説明

画像形成装置

【課題】ジョブ情報の読み出し及び書き込みの動作速度の低下の防止及び大量蓄積化を図り、ジョブ情報の管理機能の向上を図ること。
【解決手段】ジョブ履歴データを記憶するRAM12と、ジョブ履歴データを記憶するRAM12よりも容量が大きい不揮発性のHDD13と、ジョブ履歴データを圧縮してHDD13に記憶させ、ジョブ履歴データを管理する制御部10と、を備える画像形成装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、複写機又はこれらの画像形成機能、複写機能、スキャン機能及びファックス機能等の種々の機能が搭載されたMFP(Multi Function Printer)等の画像形成装置が知られている。
【0003】
画像形成装置が実行するジョブの情報(以下、ジョブ情報)は、実行が完了したジョブのジョブ情報をメモリに記憶させ、当該ジョブ情報をユーザの用途や予め定められた項目に従って集計し、この集計結果を表示したりジョブ情報の履歴を表示したりすることを目的として管理されている。
【0004】
例えば、クライアントコンピュータからジョブ情報を集計する際の集計項目が設定され、ジョブログ記録部に記録されたジョブ情報から設定された集計項目に基づいてジョブ情報を取得し、取得したジョブ情報に含まれる履歴情報を集計し、集計した履歴情報の集計結果をクライアントコンピュータに出力することにより、クライアントコンピュータからプリンタに出力されたジョブ情報を管理するジョブアカウントサーバ、が開示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−178325号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、ジョブ情報を画像形成装置の外部に設けられた外部装置に保存させ、当該外部装置においてジョブ情報を管理させている。そのため、画像形成装置と外部装置とのジョブ情報を送受信する通信状態の影響を受けやすく、ジョブ情報をメモリに保存できず保存待機状態となってしまったり、ジョブ情報をメモリから読み出すことができず読み出し待機状態となってしまったりして、ジョブ情報を保存するメモリへの通信速度が低下する恐れがあり、不安定なものである。
【0006】
また、外部装置にジョブ情報を保存させずに画像形成装置内のメモリにジョブ情報を保存したとしても、当該メモリには記憶容量の制限があるため、古いジョブ情報から順次削除されてしまったり、当該メモリが揮発性メモリである場合には電源がオフされた際にメモリ上に記憶されていたジョブ情報が消滅してしまったり、という問題がある。また、実行が完了したジョブ情報を不揮発性のメモリ(例えばHDD等)に記憶させる場合であっても、当該不揮発性のメモリにも記憶容量の制限があるため、当該不揮発性のメモリを圧迫するという問題が生じる。
【0007】
本発明の課題は、上記問題に鑑みて、ジョブ情報の読み出し及び書き込みの動作速度の低下の防止及び大量蓄積化を図り、ジョブ情報の管理機能の向上を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、実行が完了したジョブのジョブ情報を記憶する第1記憶部と、前記ジョブ情報を記憶する前記第1記憶部よりも容量が大きい不揮発性の第2記憶部と、前記ジョブ情報を圧縮して前記第2記憶部に記憶させ、前記ジョブ情報を管理する制御部と、を備える画像形成装置が提供される。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御部は、予め設定された日時よりも古い日時に実行が完了したジョブ情報を圧縮して前記第2記憶部に記憶させる。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記予め設定された日時として、所定時間が経過する度に前記第1記憶部に記憶された前記ジョブ情報を圧縮して前記第2記憶部に記憶させる。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置に対して電力の供給指示を行う電源供給指示部と、日時を計測する計時部と、を備え、前記制御部は、前記第1記憶部に記憶されている前記ジョブ情報を前記第2記憶部に記憶させ、前記予め設定された日時よりも古い日時として、前記入力部による電力の供給指示があるとき、又は、前記計時部によって日付が変わったとき、前記第2記憶部に記憶されている前記ジョブ情報を圧縮して前記第2記憶部に記憶させる。
