説明

移動ルートに沿った近づきつつある所在地の静止画像を表示するナビゲーションデバイスおよび方法

ナビゲーションのための方法およびデバイスが開示される。少なくとも一実施形態において、方法は、ナビゲーションデバイスの決定された移動ルートに基づいて、ナビゲーションデバイスの統合入力および表示デバイスに表示する標準マップ情報を決定する工程と、ナビゲーションデバイスの統合入力および表示デバイス上に三次元で決定されたマップ情報を表示する工程と、ナビゲーションデバイスが所在地の閾値距離の範囲内にあると決定された場合に、決定されたマップ情報と共に、決定された移動ルートに沿った所在地の静止画像をナビゲーションデバイスの統合入力および表示デバイスに表示する工程と、を備える。少なくとも一実施形態において、ナビゲーションデバイスは、ナビゲーションデバイスの決定された移動ルートに基づいて、次の表示のためのマップ情報を決定し、マップ情報の表示を制御するために使用可能であるプロセッサと、マップ情報を表示する統合入力および表示デバイスと、を備え、プロセッサは、ナビゲーションデバイスが所在地の閾値距離の範囲内にあると決定された場合に、マップ情報の表示と同時に、統合入力および表示デバイス上に、決定された移動ルートに沿った所在地の静止画像の表示を制御するようにさらに使用可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、一般にナビゲーション方法およびデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーションデバイスは、主に車、バイク、トラック、ボート等の、乗り物使用の領域で伝統的に利用された。あるいは、そのようなナビゲーションデバイスが持ち運び可能であるなら、それらはさらに、乗り物同士の間で移転可能であり、および/または、例えば徒歩移動に対して乗り物の外で使用可能であった。
【0003】
これらのデバイスは、ナビゲーションデバイスの初期位置および選択された/入力された移動目的地(終端位置)に基づいて移動ルートを生成するように一般に調整され、初期位置はデバイスに入力され得るが伝統的にナビゲーションデバイス内のGPS受信機からのGPS位置を介して計算されることが留意されるべきである。ルートのナビゲーションを補助するために、マップ情報が移動ルートに沿ってナビゲーションデバイスのユーザへ視覚的に出力される。
【発明の概要】
【0004】
発明者は、予め定められた移動ルートに沿って、近づきつつある所在地の静止画像を、ナビゲーションデバイスのユーザに対して表示することは有益であるかもしれないことを発見した。標準マップ情報を、そのような近づきつつある所在地の静止画像と交換することは、ナビゲーションデバイスのユーザに困難、不便、方向感覚を失うこと、または不快感をもたらすかもしれない。従って、発明者は、少なくとも一実施形態において、ユーザから標準マップ情報を奪うこと無しに移動ルートに沿って近づきつつある所在地の静止画像を表示する方法、デバイスおよび/またはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を考案した。
【0005】
本願の少なくとも一実施形態において、方法は、ナビゲーションデバイスの決定された移動ルートに基づいて、ナビゲーションデバイスの統合入力および表示デバイスに表示する標準マップ情報を決定する工程と、ナビゲーションデバイスの統合入力および表示デバイス上に三次元で前記決定されたマップ情報を表示する工程と、前記ナビゲーションデバイスが所在地の閾値距離の範囲内にあると決定された場合に、前記決定されたマップ情報と共に、前記決定された移動ルートに沿った所在地の静止画像を前記ナビゲーションデバイスの前記統合入力および表示デバイスに表示する工程と、含む。
【0006】
本願の少なくとも一実施形態において、ナビゲーションデバイスは、ナビゲーションデバイスの決定された移動ルートに基づいて、次の表示のためのマップ情報を決定し、前記マップ情報の表示を制御するために使用可能であるプロセッサと、前記マップ情報を表示する統合入力および表示デバイスと、を備え、前記プロセッサは、前記ナビゲーションデバイスが所在地の閾値距離の範囲内にあると決定された場合に、前記マップ情報の表示と同時に、前記統合入力および表示デバイス上に、前記決定された移動ルートに沿った所在地の静止画像の表示を制御するためにさらに使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本願は、図面を用いて説明されるであろう例示的な実施形態を用いることによって以下でより詳細に説明されるだろう。
【図1】図1は、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)の例示的な図を説明する。
【図2】図2は、本願の実施形態のナビゲーションデバイスの電子的な構成要素の例示的なブロック図を説明する。
【図3】図3は、本願の実施形態のサーバ、ナビゲーションデバイス、およびそれらの接続の例示的なブロック図を説明する。
【図4A】、
【図4B】図4Aおよび4Bは、ナビゲーションデバイス200の実施形態の実施の斜視図である。
【図5】図5は、移動ルートに沿った所在地の静止画像の表示例を説明する。
【図6】図6は、本願の実施形態の表示例を説明する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ここで使用される技術は、特定の実施形態のみを説明するためのものであり、本発明を限定することが意図されるものではない。ここで使用されるような、単数形式の「a」、「an」、および「the」は、文脈が明らかにそうではないことを示さない限り、複数形式も含むことが意図される。「含む(includes)」および/または「含んでいる(including)」という用語は、この明細書で使用される場合、述べられた特徴、整数、工程、動作、要素、および/または構成要素の存在を明確にするが、1つ以上の他の特徴、整数、工程、動作、要素、構成要素、および/またはそれらの集合を排除するものではない。
