説明

補因子、及び個人に対するその使用方法

本明細書中で提供されるのは、少なくとも一の遺伝的バリアントの存在または不存在を検出すること、または補因子治療可能な症状に対する素因を決定すること、遺伝子バリアントに基づいた個別化された栄養的アドバイスプランを作成することにより、個人の遺伝子的構造に基づいた個人のためのビタミンなどの一またはそれ以上の補因子を同定するための方法およびシステムである。また、本明細書中で提供されるのは、遺伝子的構造により決定される補因子の調合物およびこれらの調合物を決定するためのおよび製造するための方法である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
補因子を含む調合物であって、前記調合物が、個人の遺伝子的構造により決定された量で存在する、調合物。
【請求項2】
補因子の大多数を含み、ここで少なくとも前記大多数内の前記補因子が、個人の遺伝子的構造により決定された量で存在する、請求項1に記載の調合物。
【請求項3】
前記補因子が、ビタミンA(レチノール)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンD(カルシフェロール)、ビタミンE、ビタミンK(フィロキノン)、ビタミンB(チアミン)、ビタミンB(リボフラビン)、ビタミンB(ナイアシン)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンB(葉酸塩/葉酸)、ビタミンB12(トコフェロール)ビタミンB(ビオチン)、ビタミンB(パントテン酸)からなる群から選択される、請求項1に記載の調合物。
【請求項4】
補因子の前記大多数が、ビタミンA(レチノール)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンD(カルシフェロール)、ビタミンE、ビタミンK(フィロキノン)、ビタミンB(チアミン)、ビタミンB(リボフラビン)、ビタミンB(ナイアシン)、ビタミンB(ピリドキシン)、ビタミンB(葉酸塩/葉酸)、ビタミンB12(トコフェロール)ビタミンB(ビオチン)、ビタミンB(パントテン酸)から選択される少なくとも2つの補因子を含む、請求項2に記載の調合物。
【請求項5】
除放形態として調製される、請求項1の調合物。
【請求項6】
経口摂取可能である、請求項1に記載の調合物。
【請求項7】
静脈内、皮下、または筋肉内投与のために調製される、請求項1の調合物。
【請求項8】
単位投薬として調製される、請求項1の調合物。
【請求項9】
錠剤またはカプセルとして調製される、請求項1の調合物。
【請求項10】
液体形態である、請求項1に記載の調合物。
【請求項11】
前記遺伝子的構造が、代謝経路中に一またはそれ以上の遺伝子でコードされた一またはそれ以上の酵素について遺伝的バリアントを含み、ここで前記遺伝的バリアントが、補因子治療可能な症状と相関する、請求項1に記載の調合物。
【請求項12】
前記補因子治療可能な症状が、神経管欠損を伴う子孫を有する、請求項11に記載の調合物。
【請求項13】
前記補因子治療可能な症状が、二分脊椎症、口蓋裂、もしくは無脳症を伴う子孫を有する症状、または早産を有する症状から選択される、請求項11に記載の調合物。
【請求項14】
前記個人による使用のための教示を伴う、請求項1に記載の調合物。
【請求項15】
(a)前記補因子を選択すること、および
(b)摂取可能または注射可能な形態で賦形剤を伴う前記補因子を混合すること
を含む、請求項1に記載の調合物を調製するための方法。
【請求項16】
前記選択するためのステップが、補因子の大多数を選択することを含み、ここで、前記大多数内の前記補因子の少なくともサブセットが、前記個人の遺伝子的構造により決定される量について存在する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記補因子が、前記個人の少なくとも一の個人的特性に基づいて選択され、ここで、前記個人的特性が、体重、身長、ボディマスインデックス、民族、先祖、性別、年齢、家族歴、病歴、運動習慣、および食習慣からなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
(a)前記個人の生物学的サンプルから少なくとも一の遺伝的バリアントの存在または不存在を決定すること、ここで前記少なくとも一の遺伝的バリアントは、前記少なくとも一の遺伝的バリアントを欠損する個人に対して推奨される量と比較して前記補因子の量の少なくとも1%について異なる補因子の推奨される量と相関し、および
(b)前記少なくとも一の遺伝的バリアントが、前記生物学的サンプル中に検出されるとき、前記個人のための補因子の異なる量を推奨すること
を含む、個人のための補因子の量を決定するための方法。
【請求項19】
