説明

車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具(バフ、ブラシを備えた作業具)清掃装置

【課題】従来のバフの洗浄装置においては、手による揉み洗いで、洗浄し、天日乾燥か、強制脱水等による方法が一般的である。この方法は、能率が劣ること、厳寒時には大変に辛い作業であり、その改良が望まれていた。一部において、洗浄水を単にバフ装置に吹き付けて洗浄する方法では、バフ装置のバフの奥に付着した汚れが取れ難い等の問題がある。そして、また乾燥はエアを吹き付けることにより行なっているため、エアの供給が必要であった。
【構成】フレームに設けたケーシングにクロス状に軸支したローラと、洗浄水供給装置と、ホースとで構成した車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置で、ケーシングの上面に水噴出用の孔を複数個開設し、この孔を洗浄水供給装置に連通し、またケーシングの上面に排水用の孔を複数個開設する構成とした車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、自動車のボディの塗装面、又は建物の壁面等をバフ仕上する際に用いられるバフを備えた電動工具を洗浄する際に使用される車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在の車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具(バフ)の洗浄装置においては、手による揉み洗いで、洗浄し、天日乾燥か、強制脱水等による方法が一般的である。しかし、この方法では、能率が劣ること、厳寒時には大変に辛い作業であり、その改良が望まれていた。
【0003】
尚、一部で、洗浄水を単にバフ装置に吹き付けて洗浄する方法がある。この方法では、例えば、バフ装置のバフの奥に付着した汚れが取れ難い等の問題がある。そして、また乾燥はエアを吹き付けることにより行なっているため、エアの供給が必要であった。
【0004】
以上の改良として、この種の車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置において、様々なバフを備えた電動工具の洗浄方法が開示されている。以下、その一例を説明する。
【0005】
まず、(1)は、特開2004−195305「車輌整備用作業具洗浄装置」が挙げられる。この発明は、洗浄水を噴射する部分を切欠いた受け持ち部材にバフを備えた電動工具清掃装置、該切欠き部から洗浄水を噴射して洗浄するエジェクタからなる装置である。本発明においては、洗浄水としてマイナスイオン水、プラスイオン水、純水、水道水を手動にて切替え可能とし、エアと共にエジェクタより噴射することによりバフを備えた電動工具内部の汚れも洗い落とそうとしている。また、洗浄後の乾燥はエアを噴射することでおこなっている。
【0006】
次に、(2)は、特開2005−891「車輌整備用作業具洗浄装置」が挙げられる。この考案の基本構成は(1)と同じであるが、本考案においてはバフ洗浄盤への汚染物の再付着や乾燥効果を向上させるために、吸引機構を設けている。この吸引機構は、(1)に述べた受け持ち部材の半径方向に長穴を設けたもので、この長孔からエア噴射装置の負圧を利用して吸引するものである。
【0007】
【特許文献1】特開2004−195305
【特許文献2】特開2005−891
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述の如く、従来技術の(1)、(2)では、洗浄水を吹き付けるだけで洗浄効果を得ようとしているので、バフを備えた電動工具の奥に付着した汚染物を洗浄しきれないという欠点があった。また乾燥の際に、エアを噴射するので、エア供給源が必要となりコストアップになるという欠点があった。
【0009】
上記の(1)、(2)を考慮して、本出願人は、更なる新規性、進歩性を備えた本発明を発明した。その発明は、(イ)軸支されたローラとその周辺に複数個開設された洗浄水供給孔により、バフを備えた電動工具を揉み洗いすることにより回転盤奥に付着した汚れも洗浄可能とした。(ロ)洗浄後はフットスイッチで洗浄水の供給を断った後、さらに前記ローラに当接(圧着)されてバフを備えた電動工具のバフが絞られることにより乾燥がおこなわれること(エアを必要としないこと、またエア装置を必要としないこと)等を意図する。
【0010】
この(イ)、(ロ)の効果を達成するために軸支されたローラを用いることを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1の発明は、上述した(イ)、(ロ)の目的を達成することを意図する。
【0012】
請求項1に記載するフレームに設けたケーシングと、このケーシングにクロス状に数本軸支したローラと、前記ケーシングの下端に設けた漏斗状の洗浄水供給装置と、この漏斗状の洗浄水供給装置に連設したホースとで構成した車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、前記ケーシングの上面に水噴出用の孔を複数個開設し、この孔を前記洗浄水供給装置に連通し、また前記ケーシングの上面に排水用の孔を複数個開設する構成とした車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置(電動工具の洗浄装置)である。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1に記載の目的を達成すること、この目的を達成するために
洗浄時と乾燥時に洗浄水を噴出、又は断水ことを意図する。
【0014】