【0009】
図面に示される例示的な実施形態を説明する時に、特定の専門用語が明確化のために使用される。しかしながら、この特許明細書の開示はそのように選択された特定の技術専門用語に限定することを意図しておらず、各特定の要素は、類似の方法で動作する全ての技術的な均等物を含むことが理解される。
【0010】
同様の参照番号がいくつかの図面を通じて同一のまたは対応する部分を示す図面を参照して、本特許明細書の例示的な実施形態はこの後説明される。初めから終わりまで、同様の番号は同様の要素に言及する。ここで使用されるように、「および/または」という用語は、関連するリスト化された項目のうち1つ以上のいくつかおよび全ての組み合わせを含む。
【0011】
図1は、本願の実施形態のナビゲーションデバイスを含むナビゲーションデバイスによって使用可能な、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)の例示的な図を説明する。そのようなシステムは既知であり、様々な目的に使用されている。一般に、GPSは、継続して位置、速度、時間、および場合によっては方向の情報を無限のユーザに対して決定することが可能な衛星無線ベースのナビゲーションシステムである。
【0012】
NAVSTARとして以前より既知であるGPSは、非常に正確な軌道で地球と連携する複数の衛星を組み込む。これらの正確な軌道に基づいて、GPS衛星はその所在地をあらゆる数の受信部に伝え得る。
【0013】
特にGPSデータを受信する機能を備えるデバイスが、GPS衛星信号に対して無線周波数のスキャンを開始すると、GPSシステムが実行される。GPS衛星から無線信号を受信するとすぐに、デバイスは複数の異なる従来の方法のうちの1つを介してその衛星の正確な所在地を決定する。デバイスは、少なくとも3つの異なる衛星信号を取得するまで、大抵の場合、信号をスキャンし続けるだろう(留意すべきは、位置は、通常決定されないが、他の三角測量技術を使用して2つの信号のみで決定され得ることである)。幾何学的な三角測量を実行すると、受信機は3つの既知の位置を利用してそれ自身の衛星に対する2次元的位置を決定する。このことは既知の方法で実行され得る。さらに、第4の衛星信号の取得は、受信デバイスが既知の方法と同じ幾何学的計算によってその3次元的位置を計算するのを許可するだろう。位置および速度データは、無数のユーザによって継続方式でリアルタイムにアップデートされ得る。
【0014】
図1に示されるように、GPSシステムは通常参照番号100によって示される。複数の衛星120は地球124についての軌道上にある。それぞれの衛星120の軌道は必ずしも他の衛星120の軌道と同期している必要はなく、実際に非同期であり得る。様々な衛星120からスペクトラム拡散GPS衛星信号160を受信する、本願のナビゲーションデバイスの実施形態において使用可能なGPS受信機140が示される。
【0015】
それぞれの衛星120から継続して送信されるスペクトラム拡散信号160は、非常に正確な原始時計を用いて達成される大変正確な周波数標準を利用する。それぞれの衛星120は、そのデータ信号送信160の一部として、その特定の衛星120を示すデータストリームを送信する。GPS受信機デバイス140が三角測量によってその2次元的位置を計算するために、GPS受信機デバイス140は、少なくとも3つの衛星120から一般にスペクトラム拡散GPS信号を取得することが当業者によって理解されよう。4つの衛星120の全部からの信号160に帰結する、追加の信号の取得は、GPS受信機デバイス140が既知の方法でその3次元的位置を計算するのを許可する。
【0016】
図2は、ブロック構成要素形式での、本願の実施形態のナビゲーションデバイス200の電子的構成要素の例示的なブロック図を説明する。ナビゲーションデバイス200のブロック図は、ナビゲーションデバイスの全ての構成要素を含んでおらず、多くの例示的構成要素を代表するのみであることが留意されるべきである。
【0017】
ナビゲーションデバイス200は筐体内に配置されている(不図示)。筐体は入力デバイス220と接続されたプロセッサ210と、ディスプレイスクリーン240とを含む。入力デバイス220はキーボードデバイス、音声入力デバイス、タッチパネル、および/または情報を入力するために使用されるあらゆる他の既知の入力デバイスを含み得、ディスプレイスクリーン240は例えばLCDディスプレイ等のあらゆるタイプのディスプレイスクリーンを含み得る。本願の少なくとも一実施形態において、入力デバイス220およびディスプレイスクリーン240は統合入力ディスプレイデバイスに統合され、タッチパッドまたはタッチスクリーン入力を含み、ユーザは、複数のディスプレイ選択のうちの1つを選択するために、または、複数の仮想ボタンのうちの1つを起動するために、ディスプレイスクリーン240の一部をタッチすることのみが必要である。
【0018】
さらに、他のタイプの出力デバイス250は、可聴式出力デバイスを含み得るが、それに限定されない。出力デバイス250はナビゲーションデバイス200のユーザに対して可聴情報を生成するので、入力デバイス240は入力音声コマンドも受信するマイクロフォンおよびソフトウェアを含み得ることが同様に理解される。
【0019】
ナビゲーションデバイス200において、プロセッサ210は、接続225を介して入力デバイス240から入力情報を受信するように動作可能に接続され且つ設定され、出力接続245を介して、そこへ情報を出力するディスプレイスクリーン240と出力デバイス250とのうち少なくとも1つと動作可能に接続される。さらに、プロセッサ210は、接続235を介して動作可能にメモリ230と接続され、接続275を介して入力/出力(I/O)ポート270から/へ情報を受信/送信するようにさらに構成され、I/Oポート270はナビゲーションデバイス200外部のI/Oデバイス280と接続可能である。外部I/Oデバイス280は、例えばイヤホン等の外部リスニングデバイスを含んでもよいが、それに限定されない。I/Oデバイス280との接続は、例えばイヤホンまたはヘッドホンとの接続、および/または、移動電話との接続のために、例えばハンズフリー操作及び/または音声起動操作のためのカー・ステレオユニット等のあらゆる外部デバイスとの有線または無線接続であり得、移動電話接続は、ナビゲーションデバイス200と、例えばインターネットまたはあらゆる他のネットワークとの間のデータ接続を確立するために、および/または、例えばインターネットまたはいくつかの他のネットワークを介してサーバとの接続を確立するために使用されてもよい。
