結像光学系及びそれを有する電子撮像装置
【課題】色収差を良好に補正し、全ズーム範囲にわたって良好な結像性能を有した広角端が広画角で高ズーム比のズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置を提供する。
【解決手段】物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する像側レンズ群を有し、ズーミング時に第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が変化するズームレンズにおいて、第1レンズ群内に物体側像側を空気面とした時に正の屈折力を有する屈折光学素子Aが該第1レンズ群の最も物体側に位置して光学素子Bと接合した構成を採り、屈折光学素子Aのアッベ数νd、部分分散比θgFとするとき、所定の条件式を満足する。
【解決手段】物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する像側レンズ群を有し、ズーミング時に第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が変化するズームレンズにおいて、第1レンズ群内に物体側像側を空気面とした時に正の屈折力を有する屈折光学素子Aが該第1レンズ群の最も物体側に位置して光学素子Bと接合した構成を採り、屈折光学素子Aのアッベ数νd、部分分散比θgFとするとき、所定の条件式を満足する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する像側レンズ群を有し、ズーミング時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化する結像光学系において、
前記第1レンズ群内に接合光学素子Cを設け、
前記接合光学素子Cは、正の屈折力を有する屈折光学素子Aと光学素子Bで構成され、
前記屈折光学素子Aは、前記第1レンズ群の最も物体側に位置しており、
以下の条件式(4−1)、条件式(4−2)および条件式(4−3)を満足することを特徴とする結像光学系。
νdA<30 …(4−1)
0.54<θgFA<0.92 …(4−2)
|fB/fA|>0.08 …(4−3)
ここで、
ndA、nCA、nFA、ngAは、各々前記屈折光学素子Aのd線、C線、F線、g線に対する屈折率、
νdAは前記屈折光学素子Aのアッベ数(ndA−1)/(nFA−nCA)、
θgFAは前記屈折光学素子Aの部分分散比(ngA−nFA)/(nFA−nCA)、
fAは前記屈折光学素子Aの焦点距離、
fBは前記光学素子Bの焦点距離、
である。
【請求項2】
物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する像側レンズ群を有し、ズーミング時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化する結像光学系において、
前記第1レンズ群内に正の屈折力を有する屈折光学素子Aを有し、
以下の条件式(4−1)、条件式(4−2)および条件式(2)を満足することを特徴とする結像光学系。
νdA<30 …(4−1)
0.54<θgFA<0.92 …(4−2)
|fG1/fG2|>6.4 …(2)
ここで、
ndA、nCA、nFA、ngAは、各々前記屈折光学素子Aのd線、C線、F線、g線に対する屈折率、
νdAは前記屈折光学素子Aのアッベ数(ndA−1)/(nFA−nCA)、
θgFAは前記屈折光学素子Aの部分分散比(ngA−nFA)/(nFA−nCA)、
fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
fG2は前記第2レンズ群の焦点距離、
である。
【請求項3】
物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する像側レンズ群を有し、ズーミング時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化する結像光学系において、
前記第1レンズ群内に正の屈折力を有する屈折光学素子Aを有し、
前記屈折光学素子Aが前記第1レンズ群の最も物体側に位置し、
以下の条件式(4−1)、条件式(4−2)および条件式(7)を満足することを特徴とする結像光学系。
νdA<30 …(4−1)
0.54<θgFA<0.92 …(4−2)
0.8<fA/fG1<13.0 …(7)
ここで、
ndA、nCA、nFA、ngAは、各々前記屈折光学素子Aのd線、C線、F線、g線に対する屈折率、
νdAは前記屈折光学素子Aのアッベ数(ndA−1)/(nFA−nCA)、
θgFAは前記屈折光学素子Aの部分分散比(ngA−nFA)/(nFA−nCA)、
fAは前記屈折光学素子Aの焦点距離、
fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
である。
【請求項4】
以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
|fG1/fG2|>6.4 …(2)
ここで、
fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
fG2は前記第2レンズ群の焦点距離、
である。
【請求項5】
前記屈折光学素子Aが前記第1レンズ群の最も物体側に位置し、
以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項4に記載の結像光学系。
