カウンタ」という。)を備えている。トナーエンドセンサはイメージングカートリッジが貯留するトナー残量が所定量以下になったことを検出する。
また、回転カウンタはイメージングカートリッジが備える感光体ドラムの累積回転数を記録する。イメージングカートリッジが未使用の状態(出荷前)では、回転カウンタのカウント値は0であり、当該イメージングカートリッジ作像を指示される度にカウントアップされる。
【0026】
イメージングカートリッジ101Y、101M、101C、101Kはそれぞれラック102と電気的接点を有しており、制御部150は当該接点を介してトナーエンドセンサの検出値や回転カウンタのカウント値を読み出す。
(その他の構成)
図1、2に示すように装置筐体100の上面壁体100dの上には操作パネル170が設けられている。操作パネル170は、タッチパネルとハードキーを備え、ユーザからの入力を受付取り、必要な情報を表示したりする。
【0027】
制御部150は、イメージングカートリッジ101Y〜101Kが備えるトナーセンサや回転カウンタ、ジャムセンサ151、152の検出値やカウント値を読み出したり、操作パネル170からユーザ入力を受け付けたりすると共に、これらのセンサ入力やユーザ入力に応じて、イメージングカートリッジ101Y〜101Kの各ピンとフレーム114a外面に設けられたフックとの係合状態を変化させるなど、画像形成装置1の各部の動作を制御する。
【0028】
(3) 制御部150の機能構成
次に、制御部150の機能構成について説明する。
図4は、制御部150の機能構成を示すブロック図である。図4に示されるように、制御部150は、カートリッジ寿命判定部121、ジャム判定部122及びソレノイド制御部123を備えている。
【0029】
カートリッジ寿命判定部121は、イメージングカートリッジ101Y〜101Kのトナーエンドセンサ並びに回転カウンタを参照してトナーの枯渇や感光体ドラムの消耗を検出し、イメージングカートリッジの寿命を判定する。具体的には、トナーエンドセンサにてトナー残量が所定量以下であることが検出された場合にはトナーが枯渇したと判定する。
【0030】
また、回転カウンタにて感光体ドラムの累積回転数が所定数以上となった場合には感光体ドラムが消耗したと判定する。ここで、「累積回転数」とは、イメージングカートリッジの出荷時から判定時点までの感光体ドラムの総回転数をいう。
カートリッジ寿命判定部121は、何れかのイメージングカートリッジが寿命であると判定した場合には、その旨を操作パネル170に表示すると共に、寿命を迎えたイメージングカートリッジのみがフレーム114aの外面に設けられた対応するフックと係合するようにソレノイド制御部123に指示する。
【0031】
ジャム判定部122はジャムセンサ151を通過した記録シートが所定時間内にジャムセンサ152を通過するか否かでジャムの発生を検出すると、その旨を操作パネル170に表示すると共に、イメージングカートリッジ101Y〜101Kとフレーム114aの外面に設けられた対応するフックとの係合をすべて解除するようにソレノイド駆動制御部123に指示する。
【0032】
ソレノイド駆動制御部123は、電磁ソレノイド117Y〜117Kそれぞれの通電状態を制御して、イメージングカートリッジ101Y〜101Kとフレーム114aの外面に設けられた対応するフックとを係脱させる。
(4) イメージングカートリッジの交換
制御部150は、イメージングカートリッジ101Y〜101Kのそれぞれについて交換の要否を定期的に確認し、交換の要否に応じてイメージングカートリッジ101Y〜101Kとフレーム114aの外面に設けられた対応するフックとの係合状態を制御する。
【0033】

これによって、前面壁体100aが開かれた際に、交換すべきイメージングカートリッジのみが引き出される。
図5は、イメージングカートリッジの交換に関して制御部150が定期実行する動作を示すフローチャートである。図5に示されるように、カートリッジ寿命判定部121は、トナーエンドセンサの検知結果を参照する(ステップS501)。
【0034】
トナーエンドセンサが何れもトナーエンドを検知していない場合(ステップS502:N)、カートリッジ寿命判定部121は各回転カウンタのカウンタ値を参照し(ステップS503)、カウンタ値が何れも閾値を超えていなかったら(ステップS504:N)、処理を終了する。
トナーエンドセンサの何れかがトナーエンドを検知した場合(ステップS502:Y)や、何れかのカウンタ値が閾値を超えている場合には(ステップS504:Y)、そのイメージングカートリッジを交換すべき旨を示す画面(図6(A))を操作パネル170に表示させる(ステップS505)。
【0035】
イメージングカートリッジを交換する旨の入力を操作パネル170にてユーザから受け付けると(ステップS506:Y)、ソレノイド駆動制御部123は交換すべきイメージングカートリッジ以外のイメージングカートリッジと、フレーム114aの外面に設けられた対応するフックとを係合させる電磁ソレノイドに通電して当該係合を解除し(ステップS507)、前面壁体100aを開状態にしてもよい旨の画面(図6(B))を表示する。
【0036】
(5) ジャム処理
制御部150は、画像形成時にジャムの発生の有無を監視し、発生の有無に応じてイメージングカートリッジ101Y〜101Kとフレーム114aの外面に設けられた対応するフックとの係合状態を制御する。
