説明

電子機器

【課題】カメラ機能を備え通常撮影用の通常レンズを覆うレンズカバーを有する電子機器において、電子機器の厚さを増すことなく通常撮影以外の撮影(マクロ撮影や望遠撮影等)をスムーズに切り替えることができる電子機器を提供すること。
【解決手段】レンズカバー5は該電子機器上で位置変位動作可能であり、通常レンズ4と組み合わせて用いる補助レンズを着脱可能に装着可能な取り付け部7を備え、その動作位置に応じて、通常レンズを保護する保護位置と、補助レンズを使用せず通常レンズを使用して撮影を行なう通常撮影位置と、通常レンズと前記補助レンズとを組み合わせて撮影を行なう選択撮影位置とに切り替え可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、カメラ機能を備え通常撮影用のレンズを覆うレンズカバーを有する電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
カメラに備えられた通常撮影用のレンズ(以下、通常レンズという。)を覆うカバー(以下、レンズカバーという。)は現在、携帯電話器やデジタルカメラ等多岐に渡り用いられている。レンズカバーの基本機能は、カメラレンズの傷付きを防止し保護することである。レンズカバーに関しては、従来、撮影レンズの前面を保護する保護カバーを本体部の前面側から取り外し、新たな保護カバーと交換することができるインスタントカメラに関する発明がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
カメラ機能を備えた電子機器を用いるユーザーは、通常レンズによる通常撮影の他に、マクロ(広角)レンズ(以下、単にマクロレンズと記す。)を使用したマクロ撮影や、望遠レンズを使用した望遠撮影等を希望する場合がある。従来、これらの撮影をスムーズに切り換える手段を備えた電子機器はない。特許文献1は保護カバーの交換に係る発明を開示するものであり、使用レンズの切り替えについての開示はない。
【0004】
特に携帯電話器において、マクロ(広角)機能(以下、単にマクロ機能と記す。)はカメラモジュール自体に付加されているがこのため、携帯電話器の筐体厚み増加に繋がっている。また、望遠機能は焦点距離を延長することになるため鏡筒が長くなり、すなわち、カメラモジュールの厚みが増えて携帯電話器の筐体厚みが増加する。そのため、望遠機能をカメラモジュールに付加することは困難であった。
【0005】
一方、マクロレンズあるいは望遠レンズを携帯電話器の筐体に直接付けられるようにすることも可能であるが、通常レンズあるいはマクロレンズあるいは望遠レンズの切り替えに手間が掛かるという問題がある。
【0006】
【特許文献1】特開2001−5077号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のカメラ機能付きの電子機器では、通常レンズによる通常撮影以外の撮影、例えば、マクロレンズを使用したマクロ撮影や、望遠レンズを使用した望遠撮影等を行う場合、電子機器の厚さが増したり、レンズの切り替えに時間がかかる等の課題があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、電子機器の厚さを増すことなく通常撮影以外の撮影(マクロ撮影や望遠撮影等)をスムーズに切り替えることができる電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明に係る電子機器は、カメラ機能を備え通常撮影用の通常レンズを覆うレンズカバーを有し、前記レンズカバーは該電子機器上で位置変位動作可能であり、前記通常レンズと組み合わせて用いる補助レンズを着脱可能に装着可能な取り付け部を備え、その動作位置に応じて、前記通常レンズを保護する保護位置と、前記補助レンズを使用せず前記通常レンズを使用して撮影を行なう通常撮影位置と、前記通常レンズと前記補助レンズとを組み合わせて撮影を行なう選択撮影位置とに切り替え可能とした。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、電子機器の厚さを増すことなく通常撮影以外の撮影(マクロ撮影や望遠撮影等)をスムーズに切り替えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に実施の形態について説明を行う。説明には例として携帯電話器に実装したレンズカバーを用いることにする。図1は電子機器の一例として示した携帯電話器1の模式図である。図1では液晶ディスプレイなどの表示部2と操作釦スイッチなどを配置した操作部3が同一筐体に収められたタイプの携帯電話であるが、表示部2と操作部3が別の筐体に分かれている形態の携帯電話器でも以下の説明は成り立つ。
【0012】
実施の形態1.