0.8<fA/fG1<13.0 …(7)
ここで、
fAは前記屈折光学素子Aの焦点距離、
fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
である。
【請求項6】
以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の結像光学系。
0.4<θhgA<1.2 …(5)
ここで、
θhgAは前記屈折光学素子Aのh線の部分分散比(nhA−ngA)/(nFA−nCA)、
nhAは前記屈折光学素子Aのh線に対する屈折率、
である。
【請求項7】
物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、絞りと、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群と正の屈折力の第5レンズ群を有し、
広角端に比して望遠端で、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が大きく、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が小さく、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が大きくなるように、隣接するレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の結像光学系。
【請求項8】
物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、絞りと、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群と正の屈折力の第5レンズ群を有し、
広角端に比して望遠端で、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が大きく、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が小さく、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が大きくなるように、隣接するレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行い、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の間隔が以下の条件式(20)を満足することを特徴とする請求項1から請求項7いずれか1項に記載の結像光学系。
0<TG45/WG45<5 …(20)
ここで、
WG45は広角端での前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の間隔、
TG45は望遠端での前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の間隔、
である。
【請求項9】
光学素子Bを備え、
以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の結像光学系。
0<θgFB−θgFBA<0.25 …(6)
ここで、
ndB、nCB、nFB、ngBは、各々前記光学素子Bのd線、C線、F線、g線に対する屈折率、
νdBは、前記光学素子Bのアッベ数(ndB-1)/(nFB-nCB)、
θgFBは、前記光学素子Bの部分分散比(ngB−nFB)/(nFB−nCB)、
θgFBAは、前記屈折光学素子Aと前記光学素子Bを1枚の光学素子と見なしたときの実効部分分散比であって、下記の式で表され、
θgF BA =fBA×νBA×(θgFA×φA/νdA+θgF B×φB/νdB)、
fBAは、前記光学素子Bと前記屈折光学素子Aとの合成焦点距離であって、下記の式で表され、
1/fBA=1/fA+1/fB、
νBAは、前記屈折光学素子Aと前記光学素子Bを1枚の光学素子と見なしたときのアッベ数であって、下記の式で表され、
νBA=1/(fBA×(φA/νdA+φB/νdB))、
φAは、前記屈折光学素子Aの屈折力(φA=1/ fA)、
φBは、前記光学素子Bの屈折力(φB=1/ fB)、
φBAは、前記光学素子Bと前記屈折光学素子Aとの合成屈折力(φBA =1/ fBA)、
である。
【請求項10】
以下の条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の結像光学系。
−15<(Ra+Rb)/(Ra-Rb)<−0.5 …(8)
ここで、
Raは、前記屈折光学素子Aの物体側の曲率半径、
Rbは、前記屈折光学素子Aの像面側の曲率半径、
である。
【請求項11】
結像光学系と撮像素子を有する電子撮像装置において、
前記結像光学系は、物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する像側レンズ群を有し、ズーミング時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化し、
前記第1レンズ群内に正の屈折力を有する屈折光学素子Aが位置し、
前記屈折光学素子Aが以下の条件式(3−2)を満たすことを特徴とする電子撮像装置。
0<(Zb(3.3a)-Za(3.3a))/(Zb(2.5a)-Za(2.5a))<0.990 …(3−2)
ここで、
fwは前記結像光学系の広角端での焦点距離、
ftは前記結像光学系の望遠端での焦点距離、
