説明

IL−17結合タンパク質

IL−17および/またはIL−17Fに結合するタンパク質が、IL−17関連疾患を治療する、予防するおよび診断するためのならびに細胞、組織、試料および組成物においてIL−17を検出するための組成物および方法におけるこれらの使用と一緒に記載されている。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトIL−17に結合することができる抗原結合ドメインを含む結合タンパク質であって、前記抗原結合ドメインが、
CDR−H1.X−X−X−X−X(配列番号919)、
(XはDまたはSであり;
はYであり;
はEまたはGであり;
はI、M、VまたはFであり;
はHである。);
CDR−H2.X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17(配列番号920)
(XはVであり;
はT、IまたはNであり;
はD、HまたはWであり;
はPであるかまたは存在せず;
はE、GまたはSであり;
はS、NまたはDであり;
はGであり;
はGまたはTであり;
はTであり;
10はL、A、TまたはFであり
11はHまたはYであり;
12はNであり;
13はP、QまたはSであり;
14はK、AまたはNであり;
15はFまたはLであり;
16はD、KまたはRであり;および
17はG、DまたはSである。);
CDR−H3.X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12(配列番号921)
(XはY、FまたはDであり;
はY、L、SまたはGであり;
はK、T、RまたはYであり;
はYまたはWであり;
はE、DまたはIであり;
はS、GまたはYであり;
はF、YまたはTであり;
はY、FまたはMであり;
はG、Tであるかまたは存在せず;
10はMであるかまたは存在せず;
11はDであり;および
12はYである。);
CDR−L1.X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16(配列番号922)
(XはS、KまたはRであり;
はAまたはSであり;
はSであり;
はSまたはQであり;
はSであるかまたは存在せず;
はLであるかまたは存在せず;
はVであるかまたは存在せず;
はHであるかまたは存在せず;
はSであるかまたは存在せず;
10はS、Nであるかまたは存在せず;
11はS、VまたはGであり;
12はI、NまたはSであり;
13はS、N、TまたはIであり;
14はYまたはDであり;
15はM、V、LまたはIであり;および
16はC、A、H、YまたはGである。);
CDR−L2.X−X−X−X−X−X−X(配列番号923)
(XはD、Y、K、AまたはHであり;
はT、AまたはVであり;
はSまたはFであり;
はK、NまたはEであり;
はLまたはRであり;
はA、YまたはFであり;および
はSまたはTである。);
ならびに
CDR−L3.X−X−X−X−X−X−X−X−X(配列番号924)
(XはQ、SまたはHであり;
はQであり;
はR、D、SまたはGであり;
はS、YまたはTであり;
はS、GまたはHであり;
はY、S、VまたはAであり;
はPであるかまたは存在せず;
はW、YまたはLであり;および
はTである。)、
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのCDRを含む、結合タンパク質。
【請求項2】
前記少なくとも1つのCDRが、
配列番号26の残基31−35;配列番号26の残基50−66;配列番号26の残基99−110;
配列番号27の残基24−33;配列番号27の残基49−55;配列番号27の残基88−96;
配列番号28の残基31−35;配列番号28の残基50−66;配列番号28の残基99−108;
配列番号29の残基24−34;配列番号29の残基50−56;配列番号29の残基89−97;
配列番号30の残基31−35;配列番号30の残基50−66;配列番号30の残基99−108;
配列番号31の残基24−34;配列番号31の残基50−56;配列番号31の残基89−97;
配列番号32の残基31−35;配列番号32の残基50−65;配列番号32の残基98−109;
配列番号33の残基24−39;配列番号33の残基55−61;配列番号33の残基94−101;
配列番号34の残基31−35;配列番号34の残基50−66;配列番号34の残基99−110;
配列番号35の残基24−33;配列番号35の残基49−55;配列番号35の残基88−96;
配列番号36の残基31−35;配列番号36の残基50−66;配列番号36の残基99−108;
配列番号37の残基24−34;配列番号37の残基50−56;配列番号37の残基89−97;
配列番号38の残基31−35;配列番号38の残基50−65;配列番号38の残基98−107;
配列番号39の残基24−39;配列番号39の残基55−61および配列番号39の残基94−102
