説明

腫瘍量を監視する方法及びシステム

【課題】患者の腫瘍量の定量化及び監視を容易にする。
【解決手段】画像容積の選択された属性の定量化のための方法(1100)及びシステム(10)を提供する。このシステムは、関心のある容積(300)についての画像データ・セット(1104)を受け取り(1102)、複数の応答を得るように、形状及び質感の少なくとも一方に基づいて、選択された属性について上述のデータ・セットを処理して(1106)、複数の得られた応答の総数の指数を算出する(1108)ように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的には、計算機式断層写真法(CT)撮像に関し、さらに具体的には、画像容積の選択された属性の定量化及び患者における選択された属性の変化を監視することに関する。
【背景技術】
【0002】
三次元データを生成する撮像装置によって取得された解剖学的データの視覚化は典型的には、データの強度及び/又は密度値(例えば計算機式断層写真法の場合にはハンスフィールド単位(HU))のボリューム・レンダリングによって扱われる。多くの臨床応用は容積測定データの三次元視覚化に基づいており、これらの応用としては、限定しないが肺結節の検出及び寸法測定、血管曲率、血管径及び血管緊張の定量化、心血管及び心機能応用、並びにポリープの検出のための大腸のナビゲーション等がある。これらの応用は、画像データ(強度、密度(HU)、摂取(標準摂取率(SUV))、及び他の医療撮像に関連する物性の絶対値に頼って多次元の解剖学的構造を背景組織から識別している。幾つかの臨床撮像応用は、例えば腫瘍、結節及びポリープの形態の早期癌の常用的なスクリーニング向けに設計されている。
【0003】
多くの癌は一般的には、最初の器官又は部位から転移又は移動して、他の器官又は部位に及ぶ。最も一般的な腫瘍転移部位はリンパ節であり、続いて肺、肝臓、次いで骨に転移する。しばしば、転移疾患は、体内の解剖学的構造の全体に分散した小患部(2mm〜10mm)として現われる。最も一般的な転移患部部位は、肺及び肝臓である。CT画像での肝臓患部の視覚的なコントラストは人間の肉眼に限定されている。磁気共鳴撮像(MRI)及び陽電子放出断層写真法(PET)撮像は、肝臓腫瘍を視覚化することについてはCTよりも優れていることが判明しているが、コントラストは依然として限定されている。
【0004】
一次癌及び二次癌については多くの治療法の選択肢が存在する。これらの選択肢には、放射線療法、化学療法、ホルモン治療、免疫療法、手術その他がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現在、医師は、選択された治療法に対する患者の応答を評価する際に、治療対象の腫瘍の見かけの解剖学的寸法及び形状にかなり頼っている。このことは、癌は緩解しているが組織腫瘤の相対的な寸法が変化していない場合に「嵩高い疾患(bulky disease)」(腫瘍量(tumor burden)が実際の癌細胞の存在の過大評価となっていることを意味する)を有する患者では問題となり得る。PET及びCT/PET撮像の草創期以来、腫瘍の活性部分の寸法を評価して、治療に対する患者の応答を決定することができる。医師は、引き続いての治療の前後に患部(1又は複数)の寸法を測定して、応答を定量化することを望む場合がある。一次癌の多くの例では、解剖学的構造のうち患部が占める容積を定量化すると簡単な場合がある。場合によっては、腫瘍は限定されたコントラストしか有さず、且つ/又は不明瞭であり、すなわち腫瘍の境界を識別することが困難である。多数患部及び転移性疾患の場合には、体内全体にわたって又は個々の器官の内部に分散した数百の小患部が存在する可能性がある。しかしながら、多数患部が存在する場合には、各々の個々の患部を識別して追跡するのには非常な時間が掛かる。加えて、医師は、全患部が占める容積の総和を「合計腫瘍量」(TTB)と呼ばれる単一の数値で表わすことを選択する場合がある。このようなものとして、腫瘍の任意のものが選択された治療計画に応答すると、TTBは変化する。しかしながら、治療体制過程にわたってTTBを追跡することにも困難で時間の掛かる手順が必要となる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態では、画像容積の選択された属性の定量化のためのシステムを提供する。このシステムは、関心のある容積についての画像データ・セットを受け取り、複数の応答を得るように、形状及び質感の少なくとも一方に基づいて、選択された属性について上述のデータ・セットを処理して、複数の得られた応答の総数の指数(index)を算出するように構成されている。
【0007】