IHは前記撮像素子上での最大像高、
Za(h)は、前記屈折光学素子Aの光軸上での物体側面頂と、物体側の高さhでの位置との光軸方向の距離、
Zb(h)は、前記屈折光学素子Aの光軸上での物体側面頂と、像面側の高さhでの位置との光軸方向の距離、
aは、次式(3−1)で定義する値、
a={(IH)2×log10(ft/fw)} / fw …(3−1)
である。
【請求項12】
結像光学系と撮像素子を有する電子撮像装置において、
前記結像光学系は請求項1から請求項10の何れか1項に記載の結像光学系であって、
以下の条件式(3−2)を満たすことを特徴とする電子撮像装置。
0<(Zb(3.3a)-Za(3.3a))/(Zb(2.5a)-Za(2.5a))<0.990 …(3−2)
ここで、
fwは前記結像光学系の広角端での焦点距離、
ftは前記結像光学系の望遠端での焦点距離、
IHは前記撮像素子上での最大像高、
Za(h)は、前記屈折光学素子Aの光軸上での物体側面頂と、物体側の高さhでの位置との光軸方向の距離、
Zb(h)は、前記屈折光学素子Aの光軸上での物体側面頂と、像面側の高さhでの位置との光軸方向の距離、
aは、次式(3−1)で定義する値、
a={(IH)2×log10(ft/fw) }/ fw …(3−1)
である。
【請求項13】
以下の条件式(9−1a)、条件式(9−1b)、条件式(9−1c)、条件式(9−2a)、条件式(9−2b)のいずれかを満足することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の電子撮像装置。
1.0<Tngl(0)/Tbas(0)<12 …(9−1a)
0.4<Tnglw(0.7)/Tbasw(0.7)<3 …(9−1b)
0.2<Tnglw(0.9)/Tbasw(0.9)<1.5 …(9−1c)
0<(Tnglw(0.7)/Tbasw(0.7))/(Tngl(0)/Tbas(0))<0.7 …(9−2a)
0<(Tnglw(0.9)/Tbasw(0.9))/(Tngl(0)/Tbas(0))<0.5 …(9−2b)
ここで、
Tngl(0)は、前記屈折光学素子Aの軸上の中肉厚、
Tnglw(0.7)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tnglw(0.9)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tbas(0)は、前記光学素子Bの軸上の中肉厚、
Tbasw(0.7)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記光学素子B内を通過する長さ、
Tbasw(0.9)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記光学素子B内を通過する長さ、
である。
【請求項14】
以下の条件式(10−1a)、条件式(10−1b)、条件式(10−1c)、条件式(10−2a)、条件式(10−2b)のいずれかを満足することを特徴とする請求項1
1または請求項13に記載の電子撮像装置。
1.0<Tngl(0)/Tbas(0)<12 …(10−1a)
0.6<Tnglt(0.7)/Tbast(0.7)<4 …(10−1b)
0.45<Tnglt(0.9)/Tbast(0.9)<3.0 …(10−1c)
0<(Tnglt(0.7)/Tbast(0.7))/(Tngl(0)/Tbas(0))<0.9 …(10−2a)
0<(Tnglt(0.9)/Tbast(0.9))/(Tngl(0)/Tbas(0))<0.8 …(10−2b)
ここで、
Tngl(0)は、前記屈折光学素子Aの軸上の中肉厚、
Tnglt(0.7)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tnglt(0.9)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tbas(0)は、前記光学素子Bの軸上の中肉厚、
Tbast(0.7)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記光学素子B内を通過する長さ、
Tbast(0.9)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記光学素子B内を通過する長さ、
である。
【請求項15】
以下の条件式(11a)または条件式(11b)を満足することを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の電子撮像装置。
0.5<(Tnglt(0.7)/Tngl(0))<0.98 …(11a)
0.5<(Tnglt(0.9)/Tngl(0))<0.97 …(11b)
ここで、
Tngl(0)は、前記屈折光学素子Aの軸上の中肉厚、
Tnglt(0.7)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tnglt(0.9)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
である。
【請求項16】
以下の条件式(12a)または条件式(12b)を満足することを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか1項に記載の電子撮像装置。
0.5<(Tnglw(0.7)/Tngl(0))<0.98 …(12a)
