説明

過度の骨量減少に関連する疾患の予防及び治療用の複素環化合物

本発明は、式(I)、式(I’)及び式(I’’)で表されるピリミジン化合物、及び薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、包接化合物及びプロドラッグに関し、ここで、R、R、R、R、R、U、V、W、X、Y、Z及びnは本明細書で定義される。本発明は、又、これらの化合物を含む組成物及びその使用法に関する。本発明の化合物及び組成物は、過度の骨量減少に関連する疾患を治療又は予防するために有用である。そのような疾患の例には、歯周病、良性の骨疾患(骨粗鬆症、骨のパジェット病、骨形成不全症、線維性骨異形成及び原発性副甲状腺機能亢進症等)、エストロゲン欠乏症、炎症性骨量減少、悪性骨腫瘍、関節炎、骨化石症、及びある種の癌関連疾患(悪性高カルシウム血症(HCM)、)多発性骨髄腫の骨融解性骨病変及び乳癌並びに他の転移性癌の骨融解性骨転移等)が挙げられるが、これらに限定はされない。
【化】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の化合物:
【化1】

から成る群から選択される化合物又は薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、包接化合物又はそのプロドラッグ。
【請求項2】
式I:
【化2】

(式中、
は、下式の置換基、アリール又はヘテロアリールであり;
【化3】

及びRの各々は、独立に、R、ハロゲン、ニトロ、シアノ、イソチオニトロ、SR又はORであり;又はR及びRは共にカルボニルであり;
は、R、アルケニル、アルキニル、OR、OC(O)R、SO、S(O)R、S(O)NR、SR、NR、NRCOR、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRSO、COR、C(O)OR又はC(O)NRであり;
は、H又はアルキルであり;
nは0、1、2、3、4、5又は6であり;
Xは、O、S、S(O)、S(O)又はNRであり;
Yは、共有結合、CH、C(O)、C=N−R、C=N−OR、C=N−SR、O、S、S(O)、S(O)又はNRであり;
Zは、N又はCHであり;
U及びVの一方はNであり、そして他方はCRであり;そして
Wは、O、S、S(O)、S(O)、NR又はNC(O)Rであり;
ここで、
及びRの各々は、独立に、H、アルキル、アリール又はヘテロアリールであり;そして
及びRの各々は、独立に、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクリル(cyclyl)、ヘテロシクリル(heterocyclyl)又はアルキルカルボニルである。)
の化合物又は、薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、包接化合物又はそのプロドラッグの有効量を含む組成物。
【請求項3】
が、下式の置換基である請求項2に記載の組成物。
【化4】

【請求項4】
UがNであり、そしてVがCHである請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
ZがNであり、そしてWがOである請求項3に記載の組成物。
【請求項6】
XがNRである、請求項3に記載の組成物。
【請求項7】
YがO、S又はCHであり、そしてnが、0、1、2、3又は4である請求項3に記載の組成物。
【請求項8】
がアリール又はヘテロアリールである、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
がOR、SR、C(O)OR又はC(O)NRである、請求項7に記載の組成物。
【請求項10】
が、下記置換基:
【化5】

(式中、
A及びA′の各々は、独立に、O、S又はNHであり;
及びRの各々は、独立に、H、アルキル、アリール又はヘテロアリールであり;そして
mは1又は2である。)
である請求項7に記載の組成物。
【請求項11】
及びRの一つが、下記置換基:
【化6】

(式中、
Bは、NR、O又はSであり;
B’は、N又はCRであり;
は、H、ハロゲン、CN、アルキル、シクリル、アルキルオキシ、アルキルカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシアルキル、アルキルアミノ又はアルキルアミノカルボニルであり;
は、H、ハロゲン、NO、CN、アルキル、アリール、ヘテロアリール、OR、OC(O)R、SO、S(O)R、S(O)NR、SR、NR、NRCOR、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRSO、COR、C(O)OR又はC(O)NRであり;
は、H、アルキル又はアルキルカルボニルであり;
pは、0、1又は2であり;そして、
qは、0、1、2、3又は4である。)
である、請求項3に記載の組成物。
【請求項12】
及びRの一つが、下記置換基:
【化7】