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の結合タンパク質。
【請求項3】
少なくとも3つのCDRを含む、請求項2に記載の結合タンパク質。
【請求項4】
前記少なくとも3つのCDRが、
【表1】


からなる群から選択される可変ドメインCDRセットを含む、請求項3に記載の結合タンパク質。
【請求項5】
少なくとも2つの可変ドメインCDRセットを含む、請求項4に記載の結合タンパク質。
【請求項6】
前記少なくとも2つの可変ドメインCDRセットが、
VH 7D7 CDRセットおよびVL 7D7 CDRセット;
VH 6C6 CDRセットおよびVL 6C6 CDRセット;
VH 1D8 CDRセットおよびVL 1D8 CDRセット;
VH 8B12 CDRセットおよびVL 8B12 CDRセット;
VH 10F7 CDRセットおよびVL 10F7 CDRセット;ならびに
VH 5C5 CDRセットおよびVL 5C5 CDRセット;ならびに
VH 10G9 CDRセットおよびVL 10G9セット;
からなる群から選択される、請求項5に記載の結合タンパク質。
【請求項7】
ヒトアクセプターフレームワークをさらに含む、請求項6に記載の結合タンパク質。
【請求項8】
前記ヒトアクセプターフレームワークが、
配列番号7
配列番号8
配列番号9
配列番号10
配列番号11
配列番号12
配列番号13
配列番号14
配列番号15
配列番号16
配列番号17
配列番号18
配列番号19
配列番号20
配列番号21
配列番号22
配列番号23
配列番号24および
配列番号25
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項7に記載の結合タンパク質。
【請求項9】
前記ヒトアクセプターフレームワークが少なくとも1つのフレームワーク領域アミノ酸置換を含み、前記フレームワークのアミノ酸配列が前記ヒトアクセプターフレームワークの配列に少なくとも65%同一であり、ならびに前記ヒトアクセプターフレームワークと同一の少なくとも70アミノ酸残基を含む、請求項7または8に記載の結合タンパク質。
【請求項10】
前記ヒトアクセプターフレームワークがキーとなる残基に少なくとも1つのフレームワーク領域アミノ酸置換を含み、前記キーとなる残基が、
CDRに隣接する残基;
グリコシル化部位残基;
希少残基;
ヒトIL−17と相互作用をすることができる残基;
CDRと相互作用をすることができる残基;
カノニカル残基;
重鎖可変領域と軽鎖可変領域間の接触残基;
Vernierゾーン内の残基;および
Chothia定義された可変重鎖CDR1とKabat定義された第一の重鎖フレームワーク間を重複する領域における残基
からなる群から選択される、請求項8に記載の結合タンパク質。
【請求項11】
キーとなる残基が2H、4H、24H、26H、27H、29H、34H、35H、37H、39H、44H、45H、47H、48H、49H、50H、51H、58H、59H、60H、63H、67H、69H、71H、73H、76H、78H、91H、93H、94H、2L、4L、25L、29L、27bL、33L、34L、36L、38L、43L、44L、46L、47L、48L、49L、55L、58L、62L、64L、71L、87L、89L、90L、91L、94L、95Lからなる群から選択される、請求項10に記載の結合タンパク質。
【請求項12】
結合タンパク質がコンセンサスヒト可変ドメインである、請求項11に記載の結合タンパク質。
【請求項13】
配列番号60
配列番号61
配列番号62
配列番号63
配列番号64
配列番号65
配列番号66
配列番号67
配列番号68
配列番号69
配列番号70
配列番号71
配列番号72
配列番号73
配列番号74
配列番号75
配列番号76
配列番号931
配列番号932および
配列番号933
からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの可変ドメインを含む、請求項1に記載の結合タンパク質。
【請求項14】
2つの可変ドメインを含み、前記2つの可変ドメインが
配列番号60および配列番号62、
配列番号60および配列番号63、
配列番号60および配列番号64、
配列番号60および配列番号65、
配列番号60および配列番号66、
配列番号60および配列番号67、
配列番号60および配列番号68、
配列番号61および配列番号62、
配列番号61および配列番号63、
配列番号61および配列番号64、
配列番号61および配列番号65、
配列番号61および配列番号66、
配列番号61および配列番号67、ならびに
配列番号61および配列番号68、
からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項13に記載の結合タンパク質。
【請求項15】
配列番号60
配列番号61
配列番号62
配列番号63
配列番号64
配列番号65
配列番号66
配列番号67
配列番号68
配列番号69
配列番号70
配列番号71
配列番号72
配列番号73