前記遺伝的バリアントが、前記少なくとも一の遺伝的バリアントを欠損する個人に対して推奨される量よりも少なくとも1%超異なる補因子の推奨される量と相関する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記遺伝的バリアントが、少なくとも一の遺伝的バリアントを欠損する個人に対し推奨される量よりも少なくとも1%未満異なる補因子の推奨される量と相関する、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記遺伝的バリアントが、少なくとも500%異なる補因子の推奨される量と相関する、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記個人が、補因子治療可能な症状のためのリスクまたは素因を伴う女性である、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記補因子治療可能な症状が、神経管欠損を伴う子孫を有する、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記補因子治療可能な症状が、二分脊椎症、口蓋裂、もしくは無脳症を伴う子孫を有する症状、または早産を有する症状から選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記女性が、妊娠しており、および前記補因子治療可能な症状が二分脊椎症を伴う子孫を有する、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
(a)前記個人の生物学的サンプルから遺伝的バリアントの大多数の存在または不存在を検出すること、ここで前記遺伝的バリアントの大多数が、表A‐Xから選択され、および
(b)遺伝的バリアントの大多数が、前記生物学的サンプルについて決定されるとき、前記補因子治療可能な症状について前記素因を決定すること
を含む、個人における補因子治療可能な症状に対してリスクまたは素因を決定するための方法。
【請求項27】
前記遺伝的バリアントの大多数が、少なくとも2の遺伝的バリアントを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記遺伝的バリアントの大多数が、少なくとも3の遺伝的バリアントを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記個人の補因子に依拠する酵素欠損または前記個人の健康管理マネージャーの前記リスクを報告することをさらに含む、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記補因子治療可能な症状が、神経管欠損を伴う子孫を有する、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
前記補因子治療可能な症状が、二分脊椎症、口蓋裂、無能症を伴う子孫を有する症状、または早産を有する症状からなる群から選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項32】
単離された核酸またはそれらの相補鎖、ここで前記核酸が、表A‐Xで示された一塩基多型(SNP)を含む、核酸またはそれらの相補鎖。
【請求項33】
請求項32に記載の単離された核酸の大多数をその上に固定されて含む、アレイ。
【請求項34】
(i)データ処理装置上の第一データセットを提供するために、前記第一データセットが、前記個人の遺伝的バリアントの存在と相関するための情報を含み、ここで、遺伝的バリアントが、個人が、補因子に依拠する酵素欠損のリスクであり、および
(ii)データ処理装置上の第二データセットを提供するために、前記第二データセットが、少なくとも一のライフスタイル推奨を伴う前記補因子に依拠する酵素欠損をマッチングするための情報を含み、および
(iii)(i)の遺伝的バリアントに基づく個別化された栄養的アドバイスプランを作成するために、ここで当該プランが、ステップ(ii)についてマッチした少なくとも一のライフスタイル推奨を含む
を含む、個人のための個別化された栄養的アドバイスプランを提供するための、コンピュータに補助された方法。
【請求項35】
前記個別化されたライフスタイルアドバイスプランが、ビタミンサブタイプの推奨される最小および/または最大量を含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記個別化されたライフスタイルアドバイスプランが、前記個人の遺伝的バリアントに基づいた量について推奨される一またはそれ以上の補因子を含む、請求項34の方法。
【請求項37】
固有IDの使用を伴うインターネットを介して個人に対してプランを提供するためのステップを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項38】
個人または彼/彼女の代理人に対してワイヤレスにプランを提供するためのステップを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項39】
アイフォン(i‐Phone)(登録商標)を介して個人にプランを提供するためのステップを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項40】
(ii)の遺伝的バリアントが、一またはそれ以上の補因子に依拠する酵素欠損と相関する遺伝子バリアントの大多数を含む、請求項34に記載の方法。
【請求項41】
一またはそれ以上の補因子に依拠する酵素欠損が、葉酸塩/葉酸欠損である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