【0012】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記ジョブ情報を表示する表示部と、前記表示部に前記第2記憶部に記憶されている前記ジョブ情報を表示させる指示を受け付ける入力部と、を備え、前記制御部は、前記入力部により前記第2記憶部に記憶されている前記ジョブ情報を表示させる指示を受け付けた場合、前記入力部により表示させる指示が受け付けられた第2記憶部に記憶されている前記ジョブ情報を検索し、当該ジョブ情報が圧縮されている場合には伸張し、当該伸張したジョブ情報又は検索され圧縮されていない前記ジョブ情報を前記第1記憶部に記憶させ、前記第1記憶部に記憶された当該ジョブ情報を前記表示部に表示させる。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の発明によれば、画像形成装置内にジョブ情報を記憶する第1記憶部と、第1記憶部よりも容量が大きく圧縮されたジョブ情報が記憶される不揮発性の第2記憶部を備えることから、ジョブ情報を2重で管理することができると共に、記憶されているジョブ情報の書き込みや読み出しを行なう際に外部機器の影響を受けずに一定した動作速度を保ち、かつ、第2記憶部により大量蓄積化を図ることができるため、ジョブ情報の管理機能の向上を図ることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、予め設定された日時よりも古い日時に実行が完了したジョブ情報を圧縮して記憶することができるため、過去の参照頻度等の使用頻度が少ないジョブ情報を圧縮することができ、第2記憶部の容量を効率的に利用することができると共に、使用頻度の高い比較的新しい日時のジョブ情報が圧縮されることを防止でき、使用時に伸張する作業を省くことができる。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、画像形成装置が他の処理を並行して行っている場合、高速な動作が求められるが、一旦、高速にジョブ情報の読み出し及び書き込みが可能な第1記憶部に一次的にジョブ情報を記憶させ、所定時間が経過する度に第1記憶部に記憶されているジョブ情報を第2記憶部に圧縮して記憶させることにより、第2記憶部の容量の圧迫を防ぎつつ第2記憶部へのジョブ情報の書き込みの頻度を下げることができ、即座に他の処理を実行可能とすることができる。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、電源の供給指示があるとき、又は、日付が変わったときに、ジョブ情報を圧縮して第2記憶部に記憶させることができるため、画像形成装置が他の処理を並行して行って高速な動作が求められる前に、ジョブ情報の圧縮を実行することができ、他の処理を実行可能の妨げとなることを防止できる。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、第2記憶部に記憶されているジョブ情報を表示部に表示させる場合、ジョブ情報が圧縮されている場合には伸張して非圧縮のジョブ情報とし、そして、一旦、第2記憶部よりも高速に読み出し及び書き込みが可能な第1記憶部に記憶させ、この第1記憶部に記憶されたジョブ情報を表示することにより、ジョブ情報を表示させた後の処理の実行速度を第2記憶部から直接読み出す場合よりも高速化できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
[実施の形態1]
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態1における画像形成装置の構成図を示す。
【0019】
図1に示すように、画像形成装置は、制御部10、不揮発メモリ11、RAM(Random Access Memory)12、HDD(Hard Disk Drive)13、操作部14、表示部15、画像メモリ16、画像処理部17、通信部18、画像読取部20、プリント部30等を備え、各部は互いに電気的に接続されている。
【0020】
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、不揮発メモリ11に記憶されているシステムプログラム、各種制御プログラム、各種データをRAM12内に展開し、これらのプログラム及びデータとの協働により、画像形成装置を構成する各部を統括的に制御する。
【0021】
また、制御部10は、日時を計測する計時部としてのタイマ機能を有すると共に、実行が完了したジョブのジョブ情報(以下、ジョブ履歴データ)をRAM12及びHDD13に記憶させるジョブ履歴データ記憶処理と、操作部14からの指示に従って表示部15にジョブ履歴データを表示させるジョブ履歴データ表示処理と、を行い、ジョブ履歴データを管理する制御部としての機能を実現する。
【0022】
制御部10は、ジョブ履歴データ記憶処理を実行する際、HDD13にジョブ履歴データを記憶させる場合には、RAM12内の後述する中間バッファに一旦ジョブ履歴データを記憶させ、予め設定された日時よりも古い日時として所定時間が経過する度に中間バッファに記憶されたジョブ履歴データをHDD13に記憶させ、当該HDD13に記憶されたジョブ履歴データを圧縮して記憶させる。
【0023】