0.3<(Tnglw(0.9)/Tngl(0))<0.95 …(12b)
ここで、
Tngl(0)は、前記屈折光学素子Aの軸上の中肉厚、
Tnglw(0.7)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tnglw(0.9)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
とする。
【請求項1】
物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する像側レンズ群を有し、ズーミング時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化する結像光学系において、
前記第1レンズ群内に接合光学素子Cを設け、
前記接合光学素子Cは、正の屈折力を有する屈折光学素子Aと光学素子Bで構成され、
前記屈折光学素子Aは、前記第1レンズ群の最も物体側に位置しており、
以下の条件式(4−1)、条件式(4−2)および条件式(4−3)を満足することを特徴とする結像光学系。
νdA<30 …(4−1)
0.54<θgFA<0.92 …(4−2)
|fB/fA|>0.08 …(4−3)
ここで、
ndA、nCA、nFA、ngAは、各々前記屈折光学素子Aのd線、C線、F線、g線に対する屈折率、
νdAは前記屈折光学素子Aのアッベ数(ndA−1)/(nFA−nCA)、
θgFAは前記屈折光学素子Aの部分分散比(ngA−nFA)/(nFA−nCA)、
fAは前記屈折光学素子Aの焦点距離、
fBは前記光学素子Bの焦点距離、
である。
【請求項2】
物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する像側レンズ群を有し、ズーミング時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化する結像光学系において、
前記第1レンズ群内に正の屈折力を有する屈折光学素子Aを有し、
以下の条件式(4−1)、条件式(4−2)および条件式(2)を満足することを特徴とする結像光学系。
νdA<30 …(4−1)
0.54<θgFA<0.92 …(4−2)
|fG1/fG2|>6.4 …(2)
ここで、
ndA、nCA、nFA、ngAは、各々前記屈折光学素子Aのd線、C線、F線、g線に対する屈折率、
νdAは前記屈折光学素子Aのアッベ数(ndA−1)/(nFA−nCA)、
θgFAは前記屈折光学素子Aの部分分散比(ngA−nFA)/(nFA−nCA)、
fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
fG2は前記第2レンズ群の焦点距離、
である。
【請求項3】
物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する像側レンズ群を有し、ズーミング時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化する結像光学系において、
前記第1レンズ群内に正の屈折力を有する屈折光学素子Aを有し、
前記屈折光学素子Aが前記第1レンズ群の最も物体側に位置し、
以下の条件式(4−1)、条件式(4−2)および条件式(7)を満足することを特徴とする結像光学系。
νdA<30 …(4−1)
0.54<θgFA<0.92 …(4−2)
0.8<fA/fG1<13.0 …(7)
ここで、
ndA、nCA、nFA、ngAは、各々前記屈折光学素子Aのd線、C線、F線、g線に対する屈折率、
νdAは前記屈折光学素子Aのアッベ数(ndA−1)/(nFA−nCA)、
θgFAは前記屈折光学素子Aの部分分散比(ngA−nFA)/(nFA−nCA)、
fAは前記屈折光学素子Aの焦点距離、
fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
である。
【請求項4】
以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
|fG1/fG2|>6.4 …(2)
ここで、
fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
fG2は前記第2レンズ群の焦点距離、
である。
【請求項5】
前記屈折光学素子Aが前記第1レンズ群の最も物体側に位置し、
以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項4に記載の結像光学系。
0.8<fA/fG1<13.0 …(7)
ここで、
fAは前記屈折光学素子Aの焦点距離、
fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
である。
【請求項6】
以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の結像光学系。
0.4<θhgA<1.2 …(5)
ここで、
θhgAは前記屈折光学素子Aのh線の部分分散比(nhA−ngA)/(nFA−nCA)、
nhAは前記屈折光学素子Aのh線に対する屈折率、
である。
【請求項7】
物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、絞りと、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群と正の屈折力の第5レンズ群を有し、