図7は、ジャム処理時の制御部150の動作を示すフローチャートである。図7に示されるように、ジャム判定部122は、記録シートがジャムセンサ151を通過したら(ステップS701:Y)、タイマに閾値をセットする(ステップS702)。その後、記録シートがジャムセンサ152を通過せず(ステップS703:N)、タイムアウトが発生したら(ステップS704:Y)、ソレノイド駆動制御部123にて電磁ソレノイド117Y〜117Kに通電し、イメージングカートリッジ101Y〜101Kとフレーム114aの外面に設けられた対応するフックとの係合を解除する(ステップS705)。
【0037】
そして、操作パネル170にてジャムの発生を通知する画面(図6(C))を表示して(ステップS706)、処理を終了する。
[2] 第2の実施の形態
第1の実施の形態においては、イメージングカートリッジの交換時期が到来したイメージングカートリッジのみを前面壁体と共に引き出させることにより、前面壁体100aが開状態において利用者が容易に交換対象となるイメージングカートリッジを特定できるようにしたが、本実施の形態においては、イメージングカートリッジを全て前面壁体100aとともに移動させた上で、交換対象となるイメージングカートリッジを他のイメージングカートリッジよりも突出させることにより、前面壁体100aが開状態において利用者に交換対象となるイメージングカートリッジを特定させる。
【0038】
以下、実施の形態1との相違点についてのみ説明し、共通する点については、説明を省略する。
(1) 画像形成装置の構成
図8は、本実施の形態に係る画像形成装置8の全体概略構成を示す図である。なお、第1の実施の形態に係る画像形成装置1において対応する部材がある場合には同じ符号が付されている。
【0039】
図8に示されるように、画像形成装置8は、画像形成装置1の構成に加えて前面壁体開閉センサ801を備えている。また、本実施の形態に係る作像部100が備えるイメージングカートリッジ101Y〜101Kは、ラック102に代えて、それぞれスライドレール802Y〜802Kに載置される。スライドレール802Y〜802Kは何れもフレーム114aの側面に固定されている。
【0040】
図9は、前面壁体100aが開かれた状態を例示する図である。図9に示されるように、イメージングカートリッジ101Kとフレーム114aの外面に設けられた対応するフックとの係合は解除されている。イメージングカートリッジ101Kは圧縮ばね901Kを備えており、圧縮ばね901Kの復元力によって、架台114から離れる方向へ突出する。
【0041】
一方、イメージングカートリッジ101Y〜101Cもまたそれぞれ同様な圧縮ばねを備えているものの、フレーム114aの外面に設けられた対応するフックと係合した状態でスライドレール802Y〜802C上に載置されているので、イメージングカートリッジ101Kとは異なって、突出しない。
(2) 制御部150の機能構成
次に、制御部150の機能構成について説明する。
【0042】
本実施の形態に係る制御部150は、第1の実施の形態に係る制御部150の構成に加えて前面壁体100aの開閉状態を判定する機能を有する。
図10は、本実施の形態に係る制御部150の機能構成を示すブロック図である。図10に示されるように、制御部150は、カートリッジ寿命判定部121、ジャム判定部122、ソレノイド制御部123及び前面壁体開判定部1001を備えている。
【0043】
前面壁体開判定部1001は、前面壁体開閉センサ801を参照して前面壁体100aの開閉状態を判定する。開状態にあると判定された場合には、寿命を迎えたイメージングカートリッジとフレーム114aの外面に設けられた対応するフックとの係合のみを解除するようにソレノイド制御部123に指示する。
(3) イメージングカートリッジの交換
制御部150は、イメージングカートリッジ101Y〜101Kのそれぞれについて交換の要否を定期的に確認し、交換の要否に応じてイメージングカートリッジ101Y〜101Kとフレーム114aの外面に設けられた対応するフックとの係合状態を制御する。これによって、前面壁体100aが開かれた際に、交換すべきイメージングカートリッジのみが突出される。
【0044】
図11は、イメージングカートリッジの交換に関して制御部150が定期実行する動作を示すフローチャートである。図11に示されるように、カートリッジ寿命判定部121は、トナーエンドセンサの検知結果を参照する(ステップS1101)。
トナーエンドセンサが何れもトナーエンドを検知していない場合(ステップS1102:N)、カートリッジ寿命判定部121は各回転カウンタのカウンタ値を参照し(ステップS1103)、カウンタ値が何れも閾値を超えていなかったら(ステップS1104:N)、処理を終了する。
【0045】
トナーエンドセンサの何れかがトナーエンドを検知した場合(ステップS1102:Y)や、何れかのカウンタ値が閾値を超えている場合には(ステップS1104:Y)、そのイメージングカートリッジを交換すべき旨を示す画面(図6(A))を操作パネル170に表示させる(ステップS1105)。
その後、前面壁体開判定部1001が前面壁体開閉センサ801にて前面壁体100aが開かれたのを検出したら(ステップS1106:Y)、ソレノイド駆動制御部123は交換すべきイメージングカートリッジとフレーム114aの外面に設けられた対応するフックとを係合させる電磁ソレノイドに通電して当該係合を解除して(ステップS1107)、交換すべきイメージングカートリッジを突出させる。
