説明

2,5−二置換ピペリジン

本出願は、一般式(I)(式中、R、RおよびXはそれぞれ明細書中に詳細に定義されたとおりである)の2,5−二置換ピペリジン、それらの製造および医薬、特にレニン阻害剤としての使用、およびこれらの化合物を含む医薬製剤に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
レニン阻害特性を有する医薬を製造するための、一般式(I):
【化1】


(式中、
Rは、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C1−8アルキル、C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化または−アリール化されているアミノ−C1−8アルキル、場合によりO−C1−8アルキル化されているカルボキシル−C0−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C3−8シクロアルキル−C0−8アルキル化されているかまたは場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−ヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、アリールカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化または−アリール化されているスルファモイル−C0−8アルキル、C1−8アルキル−スルホニル−C0−8アルキルまたはヘテロシクリルカルボニル−C0−8アルキルであり、その各々は、非置換であるか、または、1〜4個のC1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−カルボニル−(N−C1−8アルキル)アミノ、C1−8アルキル、C1−8アルキルカルボニル、C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ、C1−8アルキルスルファニル、C1−8アルキルスルフィニル、C1−8アルキルスルホニル、アリール−C0−8アルコキシ、アリール、アリールアミノ、アリール−C0−8アルキルスルホニル、シアノ、C3−8シクロアルコキシ、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C0−8アルコキシ、ヘテロシクリル−C0−8アルキルアミノ、ヘテロシクリル−カルボニル、ヒドロキシル、ホスホニル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているアミノ、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているカルバモイルオキシ、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているスルファモイル、場合によりN−モノ−、−ジ−もしくは−トリ−C1−8アルキル化されているかまたはヘテロシクリルで置換されているウレイド、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているか、N−モノ−もしくはN,N−ジ−アリール化されているかまたはN−モノ−もしくはN,N−ジ−ヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているアミノ−C0−8アルキルカルボニル、オキソ、あるいはトリフルオロメチルで置換されており;
は、アリールまたはヘテロシクリルであり、その各々は、1〜4個のアシル−C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、アシル−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、(N−アシル)−C1−8アルコキシ−C1−8アルキルアミノ、C1−8アルカノイル、C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルカノイル、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、(N−C1−8アルコキシ)−C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルコキシ、(N−C1−8アルコキシ)−C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルキル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキルカルバモイル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキルカルボニル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキルカルボニルアミノ、1−C1−8アルコキシ−C1−8アルキルヘテロシクリル、C1−8アルコキシアミノカルボニル−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシアミノカルボニル−C1−8アルキル、C1−8アルコキシカルボニル、C1−8アルコキシカルボニル−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシカルボニル−C1−8アルキル、C1−8アルコキシカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシカルボニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキル、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルコキシ−C1−8アルキルカルバモイル、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルコキシ−C1−8アルキルカルボニルアミノ、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルコキシカルボニルアミノ、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキル、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルキルスルホニルアミノ−C1−8アルコキシ、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルキルスルホニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキルアミジニル、C1−8アルキルアミノ−C1−8アルコキシ、ジ−C1−8アルキルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルアミノ−C1−8アルキル、ジ−C1−8アルキルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルコキシ、ジ−C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルキル、ジ−C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルキル、C1−8アルキルアミノカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルアミノカルボニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキルカルボニルアミノ、C1−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキルカルボニルオキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルカルボニルオキシ−C1−8アルキル、C1−8アルキルスルホニル、C1−8アルキルスルホニル−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルスルホニル−C1−8アルキル、C1−8アルキルスルホニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルスルホニルアミノ−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているアミノ、アリール−C0−8アルコキシ、アリール−C0−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルコキシ、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルキル、カルボキシ−C1−8アルコキシ、カルボキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、カルボキシ−C1−8アルキル、シアノ、シアノ−C1−8アルコキシ、シアノ−C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C1−8アルコキシ、C3−8シクロアルキル−C1−8アルキル、C3−8シクロアルキルカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C3−8シクロアルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキル、O,N−ジメチルヒドロキシルアミノ−C1−8アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−8アルコキシ、ハロゲン−C1−8アルキル、ハロゲン−アリール、ヘテロシクリル−C0−8アルコキシ、ヘテロシクリル−C0−8アルキル、ヘテロシクリルカルボニル、ヒドロキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、ヒドロキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、ヒドロキシ−C1−8アルキル、O−メチルオキシミル−C1−8アルキル、オキシド、あるいはオキソで置換されており;
ここで、Rがヘテロシクリルであり、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有する場合、このヘテロシクリル基は、飽和炭素原子がさらに、その2つの末端がこの飽和炭素原子上に固定されているC2−8アルキレン鎖で置換されていてもよく、したがってスピロ環を形成してもよく、ここで、アルキレン鎖の1個のCH基は酸素で置き換えられていてもよく;
Xは、−Alk−、−O−Alk−、−Alk−O−、−O−Alk−O−、−S−Alk−、−Alk−S−、−Alk−NR−、−NR−Alk−、−C(O)−NR−、−Alk−C(O)−NR−、−C(O)−NR−Alk−、−Alk−C(O)−NR−Alk−、−NR−C(O)−、−Alk−NR−C(O)−、−NR−C(O)−Alk−、−Alk−NR−C(O)−Alk−、−O−Alk−C(O)−NR−、−O−Alk−NR−C(O)−、−S(O)−NR−、−Alk−S(O)−NR−、−S(O)−NR−Alk−、−Alk−S(O)−NR−Alk−、−NR−S(O)−、−Alk−NR−S(O)−、−NR−S(O)−Alk−、または−Alk−NR−S(O)−Alk−(ここで、Alkは、場合によりハロゲンで置換されていてもよいC1−8アルキレンである)であり;ここで、
は、水素、C1−8アルキル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、アシル、またはアリール−C1−8アルキルである)
の化合物またはその薬学的に使用できる塩、プロドラックもしくは1個以上の原子がそれらの安定な非放射性同位体で置き換えられている化合物。
【請求項2】
一般式(I):
【化2】


(式中、
Rは、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C1−8アルキル、C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化または−アリール化されているアミノ−C1−8アルキル、場合によりO−C1−8アルキル化されているカルボキシル−C0−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C3−8シクロアルキル−C0−8アルキル化されているかまたは場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−ヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、アリールカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化または−アリール化されているスルファモイル−C0−8アルキル、C1−8アルキル−スルホニル−C0−8アルキルまたはヘテロシクリルカルボニル−C0−8アルキルであり、その各々は、非置換であるか、または、1〜4個のC1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−カルボニル−(N−C1−8アルキル)アミノ、C1−8アルキル、C1−8アルキルカルボニル、C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ、C1−8アルキルスルファニル、C1−8アルキルスルフィニル、C1−8アルキルスルホニル、アリール−C0−8アルコキシ、アリール、アリールアミノ、アリール−C0−8アルキルスルホニル、シアノ、C3−8シクロアルコキシ、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C0−8アルコキシ、ヘテロシクリル−C0−8アルキルアミノ、ヘテロシクリル−カルボニル、ヒドロキシル、ホスホニル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているアミノ、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているカルバモイルオキシ、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているスルファモイル、場合によりN−モノ−、−ジ−もしくは−トリ−C1−8アルキル化されているかまたはヘテロシクリルで置換されているウレイド、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているか、N−モノ−もしくはN,N−ジ−アリール化されているかまたはN−モノ−もしくはN,N−ジ−ヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているアミノ−C0−8アルキルカルボニル、オキソ、あるいはトリフルオロメチルで置換されており;
は、アリールまたはヘテロシクリルであり、その各々は、1〜4個のアシル−C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、アシル−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、(N−アシル)−C1−8アルコキシ−C1−8アルキルアミノ、C1−8アルカノイル、C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルカノイル、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、(N−C1−8アルコキシ)−C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルコキシ、(N−C1−8アルコキシ)−C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルキル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキルカルバモイル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキルカルボニル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキルカルボニルアミノ、1−C1−8アルコキシ−C1−8アルキルヘテロシクリル、C1−8アルコキシアミノカルボニル−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシアミノカルボニル−C1−8アルキル、C1−8アルコキシカルボニル、C1−8アルコキシカルボニル−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシカルボニル−C1−8アルキル、C1−8アルコキシカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシカルボニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキル、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルコキシ−C1−8アルキルカルバモイル、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルコキシ−C1−8アルキルカルボニルアミノ、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルコキシカルボニルアミノ、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキル、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルキルスルホニルアミノ−C1−8アルコキシ、(N−C1−8アルキル)−C1−8アルキルスルホニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキルアミジニル、C1−8アルキルアミノ−C1−8アルコキシ、ジ−C1−8アルキルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルアミノ−C1−8アルキル、ジ−C1−8アルキルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルコキシ、ジ−C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルキル、ジ−C1−8アルキルアミノカルボニル−C1−8アルキル、C1−8アルキルアミノカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルアミノカルボニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキルカルボニルアミノ、C1−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキルカルボニルオキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルカルボニルオキシ−C1−8アルキル、C1−8アルキルスルホニル、C1−8アルキルスルホニル−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルスルホニル−C1−8アルキル、C1−8アルキルスルホニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルキルスルホニルアミノ−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているアミノ、アリール−C0−8アルコキシ、アリール−C0−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルコキシ、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルキル、カルボキシ−C1−8アルコキシ、カルボキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、カルボキシ−C1−8アルキル、シアノ、シアノ−C1−8アルコキシ、シアノ−C