説明

脂質含有製剤

核酸ベースの治療法、例えば、リポソーム及びリポプレックス等の会合複合体を投与するのに有用な組成物及び方法が説明される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
各々が式(I):
【化1】

[式中、
各X及びXは、各出現について、独立してC1−6アルキレンであり、
nは0、1、2、3、4又は5であり、各Rは独立してH、
【化2】

であり、
製剤中の式(I)の化合物の分子の少なくとも80%におけるR部位の少なくともn+2はHではなく、
mは1、2、3又は4であり、YはO、NR、又はSであり、
はアルキル、アルケニル又はアルキニルであり、その各々は、所望により1以上の置換基で置換されており、かつ、
はH、アルキル、アルケニル又はアルキニルであり、その各々は、所望により置換されており、その各々が所望により1以上の置換基で置換されており、
但し、n=0の場合、前記R部位の少なくともn+3はHではない]
によって定義される構造を有する1つ以上の化合物、又はその医薬上許容される塩を含む製剤。
【請求項2】
RがHではない場合、RはRである、請求項1に記載の製剤。
【請求項3】
RがHではない場合、RはRである、請求項1に記載の製剤。
【請求項4】
RがHではない場合、RはRである、請求項1に記載の製剤。
【請求項5】
RがHではない場合、RはRである、請求項1に記載の製剤。
【請求項6】
RがHではない場合、RはRである、請求項1に記載の製剤。
【請求項7】
式(I)の前記R部位のn+2はHではない、請求項1に記載の製剤。
【請求項8】
式(I)の前記R部位のn+3はHではない、請求項1に記載の製剤。
【請求項9】
式(I)の前記R部位のn+4はHではない、請求項1に記載の製剤。
【請求項10】
n>0の場合、式(I)のNRの少なくとも1つのRはHである、請求項1に記載の製剤。
【請求項11】
式(I)のNRの少なくとも1つのRはHである、請求項1に記載の製剤。
【請求項12】
前記分子の少なくとも80%が単一の構造異性体である、請求項1に記載の製剤。
【請求項13】
式(I)の前記R部位のn+2はHではない、請求項12に記載の製剤。
【請求項14】
式(I)の前記R部位のn+3はHではない、請求項12に記載の製剤。
【請求項15】
式(I)の前記R部位のn+4はHではない、請求項12に記載の製剤。
【請求項16】
式(I)の前記化合物の少なくとも90%における式(I)の前記R部位の少なくともn+2はHではない、請求項1に記載の製剤。
【請求項17】
式(I)の前記化合物の少なくとも95%における式(I)の前記R部位の少なくともn+2はHではない、請求項1に記載の製剤。
【請求項18】
式(I)の前記化合物の少なくとも99%における式(I)の前記R部位の少なくともn+2はHではない、請求項1に記載の製剤。
【請求項19】
nが2である、請求項1に記載の製剤。
【請求項20】
nが0である、請求項1に記載の製剤。
【請求項21】
及びXがCアルキレンである、請求項1に記載の製剤。
【請求項22】
nが0であって、Xがエチレン又はプロピレンである、請求項1に記載の製剤。
【請求項23】
n>1であって、Xが少なくとも1つの出現に伴い変化する、請求項1に記載の製剤。
【請求項24】
RがHでない場合、Rは、
【化3】

