説明

電力生成システム、電力生成システムにおいて減結合フィルタを動作する方法

【課題】電圧が高く、かつ送電線のインダクタンスが低い条件において、固体電力コントローラの固体スイッチのパルス幅変調によって実施された電流制限が妨害されない電力生成システムを提供する。
【解決手段】電力生成システム100が、固体電力コントローラ108A,108B,108Cを有した電力供給モジュール107によって、直流負荷109A,109B,109Cに電力を供給するように構成された発電102と、該発電機102と電力供給モジュール107との間に接続され、互いに直列に接続される抵抗および固体スイッチと並列に接続されたインダクタを備えてなる減結合フィルタ106と、を備えている。減結合フィルタ106の固体スイッチは、固体電力コントローラの電流制限条件において開き、固体電力コントローラの電流制限条件でないときには閉じるように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、電力生成・供給システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ハイブリッドの車両(hybrid vehicle)が、電力供給システムを組み込んだ電力生成システム(EPGS)を備えることができる。電力供給システムは、1つまたは複数の固体電力コントローラ(SSPC)を備えることができる。固体電力コントローラ(SSPC)は、伝統的な電気機械回路のブレーカの代わりとして、例えば、軍事用途または航空宇宙用途の電力供給システムにおいて使用されている。固体電力コントローラは、種々の電気的負荷に電力を供給するとともに、上記の電気的負荷を保護することができる。電気機械的装置と比較して、固体電力コントローラは、比較的速い応答時間をもたらし、オフ時の過渡状態におけるアーキングやオン時の過渡状態におけるバウンシングを無くすことができる。また、固体電力コントローラは、電気機械的装置と比較して、故障分離を繰り返しているときにひどく劣化(severe degradation)しない。固体電力コントローラの重量および大きさは比較的小さいものとなり得る。固体電力コントローラによって、保護および診断の向上が容易となり、効率的な電力供給構成およびパッケージング(packaging)技術がもたらされる。しかし、固体電力コントローラ内のスイッチ装置は、内部抵抗に起因した高い電流レベルでの電流制限時に過度の熱を生じさせ得るので、比較的複雑な熱管理技術が必要となることがあり、これにより、電力供給システムの複雑さ、コストおよび重量が増加する。
【0003】
本発明の出願人に譲渡され、2010年3月10日に出願された、本願の参照となる特許文献1においては、固体電力コントローラの出力部と直流負荷との間に配置された送電線のインダクタンスを用いつつ、固体電力コントローラの固体スイッチのパルス幅変調(PWM)によって実施された電流制限について説明している。ある用途、例えば、航空機用途では、直流バス電圧は、比較的低く(約270Vdc)、送電線は、その長さが比較的長いために、非常に高いインダクタンスを有し得る。しかし、他の用途、例えば、軍事用車両の用途では、直流バス電圧は、比較的高く(約600Vdcを超過する)、送電線は、比較的短くされているために、比較的低いインダクタンスを有し得る。上記のように電圧が高く、かつ送電線のインダクタンスが低い条件では、非常に高いスイッチ周波数にあっても、固体電力コントローラの固体スイッチのパルス幅変調によって実施された電流制限が妨害され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願第12/720,703号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の1つの特徴は、電力生成システム(EPGS)が、固体電力コントローラを有した電力供給モジュールによって、直流(DC)負荷に電力を供給するように構成された発電機と、該発電機と電力供給モジュールとの間に接続され、互いに直列に接続される抵抗および固体スイッチと並列に接続されたインダクタを備えてなる減結合フィルタと、を備えていることである。減結合フィルタの固体スイッチは、固体電力コントローラ(SSPC)の電流制限条件において開き、固体電力コントローラの電流制限条件でないときには閉じるように構成されている。
【0006】