【0020】
ナビゲーションデバイス200は、少なくとも一実施形態において、(例えば既知のブルートゥース(登録商標)技術を介したデジタル接続等の)デジタル接続を確立する(移動電話、PDA、および/または移動電話技術を伴うあらゆるデバイス等の)移動デバイス400を介してサーバ302との「移動(mobile)」ネットワーク接続または電気通信接続を確立してもよい。その後、そのネットワークサービスプロバイダを介して、移動デバイス400は、(例えばインターネットを介して)サーバ302とのネットワーク接続を確立し得る。そのようなものとして、「移動」ネットワーク接続が、(単独でおよび/または乗り物で旅をするにつれて移動可能であり得、しばしば移動可能な)ナビゲーションデバイス200と「リアルタイム」または少なくとも「最新」のゲートウェイを情報に提供するためのサーバ302との間で確立される。
【0021】
例えばインターネット410を使用して、(サービスプロバイダを介した)移動デバイス400とサーバ302等の別のデバイスとの間でネットワーク接続を確立することは、既知の方法でなされ得る。このことは、例えばTCP/IP層プロトコルの使用を含み得る。移動デバイス400は、CDMA、GSM、WAN等のあらゆる通信標準を利用し得る。
【0022】
そのようなものとして、データ接続を介して、例えば移動電話またはナビゲーションデバイス200内の移動電話技術を介して達成されるインターネット接続が利用されてもよい。この接続のために、サーバ302とナビゲーションデバイス200との間のインターネット接続が確立される。このことは、例えば移動電話または他の移動デバイス、およびGPRS(汎用パケット無線通信システム)接続を介してなされ得る(GPRS接続は通信事業者によって提供される移動デバイスのための高速データ接続であり、GPRSはインターネットに接続するための方法である)。
【0023】
ナビゲーションデバイス200は、移動デバイス400を用いて、結局はインターネット410およびサーバ302を用いて、既知の方法で、例えば既存のブルートゥース技術を介して、データ接続をさらに達成し得、データプロトコルは、例えばGSRM、GSM標準のためのデータプロトコル標準等のあらゆる標準を利用し得る。
【0024】
ナビゲーションデバイス200は、自身の移動電話技術をナビゲーションデバイス200それ自体の内に含んでもよい(例えばアンテナを含み、ナビゲーションデバイス200の内部アンテナがさらに代わりに使用され得る)。ナビゲーションデバイス200内の移動電話技術は、上記で特定されるような内部構成要素を含み得、および/または、例えば必要な移動電話技術および/またはアンテナを備えた挿入可能カードを含み得る。そのようなものとして、ナビゲーションデバイス200内の移動電話技術は、あらゆる移動デバイス400のそれと類似の方法で、例えばインターネット410を介して、ナビゲーションデバイス200とサーバ302との間でネットワーク接続を同様に確立する。
【0025】
GPRS電話の設定のために、ブルートゥース(登録商標)使用可能デバイスが、絶え間無く変わる一連の移動電話モデル、製造業者等と正確に連携するために使用されてもよく、例えばモデル/製造業者に特有の設定がナビゲーションデバイス200に格納されてもよい。この情報のために格納されるデータは、前におよび後にあらゆる実施形態で議論される方法で、アップデートされ得る。
【0026】
図2は、接続255を介してプロセッサ210とアンテナ/受信機250との間で動作可能な接続をさらに説明し、アンテナ/受信機250は、例えばGPSアンテナ/受信機250であり得る。参照番号250によって示されるアンテナおよび受信機は、説明のために概略的に組み合わされているが、アンテナおよび受信機は分離して配置された構成要素であってもよく、アンテナは例えばGPSパッチアンテナまたはヘリカルアンテナであってもよいことが理解されるだろう。
【0027】
さらに、図2に示される電子的構成要素は、従来の方法で(不図示の)電源によって電力を供給されることが当業者によって理解されるだろう。当業者によって理解されるように、図2に示される構成要素の異なる配置が本願の範囲内であるとみなされる。例えば、一実施形態において、図2に示される構成要素は、有線接続および/または無線接続および同様のものを介してお互い通信してもよい。従って、本願のナビゲーションデバイス200の範囲は、携帯または手持ちサイズのナビゲーションデバイス200を含む。
【0028】
さらに、図2の携帯または手持ちサイズのナビゲーションデバイス200は、例えば車またはボート等の電動の乗り物と既知の方法で接続または「ドッキング」され得る。そのようなナビゲーションデバイス200はその場合、携帯または手持ちサイズのナビゲーションデバイス200の使用ために、ドッキングされた位置から取り外し可能である。
【0029】
図3は、本願の実施形態の、汎用通信チャネル318を介して、サーバ302と本願のナビゲーションデバイス200の例示的なブロック図を説明する。サーバ302および本願のナビゲーションデバイス200は、通信チャネル318を介した接続がサーバ302とナビゲーションデバイス200との間で確立されると、通信し得る(そのような接続は移動デバイスを介したデータ接続、インターネットを介したパーソナルコンピュータを介した直接接続等であり得ることに留意すべきである)。
【0030】