である、請求項1に記載の製剤。
【請求項25】
YがO又はNRである、請求項24に記載の製剤。
【請求項26】
mが2である、請求項24に記載の製剤。
【請求項27】
YがO又はNRであって、mが2である、請求項24に記載の製剤。
【請求項28】
mが1である、請求項24に記載の製剤。
【請求項29】
少なくとも1つの出現についてRがアルキルである、請求項1に記載の製剤。
【請求項30】
各出現についてRがアルキルである、請求項1に記載の製剤。
【請求項31】
がアルキルであって、RがHである、請求項1に記載の製剤。
【請求項32】
及びRがアルキルである、請求項1に記載の製剤。
【請求項33】
少なくとも1つの出現についてRがアルケニルである、請求項1に記載の製剤。
【請求項34】
少なくとも1つの出現についてRがアルケニルである、請求項1に記載の製剤。
【請求項35】
RがHではない場合、RはRであり、かつYはO又はNHである、請求項1に記載の製剤。
【請求項36】
YがOである、請求項35に記載の製剤。
【請求項37】
YがNHである、請求項35に記載の製剤。
【請求項38】
がアルキルである、請求項35に記載の製剤。
【請求項39】
がC10−30アルキルである、請求項38に記載の製剤。
【請求項40】
がC12アルキルである、請求項39に記載の製剤。
【請求項41】
nが2である、請求項35に記載の製剤。
【請求項42】
が、各出現について、Cアルキレンであって、XがCアルキレンである、請求項41に記載の製剤。
【請求項43】
mが2である、請求項35に記載の製剤。
【請求項44】
nが2であって、Rは、RがHではない場合、Rである、請求項1に記載の製剤。
【請求項45】
がアルキルである、請求項44に記載の製剤。
【請求項46】
がC10−18アルキルである、請求項45に記載の製剤。
【請求項47】
がC12アルキルである、請求項46に記載の製剤。
【請求項48】
YがOである、請求項44に記載の製剤。
【請求項49】
YがNHである、請求項44に記載の製剤。
【請求項50】
が、各出現について、Cアルキレンであって、XがCアルキレンである、請求項44に記載の製剤。
【請求項51】
mが2である、請求項44に記載の製剤。
【請求項52】
NRの少なくとも1つのRがHであって、Rは、Hでない場合、Rであり、また、YはO又はNHである、請求項1に記載の製剤。
【請求項53】
YがOである、請求項52に記載の製剤。
【請求項54】
YがNHである、請求項52に記載の製剤。
【請求項55】
がアルキルである、請求項52に記載の製剤。
【請求項56】
がC10−30アルキルである、請求項55に記載の製剤。
【請求項57】
がC12アルキルである、請求項56に記載の製剤。
【請求項58】
nが2である、請求項52に記載の製剤。
【請求項59】
が、各出現について、Cアルキレンであって、XがCアルキレンである、請求項58に記載の製剤。
【請求項60】
mが2である、請求項52に記載の製剤。
【請求項61】
nが2であって、NRの少なくとも1つのRがHであって、RがHでない場合、RはRであり、また、YはO又はNHである、請求項1に記載の製剤。
【請求項62】
がアルキルである、請求項61に記載の製剤。
【請求項63】
がC10−18アルキルである、請求項62に記載の製剤。
【請求項64】
がC12アルキルである、請求項63に記載の製剤。
【請求項65】
YがOである、請求項61に記載の製剤。
【請求項66】
YがNHである、請求項61に記載の製剤。
【請求項67】
が、各出現について、Cアルキレンであって、XがCアルキレンである、請求項61に記載の製剤。
【請求項68】
mが2である、請求項61に記載の製剤。
【請求項69】
NRの少なくとも1つのRがHであって、RはRであり、かつYはO又はNHである、請求項1に記載の製剤。
【請求項70】
YがOである、請求項69に記載の製剤。
【請求項71】
YがNHである、請求項69に記載の製剤。
【請求項72】
がアルキルである、請求項69に記載の製剤。
【請求項73】
がC10−30アルキルである、請求項72に記載の製剤。
【請求項74】
がC12アルキルである、請求項73に記載の製剤。
【請求項75】
nが2である、請求項69に記載の製剤。
【請求項76】
が、各出現について、Cアルキレンであって、XがCアルキレンである、請求項69に記載の製剤。
【請求項77】
mが2である、請求項69に記載の製剤。
【請求項78】
nが2であって、NRの少なくとも1つのRがHであって、RはRであり、かつYはO又はNHである、請求項1に記載の製剤。
【請求項79】
がアルキルである、請求項78に記載の製剤。
【請求項80】
がC10−18アルキルである、請求項79に記載の製剤。
【請求項81】
がC12アルキルである、請求項80に記載の製剤。
【請求項82】
YがOである、請求項78に記載の製剤。
【請求項83】
YがNHである、請求項78に記載の製剤。
【請求項84】
が、各出現について、Cアルキレンであって、XがCアルキレンである、請求項78に記載の製剤。
【請求項85】
mが2である、請求項78に記載の製剤。
【請求項86】
nが0であって、Xがプロピレンである、請求項1に記載の製剤。
【請求項87】
1つのRがHである、請求項86に記載の製剤。
【請求項88】
RがHでない場合、RはRである、請求項86に記載の製剤。
【請求項89】
がアルキルである、請求項86に記載の製剤。
【請求項90】
がC10−30アルキルである、請求項89に記載の製剤。
【請求項91】
がC12アルキルである、請求項90に記載の製剤。
【請求項92】
YがOである、請求項86に記載の製剤。
【請求項93】
YがNHである、請求項86に記載の製剤。
【請求項94】
mが2である、請求項86に記載の製剤。
【請求項95】
nが2であり、
が、各出現について、Cアルキレンであって、XはCアルキレンであり、かつ
各RはH又は
【化4】

であり、
mが2であり、
YがNH又はOであり、
がC12アルキルである、請求項1に記載の製剤。
【請求項96】
式(I)の前記化合物の前記分子の少なくとも80%が単一の構造異性体である、請求項95に記載の製剤。
【請求項97】
YがNHである、請求項95に記載の製剤。
【請求項98】
式(I)の前記化合物の前記分子の少なくとも80%が単一の構造異性体である、請求項97に記載の製剤。
【請求項99】
Rが、5つの出現についてRである、請求項98に記載の製剤。
【請求項100】
式(I)の前記化合物の前記分子の少なくとも80%において、Rが5つの出現についてRである、請求項95に記載の製剤。
【請求項101】
YがNHである、請求項100に記載の製剤。
【請求項102】
式(I)の前記化合物がその無機塩又は有機塩である、請求項95に記載の製剤。
【請求項103】
式(I)の前記化合物がそのヒドロハライド塩である、請求項102に記載の製剤。
【請求項104】
式(I)の前記化合物がその塩酸塩である、請求項103に記載の製剤。
【請求項105】
前記塩酸塩が1当量のHCLからn+2当量のHClである、請求項1に記載の製剤。
【請求項106】
式(I)の前記化合物の水和物を含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項107】
式(I)の前記化合物が有機酸の塩である、請求項1に記載の製剤。
【請求項108】
前記塩が酢酸塩である、請求項107に記載の製剤。
【請求項109】
前記酢酸塩が1当量の酢酸塩からn+2当量の酢酸塩である、請求項108に記載の製剤。
【請求項110】
前記塩がギ酸塩である、請求項107に記載の製剤。
【請求項111】
前記ギ酸塩が1当量の酢酸塩からn+2当量のギ酸塩である、請求項108に記載の製剤。
【請求項112】
がアルケニル部位を含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項113】
がシス二重結合を含む、請求項112に記載の製剤。
【請求項114】
前記製剤が11重量%未満の
【化5】

[式中、X及びnは請求項1の式(I)に定義した通りである]
を含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項115】
前記製剤が90重量%未満の
【化6】