【0046】
[3] 補足
以上、本発明に係る画像形成装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこの実施の形態に限られないことは勿論である。
(1) 上記実施の形態においては、感光体ドラムの累積回転数に基づいてイメージングカートリッジの寿命を判定したが、他の判定基準、例えば、製造年月日からの経過時間、イメージングカートリッジの使用時間、印刷枚数等に基づいて行うこととしてもよい。
【0047】
又、実施の形態1及び2では、トナーエンドを検出することによってもイメージングカートリッジの寿命を判定したが、他の判定基準、例えば、製造年月日からの経過時間、トナー残量、トナー消費量、印刷枚数等に基づいて行うこととしてもよい。
(2) 上記実施の形態においては、前面壁体100aを開状態にする際に転写部も滑動させることとしたが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、例えば、イメージングカートリッジを挟んで前面壁体100aとは反対側に転写部を設ければ、前面壁体100aが開かれた際に、転写部を移動させることなくイメージングカートリッジを引き出すことができる。このようにすれば、前面壁体100aを開状態にするのに要する力を減らしユーザの利便性に資することができる。
【0048】
(3) 上記実施の形態においては、画像形成装置のユーザに対し操作パネル170の表示部にて通知を行なうこととしたが、ユーザに対する通知は視覚によるものに限られず、例えば、音声通知を行ってもよい。
(4) 上記実施の形態においては、前面壁体100aを略水平方向にスライド移動させることにより、イメージングカートリッジを引き出すこととしたが、引き出す方法がこれに限定されないのは言うまでもなく、支点を中心に前面壁体100aを回動させることによってイメージングカートリッジを引き出すこととしてもよい。
【0049】
(5) 上記実施の形態においては特に触れていないが、操作パネル170にてユーザの指示入力を受け付けることによって、イメージングカートリッジ101Y〜101Kとフレーム114aの外面に設けられた対応するフックとを係脱させてもよい。
(6) 上記実施の形態においては特に言及しなかったが、イメージングカートリッジ101Y〜101Kとフレーム114aの外面とはイメージングカートリッジ101Y〜101Kの片側面のみで係合させてもよいし、両側面で係合させてもよい。
【0050】
(7) 上記実施の形態においては、各イメージングカートリッジが作像を指示されるたびに回転カウンタをカウントアップするとしたが、これに代えて次のようにしても良い。すなわち、感光体ドラムの画像形成領域外に設けられた検知マークを反射型光学センサにて検知することにより感光体ドラムの回転を検知し、感光体ドラムの累積回転数を計数しても良い(例えば、特開2006−85040号公報の図8を参照)。
【0051】
(8) 上記実施の形態においては特に言及しなかったが、各フック116Y〜116Kの固定アームと回動アームとに挟持されるピン103Y〜103Kは、感光体ドラムの回転軸をカートリッジケースの外面に突出させた部分であってもよい。
(9)上記実施の形態においては、フレーム114a外面に係合用のフック116Y〜116Kとそれらを開脚閉脚動作させる電磁ソレノイド117Y〜117Kとを設け、イメージングカートリッジ101Y〜101Kに各フックと係合するピンを設けることとしたが、両者を逆にしてもよい。
【0052】
(10)上記実施の形態においては特に言及しなかったが、イメージングカートリッジとフレーム114a外面との係合の機構は、上記実施の形態において用いた機構に限定されず、例えば、ステッピングモータ軸にピニオンを取り付け、ピニオンを、ピニオンと噛合するラックと係合させて、ピニオンが回転すると、回転に連動してラックが上下するように構成し、ラックの先端部が、カートリッジケースに設けられた係合部と係合するように構成することで、係合の解除を制御することとしてもよい。
【0053】
又、ステッピングモータ軸にカムを取り付け、カムの回転を制御することでカートリッジケースに設けられた係合部との係合及び係合の解除を制御することとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は、複写機、プリンタ、若しくはこれらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、トナー像を形成する現像ユニットなどが着脱可能にカートリッジ化された画像形成装置におけるカートリッジの交換操作の操作性を向上させる技術として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本実施の形態における画像形成装置1の全体概略構成を示す図である。
【図2】画像形成装置1の前面壁体100aが開かれた状態を例示する図である。
【図3】イメージングカートリッジ101Kの外観を示す斜視図である。
【図4】制御部150の機能構成を示すブロック図である。
【図5】イメージングカートリッジの交換に関して、制御部150が定期実行する動作を示すフローチャートである。
【図6】操作パネル170の表示画面を例示する図である。