もう一つの実施形態では、イメージング・システムを提供する。このイメージング・システムは、画像データを取得する画像取得部と、画像取得部を制御するように構成されている制御器と、画像容積の選択された属性を定量化して、選択された属性の変化を監視するように構成されているプロセッサとを含んでいる。プロセッサはさらに、X線モダリティ、CTモダリティ、超音波モダリティ、磁気共鳴撮像(MRI)モダリティ、陽電子放出断層写真法(PET)モダリティ、核医学モダリティ、光学的モダリティの少なくとも一つ及びこれらのモダリティの組み合わせから関心のある容積についての画像データ・セットを受け取り、複数の応答を得るように、形状及び質感の少なくとも一方に基づいて、選択された属性について上述のデータ・セットを処理して、複数の得られた応答の総数の指数を算出するようにプログラムされている。
【0008】
さらにもう一つの実施形態では、画像容積の選択された属性の定量化及び選択された属性の変化を監視する方法を提供する。この方法は、関心のある容積についての画像データ・セットを受け取るステップと、複数の応答を得るように、形状及び質感の少なくとも一方に基づいて、選択された属性について上述のデータ・セットを処理するステップと、これら複数の得られた応答の総数の指数を算出するステップとを含んでいる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本書で用いる場合には、単数形で記載されており単数不定冠詞を冠した要素またはステップという用語は、排除を明記していない限りかかる要素又はステップを複数備えることを排除しないものと理解されたい。さらに、本発明の「一実施形態」に対する参照は、所載の特徴を同様に組み入れている他の実施形態の存在を排除しないものと解釈されたい。
【0010】
また、本書で用いられる「画像を再構成する」という表現は、画像を表わすデータが生成されるが可視画像は形成されないような本発明の実施形態を排除するものではない。従って、本書で用いられる「画像」との用語は可視画像及び可視画像を表わすデータの両方を広く指すものとする。但し、多くの実施形態は少なくとも1枚の可視画像を形成する(か又は形成するように構成されている)。
【0011】
図1は、マルチ・スライス容積測定型CTイメージング・システム10の見取り図である。図2は、図1に示すCTイメージング・システム10のブロック模式図である。この実施形態の例では、CTイメージング・システム10は、「第三世代」CTイメージング・システムに典型的なガントリ12を含むものとして示されている。ガントリ12は放射線源14を有しており、放射線源14は、X線のコーン・ビーム16をガントリ12の反対側に設けられている検出器アレイ18に向かって投射する。
【0012】
検出器アレイ18は、複数の検出器素子20を含む複数の検出器横列(図示されていない)によって形成されており、検出器素子20は一括で、患者22のような対象を透過した投射X線ビームを感知する。各々の検出器素子20は、入射放射線ビームの強度を表わし従って患者22を透過する際のビームの減弱を表わす電気信号を発生する。マルチ・スライス検出器アレイ18を有するイメージング・システム10は、患者22を表わす複数の画像を形成することが可能である。これら複数の画像の各々の画像は、容積の別個の「スライス」に対応する。スライスの「厚み」又は開口は、検出器横列の厚みに依存する。
【0013】
放射線投影データを取得するための1回の走査中に、ガントリ12及びガントリ12に装着されている構成部品は回転中心24の周りを回転する。図2は、検出器素子20の単一の横列(すなわち検出器横列1列)のみを示している。しかしながら、マルチ・スライス検出器アレイ18は、1回の走査中に複数の準並行スライス又は平行スライスに対応する投影データが同時に取得され得るように検出器素子の複数の平行な検出器横列を含んでいる。
【0014】
ガントリ12の回転及び放射線源14の動作は、CTイメージング・システム10の制御機構26によって制御される。制御機構26は、放射線制御器28とガントリ・モータ制御器30とを含んでおり、放射線制御器28は放射線源14に電力信号及びタイミング信号を供給し、ガントリ・モータ制御器30はガントリ12の回転速度及び位置を制御する。制御機構26内に設けられているデータ取得システム(DAS)32が検出器素子20からのアナログ・データをサンプリングして、後続の処理のためにこれらのデータをディジタル信号へ変換する。画像再構成器34が、サンプリングされてディジタル化された放射線データをDAS32から受け取って高速画像再構成を実行する。再構成された画像はコンピュータ36への入力として印加され、コンピュータ36は大容量記憶装置38に画像を記憶させる。
【0015】
コンピュータ36はまた、キーボードを有するコンソール40を介して操作者から指令及び走査用パラメータを受け取る。付設されている表示器42によって、操作者は、再構成された画像及びコンピュータ36からのその他のデータを観測することができる。操作者が供給した指令及びパラメータはコンピュータ36によって用いられて、DAS32、放射線制御器28及びガントリ・モータ制御器30に制御信号及び情報を供給する。加えて、コンピュータ36はテーブル・モータ制御器44を動作させて、電動式テーブル46を制御して患者22をガントリ12内で配置する。具体的には、テーブル46は患者22の各部分をガントリ開口48を通して移動させる。
