説明

Bruton型チロシンキナーゼ阻害薬

本発明は、Btkの阻害薬として有用な化合物、その組成物、およびそれを使用する方法を提供する。特定の実施形態において、本発明は、提供される化合物を含む医薬組成物を提供する。特定の実施形態において、本発明は、Btk酵素活性を低下させる方法を提供する。そのような方法は、有効量のBtk阻害薬にBtkを接触させることを含む。特定の実施形態において、本発明は、Btk阻害に応答する障害の治療を、それを必要とする対象において行う方法を提供する。そのような障害および方法は、詳細に本明細書に記載される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式を有する化合物:
【化289】

[式中、:
は、−O−、−CR−、または−NR−であり;
は、=CR−または=N−であり;
pは0−5であり;
yは0、1、または2であり;
zは、0、1、または2であり、ここでyが2である場合、zは0または1であり、また、yが0である場合、zは1または2であり;
各Rは、独立して、ハロゲン、−NO、−CN、−OR、−SR、−N(R)、−C(O)R、−COR、−C(O)C(O)R、−C(O)CHC(O)R、−S(O)R、−S(O)R、−C(O)N(R)、−SON(R)、−OC(O)R、−N(R)C(O)R、−N(R)N(R)、−N(R)C(=NR)N(R)、−C(=NR)N(R)、−C=NOR、−N(R)C(O)N(R)、−N(R)SON(R)、−N(R)SOR、−OC(O)N(R)、またはC1−12脂肪族、フェニル、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式炭素環、7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式炭素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式複素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式複素環、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環から選択される、場合によって置換された基であるか、あるいは:
隣接する炭素原子上の2個のR基は、それらの介在原子と一緒になって、フェニル、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式炭素環、7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式炭素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する不飽和の単環式複素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式複素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式アリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環から選択される、場合によって置換された環を形成するか、あるいは:
隣接しない炭素原子上の2個のR基は、それらの介在原子と一緒になって、架橋二環式基の、場合によって置換された橋かけを形成し、ここで、橋かけは、1個のメチレン単位が、−NR−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−S−、または−S−と場合によって、置き換えられたC1−3炭化水素鎖であり、あるいは:
同一炭素原子上の2個のR基は、それらの介在原子と一緒になって、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の炭素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式複素環から選択される、場合によって置換されたスピロ縮合環を形成し;
各Rは、独立して、水素またはC1−6脂肪族、フェニル、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の炭素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式複素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する、5〜6員ヘテロアリール環から選択される、場合によって置換された基であるか、あるいは:
同一窒素上の2個のR基は、それらの介在原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4のヘテロ原子を有する、場合によって置換された3〜7員の飽和または部分的に不飽和の、ヘテロアリール環を形成し;
、R、R、RおよびRのそれぞれは、独立して、R、ハロゲン、−NO、−CN、−OR、−SR、−N(R)、−C(O)R、−COR、−C(O)C(O)R、−C(O)CHC(O)R、−S(O)R、−S(O)R、−C(O)N(R)、−SON(R)、−OC(O)R、−N(R)C(O)R、−N(R)N(R)、−N(R)C(=NR)N(R)、−C(=NR)N(R)、−C=NOR、−N(R)C(O)N(R)、−N(R)SON(R)、−N(R)SOR、または−OC(O)N(R)であるか;あるいは:
およびRは、場合によってそれらの介在原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式複素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する、7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式複素環から選択される、場合によって置換された環を形成し;
およびRのそれぞれは、独立して、R、−CN、−C(O)R、−COR、−C(O)C(O)R、−C(O)CHC(O)R、−C(O)N(R)、−S(O)R、−S(O)R、または−S(O)N(R)であり;
環Aは、フェニレン、3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式カルボシクリレン、7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式カルボシクリレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する、3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する、7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式ヘテロシクリレン、8〜10員の二環式アリーレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリーレン、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4のヘテロ原子を有する、8〜10員の二環式ヘテロアリーレン環から選択される、場合によって置換された二価の環であり;
環Aは、フェニル、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式炭素環、7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式炭素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式複素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式複素環、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環から選択される場合によって置換された環であり;
Lは、共有結合、または場合によって置換された、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖の二価C1−7炭化水素鎖であり、ここで、Lの1、2または3個のメチレン単位は、−Cy−、−CR−、−NR−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)SO−、−SON(R)−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−、−SO−、−SO−、−C(=S)−、−C(=NR)−、−N=N−、または−C(=N)−と独立して置き換えられ、ただし、Lの少なくとも1個のメチレン単位は−N(R)−と置き換えられ;また、
各Cyは、独立して、フェニレン、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和のカルボシクリレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式ヘテロシクリレン、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する、5〜6員ヘテロアリーレンから選択される、場合によって置換された二価の環である。]
【請求項2】
Lが、場合によって置換された、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖の、二価のC1−5炭化水素鎖であり、Lの1、2、または3個のメチレン単位は、−Cy−、−CR−、−NR−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)SO−、−SON(R)−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−、−SO−、−SO−、−C(=S)−、−C(=NR)−、−N=N−、または−C(=N)−と独立して置き換えられた、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Lの少なくとも1個のメチレン単位が、−N(R)−と置き換えられ、かつ、Rが水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Lの1個のメチレン単位が−C(O)−と置き換えられた、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Lが、−NH−C(O)−NH−、−NH−C(O)−、−NH−、または−NHSO−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
Lが、−NH−C(O)−NH−または−NH−である、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
Lが
【化290】