[式中、Y及びRは請求項1の式(I)に定義した通りである]
を含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項116】
前記製剤が複数の式(I)の化合物を含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項117】
前記製剤が以下の式:
【化7】

[式(I”)において、R部位の少なくとも5つはRである]
の化合物の混合物を含む、請求項116に記載の製剤。
【請求項118】
式(I’)及び(I”)が約1:2〜約2:1の割合で存在する、請求項117に記載の製剤。
【請求項119】
式(II):
【化8】

[式中、
各X及びXは、各出現について、独立してC1−6アルキレンであり、
nは0、1、2、3、4又は5であり、また
各Rは独立してH又は
【化9】

であり、
mは2であり、
YはO、NR、又はSであり、
はアルキル又はアルケニルであり、
はH又はCアルキル又はアルケニルである]
の化合物の製造方法であって、
促進剤の存在下で、式(III):
【化10】

の化合物を、式(IV):
【化11】

の化合物と反応させる段階を含む方法。
【請求項120】
式(II):
【化12】

[式中、
各X及びXは、各出現について、独立してC1−6アルキレンであり、
nは0、1、2、3、4又は5であり、また
各Rは独立してH又は
【化13】

であり、
mは2であり、
YはO、NR、又はSであり、
はアルキル又はアルケニルであり、
はH又はCアルキル又はアルケニルである]
の化合物の製造方法であって、
クエンチャの存在下で式(III):
【化14】

の化合物を、式(IV):
【化15】

の化合物と反応させる段階を含む方法。
【請求項121】
式(II):
【化16】

[式中、
各X及びXは、各出現について、独立してC1−6アルキレンであり、
nは0、1、2、3、4又は5であり、また
各Rは独立してH又は
【化17】

であり、
mは2であり、
YはO、NR、又はSであり、
はアルキル又はアルケニルであり、
はH又はアルキル又はアルケニルである]
の化合物の製造方法であって、
式(III):
【化18】

の化合物を、式(IV):
【化19】

の化合物と反応させる段階を含み、
反応混合物は約3.8〜約6.5モル当量の式(IV)の化合物と共に約0.8〜約1.2モル当量の式(III)の化合物を含む製造方法。
【請求項122】
前記反応混合物が約5.5〜約6.5モル当量の式(IV)の化合物と共に、約0.8〜約1.2モル当量の式(III)の化合物を含む、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記反応混合物が約6モル当量の式(IV)の化合物と共に、約1モル当量の式(III)の化合物を含む、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
前記反応混合物が約5モル当量の式(IV)の化合物と共に、約1モル当量の式(III)の化合物を含む、請求項121に記載の方法。
【請求項125】
式(II):
【化20】

[式中、
各X及びXは、各出現について、独立してC1−6アルキレンであり、
nは0、1、2、3、4又は5であり、及び
各Rは独立してH又は
【化21】

であり、
mは2であり、
YはO、NR、又はSであり、
はアルキル又はアルケニルであり、
はH又はアルキル又はアルケニルである]
の化合物の製造方法であって、
前記方法はホウ酸及び水の存在下で式(III):
【化22】

の化合物を、式(IV):
【化23】

の化合物と反応させる2工程プロセスを含み、
第一の工程プロセスは約3.8〜約4.2モル当量の式(IV)の化合物と共に、約0.8〜約1.2モル当量の式(III)の化合物を含む反応混合物を含み、かつ、第二の工程プロセスは約0.8〜1.2モル当量の式(IV)の化合物の添加を伴う製造方法。
【請求項126】
式(II):
【化24】

[式中、
各X及びXは、各出現について、独立してC1−6アルキレンであり、
nは0、1、2、3、4又は5であり、かつ、
各Rは独立してH又は
【化25】

であり、
mは2であり、
YはO、NR、又はSであり、
はアルキル又はアルケニルであり、
はH又はアルキル又はアルケニルである]
の化合物の製造方法であって、
前記方法は式(III):
【化26】

の化合物を、式(IV):
【化27】

の化合物と反応させ、次いで、反応混合物から式(II)の少なくとも1つの構造異性体を分離して、式(II)の構造異性体を含む実質的に精製された製剤を提供することを特徴とする製造方法。
【請求項127】
式(II)の前記構造異性体が、クロマトグラフィ分離を用いて前記反応混合物から分離される、請求項126に記載の製造方法。
【請求項128】
前記クロマトグラフィ分離が異性体の分離のためにフラッシュシリカゲルを用いるものである、請求項127に記載の製造方法。
【請求項129】
前記クロマトグラフィ分離がシリカゲルを用いる異性体の重力分離である、請求項128に記載の製造方法。
【請求項130】
前記クロマトグラフィ分離が異性体の分離のために移動床クロマトグラフィを用いるものである、請求項128に記載の製造方法。
【請求項131】
前記クロマトグラフィ分離が異性体の分離のために液体クロマトグラフィ(LC)を用いるものである、請求項128に記載の製造方法。
【請求項132】
前記クロマトグラフィ分離が異性体の分離のために順相HPLCを用いるものである、請求項131に記載の製造方法。
【請求項133】
前記クロマトグラフィ分離が異性体の分離のために逆相HPLCを用いるものである、請求項131に記載の製造方法。
【請求項134】
前記実質的に純粋な製剤が式(II)の前記構造異性体の少なくとも約80%を含む、請求項126に記載の製造方法。
【請求項135】
前記実質的に純粋な製剤が式(II)の前記構造異性体の少なくとも約90%を含む、請求項134に記載の製造方法。
【請求項136】
前記実質的に純粋な製剤が式(II)の前記構造異性体の少なくとも約95%を含む、請求項135に記載の製造方法。
【請求項137】
式(V):
【化28】