(式中、R、R、R及びqは、請求項11で定義した通りである。)
であり、R及びRの他方がH又はアルキルである、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
は、H、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、メチルアミノカルボニル又はハロゲンであり;
は、F、Cl、CN、メチル、メトキシ、エトキシ、OC(O)CH、OC(O)C、C(O)OH、C(O)OC、C(O)NH、NHC(O)CH又はS(O)NHであり;
は、H、メチル、エチル又はアセチルであり;そして、
qは、0、1又は2である、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
UがNであり、VがCHであり、ZがNであり、そしてWがOである、請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
XがNRであり、そしてRがH,メチル、エチル又はアセチルである、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
YがO、S又はCHであり、そしてnが0、1、2、3又は4である、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
がR、OR、SR、C(O)OR又はC(O)NRである、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
がアリール、ヘテロアリール、ヒドロキシル、アルキルオキシ又はヘテロアリールオキシである、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
がアリール又はヘテロアリールである、請求項2に記載の組成物。
【請求項20】
が、下記置換基:
【化8】

(式中、
DはO、S又はNRであり;
はベンゾ、ハロゲン、CN、ヒドロキシル、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシル、アリールオキシル又はヘテロアリールオキシルであり;
はH、アルキル又はアルキルカルボニルであり;そして、
rは0、1又は2である。)
である、請求項19に記載の組成物。
【請求項21】
XがNRであり、そしてRがH、メチル、エチル又はアセチルである、請求項20に記載の組成物。
【請求項22】
UがNであり、VがCHであり、ZがNであり、そしてWがOである、請求項21に記載の組成物。
【請求項23】
YがO、S又はCHであり、そしてnが0、1、2、3又は4である、請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
がアリール又はヘテロアリールである、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
がOR、SR、C(O)OR又はC(O)NRである、請求項23に記載の組成物。
【請求項26】
が、下記置換基:
【化9】

(式中、
A及びA’の各々は、独立にO、S又はNHであり;
及びRの各々は、独立にH、アルキル、アリール又はヘテロアリールであり;そして、
mは1又は2である。)
である、請求項23に記載の組成物。
【請求項27】
が、下記置換基:
【化10】

(式中、
は、H、アルキル又はアルキルカルボニルであり;
は、メチル、エチル、プロピル又はベンゾであり;そして、
rは1又は2である。)
である、請求項23に記載の組成物。
【請求項28】
は、下記置換基:
【化11】

であり;
及びRの各々はHであり;
は、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、アルキルオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル又はアルキルカルボニルであり;そして、
XはNRである、請求項2に記載の組成物。
【請求項29】
XがNHである、請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
及びRの一方はH又はアルキルであり;他方は場合によりR及びRで置換されたアリール又はヘテロアリールであり;
はハロゲン、CN、アルキル、アルキルオキシ、アルキルカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヒドロキシアルキル、アルキルアミノ又はアルキルアミノカルボニルであり;
はハロゲン、CN、ヒドロキシル、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシル、アリールオキシル又はヘテロアリールオキシルであり;そして、
qは0、1、2、3、又は4である、請求項28に記載の組成物。
【請求項31】
及びRの一方はH又はアルキルであり、そして他方は下記置換基:
【化12】

(式中、
はH、アルキル、アルコキシル、メトキシカルボニル、メチルアミノカルボニル又はハロゲンであり;
はハロゲン、CN、ヒドロキシル、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシル、アリールオキシル又はヘテロアリールオキシルであり;そして、
qは0、1、2、3又は4である。)
である、請求項29に記載の組成物。
【請求項32】
UがNであり、VがCHであり、ZがNであり、そしてWがOである、請求項28に記載の組成物。
【請求項33】
がヘテロアリール又はヘテロシクリルである、請求項32に記載の組成物。
【請求項34】
がピリジニルである、請求項32に記載の組成物。
【請求項35】
が1−オキシ−ピリジニルである、請求項33に記載の組成物。
【請求項36】
が1H−ピリジン−2−オンである、請求項33に記載の組成物。
【請求項37】
nが2であり、そしてYがOである、請求項33に記載の組成物。
【請求項38】
XがNHである、請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
及びRの一方はH又はアルキルであり、他方は下記置換基:
【化13】