表示部2が設けられた図1に示した表側の反対側(裏側)を示したのが図2である。この携帯電話器1はカメラ機能を有していて、通常撮影用の通常レンズ4を備えている。このように、表示部2と通常レンズ4とは携帯電話器1の裏表に逆向きに配置されている。通常レンズ4は携帯電話器1の裏側の凹部6の底部に配置されている。該通常レンズ4を保護するためのレンズカバー5は凹部6に嵌合されていて、図示しない案内手段に案内されて矢印aで示す携帯電話器1の長手方向にスライドして位置変位動作可能である。
【0013】
図3〜図5は図2のX―X矢視断面を示し、スライド後の3つの特徴的な位置を示している。レンズカバー5には通常レンズ4と略同径の円形をした爪嵌合穴7が開けられていて、レンズカバー5と共に移動する。爪嵌合穴7には、後述するように、通常レンズ4と組み合わせて用いる補助レンズが着脱可能に装着される。
【0014】
図3に示したようにレンズカバー5が凹部6の左端部に当たるまで移動した状態は図2ではレンズカバー5が凹部6の下端部に当接した状態に対応する。図2、図3に示したレンズカバー5を完全に開いた位置では、通常レンズ4はレンズカバー5から外れて露出した状態となっており通常レンズ5を使用して撮影を行うことができる。かかるレンズカバー5の位置を通常撮影位置という。
【0015】
図4に示したように通常レンズ4と爪嵌合穴7とが合致した状態(通常レンズ4の真上にレンズカバー嵌合部6を配置した状態)になるまでレンズカバー5が移動した状態では、通常レンズ4が嵌合穴7に取り付けられた補助レンズと組み合わされて行われる選択撮影が可能であり、かかるレンズカバー5の位置を選択撮影位置という。
【0016】
図5に示したようにレンズカバー5が凹部6の右端部に当たるまで移動した状態は図2ではレンズカバー5が凹部6の上端部に当接する状態に対応する。図5に示したレンズカバー5のスライド停止位置では、通常レンズ4がレンズカバー5で完全に覆われて保護された状態(レンズカバー5が完全に閉じていて通常レンズ4の露出がなく撮影ができない状態)となっており、かかるレンズカバー5の位置を保護位置という。
【0017】
レンズカバー5の嵌合爪穴7には図6に示したような円柱状をしたマクロレンズ8、望遠レンズ9、フィルタレンズ10(第3の実施の形態参照)の中から任意に選択した1つのレンズを着脱可能に取り付けることができる。嵌合爪穴7は本発明における補助レンズ取り付け部の一例を構成する。
以下では、説明の便宜上、これらのレンズを補助レンズ11と総称する。補助レンズ11の底部からは弾性材からなる4本の爪部材11a、11bが脚状に突出している。
【0018】
4本の爪部材11a、11bは同じ符号を付した横並びの2本ずつが同じ形状をしていて、これら同じ形状の2本ずつが対向した配置となっている。爪部材11aと爪部材11bとは先端部の形状が概略L字状をしていて、それぞれの折曲端部12、13が互いに外側を向いている。図7に爪部材11a、図8に爪部材11bをそれぞれ拡大して示す。各折曲端部12、13は補助レンズ11の底部11cと対向する部分が斜面12a、斜面13aとなっている。各斜面12a、13aは補助レンズ11の外径方向に進むにつれて底部11cから離れる傾向の傾斜であるが勾配が異なる。斜面12aの勾配は緩やかであり、斜面13aの勾配は急である。なお、折曲端部13に関しては、斜面13aの反対側に該斜面13aとともに山型を構成するような斜面13bが形成されている。
【0019】
爪部材11a、11bと嵌合する嵌合爪穴7は図2〜図5に示したように円形で構成される。或いは、矩形の開口で構成することもできる。4本の係合爪11a、11bは嵌合爪穴7と嵌合する位置に配置されている。図3〜図5に示すように該嵌合爪穴7の対向する一方の縁部には段部7aが形成され、対向する他方の縁部には斜面7bが形成されている。
【0020】
図9に示すように段部7aには爪部材11aの折曲端部12が掛かり、傾斜面部7bには爪部材11bの折曲端部13が掛かることにより、補助レンズ11は嵌合爪穴7に装着される。かかる装着操作は次のように行う。先ず、補助レンズ11を傾けて爪部材11aの折曲端部12を段部7aに掛ける。このとき、爪部材11bの折曲端部13はまだ嵌合爪穴7の外にある。
【0021】
次に、図9において、折曲端部12と段部7aとの係合部を支点にして補助レンズ11を矢印Rの向きに傾ける。この傾け動作に応じて斜面13bが嵌合爪穴7の縁部を滑り、かつ、爪部材11bが内側に撓んで、図9に示すように、斜面13aが傾斜面部7bの下に滑り込み、係止される。底部11cは凹部6の上面と接する状態となり、爪部材11a、11bが嵌合穴部7に嵌合装着される。折曲端部12は嵌合時の位置決めの役割を果たし、折曲端部13は嵌合強度を保つ役割を果たす。
【0022】
上記の手順で、一旦マクロレンズ8あるいは望遠レンズ9を取り付ければ、図3から図5に示した各位置へのレンズカバー5の切り替えを、必要に応じてスムーズに行なうことができる。携帯電話器を携行する場合やマクロ(広角)レンズ8あるいは望遠レンズ9を使用する必要がなくなった場合には取り外すこととする。
かかる装着状態の補助レンズ11をレンズカバー5から取り外す際は、補助レンズ11を、矢印Rと逆向きに傾けるようにすれば、上記装着時と逆のプロセスで嵌合爪穴7から外すことができる。以上の説明は、通常レンズ4と表示部3が逆向きのケースで説明を行ったが、同じ向きに通常レンズ4と表示部2があっても同様である。

本実施の形態例では、マクロレンズなどの補助レンズはカメラモジュール自体に付加することなく、既存のレンズカバーを利用して着脱可能であるので携帯電話器の筐体厚みを増加させることなくマクロ機能を得ることができる。
【0023】
実施の形態2.