制御部10は、ジョブ履歴データ表示処理を実行する際、操作部14によりHDD13に記憶されているジョブ履歴データを表示部15に表示させる指示を受け付けた場合には、中間バッファに記憶されたジョブ履歴データをHDD13に記憶させ、RAM12内の後述するジョブ履歴管理領域に記憶されているジョブ履歴データの件数を記憶した後、HDD13に記憶されているジョブ履歴データを予め設定された条件に基づいて検索し、当該ジョブ履歴データが圧縮されている場合には伸張し、非圧縮の検索されたジョブ履歴データをジョブ履歴管理領域に記憶させ、当該ジョブ履歴管理領域に記憶された当該ジョブ履歴データを表示部15に表示させる。そして、HDD13に記憶されているジョブ履歴データの表示を終了する場合、HDD13に記憶されているジョブ履歴データのうち最新のジョブ履歴データから記憶していた件数のジョブ履歴データをジョブ履歴管理領域に記憶させ、また、HDD13内において存在する伸張したジョブ履歴データを削除して、HDD13に記憶されているジョブ履歴データを表示部15に表示させる前の状態にジョブ履歴管理領域の状態を戻す。
【0024】
不揮発メモリ11は、ROM(Read Only Memory)やHDD等の不揮発性のメモリを備え、制御部10により実行されるシステムプログラム、各種制御プログラム、ジョブ履歴データ記憶処理及びジョブ履歴データ表示処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムに係るデータ等を記憶している。
【0025】
RAM12は、制御部10によって実行される各種プログラム及びこれらに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成すると共に、予約ジョブ管理領域12a、ジョブ履歴管理領域12b、中間バッファ12cを有し、実行が完了したジョブのジョブデータをジョブ履歴データとして記憶し、ジョブ履歴データの書き込み及び読み出しがHDD13よりも高速な第1記憶部としての機能を実現する。
【0026】
なお、本実施の形態1においては、第1記憶部としてRAM12を挙げて説明するが、これに限らず、第2記憶部(本実施の形態1ではHDD13)よりも高速にジョブ履歴データの書き込み及び読み出しが可能なメモリであればよい。
【0027】
図2に、RAM12内の構成を示す。
図2に示すように、RAM12は、予約ジョブ管理領域12a、ジョブ履歴管理領域12b、中間バッファ12cを有している。
【0028】
予約ジョブ管理領域12aは、RAM12内において予め設定された領域であり、予約され実行が完了していないジョブのジョブデータが記憶される領域である。
【0029】
ジョブ履歴管理領域12bは、RAM12内において予め設定された領域であり、実行が完了したジョブのジョブデータがジョブ履歴データとして記憶される領域である。
【0030】
中間バッファ12cは、RAM12内において予め設定された領域であってジョブ履歴管理領域12bよりも小さい領域であり、HDD13に記憶するジョブ履歴データが予め設定された数だけ一時的に記憶される領域である。
【0031】
HDD13は、履歴ファイル13aと、圧縮された履歴ファイル(圧縮履歴ファイル)13bと、伸張された圧縮履歴ファイル(伸張履歴ファイル)13cとを記憶、即ち、非圧縮のジョブ履歴データと、圧縮されたジョブ履歴データとを記憶し、RAM12よりも容量が大きい不揮発性の第2記憶部としての機能を実現する。
【0032】
なお、本実施の形態1においては、第2記憶部としてHDD13を挙げて説明するが、これに限らず、第1記憶部(本実施の形態1ではRAM12)よりも大容量の不揮発性のメモリあればよい。
【0033】
図3に、HDD13内に記憶されている履歴ファイル13a、圧縮履歴ファイル13b、伸張履歴ファイル13cの例を示す。
【0034】
図3に示すように、履歴ファイル13aは、日付単位で分別された複数のジョブ履歴データが未圧縮の状態で格納されている。なお、ジョブ履歴データとしては、実行が完了したジョブのジョブデータの他に、電源のON/OFFの情報もジョブ履歴データとして扱ってもよい。
【0035】
圧縮履歴ファイル13bは、圧縮された履歴ファイルであり、予め定められた形式で圧縮された日付単位で分別された複数のジョブ履歴データの集合である。
【0036】
伸張履歴ファイル13cは、伸張された圧縮履歴ファイルであり、圧縮された日付単位で分別され複数のジョブ履歴データが伸張されて生成されたジョブ履歴データの集合である。
【0037】
操作部14は、当該画像形成装置に対して電源の供給指示を行う電源供給指示部としての電源スイッチ、コピースタートキー、テンキー等の各種操作ハードキーを備え、これらの操作ハードキーの操作信号を制御部10に出力する。また、操作部14は、表示部15のLCDを覆うように設けられたタッチパネルを有し、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を制御部10に出力することにより、表示部15に表示された画面上において、RAM12又はHDD13に記憶されているジョブ履歴データを表示させる指示を受け付ける入力部として機能する。
【0038】