請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、フットスイッチによって洗浄作業中は水を噴出し、洗浄終了後は水を止めることを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置である。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1に記載の目的を達成すること、この目的を達成するために最適なローラを提供することを意図する。
【0016】
請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、フットスイッチによって水を噴出して洗浄作業中においては、ローラが、回転軸廻りに回転することにより、回転するローラと接触するバフが揉み洗いして、バフの汚れを落すことを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置である。
【0017】
請求項4の発明は、請求項1に記載の目的を達成すること、この目的を達成するために最適なローラを提供することを意図する。
【0018】
請求項4は、請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、フットスイッチによって洗浄水を断水して洗浄作業終了後においては、ローラが回転しながらバフに圧着されてバフを絞り、脱水を図ることを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置である。
【0019】
請求項5の発明は、請求項1に記載の目的を達成すること、この目的を達成するために
最適なバフを備えた電動工具清掃装置を提供することを意図する。
【0020】
請求項5は、請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、バフを備えた電動工具のハンドル及び/又はスイッチを挿入可能とした切欠き部を備えた洗浄中にバフを備えた電動工具の回転を防止可能としたことを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置である。
【0021】
請求項6の発明は、請求項1に記載の目的を達成すること、この目的を達成するために最適なバフを備えた電動工具清掃装置を提供することを意図する。
【0022】
請求項6は、請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、排水用の孔から自圧によって洗浄屑を吸引し、又は負圧をかけることにより、洗浄屑を吸引することを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置(電動工具の剥離・清掃装置)である。
【発明の効果】
【0023】
請求項1の発明は、フレームに設けたケーシングと、このケーシングにクロス状に数本軸支したローラと、前記ケーシングの下端に設けた漏斗状の洗浄水供給装置と、この漏斗状の洗浄水供給装置に連設したホースとで構成した車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、前記ケーシングの上面に水噴出用の孔を複数個開設し、この孔を前記洗浄水供給装置に連通し、また前記ケーシングの上面に排水用の孔を複数個開設する構成とした車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置である。
【0024】
従って、請求項1は、(イ)回転するローラによってバフが揉み洗いされることによりバフの奥部の汚れまで、短時間で洗浄される、(ロ)洗浄水を噴射する孔が多数開設されていることによりバフのバフ全面が洗浄される、(ハ)排水口から汚水を流すことにより、エアを噴出して洗浄する際に起こり得る、洗浄屑の飛散を防げる、(ニ)回転するローラにバフを圧着して回転させることで、エアの吹き付け等を必要とせずに乾燥を行なえる、(ホ)また、手洗い等に比べ、洗浄時間を軽減させることにより、作業者、管理者等の労力を低減させ、人に優しいバフを備えた電動工具洗浄機を提供すること、等の特徴がある。
【0025】
請求項2の発明は、請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、フットスイッチによって洗浄作業中は水を噴出し、洗浄終了後は水を止めることを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置である。
【0026】
従って、請求項2は、(イ)バフを洗浄、乾燥させるために洗浄水を給水、又は断水する作業が行なえる、(ロ)上記の作業をバフ手に持ったままの状態で手軽に行える、等の特徴がある。
【0027】
請求項3の発明は、請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、フットスイッチによって水を噴出して洗浄作業中においては、ローラが、回転軸廻りに回転することにより、回転するローラと接触するバフが揉み洗いして、バフの汚れを落すことを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置である。
【0028】
従って請求項3は、回転するローラにバフが押付けられることにより、バフが揉み洗いされるため、バフに洗浄水を吹き付けただけでは取れないような、バフの奥の汚れまで洗浄できるといった特徴がある。
【0029】
請求項4の発明は、請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、フットスイッチによって洗浄水を断水して洗浄作業終了後においては、ローラが回転しながらバフに圧着されてバフを絞り、脱水を図ることを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置である。
【0030】
従って、請求項4は、請求項1に記載の目的を達成できること、この目的を達成するために最適な回転ローラを提供できる特徴がある。
