通信端末
【課題】フレキシブル基板で接続された２枚の回路基板を有しながら、一方の回路基板で発生した雑音電流のもう一方の回路基板への伝播を抑圧する通信端末を提供する。
【解決手段】本発明の通信端末によれば、２つの基板の間で信号を伝播するフレキシブル基板に、特定の遮断周波数成分を遮断する遮断用コーティンググランドを設けることで、一方の基板から他方の基板への雑音電流の伝播を遮断ないし抑圧出来る。遮断周波数は、遮断用コーティンググランドの長さおよび誘電層の比誘電率を変えることで調節可能である。
【解決手段】本発明の通信端末によれば、２つの基板の間で信号を伝播するフレキシブル基板に、特定の遮断周波数成分を遮断する遮断用コーティンググランドを設けることで、一方の基板から他方の基板への雑音電流の伝播を遮断ないし抑圧出来る。遮断周波数は、遮断用コーティンググランドの長さおよび誘電層の比誘電率を変えることで調節可能である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、通信端末に係り、特に、フレキシブル基板を介して通信する２枚の回路基板を有する通信端末に係る。
【背景技術】
【０００２】
近年、携帯電話端末などの通信端末の分野では、いわゆる折り畳み型や、いわゆるスライド型など、２枚の基板を有する構造が数多く使われている。これらの通信端末において、２枚の基板は、互いの位置関係を変更可能とするために、フレキシブル基板を介して両基板を接続されている場合がある。
【０００３】
図１は、本発明に関連する技術による通信端末の構成を示す断面図である。この通信端末は、第１および第２の基板１、２と、アンテナ３と、雑音部品４と、フレキシブル基板５と、第１および第２のコーティンググランド６、７とを具備している。ここで、雑音部品４は、アンテナ３にとって雑音となり得る信号を発生し得る部品全般を示す。アンテナ３は、第１の基板１に接続されている。雑音部品４は、第２の基板２に接続されている。第１のコーティンググランド６と、フレキシブル基板５と、第２のコーティンググランド７とは、この順番で積層されている。フレキシブル基板５と、第１および第２のコーティンググランド６、７とにおいて、一方の端部は第１の基板１に、もう一方の端部は第２の基板２に、それぞれ接続されている。フレキシブル基板５と、第１および第２のコーティンググランド６、７とは、積層された状態での曲げ伸ばしが可能である。
【０００４】
図１のように接続された２枚の基板１、２の間では、フレキシブル基板５を介して、所望信号以外の雑音電流もが伝播してしまうことがある。図１のような通信端末の場合、この雑音電流は、アンテナ３や他の雑音部品４にも由来する成分も含まれる。この雑音電流が、フレキシブル基板３やコーティンググランド８、９を介して、高周波クロック信号や、アンテナ受信信号などに伝播することで、特にアンテナの感度が弱い場合に、通信品質の低下が引き起こされる原因となる。
【０００５】
上記に関連して、特許文献１（特開２００７−１６６０４６号公報）には、フレキシブルケーブルに係る記載が開示されている。このフレキシブルケーブルは、第１導体板を収納する第１筐体と、第２導体板を収納する第２筐体とが相対位置変化可能に結合された携帯無線機に用いられ、第１および第２導体板を電気的に接続するものである。このフレキシブルケーブルは、第１導体部と、第２導体部とを備える。ここで、第１導体部は、第１および第２導体板を接続する。第２導体部は、第１導体部の隣に配置され、第１導体板のみと接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
【特許文献１】特開２００７−１６６０４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明の目的は、フレキシブル基板で接続された２枚の回路基板を有しながら、一方の回路基板で発生した雑音電流のもう一方の回路基板への伝播を抑圧する通信端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明による通信端末は、第１の基板と、第２の基板と、フレキシブル基板とを具備する。ここで、第１の基板は、第１の回路を有する。第２の基板は、第２の回路を有する。フレキシブル基板は、第１および第２の回路を接続する。第１の回路は、所定の周波数で通信を行うアンテナを具備する。フレキシブル基板は、プリント基板と、輻射防止用コーティンググランド群と、遮断用コーティンググランド群と、誘電体層群とを具備する。ここで、プリント基板は、第１および第２の回路を接続する。輻射防止用コーティンググランド群は、プリント基板の両面を覆う。遮断用コーティンググランド群は、輻射防止用コーティンググランド群に積層されて、所定の周波数を遮断する。誘電体層群は、輻射防止用コーティンググランド群および遮断用コーティンググランド群の間に配置されている。