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示画面と、表示画面上に操作画面を表示させるためのデータを一時的に記憶するVRAM(Video Random Access Memory)等を備え、制御部10からVRAMに書込まれたデータに従って、所要の各種画面の表示を行う。また、表示部15は、制御部10からの指示に従って、ジョブ履歴データを表示する第1ジョブ履歴表示画面G1及び第2ジョブ履歴表示画面G2を表示画面上に表示する表示部としての機能を実現する。
【0039】
図4に、第1ジョブ履歴表示画面G1の例を示し、図5に第2ジョブ履歴表示画面G2の例を示す。
【0040】
図4に示すように、第1ジョブ履歴表示画面G1は、出力履歴ボタンB11、履歴表示切替ボタンB12、ジョブ履歴表示エリアE11等を有している。
【0041】
出力履歴ボタンB11は、実行が完了したジョブのジョブ履歴データをジョブ履歴表示エリアE11に表示させる指示を受け付けるボタンである。
【0042】
履歴表示切替ボタンB12は、ジョブ履歴表示エリアE11に表示されているジョブ履歴データをHDD13に記憶されているジョブ履歴データに切り替えて表示する第2ジョブ履歴表示画面G2を表示させる指示を受け付けるボタンである。即ち、第1ジョブ履歴表示画面G1のジョブ履歴表示エリアE11に表示されているジョブ履歴データは、RAM12のジョブ履歴管理領域12bに記憶されているジョブ履歴データである。
【0043】
図5に示すように、第2ジョブ履歴表示画面G2は、第1ジョブ履歴表示画面G1と同様の出力履歴ボタンB11及びジョブ履歴表示エリアE11、履歴表示切替ボタンB21、日付表示エリアE21、前の日ボタンB22、次の日ボタンB23等を有している。
【0044】
履歴表示切替ボタンB21は、ジョブ履歴表示エリアE11に表示されているジョブ履歴データをRAM12のジョブ履歴管理領域12bに記憶されているジョブ履歴データに切り替えて表示する第1ジョブ履歴表示画面G1を表示させる指示を受け付けるボタンである。即ち、第2ジョブ履歴表示画面G2のジョブ履歴表示エリアE11に表示されているジョブ履歴データは、HDD13に記憶されているジョブ履歴データである。
【0045】
日付表示エリアE21は、ジョブ履歴表示エリアE11に表示されているジョブ履歴データの日付を示している。前の日ボタンB22は、日付表示エリアE21に表示されている日付の前日のHDD13に記憶されているジョブ履歴データを表示させる指示を受け付けるボタンである。次の日ボタンB23は、日付表示エリアE21に表示されている日付の後日のHDD13に記憶されているジョブ履歴データを表示させる指示を受け付けるボタンである。
【0046】
画像メモリ16は、DRAM(Dynamic RAM)により構成され、圧縮された画像データを一時的に記憶する圧縮メモリと、印刷出力前にプリント出力対象の非圧縮の画像データを一時的に格納するページメモリとを有する。
【0047】
画像処理部17は、制御部10の指示に基づいて、画像読取部20から出力された画像データや通信部18を介して送信された画像データを圧縮して、画像メモリ16の圧縮メモリに圧縮画像データとして書き込んで一時的に記憶させる。
【0048】
通信部18は、NICやモデム、USB等の各種インターフェースを備えて構成され、ネットワーク上の外部機器と相互に情報の送受信を行う。
【0049】
画像読取部20は、コンタクトガラスの下部に、光源、CCD(Charge Coupled Devices)等の光電変換素子等を備えて構成され、コンタクトガラス上に載置された原稿を光走査し、その反射光をCCDにより光電変換後、デジタル変換してその原稿の画像データを取得する。
【0050】
プリント部30は、各種類の用紙を給紙する給紙部(不図示)を備え、制御部10によりプリント指示されページメモリに格納された画像データに基づいて、指定された用紙上に画像の形成を行う。なお、画像形成方式は、電子写真方式、インクジェット方式等の何れの方式であってもよい。
【0051】
次に、本実施の形態1の動作を説明する。
まず、本実施の形態1におけるジョブ履歴データ記憶処理について説明する。
なお、ジョブ履歴データ記憶処理は、制御部10と不揮発メモリ11に記憶されているジョブ履歴データ記憶処理のプログラム、RAM12、HDD13との協働により実行されるものである。
【0052】
制御部10は、ジョブの実行が完了すると、実行が完了したジョブのジョブデータからジョブ履歴データを生成する。そして制御部10は、生成したジョブ履歴データをRAM12内のジョブ履歴管理領域12bに記憶させると共に、中間バッファ12cに当該ジョブ履歴データの複製を記憶させる。
【0053】
そして、中間バッファ12cに記憶されているジョブ履歴データをHDD13に記憶させる処理が実行される。図6に、中間バッファ12cに記憶されているジョブ履歴データをHDD13に記憶させる処理のフローチャートを示す。
【0054】
図6に示すように、制御部10は、中間バッファ12cに記憶されているジョブ履歴データをHDD13に記憶させる処理を実行する際、まず、所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS1)。
【0055】
この所定時間は、ジョブ履歴データが発生する最短時間間隔と、中間バッファ12cに記憶可能なジョブ履歴データの数とに基づいて設定されるものであり、ジョブ履歴データが中間バッファ12cに記憶できない状態が発生しないよう設定されるものであり、予め設定された日時よりも古い日時に実行されたジョブ履歴データであることが判別されるものである。従って、ステップS1においては、例えば、中間バッファ12cに記憶されているジョブ履歴データがHDD13に記憶されたときから予め設定された時間が経過したか否か、中間バッファ12cに記憶されているジョブ履歴データがHDD13に記憶された日付が予め設定された日付(現在の日付)か否かを判別するものであってもよい。
【0056】
制御部10は、所定時間が経過していない場合(ステップS1;No)、所定時間が経過するまで待機する(ステップS1に戻る)。
【0057】
制御部10は、所定時間が経過した場合(ステップS1;Yes)、中間バッファ12cにジョブ履歴データがあるか否かを判別し(ステップS2)、ジョブ履歴データがない場合(ステップS2;No)、ステップS1に戻る。
【0058】
制御部10は、中間バッファ12cにジョブ履歴データがある場合(ステップS2;Yes)、中間バッファ12cに記憶されているジョブ履歴データをHDD13へ記憶するジョブ履歴データとして確定する(ステップS3)。
【0059】
制御部10は、ステップS3において確定したジョブ履歴データの複製を生成し、当該複製したジョブ履歴データをHDD13に記憶させる(ステップS4)。
【0060】
そして、HDD13に記憶させたジョブ履歴データを圧縮して圧縮履歴ファイルとしてHDD13に記憶させると共に、当該圧縮履歴ファイルの元となるジョブ履歴データをHDD13内から消去する(ステップS5)。
【0061】
また制御部10は、ステップS3において確定した中間バッファ12c内のジョブ履歴データを消去し(ステップS6)、本処理を終了する。
【0062】
つまり、図6に示す処理は、所定時間経過毎、即ち、定期的に繰り返し実行されるものである。
【0063】
図7及び図8に、本実施の形態1におけるジョブ履歴データ表示処理のフローチャートを示し、説明する。なお、図7及び図8に示す処理は、制御部10と不揮発メモリ11に記憶されているジョブ履歴データ表示処理のプログラム、RAM12、HDD13との協働により実行されるものである。
【0064】
制御部10は、表示部15に表示されている第1ジョブ履歴表示画面G1の履歴表示切替ボタンB12が押下された場合、画像形成装置がアイドリング状態か否かを判別し(ステップS11)、アイドリング状態でない場合(ステップS11;No)、アイドリング状態になるまで待機する。
【0065】
制御部10は、画像形成装置がアイドリング状態である場合(ステップS11;Yes)、中間バッファ12cにジョブ履歴データがあるか否かを判別し(ステップS12)、ジョブ履歴データがない場合(ステップS12;No)、ステップS16に進む。
【0066】
制御部10は、中間バッファ12cにジョブ履歴データがある場合(ステップS12;Yes)、中間バッファ12cに記憶されているジョブ履歴データをHDD13へ記憶するジョブ履歴データとして確定する(ステップS13)。
【0067】
制御部10は、ステップS23において確定したジョブ履歴データの複製を生成し、当該複製したジョブ履歴データをHDD13に記憶させる(ステップS14)。
【0068】
制御部10は、ステップS23において確定した中間バッファ12c内のジョブ履歴データを消去する(ステップS15)。
【0069】
ステップS12〜15が実行されることにより、画像形成装置がアイドリング状態になる前までに実行が完了した全てのジョブのジョブ履歴データがHDD13に記憶されることとなる。
【0070】
制御部10は、ステップS12;No後又はステップS15後、第1ジョブ履歴表示画面G1のジョブ履歴表示エリアE11に表示されているジョブ履歴データの数N、即ち、RAM12のジョブ履歴管理領域12bに記憶されているジョブ履歴データの件数を記憶する(ステップS16)。
【0071】
制御部10は、ステップS16後、HDD13に記憶されているジョブ履歴データを参照し(ステップS17)、参照されているHDD13のジョブ履歴データのうち予め設定された条件に該当するジョブ履歴データを検索し(ステップS18)、検索されたジョブ履歴データは圧縮履歴ファイルに格納されているジョブ履歴データであるか否かを判別する(ステップS19)。
【0072】
制御部10は、検索されたジョブ履歴データが圧縮履歴ファイルに格納されているジョブ履歴データである場合(ステップS19;Yes)、当該ジョブ履歴データが格納されている圧縮履歴ファイルを伸張し、伸張履歴ファイルを生成する(ステップS20)。