サーバ302は、図解されていない他の構成要素に加えて、メモリ306と動作可能に接続され、有線接続または無線接続314を介して、大容量記憶デバイス312とさらに動作可能に接続されたプロセッサ304を含む。プロセッサ304は、通信チャネル318を介してナビゲーションデバイス200へ情報を送信し且つナビゲーションデバイス200から情報を受信する送信機308および受信機310とさらに動作可能に接続される。送受信される信号は、データ信号、通信信号、および/または他の伝播信号を含んでもよい。送信機308および受信機310は、ナビゲーションデバイス200に対する通信設計で使用される伝達要件(communication requirement)および通信技術に従って選択されまたは設計されてもよい。さらに、送信機308および受信機310の機能は、信号送受信機に組み込まれてもよいことが留意されるべきである。
【0031】
サーバ302は、大容量記憶デバイス312とさらに接続され(または大容量記憶デバイス312をさらに含み)、ここで留意すべきはその大容量記憶デバイス312は通信リンク314を介してサーバ302と連結されてもよいことである。大容量記憶デバイス312は、ナビゲーションデータおよびマップ情報の格納場所を含み、さらにサーバ302とは分離したデバイスであり得、または、サーバ302に組み込まれ得る。
【0032】
ナビゲーションデバイス200は、通信チャネル318を介してサーバ302と通信するように構成され、且つ通信チャネル318を介して信号および/またはデータを送信および受信する送信機320および受信機322だけでなく、図2に関して前に説明したように、プロセッサ、メモリ等を含み、留意すべきはこれらのデバイスはサーバ302以外のデバイスと通信するためにさらに使用され得ることである。さらに、送信機320および受信機322は、ナビゲーションデバイス200に対する通信設計で使用される伝達要件および通信技術に従って選択または設計され、且つ送信機320および受信機322の機能は単一の送受信機に組み込まれてもよい。
【0033】
サーバメモリ306に格納されるソフトウェアはプロセッサ304に対して命令を提供し且つサーバ302がナビゲーションデバイス200にサービスを提供するのを許可する。サーバ302によって提供される1つのサービスは、ナビゲーションデバイス200からの要求の処理および大容量記憶デバイス312からナビゲーションデバイス200へのナビゲーションデータの送信を含む。本願の少なくとも一実施形態によれば、サーバ302によって提供されるもう1つのサービスは、所望のアプリケーションに対する様々なアルゴリズムを使用したナビゲーションデータの処理およびこれらの計算結果のナビゲーションデバイス200への送信を含む。
【0034】
通信チャネル318は一般にナビゲーションデバイス200およびサーバ302を接続する伝播媒体またはパスを表す。本願の少なくとも一実施形態によれば、サーバ302およびナビゲーションデバイス200の両方は、通信チャネルを介してデータを送信する送信機と、通信チャネルを介して送信されたデータを受信する受信機とを含む。
【0035】
通信チャネル318は特定の通信技術に限定されない。さらに、通信チャネル318は単一の通信技術に限定されない。すなわち、通信チャネル318は様々な技術を使用するいくつかの通信リンクを含んでもよい。例えば、少なくとも一実施形態によれば、通信チャネル318は、電子的通信、光学的通信、および/または電磁気的通信等のためのパスを提供するように構成され得る。そのようなものとして、通信チャネル318は、電子回路、ワイヤおよび同軸ケーブル等の導体、光ファイバー・ケーブル、コンバータ、無線周波、大気、空間等のうちの1つまたは組み合わせを含むが、それに限定されない。さらに、少なくとも1つの各種実施形態によれば、通信チャネル318は、例えばルータ、リピータ、バッファ、送信機、および受信機等の中間デバイスを含み得る。
【0036】
本願の少なくとも一実施形態によれば、例えば、通信チャネル318は電話およびコンピュータネットワークを含む。さらにその上、少なくとも一実施形態において、通信チャネル318は、無線周波数、マイクロ波振動数、赤外線通信等の無線通信に適合することが可能であってもよい。さらに、少なくとも一実施形態によれば、通信チャネル318は衛星通信に適合し得る。
【0037】
通信チャネル318を介して送信された通信信号は所与の通信技術のために要求または設計されてもよい信号を含むが、それに限定されない。例えば、信号は、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)等の移動体通信技術で使用されるように構成されてもよい。デジタル信号およびアナログ信号の両方が通信チャネル318を介して送信され得る。少なくとも一実施形態によれば、これらの信号は、通信技術に望ましいように変調、暗号化、および/または圧縮された信号であってもよい。
【0038】
大容量記憶デバイス312は、所望のナビゲーションアプリケーションのために十分なメモリを含む。大容量記憶デバイス312は、例えばハードドライブ等の磁気データ記憶媒体、例えばCD−ROM等の光学記憶媒体を含んでもよい。例えばフラッシュメモリ等の充電データ記憶媒体、分子メモリ等を含む。
【0039】
本願の少なくとも一実施形態によれば、サーバ302は無線チャネルを介してナビゲーションデバイス200によってアクセス可能な遠隔サーバを含む。本願の少なくとも他の一実施形態によれば、サーバ302は、ローカルエリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、仮想プライベート・ネットワーク(VPN)等に配置されるネットワークサーバを含んでもよい。
【0040】
本願の少なくとも一実施形態によれば、サーバ302はデスクトップコンピュータまたはラップトップコンピュータ等のパーソナルコンピュータを含んでもよく、且つ通信チャネル318はパーソナルコンピュータとナビゲーションデバイス200との間を接続されたケーブルであってもよい。あるいは、パーソナルコンピュータは、サーバ302とナビゲーションデバイス200との間でインターネット接続を確立するために、ナビゲーションデバイス200とサーバ302との間に接続されてもよい。あるいは、携帯電話または他の手持ちサイズのデバイスが、インターネットを介してナビゲーションデバイス200をサーバ302に接続して、インターネットへの無線接続を確立してもよい。