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の通信端末によれば、２つの基板の間で信号を伝播するフレキシブル基板に、特定の遮断周波数成分を遮断する遮断用コーティンググランドを設けることで、一方の基板から他方の基板への雑音電流の伝播を遮断ないし抑圧出来る。遮断周波数は、遮断用コーティンググランドの長さおよび誘電層の比誘電率を変えることで調節可能である。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】図１は、本発明に関連する技術による通信端末の構成を示す断面図である。
【図２】図２は、本発明の実施形態による通信端末の構成を示す断面図である。
【図３】図３は、本発明の実施形態による通信端末の、第１〜第４のコーティンググランド６、７、８、９の等価回路を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
添付図面を参照して、本発明による通信端末を実施するための形態を以下に説明する。
【００１２】
（実施形態）
図２は、本発明の実施形態による通信端末の構成を示す断面図である。図２の通信端末の構成要素について説明する。図２の通信端末は、第１および第２の基板１、２と、アンテナ３と、雑音部品４と、フレキシブル基板５と、第１〜第４のコーティンググランド６、７、８、９と、第１および第２の誘電層１０、１１とを具備している。ここで、雑音部品４は、アンテナ３にとって雑音となり得る信号を発生し得る部品全般を示す。
【００１３】
図２の通信端末の構成要素同士の接続関係について説明する。アンテナ３は、第１の基板１に接続されている。雑音部品４は、第２の基板２に接続されている。第３のコーティンググランド８と、第１の誘電層１０と、第１のコーティンググランド６と、フレキシブル基板５と、第２のコーティンググランド７と、第２の誘電層１１と、第４のコーティンググランド９とは、この順番で積層されている。フレキシブル基板５と、第１および第２のコーティンググランド６、７とにおいて、一方の端部は第１の基板１に、もう一方の端部は第２の基板２に、それぞれ接続されている。第３のコーティンググランド８の一方の端部は、第１のコーティンググランド６に接続されている。第４のコーティンググランド９の一方の端部は、第２のコーティンググランド７に接続されている。フレキシブル基板５と、第１〜第４のコーティンググランド６、７、８、９と、第１および第２の誘電層１０、１１とは、積層された状態での曲げ伸ばしが可能である。
【００１４】
第１および第２のコーティンググランド６、７は、フレキシブル基板の両面を覆うことで、フレキシブル基板を流れる信号電流の輻射を防止する。その一方で、第１および第２のコーティンググランド６、７は、第１および第２の基板１、２のグランドにも接地されているため、第１または第２の基板の一方で発生する雑音電流を他方に伝番してしまう。この雑音電流を遮断ないし抑圧するために、第３および第４のコーティンググランド８、９が設けられている。
【００１５】
図３は、本発明の実施形態による通信端末の、第１〜第４のコーティンググランド６、７、８、９の等価回路を示す回路図である。第１および第２のコーティンググランド６、７に第１の雑音電流１２が流れると、第３および第４のコーティンググランド６、７には、第１の雑音電流１２とは逆向きの、第２の雑音電流１３が誘導される。第１および第２の雑音電流１２、１３は、ディファレンシャルモードとなって打ち消し合う。
【００１６】
ここで、第１および第２の基板の間での伝播が遮断ないし抑圧されるのは、主に、第３および第４のコーティンググランド８、９の長さならびに第１および第２の誘電層の比誘電率に応じた特定の周波数成分である。この特定の周波数を、以下、遮断周波数と記す。すなわち、第１の基板１で発生する信号のうち、遮断周波数の成分は第２の基板２に届かず、同様に、第２の基板で発生する信号のうち、遮断周波数の成分は第１の基板１に届かない。
【００１７】
より詳しくは、第１および第２の誘電層の比誘電率における短縮波長に換算して、第３および第４のコーティンググランド８、９の長さが１／４波長になる周波数が、第１および第２の基板の間で伝播される信号から遮断周波数の成分が遮断ないし抑圧される遮断周波数となる。
【００１８】
言い換えれば、第３および第４のコーティンググランド８、９の長さや、第１および第２の誘電層の比誘電率などを変更することで、遮断周波数を調節することも可能である。その結果、第１および第２の基板１、２の間で雑音電流が遮断ないし抑圧され、この雑音電流による通信感度の劣化が防止され、本発明の実施形態による通信端末は良好な受信状態を保つことが可能となる。
【００１９】