【0073】
制御部10は、検索されたジョブ履歴データが圧縮履歴ファイルに格納されているジョブ履歴データでない場合(ステップS19;No)、又は、ステップS20後、HDD13から予め設定された条件に該当するジョブ履歴データを読み出して複製を生成し、読み出したジョブ履歴データの複製をジョブ履歴管理領域12bに上書きして記憶させる(ステップS21)。
【0074】
制御部10は、第2ジョブ履歴表示画面G2を表示部15に表示させ、この第2ジョブ履歴表示画面G2のジョブ履歴表示エリアE11にジョブ履歴管理領域12bに記憶されたジョブ履歴データを表示させる(ステップS22)。
【0075】
制御部10は、第2ジョブ履歴表示画面G2の履歴表示切替ボタンB21又は前の日ボタンB22、次の日ボタンB23が押下されたか否かにより、HDD13に記憶されているジョブ履歴データの表示が完了したか否かを判別する(ステップS23)。
【0076】
制御部10は、前の日ボタンB22又は次の日ボタンB23が押下された場合、即ち、HDD13に記憶されているジョブ履歴データの表示が完了していない場合(ステップS23;No)、ステップS17に戻る。
【0077】
制御部10は、履歴表示切替ボタンB21が押下された場合、即ち、HDD13に記憶されているジョブ履歴データの表示が完了した場合(ステップS23;Yes)、HDD13に記憶されているジョブ履歴データのうち、最新の日付のジョブ履歴データからステップS16において記憶した件数Nのジョブ履歴データを読み出して複製を生成し、当該読み出したN件のジョブ履歴データの複製をRAM12のジョブ履歴管理領域12bに上書きして記憶させると共に(ステップS24)、伸張履歴ファイルを消去し(ステップS25)、本処理を終了する。
【0078】
以上のように、本実施の形態1によれば、画像形成装置内にジョブ履歴データを記憶するRAM12と、RAM12よりも容量が大きく圧縮されたジョブ履歴データが記憶される不揮発性のHDD13を備えることから、ジョブ履歴データを2重で管理することができると共に、記憶されているジョブ履歴データの書き込みや読み出しを行なう際に外部機器の影響を受けずに一定した動作速度を保ち、かつ、HDD13により大量蓄積化を図ることができるため、ジョブ履歴データの管理機能の向上を図ることができる。
【0079】
特に、予め設定された日時よりも古い日時にジョブ履歴データを圧縮して記憶することができるため、過去の参照頻度等の使用頻度が少ないジョブ履歴データを圧縮することができ、HDD13の容量を効率的に利用することができると共に、使用頻度の高い比較的新しい日時のジョブ履歴データが圧縮されることを防止でき、使用時に伸張する作業を省くことができる。
【0080】
また、画像形成装置が他の処理を並行して行っている場合、高速な動作が求められるが、一旦、高速にジョブ履歴データの読み出し及び書き込みが可能なRAM12内の中間バッファに一次的にジョブ履歴データを記憶させ、所定時間が経過する度にRAM12に記憶されているジョブ履歴データをHDD13に圧縮して記憶させることにより、HDD13の容量の圧迫を防ぎつつHDD13へのジョブ履歴データの書き込みの頻度を下げることができ、即座に他の処理を実行可能とすることができる。
【0081】
更に、HDD13に記憶されているジョブ履歴データを表示部15に表示させる場合、表示させるジョブ履歴データが圧縮されている場合(圧縮履歴ファイルに格納されているジョブ履歴データである場合)には伸張して非圧縮のジョブ履歴データとし、そして、一旦、HDD13よりも高速に読み出し及び書き込みが可能なRAM12に記憶させ、このRAM12に記憶されたジョブ履歴データを表示することにより、ジョブ履歴データを表示させた後の処理の実行速度をHDD13から直接読み出す場合よりも高速化できる。
【0082】
[実施の形態2]
以下、図を参照して本発明の実施の形態2を詳細に説明する。
本実施の形態2における画像形成装置の構成図は、図1に示した実施の形態1の画像形成装置の構成図と略同様であるため、図示は省略し、異なる事項のみ説明する。
【0083】
本実施の形態2の制御部10は、日時を計測する計時部としてのタイマ機能を有すると共に、実行が完了したジョブのジョブ情報(ジョブ履歴データ)をRAM12及びHDD13に記憶させるジョブ履歴データ記憶処理と、操作部14からの指示に従って表示部15にジョブ履歴データを表示させるジョブ履歴データ表示処理と、を行い、ジョブ履歴データを管理する制御部としての機能を実現する。
【0084】
制御部10は、ジョブ履歴データ記憶処理を実行する際、HDD13にジョブ履歴データを記憶させる場合には、RAM12内の中間バッファに一旦ジョブ履歴データを記憶させ、所定時間が経過する度に中間バッファに記憶されたジョブ履歴データをHDD13に記憶させる。そして、電源スイッチによる電力の供給指示があるとき(例えば、電源スイッチがONされたとき)、又は、日付が変わったとき、HDD13に記憶されているジョブ履歴データを圧縮してHDD13に記憶させる。