広角端に比して望遠端で、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が大きく、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が小さく、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が大きくなるように、隣接するレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の結像光学系。
【請求項8】
物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、絞りと、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群と正の屈折力の第5レンズ群を有し、
広角端に比して望遠端で、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が大きく、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が小さく、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が大きくなるように、隣接するレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行い、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の間隔が以下の条件式(20)を満足することを特徴とする請求項1から請求項7いずれか1項に記載の結像光学系。
0<TG45/WG45<5 …(20)
ここで、
WG45は広角端での前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の間隔、
TG45は望遠端での前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の間隔、
である。
【請求項9】
光学素子Bを備え、
以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の結像光学系。
0<θgFB−θgFBA<0.25 …(6)
ここで、
ndB、nCB、nFB、ngBは、各々前記光学素子Bのd線、C線、F線、g線に対する屈折率、
νdBは、前記光学素子Bのアッベ数(ndB-1)/(nFB-nCB)、
θgFBは、前記光学素子Bの部分分散比(ngB−nFB)/(nFB−nCB)、
θgFBAは、前記屈折光学素子Aと前記光学素子Bを1枚の光学素子と見なしたときの実効部分分散比であって、下記の式で表され、
θgF BA =fBA×νBA×(θgFA×φA/νdA+θgF B×φB/νdB)、
fBAは、前記光学素子Bと前記屈折光学素子Aとの合成焦点距離であって、下記の式で表され、
1/fBA=1/fA+1/fB、
νBAは、前記屈折光学素子Aと前記光学素子Bを1枚の光学素子と見なしたときのアッベ数であって、下記の式で表され、
νBA=1/(fBA×(φA/νdA+φB/νdB))、
φAは、前記屈折光学素子Aの屈折力(φA=1/ fA)、
φBは、前記光学素子Bの屈折力(φB=1/ fB)、
φBAは、前記光学素子Bと前記屈折光学素子Aとの合成屈折力(φBA =1/ fBA)、
である。
【請求項10】
以下の条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の結像光学系。
−15<(Ra+Rb)/(Ra-Rb)<−0.5 …(8)
ここで、
Raは、前記屈折光学素子Aの物体側の曲率半径、
Rbは、前記屈折光学素子Aの像面側の曲率半径、
である。
【請求項11】
結像光学系と撮像素子を有する電子撮像装置において、
前記結像光学系は、物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する像側レンズ群を有し、ズーミング時に前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化し、
前記第1レンズ群内に正の屈折力を有する屈折光学素子Aが位置し、
前記屈折光学素子Aが以下の条件式(3−2)を満たすことを特徴とする電子撮像装置。
0<(Zb(3.3a)-Za(3.3a))/(Zb(2.5a)-Za(2.5a))<0.990 …(3−2)
ここで、
fwは前記結像光学系の広角端での焦点距離、
ftは前記結像光学系の望遠端での焦点距離、
IHは前記撮像素子上での最大像高、
Za(h)は、前記屈折光学素子Aの光軸上での物体側面頂と、物体側の高さhでの位置との光軸方向の距離、
Zb(h)は、前記屈折光学素子Aの光軸上での物体側面頂と、像面側の高さhでの位置との光軸方向の距離、
aは、次式(3−1)で定義する値、
a={(IH)2×log10(ft/fw)} / fw …(3−1)
である。
【請求項12】
結像光学系と撮像素子を有する電子撮像装置において、
前記結像光学系は請求項1から請求項10の何れか1項に記載の結像光学系であって、
以下の条件式(3−2)を満たすことを特徴とする電子撮像装置。
0<(Zb(3.3a)-Za(3.3a))/(Zb(2.5a)-Za(2.5a))<0.990 …(3−2)
ここで、
fwは前記結像光学系の広角端での焦点距離、
ftは前記結像光学系の望遠端での焦点距離、
IHは前記撮像素子上での最大像高、
Za(h)は、前記屈折光学素子Aの光軸上での物体側面頂と、物体側の高さhでの位置との光軸方向の距離、
Zb(h)は、前記屈折光学素子Aの光軸上での物体側面頂と、像面側の高さhでの位置との光軸方向の距離、
aは、次式(3−1)で定義する値、
a={(IH)2×log10(ft/fw) }/ fw …(3−1)
である。
【請求項13】
以下の条件式(9−1a)、条件式(9−1b)、条件式(9−1c)、条件式(9−2a)、条件式(9−2b)のいずれかを満足することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の電子撮像装置。
1.0<Tngl(0)/Tbas(0)<12 …(9−1a)
0.4<Tnglw(0.7)/Tbasw(0.7)<3 …(9−1b)
0.2<Tnglw(0.9)/Tbasw(0.9)<1.5 …(9−1c)
0<(Tnglw(0.7)/Tbasw(0.7))/(Tngl(0)/Tbas(0))<0.7 …(9−2a)
0<(Tnglw(0.9)/Tbasw(0.9))/(Tngl(0)/Tbas(0))<0.5 …(9−2b)
ここで、
Tngl(0)は、前記屈折光学素子Aの軸上の中肉厚、
Tnglw(0.7)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tnglw(0.9)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tbas(0)は、前記光学素子Bの軸上の中肉厚、
Tbasw(0.7)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記光学素子B内を通過する長さ、
Tbasw(0.9)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記光学素子B内を通過する長さ、
である。
【請求項14】
以下の条件式(10−1a)、条件式(10−1b)、条件式(10−1c)、条件式(10−2a)、条件式(10−2b)のいずれかを満足することを特徴とする請求項1
1または請求項13に記載の電子撮像装置。
1.0<Tngl(0)/Tbas(0)<12 …(10−1a)
0.6<Tnglt(0.7)/Tbast(0.7)<4 …(10−1b)
0.45<Tnglt(0.9)/Tbast(0.9)<3.0 …(10−1c)
0<(Tnglt(0.7)/Tbast(0.7))/(Tngl(0)/Tbas(0))<0.9 …(10−2a)
0<(Tnglt(0.9)/Tbast(0.9))/(Tngl(0)/Tbas(0))<0.8 …(10−2b)
ここで、
Tngl(0)は、前記屈折光学素子Aの軸上の中肉厚、
Tnglt(0.7)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tnglt(0.9)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tbas(0)は、前記光学素子Bの軸上の中肉厚、
Tbast(0.7)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記光学素子B内を通過する長さ、
Tbast(0.9)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記光学素子B内を通過する長さ、
である。
【請求項15】
以下の条件式(11a)または条件式(11b)を満足することを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の電子撮像装置。
0.5<(Tnglt(0.7)/Tngl(0))<0.98 …(11a)
0.5<(Tnglt(0.9)/Tngl(0))<0.97 …(11b)
ここで、
Tngl(0)は、前記屈折光学素子Aの軸上の中肉厚、
Tnglt(0.7)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tnglt(0.9)は、望遠端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
である。
【請求項16】
以下の条件式(12a)または条件式(12b)を満足することを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか1項に記載の電子撮像装置。
0.5<(Tnglw(0.7)/Tngl(0))<0.98 …(12a)
0.3<(Tnglw(0.9)/Tngl(0))<0.95 …(12b)
ここで、
Tngl(0)は、前記屈折光学素子Aの軸上の中肉厚、
Tnglw(0.7)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し70%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
Tnglw(0.9)は、広角端における前記撮像素子上での最大光線高に対し90%の光線高の光線が前記屈折光学素子A内を通過する長さ、
とする。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【公開番号】特開2010−286821(P2010−286821A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−85715(P2010−85715)
【出願日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]