データ処理装置上の第三データセットが、さらに請求項34に記載の方法を含み、前記第三データセットが、前記個人の一またはそれ以上の個人の特性上の情報を含む、前記方法。
【請求項43】
前記個人の特性が、体重、身長、ボディマスインデックス、民族、祖先、性別、年齢、家族歴、病歴、運動習慣、および食習慣からなる群から選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
(i)の第一データセットを提供することおよび/または(ii)の第二データセットを提供することが、前記個人または彼/彼女の代理人によりそれぞれのデータセットの情報を入力することにより実行される、請求項34に記載の方法。
【請求項45】
前記プランが、一またはそれ以上のウェブページとハイパーリンクすることを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項46】
第一データセットが、表A‐Xから選択される遺伝的バリアントの大多数を含む、請求項34に記載の方法。
【請求項47】
(i)データ処理装置が、第一データセットおよび/または第二データセットを処理するために構成され、前記第一データセットが、個人の遺伝的バリアントの存在と相関するための情報を含み、ここで、遺伝的バリアントが、個人が、補因子に依拠する酵素欠損のリスクであることを示し、および前記第二データセットが、少なくとも一のライフスタイル推奨を伴う前記補因子に依拠する酵素欠損とマッチングするための情報を含み、および
(ii)出力装置が、前記個人の遺伝的バリアントに基づいた個別化された栄養的アドバイスプランを作成するために構成され、ここで本プランが、(i)についてマッチされた少なくとも一のライフスタイル推奨を含む
を含む、コンピュータシステム。
【請求項48】
第一データセットおよび/または第二データセット上の情報を入力するために構成された入力装置をさらに含む、請求項47に記載のコンピュータシステム。
【請求項49】
入力装置が、前記個人の一またはそれ以上の個人的な特性上の情報を入力するために構成された、請求項48に記載のコンピュータシステム。
【請求項50】
(a)前記個人の生物学的サンプル由来の少なくとも一の遺伝的バリアントの存在または不存在と関係する情報を取集すること、ここで前記少なくとも一の遺伝的バリアントが、少なくとも一の遺伝的バリアントを欠損する個人に対して推奨される量と比較して前記補因子の少なくとも1%異なる補因子の推奨される量と相関し、および
(b)前記少なくとも一の遺伝的バリアントが、前記生物学的サンプル中で検出されるとき、前記個人のための補因子の異なる量を推奨すること
を含む、個人のための個別化された栄養的アドバイスプランを提供するためのビジネス方法。
【請求項51】
前記遺伝的バリアントが、少なくとも一の遺伝的バリアントを欠損する個人に対して推奨される量よりも少なくとも1%超異なる補因子の推奨される量と相関する、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記遺伝的バリアントが、少なくとも一の遺伝的バリアントを欠損する個人に対する推奨される量よりも少なくとも1%未満異なる補因子の推奨される量と相関する、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記遺伝的バリアントが、少なくとも500%異なる補因子の推奨される量と相関する、請求項50に記載の方法。
【請求項54】
前記個人が、補因子治療可能な症状のためのリスクまたは素因を伴う女性である、請求項50に記載の方法。
【請求項55】
前記補因子治療可能な症状が、神経管欠損を伴う子孫を有する、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記補因子治療可能な症状が、二分脊椎症、口蓋裂、または無能症を伴う子孫を有する症状、または早産を有する症状から選択される、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記個人が、妊娠した女性であり、および前記補因子治療可能な症状が、二分脊椎症を伴う子孫を有する、請求項54に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2013−506689(P2013−506689A)
【公表日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−532335(P2012−532335)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際出願番号】PCT/US2010/051006
【国際公開番号】WO2011/041611
【国際公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【出願人】(510255602)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア (3)
【出願人】(512084189)ビタパス ジェネティクス,インコーポレイティド (1)
【Fターム(参考)】