【0016】
一実施形態では、コンピュータ36は、フレキシブル・ディスク又はCD−ROMのようなコンピュータ読み取り可能な媒体から命令及び/又はデータを読み取る装置50、例えばフレキシブル・ディスク・ドライブ又はCD−ROMドライブを含んでいる。もう一つの実施形態では、コンピュータ36はファームウェア(図示されていない)に記憶されている命令を実行する。一般的には、図2に示すDAS32、再構成器34及びコンピュータ36の少なくとも一つに設けられたプロセッサが、後述する工程を実行するようにプログラムされる。言うまでもなく、本発明の方法は、CTイメージング・システム10での実施に限定されている訳ではなく、イメージング・システムのその他多くの形式及び変形と共に利用することができる。一実施形態では、コンピュータ36は、本書に記載した作用を実行するようにプログラムされており、従って、本書で用いられるコンピュータという用語は、当技術分野でコンピュータと呼ばれている集積回路のみに限らず、コンピュータ、プロセッサ、マイクロコンントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブル・ロジック・コントローラ、特定応用向け集積回路、及び他のプログラム可能な回路を広範に指す。
【0017】
以下に、本発明の一実施形態によるマルチ・スライスCTシステムの一例の説明を掲げる。以下ではシステムの一実施形態を詳細に説明するが、本発明の多くの代替的な実施形態が可能であることを理解されたい。例えば、一つの特定の検出器及び一つの特定のデータ取得システムについて説明するが、他の検出器又はデータ取得システムを本システムと共に用いてもよく、本発明は如何なる特定の一形式の検出器での実施にも限定されない。明確に述べると、以下で説明する検出器は、複数のモジュールを含んでおり、各々のモジュールが複数の検出器セルを含んでいる。以下で述べる特定の検出器ではなく、z軸に沿って非分割型セルを有する検出器、並びに/又は多数のモジュール20を有しており、x軸及び/若しくはz軸に沿って設けられた多数の素子がいずれの方向にも接合されてマルチ・スライス走査データを同時に取得するような検出器を用いることもできる。一般的には、本システムは、1枚又は複数のスライスのデータを収集するマルチ・スライス・モードでの動作が可能である。このシステムで軸方向走査及び螺旋走査を実行して、走査対象の断面画像を処理し、再構成し、表示し、且つ/又は保管することができる。
【0018】
図3は、患者22の部分302のような関心のある容積(VOI)300の模式図である。この実施形態の例では、VOI300は、第一の器官304及び第二の器官306のような1又は複数の実体を含んでいる。VOI300の走査は、関心のある解剖学的構造及び病状のような様々な応答(1〜6)を検出することができる。
【0019】
本書で説明する方法及び装置は、様々な解剖学的構造及び病状について形状及び寸法の長手方向の変化を追跡する目的での異方的容積測定データ・セットに対する形状フィルタ処理方法の実時間式具現化形態を可能にする。肺転移を用いて本発明の様々な実施形態を説明するが、例えば限定しないが放射線医学、腫瘍学、神経医学、灌流、血管解析、大腸、肺及び心血管セグメント分割等のその他の応用が思量されることに留意されたい。
【0020】
本発明の一実施形態は、VOI300に対応する三次元容積測定データ・セットの解剖学的形状フィルタ処理及び視覚化を行なうことを含んでいる。三次元形状フィルタ処理の出力は、現行の工程に応じて異なる応答形式に分離され得る。一つの説明例としては、分離は、基礎対象の円筒度又は球状度の形態であってよい。このフィルタ処理の応答はまた、基礎対象の寸法及び形状の両方に対して等価性を生ずる基礎スケール成分を有することができ、すなわち径が8mmの円筒(及び球)に対して最大限に応答するようにフィルタ処理を調節することができ、基礎対象の寸法又は形状が所望の調節後の値から逸脱している場合には非最大となるようにする。形状応答は、独立に表示してもよいし、二次元レンダリング又は容積測定三次元レンダリングのいずれかで表わされた画像データに重ね合わせ表示してもよい。現在利用可能なウィンドウ及びレベル(W/L)動作に類似した方法をフィルタ処理後の応答に適用して、利用者が観察したい応答を選択的に表示することを可能にし、本質的に利用者に対し非最大応答に対する感度を調節する能力を与える。この方法をフィルタ処理応答に独立に適用することができる。また、この方法は、利用者がW/Lを行なう能力を失わずに、異質の応答を合体させて合成表示を行なうことを可能にする。この能力は、二つの相補的な方法を用いて達成され、第一の方法は、応答空間に人為的なデータ点を生成して、このデータに関して鏡映の向きで応答データを分離することを可能にし、第二の方法は、同様に鏡映されたカラー・マップを適当な伝達関数と共に用いた。これらの方法の結果は、利用者が選択的W/Lを適用することができ、フィルタ処理(例えば球形及び円筒形)の異質の応答を同時に独立に表示するか又は視覚的な識別のためにそれぞれ独自のカラー・マップを用いて画像データの上に表示することである。
