説明

車両の空気圧縮機構

【課題】エンジン排気ガスのエネルギを利用して、ブレーキ等に用いる圧縮空気を直接または間接的に作り出してブレーキ等に利用する。
【解決手段】排気管に設ける排気タービンと、排気タービンにクラッチを介して接続される排気タービン駆動エアコンプレッサと、空気吸い込み経路の途中とエアコンプレッサとを繋ぐ第一の吸気配管と、空気吸い込み経路の途中と排気タービン駆動エアコンプレッサとを繋ぐ第二の吸気配管と、エアコンプレッサとエアリザーバとの間を繋ぐ第一の送気配管と、エアリザーバとクラッチとエアコンプレッサとを繋ぎ、エアリザーバ内のエア圧力が所定値になったときにエアコンプレッサの吸気バルブを大気連通にするとともに、クラッチを断・接して、過剰な圧縮エアの供給を停止する空気圧リターン配管(アンロード回路)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制動機構やエアサスペンション機構等の作動に圧縮空気を用いるトラック、バス等の車両の空気圧縮機構に関する。
【背景技術】
【0002】
大型商用車では、ブレーキやクラッチ等の操作力軽減のために圧縮空気を利用したアシスト機構が付いており、バスではドアの開閉にも圧縮空気を利用している(例えば、特許文献1,2,3参照)。
【0003】
図7は、従来の車両の空気圧縮機構を示す。
この従来の車両の空気圧縮機構は、エア吸い込みダクト2からエアフィルタ3を経由してエンジン1内に空気を吸い込むエンジン1の空気吸い込み経路4の途中において、エアフィルタ3とコンプレッサ6との間を繋ぐ吸気配管5と、コンプレッサ6とエアリザーバ7との間を逆流防止のチェック弁9を介して繋ぐ送気配管8と、コンプレッサ6とエアリザーバ7とを繋ぐ空気圧リターン配管(アンロード回路)10とを備えている。
【0004】
この従来の車両の空気圧縮機構において、上述の圧縮空気は、吸気配管5より空気をエアコンプレッサ6の膨張行程による吸い込み力で吸い込み、圧縮行程で圧力を0.8〜0.9MPa(8〜9kg/cm2)に増加して作られ、逆流防止のチェック弁9を介して送気配管8でエアリザーバ7に圧送される。
また、エアリザーバ7の空気圧が規定値に達すると、その圧力を空気圧リターン配管(アンロード回路)10を介してフィードバックして、エアコンプレッサ6のバルブ類を開放するアンロード機能により、空気圧縮を停止するようになっている。
【0005】
このように、エアコンプレッサ6の圧縮作動は間欠的ではあるが、大型車両の場合、アイドリング時で概略2〜3KW(3〜4PS)、最高回転数に近い走行時には概略8〜9KW(11〜12PS)に達することもあり、常にフルロードの稼動ではないが、燃費を低下させる一要因となっている。
一方、エンジン1は、燃料を燃焼して走行エネルギに変換しているが、燃料の有するエネルギの大半を熱エネルギとして放射ないし排気ガスとして排出している。
【特許文献1】特開平9−2251号公報
【特許文献2】特公昭63−28810号公報
【特許文献3】特開昭60−95124号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の車両の圧縮空気供給装置では、エンジン側への過給(エンジン側の吸い込み負圧)が大きい高回転時には、エアコンプレッサ側への空気供給が十分に行われず、逆止弁がないためにエアコンプレッサの作動が不良になる虞がある。
また、特許文献2に記載の車両のエア機構では、エンジン過給とエアコンプレッサへの空気供給を、運転状況に応じて電子制御にて弁を作動させて、エンジンかエアコンプレッサか、空気を供給する方向を制御しているが、複雑で高価である。但し、特許文献1のようにエンジンへの過給が多いからといってエアコンプレッサへの空気供給が完全に停止することはない。
また、特許文献3に記載の排気発電装置では、蓄電装置にもよるが、排気エネルギが大きい場合は十分に充電できない可能性がある。
【0007】
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、エンジン排気ガスのエネルギを利用して、ブレーキ等に用いる圧縮空気を直接または間接的に作り出してブレーキ等に利用することで、エンジンの補機駆動動力を軽減して燃費を向上することを可能とする車両の空気圧縮機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の車両の空気圧縮機構は、エアフィルタから吸い込んだ空気をエンジンの空気吸い込み口へ導く空気吸い込み経路と、エンジンの排気ガスを導く排気管に取り付けられる排気タービンと、排気タービンに排気タービンで得られた回転動力を断・接するクラッチを介して接続される排気タービン駆動エアコンプレッサと、空気吸い込み経