【0041】
ナビゲーションデバイス200は、ユーザがナビゲーションデバイス200をサーバ302に接続するとすぐに定期的にアップデートされてもよく、および/または例えば無線移動接続デバイスおよびTCP/IP接続を介してサーバ302とナビゲーションデバイス200との間でなされているより常時または頻繁な接続に応じてより動的であってもよい、情報ダウンロードを介してサーバ302から情報を提供されてもよい。多くの動的計算に対して、サーバ302におけるプロセッサ304は処理ニーズの大部分に対処するために使用されてもよいが、しかしながら、ナビゲーションデバイス200のプロセッサ210はサーバ302への接続とはしばしば独立して多くの処理および計算にも対処し得る。
【0042】
サーバ302と接続された大容量記憶デバイス312は、マップ等を含む、ナビゲーションデバイス200それ自体において維持されることができる容量よりも大きな地図製作データおよびルートデータの容量を含む。サーバ302は、例えば、一連の処理アルゴリズムを使用してルートに沿って移動するナビゲーションデバイス200のうちの大多数のデバイスを処理してもよい。さらに、メモリ312に記憶される地図製作データおよびルートデータは、ナビゲーションデバイス200によって当初受信された信号(例えばGPS信号)で動作することができる。
【0043】
本願の図2において前述したように、本願の実施形態のナビゲーションデバイス200は、プロセッサ210、入力デバイス220、およびディスプレイスクリーン240を含む。少なくとも一実施形態において、入力デバイス220およびディスプレイスクリーン240は、例えばタッチパネルスクリーンを介した(直接入力、メニュー選択等による)情報の入力および情報の表示を可能にする統合入力ディスプレイデバイスに統合される。当業者によく知られているように、そのようなスクリーンは例えばタッチ入力LCDスクリーンであってもよい。さらに、ナビゲーションデバイス200は、例えば音声入力/出力デバイス等の、あらゆる追加の入力デバイス220および/または追加の出力デバイス240も含み得る。
【0044】
図4Aおよび4Bは、ナビゲーションデバイス200の実施形態の実施の斜視図である。図4Aに示されるように、ナビゲーションデバイス200は統合入力ディスプレイデバイス290および(内部GPS受信機250、マイクロプロセッサ210、電源、メモリシステム230等を含むがこれらに限定されない)図2の他の構成要素を含むユニットであってもよい。
【0045】
ナビゲーションデバイス200は、大型吸着カップ294を使用してそれ自体が乗り物のダッシュボード/窓/等に固定されてもよいアーム292上に据え置かれてもよい。このアーム292は、ナビゲーションデバイス200がドッキングされ得るドッキングステーションの一例である。
【0046】
図4Bに示されるように、ナビゲーションデバイス200は、例えばナビゲーションデバイス200をアーム292にスナップ式で接続することによって、ドッキングステーションのアーム292とドッキングされるかあるいは接続され得る(これはほんの一例であり、ドッキングステーションと接続する他の既知の代替方法が本願の範囲内である)。ナビゲーションデバイス200はその場合、図4Bの矢印によって示されるように、アーム292上で回転可能であってもよい。ナビゲーションデバイス200とドッキングステーションとの間の接続を解除するために、例えばナビゲーションデバイス200上のボタンが押下されてもよい(これはほんの一例であり、ドッキングステーションとの接続を解除する他の既知の代替方法が本願の範囲内である)。
【0047】
本願の少なくとも一実施形態において、方法は、ナビゲーションデバイス200の決定された移動ルートに基づいて、ナビゲーションデバイス200の統合入力および表示デバイス290に表示するマップ情報を決定する工程と、ナビゲーションデバイス200の統合入力および表示デバイス290上に三次元で決定されたマップ情報を表示する工程と、ナビゲーションデバイスが所在地の閾値距離の範囲内にあると決定された場合に、決定されたマップ情報と共に、決定された移動ルートに沿った所在地の静止画像をナビゲーションデバイス200の統合入力および表示デバイス290に表示する工程と、を含む。
【0048】
本願の少なくとも一実施形態において、ナビゲーションデバイス200は、ナビゲーションデバイス200の決定された移動ルートに基づいて、次の表示のためのマップ情報を決定し、マップ情報の表示を制御するために使用可能であるプロセッサ210と、マップ情報を表示する統合入力および表示デバイス290と、を備え、プロセッサ210は、ナビゲーションデバイス200が所在地の閾値距離の範囲内にあると決定された場合に、マップ情報の表示と同時に、統合入力および表示デバイス290上に、決定された移動ルートに沿った所在地の静止画像の表示を制御するようにさらに使用可能である。
【0049】
図5は、ナビゲーションデバイス200の統合入力および表示デバイス290上における所在地の静止画像502を表示する、表示スクリーンショット500の例を説明する。ナビゲーションデバイス200が使用されると、例えば自動車において、ナビゲーションデバイス200のユーザに対して、決定された移動ルートに沿ったある所在地の静止画像を表示することは有益であるかもしれない。そのような所在地は、道路間の交差点、幹線道路の出口および入口ランプ、合流交通レーン、インターチェンジ、クローバー型配置(cloverleaf configuration)、高架道路(flyover)等を含み得る。それは、ナビゲーションデバイス200が所在地の閾値距離の範囲内にある場合に、統合入力および表示デバイス290上に表示されるマップ情報を、そのような所在地の静止画像502と交換することによって達成され得る。
【0050】