【0021】
関心のある解剖学的実体を含む容積は、モルフォロジィ演算に関連した肺の解剖学的密度値を用いて識別される。容積が様々なスケールで表わされるように、多重分解能サンプリングを実行する。下降サンプリングをガウス平滑化と共に実行して、エイリアシング・アーティファクトを最小限に抑える。ガウス・フィルタの解析的導関数で容積を畳み込むことに対する離散的な近似が決定され、球形及び円筒形の解剖学的対象、結節及び血管に対する応答がそれぞれ表示される。
【0022】
図4は、関心のある容積(VOI)300(図3に示したもの)の模式図である。応答1〜6の中心を識別して、撮像されたVOI300の内部の個々の腫瘍に対する三次元参照を形成する。個々の腫瘍に対する三次元ポインタを用いて各々の腫瘍の容積を評価し、腫瘍の全ての容積を合算して合計腫瘍量(TTB)を算出する。代替的な実施形態では、容積を各々の個々の腫瘍について評価するのではなく、関心のある実体について大域的に評価し、この場合にはTTBが直接決定されるので個々の腫瘍の合算は不要である。
【0023】
図5は、各々の応答1〜6の決定された容積502の表500である。合計腫瘍量(TTB)504を決定して表示することができる。TTBは、応答1〜6の1又は複数の容積を合計することにより決定される。この実施形態の例では、応答1〜6の個々の容積を合算してTTB504を決定する。他の様々な実施形態では、容積を合計する他の方法を用いてよい。
【0024】
図6は、VOI300(図3に示したもの)の模式図であり、例えば治療の過程を辿って時間的に比較的後の点で受け取られたデータを示す。減算、除算又は他の数学的表現によって、連続した時間点の間でのVOI300でのTTB504を決定することができる。
【0025】
図7は、VOI300(図6に示したもの)の模式図である。応答1〜6の中心を識別し、また追加で検出された応答7を識別してその中心を決定する。
【0026】
図8は、応答1〜7の更新後の決定された容積802の表800である。合計腫瘍量(TTB)804を決定して表示することができる。TTBは、応答1〜7の1又は複数の容積を合計することにより決定される。この実施形態の例では、応答1〜7の個々の容積を合算してTTB804を決定する。他の様々な実施形態では、容積を合計する他の方法を用いてよい。また、各々の容積について連続した時間点の間での差の値を決定して表示してもよい。差の値は、前回の値からの大きさの変化として表現してもよいし、前回の値からの変化百分率のような前回の値からの相対的な変化として表現してもよい。代替的な実施形態では、TTBは、関心のある実体全体について直接的に決定される。
【0027】
この工程を、第一の画像に位置揃えした代替的な撮像モダリティから得られた画像のような二次的な画像において繰り返してもよく、検出された容積の差を算出する。例えば、CT画像及びPET画像の両方において形状に基づくフィルタ処理を実行すると、CTからの解剖学的腫瘍量(ATB)に関連する情報、及びPETからの生理学的腫瘍量(PTB)に関連する情報を提供することができる。比較的遅い時間点でもこの解析を繰り返すことにより、典型的には解剖学的変化は生理学的変化よりも遅れるため、治療が影響を与えたレベルが明らかになる。
【0028】
また、WHO規準及びRECIST規準によって推奨されるような患部のサブセット(例えば5番目までの最大患部等)の評価のみを自動的に追跡するように、全ての容積の検出をフィルタ処理してもよい。かかる測定は、患部のサブセットの平均容積又は合計容積の展開を決定することや、これらの患部の任意のものの容積の最大減少/増大を決定することを含む。
【0029】
図9は、関心のある容積についての腫瘍量指数を決定する方法の一例900の流れ図である。この実施形態の例では、実時間球形形状フィルタ処理に続いて全ての識別されたボクセルから腫瘍量を決定する。方法900は、例えばCT撮像走査からの多次元データを評価し又は受け取るステップ902を含んでいる。様々な代替的な実施形態では、例えば限定しないがX線モダリティ、CTモダリティ、超音波モダリティ、磁気共鳴撮像(MRI)モダリティ、陽電子放出断層写真法(PET)モダリティ、核医学モダリティ、光学的モダリティ及びこれらのモダリティの組み合わせによる様々な走査から未処理データ、投影データ及び/又は画像データを用いて多次元データを受け取ることができる。多次元データは、例えば限定しないが放射線医学データ、腫瘍学データ、神経医学データ、心データ、胸部データ、筋骨格データ、血管データ及び侵襲データ等であってよい。受け取られたデータから関心のある領域又は容積を決定する。関心のある容積は、利用者によって選択されてもよいし、又はデータの予め決定された属性を用いて自動的に決定されてもよく、多次元データの少なくともサブセットを関心のある容積内に含むように位置決定する。
【0030】