路の途中とエアコンプレッサとを繋ぐ第一の吸気配管と、空気吸い込み経路の途中と排気タービン駆動エアコンプレッサとを繋ぐ第二の吸気配管と、逆流防止のチェック弁を介してエアコンプレッサとエアリザーバとの間を繋ぐ第一の送気配管と、エアリザーバとクラッチとエアコンプレッサとを繋ぎ、エアリザーバ内の空気圧力が所定値になったときにエアコンプレッサの吸気バルブを大気連通にするとともに、クラッチを断・接して、過剰な圧縮空気の供給を停止する空気圧リターン配管(アンロード回路)とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の車両の空気圧縮機構は、請求項1記載の車両の空気圧縮機構において、排気タービン駆動エアコンプレッサとエアリザーバとは、排気タービン駆動エアコンプレッサから吐出される空気を冷却して密度を上げるエアクーラと、排気タービン駆動エアコンプレッサとエアリザーバとの間の逆流を防止するチェック弁とを備える第二の送気配管を介して繋がれていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の車両の空気圧縮機構は、エアフィルタから吸い込んだ空気をエンジンの空気吸い込み口へ導く空気吸い込み経路と、エンジンの排気ガスを導く排気管に取り付けられる排気タービンと、排気タービンに排気タービンで得られた回転動力を断・接するクラッチを介して接続される排気タービン駆動エアコンプレッサと、逆流防止のチェック弁を介して空気吸い込み経路の途中とエアコンプレッサとを繋ぐ第一の吸気配管と、逆流防止のチェック弁を介して空気吸い込み経路の途中と排気タービン駆動エアコンプレッサとを繋ぐ第二の吸気配管と、逆流防止のチェック弁を介してエアコンプレッサとエアリザーバとの間を繋ぐ第一の送気配管と、エアリザーバとクラッチとエアコンプレッサとを繋ぎ、エアリザーバ内の空気圧力が所定値になったときにエアコンプレッサの吸気バルブを大気連通にするとともに、クラッチを断・接して、過剰な圧縮空気の供給を停止する空気圧リターン配管(アンロード回路)とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の車両の空気圧縮機構は、請求項3記載の車両の空気圧縮機構において、排気タービン駆動エアコンプレッサと第一の吸気配管とは、排気タービン駆動エアコンプレッサから吐出される空気を冷却して密度を上げるエアクーラと、排気タービン駆動エアコンプレッサと第一の配管との間の逆流を防止するチェック弁とを備える第三の送気配管を介して繋がれていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、従来のエンジン駆動式エアコンプレッサシステムに、排気ガスの排気エネルギを利用した機構を追加することで、エンジン駆動式エアコンプレッサの駆動時間あるいは駆動負荷を低減することができるため、燃料消費量が低減し、燃費が向上する。
また、エアコンプレッサを稼動状況にマッチングさせて小型化すると、排気エネルギの利用効率が上がるとともに、コンプレッサを小型化できて駆動動力が減るため、効果が増加する。
さらに、コンプレッサシステムが二重系となるため、片側のコンプレッサが故障しても所要空気圧を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態に係る車両の空気圧縮機構は、図1に示すように、図7に示す従来の車両の空気圧縮機構と、排気タービン駆動コンプレッサ22を利用した空気圧縮機構とを備えている。なお、ここでは、図7に示す従来の車両の空気圧縮機構の説明を省略し、本実施形態では、図7に示す従来の車両の空気圧縮機構と同一構成要素については、同一の符号を付して説明する。
【0014】
本実施形態では、図1に示すように、エンジン1の排気ガスを導く排気管20に、排気タービン21を取り付けている。排気タービン21には、この排気タービン21で得られた回転動力を断・接するクラッチ23を介して排気タービン駆動エアコンプレッサ22を接続している。また、排気ガス駆動コンプレツサ22の吐出圧力は、エアコンプレッサ6と同様エアリザーバ7の略最高設定蓄積圧力としている。
【0015】
クラッチ23は、図2、図3に示すように、排気タービン21の回転軸21aに設けた摩擦板21bと、排気タービン駆動エアコンプレッサ22の駆動軸22aに設けた摩擦板22bと、摩擦板22bを摩擦板22aへ押圧するばね22cと、ばね22cのばね力に抗して摩擦板22bを摩擦板22aから切り離すシリンダ機構23aとで構成されている。シリンダ機構23aは、エアリザーバ7からの圧縮空気でピストン23cを移動させるシリンダ23bと、一端をこのシリンダ23bのピストンロッド23dに回動自在に取り付け、他端を車体に取り付けられた作動桿23eとで構成されている。