【0085】
なお、RAM12内の構成、HDD13内の構成、第1ジョブ履歴表示画面G1、第2ジョブ履歴表示画面G2は、実施の形態1と同様であるため、図示及び説明は省略する。
【0086】
次に、本実施の形態2の動作を説明する。
まず、本実施の形態2におけるジョブ履歴データ記憶処理について説明する。
なお、ジョブ履歴データ記憶処理は、制御部10と不揮発メモリ11に記憶されているジョブ履歴データ記憶処理のプログラム、RAM12、HDD13との協働により実行されるものである。
【0087】
制御部10は、ジョブの実行が完了すると、実行が完了したジョブのジョブデータからジョブ履歴データを生成する。そして制御部10は、生成したジョブ履歴データをRAM12内のジョブ履歴管理領域12bに記憶させると共に、中間バッファ12cに当該ジョブ履歴データの複製を記憶させる。
【0088】
そして、中間バッファ12cに記憶されているジョブ履歴データをHDD13に記憶させる処理が実行される。図9に、中間バッファ12cに記憶されているジョブ履歴データをHDD13に記憶させる処理のフローチャートを示す。
【0089】
ステップS31〜S33は、図6に示す実施の形態1のステップS1〜S3と同様であるため、説明は省略する。
【0090】
制御部10は、ステップS33において確定したジョブ履歴データの複製を生成し、当該複製したジョブ履歴データをHDD13に記憶させる(ステップS34)。
【0091】
そして制御部10は、ステップS33において確定した中間バッファ12c内のジョブ履歴データを消去し(ステップS35)、本処理を終了する。
【0092】
つまり、図9に示す処理は、所定時間経過毎、即ち、定期的に繰り返し実行されるものである。
【0093】
その後、HDD13に記憶されたジョブ履歴データを圧縮して記憶させる処理が実行される。図10に、HDD13に記憶されているジョブ履歴データを圧縮させて記憶させる処理のフローチャートを示す。
【0094】
制御部10は、電源スイッチがONされたか、又は、日付が変わったか否かを判別し(ステップS41)、電源スイッチがONされておらず、かつ、日付が変わっていない場合(ステップS41;No)、ステップS41に戻る。
【0095】
制御部10は、電源スイッチがONされた場合、又は、日付が変わった場合(ステップS41;Yes)、HDD13内を参照し(ステップS42)、非圧縮のジョブ履歴データを格納している履歴ファイルがあるか否かを判別する(ステップS43)。制御部10は、履歴ファイルが無い場合(ステップS43;No)、本処理を終了する。
【0096】
制御部10は、履歴ファイルが有る場合(ステップS43;Yes)、当該履歴ファイルの日付は現在の日付(今日)か否かを判別し(ステップS44)、当該履歴ファイルの日付が現在の日付である場合(ステップS44;Yes)、本処理を終了する。
【0097】
制御部10は、履歴ファイルの日付が現在の日付でない場合(ステップS44;No)、当該履歴ファイルを圧縮して圧縮履歴ファイルを生成し、当該生成した圧縮履歴ファイルをHDD13に記憶させる(ステップS45)。
【0098】
また制御部10は、圧縮履歴ファイルの生成元である履歴ファイルを消去し(ステップS46)、本処理を終了する。
【0099】
ジョブ履歴データ表示処理は、実施の形態1と同様の処理であるため、図示及び説明は省略する。
【0100】
以上のように、本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、画像形成装置内にジョブ履歴データを記憶するRAM12と、RAM12よりも容量が大きく圧縮されたジョブ履歴データが記憶される不揮発性のHDD13を備えることから、ジョブ履歴データを2重で管理することができると共に、記憶されているジョブ履歴データの書き込みや読み出しを行なう際に外部機器の影響を受けずに一定した動作速度を保ち、かつ、HDD13により大量蓄積化を図ることができるため、ジョブ履歴データの管理機能の向上を図ることができる。
【0101】
また、予め設定された日時よりも古い日時(例えば、電源スイッチがONされたとき、又は、日付が変わったとき)にジョブ履歴データを圧縮して記憶することができるため、過去の参照頻度等の使用頻度が少ないジョブ履歴データを圧縮することができ、HDD13の容量を効率的に利用することができると共に、使用頻度の高い比較的新しい日時のジョブ履歴データが圧縮されることを防止でき、使用時に伸張する作業を省くことができる。特に、電源スイッチがONされたとき、又は、日付が変わったときにジョブ履歴データを圧縮して記憶することができるため、画像形成装置が他の処理を並行して行って高速な動作が求められる前に、ジョブ履歴データの圧縮を実行することができ、他の処理を実行可能の妨げとなることを防止できる。
【0102】