【0031】
請求項5は、請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、バフを備えた電動工具のハンドル及び/又はスイッチを挿入可能とした切欠き部を備えた洗浄中にバフを備えた電動工具の回転を防止可能としたことを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置である。
【0032】
従って、請求項5は、請求項1に記載の目的を達成できること、この目的を達成するためバフの位置がずれるのを防ぐバフを備えた電動工具清掃装置を提供できる特徴がある。
【0033】
請求項6は、請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、排水用の孔から自圧によって洗浄屑を吸引し、又は負圧をかけることにより、洗浄屑を吸引することを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置(電動工具の清掃装置)である。
【0034】
従って、請求項6は、請求項1に記載の目的を達成できること、この目的を達成するためバフの剥離屑を集塵できる特徴がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
本発明の一実施例を、図面とともに説明する。
【0036】
先ず、本発明の図面を説明すると、図1は本発明の洗浄装置を用いてバフを備えた電動工具を洗浄している様子を示す斜視図、図2は本発明のローラをケーシングに配置した斜視図、図3はローラの回転方法を示すための平面図、図4はローラにバフ洗浄具を押付けて洗浄中の断面図、図5は図1の一例の要部の側面図、図6は本発明の実施態様の他の一例である、剥離効果をもたせるためのブラシを設けたローラの斜視図、図7は図6のブラシを拡大して示した斜視図、図8は負圧により剥離屑を吸引する方式の正面図である。
【0037】
先ず、図1〜図5に示した、ローラによるバフの洗浄と脱水を図る構成を説明する。
【0038】
図1は車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置全体と、実際にバフを備えた電動工具を洗浄している様子を示す。そして、図中1はフレーム2の上方に設けたバフ洗浄機で、このバフ洗浄機1は、次のような構造である。即ち、フレーム2に設けた方形状のケーシング3と、この方形状のケーシング3の内底面3aに複数個設けた第一の排水孔4と、この第一の排水孔4の内側に設けた環状の遮蔽体6と、この遮蔽板6の内側で、前記底面3aにクロス状に軸支したローラ7と、前記底面3aで、かつローラ7の周辺に複数開設した噴射孔8と、また前記底面3aで、かつ遮蔽板6の内側に開設した第二の排水孔9と、前記外郭体6に複数開設したオーバーフロー孔11とで構成する。そして、前記水噴射孔8の下方で、前記ケーシング3の底面3aの外側3bには、この水噴射孔8を囲繞するように洗浄水供給装置12が設けられている。この洗浄水供給装置12を設けることで、洗浄水の供給を図り、またこの洗浄水と排水との混合を回避すること等を意図する。尚、ローラ7は、図示の棒状の他に、断面において、星形、捻り星形等の異型形とか、突条を繞設したローラ(図示せず)、凹凸部を備えたローラ(図示せず)、波状の突条を備えたローラ(図示せず)等の例で、剥離を目的とする構造もあり得る。
【0039】
この洗浄水供給装置12には洗浄水を供給するホース13が設けられている。また前記第一の排水孔4及び第二の排水孔9は、必要により設けられるフレーム2に設けた排水装置14に開放しており、この排水装置14に設けたホース16を介して排水される。
【0040】
図中17は洗浄水を給/断水するフットスイッチである。バフ装置20を人が保持した状態において、足踏み操作で、洗浄水の調節をする。
【0041】
また前記ケーシング3には、ハンドル、スイッチ等の挿入用の切欠き部21、22を設ける。この切欠き部21へのスイッチの挿入で、バフ装置20をケーシング3内に収容し、安全な洗浄及び/又は脱水ができる。またハンドルを、切欠き部22に挿入することで、例えば、ハンドルを両手で保持し、このバフ装置20の回転防止(バフ装置20の盲動防止及び/又は揺動防止)に有効である。そして、換言すれば、この切欠き部21、22を設けることで、前記ハンドル、スイッチ等の衝突を回避できる。
【0042】
バフ洗浄機1は図2のような状態で使用される。そこで、ローラ7にバフ装置20のバフ20aを当接し(バフ20aを取付けた状態で)、フットスイッ17をONとし、続いて、バフ装置20を回転する。このバフ装置20の回転で、ローラ7が回転され、かつホース13及び/又はポンプ(必要により設ける)を介して供給された洗浄水(加圧水もあり得る)が、水噴射孔8より噴水され、回転しているバフ20aの略全面に噴射されるとともに、このバフ20aは、ローラ7に押付けられ、揉み洗いされることで、バフ20aの全体と、その奥まで略完全に洗浄が行なわれる。この洗浄時間は、例えば、略3〜5秒であるが、汚れが多量の際にはさらに長い時間洗浄するもので、この時間に限るものではない。またローラ7は公転であるが、バフ装置20の形態、汚れの程度、その他の条件下では、駆動手段で回転する構造も場合によりあり得る。
【0043】
そして、この洗浄の際に、ケーシング3を介して汚水、汚染が周りに飛散を防止できる。そして、排水は、第二の排水孔9及び/又は第一の排水孔4を介して排水用のホース16を介して廃棄されるが、この際、洗浄水供給装置12からの洗浄水と混合することなく、廃棄される。
【0044】
尚、バフ3aの洗浄後は、フットスイッチ17をOFFとし、洗浄水を断水する。この状態でバフ3aを、ローラ7に当接し、略2〜3秒、そのまま回転することで、脱水ができる。そして、全体の作業は、略10秒程度であり、手を汚さず、簡便で、かつ短時間に洗浄及び/又は脱水できる。勿論、この時間と、前記の操作及び/又は手順と、回数は、バフ20aの汚れの程度であり限定されないこと、また場合により、洗浄・脱水を繰り返すこともあり得る。