本発明の他の特徴は、固体電力コントローラ(SSPC)を有する電力供給モジュールを有してなる電力生成システム(EPGS)において、発電機および電力供給モジュールとの間に接続され、互いに直列に接続される抵抗および固体スイッチと並列に接続されたインダクタを備えてなる減結合フィルタを動作する方法が、発電機によって電力供給モジュールの固体電力コントローラを介して直流(DC)負荷に電力を供給するステップと、固体電力コントローラの電流制限条件において、減結合フィルタの固体スイッチを開くステップと、固体電力コントローラの電流制限条件でないときに、減結合フィルタの固体スイッチを閉じるステップと、を含むことである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】永久磁石発電機を備えた電力生成・供給システムの実施例を示した図である。
【図2】誘導発電機を備えた電力生成・供給システムの実施例を示した図である。
【図3】巻線界磁形同期発電機を備えた電力生成・供給システムの実施例を示した図である。
【図4】減結合フィルタの実施例を示した図である。
【図5】固体電力コントローラの実施例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
固体電力コントローラを有した電力生成・供給システムの減結合フィルタの実施例と、固体電力コントローラを有した電力生成・供給システムの減結合フィルタを動作する方法とが、詳細に後述される例示的な実施例と共に提供される。減結合フィルタを用いることにより、送電線のインダクタンスが比較的低いものとなり得る高電圧直流電力生成・供給システムの直流負荷の供給および保護に固体電力コントローラの技術を適用することができる。ここで、直流負荷は、一定の電力負荷、例えば、直流−直流コンバータ、エクスポートインバータ(export inverter)およびモータ駆動部を備えている。したがって、直流バス電圧レベルが高いときの電流制限能力を向上させることができ、容量性負荷のソフトスタート時の突入電流を制御することができる。また、負荷チャネルのいずれか1つの過負荷条件において、負荷チャネルの間の干渉を減少させることができる。また、1つまたは複数の負荷チャネルの電流制限条件において、調整点(POR)での電圧制限およびシステムバスの電力の質が向上する。さらに、個々の負荷の前方端部におけるフィルタリングの要求を減少させることができ、個々の負荷におけるプレチャージ(Pre−charge)機能を無くすことができ、これにより、システム全体の重量、大きさおよびコストが減少する。最後に、電力変換ユニット(PCU)内に高電圧かつ高電流の直流電力を含むことにより、システムの安全性が向上する。
【0009】
図1には、電力生成・供給システム100が示されており、該電力生成・供給システム100は、原動機101の作動により電力を生成する永久磁石(PM)発電機102を備えている。永久磁石発電機102に接続された電力変換ユニット103が、発電機102からの電力を制御および変換し、直流負荷109A,109B,109Cへ電力を供給する。電力変換ユニット103は、アクティブ整流器104、減結合フィルタ106および電力供給モジュール107を備えている。電力供給モジュール107は、複数の固体電力コントローラ108A,108B,108Cを備えている。電力供給モジュール107の固体電力コントローラ108A,108B,108Cは、直流負荷109A,109B,109Cにそれぞれ接続されている。固体電力コントローラ108A,108B,108Cの各々は、直流負荷109A,109B,109Cの各々に負荷保護機能を提供し、該負荷保護機能は、負荷ショート時の電流制限および容量性負荷のプレチャージ時の突入電流制御を含む。固体電力コントローラ108A,108B,108Cおよび直流負荷109A,109B,109Cは、例示の目的のみで示されており、電力供給モジュール107は、各負荷にぞれぞれ接続された適当な数の固体電力コントローラを備えることができる。アクティブ整流器104は、永久磁石発電機102から受けた可変電圧と、可変負荷条件とに応答して、調整点(POR)105においてシステムバス電圧を制御する。減結合フィルタ106は、固体電力コントローラ108A,108B,108Cのいずれかの過負荷条件において、調整点105で電圧歪み(voltage distortion)を最小化する。減結合フィルタ106は、固体スイッチを備えており、該固体スイッチは、電力変換ユニット103の動作条件に基づいて減結合フィルタ106にわたる制動抵抗およびインダクタンスを制御する。これは、図4でさらに詳細に説明される。また、固体電力コントローラ108A,108B,108Cは、任意選択的な固体スイッチをそれぞれ備えることができ、該固体スイッチは、固体電力コントローラの作動条件に基づいて固体電力コントローラにわたる制動抵抗およびインダクタンスを制御する。これは、図5でさらに詳細に説明される。
【0010】