なお、第３および第４のコーティンググランド８、９と、第１および第２の誘電層１０、１１とは、フレキシブル基板５の両面の対称な位置に配置することが望ましいが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、第４のコーティンググランド９および第２の誘電層１１を省略しても、すなわちフレキシブル基板５の片面だけに遮断用コーティンググランドを設けた構成であっても構わない。
【符号の説明】
【００２０】
１ （第１の）基板
２ （第２の）基板
３ アンテナ
４ 雑音部品
５ フレキシブル基板
６ （第１の）コーティンググランド
７ （第２の）コーティンググランド
８ （第１の）コーティンググランド
９ （第２の）コーティンググランド
１０ （第１の）誘電層
１１ （第２の）誘電層
１２ （第１の）雑音電流
１３ （第２の）雑音電流
【技術分野】
【０００１】
本発明は、通信端末に係り、特に、フレキシブル基板を介して通信する２枚の回路基板を有する通信端末に係る。
【背景技術】
【０００２】
近年、携帯電話端末などの通信端末の分野では、いわゆる折り畳み型や、いわゆるスライド型など、２枚の基板を有する構造が数多く使われている。これらの通信端末において、２枚の基板は、互いの位置関係を変更可能とするために、フレキシブル基板を介して両基板を接続されている場合がある。
【０００３】
図１は、本発明に関連する技術による通信端末の構成を示す断面図である。この通信端末は、第１および第２の基板１、２と、アンテナ３と、雑音部品４と、フレキシブル基板５と、第１および第２のコーティンググランド６、７とを具備している。ここで、雑音部品４は、アンテナ３にとって雑音となり得る信号を発生し得る部品全般を示す。アンテナ３は、第１の基板１に接続されている。雑音部品４は、第２の基板２に接続されている。第１のコーティンググランド６と、フレキシブル基板５と、第２のコーティンググランド７とは、この順番で積層されている。フレキシブル基板５と、第１および第２のコーティンググランド６、７とにおいて、一方の端部は第１の基板１に、もう一方の端部は第２の基板２に、それぞれ接続されている。フレキシブル基板５と、第１および第２のコーティンググランド６、７とは、積層された状態での曲げ伸ばしが可能である。
【０００４】
図１のように接続された２枚の基板１、２の間では、フレキシブル基板５を介して、所望信号以外の雑音電流もが伝播してしまうことがある。図１のような通信端末の場合、この雑音電流は、アンテナ３や他の雑音部品４にも由来する成分も含まれる。この雑音電流が、フレキシブル基板３やコーティンググランド８、９を介して、高周波クロック信号や、アンテナ受信信号などに伝播することで、特にアンテナの感度が弱い場合に、通信品質の低下が引き起こされる原因となる。
【０００５】
上記に関連して、特許文献１（特開２００７−１６６０４６号公報）には、フレキシブルケーブルに係る記載が開示されている。このフレキシブルケーブルは、第１導体板を収納する第１筐体と、第２導体板を収納する第２筐体とが相対位置変化可能に結合された携帯無線機に用いられ、第１および第２導体板を電気的に接続するものである。このフレキシブルケーブルは、第１導体部と、第２導体部とを備える。ここで、第１導体部は、第１および第２導体板を接続する。第２導体部は、第１導体部の隣に配置され、第１導体板のみと接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
【特許文献１】特開２００７−１６６０４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明の目的は、フレキシブル基板で接続された２枚の回路基板を有しながら、一方の回路基板で発生した雑音電流のもう一方の回路基板への伝播を抑圧する通信端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明による通信端末は、第１の基板と、第２の基板と、フレキシブル基板とを具備する。ここで、第１の基板は、第１の回路を有する。第２の基板は、第２の回路を有する。フレキシブル基板は、第１および第２の回路を接続する。第１の回路は、所定の周波数で通信を行うアンテナを具備する。フレキシブル基板は、プリント基板と、輻射防止用コーティンググランド群と、遮断用コーティンググランド群と、誘電体層群とを具備する。ここで、プリント基板は、第１および第２の回路を接続する。輻射防止用コーティンググランド群は、プリント基板の両面を覆う。遮断用コーティンググランド群は、輻射防止用コーティンググランド群に積層されて、所定の周波数を遮断する。誘電体層群は、輻射防止用コーティンググランド群および遮断用コーティンググランド群の間に配置されている。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の通信端末によれば、２つの基板の間で信号を伝播するフレキシブル基板に、特定の遮断周波数成分を遮断する遮断用コーティンググランドを設けることで、一方の基板から他方の基板への雑音電流の伝播を遮断ないし抑圧出来る。遮断周波数は、遮断用コーティンググランドの長さおよび誘電層の比誘電率を変えることで調節可能である。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】図１は、本発明に関連する技術による通信端末の構成を示す断面図である。