VOIは、実時間式の形状に基づくフィルタ処理をFP減少のための後処理と共に用いて処理されて(ブロック904)、腫瘍様の球形対象を判定する。フィルタ処理応答を総計して(ブロック906)、実効腫瘍量指数を決定する。癌の亢進又は抑止を報告する目的で、長手方向検査においてこの処理を繰り返して(ブロック908)、変化を判定する。
【0031】
上述の方法はさらに、三次元形状に基づくフィルタ処理を用いて対象の画像において球形領域を検出するステップを含んでいてもよい。球形ボクセルの識別された位置を総計して腫瘍量指数を求めることができ、この場合には長手方向の検査全体で結果を追跡して変化判定を行なう。腫瘍量指数は、様々な統計学的分析について時間且つ/又は人口に関して傾向分析することができる。複数の撮像モダリティについての腫瘍量指数を組み合わせて、判定規則エンジンのための追加情報を提供することもできる。
【0032】
図10は、関心のある容積についての腫瘍量指数を決定する方法の一例1000の流れ図である。この方法1000は、実時間形状フィルタ処理を用いて合計腫瘍量容積を決定し、続いて各々の識別された領域の質量中心決定を行ない、この質量中心を用いて腫瘍をセグメント分割して寸法を決定することができる。方法1000はさらに、三次元形状に基づくフィルタ処理を用いて対象の画像の球形領域を検出すること、続いて検出の各々のクラスタの質量中心を決定する後処理を含んでいてもよい。識別された位置の各々を、個々の腫瘍候補の容積を推定する容積測定セグメント分割アルゴリズムへ供給する。個々の容積推定値を総計して合計腫瘍容積を求める。結果を長手方向の検査全体で追跡して変化判定を行なう。
【0033】
方法1000は、例えばCT撮像走査から多次元データを評価する又は受け取るステップ1002を含んでいる。様々な代替的な実施形態では、例えば限定しないがX線モダリティ、CTモダリティ、超音波モダリティ、磁気共鳴撮像(MRI)モダリティ、陽電子放出断層写真法(PET)モダリティ、核医学モダリティ、光学的モダリティ及びこれらのモダリティの組み合わせによる様々な走査から未処理データ、投影データ及び/又は画像データを用いて多次元データを受け取ることができる。多次元データは、例えば限定しないが放射線医学データ、腫瘍学データ、神経医学データ、心データ、胸部データ、筋骨格データ、血管データ及び侵襲データ等であってよい。受け取ったデータから関心のある領域又は容積を決定する。関心のある容積は、利用者によって選択されてもよいし、又はデータの予め決定された属性を用いて自動的に決定されてもよく、多次元データの少なくともサブセットを関心のある容積内に含むように位置決定する。
【0034】
VOIは、実時間式の形状に基づくフィルタ処理をFP減少のための後処理と共に用いて処理されて(ブロック1004)、腫瘍様の球形対象を判定する。球形応答の各々のクラスタについての質量中心を決定し、この質量中心を用いて球形応答の各々の容積をセグメント分割して推定する。容積推定値を総計して(ブロック1008)、実効腫瘍量容積を決定する。癌の亢進又は抑止を報告する目的で、長手方向検査においてこの処理を繰り返して(ブロック1010)、変化を判定する。
【0035】
図11は、複数の撮像及び診断の解に一般的に適用された場合の本発明の実施形態の一例のデータ流れ図1100である。イメージング・システム1102の様々なモダリティの任意のものの走査を用いて多次元データを得る。例えば、X線モダリティ、CTモダリティ、超音波モダリティ、磁気共鳴撮像(MRI)モダリティ、陽電子放出断層写真法(PET)モダリティ、核医学モダリティ、光学的モダリティ、及びこれらのモダリティの組み合わせの走査中にデータを取得することができる。画像データ1104は、例えば放射線医学データ、腫瘍学データ、神経医学データ、心データ、胸部データ、筋骨格データ、血管データ及び侵襲データであってよい。三次元形状に基づくフィルタ処理のようなフィルタ処理及び/又は直接的には決定可能でない属性の導出を用いて、画像データ1104を処理することができる(ブロック1106)。例えば、画像データ1104は、画像質感、形状、ハンスフィールド数、標準摂取率(SUV)、解剖学的構造及び/又は径についてフィルタ処理されてもよいし、また画像データ・セットから例えば灌流及び/又は流動を導くこともできる。
【0036】
上限閾値、下限閾値又は上下限閾値のような選択可能な閾値(ブロック1110)を用いて処理後のデータを解析し、画像データの球形領域を検出することができる。識別された位置の球形ボクセルを総計して(ブロック1108)腫瘍量指数を求め、前回の指標を用いて長手方向の検査全体にわたる空間的時間的解析を用いて結果を傾向分析して変化判定を行なうことができる。代替的な実施形態では、三次元形状に基づくフィルタ処理を用いて画像データの複数の球形領域を検出し、続いて検出の各々のクラスタの質量中心を決定する後処理を行なうことができる。識別された位置の各々は、個々の腫瘍候補の容積を推定する容積測定セグメント分割アルゴリズムに入力される。個々の容積推定値を総計して合計腫瘍容積を求める。長手方向の検査全体にわたって結果を傾向分析して変化判定を行なうことができる。