【図7】ジャム処理時の制御部150の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置8の全体概略構成を示す図である。
【図9】画像形成装置8の前面壁体100aが開かれた状態を例示する図である。
【図10】第2の実施の形態に係る制御部150の機能構成を示すブロック図である。
【図11】イメージングカートリッジの交換に関して、第2の実施の形態に係る制御部150が定期実行する動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0056】
1、8…………………画像形成装置
100…………………装置筐体
100a………………前面壁体
100b………………背面壁体
100c………………底面壁体
100d………………上面壁体
101Y〜101K…画像形成部
102…………………ラック
103Y〜103K…ピン
104Y〜104K…プレート
110…………………給紙部
111…………………繰り出しローラ
112、113………支柱
114…………………架台
114a………………フレーム
116…………………フック
117Y〜117K…電磁ソレノイド
118Y〜118K…レバー
119Y〜119K…レバー
120…………………排紙トレー部
121…………………カートリッジ寿命判定部
122…………………ジャム判定部
123…………………ソレノイド駆動制御部
130…………………搬送ベルト
140…………………定着部
150…………………制御部
151、152………ジャムセンサ
161、162………スライドレール
161a、162a…鞘部
161b、162b…先端レール
163…………………取っ手
170…………………操作パネル
801…………………前面壁体開閉センサ
802Y〜802K…スライドレール
901K………………圧縮ばね
1001………………前面壁体開判定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像形成部を組み合わせて使用して作像処理を実行する画像形成装置であって、
装置筐体が複数の壁体を組み合わせた構造とされ、そのうちの一の壁体が他の壁体から分離して外方へ開閉自在とされ、
前記各画像形成部は装置筐体内に設けられ、現像ユニットを含む着脱自在なカートリッジを有し、各カートリッジと前記開閉自在な一の壁体との間には、壁体の開閉動作に連動して前記各カートリッジに対してその脱着方向に移動付勢するカートリッジ個別付勢部が設けられ、
一方、装置筐体内部には、各カートリッジの交換の要否を判定する判定部が設けられていて、その判定結果にしたがって、対応するカートリッジ個別付勢部が選択的に入り切りされ、交換の必要なカートリッジが装置筐体外部へ取り出されるようにしてある
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記壁体の開閉方向とカートリッジの着脱方向とは実質的に同一方向であり、
前記カートリッジ個別付勢部は、前記壁体の開閉動作を各カートリッジに伝達する伝達機構であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記伝達機構が、壁体を閉じた状態で各カートリッジと対向する壁体内面に設けられた、カートリッジと同数のフック又はピンと、各カートリッジに、前記フック又はピンと係合可能に設けられたピン又はフックで構成され、
前記各フックは、判定部の判定結果で、ピンに係合する状態と係合解除する状態とに切り替え駆動する駆動部と連結されている
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
装置筐体内部において、各画像形成部は上下方向に並ぶよう配列されており、
前記開閉自在な壁体が、前記画像形成部の並び方向と平行な、筐体前面の壁体である
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記カートリッジは、少なくとも像担持体を含むドラムカートリッジと、像担持体の静電潜像を現像剤で顕像化する現像カートリッジとが一体化されたイメージングカートリッジであり、装置筐体内に構築したラックの各棚に着脱自在に収納されている
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記各画像形成部の並び方向に沿ってシート搬送体が位置すると共に、このシート搬送体を介して各画像形成部と対向した状態で転写部が位置し、これらシート搬送体と転写部は、前記前面壁体に支持されており、前面壁体を閉じると、前記各画像形成部に近接して作像可能な状態となり、開くと前記各画像形成部から離間して内部点検可能な状態となり、
一方、前記フック又はピンは、シート搬送体および転写部と干渉しない、シート搬送体外側方において前面壁体に支持されている
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記カートリッジは、少なくとも像担持体を含むドラムカートリッジと分離可能に設けられ、像担持体の静電潜像を現像剤で顕像化する現像カートリッジである
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記判定部は、各現像カートリッジの有効期間又は駆動時間又は現像剤使用量が設定値を越えたかどうかを監視し、設定値を超えたカートリッジを交換すべきカートリッジと判定する
ことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記判定部は、ドラムカートリッジの有効期間又は駆動時間が設定値を越えたかどうかを監視し、設定値を越えたカートリッジを交換すべきカートリッジと判定する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
複数の画像形成部を組み合わせて使用し作像処理を実行する画像形成装置であって、
装置筐体が複数の壁体を組み合わせた構造とされ、そのうちの一の壁体が他の壁体から分離して外方へ開閉自在とされ、
装置筐体内の前記各画像形成部は、上下方向に並ぶよう配列され、現像ユニットを含む着脱自在なカートリッジを有し、前記開閉自在な一の壁体は、前記画像形成部の並び方向と平行な壁体であり、各カートリッジと前記開閉自在な一の壁体との間は、入り切り自在な連結部を介して連結されていて、壁体の開閉動作に連動して前記各カートリッジを装置筐体外部へ取り出される構成とされると共に、各連結部が切り状態にされたときカートリッジを前記壁体から遠ざける方向に移動付勢する弾機が設けられており、
一方、装置筐体内部には、各カートリッジの交換の要否と前記壁体の開閉を判定する判定部が設けられていて、それの判定結果にしたがって、前記壁体の開動作に連動して対応するカートリッジと壁体との連結部が切断状態に切り替えられ、交換の必要なカートリッジが前記壁体から遠ざかる方向へ移動する
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項11】
前記壁体の開閉方向とカートリッジの着脱方向とは実質的に同一方向であり、
前記連結部が、壁体を閉じた状態で各カートリッジと対向する壁体内面に設けられた、カートリッジと同数のフック又はピンと、各カートリッジに、前記フック又はピンと係合可能に設けられたピン又はフックで構成され、
前記各フックは、判定部の判定結果で、ピンに係合する状態と係合解除する状態とに切り替え駆動する駆動部と連結されている
ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記弾機が圧縮スプリングであり、連結部の連結がきり状態となったとき、カートリッジは圧縮スプリングが圧縮状態から自由長に達する距離だけ、壁体から遠ざかる
ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記開閉自在な壁体は、装置筐体前面の壁体であり、
前記カートリッジは、少なくとも像担持体を含むドラムカートリッジと、像担持体の静電潜像を現像剤で顕像化する現像カートリッジとが一体化されたイメージングカートリッジであり、装置筐体内に構築したラックの各棚に着脱自在に収納されている
ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
【請求項14】
前記イメージングカートリッジの並び方向に沿ってシート搬送体が位置すると共に、このシート搬送体を介して各イメージングカートリッジと対向した状態で転写部が位置し、これらシート搬送体と転写部は、前記前面壁体に支持されており、前面壁体を閉じると、各イメージングカートリッジに近接して作像可能な状態となり、開くとイメージングカートリッジから離間して内部点検可能な状態となり、
一方、前記フック又はピンは、シート搬送体および転写部と干渉しない、シート搬送体外側方において前面壁体に支持されている
ことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
【請求項15】
前記カートリッジは、少なくとも像担持体を含むドラムカートリッジと分離可能に設けられ、像担持体の静電潜像を現像剤で顕像化する現像カートリッジである
ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
【請求項16】
前記判定部は、各現像カートリッジの有効期間又は駆動時間又は現像剤使用量が設定値を越えたかどうかを監視し、設定値を超えたカートリッジを交換すべきカートリッジと判定する
ことを特徴とする請求項13〜15の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項17】
前記判定部は、ドラムカートリッジの有効期間又は駆動時間が設定値を越えたかどうかを監視し、設定値を越えたカートリッジを交換すべきカートリッジと判定する
ことを特徴とする請求項13又は14に記載の画像形成装置。
【請求項18】
装置筐体内部において、シート搬送部が上下方向に架設され、各画像形成部はシート搬送部よりも筐体背面側で且つシート搬送部に沿って上下方向に並ぶよう配列されており、
前記開閉自在な壁体が、前記画像形成部の並び方向と平行な、筐体背面の壁体である
ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−282077(P2009−282077A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−131099(P2008−131099)
【出願日】平成20年5月19日(2008.5.19)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】