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C1−8アルコキシ、C3−8シクロアルキル−C1−8アルキル、C3−8シクロアルキルカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C3−8シクロアルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキル、O,N−ジメチルヒドロキシルアミノ−C1−8アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−8アルコキシ、ハロゲン−C1−8アルキル、ハロゲン−アリール、ヘテロシクリル−C0−8アルコキシ、ヘテロシクリル−C0−8アルキル、ヘテロシクリルカルボニル、ヒドロキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、ヒドロキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、ヒドロキシ−C1−8アルキル、O−メチルオキシミル−C1−8アルキル、オキシド、あるいはオキソで置換されており;
ここで、Rがヘテロシクリルであり、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有する場合、このヘテロシクリル基は、飽和炭素原子がさらに、その2つの末端がこの飽和炭素原子上に固定されているC2−8アルキレン鎖で置換されていてもよく、したがってスピロ環を形成してもよく、ここで、アルキレン鎖の1個のCH基は酸素で置き換えられていてもよく;
Xは、−Alk−、−O−Alk−、−Alk−O−、−O−Alk−O−、−S−Alk−、−Alk−S−、−Alk−NR−、−NR−Alk−、−C(O)−NR−、−Alk−C(O)−NR−、−C(O)−NR−Alk−、−Alk−C(O)−NR−Alk−、−NR−C(O)−、−Alk−NR−C(O)−、−NR−C(O)−Alk−、−Alk−NR−C(O)−Alk−、−O−Alk−C(O)−NR−、−O−Alk−NR−C(O)−、−S(O)−NR−、−Alk−S(O)−NR−、−S(O)−NR−Alk−、−Alk−S(O)−NR−Alk−、−NR−S(O)−、−Alk−NR−S(O)−、−NR−S(O)−Alk−、または−Alk−NR−S(O)−Alk−(ここで、Alkは、場合によりハロゲンで置換されていてもよいC1−8アルキレンである)であり;ここで、
は、水素、C1−8アルキル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、アシル、またはアリール−C1−8アルキルであり;
ここで、
Xが、−C(O)−NR−、−Alk−C(O)−NR−、−C(O)−NR−Alk−、−Alk−C(O)−NR−Alk−、−NR−C(O)−、−Alk−NR−C(O)−、−NR−C(O)−Alk−、−Alk−NR−C(O)−Alk−、−O−Alk−C(O)−NR−、−O−Alk−NR−C(O)−である場合、Rは−CO−結合置換基ではなく;
Xが、−Alk−NR−C(O)−、−NR−C(O)−であり、Rが、O−C1−8アルキル化されているカルボキシル−C0−8アルキル、C1−8アルキル、C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化または−アリール化されているアミノ−C1−8アルキル、またはC3−8シクロアルキル−C0−8アルキル化されているかまたはヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルキル(その各々は場合により置換されている)である場合、−C(O)−Rは、カルボニル化試薬に起因する置換基ではなく;
Xが、−Alk−NR−、−NR−Alk−、または−NR−CO−Alk−であり、Rが、場合により置換されているアリールである場合、Rは、その各々が場合により置換されている、ジフェニルメチル置換基またはフェニル(ヘテロアリール)メチル置換基ではなく;
Xが、−Alk−NR−S(O)−である場合、Rは、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化または−アリール化されているアミノ−C1−8アルキル置換基ではなく;
Xが、−NR−C(O)−であり、Rが、場合により置換されているアリールである場合、Rは、その各々が場合により置換されている、C2−8アルケニル置換基、C1−8アルキル置換基、C2−8アルキニル置換基、またはC3−8シクロアルキル−C1−8アルキル置換基ではなく;
Rが、C1−8アルキル−またはアリールカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキルである場合、Xは−Alk−ではなく;
Xが、−Alk−C(O)−NR−であり、Rが0〜2個のメトキシで置換されているフェニルである場合、Rは、C0−8アルキル−またはアリールカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル置換基または場合によりO−C1−8アルキル化されているカルボキシル−C0−8アルキル置換基ではなく;
Xが、−Alk−であり、Rが、場合により置換されていてもよい、アミノ置換の単環の窒素ヘテロアリールである場合、Rは、C1−8アルキルではなく;
Xが、−Alk−、−C(O)−NR−、または−NR−C(O)−であり、Rが、場合により置換されているピリジンである場合、Rは、C1−8アルキル置換基、場合によりO−C1−8アルキル化されているカルボキシル−C0−8アルキル置換基または場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C3−8シクロアルキル−C0−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルキル置換基ではなく;
Rが、場合により置換されているO−C1−8アルキル化カルボキシル−C0−8アルキルである場合、Rは、その各々が場合により置換されている、4−アミノピリド[3,2−d]ピリミジン−6−イル置換基、4−アミノピリド[3,4−d]ピリミジン−6−イル置換基、4−アミノピリド[4,3−d]ピリミジン−7−イル置換基、4−アミノピリド[2,3−d]ピリミジン−7−イル置換基、4−アミノピリミド[4,5−d]ピリミジン−7−イル置換基、または4−アミノピリミド[5,4−d]ピリミジン−6−イル置換基ではなく;
Xが、−C(O)−NR−であり、Rが、場合により置換されている2−ベンゾチアゾールである場合、Rは、C1−8アルキル置換基、C1−8ハロアルキル置換基またはカルボキシル−C0−8アルキル置換基ではなく;