【0037】
また、腫瘍のサブセット(例えば5番目までの最大患部)の展開のみを自動的に追跡するように、全ての領域の検出をフィルタ処理することもできる。かかる測定は、腫瘍のサブセットの平均容積若しくは合計容積の展開を算出すること、及び/又はこれらの腫瘍の任意のものの容積の最大減少/増大を算出することを含み得る。腫瘍の数、個々の腫瘍寸法、総腫瘍寸法及び/又は他の関心のある容積の属性の変化を用いて診断及び/又は推奨される治療過程を決定し得るように、総数データに判定規則エンジン1116を適用してもよい。判定規則エンジン1116は患者メタデータ・ソース1118からデータを受け取り、患者メタデータ・ソース1118は、限定しないが患者遺伝データ、患者家族の既往歴データ、組織変化データ、患者アレルギー・データ及び患者既往歴を含み得る。
【0038】
判定規則エンジン1116は、診断知識ベース及び/又は疾患−治療知識ベースのような様々なデータベース1119からデータを受け取ることができ、これらのデータベースはデータ記憶装置38を介してアクセス可能なメモリ内でローカルに位置していてよい。また、インターネットのようなネットワークを介してアクセス可能なデータベースを判定規則エンジン1116によって用いてもよい。診断及び推奨される治療、並びに判定規則エンジン1116を適用したその他の結果を表示器1122を介して利用者に連絡してもよいし(ブロック1120)、またネットワークを介して他の利用者に伝達してもよい。判定規則エンジン1116を適用した結果は、腫瘍量が軽快している又は悪化している等のような二値応答であってよい。また、応答は、腫瘍量の容積量又は腫瘍結節の数のような計量的尺度であってもよい。応答は、疾患及び/又は治療の進行を詳細に記した患者の詳細な履歴を含んでいてもよい。
【0039】
利用者入力モジュール1124からの利用者入力を用いて、アルゴリズムによって用いられる出力更新パラメータ又は更新パラメータを生成するのに用いられるアルゴリズムを修正し又は編集することができる。利用者入力モジュール1124は、スタンド・アロン型のマン・マシン・インタフェイスであってもよいし、既存のイメージング・システム・コントローラの一部であってもよい。利用者入力は、入力モジュール1124に手動で入力されてもよいし、システム10にアクセス可能なソフトウェア、ファームウェア及び/又はハードウェアとして具現化された論理コード・セグメントの出力であってもよい。
【0040】
図12は、計算機式断層写真法(CT)を用いた肺検査に適用された場合の本発明の実施形態の一例のデータ流れ図1200である。CT走査1202を用いて多次元データを得る。CT画像データ1204は、関心のある肺組織を含む患者のセグメントを含んでいてよい。三次元形状に基づくフィルタ処理を用いて画像データ1204を処理して(ブロック1206)、三次元形状に基づくフィルタ処理についての所定の規準に合致する組織の質量中心の位置を求めることができる。上限閾値、下限閾値又は上下限閾値のような選択可能な閾値1210を用いて処理後のデータを解析し、画像データの球形領域を検出することができる。識別された位置の合計ボクセルを総計して(ブロック1208)、腫瘍量指数を求め、前回の指数1214を用いて、長手方向の検査全体にわたる減算1212のような解析を用いて結果を傾向分析して変化判定を行なうことができる。代替的な実施形態では、三次元形状に基づくフィルタ処理を用いて画像データの複数の球形領域を検出し、続いて検出の各々のクラスタの質量中心を決定する後処理を行なってもよい。識別された位置の各々は、個々の腫瘍候補の容積を推定する容積測定セグメント分割アルゴリズムに入力される。個々の容積推定値を総計して合計腫瘍容積を求める。長手方向の検査全体にわたって結果を傾向分析して変化判定を行なうことができる。
【0041】
また、腫瘍のサブセットの展開のみを自動的に追跡するように、全ての領域の検出をフィルタ処理することもできる。かかる測定は、腫瘍のサブセットの平均容積若しくは合計容積の展開を算出すること、及び/又はこれらの腫瘍の任意のものの容積の最大減少/増大を算出することを含み得る。腫瘍の数、個々の腫瘍寸法、総腫瘍寸法及び/又は他の関心のある容積の属性の変化を用いて診断及び/又は推奨される治療過程を決定し得るように、総数データに判定規則エンジン1216を適用してもよい。判定規則エンジン1216は患者メタデータ・ソース1218からデータを受け取り、患者メタデータ・ソース1218は、限定しないが患者遺伝データ、患者家族の既往歴データ、組織変化データ、患者アレルギー・データ、及び患者の一次癌の型を含む患者既往歴を含み得る。判定規則エンジン1216は、診断知識ベース及び/又は疾患−治療知識ベースのような様々なデータベース1219を含んでいてよく、これらのデータベースはデータ記憶装置38を介してアクセス可能なメモリ内でローカルに位置していてよい。また、インターネットのようなネットワークを介してアクセス可能なデータベースを判定規則エンジンを判定規則エンジン1216によって用いてもよい。診断及び推奨される治療、並びに判定規則エンジン1216を適用したその他の結果を表示器1222を介して利用者に連絡してもよいし(ブロック1220)、またネットワークを介して他の利用者に伝達してもよい。判定規則エンジン1216を適用した結果は、腫瘍量が軽快している又は悪化している等のような二値応答であってよい。また、応答は、腫瘍量の容積量又は腫瘍結節の数のような計量的尺度であってもよい。応答は、疾患及び/又は治療の進行を詳細に記した患者の詳細な履歴を含んでいてもよい。