図2には、電力生成・供給システム200が示されており、該電力生成・供給システム200は、原動機201の作動により電力を生成する誘導発電機(IM)202を備えている。誘導発電機202に接続された電力変換ユニット203は、コンバータ204と、減結合フィルタ206と、複数の固体電力コントローラ208A,208B,208Cを備えた電力供給モジュール207とを備えている。電力供給モジュール207の固体電力コントローラ208A,208B,208Cは、直流負荷209A,209B,209Cにそれぞれ接続されている。固体電力コントローラ208A,208B,208Cの各々は、直流負荷209A,209B,209Cの各々に負荷保護機能を提供し、該負荷保護機能は、負荷ショート時の電流制限および容量性負荷のプレチャージ時の突入電流制御を含む。固体電力コントローラ208A,208B,208Cおよび直流負荷209A,209B,209Cは、例示の目的のみで示されており、電力供給モジュール207は、各負荷にぞれぞれ接続された適当な数の固体電力コントローラを備えることができる。減結合フィルタ206は、1つまたは複数の固体電力コントローラ208A,208B,208Cの過負荷条件において、調整点205で電圧歪みを最小化する。減結合フィルタ206は、固体スイッチを備えており、該固体スイッチは、電力変換ユニット203の動作条件に基づいて減結合フィルタ206の制動抵抗を制御する。これは、図4でより詳細に説明される。また、固体電力コントローラ208A,208B,208Cは、任意選択的な固体スイッチをそれぞれ備えることができ、該固体スイッチは、固体電力コントローラの作動条件に基づいて固体電力コントローラにわたる制動抵抗およびインダクタンスを制御する。これは、図5でさらに詳細に説明される。
【0011】
図3には、電力生成・供給システム300が示されており、該電力生成・供給システム300は、原動機301の作動により電力を生成する巻線界磁形同期発電機(WFSG)302を備えている。巻線界磁形同期発電機302に接続された電力変換ユニット303は、パッシブ整流器304、発電機制御ユニット(GCU)305、減結合フィルタ306および電力供給モジュール307を備えている。発電機制御ユニット305は、パッシブ整流器304と減結合フィルタ306との間に位置した調整点の条件に基づいて巻線界磁形同期発電機302を制御する。電力供給モジュール307は、直流負荷309A,309B,309Cにそれぞれ接続された複数の固体電力コントローラ308A,308B,308Cを備えている。固体電力コントローラ308A,308B,308Cの各々は、直流負荷309A,309B,309Cの各々に負荷保護機能を提供し、該負荷保護機能は、負荷ショート時の電流制限および容量性負荷のプレチャージ時の突入電流制御を含む。固体電力コントローラ308A,308B,308Cおよび直流負荷309A,309B,309Cは、例示の目的のみで示されており、電力供給モジュール307は、各負荷にぞれぞれ接続された適当な数の固体電力コントローラを備えることができる。減結合フィルタ306は、1つまたは複数の固体電力コントローラ308A,308B,308Cの過負荷条件において、電力生成・供給システム300の電圧歪みを最小化する。減結合フィルタ306は、固体スイッチを備えており、該固体スイッチは、電力変換ユニット303の動作条件に基づいて減結合フィルタ306にわたる制動抵抗を制御する。これは、図4でさらに詳細に説明される。また、固体電力コントローラ308A,308B,308Cは、任意選択的な固体スイッチをそれぞれ備えることができ、該固体スイッチは、固体電力コントローラの作動条件に基づいて固体電力コントローラにわたる制動抵抗およびインダクタンスを制御する。これは、図5でさらに詳細に説明される。
【0012】
図4には、減結合フィルタ106,206,306のいずれかとすることができる減結合フィルタ400の実施例が示されている。減結合フィルタ400は、制動抵抗403と並列に接続されたインダクタ402を備えており、制動抵抗403は、固体スイッチ404と直列に接続されている。図1および図2の実施例の調整点105,205に入力部401を接続することができ、また、図3の実施例のパッシブ整流器304の出力部に入力部401を接続することができる。出力部405が、電力供給モジュール107,207,307に接続される。通常の動作時には、固体スイッチ404は、制動抵抗403によって減結合フィルタ400にわたるシステムの制動をもたらすように閉じられる。減結合フィルタ400に接続される電力供給モジュール107,207,307に配置された固体電力コントローラ(固体電力コントローラ108A−C,208A−C,308A−Cのいずれか)に電流制限条件が存在する場合には、固体スイッチ404は、インダクタ402によって減結合フィルタ400にわたる付加的な出力インピーダンスを与えるように開かれる。過負荷条件において、固体スイッチ404を開くことにより付加的な出力インピーダンスを与えると、電流制限時において、電圧歪みが最小化し、電力生成・供給システム100,200,300の電力の質が向上する。
