説明

置換ビフェニル誘導体

【課題】 コラーゲン合成阻害作用を有し、線維症の治療剤として有用なビアリール誘導体を提供する。
【解決手段】 一般式(I)


[式中、 Rは、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基等;Rは、C−Cアルキル基等;Lは、スルホニル基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基等;Rは、水素原子等;Aは、特定の化学構造式で表される基]を有するビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】


[式中、
は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、ハロゲン原子及びハロゲノスルホニル基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、ハロゲン原子及びオキソ基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい複素環基を示し、
Rは、水素原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cシクロアルキル基、置換基群aから独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基、置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基、シアノ基、ニトロ基、2個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基又は1乃至3個のハロゲン原子及び1個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基を示し、
Lは、単結合、酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、カルボニルオキシ基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アミノスルホニルアミノ基、ヒドラジノカルボニルアミノ基又はアミノカルボニルヒドラジノ基を示し、
ただし、Rが水素原子を示し、かつLが単結合を示す場合は除き、
は、水素原子、C−Cアルキル基又はハロゲン原子を示し、
Aは、式(II)、式(III)又は式(IV)で表される基
【化2】


(式中、Rは、水素原子、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基又はC−Cシクロアルキル基で置換されているC−Cアルキル基を示し、Rは、水素原子、C−Cアルキル基又はC−Cシクロアルキル基を示す。)を示し、
置換基群aは、ハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基からなる群を示し、
置換基群bは、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、C−Cシクロアルキル基、C−Cアルコキシ基、C−Cアルキルカルボニルオキシ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、モノ−C−Cアルキルスルホニルアミノ基、置換基群aから独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環カルボニル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環アミノ基、1個のオキソ基で置換されている複素環基、C−Cアルキルチオ基、C−Cアルキルスルフィニル基及びC−Cアルキルスルホニル基からなる群を示す。]
を有するビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項2】
請求項1において、Rが水素原子、C−Cアルキル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基又は置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項3】
請求項1において、Rが水素原子、C−Cアルキル基、部分若しくは完全還元型の6員複素環基、1個の部分若しくは完全還元型の5員複素環基で置換されているC−Cアルキル基又は1個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項4】
請求項1において、Rが水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基又は2−ヒドロキシエチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項5】
請求項1において、Rが水素原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cシクロアルキル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよいフェニル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい部分若しくは完全還元型の6員複素環基、置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基又はニトロ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項6】
請求項1において、Rが水素原子;メチル基;エチル基;トリフルオロメチル基;シクロプロピル基;フッ素原子、塩素原子、メチル基及びエチル基から選択される1個の基で置換されていてもよいモルホリノ基、ピペラジニル基若しくはテトラヒドロピラニル基;又は、ヒドロキシ基及びC−Cアルキルカルボニルオキシ基から選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項7】
請求項1において、Rが水素原子、メチル基、エチル基、シクロプロピル基、4−モルホリノ基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−テトラヒドロピラニル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、1−アセトキシ−1−メチルエチル基又は2−ヒドロキシエチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項8】
請求項1乃至7から選択されるいずれか一項において、Lが単結合、酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項9】
請求項1乃至7から選択されるいずれか一項において、Lが酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項10】
請求項1乃至7から選択されるいずれか一項において、Lが酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、アミノカルボニル基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項11】
請求項1乃至7から選択されるいずれか一項において、Lが単結合、酸素原子、スルホニル基、アミノカルボニル基又はアミノスルホニル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項12】
請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが式R−L−で表される基及びジ−(C−Cアルキル)アミノ基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基から独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい複素環基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項13】
請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが式R−L−で表される基及びジ−(C−Cアルキル)アミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基から選択される1個の基で置換されていてもよい5員芳香族複素環基、6員芳香族複素環基若しくは縮合二環式複素環基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項14】
請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが式R−L−で表される基及びジメチルアミノ基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基;又は、式R−L−で表される基から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル基若しくは1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエニル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項15】
請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル基、4−ジメチルアミノスルホニルフェニル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、4−ピラゾリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−エチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、2−(2−ヒドロキシエチル)−5−イミダゾリル基、5−ヒドロキシメチル−2−ピリジル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基、5−(4−モルホリノ)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項16】
請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、3−ピロリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項17】
請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1乃至2個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項18】
請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で4位若しくは3位が置換されているフェニル基;又は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、フリル基若しくはピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項19】