(式中、
はH、アルキル、アルコキシル、メトキシカルボニル、メチルアミノカルボニル又はハロゲンであり;
はハロゲン、CN、ヒドロキシル、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシル、アリールオキシル又はヘテロアリールオキシルであり;そして、
qは0、1、2、3、又は4である。)
である、請求項29に記載の組成物。
【請求項40】
及びRの一方はHであり、他方は下記置換基:
【化14】

(式中、Rは請求項39で定義した通りである。)
である、請求項38に記載の組成物。
【請求項41】
該化合物が以下の化合物:
N−{2−[3−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−プロピル]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル}−N’−(1H−インドール−3−イルメチレン)−ヒドラジン;
N−(2−n−ブトキシ−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−N’−(1H−インドール−3−イルメチレン)−ヒドラジン;
N−(2−(4−ヒドロキシブチル)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−N’−(1H−インドール−3−イルメチレン)−ヒドラジン;
N−[2−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル]−N’−(1H−インドール−3−イルメチレン)−ヒドラジン;
N−(1H−インドール−3−イルメチレン)−N’−[2−(3−メトキシ−プロピル)−6−モルホリン‐4−イル−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
3−{4−[N’−(1H−インドール−3−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン‐2−イルスルファニル}−プロパン−1−オール;
3−{2−[N’−(1H−インドール−3−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン‐4−イルスルファニル}−プロパン−1−オール;
N−[2−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル]−N’−(1H−インドール−3−イルメチレン)−ヒドラジン;
N−{2−[2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−エトキシ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル}−N’−(1H−インドール−3−イルメチレン)−ヒドラジン;
N−(1H−インドール−3−イルメチレン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
N−(1H−インドール−3−イルメチレン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(3−ピリジン−2−イル−プロピル)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
N−(3−エチル−ベンジリデン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(3−ピリジン−2−イル−プロピル)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
N−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−N’−(1−m−トリル−エチリデン)−ヒドラジン;
N−[1−(1H−インドール−3−イル)−エチリデン]−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
3−メチルベンズアルデヒド−O−[6−モルホリン‐4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−オキシム;
1H−インドール−3−カルボアルデド−O−[6−モルホリン‐4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−オキシム;
N−(1H−インドール−3−イルメチレン)−N’−{6−モルホリン−4−イル−2−[2−(ピリジン−2−イルオキシ)−エトキシ]−ピリミジン−4−イル}−ヒドラジン;
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{6−モルホリン−4−イル−2−[2−(ピリジン−3−イルオキシ)−エトキシ]−ピリミジン−4−イル}−ヒドラジン;
ブチル−{4−[N’−(1H−インドール−3−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−アミン;
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(ピリジン−3−イルオキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−(5−メチル−6−モルホリン−4−イル−2−フェニルピリミジン−4−イル)−ヒドラジン;
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−(2−フェニル−6−チオモルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−ヒドラジン;
(2,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−{6−モルホリン−4−イル−2−[2−(ピリジン−3イルオキシ)−エトキシ]−ピリミジン−4−イル}−アミン;
(2,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−{4−モルホリン−4−イル−6−[2−(ピリジン−3−イルオキシ)−エトキシ]−ピリミジン−2−イル}−アミン;
3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピオ酸エチルエステル;
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{6−モルホリン−4−イル−2−[2−(1−オキシ−ピリジン−2−イル)−エトキシ]−ピリミジン−4−イル}−ヒドラジン;
1−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−1H−ピリジン−2−オン;
N−(3−ヨード−ベンジリデン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
N−(3−フルオロ−ベンジリデン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
N−(3−クロロ−ベンジリデン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
N−(3−ブロモ−ベンジリデン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン;
3−{[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラゾノメチル}−安息香酸メチルエステル;
1−(2−{4−[N’−(3−ヨード−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−1H−ピリジン−2−オン;
3−{[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラゾノメチル}−安息香酸N−メチルアミド;
(3−{[6−モルホリン−4−イル−2−(2−ピリジン−2−イル−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラゾノメチル}−フェニル)−メタノール;
N,N−ジエチル−4−{4−[N”−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−ブチルアミド;
4−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−1−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ブタン−1−オン;
4−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−N−ピリジン−4−イルメチル−ブチルアミド;
4−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−N−ピリジン−4−イル−ブチルアミド;
2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−1−ピリジン−2−イル−エタノール;
6−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−ピリジン−3−オール;及び
6−(2−{4−[N’−(3−ヒドロキシメチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−ピリジン−3−オール;
である、請求項2に記載の組成物。
【請求項42】
過度の骨量減少に関連する疾患を治療又は予防する方法であって、それを必要とする患者に請求項1に記載の化合物、請求項1に記載の化合物の有効量を含む組成物、請求項2〜41のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は請求項2〜41のいずれか1項に記載の組成物を投与することを含む方法。
【請求項43】
疾患が、歯周病、良性の骨疾患(例えば、骨粗鬆症、骨のパジェット病、骨形成不全症、線維性骨異形成及び原発性副甲状腺機能亢進症等)、エストロゲン欠乏症、炎症性骨量減少症、悪性骨腫瘍、関節炎、変形性関節症、及びある種の癌関連疾患(悪性高カルシウム血症(HCM)、多発性骨髄腫の骨溶解性骨病変及び乳癌並びに他の転移性癌の骨溶解性骨転移等)から成る群から選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
更に他の治療薬を投与することを含む、請求項42又は43に記載の方法。
【請求項45】
他の治療薬が、抗骨吸収剤、非ステロイド性抗炎症剤、ステロイド及び鎮痛剤から成る群から選択される、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
抗骨吸収剤が、プロゲスチン、ポリホスホナート、ビスホスホナート、エストロゲン・アゴニスト/アンタゴニストから成る群から選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
エストロゲン誘導体が、エストロン、エストリオール又は17α,17β−エチニルエストラジオールである、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前破骨細胞における破骨細胞形成を阻害する方法であって、細胞を請求項1に記載の化合物、請求項1に記載の化合物の有効量を含む組成物、請求項2〜41のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は請求項2〜41のいずれか1項に記載の組成物と接触させることを含む方法。
【請求項49】
以下の化合物:
【化15】