上記実施の形態1では爪嵌合にてレンズカバー5とマクロレンズ8或いは望遠レンズ9などの補助レンズ11の嵌合を行ったが、かかる爪嵌合に代えて、図10に示すように、マクロレンズ8或いは望遠レンズ9、フィルタレンズ10などの補助レンズ110に雄ねじ部15を設けておき、図3〜図5におけるレンズカバー5において、嵌合爪穴7に代えて設けたねじ嵌合穴としての雌ねじ部16にねじ締め付け嵌合する方法でもよい。ねじ締め嵌合は、上記実施の形態1の爪嵌合よりも嵌合力が向上するので取り付け強度が増す利点がある。雌ねじ部16は本発明における補助レンズ用の取り付け部の一例を構成する。
【0024】
実施の形態3.
実施の形態1、2では、レンズカバー5の位置変位の動作方向が直線的であったのに対して、本実施の形態例では、図11に示すようにレンズカバー50を円板状に構成して、位置変位の動作方向をレンズカバー50の中心Oを中心とする回転方向としている。レンズカバー50は携帯電話器1の裏面に中心Oを回転中心として軸支し、又は携帯電話器1の本体側に形成した円形の凹部に回転可能に嵌合させる。
【0025】
レンズカバー50には中心Oを回転中心とする同一円周上に穴51a、51b、52を有する。例えば、図11における穴52の直下には通常レンズ4が配置されている。穴51aには図10で説明した補助レンズ110の中、マクロレンズ8の雄ねじ部15が螺合される。穴51bには図10で説明した補助レンズ110の中、望遠レンズ9の雄ねじ部15が螺合される。穴52にはレンズは装着されず光の通過穴である。
【0026】
かかる状態のもとで、通常レンズ4に穴52を対応させた図11の状態ではレンズカバー50は通常レンズ4を使用して撮影を行う通常撮影位置にあり、レンズカバー50を回動させて通常レンズ4に穴51aを対応させた状態ではレンズカバー50は通常レンズ4とマクロレンズ8とを組み合わせて使用して撮影を行う選択撮影位置にあり、通常レンズ4に穴51bを対応させた状態ではレンズカバー50は通常レンズ4と望遠レンズ9と組み合わせて使用して撮影を行う選択撮影位置にある。また、上記同一円周上であって穴51bと穴52との中間部には穴は形成されておらず、ブラインド状であるので、このブラインド状部分を通常レンズ4と対応させた動作位置は保護位置となり、通常レンズ4はレンズカバー50で覆われて保護される。
本実施の形態では、複数の補助レンズを装着した状態でレンズカバー50を回転させてスムーズかつ迅速に各補助レンズの特性に従う撮影を行うことができる。撮影を終えたら補助レンズを取り外すことができるので、携帯電話器が大型化することはない。
【0027】
レンズカバー50に形成する数をさらに増やし、マクロレンズ8、望遠レンズ9に加えてレンズ部分にフィルタ(例えばセピア色)を貼ってあるようなフィルタレンズ10を設けることもできる(第1の実施の形態、第2の実施の形態でも同じ)。嵌合方法は上記第1の実施の形態における爪嵌合あるいは上記第2の実施の形態におけるねじ締め付け嵌合とする。
電子処理にてもセピア色化等の付加価値付けは可能であるが、フィルタレンズ10を用いることで、購入当初より決められた電子処理の一律色ではなく様々な種類のフィルタを組み合わせて個人オリジナルの色を作成可能である。なお、フィルタレンズ10には数種類のフィルタを組み合わせ可能とする。
【0028】
実施の形態4.