【0013】
図5には、電力供給モジュール107,207,307の固体電力コントローラ108A−C,208A−C,308A−Cのいずれかとすることができる固体電力コントローラ500の実施例が示される。入力部501が、減結合フィルタ106,206,306の出力部405に接続されている。通常の動作時には、電力は、固体電力コントローラ500において、入力部501から主固体スイッチ503を通して、直流負荷109A−C,209A−C,309A−Cに接続された出力部513へと通流する。主固体スイッチ503は、ダイオード504に接続されている。主固体スイッチ503は、固体電力コントローラ500に接続された故障した負荷を非接続にし、容量性負荷のプレチャージ時に、パルス幅変調を用いて突入電流を制限することにより、主固体スイッチ503に関連した電力生成・供給システムを保護し、かつ、過負荷条件において、出力電流センサ512から受けた電流データに応答してパルス幅変調を用いて電流を制限する。過電圧保護ダイオード505,511が、スイッチ503およびフィルタインダクタ508の各々の出力側に、入力部502から共通の電圧を受けるように接続されている。固体電力コントローラ500は、インダクタ506、キャパシタ507およびインダクタ508を有した出力フィルタをさらに備えている。ここで、インダクタ508は、制動抵抗509と並列に接続されており、制動抵抗509は、第2の固体スイッチ510と直列に接続されている。第2の固体スイッチ510は、固体電力コントローラ500の電流制限モードにおいて、抵抗509により出力フィルタにわたる付加的なシステムの制動をもたらすように閉じられ、フィルタリングを向上させるように固体電力コントローラ500の通常の作動時に開かれる。
【0014】
例示的な実施例の技術的な効果および恩恵は、電力の質を向上させることと、回路のショート条件における電力生成・供給システムの電圧歪みを最小化することを含む。
【0015】
本明細書において使用される専門用語は、特定の実施例のみを説明する目的で用いられ、本発明を制限するものではない。当業者であれば、本発明の真意および範囲から逸脱することなく、種々の変更および修正がなされてもよいことを認めるだろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固体電力コントローラを有した電力供給モジュールによって、直流負荷に電力を供給するように構成された発電機と、
前記発電機と前記電力供給モジュールとの間に接続され、互いに直列に接続される抵抗および固体スイッチと並列に接続されたインダクタを備えてなる減結合フィルタと、
を備え、
前記減結合フィルタの前記固体スイッチは、前記固体電力コントローラの電流制限条件において開き、前記固体電力コントローラの電流制限条件でないときには閉じるように構成されていることを特徴とする電力生成システム。
【請求項2】
前記発電機は、永久磁石発電機であり、前記電力生成システムは、前記発電機と前記減結合フィルタとの間に配置されたアクティブ整流器をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電力生成システム。
【請求項3】
前記発電機は、誘導発電機であり、前記電力生成システムは、前記発電機と前記減結合フィルタとの間に配置されたコンバータをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電力生成システム。
【請求項4】
前記発電機は、巻線界磁形同期発電機であり、前記電力生成システムは、前記発電機と前記減結合フィルタとの間に配置されたパッシブ整流器をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電力生成システム。
【請求項5】
前記パッシブ整流器と前記減結合フィルタとの間の点と、前記発電機との間に接続された発電機制御ユニットをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の電力生成システム。
【請求項6】
前記電力供給モジュールは、各直流負荷にそれぞれ接続された複数の固体電力コントローラを備えることを特徴とする請求項1に記載の電力生成システム。
【請求項7】