Xが、−NR−Alk−であり、Rがフェニルである場合、Rは、場合により置換されているC0−8アルキル化カルバモイル−C0−8アルキル置換基または場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化または−アリール化されているアミノ−C1−8アルキル置換基ではなく;
Xが、−Alk−O−または−Alk−NR−であり、Rがピラゾリルである場合、Rは、C1−8アルキルではなく;
Xが、−NR−Alk−であり、Rが、場合により置換されているフェニルである場合、Rは、ヒドロキシ−またはC1−8アルコキシ−置換C1−8アルキル置換基ではなく;
Xが、−NR−C(O)−または−NR−C(O)−Alk−であり、Rが、インドール−3−イル−C1−8アルキルである場合、Rは、アリール置換基ではなく;
Xが、−Alk−であり、Rが、場合により置換されているフェニルである場合、Rは、場合によりヒドロキシ−、シアノ−、C1−8アルキルカルボニル−もしくはアリール−置換されているC2−8アルケニル、C1−8アルキル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル−C1−8アルキルまたは場合によりO−C1−8アルキル化されているカルボキシル−C0−8アルキルではなく;
Xが、−Alk−O−、−O−Alk−、−Alk−S−、−S−Alk−、−Alk−NR−、−NR−Alk−、−C(O)−NR−または−NR−C(O)−であり、Rが、C1−8アルキルである場合、Rは、9員の[4.3.0]二環ではなく;
Xが、−CO−NR−であり、Rが、場合により置換されているアリールである場合、Rは、場合により置換されているC1−8アルキル置換基、カルバモイル置換基、ヘテロアリールカルボニル置換基または場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているスルファモイル置換基ではなく;
Xが、−NR−CO−であり、Rが、C1−8アルキルである場合、Rは、場合により置換されている1−ナフチルではなく;
Xが、−S−Alk−または−O−Alk−であり、Rが、場合により置換されているアリールである場合、Rは、その各々が場合によりヒドロキシル、アルコキシまたはオキソで置換されている、C1−8アルキル置換基、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているアミノ−C1−8アルキル置換基または場合によりO−C1−8アルキル化されているカルボキシル−C0−8アルキル置換基ではなく;
Xが、−NR−(CH)である場合、Rは、その各々が場合によりヒドロキシル、アルコキシまたはオキソで置換されている、C1−8アルキル置換基、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているアミノ−C1−8アルキル置換基または場合によりO−C1−8アルキル化されているカルボキシル−C0−8アルキル置換基ではなく;
Xが、−Alk−NR−CO−であり、Rが、場合により置換されている3−キノリン−4−オリルである場合、Rは、C1−8アルキルではなく;
Rが、場合によりO−C1−8アルキル化されているカルボキシル−C0−8アルキルまたは場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化、C3−8シクロアルキル−C0−8アルキル化またはヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルキルである場合、Xは、−Alk−ではなく;
Xが、−O−Alk−C(O)−NR−、−Alk−C(O)−NR−、−C(O)−NR−、−Alk−S(O)−NR−または−S(O)−NR−である場合、Rは、その各々が場合により置換されている、C1−8アルキル置換基、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化または−アリール化されているアミノ−C1−8アルキル置換基、またはC3−8シクロアルキル−C1−8アルキル置換基ではなく;
Xが、−O−Alk−または−Alk−O−であり、Rが、場合により置換されているフェニルである場合、Rは、ヒドロキシ置換C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル置換基ではない)
の化合物またはその塩、特にその薬学的に使用できる塩。
【請求項3】
一般式(IA):
【化3】


の請求項1または2記載の化合物またはその薬学的に使用できる塩(式中、R、RおよびXは、各々、請求項1または2記載の式(I)の化合物について定義されたとおりである)。
【請求項4】
Rが、C1−8アルキル、C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C3−8シクロアルキル−C0−8アルキル化されているかまたは場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−ヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルキルまたはC3−8シクロアルキル−C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキルまたはヘテロシクリルカルボニル−C0−8アルキルであり、その各々は、非置換であるか、または、1〜4個のC1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシカルボニル−(N−C1−8アルキル)アミノ、C1−8アルキル、C1−8アルキルカルボニル、C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ、C1−8アルキルスルファニル、C1−8アルキルスルフィニル、C1−8アルキルスルホニル、アリール−C0−8アルコキシ、アリール、アリールアミノ、アリール−C0−8アルキルスルホニル、シアノ、C3−8シクロアルコキシ、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C0−8アルコキシ、ヘテロシクリル−C0−8アルキルアミノ、ヘテロシクリルカルボニル、ヒドロキシル、ホスホニル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているアミノ、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているカルバモイルオキシ、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているスルファモイル、場合によりN−モノ−、−ジ−もしくは−トリ−C1−8アルキル化されているかまたはヘテロシクリルで置換されているウレイド、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているか、N−モノ−もしくはN,N−ジ−アリール化されているかまたはN−モノ−もしくはN,N−ジ−ヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているアミノ−C0−8アルキルカルボニル、オキソ、あるいはトリフルオロメチルで置換されている、