レンズカバーの位置変位の動作方向が直線方向である第1の実施の形態例や第2の実施の形態例において、レンズカバー上に補助レンズを同時に複数装着しようとすると、直線状の配置になり、例えば、嵌合爪穴7の配列も直線上に長くなるため携帯電話器の筐体長さが長くなって不可能である。前記実施の形態3のようにレンカバーが円形で位置変位の動作方向が回転方向の場合にはそのようなことは回避される。
補助レンズとレンズカバー5或いはレンズカバー50に対して、補助レンズを以下の方法にて嵌合してもよい。
【0029】
(1): 磁石の磁気的な力を利用して取り付ける。
(2): 図12に示すように補助レンズ1100の端部に段部70と小径部71とを形成し、この小径部71にゴム層72を形成し、このゴム層72を図13に示すレンズカバー5(50)の取り付け部を構成する嵌合穴62にゴム層72の弾性を利用して嵌合させる。その際、段部70を補助レンズの取り付け部63を構成する嵌合穴62、段部60のうち、段部60に当接させて深さ方向の位置決めをする。
(3): 図14に示すように、補助レンズ1200の端部に段部70と小径部71とを形成し、段部70に多数の吸盤73を装着し、この小径部71を図13に示すレンズカバー5(50)の取り付け部を構成する嵌合穴62に嵌合させる。その際、吸盤73を嵌合穴62の段部60に当接させて吸着させて深さ方向の位置決めをする。
(4): 繰り返し接着、取り外し可能な簡易糊にて補助レンズとレンズカバーを取り付ける。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】携帯電話器の表示部側を見せた斜視図である。
【図2】直線移動型のレンズカバーを例示した斜視図である。
【図3】レンズカバーが位置変位した状態を説明した断面図である。
【図4】レンズカバーが位置変位した状態を説明した断面図である。
【図5】レンズカバーが位置変位した状態を説明した断面図である。
【図6】補助レンズの斜視図である。
【図7】爪部材の斜視図である。
【図8】爪部材の斜視図である。
【図9】爪部材を使用したレンズカバーへの補助レンズの取り付け状態を示した断面図である。
【図10】ねじを使用したレンズカバーへの補助レンズの取り付けを示した断面図である。
【図11】回転型のレンズカバーを例示した斜視図である。
【図12】ゴムの弾性を利用してレンズカバーに取り付ける補助レンズの斜視図である。
【図13】レンズカバーにおける補助レンズの取り付けを示した断面図である。
【図14】吸盤を利用してレンズカバーに取り付ける補助レンズの斜視図である。
【符号の説明】
【0031】
4 通常レンズ、5 レンズカバー、7 嵌合爪穴(取り付け部)、8 マクロレンズ(補助レンズ)、9 望遠レンズ(補助レンズ)、10 フィルタレンズ(補助レンズ)、11,110,1100,1200 補助レンズ、11a,11b 爪部材、15 雄ねじ部(ねじ部)、16 雌ねじ部(ねじ嵌合穴)、50 レンズカバー、51a,51b 穴、63 取り付け部、62 嵌合穴、70 段部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラ機能を備え通常撮影用の通常レンズを覆うレンズカバーを有する電子機器において、
前記レンズカバーは該電子機器上で位置変位動作可能であり、前記通常レンズと組み合わせて用いる補助レンズを着脱可能に装着可能な取り付け部を備え、その動作位置に応じて、前記通常レンズを保護する保護位置と、前記補助レンズを使用せず前記通常レンズを使用して撮影を行なう通常撮影位置と、前記通常レンズと前記補助レンズとを組み合わせて撮影を行なう選択撮影位置とに切り替え可能であることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記取り付け部は、前記補助レンズに設けられた爪部材と嵌合する爪嵌合穴であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記取り付け部は、前記補助レンズに設けられたねじ部と嵌合するねじ嵌合穴であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項4】
前記レンズカバーは、位置変位の動作方向が回転方向であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の電子機器。
【請求項5】
前記レンズカバーは、位置変位の動作方向が直線方向であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の電子機器。
【請求項6】
前記取り付け部は、補助レンズとして、マクロ(広角)レンズ、望遠レンズ、フィルタレンズの全部又は選択したいくつかを同時に装着可能であり、その装着した補助レンズによる各選択撮影相互の切り替えおよび前記通常撮影、前記保護位置の切り替えが可能であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2007−140388(P2007−140388A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−337441(P2005−337441)
【出願日】平成17年11月22日(2005.11.22)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】