【0042】
利用者入力モジュール1224からの利用者入力を用いて、アルゴリズムによって用いられる出力更新パラメータ又は更新パラメータを生成するのに用いられるアルゴリズムを修正し又は編集することができる。利用者入力モジュール1224は、スタンド・アロン型のマン・マシン・インタフェイスであってもよいし、既存のイメージング・システム・コントローラの一部であってもよい。利用者入力は、入力モジュール1224に手動で入力されてもよいし、システム10にアクセス可能なソフトウェア、ファームウェア及び/又はハードウェアとして具現化された論理コード・セグメントの出力であってもよい。
【0043】
以上に述べた実施形態は医療撮像に関して記載されているが、本書に記載した画像取得及び処理方法は医療応用に限らず、非医療応用でも用いることができることが分かる。
【0044】
上述の実施形態を適用する記載は例示に過ぎない。上述のように、コンピュータで具現化される工程及びこれらの工程を実施する装置の形態の実施形態も含まれ得る。また、任意のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体上で有形のデータ記憶装置38として具現化されており命令を含むコンピュータ・プログラム・コードの形態の実施形態も含まれ、この場合には、コンピュータ・プログラム・コードがコンピュータにロードされてコンピュータによって実行されるときに、コンピュータが本発明を実施する装置となる。また、例えば記憶媒体に記憶されているか、コンピュータにロードされ且つ/又はコンピュータによって実行されるか、又は電気結線やケーブル配線、光ファイバ、又は電磁放射を介する等のように何らかの伝達媒体を介した変調された搬送波であるか否かを問わず伝送される伝播データ信号であるか否かを問わずコンピュータ・プログラム・コードの形態の実施形態も含まれ、この場合には、コンピュータ・プログラム・コードがコンピュータにロードされてコンピュータによって実行されるときに、コンピュータが本発明を実施する装置となる。汎用マイクロプロセッサ上で具現化される場合には、コンピュータ・プログラム・コード・セグメントが、特定の論理回路を生成するようにマイクロプロセッサを構成設定する。
【0045】
第一及び第二、又は類似した項目を示すその他類似の命名法を用いたが、特に記載のない限り、何らかの特定の順序を指定したり含意したりするものではないことが認められよう。
【0046】
イメージング・システムの上述の実施形態は、患者の腫瘍量を監視する経費効果が高く信頼性の高い手段を提供する。さらに明確に述べると、形状に基づくフィルタ処理又は他のフィルタ処理を用いて腫瘍及び腫瘍候補を検出することができ、また腫瘍量の総計を時間又は患者人口に関して傾向分析することができる。知識ベースによって診断及び治療推奨を容易にし得るように、腫瘍量の解析に判定規則を適用することができる。結果として、所載の方法は、経費効果が高く信頼性の高い態様での患者の腫瘍量の定量化及び監視を容易にする。
【0047】
以上、イメージング・システム方法及び装置の実施形態の例を詳細に記載した。図示のイメージング・システムの構成要素は本書に記載した特定の実施形態に限定されず、各々のイメージング・システムの構成要素を独立に用いてもよいし、本書に記載したその他構成要素とは別個に用いてもよい。例えば、上述したイメージング・システム構成要素を異なるイメージング・システムと組み合わせて用いてもよい。本書に記載したシステム及び方法の様々な実施形態の技術的効果は、患者の腫瘍量の定量化及び監視を容易にすることを含む。
【0048】
様々な特定の実施形態によって本発明を説明したが、当業者は、特許請求の範囲の要旨及び範囲内で改変を施して本発明を実施し得ることを認められよう。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】マルチ・スライス容積測定CTイメージング・システムの見取り図である。
【図2】図1に示すマルチ・スライス容積測定CTイメージング・システムのブロック模式図である。
【図3】患者の部分のような関心のある容積(VOI)の模式図である。
【図4】図3に示す関心のある容積(VOI)のもう一つの模式図である。
【図5】図4に示す各々の応答1〜6の決定された容積の表を示す図である。
【図6】例えば治療の過程を辿って時間的に比較的遅い点で受け取られたデータを示す図3に示すVOIの模式図である。