配列番号74
配列番号75
配列番号76
配列番号931
配列番号932および
配列番号933
からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの可変ドメインを含む、請求項11に記載の結合タンパク質。
【請求項16】
IL−17に結合する、請求項1に記載の結合タンパク質。
【請求項17】
IL−17に結合する、請求項14に記載の結合タンパク質。
【請求項18】
IL−17の生物学的機能を調節することができる、請求項17に記載の結合タンパク質。
【請求項19】
前記結合タンパク質がIL−17を中和することができる、請求項17に記載の結合タンパク質。
【請求項20】
表面プラズモン共鳴により測定された場合、少なくとも約10−1−1;少なくとも約10−1−1;少なくとも約10−1−1;少なくとも約10−1−1;および少なくとも約10−1−1からなる群から選択される前記標的に対する結合速度定数(Kon)を有する、請求項17に記載の結合タンパク質。
【請求項21】
表面プラズモン共鳴により測定された場合、最大で約10−3−1;最大で約10−4−1;最大で約10−5−1;および最大で約10−6−1からなる群から選択される前記標的に対する解離速度定数(Koff)を有する、請求項17に記載の結合タンパク質。
【請求項22】
最大で約10−7M;最大で約10−8M;最大で約10−9M;最大で約10−10M;最大で約10−11M;最大で約10−12M;および最大で約10−13Mからなる群から選択される前記標的に対する解離定数(K)を有する、請求項17に記載の結合タンパク質。
【請求項23】
請求項1に記載の結合タンパク質を含むIL−17結合タンパク質構築物であって、リンカーポリペプチドまたは免疫グロブリン定常ドメインをさらに含む、前記IL−17結合タンパク質構築物。
【請求項24】
前記結合タンパク質が、
免疫グロブリン分子、
モノクローナル抗体、
キメラ抗体、
CDR移植された抗体、
ヒト化抗体、
Fab、
二特異的抗体、
F(ab’)2,
Fv、
ジスルフィド連結Fv、
scFv、
単一ドメイン抗体、
ダイアボディ、
多重特異的抗体、
二重特異的抗体、Fab’、
および
DVD−Ig(商標)
からなる群から選択される、請求項23に記載のIL−17結合タンパク質構築物。
【請求項25】
前記結合タンパク質が、
ヒトIgM定常ドメイン、
ヒトIgG1定常ドメイン、
ヒトIgG2定常ドメイン、
ヒトIgG3定常ドメイン、
ヒトIgG4定常ドメイン、
ヒトIgE定常ドメイン、
および
ヒトIgA定常ドメイン、
からなる群から選択される重鎖免疫グロブリン定常ドメインを含む、請求項23に記載のIL−17結合タンパク質構築物。
【請求項26】
配列番号3
配列番号4
配列番号5
および
配列番号6
からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する免疫グロブリン定常ドメインを含む、請求項23に記載のIL−17結合タンパク質構築物。
【請求項27】
請求項24に記載のIL−17結合タンパク質構築物を含むIL−17結合タンパク質コンジュゲートであって、免疫接着分子、造影剤、治療剤および細胞毒性剤からなる群から選択される作用物質をさらに含む、前記IL−17結合タンパク質コンジュゲート。
【請求項28】
前記作用物質が、放射性標識、酵素、蛍光標識、発光標識、生物発光標識、磁気標識およびビオチンからなる群から選択される造影剤である、請求項27に記載のIL−17結合タンパク質コンジュゲート。
【請求項29】
前記造影剤が、H、14C、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I、177Lu、166Hoおよび153Smからなる群から選択される放射性標識である、請求項27に記載のIL−17結合タンパク質コンジュゲート。
【請求項30】
前記作用物質が、代謝拮抗剤、アルキル化剤、抗生物質、増殖因子、サイトカイン、血管新生阻害剤、有糸分裂阻害剤、アントラサイクリン、毒素およびアポトーシス剤からなる群から選択される治療剤または細胞毒性剤である、請求項27に記載のIL−17結合タンパク質コンジュゲート。
【請求項31】
前記結合タンパク質が、ヒトグリコシル化パターンを有する、請求項24に記載のIL−17結合タンパク質構築物。
【請求項32】
結晶化された結合タンパク質である、請求項1に記載の結合タンパク質。
【請求項33】
結晶化されたIL−17結合タンパク質構築物である、請求項23に記載のIL−17結合タンパク質構築物。
【請求項34】
前記結晶化されたIL−17結合タンパク質構築物が無担体医薬徐放結晶化されたIL−17結合タンパク質構築物である、請求項33に記載のIL−17結合タンパク質構築物。
【請求項35】
請求項34に記載のIL−17結合タンパク質構築物であって、前記IL−17結合タンパク質構築物の可溶化相当物よりもインビボにおいて大きな半減期を有する、前記IL−17結合タンパク質構築物。
【請求項36】