請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
が、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾ[b]チエニル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニル、2H−クロメニル、カルバゾリル、ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニル、ジヒドロ−3H−ベンゾ[1,4]オキサジニル、ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジニル、2,3−ジヒドロインドリル、ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]オキサジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル、イミダゾ[1,5−a]ピリジル、インダゾリル、インドリル、イソベンゾフラニル、イソキノリル、[1,5]ナフチリジル、フェニル、フタラジニル、ピリジル、ピリミジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジル、1H−ピロロ[2,3−c]ピリジル、1H−ピロロ[3,2−b]ピリジル、テトラヒドロキノリル、テトラヒドロキノキサリニル、テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジル、テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピリジル、テトラヒドロイソキノリル、[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジルまたは[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジルであり、その各々は、1〜4個のC1−8アルカノイル、C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルカノイル、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、C1−8アルコキシカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシカルボニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキル、C0−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C0−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキル、アリール−C0−8アルコキシ、アリール−C0−8アルキル、シアノ、シアノ−C1−8アルコキシ、シアノ−C1−8アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−8アルコキシ、ハロゲン−C1−8アルキル、ハロゲン−アリール、ヘテロシクリル−C0−8アルコキシ、ヘテロシクリル−C0−8アルキル、オキシド、またはオキソで置換されており、
ここで、Rがヘテロシクリルであり、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有する場合、このヘテロシクリル基は、飽和炭素原子がさらに、その2つの末端がこの飽和炭素原子上に固定されているC2−8アルキレン鎖で置換されていてもよく、したがってスピロ環を形成してもよく、ここで、アルキレン鎖の1個のCH基は酸素で置き換えられていてもよい、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項6】
Rが、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C1−8アルキル、C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化または−アリール化されているアミノ−C1−8アルキル、場合によりO−C1−8アルキル化されているカルボキシル−C0−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C3−8シクロアルキル−C0−8アルキル化されているかまたは場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−ヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、アリールカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化または−アリール化されているスルファモイル−C0−8アルキル、C1−8アルキル−スルホニル−C0−8アルキルまたはヘテロシクリルカルボニル−C0−8アルキルであり、その各々は、非置換であるか、または、1〜4個のC1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシカルボニル−(N−C1−8アルキル)アミノ、C1−8アルキル、C1−8アルキルカルボニル、C0−8アルキルカルボニル−(N−C0−8アルキル)アミノ、C1−8アルキルスルファニル、C1−8アルキルスルフィニル、C1−8アルキルスルホニル、アリール−C0−8アルコキシ、アリール、アリールアミノ、アリール−C0−8アルキルスルホニル、シアノ、C3−8シクロアルコキシ、ハロゲン、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C0−8アルコキシ、ヘテロシクリル−C0−8アルキルアミノ、ヘテロシクリルカルボニル、ヒドロキシル、ホスホニル、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているアミノ、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているカルバモイルオキシ、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているスルファモイル、場合によりN−モノ−、−ジ−もしくは−トリ−C1−8アルキル化されているかまたはヘテロシクリルで置換されているウレイド、場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているか、N−モノ−もしくはN,N−ジ−アリール化されているかまたはN−モノ−もしくはN,N−ジ−ヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているアミノ−C0−8アルキルカルボニル、オキソ、あるいはトリフルオロメチルで置換されており;