[式中、
各X及びXは、各出現について、独立してC1−6アルキレンであり、
nは0、1、2、3、4、又は5であり、かつ
各Rは独立してH又は
【化29】

であり、
mは1であり、
YはO、NR、又はSであり、
はアルキル又はアルケニルであり、
はH又はアルキル又はアルケニルである]
の化合物、又はその医薬上許容される塩の製造方法であって、
前記方法は式(III):
【化30】

の化合物を、式(VI):
【化31】

の化合物と反応させて、式(V)の化合物又はその医薬上許容される塩を得る段階を含む方法。
【請求項138】
前記その医薬上許容される塩が式(V)の前記化合物の塩酸塩である、請求項137に記載の製造方法。
【請求項139】
式(X):
【化32】

[式中、
及びRは、各々、独立して、H、所望により1〜4のRで置換されていてもよいC−Cアルキル、所望により1〜4のRで置換されていてもよいC−Cアルケニル、又はC(NR)(NRであり、
及びRは、各々、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニルであり、その各々が、所望によりフルオロ、クロロ、ブロモ又はヨードで置換されていてもよく、
及びLは、各々、独立して、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−S−、−N(R)C(O)N(R)−、−OC(O)N(R)−、−N(R)C(O)O−、−O−N=C−、OR、−OC(O)NH−N=C−、又は−NHC(O)NH−N=C−であり、
−RはL−Rと共に、アセタール、ケタール、又はオルトエステルを形成することができ、R及びRが前記定義の通りであり、かつH又はフェニルであり得、
はフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、−OR、−N(R)(R)、−CN、SR10、S(O)R10、S(O)10であり、
はH、C−Cアルキルであり、
はH又はC−Cアルキルであり、
各R及びRは、独立して、H又はC−Cアルキルであり、
10はH又はC−Cアルキルであり、
mは1、2、3、4,5、又は6であり、
nは0、1、2、3、4、5、又は6である]
の化合物、又はその医薬上許容される塩。
【請求項140】
前記化合物がその無機塩である、請求項139に記載の化合物。
【請求項141】
前記化合物がそのヒドロハライド塩である、請求項140に記載の化合物。
【請求項142】
前記化合物がその塩酸塩である、請求項141に記載の化合物。
【請求項143】
前記化合物がその有機塩である、請求項139に記載の化合物。
【請求項144】
及びRが、各々、独立して、C−Cアルキルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項145】
がメチルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項146】
がメチルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項147】
及びRが共にメチルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項148】
がH、メチル、エチル、イソプロピル、又は2−ヒドロキシエチルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項149】
がHである、請求項148に記載の化合物。
【請求項150】
がメチルである、請求項148に記載の化合物。
【請求項151】
がエチルである、請求項148に記載の化合物。
【請求項152】
がプロピルである、請求項148に記載の化合物。
【請求項153】
がイソプロピルである、請求項148に記載の化合物。
【請求項154】
がH、メチル、エチル、プロピル又はイソプロピルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項155】
がH、メチル、エチル、イソプロピル又は2−ヒドロキシエチルであって、RがH、メチル、エチル、プロピル又はイソプロピルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項156】
mが1である、請求項139に記載の化合物。
【請求項157】
nが1である、請求項139に記載の化合物。
【請求項158】
m及びnの双方が1である、請求項139に記載の化合物。
【請求項159】
が−NRC(O)−、又は−C(O)NR−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項160】
が−OC(O)−又は−C(O)O−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項161】
がS−S−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項162】
が−N(R)C(O)N(R)−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項163】
が−OC(O)N(R)−又は−N(R)C(O)O−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項164】
L1が−O−N=C−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項165】
が−OC(O)NH−N=C−又は−NHC(O)NH−N=C−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項166】
が−NRC(O)−、又は−C(O)NR−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項167】
が−OC(O)−又は−C(O)O−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項168】
がS−S−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項169】
が−N(R)C(O)N(R)−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項170】
が−OC(O)N(R)−又は−N(R)C(O)O−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項171】
が−O−N=C−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項172】
が−OC(O)NH−N=C−又は−NHC(O)NH−N=C−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項173】
及びLの双方が−NRC(O)−、又は−C(O)NR−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項174】
及びLの双方が−OC(O)−又は−C(O)O−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項175】
及びLの双方がS−S−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項176】
及びLの双方が−N(R)C(O)N(R)−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項177】
及びLの双方が−OC(O)N(R)−又は−N(R)C(O)O−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項178】
が−NRC(O)−であって、Lが−S−S−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項179】
が−OC(O)−であって、Lが−S−S−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項180】
が−OC(O)N(R)−又はN(R)C(O)O−であって、Lが−S−S−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項181】
が−N(R)C(O)N(R)−であって、L2が−S−S−である、請求項139に記載の化合物。
【請求項182】
−RがL−Rと共に、アセタール、ケタール又はオルトエステルを形成する、請求項139に記載の化合物。
【請求項183】
各R及びRが、独立して、アルキルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項184】
及びRが共にC−C28アルキルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項185】
各L及びLが、独立して、−S−S−、−OC(O)N(R)−又は−N(R)C(O)O−である、請求項184に記載の化合物。
【請求項186】
がアルキルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項187】
がアルキルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項188】
がアルケニルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項189】
がアルケニルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項190】
各R及びRが、独立して、アルケニルである、請求項139に記載の化合物。
【請求項191】
各R及びRが、独立して、C−C30アルケニルである、請求項190に記載の化合物。
【請求項192】
各R及びRが同一のアルケニル部位である、請求項190に記載の化合物。
【請求項193】
各R及びRが2つの二重結合部位を含む、請求項139に記載の化合物。
【請求項194】
前記二重結合の少なくとも一方がZ立体配置を有する、請求項193に記載の化合物。
【請求項195】
前記二重結合の双方がZ立体配置を有する、請求項193に記載の化合物。
【請求項196】
及びRの少なくとも1つが、以下の式(II):
【化33】