生物学的活性を保持する、請求項34に記載のIL−17結合タンパク質構築物。
【請求項37】
請求項1に記載の結合タンパク質アミノ酸配列をコードする単離された核酸。
【請求項38】
請求項23に記載のIL−17結合タンパク質構築物アミノ酸配列をコードする単離された核酸。
【請求項39】
請求項37または38に記載の単離された核酸を含むベクター。
【請求項40】
pcDNA、pTT、pTT3、pEFBOS、pBV、pJVおよびpBJからなる群から選択される、請求項39のベクター。
【請求項41】
請求項39に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項42】
原核細胞である、請求項41に記載の宿主細胞。
【請求項43】
E.コリ(E.coli)である、請求項42に記載の宿主細胞。
【請求項44】
真核細胞である、請求項41に記載の宿主細胞。
【請求項45】
前記真核細胞が原生生物細胞、動物細胞、植物細胞および真菌細胞からなる群から選択される、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項46】
前記真核細胞が哺乳動物細胞、鳥類細胞および昆虫細胞からなる群から選択される動物細胞である、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項47】
CHO細胞である、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項48】
COSである、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項49】
酵母細胞である、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項50】
前記酵母細胞がサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)である、請求項49に記載の宿主細胞。
【請求項51】
昆虫Sf9細胞である、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項52】
IL−17に結合することができる結合タンパク質を産生するのに十分な条件下で、培地において請求項41に記載の宿主細胞を培養することを含む、IL−17に結合することができるタンパク質を作製する方法。
【請求項53】
請求項52に記載の方法に従って作製されるタンパク質。
【請求項54】
(a)製剤(前記製剤は請求項33に記載の結晶化された結合タンパク質および成分を含む。)、ならびに
(b)少なくとも1つのポリマー担体
を含む、結合タンパク質を放出するための組成物。
【請求項55】
前記ポリマー担体が、ポリ(アクリル酸)、ポリ(シアノアクリル酸)、ポリ(アミノ酸)、ポリ(無水物)、ポリ(デプシペプチド)、ポリ(エステル)、ポリ(乳酸)、ポリ(乳酸−コ−グリコール酸)またはPLGA、ポリ(b−ヒドロキシブチラート)、ポリ(カプロラクトン)、ポリ(ジオキサノン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ヒドロキシプロピル)メタクリルアミド、ポリ[(オルガノ)ホスファゼン]、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピロリドン)、無水マレイン酸−アルキルビニルエーテルコポリマー、プルロニックポリオール、アルブミン、アルギナート、セルロースおよびセルロース誘導体、コラーゲン、フィブリン、ゼラチン、ヒアルロン酸、オリゴ糖、グリカミノグリカン(glycaminoglycans)、硫酸ポリサッカライド、これらの混合物およびコポリマーからなる群のうちの1つ以上から選択されるポリマーである、請求項54に記載の組成物。
【請求項56】
前記成分が、アルブミン、ショ糖、トレハロース、ラクチトール、ゼラチン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、メトキシポリエチレングリコールおよびポリエチレングリコールからなる群から選択される、請求項54に記載の組成物。
【請求項57】
請求項54に記載の組成物の有効量を哺乳動物に投与する工程を含む哺乳動物を治療するための方法。
【請求項58】
請求項1の結合タンパク質および医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項59】
前記医薬として許容される担体が、前記結合タンパク質の吸収または分散を増加させるのに有用なアジュバントとして機能する、請求項58の医薬組成物。
【請求項60】
前記アジュバントがヒアルロニダーゼである、請求項59の医薬組成物。
【請求項61】
IL−17活性が有害である障害を治療するための少なくとも1つの追加の治療剤をさらに含む、請求項58の医薬組成物。
【請求項62】