【図7】図6に示すVOIの模式図である。
【図8】図7に示す応答1〜7の更新後の決定された容積の表800を示す図である。
【図9】関心のある容積について腫瘍量指数を決定する方法の一例の流れ図である。
【図10】関心のある容積について腫瘍量指数を決定する方法のもう一つの例の流れ図である。
【図11】複数の撮像及び診断の解に一般的に適用された場合の本発明の実施形態の一例のデータ流れ図である。
【図12】計算機式断層写真法(CT)を用いた肺検査に適用された場合の本発明の実施形態の一例のデータ流れ図である。
【符号の説明】
【0050】
10 CTシステム
12 ガントリ
14 放射線源
16 X線コーン・ビーム
18 検出器アレイ
20 検出器素子
22 患者
24 回転中心
26 制御機構
42 表示器
46 電動式テーブル
48 ガントリ開口
300 関心のある容積
302 患者の部分
304 第一の器官
306 第二の器官
500、800 容積の表
502、802 決定された容積
504、804 合計腫瘍量(TTB)
900、1000 関心のある容積についての腫瘍量指数を決定する方法
1100 複数の撮像及び診断の解に一般的に適用された場合のデータ流れ図
1200 CTを用いた肺検査に適用された場合のデータ流れ図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像容積(300)の選択された属性の定量化のためのシステム(10)であって、
関心のある容積(300)についての画像データ・セット(1104)を受け取り(1102)、
複数の応答を得るように、形状及び質感の少なくとも一方に基づいて、選択された属性について前記データ・セットを処理して(1106)、
複数の得られた応答の総数の指数を算出する(1108)
ように構成されているシステム(10)。
【請求項2】
前記指数の変化を監視するようにさらに構成されている請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記選択された属性の量を決定するために前記データ・セットをフィルタ処理する(1106)ようにさらに構成されている請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
質感、形状、ハンスフィールド数、標準摂取率(SUV)、解剖学的構造及び径の少なくとも一つについて前記データ・セットをフィルタ処理する(1106)こと、並びに前記データ・セットから灌流及び流動の少なくとも一方を導出することの少なくとも一方を行なうようにさらに構成されている請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記選択された属性用の閾値(1110)を利用者から受け取るようにさらに構成されている請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記関心のある容積での前記選択された属性の大域的な量を用いて指数を算出する(1108)ようにさらに構成されている請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記関心のある容積での前記選択された属性の複数の量を用いて前記指数を算出する(1108)ようにさらに構成されている請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記関心のある容積は患者(22)の部分(302)に対応しており、
前記患者についてのメタデータを受け取り(1118)、
前記関心のある容積の前回のデータ・セット及び第二の関心のある容積からのデータ・セットの少なくとも一方から第二の指数を受け取り、
前記指数と前記第二の指数との間の変化を決定して、
前記関心のある容積(300)の変化を決定するために、前記決定された変化に少なくとも一つの判定規則(1116)を適用する
ようにさらに構成されている請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
患者遺伝データ、患者家族の既往歴データ、組織変化データ、患者アレルギー・データ、患者既往歴及び疾患−治療知識ベースの少なくとも一つを受け取るようにさらに構成されている請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記少なくとも一つの適用された判定規則及び前記患者メタデータを用いて診断、治療、二値応答及び計量的応答の少なくとも一つの出力を生成するようにさらに構成されている請求項8に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−255412(P2006−255412A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−63559(P2006−63559)
【出願日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY
【Fターム(参考)】