【0016】
排気タービン駆動エアコンプレッサ22には、空気吸い込み経路4の途中に繋がる吸気配管(第二の吸気配管)24と、排気タービン駆動エアコンプレッサ22から吐出される空気を冷却して密度を上げるエアクーラ25と、排気タービン駆動エアコンプレッサ22とエアリザーバ21との間の逆流を防止するチェック弁27とを備える繋ぐ送気配管(第二の送気配管)26とが取り付けられている。
本実施形態では、コンプレッサ6とエアリザーバ7とを繋ぐ空気圧リターン配管(アンロード回路)10が、方向切替弁10aを介してシリンダ機構23bに繋がっている。
【0017】
次に、本実施形態の作用を説明する。
エアリザーバ7の内圧が最低設定圧力より低い場合は、空気圧リターン配管(アンロード回路)10によるフィードバック制御により、エンジン1が稼働しておれば、コンプレッサ6および排気タービン駆動エアコンプレッサ22が同時に作動し、圧縮空気をエアリザーバ7に圧送する。
【0018】
すなわち、吸気配管5より空気をエアコンプレッサ6の膨張行程による吸い込み力で吸い込み、圧縮行程で圧力を0.8〜0.9MPa(8〜9kg/cm2)に増加して作られ、逆流防止のチェック弁9を介して送気配管8でエアリザーバ7に圧送される。
同時に、排気タービン駆動エアコンプレッサ22は、図3(a)に示すように、排気ガスによって駆動される排気タービン21の回転力によって、圧縮空気をエアリザーバ7に圧送する。
【0019】
そして、エアリザーバ7の空気圧が設定最高圧力に達すると、空気圧リターン配管(アンロード回路)10を経由してその圧力がコンプレッサ6および排気タービン駆動エアコンプレッサ22に伝達され、コンプレッサ6を大気連通し、クラッチ23を「断」として空気圧縮を停止する。
【0020】
すなわち、その圧力を空気圧リターン配管(アンロード回路)10を介してフィードバックして、エアコンプレッサ6のバルブ類を開放するアンロード機能により、空気圧縮を停止する。
同時に、図3(b)に示すように、エアリザーバ7の空気圧でシリンダ機構23aのピストン23cを押し出し、作動桿23eを移動させてクラッチ23を切り離し、過剰な圧縮空気の供給を停止する。
【0021】
以上のように、本実施形態によれば、コンプレッサ6および排気タービン駆動エアコンプレッサ22の吐出流量は、図4に示すように、従来方式に比べると増加しているので、短時間でエアの充填が終了する。
その結果、コンプレッサ6だけの駆動に要する時間が低減され、燃料消費量が節約される。
また、本実施形態では、コンプレッサシステムが二重系となるため、片側のコンプレッサが故障しても所要空気圧を確保することができる。
さらに、本実施形態では、排気タービン駆動エアコンプレッサ22は、圧縮空気を得るための専用機構であり、エンジン1の過給には用いない。
【0022】
なお、排気に頼る時間密度が低い場合は、排気タービン駆動エアコンプレッサ22を小型化して、排気ガスの有効活用度を上げるげるとともに、エンジンによるエアコンプレッサ6の駆動動力を低減することで、より燃費低減が図れる。
また、排気タービン駆動エアコンプレッサ22から吐出される空気を冷却して密度を上げるエアクーラ25を設けた場合について説明したが、省略しても良い。
【0023】
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2に係る車両の空気圧縮機構を示す。
本実施形態は、実施形態1における排気タービン駆動エアコンプレッサ22から吐出される空気を吸気配管(第一の吸気配管)5に圧送して二段圧縮システムとして構成したものである。
【0024】
吸気配管(第一の吸気配管)5にチェック弁5aを設置し、吸気配管(第二の吸気配管)24にチェック弁24bを設置している。
また、排気タービン駆動コンプッレサ22から吐出される圧縮空気をエアクーラエア25を介して吸気配管(第一の吸気配管)5に繋ぐ吸気配管(第三の吸気配管)41を設けている。この吸気配管(第三の吸気配管)41にはチェック弁41aを設置している。
【0025】
本実施形態によれば、作動は排気タービン駆動コンプレツサ22で中間圧まで吸気空気を圧縮し、さらにコンプレッサ6で所定の空気圧力まで加圧する。
このような構成にすると、図6に示すように、コンプレッサ6は吸気を行わなくても空気が充填され、また中間圧から所要圧までの圧縮仕事が従来に比べて軽減されるので、結果エンジン1の燃料消費量が節約される。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施形態1に係る車両の空気圧縮機構を示す構成説明図である。
【図2】図1のクラッチ機構の構成説明図である。