[式中、xは1〜8の整数であり、
yは1〜10の整数である]
によって示される、請求項190に記載の化合物。
【請求項197】
及びRの双方が式(II)のものである、請求項196に記載の化合物。
【請求項198】
二重結合の少なくとも1つがE立体配置を有する、請求項190に記載の化合物。
【請求項199】
二重結合の双方がE立体配置を有する、請求項198に記載の化合物。
【請求項200】
及びRの少なくとも1つが、以下の式(III):
【化34】

[式中、xは1〜8の整数であり、
yは1〜10の整数である]
によって示される、請求項198に記載の化合物。
【請求項201】
及びRの双方が式(III)によって示される、請求項200に記載の化合物。
【請求項202】
各R及びRが3つの二重結合部位を含む、請求項190に記載の化合物。
【請求項203】
前記二重結合の少なくとも1つがZ立体配置を有する、請求項202に記載の化合物。
【請求項204】
前記二重結合の少なくとも2つがZ立体配置を有する、請求項203に記載の化合物。
【請求項205】
前記二重結合の3つ全てがZ立体配置を有する、請求項204に記載の化合物。
【請求項206】
及びRの少なくとも1つが、以下の式(IV):
【化35】

[式中、xは1〜8の整数であり、
yは1〜10の整数である]
によって示される、請求項190に記載の化合物。
【請求項207】
及びRの双方が式(IV)によって示される、請求項206に記載の化合物。
【請求項208】
前記二重結合の少なくとも1つがE立体配置を有する、請求項190に記載の化合物。
【請求項209】
前記二重結合の少なくとも2つがE立体配置を有する、請求項208に記載の化合物。
【請求項210】
前記二重結合の3つ全てがE立体配置を有する、請求項209に記載の化合物。
【請求項211】
及びRの少なくとも1つが、以下の式(IV):
【化36】

[式中、xは1〜8の整数であり、
yは1〜10の整数である]
によって示される、請求項210に記載の化合物。
【請求項212】
及びRの双方が式(V)によって示される、請求項212に記載の化合物。
【請求項213】
式(X)の化合物を含む製剤。
【請求項214】
式(X):
【化37】

[式中、
及びRは、各々、独立して、所望により1〜4のRで置換されていてもよいC−Cアルキルであり、
はアルキル、アルケニル、アルキニルであり、
は−OC(O)−であり、
は−OR、−N(R)(R)、−CN、SR10、S(O)R10、S(O)10であり、
はH、C−Cアルキルであり、
はH又はC−Cアルキルであり、
各R及びRは、独立して、H又はC−Cアルキルであり、
10はH又はC−Cアルキルであり、
m及びnは、各々、独立して、1、2、3、4、5、又は6である]
の化合物の製造方法であって、
カップリング剤の存在下で式(VI):
【化38】