前記固体電力コントローラは、出力フィルタと直列に接続された主固体スイッチを備え、前記出力フィルタは、第1のインダクタ、キャパシタおよび第2のインダクタを備え、第2のインダクタは、互いに直列に接続された抵抗および第2の固体スイッチと並列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電力生成システム。
【請求項8】
前記第2の固体スイッチは、前記固体電力コントローラの電流制限条件において閉じ、前記固体電力コントローラの電流制限条件でないときに開くように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電力生成システム。
【請求項9】
前記主固体スイッチは、前記固体電力コントローラの電流制限条件において、パルス幅変調を用いて前記固体電力コントローラにわたる負荷電流を制限するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電力生成システム。
【請求項10】
固体電力コントローラを有する電力供給モジュールを備えてなる電力生成システムにおいて、発電機および前記電力供給モジュールとの間に接続され、互いに直列に接続される抵抗および固体スイッチと並列に接続されたインダクタを備えてなる減結合フィルタを動作する方法であって、
前記発電機によって前記電力供給モジュールの前記固体電力コントローラを介して直流負荷に電力を供給するステップと、
前記固体電力コントローラの電流制限条件において、前記減結合フィルタの前記固体スイッチを開くステップと、
前記固体電力コントローラの電流制限条件でないときに、前記減結合フィルタの前記固体スイッチを閉じるステップと、
を含む方法。
【請求項11】
前記発電機は、永久磁石発電機であり、前記電力生成システムは、前記発電機と前記減結合フィルタとの間に配置されたアクティブ整流器をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記発電機は、誘導発電機であり、前記電力生成システムは、前記発電機と前記減結合フィルタとの間に配置されたコンバータをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記発電機は、巻線界磁形同期発電機であり、前記電力生成システムは、前記発電機と前記減結合フィルタとの間に配置されたパッシブ整流器をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記パッシブ整流器と前記減結合フィルタとの間の点と、前記発電機との間に接続された発電機制御ユニットをさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記電力供給モジュールは、各直流負荷にそれぞれ接続された複数の固体電力コントローラを備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項16】
前記固体電力コントローラは、出力フィルタと直列に接続された主固体スイッチを備え、前記出力フィルタは、第1のインダクタ、キャパシタおよび第2のインダクタを備え、第2のインダクタは、互いに直列に接続された抵抗および第2の固定スイッチと並列に接続されていることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記固体電力コントローラの電流制限条件において、前記第2の固体スイッチを閉じるステップと、
前記固体電力コントローラの電流制限条件でないときに、前記第2の固体スイッチを開くステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記固体電力コントローラの電流制限条件において、前記固体電力コントローラにわたる負荷電流を制限するように前記主固体スイッチをパルス幅変調するステップをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2012−23951(P2012−23951A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−152696(P2011−152696)
【出願日】平成23年7月11日(2011.7.11)
【出願人】(500107762)ハミルトン・サンドストランド・コーポレイション (165)
【氏名又は名称原語表記】HAMILTON SUNDSTRAND CORPORATION
【住所又は居所原語表記】One Hamilton Road, Windsor Locks, CT 06096−1010, U.S.A.
【Fターム(参考)】