【図3】(a)アンロード機構の空気圧縮作動時を示す説明図、(b)アンロード機構のアンロード時(空気圧縮非作動時)を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る車両の空気圧縮機構の作用を説明する図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る車両の空気圧縮機構を示す構成説明図である。
【図6】本発明の実施形態2に係る車両の空気圧縮機構の作用を説明する図である。
【図7】従来の車両の空気圧縮機構を示す構成説明図である。
【符号の説明】
【0027】
1 エンジン
2 エア吸い込みダクト
3 エアフィルタ
4 エンジン1の空気吸い込み経路
5 吸気配管(第一の吸気配管)
6 コンプレッサ
6a 吸気バルブ
7 エアリザーバ
8 送気配管(第一の送気配管)
9、5a、24b、41a チェック弁
10 空気圧リターン配管(アンロード回路)
20 排気管
21 排気タービン
22 排気タービン駆動エアコンプレッサ
23 クラッチ
24 吸気配管(第二の吸気配管)
25 エアクーラ
26 送気配管(第二の送気配管)
41 吸気配管(第三の吸気配管)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアフィルタから吸い込んだ空気をエンジンの空気吸い込み口へ導く空気吸い込み経路と、
前記エンジンの排気ガスを導く排気管に取り付けられる排気タービンと、
前記排気タービンに前記排気タービンで得られた回転動力を断・接するクラッチを介して接続される排気タービン駆動エアコンプレッサと、
前記空気吸い込み経路の途中とエアコンプレッサとを繋ぐ第一の吸気配管と、
前記空気吸い込み経路の途中と前記排気タービン駆動エアコンプレッサとを繋ぐ第二の吸気配管と、
逆流防止のチェック弁を介して前記エアコンプレッサとエアリザーバとの間を繋ぐ第一の送気配管と、
前記エアリザーバと前記クラッチと前記エアコンプレッサとを繋ぎ、前記エアリザーバ内の空気圧力が所定値になったときに前記エアコンプレッサの吸気バルブを大気連通にするとともに、前記クラッチを断・接して、過剰な圧縮空気の供給を停止する空気圧リターン配管(アンロード回路)と
を備えることを特徴とする車両の空気圧縮機構。
【請求項2】
請求項1記載の車両の空気圧縮機構において、
前記排気タービン駆動エアコンプレッサと前記エアリザーバとは、前記排気タービン駆動エアコンプレッサから吐出される空気を冷却して密度を上げるエアクーラと、前記排気タービン駆動エアコンプレッサと前記エアリザーバとの間の逆流を防止するチェック弁とを備える第二の送気配管を介して繋がれている
ことを特徴とする車両の空気圧縮機構。
【請求項3】
エアフィルタから吸い込んだ空気をエンジンの空気吸い込み口へ導く空気吸い込み経路と、
前記エンジンの排気ガスを導く排気管に取り付けられる排気タービンと、
前記排気タービンに前記排気タービンで得られた回転動力を断・接するクラッチを介して接続される排気タービン駆動エアコンプレッサと、
逆流防止のチェック弁を介して前記空気吸い込み経路の途中とエアコンプレッサとを繋ぐ第一の吸気配管と、
逆流防止のチェック弁を介して前記空気吸い込み経路の途中と前記排気タービン駆動エアコンプレッサとを繋ぐ第二の吸気配管と、
逆流防止のチェック弁を介して前記エアコンプレッサとエアリザーバとの間を繋ぐ第一の送気配管と、
前記エアリザーバと前記クラッチと前記エアコンプレッサとを繋ぎ、前記エアリザーバ内の空気圧力が所定値になったときに前記エアコンプレッサの吸気バルブを大気連通にするとともに、前記クラッチを断・接して、過剰な圧縮空気の供給を停止する空気圧リターン配管(アンロード回路)と
を備えることを特徴とする車両の空気圧縮機構。
【請求項4】
請求項3記載の車両の空気圧縮機構において、
前記排気タービン駆動エアコンプレッサと前記第一の吸気配管とは、前記排気タービン駆動エアコンプレッサから吐出される空気を冷却して密度を上げるエアクーラと、前記排気タービン駆動エアコンプレッサと前記第一の配管との間の逆流を防止するチェック弁とを備える第三の送気配管を介して繋がれている
ことを特徴とする車両の空気圧縮機構。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−144615(P2010−144615A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−322576(P2008−322576)
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(000003908)UDトラックス株式会社 (1,028)
【Fターム(参考)】