そのような静止画像502は、例えばナビゲーションデバイス200のメモリ220に格納されてもよい。さらに、閾値距離は設定され得、ナビゲーションデバイス200のメモリ220に格納され得、またプロセッサ210はその場合、(例えばGPS信号から検出可能な)ナビゲーションデバイス200の現在の所在地および静止画像502の所在地を使用して、ナビゲーションデバイス200がその所在地の閾値距離の範囲内にある時を決定し得る。
【0051】
図6は、本願の例示的な実施形態を説明し、例えばナビゲーションデバイス200の統合入力および表示デバイス290上に表示するための表示スクリーンショット600の例を説明する。
【0052】
(ナビゲーションデバイス200の現在のGPS所在地と、例えばユーザ入力またはユーザ選択された最終目的地とを使用して既知の方法で決定された)ナビゲーションデバイス200の決定された移動ルートに基づいて、例えば統合入力および表示デバイス290上に表示するために、マップ情報が例えばプロセッサ210によって取得される。ナビゲーションデバイス200の移動ルートは、例えばGPS信号を介して、現在の所在地の検出、および、所望の移動目的地の入力または選択において、例えばプロセッサ210によって初期に取得されてもよい。現在のGPS所在地および選択された移動指定の入力を利用した、格納されたマップ情報からの移動ルートの決定は、例えばプロセッサ210によって既知の方法でなされ得る。
【0053】
決定されたマップ情報は、その場合統合入力および表示デバイス290上に表示される。表示は、三次元表現であってもよく、ナビゲーションデバイス200が移動するにつれて、ナビゲーションデバイス200の所在地を示すようにアニメーション化されてもよい。ナビゲーションデバイス200が、決定された移動ルートに沿った(交差点、幹線道路の出口または入口ランプ、合流交通レーン、インターチェンジ、クローバー型配置、高架道路等を含むがこれらに限定されない)所在地の閾値距離の範囲内にあるとプロセッサ210によって決定された場合、所在地の静止画像が統合入力および表示デバイス290上に表示される。プロセッサ210は、「所在地」および(例えばメモリ230に格納された)その静止画像を用いてプログラムされてもよく、従って静止画像が格納されている「所在地」の位置を知っているので、その場合、ナビゲーションデバイス200が「所在地」の閾値距離の範囲内にある場合、および、従って所在地の静止画像を表示すべき場合を決定することができる。
【0054】
プロセッサ210が、静止画像が格納された「所在地」の閾値距離の範囲内にナビゲーションデバイス200があると決定した場合、図5における表示スクリーンショット500とは違って、プロセッサ210はその場合マップ情報表示604と共に、表示されるべき所在地の静止画像602を制御してもよい。マップ情報表示は、三次元表現であり続けてもよく、ナビゲーションデバイス200が移動し続けるにつれて現在のナビゲーションデバイス200の位置を反映するために更新されてもよい。従って、ユーザは、(閾値距離の範囲内にある時に)近づきつつある関心のある所在地および現在の所在地およびマップを同時に見ることができる。統合入力および表示デバイス290における表示は、一時期この配置(configuration)のままであってよく、ナビゲーションデバイス200はその場合、所在地の静止画像602無しに、マップ情報604を表示することに戻り得る。
【0055】
静止画像602の位置および相対的なサイズ、およびマップ情報604は、図6に説明されるものに限定されない。静止画像602とマップ情報表示604との両方は、同一サイズであってもよく、お互いそばにまたは上に位置してもよい。あるいは、図6に説明されるように、静止画像602およびマップ情報表示604のうちの1つは、他よりも大きくてもよい。さらに、静止画像602およびマップ情報表示604のうちの1つは、他方の少なくとも一部の上に横たわってもよい。例えば、図6において、静止画像602はマップ情報表示604よりも大きく、マップ情報表示604は、静止画像602の一部の上に横たわっており、「ピクチャー・イン・ピクチャー(picture in picture)」効果に帰結する。あるいは、静止画像602はより小さな画像であってもよく、マップ情報表示604の一部の上に横たわり得る。
【0056】
静止画像602が表示される所在地からの閾値距離は、可変または固定であってもよい。閾値距離は固定距離、例えば静止画像が格納される所在地の手前1キロメートルであってもよい。あるいは、閾値距離は可変であってもよく、例えばナビゲーションデバイスが移動している速度に依存して可変な距離を含むがそれに限定されない。そのような可変の閾値の実施形態において、ユーザが移動する速度に関わらず、所在地に到達するまでの同じ時間、ユーザは所在地の静止画像602を示されてもよい。
【0057】
さらに、マップ情報のみの表示から、静止画像602およびマップ情報表示604の両方の表示への遷移は、多くの方法で達成されてもよい。マップ情報は単に、同時に、静止画像602およびマップ情報表示604と交換されてもよい。あるいは、マップ情報は視覚的にサイズを低減されてもよく、統合入力および表示デバイス290における異なる位置に視覚的に移動されてもよい。同様に、静止画像602は、単にスクリーン上に現れてもよく、次第に姿を見せてもよく(fade in)、画素化してもよく(pixelate in)、単一の画素から増加してもよい。さらに、サイズおよび/または静止画像602の位置および/またはマップ情報表示604を変化させた場合、回転、スピン、フェーディング(fading)、フリッピング(flipping)、ピーリングオフ(peeling off)、ページ回転等の、多数の複雑な遷移効果のいくつかが使用され得る。
【0058】
上で議論された本願の実施形態は、携帯ナビゲーションデバイスであるナビゲーションデバイス200を含んだ。しかしながら、上で説明された実施形態、方法、およびデバイスは、そのようなものに限定されない。上で説明された側面、実施形態、方法、およびデバイスは、乗り物に組み込まれたナビゲーションデバイスにさらに適用可能である。そのようなナビゲーションデバイスは、例えばダッシュボードまたは乗り物の他の部分に組み込まれてもよい。そのような乗り物は、自動車、ボート、バイク等を含んでもよいが、それらに限定されない。少なくとも一実施形態において、乗り物に組み込まれたそのようなナビゲーションデバイスは、一当業者に理解されるように、上で議論された様々な側面を実行するために使用されてもよい。従って、さらなる説明は簡潔化のため省略する。