の化合物を、式(VII):
【化39】

の化合物と反応させ、それにより、式(X)の化合物を提供する段階得ることを含む製造方法。
【請求項215】
前記カップリング剤がカルボジイミドである、請求項214に記載の製造方法。
【請求項216】
前記カップリング試薬がEDCIである、請求項215に記載の製造方法。
【請求項217】
請求項1又は請求項213に記載の脂質製剤を緩衝液の存在下で治療剤と接触させる段階を含み、
前記緩衝液は、
式Iの分子の実質的に全てのアミンがプロトン化されるのに十分な強度であり、
100及び300mMの間にあり、
20mMの同一の緩衝液よりも有意に大きなプロトン化を提供する濃度で存在することを特徴とする会合複合体を形成する方法。
【請求項218】
請求項217の方法によって製造された会合複合体。
【請求項219】
請求項1又は請求項213の脂質製剤を、少なくとも約90%エタノールを含む混合物中の治療剤と接触させ、前記脂質製剤を前記治療剤と迅速に混合して、約200μM未満の直径を有する粒子を提供する会合複合体を形成する方法。
【請求項220】
前記粒子は約50μM未満の直径を有する、請求項219に記載の方法。
【請求項221】
請求項1又は請求項213に記載の脂質製剤を緩衝液の存在下で治療剤と接触させることを含み、前記緩衝液は約100〜約300mMの濃度であることを特徴とする会合複合体を形成する方法。
【請求項222】
請求項1又は請求項213に記載の製剤及び核酸を含む会合複合体。
【請求項223】
さらに、PEG化脂質を含む、請求項222に記載の会合複合体。
【請求項224】
さらに、構造部位を含む、請求項222に記載の会合複合体。
【請求項225】
前記構造部位がコレステロールである、請求項224に記載の会合複合体。
【請求項226】
前記核酸がsiRNAである、請求項222に記載の会合複合体。
【請求項227】
前記核酸が分解に耐えるように修飾されているsiRNAである、請求項226に記載の会合複合体。
【請求項228】
前記核酸が、多糖骨格の修飾によって修飾されているsiRNAである、請求項226に記載の会合複合体。
【請求項229】
前記siRNAが、対象とする1つ又は複数の遺伝子を標的とする、請求項226に記載の会合複合体。
【請求項230】
前記対象とする1つ又は複数の遺伝子が肝臓中で内因的に発現する遺伝子である、請求項229に記載の会合複合体。
【請求項231】
前記対象とする遺伝子がapoBである、請求項230に記載の会合複合体。
【請求項232】
前記対象とする遺伝子がFVIIである、請求項230に記載の会合複合体。
【請求項233】
前記対象とする遺伝子がPCSK9である、請求項230に記載の会合複合体。
【請求項234】
前記対象とする遺伝子がVEGFである、請求項230に記載の会合複合体。
【請求項235】
前記対象とする遺伝子がKSP(eg5)である、請求項230に記載の会合複合体。
【請求項236】
前記対象とする遺伝子がヘプシジンである、請求項230に記載の会合複合体。
【請求項237】
前記対象とする遺伝子がHCVである、請求項230に記載の会合複合体。
【請求項238】
前記核酸が一本鎖核酸又はその誘導体である、請求項222に記載の会合複合体。
【請求項239】
前記核酸がアンチセンス核酸である、請求項238に記載の会合複合体。
【請求項240】
前記核酸がマイクロRNAである、請求項238に記載の会合複合体。
【請求項241】
前記核酸がマイクロRNAのアンチセンスオリゴヌクレオチド(アンタゴミール(antagomir))である、請求項238に記載の会合複合体。
【請求項242】
前記核酸がマイクロRNA−122に対するものである、請求項241に記載の会合複合体。
【請求項243】
前記核酸がマイクロRNA−181に対するものである、請求項241に記載の会合複合体。
【請求項244】
前記核酸がマイクロRNA−155に対するものである、請求項241に記載の会合複合体。
【請求項245】
前記核酸がマイクロRNA−16に対するものである、請求項241に記載の会合複合体。
【請求項246】
さらに、構造部位及びPEG化脂質を含み、請求項1又は請求項213に記載の製剤、構造部位、PEG化脂質、及び核酸の重量比率が8〜22:0.4〜10:0.4〜12:0.4〜2.2である、請求項222に記載の会合複合体。
【請求項247】
前記構造部位がコレステロールである、請求項246に記載の会合複合体。
【請求項247】
前記比率が10〜20:0.5〜8.0:5〜10:0.5〜2.0である、請求項247に記載の会合複合体。
【請求項248】
前記比率が15:0.8:7:1である、請求項248に記載の会合複合体。
【請求項249】
前記平均リポソーム直径が10nm及び750nmの間にある、請求項246に記載の会合複合体。
【請求項250】
前記平均会合複合体の直径が30及び200nmの間にある、請求項249に記載の会合複合体。
【請求項251】
前記平均会合複合体の直径が50及び100nmの間にある、請求項250に記載の会合複合体。
【請求項252】
前記製剤が15重量%未満の未反応脂質である、請求項222に記載の会合複合体。
【請求項253】
請求項1又は請求項213に記載の製剤を含む医薬上許容される組成物。
【請求項254】
請求項222に記載の会合複合体を含む医薬上許容される組成物。
【請求項255】
治療量の請求項222に記載の会合複合体を哺乳動物に投与する段階を含む哺乳動物を治療する方法。
【請求項256】
前記製剤が、以下の式:
【化40】

の1つ又は混合物を含み、以下の式に特記されていない限りRはHではない、請求項1に記載の製剤。
【請求項257】
前記製剤が、以下の式:
【化41】

の1つ又は混合物からなる、請求項1に記載の製剤。
【請求項258】
各Rが
【化42】

である、請求項257に記載の製剤。
【請求項259】
各Rが
【化43】

である、請求項258に記載の製剤。
【請求項260】
がC10−C18アルキル(例えば、C12アルキル)、又はC10−C30アルケニルである、請求項256又は257に記載の製剤。
【請求項261】
Rが
【化44】

である、請求項256に記載の製剤。
【請求項262】
がC10−C18アルキルである、請求項261に記載の製剤。
【請求項263】
がC12アルキルであって、RがHである、請求項261に記載の製剤。
【請求項264】
式(I)が以下に示されるものであり:
【化45】

特に指定されない限りRはHではなく:
Rは
【化46】

である、請求項253に記載の製剤。
【請求項265】
がC12アルキルであって、RがHである、請求項264に記載の製剤。
【請求項266】
式(I)が以下に示され:
【化47】

特に指定されない限りRはHではなく:
Rは
【化48】

である、請求項256に記載の製剤。
【請求項267】
がC12アルキルであって、RがHである、請求項266に記載の製剤。
【請求項268】
式(I)が以下に示され:
【化49】

特に指定されない限りRはHではない、請求項1に記載の製剤。
【請求項269】
Rが
【化50】

である、請求項268に記載の製剤。
【請求項270】
がC10−C18アルキル、又はC10−C30アルケニルである、請求項269に記載の製剤。
【請求項271】
Rが
【化51】

である、請求項268に記載の製剤。
【請求項272】
がC10−C18アルキル、又はC10−C30アルケニルであって、かつRがHである、請求項271に記載の製剤。
【請求項271】
複数の脂質部位及び治療剤を含む会合複合体を形成する方法であって、
前記方法はエタノール及びNaOAc緩衝液中で複数の脂質部位を混合して、粒子を提供する段階と、
前記治療剤を前記粒子に加え、それにより、会合複合体を形成する段階とを含む方法。
【請求項272】
前記脂質部位が100%エタノールの溶液中に提供される、請求項271に記載の方法。
【請求項273】
前記複数の脂質部位がカチオン性脂質を含む、請求項271に記載の方法。
【請求項274】
前記カチオン性脂質が請求項1又は請求項213の脂質である、請求項273に記載の方法。
【請求項275】
前記カチオン性脂質が以下の:
【化52】

のどちらか1つの脂質であるか、又はそれらの混合物である、請求項274に記載の方法。
【請求項276】
前記複数の脂質部位がPEG脂質を含む、請求項271に記載の方法。
【請求項277】
前記PEG脂質が以下の構造:
【化53】