であり、式中、sおよびtは独立して0、1または2であり、かつ、sおよびtの合計は0〜4である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
Lの少なくとも1個のメチレン単位が−CR−と置き換えられた、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Lが、ハロゲン、−CN、−CF、−OH、R、−OR、NH、−N(R)、または−COOHで置換された、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
Lが、−OH、−OR、NH、またはRがC1−6脂肪族である−N(R)から選択される基で置換された、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Lが、−OHまたは−NHで置換された、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Lが
【化291】

である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
Lの少なくとも1個のメチレン単位が−O−と置き換えられた、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
Lが
【化292】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
Lが、
【化293】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
化合物が、式I−aiまたはI−a−ii:
【化294】

である、請求項1に記載の化合物
【請求項17】
化合物が、式I−b−iまたはI−b−ii:
【化295】

である、請求項1に記載の化合物
【請求項18】
およびRが、それらの介在原子と一緒に結合されて、場合によって置換されたピロールまたはピラゾールを形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
およびRが一緒に結合され、非置換のピロールまたはピラゾールを形成する、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
化合物が、式V−a:
【化296】

である、請求項19に記載の化合物
【請求項21】
が水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
が、ハロゲンまたは−CNである、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
が、ハロゲン、−CNまたは場合によって置換されたC1−6脂肪族である、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
が、非置換のC1−4アルキルまたはハロゲン置換C1−4アルキルである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
がメチルまたは−CFである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
pが、0、1、2、または3である、請求項1に記載の化合物.
【請求項27】
pが0である、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
pが少なくとも2であり、また:
隣接する炭素原子上の2個のR基が、それらの介在原子と一緒になって、フェニル、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式炭素環、7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式炭素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する不飽和の単環式複素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する7〜10員の飽和もしくは部分的に不飽和の二環式複素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式アリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環から選択される、場合によって置換された環を形成するか、あるいは:
隣接しない炭素原子上の2個のR基が、それらの介在原子と一緒になって、架橋二環式基の、場合によって置換された橋かけを形成し、ここで、橋かけは、1個のメチレン単位が、−NR−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−S−、または−S−と場合によって、置き換えられたC1−3炭化水素鎖であるか、あるいは:
同一炭素原子上の2個のR基は、それらの介在原子と一緒になって、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の炭素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式複素環から選択される、場合によって置換されたスピロ縮合環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
2個のR基が、それらの介在原子と一緒になって、式:
【化297】

を有する二環式環を形成し、二環式環は、1、2または3個のR基で、場合によって、さらに置換されている、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
が、水素、C1−6脂肪族、または−N(R)である、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
が水素である、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
zが1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
が−CR−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
およびRのうちの少なくとも1個が、置換または非置換のC1−10アルキルである、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
およびRのうちの少なくとも1個がヒドロキシル基で置換されたC1−5アルキルである、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
が−CH−である、請求項33に記載の化合物。
【請求項37】
が−NR−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項38】
が、水素、または場合によって置換されたC1−6脂肪族である、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、C1−4ヒドロキシルアルキル、アセチル、またはSOCHである、請求項37に記載の化合物。
【請求項40】
がヒドロキシエチルである、請求項37に記載の化合物。
【請求項41】
zが2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項42】
化合物が、式I−a−iii:
【化298】