が、2H−クロメニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニルまたはカルバゾリルであり、その各々は、1〜4個のC1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、C1−8アルコキシカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシカルボニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキル、C0−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C0−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−8アルコキシ、ハロゲン−C1−8アルキル、ハロゲン−アリールまたはオキソで置換されており、
ここで、ヘテロシクリル基の飽和炭素原子がさらに、その2つの末端がこの飽和炭素原子上に固定されているC2−8アルキレン鎖でこの飽和炭素原子上で置換されていてもよく、したがってスピロ環を形成してもよく、ここで、アルキレン鎖の1個のCH基は酸素で置き換えられていてもよく、
Xが、−O−CH−である、
請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
【請求項7】
Rが、C1−8アルキル、C0−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C1−8アルキル、場合によりN−モノ−C3−8シクロアルキル−C0−8アルキル化されている、場合によりN−モノ−ヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているカルバモイル−C0−8アルキル、C3−8シクロアルキル−C0−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキルまたはヘテロシクリルカルボニル−C0−8アルキルであり、その各々は、非置換であるか、または、1〜2個のヘテロシクリルあるいは場合によりN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1−8アルキル化されているか、N−モノ−もしくはN,N−ジ−アリール化されているかまたはN−モノ−もしくはN,N−ジ−ヘテロシクリル−C0−8アルキル化されているカルバモイルで置換されており、ここで、ヘテロシクリルは、特に好ましくは、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、3−オキサ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサニルおよび6−オキサ−スピロ[2.5]オクタニルからなる群より好ましく選択される飽和ヘテロシクリルであり、そのヘテロシクリル置換基はさらに置換されていてもよく;
が、2H−クロメニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニルまたはカルバゾリルであり、その各々は、1〜4個のC1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシ−C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、C1−8アルコキシ−C1−8アルキル、C1−8アルコキシカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C1−8アルコキシカルボニルアミノ−C1−8アルキル、C1−8アルキル、C0−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルコキシ、C0−8アルキルカルボニルアミノ−C1−8アルキル、ハロゲン、ハロゲン−C1−8アルコキシ、ハロゲン−C1−8アルキル、ハロゲン−アリールまたはオキソで置換されており、
ここで、ヘテロシクリル基の飽和炭素原子がさらに、その2つの末端がこの飽和炭素原子上に固定されているC2−8アルキレン鎖でこの飽和炭素原子上で置換されていてもよく、したがってスピロ環を形成してもよく、ここで、アルキレン鎖の1個のCH基は酸素で置き換えられていてもよく;
Xが、−O−CH−である、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
【請求項8】
医薬を製造するための、請求項2記載の、一般式(I)の化合物またはその薬学的に使用できる塩の使用。
【請求項9】
高血圧、心不全、緑内障、心筋梗塞、腎不全、再狭窄、または脳卒中の予防、進行の遅延、または治療のための医薬を製造するための、請求項1〜7のいずれか一項記載の、一般式(I)もしくは(IA)の化合物またはその薬学的に使用できる塩の使用。
【請求項10】
請求項1〜7のいずれか一項記載の、一般式(I)もしくは(IA)の化合物またはその薬学的に使用できる塩の治療有効量を使用することによる、高血圧、心不全、緑内障、心筋梗塞、腎不全、再狭窄、または脳卒中の予防、進行の遅延、または治療のための方法。
【請求項11】
レニン阻害特性を有し、請求項1〜7のいずれか一項記載の、一般式(I)もしくは(IA)の化合物またはその薬学的に使用できる塩および慣用の賦形剤を含む医薬製剤。
【請求項12】
a)請求項1〜7のいずれか一項記載の一般式(I)もしくは(IA)の化合物またはその薬学的に使用できる塩および、b)心血管作用を有する少なくとも一つの薬剤よりなる、個々の要素から構成された製剤またはキットの形態の、レニン阻害特性を有する薬学的組み合わせ。

【公表番号】特表2009−539806(P2009−539806A)
【公表日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−513701(P2009−513701)
【出願日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際出願番号】PCT/EP2007/055627
【国際公開番号】WO2007/141318
【国際公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【出願人】(506250206)シュペーデル・エクスペリメンタ・アーゲー (36)
【氏名又は名称原語表記】SPEEDEL EXPERIMENTA AG
【Fターム(参考)】