更に、実施の形態1と同様に、HDD13に記憶されているジョブ履歴データを表示部15に表示させる場合、表示させるジョブ履歴データが圧縮されている場合(圧縮履歴ファイルに格納されているジョブ履歴データである場合)には伸張して非圧縮のジョブ履歴データとし、そして、一旦、HDD13よりも高速に読み出し及び書き込みが可能なRAM12に記憶させ、このRAM12に記憶されたジョブ履歴データを表示することにより、ジョブ履歴データを表示させた後の処理の実行速度をHDD13から直接読み出す場合よりも高速化できる。
【0103】
また、本発明は、上記実施の形態1及び2の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】実施の形態における画像形成装置の構成図である。
【図2】RAM内の構成を示す図である。
【図3】HDD内に記憶されている履歴ファイル、圧縮履歴ファイル、伸張履歴ファイルの例を示す図である。
【図4】第1ジョブ履歴表示画面の例を示す図である。
【図5】第2ジョブ履歴表示画面の例を示す図である。
【図6】実施の形態1における中間バッファに記憶されているジョブ履歴データをHDDに記憶させる処理のフローチャートである。
【図7】ジョブ履歴データ表示処理のフローチャートである。
【図8】ジョブ履歴データ表示処理のフローチャートである(図7の続き)。
【図9】実施の形態2における中間バッファに記憶されているジョブ履歴データをHDDに記憶させる処理のフローチャートである。
【図10】HDDに記憶されているジョブ履歴データを圧縮させて記憶させる処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0105】
10 制御部
11 不揮発メモリ
12 RAM
12a 予約ジョブ管理領域
12b ジョブ履歴管理領域
12c 中間バッファ
13 HDD
13a 履歴ファイル
13b 圧縮履歴ファイル
13c 伸張履歴ファイル
14 操作部
15 表示部
16 画像メモリ
17 画像処理部
18 通信部
20 画像読取部
30 プリント部
B11 出力履歴ボタン
B12 履歴表示切替ボタン
B21 履歴表示切替ボタン
B22 前の日ボタン
B23 次の日ボタン
E11 ジョブ履歴表示エリア
E21 日付表示エリア
G1 第1ジョブ履歴表示画面
G2 第2ジョブ履歴表示画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
実行が完了したジョブのジョブ情報を記憶する第1記憶部と、
前記ジョブ情報を記憶する前記第1記憶部よりも容量が大きい不揮発性の第2記憶部と、
前記ジョブ情報を圧縮して前記第2記憶部に記憶させ、前記ジョブ情報を管理する制御部と、
を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記制御部は、
予め設定された日時よりも古い日時に実行が完了したジョブ情報を圧縮して前記第2記憶部に記憶させる、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記予め設定された日時として、所定時間が経過する度に前記第1記憶部に記憶された前記ジョブ情報を圧縮して前記第2記憶部に記憶させる、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成装置に対して電力の供給指示を行う電源供給指示部と、
日時を計測する計時部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1記憶部に記憶されている前記ジョブ情報を前記第2記憶部に記憶させ、
前記予め設定された日時よりも古い日時として、前記入力部による電力の供給指示があるとき、又は、前記計時部によって日付が変わったとき、前記第2記憶部に記憶されている前記ジョブ情報を圧縮して前記第2記憶部に記憶させる、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記ジョブ情報を表示する表示部と、
前記表示部に前記第2記憶部に記憶されている前記ジョブ情報を表示させる指示を受け付ける入力部と、
を備え、
前記制御部は、
前記入力部により前記第2記憶部に記憶されている前記ジョブ情報を表示させる指示を受け付けた場合、
前記入力部により表示させる指示が受け付けられた第2記憶部に記憶されている前記ジョブ情報を検索し、当該ジョブ情報が圧縮されている場合には伸張し、当該伸張したジョブ情報又は検索され圧縮されていない前記ジョブ情報を前記第1記憶部に記憶させ、前記第1記憶部に記憶された当該ジョブ情報を前記表示部に表示させる、
請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−96144(P2009−96144A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−272430(P2007−272430)
【出願日】平成19年10月19日(2007.10.19)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】