[式中、
各L及びLは、独立して、化学結合又はC(O)であり、
各R及びRは、独立して、アルキル、アルケニル、又はアルキニルであり、その各々は、所望により1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
Xは−C(O)NH−、C(S)NH、−C(O)C1−3アルキルC(O)NH−、又は−C(O)C1−3アルキルC(O)−であり、
mは0〜11の整数であり、
nは1〜500の整数である]
を有する、請求項276に記載の方法。
【請求項278】
前記PEG脂質が
【化54】

である、請求項277に記載の方法。
【請求項279】
前記複数の脂質部位が構造脂質を含む、請求項271に記載の方法。
【請求項280】
前記構造脂質がコレステロールである、請求項279に記載の方法。
【請求項281】
さらに、脂質を含有する粒子を押出しする段階を含む、請求項271に記載の方法。
【請求項282】
脂質を含有する粒子が、前記治療剤の添加に先立って押出しされる、請求項271に記載の方法。
【請求項283】
前記治療剤が核酸である、請求項271に記載の方法。
【請求項284】
前記核酸がsiRNAである、請求項283に記載の方法。
【請求項284】
前記核酸が、分解に耐えるように修飾されているsiRNAである、請求項283に記載の方法。
【請求項285】
前記核酸が、多糖骨格の修飾によって修飾されているsiRNAである、請求項283に記載の方法。
【請求項286】
siRNAが親油性部位にコンジュゲートされている請求項283に記載の方法。
【請求項287】
siRNAが、対象とする1つ又は複数の遺伝子を標的とする、請求項284に記載の方法。
【請求項288】
前記1つ又は複数の遺伝子が肝臓において内因的に発現する遺伝子である、請求項287に記載の方法。
【請求項289】
前記対象とする遺伝子がapoBである、請求項288に記載の方法。
【請求項290】
前記対象とする遺伝子がFVIIである、請求項288に記載の方法。
【請求項291】
前記対象とする遺伝子がPCSK9である、請求項288に記載の方法。
【請求項292】
前記対象とする遺伝子がVEGFである、請求項288に記載の方法。
【請求項293】
前記対象とする遺伝子がKSP(eg5)である、請求項288に記載の方法。
【請求項294】
前記対象とする遺伝子がヘプシジンである、請求項288に記載の方法。
【請求項295】
前記対象とする遺伝子がHCVである、請求項288に記載の方法。
【請求項296】
前記核酸が一本鎖核酸又はその誘導体である、請求項283に記載の方法。
【請求項297】
前記核酸がアンチセンス核酸である、請求項296に記載の方法。
【請求項298】
前記核酸がマイクロRNAである、請求項296に記載の方法。
【請求項299】
前記核酸が抗マイクロRNA(アンタゴミール)である、請求項296に記載の方法。
【請求項300】
前記会合複合体がカチオン性脂質、構造脂質、PEG脂質及び核酸を含む、請求項271に記載の方法。
【請求項301】
前記カチオン性脂質、構造脂質、PEG脂質及び核酸のモル比が36〜48:42〜54:6〜14である、請求項300に記載の方法。
【請求項302】
前記カチオン性脂質、構造脂質、PEG脂質及び核酸のモル比が38〜46:44〜52:8〜12である、請求項301に記載の方法。
【請求項303】
前記カチオン性脂質、構造脂質、PEG脂質及び核酸のモル比が42:48:10である、請求項302に記載の方法。
【請求項304】
核酸に対する総賦形剤の重量比率が約15:1未満である、請求項271に記載の方法。
【請求項305】
核酸に対する総賦形剤の重量比率が約10:1である、請求項304に記載の方法。
【請求項306】
核酸に対する総賦形剤の重量比率が約7.5:1である、請求項305に記載の方法。
【請求項307】
核酸に対する総賦形剤の重量比率が約5:1である、請求項305に記載の方法。
【請求項308】
前記カチオン性脂質が以下の構造:
【化55】

を有し、前記PEG脂質が以下の構造:
【化56】

を有し、かつ前記構造脂質がコレステロールである、請求項300に記載の方法.
【請求項309】
前記カチオン性脂質、構造脂質及びPEG脂質のモル比が38〜46:44〜52:8〜12である、請求項308に記載の方法。
【請求項310】
前記カチオン性脂質、構造脂質、PEG脂質及び核酸のモル比が42:48:10である、請求項309に記載の方法。
【請求項310】
核酸に対する総賦形剤の前記重量比率が約15:1未満である、請求項308に記載の方法。
【請求項311】
核酸に対する総賦形剤の前記重量比率が約10:1である、請求項310に記載の方法。
【請求項312】
核酸に対する総賦形剤の前記重量比率が約7.5:1である、請求項310に記載の方法。
【請求項313】
核酸に対する総賦形剤の前記重量比率が約5:1である、請求項310に記載の方法。
【請求項314】
請求項271から313のいずれか1項に記載の方法によって製造される会合複合体。
【請求項315】
カチオン性脂質、構造脂質、PEG脂質及び核酸を含む会合複合体であって、前記カチオン性脂質は以下の:
【化57】

の1つの脂質、又はその混合物であり、
PEG脂質は以下の構造:
【化58】

を有し、
前記構造脂質はコレステロールである会合複合体。
【請求項316】
前記核酸がsiRNAである、請求項315の会合複合体。
【請求項317】
前記カチオン性脂質が以下の式:
【化59】