【図２】図２は、本発明の実施形態による通信端末の構成を示す断面図である。
【図３】図３は、本発明の実施形態による通信端末の、第１〜第４のコーティンググランド６、７、８、９の等価回路を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
添付図面を参照して、本発明による通信端末を実施するための形態を以下に説明する。
【００１２】
（実施形態）
図２は、本発明の実施形態による通信端末の構成を示す断面図である。図２の通信端末の構成要素について説明する。図２の通信端末は、第１および第２の基板１、２と、アンテナ３と、雑音部品４と、フレキシブル基板５と、第１〜第４のコーティンググランド６、７、８、９と、第１および第２の誘電層１０、１１とを具備している。ここで、雑音部品４は、アンテナ３にとって雑音となり得る信号を発生し得る部品全般を示す。
【００１３】
図２の通信端末の構成要素同士の接続関係について説明する。アンテナ３は、第１の基板１に接続されている。雑音部品４は、第２の基板２に接続されている。第３のコーティンググランド８と、第１の誘電層１０と、第１のコーティンググランド６と、フレキシブル基板５と、第２のコーティンググランド７と、第２の誘電層１１と、第４のコーティンググランド９とは、この順番で積層されている。フレキシブル基板５と、第１および第２のコーティンググランド６、７とにおいて、一方の端部は第１の基板１に、もう一方の端部は第２の基板２に、それぞれ接続されている。第３のコーティンググランド８の一方の端部は、第１のコーティンググランド６に接続されている。第４のコーティンググランド９の一方の端部は、第２のコーティンググランド７に接続されている。フレキシブル基板５と、第１〜第４のコーティンググランド６、７、８、９と、第１および第２の誘電層１０、１１とは、積層された状態での曲げ伸ばしが可能である。
【００１４】
第１および第２のコーティンググランド６、７は、フレキシブル基板の両面を覆うことで、フレキシブル基板を流れる信号電流の輻射を防止する。その一方で、第１および第２のコーティンググランド６、７は、第１および第２の基板１、２のグランドにも接地されているため、第１または第２の基板の一方で発生する雑音電流を他方に伝番してしまう。この雑音電流を遮断ないし抑圧するために、第３および第４のコーティンググランド８、９が設けられている。
【００１５】
図３は、本発明の実施形態による通信端末の、第１〜第４のコーティンググランド６、７、８、９の等価回路を示す回路図である。第１および第２のコーティンググランド６、７に第１の雑音電流１２が流れると、第３および第４のコーティンググランド６、７には、第１の雑音電流１２とは逆向きの、第２の雑音電流１３が誘導される。第１および第２の雑音電流１２、１３は、ディファレンシャルモードとなって打ち消し合う。
【００１６】
ここで、第１および第２の基板の間での伝播が遮断ないし抑圧されるのは、主に、第３および第４のコーティンググランド８、９の長さならびに第１および第２の誘電層の比誘電率に応じた特定の周波数成分である。この特定の周波数を、以下、遮断周波数と記す。すなわち、第１の基板１で発生する信号のうち、遮断周波数の成分は第２の基板２に届かず、同様に、第２の基板で発生する信号のうち、遮断周波数の成分は第１の基板１に届かない。
【００１７】
より詳しくは、第１および第２の誘電層の比誘電率における短縮波長に換算して、第３および第４のコーティンググランド８、９の長さが１／４波長になる周波数が、第１および第２の基板の間で伝播される信号から遮断周波数の成分が遮断ないし抑圧される遮断周波数となる。
【００１８】
言い換えれば、第３および第４のコーティンググランド８、９の長さや、第１および第２の誘電層の比誘電率などを変更することで、遮断周波数を調節することも可能である。その結果、第１および第２の基板１、２の間で雑音電流が遮断ないし抑圧され、この雑音電流による通信感度の劣化が防止され、本発明の実施形態による通信端末は良好な受信状態を保つことが可能となる。
【００１９】