から成る群から選択される化合物、又は薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、包接化合物又はそのプロドラッグ。
【請求項50】
式I’:
【化16】

(式中、
は、下記置換基、アリール又はヘテロアリールであり;
【化17】

、R及びRの各々は、独立にR、ハロゲン、ニトロ、ニトロソ、シアノ、アジド、イソチオニトロ、SR又はORであり;
は、R、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、OR、OC(O)R、SO、S(O)R、S(O)NR、SR、NR、NRCOR、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRSO、COR,C(O)OR又はC(O)NRであり;
nは、0、1、2、3、4、5、6又は7であり;
Xは、O、S、S(O)、S(O)又はNRであり;
Yは、共有結合、CH、C(O)、C=N−R、C=N−OR、C=N−SR、O、S、S(O)又はS(O)であり;
ZはNであり;そして、
Wは、O、S、S(O)、S(O)、NR又はNC(O)Rであり;
ここで、
及びRの各々は、独立にH、アルキル、アリール又はヘテロアリールであり;そして、
及びRの各々は、独立にH、アルキル又はアルキルカルボニルである。)
の化合物又は薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、包接化合物又はそのプロドラッグ。
【請求項51】
式I’:
【化18】

(式中、
は、下記置換基、アリール又はヘテロアリールであり;
【化19】

、R及びRの各々は、独立にR、ハロゲン、ニトロ、ニトロソ、シアノ、アジド、イソチオニトロ、SR又はORであり;
は、R、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、OR、OC(O)R、SO、S(O)R、S(O)NR、SR、NR、NRCOR、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRSO、COR,C(O)OR又はC(O)NRであり;
nは、0、1、2、3、4、5、6又は7であり;
Xは、O、S、S(O)、S(O)又はNRであり;
Yは、共有結合、CH、C(O)、C=N−R、C=N−OR、C=N−SR、O、S、S(O)、S(O)又はNRであり;
ZはCHであり;そして、
Wは、O、S、S(O)、S(O)、NR又はNC(O)Rであり;
ここで、
及びRの各々は、独立にH、アルキル、アリール又はヘテロアリールであり;そして、
及びRの各々は、独立にH、アルキル又はアルキルカルボニルである。)
の化合物又は薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、包接化合物又はそのプロドラッグの有効量を含む組成物。
【請求項52】
以下の化合物:
【化20】

から成るグループから選択される化合物、又は薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、包接化合物又はそのプロドラッグ。
【請求項53】
式I”:
【化21】