請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rがフッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基;又は、フッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、フリル基若しくはピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項20】
請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが4−メトキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−エチルスルホニルフェニル基、4−アセチルアミノフェニル基、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノフェニル基、4−(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノフェニル基、4−カルバモイルフェニル基、3−カルバモイルフェニル基、4−(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニルフェニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−エチルスルホニルアミノフェニル基、4−シクロプロピルスルホニルアミノフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)カルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)スルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニルフェニル基、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノフェニル基、3−チエニル基、2−ピロリル基、3−フリル基、5−カルバモイル−2−ピリジル基、2−メトキシ−5−ピリジル基又は4−ピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項21】
請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが4−メトキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−エチルスルホニルアミノフェニル基、4−シクロプロピルスルホニルアミノフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノフェニル基、3−チエニル基、2−ピロリル基又は5−カルバモイル−2−ピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項22】
請求項1乃至21から選択されるいずれか一項において、Rが水素原子、メチル基、フッ素原子又は塩素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項23】
請求項1乃至21から選択されるいずれか一項において、Rが水素原子又はフッ素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項24】
請求項1乃至21から選択されるいずれか一項において、Rがフッ素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項25】
請求項1乃至24から選択されるいずれか一項において、Aが上記式(II)で表される基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項26】
請求項1乃至24から選択されるいずれか一項において、Aが上記式(III)で表される基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項27】
請求項1乃至26から選択されるいずれか一項において、RがC−Cアルキル基又はC−Cシクロアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項28】
請求項1乃至26から選択されるいずれか一項において、Rがイソプロピル基、イソブチル基又はシクロプロピル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項29】
請求項1乃至26から選択されるいずれか一項において、Rがイソプロピル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項30】
請求項1乃至26から選択されるいずれか一項において、Rが水素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項31】
請求項1乃至30から選択されるいずれか一項において、Rが水素原子又はメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項32】
請求項1乃至30から選択されるいずれか一項において、Rがメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項33】
請求項1において、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
2’−フルオロ−N−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)メタノール、
5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}チオフェン−2−スルホンアミド、
2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、又は
2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン
で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項34】
請求項1において、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロピルスルホンアミド、
N−(モルホリン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド、
2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド、
N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(4−メチルピペラジン−1−イル)ウレア、
N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド、
N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア、又は
2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド
で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項35】
請求項1において、
2−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロピルスルホンアミド、
N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−4−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(メチルピペラジン−1−イル)ウレア、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア、又は
3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド
で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【請求項36】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
【請求項37】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する腎糸球体形成細胞における細胞外マトリックスの産生を抑制するための医薬。
【請求項38】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する腎糸球体形成細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬。
【請求項39】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肝星細胞における細胞外マトリックスの産生を抑制するための医薬。
【請求項40】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肝星細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬。
【請求項41】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肺線維芽細胞における細胞外マトリックス産生を抑制するための医薬。
【請求項42】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肺線維芽細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬。
【請求項43】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する皮膚線維芽細胞よりの細胞外マトリックス産生を抑制するための医薬。
【請求項44】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する皮膚線維芽細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬。
【請求項45】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する慢性腎疾患、急性腎疾患、糖尿病性腎障害又はそれらに限定されるものではない線維症が主な要素であるいずれもの腎疾患の予防及び/又は治療のための医薬。
【請求項46】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肝線維症の予防及び/又は治療のための医薬。
【請求項47】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肺線維症の予防及び/又は治療のための医薬。
【請求項48】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する全身性強皮症、限局性強皮症、ケロイド、円盤状エリテマトーデス又はそれらに限定されるものではない線維症が主な要素であるいずれもの皮膚疾患の予防及び/又は治療のための医薬。
【請求項49】
請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する皮膚線維症の予防及び/又は治療のための医薬。

【公開番号】特開2006−104191(P2006−104191A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−256357(P2005−256357)
【出願日】平成17年9月5日(2005.9.5)
【出願人】(000001856)三共株式会社 (98)
【Fターム(参考)】