なお、第３および第４のコーティンググランド８、９と、第１および第２の誘電層１０、１１とは、フレキシブル基板５の両面の対称な位置に配置することが望ましいが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、第４のコーティンググランド９および第２の誘電層１１を省略しても、すなわちフレキシブル基板５の片面だけに遮断用コーティンググランドを設けた構成であっても構わない。
【符号の説明】
【００２０】
１ （第１の）基板
２ （第２の）基板
３ アンテナ
４ 雑音部品
５ フレキシブル基板
６ （第１の）コーティンググランド
７ （第２の）コーティンググランド
８ （第１の）コーティンググランド
９ （第２の）コーティンググランド
１０ （第１の）誘電層
１１ （第２の）誘電層
１２ （第１の）雑音電流
１３ （第２の）雑音電流
【特許請求の範囲】
【請求項１】
第１の回路を有する第１の基板と、
第２の回路を有する第２の基板と、
前記第１および前記第２の回路を
接続するフレキシブル基板と
を具備し、
前記第１の回路は、
所定の周波数で通信を行うアンテナ
を具備し、
前記フレキシブル基板は、
前記第１および前記第２の回路を接続するプリント基板と、
前記プリント基板の両面を覆う輻射防止用コーティンググランド群と、
前記輻射防止用コーティンググランド群に積層されて、前記所定の周波数を遮断する遮断用コーティンググランド群と、
前記輻射防止用コーティンググランド群および前記遮断用コーティンググランド群の間に配置された誘電体層群と
を具備する
通信端末。
【請求項２】
請求項１に記載の通信端末において、
前記遮断用コーティンググランド群は、
前記誘電体層群の比誘電率における短縮波長に換算した、前記所定の周波数の１／４波長の長さ
を具備し、
前記遮断用コーティンググランド群の一方の端部は、前記輻射防止用コーティンググランド群に接続されている
通信端末。
【請求項３】
請求項１または２に記載の通信端末において、
前記遮断用コーティンググランド群は、
前記フレキシブル基板の一方の面の側に配置された第１の遮断用コーティンググランドと、
前記フレキシブル基板の他方の面の側に、前記第１の遮断用コーティンググランドと対称となる位置に配置された第２の遮断用コーティンググランドと
を具備する
通信端末。
【請求項４】
請求項１〜３のいずれかに記載の通信端末における
フレキシブル基板。
【請求項１】
第１の回路を有する第１の基板と、
第２の回路を有する第２の基板と、
前記第１および前記第２の回路を
接続するフレキシブル基板と
を具備し、
前記第１の回路は、
所定の周波数で通信を行うアンテナ
を具備し、
前記フレキシブル基板は、
前記第１および前記第２の回路を接続するプリント基板と、
前記プリント基板の両面を覆う輻射防止用コーティンググランド群と、
前記輻射防止用コーティンググランド群に積層されて、前記所定の周波数を遮断する遮断用コーティンググランド群と、
前記輻射防止用コーティンググランド群および前記遮断用コーティンググランド群の間に配置された誘電体層群と
を具備する
通信端末。
【請求項２】
請求項１に記載の通信端末において、
前記遮断用コーティンググランド群は、
前記誘電体層群の比誘電率における短縮波長に換算した、前記所定の周波数の１／４波長の長さ
を具備し、
前記遮断用コーティンググランド群の一方の端部は、前記輻射防止用コーティンググランド群に接続されている
通信端末。
【請求項３】
請求項１または２に記載の通信端末において、
前記遮断用コーティンググランド群は、
前記フレキシブル基板の一方の面の側に配置された第１の遮断用コーティンググランドと、
前記フレキシブル基板の他方の面の側に、前記第１の遮断用コーティンググランドと対称となる位置に配置された第２の遮断用コーティンググランドと
を具備する
通信端末。
【請求項４】
請求項１〜３のいずれかに記載の通信端末における
フレキシブル基板。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２０１１−１８７５８２（Ｐ２０１１−１８７５８２Ａ）
【公開日】平成２３年９月２２日（２０１１．９．２２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−４９７８０（Ｐ２０１０−４９７８０）
【出願日】平成２２年３月５日（２０１０．３．５）
【出願人】（０００００４２３７）日本電気株式会社 (19,353)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年９月２２日（２０１１．９．２２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年３月５日（２０１０．３．５）
【出願人】（０００００４２３７）日本電気株式会社 (19,353)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]