(式中、
は、アリール又はヘテロアリールであり;
及びRの各々は、独立にH、ハロゲン、CN、アルキル、OR又はNRであり;
は、H、ハロゲン、CN、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRS(O)R、NRS(O)、NRC(O)NR、NRC(S)NR、NRC(NR)NR、NRC(O)OR、S(O)NR、S(O)NR、S(O)R、S(O)、C(O)R、C(O)OR又はC(O)NRであり;
は、H又はアルキルであり;
nは、0、1、2、3、4、5又は6であり;
Aは、O、S、S(O)、S(O)又はNRであり;
Bは、N又はCRであり;
Xは、O、S、S(O)、S(O)、NR又はC(O)であり;
Yは、共有結合、C(O)、C=NR、O、S、S(O)、S(O)又はNRであり;
ZはN又はCHであり;
U及びVの各々は、独立にN又はCRであり;そして、
Wは、O、S又はNRであり;
ここで、
、R、R及びRの各々は、が独立にH、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクリル又はヘテロシクリルであり;
は、H、アルキル、アリール、アシル又はスルホニルであり;そして、
は、H、アルキル、アリール、アシル、スルホニル、アルコキシル、アミノ、エステル、アミド、CN又はハロゲンである。)
の化合物又は薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、包接化合物又はそのプロドラッグ。
【請求項54】
式I”:
【化22】

(式中、
は、アリール又はヘテロアリールであり;
及びRの各々は、独立にH、ハロゲン、CN、アルキル、OR又はNRであり;
は、H、ハロゲン、CN、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRS(O)R、NRS(O)、NRC(O)NR、NRC(S)NR、NRC(NR)NR、NRC(O)OR、S(O)NR、S(O)NR、S(O)R、S(O)、C(O)R、C(O)OR又はC(O)NRであり;
は、H又はアルキルであり;
nは、0、1、2、3、4、5又は6であり;
Aは、O、S、S(O)、S(O)又はNRであり;
Bは、N又はCRであり;
Xは、O、S、S(O)、S(O)、NR又はC(O)であり;
Yは、共有結合、C(O)、C=NR、O、S、S(O)、S(O)又はNRであり;
ZはN又はCHであり;
U及びVの各々は、独立にN又はCRであり;そして、
Wは、O、S又はNRであり;
ここで、
、R、R及びRの各々は、独立にH、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクリル又はヘテロシクリルであり;
は、H、アルキル、アリール、アシル又はスルホニルであり;そして、
は、H、アルキル、アリール、アシル、スルホニル、アルコキシル、アミノ、エステル、アミド、CN又はハロゲンである。)
の化合物又は薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、包接化合物又はそのプロドラッグの有効量を含む組成物。
【請求項55】
過度の骨量減少に関連する疾患を治療又は予防する方法であって、それを必要とする患者に請求項49又は52に記載の化合物、請求項49又は52に記載の化合物の有効量を含む組成物、請求項50又は53のいずれか1項に記載の式I’又は式I’’の化合物、又は請求項51又は54のいずれか1項に記載の組成物を投与することを含む方法。
【請求項56】
疾患が、歯周病、良性の骨疾患(骨粗鬆症、骨のパジェット病、骨形成不全症、線維性骨異形成及び原発性副甲状腺機能亢進症等)、エストロゲン欠乏症、炎症性骨量減少症、悪性骨腫瘍、関節炎、変形性関節症、及びある種の癌関連疾患(悪性高カルシウム血症(HCM)、多発性骨髄腫の骨溶解性骨病変及び乳癌並びに他の転移性癌の骨溶解性骨転移等)から成る群から選択される、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前破骨細胞における破骨細胞形成を阻害する方法であって、細胞を請求項49又は52に記載の化合物、請求項49又は52に記載の化合物の有効量を含む組成物、請求項50又は53のいずれか1項に記載の式I’又は式I’’の化合物、又は請求項51又は54のいずれか1項に記載の組成物と接触させることを含む方法。

【公表番号】特表2007−500241(P2007−500241A)
【公表日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533518(P2006−533518)
【出願日】平成16年5月28日(2004.5.28)
【国際出願番号】PCT/US2004/017064
【国際公開番号】WO2005/000404
【国際公開日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(504151848)シンタ ファーマシューティカルズ コーポレーション (72)
【Fターム(参考)】