【0045】
また図中23はブラケットを示す。
【0046】
次に、図6〜図8に示した、ブラシによるバフの異物の剥離を図る構成を説明する。
【0047】
主要構造は、前述の一例と同様であり、異なる構造のみ説明すると、ケーシング3に設けた遮蔽体6の内部で、かつ底面3aにブラシ30(樹脂、金属、動物等の毛を植毛したブラシ)を軸支する。そして、ブラシ30は公転又は駆動の例がある。またこの遮蔽体6はオーバーフロー孔11を開設せず、板状とし(オーバーフロー孔11なし)、剥離屑の飛散を防止することが望ましい。しかし、洗浄、脱水を兼ねた兼用タイプでは、このオーバーフロー孔11を開設することもあり得る。そして、洗浄水供給装置12には吸引ホース31を介してポンプ32に連通する。そして、この例では、底面3aには、第一の排水孔4及び/又は第二の排水孔9を設けない構造が有効である。但し、洗浄、脱水を兼ねた兼用タイプでは、この第一の排水孔4及び/又は第二の排水孔9を開設することもあり得る。
【0048】
そして、この例では、前述と同様に、バフ装置20のバフ20aを、ブラシ30に当接し、バフ装置20を回転し、ブラシ30の公転を介して、研磨屑、塗料、金属粉等の異物を剥離し、この剥離屑を複数個の床面3aに設けた吸込口31と、吸引ホース32とポンプ33を介して吸引し、外部への飛散を防止する。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】図1は本発明の洗浄装置を用いてバフを備えた電動工具を洗浄している様子を示す斜視図
【図2】図2は本発明のローラをケーシングに配置した斜視図
【図3】図3はローラの回転方法を示すための平面図
【図4】図4はローラにバフ洗浄具を押付けて洗浄中の断面図
【図5】図5は図1の一例の要部の側面図
【図6】図6は本発明の実施態様の他の一例である、剥離効果をもたせるためのブラシを設けたローラの斜視図
【図7】図7は図6のブラシを拡大して示した斜視図
【図8】図8は負圧により剥離屑を吸引する方式の正面図
【符号の説明】
【0050】
1 バフ洗浄機
2 フレーム
3 ケーシング
3a 底面
4 第一の排水孔
6 遮蔽体
7 ローラー
8 水噴出口
9 第二の排水孔
11 オーバーフロー孔
12 洗浄水供給装置
13 ホース
14 排水装置
16 ホース
17 フットスイッチ
20 バフを備えた電動工具
20a バフ
21 切欠き部
22 切欠き部
23 ブラケット
30 ブラシ
31 吸込口
32 吸引ホース
33 ポンプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームに設けたケーシングと、このケーシングにクロス状に数本軸支したローラと、前記ケーシングの下端に設けた漏斗状の洗浄水供給装置と、この漏斗状の洗浄水供給装置に連設したホースとで構成した車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、
前記ケーシングの上面に水噴出用の孔を複数個開設し、この孔を前記洗浄水供給装置に連通し、また前記ケーシングの上面に排水用の孔を複数個開設する構成とした車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置。
【請求項2】
請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、フットスイッチによって洗浄作業中は水を噴出し、洗浄終了後は水を止めることを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置。
【請求項3】
請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、フットスイッチによって水を噴出して洗浄作業中においては、ローラが、回転軸廻りに回転することにより、回転するローラと接触するバフが揉み洗いして、バフの汚れを落すことを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置。
【請求項4】
請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、フットスイッチによって洗浄水を断水して洗浄作業終了後においては、ローラが回転しながらバフに圧着されてバフを絞り、脱水を図ることを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置。
【請求項5】
請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、バフを備えた電動工具のハンドル及び/又はスイッチを挿入可能とした切欠き部を備えた洗浄中にバフを備えた電動工具の回転を防止可能としたことを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置。
【請求項6】
請求項1に記載する車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置であって、排水用の孔から自圧によって洗浄屑を吸引し、又は負圧をかけることにより、洗浄屑を吸引することを特徴とする車輌、又は壁面用のバフを備えた電動工具清掃装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−93641(P2008−93641A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−282022(P2006−282022)
【出願日】平成18年10月16日(2006.10.16)
【出願人】(506347584)
【出願人】(506347643)
【Fターム(参考)】