【0059】
さらには、前述の方法は、プログラム形式で具体化されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよく、コンピュータデバイス(プロセッサを含むデバイス)上で実行された場合に、前述の方法の何れか1つを実行するように構成されている。記憶媒体またはコンピュータ読み取り可能な媒体は、情報を格納するように構成されており、上述の実施形態の何れかの方法を実行するために、データ処理設備またはコンピュータデバイス情報をやり取りするように構成される。
【0060】
記憶媒体は、コンピュータデバイスの中にインストールされた内蔵媒体であってもよく、または、コンピュータデバイス本体から分離されるように配置された取り外し可能な媒体であってもよい。内蔵媒体の例は、ROMおよびフラッシュメモリ、およびハードディスク等の、書き換え可能な不揮発性メモリを含むが、それらに限定されない。取り外し可能な媒体の例は、CD−ROMおよびDVD等の光学記憶媒体、MO等の光磁気記憶媒体、フロッピー(登録商標)ディスクを含むがそれに限定されない磁気記憶媒体、カセットテープ、および取り外し可能なハードディスク、メモリーカードを含むがそれに限定されない内蔵の書き換え可能な不揮発性メモリを有する媒体、ROMカセットを含むがそれに限定されない内蔵ROMを有する媒体等を含むが、それらに限定されない。さらにその上、格納された画像に関する様々な情報、例えばプロパティ情報、は何れの他の形式で格納されてもよく、他の方法で提供されてもよい。
【0061】
上で表現された少なくとも一実施形態の方法は、(例えば、サーバ302のプロセッサ304、および/またはナビゲーションデバイス200のプロセッサ210等の)プロセッサによって実行された場合に、プロセッサにそれぞれの方法を実行させる一連の命令を表現する搬送波または伝搬信号に具体化されるコンピュータデータ信号として実施されてもよい。少なくとも他の一実施形態において、上で提供される少なくとも1つの方法は、プロセッサ210または他のコンピュータデバイスによって実行された場合に、それぞれの方法を実行するために、例えば前に説明されたメモリデバイスのうちの1つ等の、コンピュータ読み取り可能なまたはコンピュータアクセス可能な媒体に含まれる一連の命令として上で実施されてもよい。実施形態を変更する場合、媒体は磁気媒体、電子媒体、光学媒体等であってもよい。
【0062】
この開示を読んで当業者が理解するように、ナビゲーションデバイス200の電子的構成要素および/またはサーバ302の構成要素は、コンピュータハードウェア回路構成、またはコンピュータ読み取り可能なプログラム、または両者の組み合わせとして具体化され得る。
【0063】
本願の実施形態のシステムおよび方法は、本願の教示に従った方法の少なくとも1つを実行するための、プロセッサ上で動作するソフトウェアを含む。当業者の一人は、この開示を読んでおよび理解して、ソフトウェアプログラムに見られる機能を実行するために、コンピュータベースのシステムにおけるコンピュータ読み取り可能な媒体からソフトウェアプログラムが起動され得る方法を理解するであろう。当業者の一人は、本願の方法の少なくとも1つを実施および実行するために設計されるソフトウェアプログラムを創出するために採用されてよい様々なプログラミング言語をさらに理解するであろう。
【0064】
プログラムは、JAVA(登録商標)、Smalltalk、C++等を含むがそれらに限定されないオブジェクト指向言語を使用してオブジェクト指向で構築され得、プログラムは、COBAL、C等を含むがそれらに限定されない手続き言語を使用して手続き指向で構築され得る。ソフトウェア構成要素は、アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)や、リポート・プロシージャ・コール(RPC)。共通オブジェクト・リクエスト・ブローカー・アーキテクチャ(CORBA)、コンポーネント・オブジェクト・モデル(COM)、分散型コンポーネント・オブジェクト・モデル(DCOM)、分散型システム・オブジェクト・モデル(DSOM)、および遠隔メソッド呼出し(RMI)を含むがこれらに限定されないプロセス間通信技術を含むがそれに限定されない当業者に既知のあらゆる多数の方法で通信できる。しかしながら、本願の開示を読んで、当業者によって理解されるように、本願の教示は特定のプログラム言語または環境に限定されない。
【0065】
上記のシステム、デバイス、および方法は、一例として説明されており、精度、プロセッサ速度の改良、およびユーザのナビゲーションデバイス200との相互作用の容易さ等に関する限定例ではない。
【0066】
さらに、種々の例示的な実施形態の要素および/または特徴は、お互い組み合わされてもよく、この開示および添付の請求項の範囲内でお互い代わりに用いられてもよい。
【0067】
さらに、本発明の上述のおよび他の例示的な特徴の何れか1つは、装置、方法、システム、コンピュータプログラムおよびコンピュータプログラム製品の形式で具体化されてもよい。例えば、前述の方法は、図面で説明される方法を実行する何れかの構成を含むがそれに限定されない、システムまたはデバイスの形式で具体化されてもよい。
【0068】
例示的な実施形態はそのように説明されているので、同じことが多くの方法で変更されてもよいことが明らかであろう。そのような変形は本発明の精神および範囲から逸脱するものとしてみなされるものではなく、当業者に明らかであろう全てのそのような修正は、以下の請求項の範囲に含まれることが意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビゲーションデバイスの決定された移動ルートに基づいて、前記ナビゲーションデバイスの統合入力および表示デバイスに表示する標準マップ情報を決定する工程と、