である、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
化合物が、式I−b−iii:
【化299】

である、請求項41に記載の化合物。
【請求項44】
yが0である、請求項1に記載の化合物。
【請求項45】
環Aが、フェニレン、3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式カルボシクリレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有する、3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリーレンから選択される、場合によって置換された二価の環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項46】
環Aが非置換フェニレンまたは非置換ヘテロアリーレンである、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
環Aが:
【化300】

【化301】

である、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
環A
【化302】

である、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
環Aが、非置換のフェニレンである、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
環A
【化303】


であり、場合によって置換されており、
Tが、場合によって置換された、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖の、二価のC1−5炭化水素鎖であり、ここで、Tの1、2、または、3個のメチレン単位が、−C(R)−、−NR−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)SO−、−SON(R)−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−、−SO−、−SO−、−C(=S)−、−C(=NR)−、−N=N−、または−C(=N)−と、場合によって、独立して置き換えられている、請求項45に記載の化合物。
【請求項51】
環A
【化304】


であり、場合によって、置換されており、qが0〜4である、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
qが1である、請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
qが2である、請求項51に記載の化合物。
【請求項54】
qが3である、請求項51に記載の化合物。
【請求項55】
化合物が式XI
【化305】

である、請求項51に記載の化合物。
【請求項56】
環Aが、フェニル、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を有する、5〜6員のヘテロアリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環から選択される、場合によって置換された環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項57】
環Aが二環式である、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
環Aが場合によって置換されたフェニルである、請求項56に記載の化合物。
【請求項59】
環A上の置換基が、R、ハロゲン、−CN、−CF、−OH、−または、−NH、−N(R)、−COOH、−SR、−S(O)R、−S(O)R、−S(O)N(R)、−S(O)N(R)から選択される、請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
環Aが、式:
【化306】

であり、Rが、F、Cl、Br、またはIである、請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
環A上のオルト炭素が、独立して、R、ハロゲン、−CN、−CF、−OH、−または、−NH、−N(R)、または−COOHである、請求項58に記載の化合物。
【請求項62】
環A上のオルト炭素が、独立して水素、ハロゲン、または場合によって置換されたC1−6脂肪族である、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
環A上のオルト炭素が、場合によって置換された1−ピロリジン部分で置換されている、請求項61に記載の化合物。
【請求項64】
環Aが:
【化307】

から選択される、請求項61に記載の化合物。
【請求項65】
環Aが、
【化308】

である、請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
化合物が表1に示される化合物である、請求項1に記載の化合物。
【請求項67】
化合物が式II−b:
【化309】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項68】
請求項1〜67のいずれか一項に記載の化合物および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬製剤。
【請求項69】
請求項1−67のいずれか一項に記載の有効量の化合物またはその組成物にBruton型チロシンキナーゼを接触させることを含む、Bruton型チロシンキナーゼの酵素活性を低下させる方法。
【請求項70】
請求項1−67のいずれか一項に記載の有効量の化合物またはその組成物を対象に投与することを含む、Bruton型チロシンキナーゼの阻害に応答する障害を治療する方法。
【請求項71】
請求項1−67のいずれか一項に記載の有効量の化合物またはその組成物を対象に投与することを含む、自己免疫障害、炎症性障害および癌からなる群から選択される障害を治療する方法。
【請求項72】
障害が関節リウマチである、請求項71に記載の化合物。
【請求項73】
障害が狼瘡である、請求項71に記載の化合物。
【請求項74】
障害が白血病またはリンパ腫である、請求項71に記載の化合物。

【公表番号】特表2013−503905(P2013−503905A)
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−528103(P2012−528103)
【出願日】平成22年9月3日(2010.9.3)
【国際出願番号】PCT/US2010/047883
【国際公開番号】WO2011/029046
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(510203016)バイオジェン アイデック エムエイ インコーポレイテッド (2)
【出願人】(500586635)サネシス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (29)
【Fターム(参考)】