を有する、請求項315に記載の会合複合体。
【請求項318】
前記カチオン性脂質、構造脂質、PEG脂質及び核酸のモル比が36〜48:42〜54:6〜14である、請求項315に記載の方法。
【請求項319】
前記カチオン性脂質、構造脂質、PEG脂質及び核酸のモル比が38〜46:44〜52:8〜12である、請求項318に記載の方法。
【請求項320】
前記カチオン性脂質、構造脂質、PEG脂質及び核酸のモル比が約42:48:10である、請求項319に記載の方法。
【請求項321】
核酸に対する総賦形剤の前記重量比率が約15:1未満である、請求項315に記載の方法。
【請求項322】
核酸に対する総賦形剤の前記重量比率が約10:1である、請求項321に記載の方法。
【請求項323】
核酸に対する総賦形剤の前記重量比率が約7.5:1である、請求項321に記載の方法。
【請求項324】
核酸に対する総賦形剤の前記重量比率が約5:1である、請求項321に記載の方法。
【請求項325】
式(XV):
【化60】

[式中、
各L及びLは、独立して、化学結合又はC(O)であり、
各R及びRは、独立して、アルキル、アルケニル又はアルキニルであり、その各々は、所望により1以上の置換基で置換されていてもよく、
Xは−C(O)NH−、−C(S)NH−、−C(O)C1−3アルキルC(O)NH−、又は−C(O)C1−3アルキルC(O)O−であり、
mは0〜11の整数であり、
nは1〜500の整数である]
の化合物。
【請求項326】
及びLが共に化学結合である、請求項325に記載の化合物。
【請求項327】
及びLが共にC(O)である、請求項325に記載の化合物。
【請求項328】
各R及びRが独立してアルキルである、請求項325に記載の化合物。
【請求項329】
各R及びRが、独立して、C−C28アルキル、例えば、C10−C18アルキル、例えば、C14アルキルである、請求項328に記載の化合物。
【請求項330】
及びRが共にアルキル、例えば、同一長さを有する直鎖アルキル、例えば、C−C28アルキル、例えば、C10−C18アルキル、例えば、C14アルキル又はC16アルキルである、請求項325に記載の化合物。
【請求項331】
及びRが共にC14アルキルである、請求項330に記載の化合物。
【請求項332】
式XVがラセミ混合物を表す請求項325に記載の化合物。
【請求項333】
式XVが鏡像異性的に純粋な「R」異性体(例えば、少なくとも約95%ee、又は97%eeを超える、例えば、98%又は99%のR異性体の鏡像体過剰率を有する化合物)を表す請求項325に記載の化合物。
【請求項334】
式XVが鏡像異性的に純粋な「S」異性体(例えば、少なくとも約95%ee、又は97%eeを超える、例えば、98%又は99%のR異性体の鏡像体過剰率を有する化合物)を表す請求項325に記載の化合物。
【請求項335】
各R及びRが、独立して、アルケニルであり、例えば、各R及びRが独立してC−C30アルケニルであるか、あるいは各R及びRが同一のアルケニル部位である、請求項325に記載の化合物。
【請求項336】
各R及びRは1つの二重結合、例えば、E又はZ立体配置である1つの二重結合を含む、請求項335に記載の化合物。
【請求項337】
及びRが2つの二重結合部位を含む、請求項335に記載の化合物。
【請求項338】
Xが−C(O)NH−であり、以下の式(XV’):
【化61】

の化合物を提供する、請求項325に記載の化合物。
【請求項339】
Xが−C(O)C1−3アルキルC(O)O−である、請求項325に記載の化合物。
【請求項340】
mが1〜10の整数であり、例えば、2〜4の整数、又は整数2である、請求項325に記載の化合物。
【請求項341】
nが1〜500の整数、例えば、40〜400の整数、100〜350の整数、40〜50の整数、又は42〜47の整数である、請求項325に記載の化合物。
【請求項342】
式(XV’):
【化62】

[式中、L及びLは共に化学結合である]
の化合物である、請求項325に記載の化合物。
【請求項343】
各R及びRが、独立して、アルキル、例えば、C−C28アルキル、例えば、C10−C18アルキル、例えば、C14アルキルである、請求項342に記載の化合物。
【請求項344】
及びRが共にアルキル、例えば、同一長さを有する直鎖アルキル、例えば、C−C28アルキル、例えば、C10−C18アルキル、例えば、C14アルキル又はC16アルキルである、請求項343に記載の化合物。
【請求項345】
mが1〜10の整数、例えば、2〜4の整数、又は整数2である、請求項342に記載の化合物。
【請求項346】
nが1〜500の整数、例えば、40〜400、又は40〜50の整数である、請求項342に記載の化合物。
【請求項347】
前記化合物は式(XV’)の化合物であり、
及びLが共に化学結合であり、
及びRが共にアルキル(例えば、C−C28アルキル、例えば、C10−C18アルキル、好ましくは、C14アルキル)であり、nが約40〜400の整数である、請求項342に記載の化合物。
【請求項348】
前記化合物が以下の式(XVI):
【化63】

[式中、反復PEG部位は2000の平均分子量を有し、nの値は42及び47の間にある]
を有する、請求項325に記載の化合物。
【請求項349】
式XVIの前記化合物が好ましい絶対立体配置「R」を持つ(例えば、90%、95%、97%、98%、99%等のR異性体の鏡像体過剰率を有する)立体異性体である、請求項348に記載の化合物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図13】
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【図7】
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【図12】
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【公表番号】特表2010−505873(P2010−505873A)
【公表日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−531586(P2009−531586)
【出願日】平成19年10月3日(2007.10.3)
【国際出願番号】PCT/US2007/080331
【国際公開番号】WO2008/042973
【国際公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【出願人】(505369158)アルナイラム ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (51)
【氏名又は名称原語表記】ALNYLAM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】