前記ナビゲーションデバイスの前記統合入力および表示デバイス上に三次元で前記決定されたマップ情報を表示する工程と、
前記ナビゲーションデバイスが所在地の閾値距離の範囲内にあると決定された場合に、前記決定されたマップ情報と共に、前記決定された移動ルートに沿った所在地の静止画像を前記ナビゲーションデバイスの前記統合入力および表示デバイスに表示する工程と、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記所在地の前記静止画像および前記決定されたマップ情報は、お互い重なり合うことなく前記統合入力および表示デバイスに表示されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記決定されたマップ情報は第1のサイズで、前記静止画像は第2のサイズで、前記統合入力および表示デバイスに表示されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記表示する工程は、前記所在地の前記静止画像を第1のサイズで表示し、前記決定されたマップ情報を第2のサイズで表示する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記表示する工程は、前記決定されたマップ情報と、前記所在地の前記静止画像とのうち少なくとも1つを、前記決定されたマップ情報と前記静止画像とのうちの他の1つの少なくとも一部と重なり合う前記統合入力および表示デバイス上における位置に、表示する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記決定されたマップ情報を表示する工程は、前記決定されたマップ情報を前記第1のサイズで、ある時に、表示する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記ナビゲーションデバイスが前記所在地の閾値距離の範囲内にあると決定された場合、前記決定されたマップ情報を前記第1のサイズで表示する工程から、前記決定されたマップ情報を前記第2のサイズで表示する工程へと遷移する工程をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のサイズは、前記第2のサイズよりも相対的に大きいことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記ナビゲーションデバイスのプロセッサで実行された時に、前記ナビゲーションデバイスに請求項1に記載の方法を実行させるプログラムを含むコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項10】
ナビゲーションデバイスの決定された移動ルートに基づいて、次の表示のためのマップ情報を決定し、前記マップ情報の表示を制御するために使用可能であるプロセッサと、
前記マップ情報を表示する統合入力および表示デバイスと、を備え、
前記プロセッサは、前記ナビゲーションデバイスが所在地の閾値距離の範囲内にあると決定された場合に、前記マップ情報の表示と同時に、前記統合入力および表示デバイス上に、前記決定された移動ルートに沿った所在地の静止画像の表示を制御するようにさらに使用可能であることを特徴とするナビゲーションデバイス。
【請求項11】
前記マップ情報の表示の制御は、前記マップ情報の前記表示のサイズを制御することを含むことを特徴とする請求項10に記載のナビゲーションデバイス。
【請求項12】
前記マップ情報の表示の制御は、前記統合入力および表示デバイス上における、前記マップ情報が表示される位置を制御することを含むことを特徴とする請求項11に記載のナビゲーションデバイス。
【請求項13】
前記プロセッサは、前記静止画像が前記統合入力および表示デバイス上に表示された場合、前記統合入力および表示デバイス上における前記マップ情報の表示サイズおよび表示位置のうち少なくとも1つを変化させるように表示を制御するように構成されることを特徴とする請求項12に記載のナビゲーションデバイス。
【請求項14】
前記マップ情報の表示の制御は、前記静止画像の表示サイズを制御することを含むことを特徴とする請求項10に記載のナビゲーションデバイス。
【請求項15】
前記静止画像の表示の制御は、前記統合入力および表示デバイス上おける前記静止画像が表示される位置を制御することを含むことを特徴とする請求項14に記載のナビゲーションデバイス。
【請求項16】
前記マップ情報の表示の制御は、前記静止画像の表示サイズを制御することを含むことを特徴とする請求項13に記載のナビゲーションデバイス。
【請求項17】
前記静止画像の表示の制御は、前記統合入力および表示デバイス上における前記静止画像が表示される位置を制御することを含むことを特徴とする請求項16に記載のナビゲーションデバイス。
【請求項18】
前記ナビゲーションデバイスは携帯ナビゲーションデバイスであることを特徴とする請求項10に記載のナビゲーションデバイス。
【請求項19】
前記ナビゲーションデバイスは、乗り物に組み込まれていることを特徴とする請求項10に記載のナビゲーションデバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2011−521211(P2011−521211A)
【公表日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−506578(P2011−506578)
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【国際出願番号】PCT/EP2008/003713
【国際公開番号】WO2009/132683
【国際公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(307043223)トムトム インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ (144)
【Fターム(参考)】