前記追加の作用物質が、治療剤、造影剤、細胞毒性剤、血管新生阻害剤;キナーゼ阻害剤;共刺激分子遮断剤;接着分子遮断剤;抗サイトカイン抗体またはその機能的断片;メトトレキサート;シクロスポリン;ラパマイシン;FK506;検出可能な標識またはレポーター;TNFアンタゴニスト;抗リウマチ剤;筋肉弛緩剤、麻酔薬、非ステロイド抗炎症薬(NSAID)、鎮痛剤、麻酔、鎮静剤、局所麻酔、神経筋肉遮断剤、抗微生物剤、抗乾癬剤、コルチコステロイド、アナボリックステロイド、エリスロポエチン、免疫化、イムノグロブリン、免疫抑制剤、成長ホルモン、ホルモン補充療法薬、放射性医薬、抗うつ剤、抗精神病薬、刺激物質、喘息薬、βアゴニスト、吸入用ステロイド、経口ステロイド、エピネフリンまたは類似体、サイトカイン、およびサイトカインアンタゴニストからなる群から選択される、請求項61の医薬組成物。
【請求項63】
ヒトIL−17活性が減少するようにヒトIL−17を請求項1の結合タンパク質と接触させることを含む、ヒトIL−17活性を減少させるための方法。
【請求項64】
ヒト対象におけるヒトIL−17活性が減少するように請求項1の結合タンパク質をヒト対象に投与することを含む、IL−17活性が有害である障害に罹っているヒト対象においてヒトIL−17活性を減少させるための方法。
【請求項65】
治療が達成されるように請求項1の結合タンパク質を対象に投与することによりIL−17活性が有害である疾患または障害について対象を治療するための方法。
【請求項66】
前記障害が、呼吸器障害;喘息;アレルギー性および非アレルギー性喘息;感染による喘息;呼吸器多核体ウイルス(RSV)の感染による喘息;慢性閉塞性肺疾患(COPD);気道炎症に関連する他の病状;好酸球増加症;線維症および過剰粘液産生;嚢胞性線維症;肺線維症;アトピー性疾患;アトピー性皮膚炎;じんましん;湿疹;アレルギー性鼻炎;およびアレルギー性胃腸炎;皮膚の炎症性および/または自己免疫病状;胃腸器官の炎症性および/または自己免疫病状;炎症性腸疾患(IBD);潰瘍性大腸炎;クローン病;肝臓の炎症性および/または自己免疫病状;肝硬変;肝線維症;B型および/またはC型肝炎ウイルスにより引き起こされる肝線維症;強皮症;腫瘍または癌;肝細胞癌;神経膠芽腫;リンパ腫;ホジキンリンパ腫;ウイルス感染症;HTLV−1感染症(例えば、HTLV−1から);1型防御免疫応答の発現の抑制;およびワクチン接種中の1型防御免疫応答の発現の抑制からなる群から選択される、請求項65の方法。
【請求項67】
前記疾患が、関節リウマチ、骨関節炎、若年性慢性関節炎、化膿性関節炎、ライム関節炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎、脊椎関節症、全身性紅斑性狼瘡、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、インシュリン依存性糖尿病、甲状腺炎、喘息、アレルギー性疾患、乾癬、皮膚炎、強皮症、移植片対宿主病、臓器移植拒絶、臓器移植に関連する急性または慢性免疫疾患、サルコイドーシス、アテローム性動脈硬化症、播種性血管内凝固、川崎病、バセドウ病、ネフローゼ症候群、慢性疲労症候群、ウェゲナー肉芽腫症、ヘノッホ・シェーライン紫斑症、腎臓の顕微鏡的血管炎、慢性活動性肝炎、ブドウ膜炎、敗血症性ショック、毒素性ショック症候群、敗血症症候群、悪液質、感染性疾患、寄生性疾患、後天性免疫不全症候群、急性横断性脊髄炎、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、アルツハイマー病、発作、原発性胆汁性肝硬変、溶血性貧血、悪性腫瘍、心不全、心筋梗塞、アジソン病、孤発性の、多内分泌腺機能低下症候群I型および多内分泌腺機能低下症候群II型、シュミット症候群、成人(急性)呼吸促迫症候群、脱毛症、円形脱毛症、血清反応陰性関節炎、関節炎、ライター病、乾癬性関節炎、潰瘍性大腸性関節炎、腸疾患性滑膜炎、クラミジア、エルシニアおよびサルモネラ関連関節炎、脊椎関節症、アテローム性疾患/アテローム性動脈硬化症、アトピー性アレルギー、自己免疫性水疱性疾患、尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、類天疱瘡、線状IgA病、自己免疫性溶血性貧血、クームス陽性溶血性貧血、後天性悪性貧血、若年性悪性貧血、筋痛性脳脊髄炎/ロイヤルフリー病、慢性粘膜皮膚カンジダ症、巨細胞性動脈炎、原発性硬化性肝炎、突発性自己免疫性肝炎、後天性免疫不全症候群、後天性免疫不全関連疾患、B型肝炎、C型肝炎、分類不能型免疫不全症(分類不能型原発性低γグロブリン血症)、拡張型心筋症、女性不妊症、卵巣機能不全、早期卵巣機能不全、繊維性肺疾患、突発性間質性肺炎、炎症後間質性肺疾患、間質性肺炎、結合組織疾患関連間質性肺疾患、混合性結合組織疾患関連肺疾患、全身性硬化症関連間質性肺疾患、関節リウマチ関連間質性肺疾患、全身性紅斑性狼瘡関連肺疾患、皮膚筋炎/多発性筋炎関連肺疾患、シェーグレン病関連肺疾患、強直性脊椎炎関連肺疾患、血管炎性びまん性肺疾患(vasculitic diffuse lung disease)、ヘモシデローシス関連肺疾患、薬物によって誘導された間質性肺疾患、繊維症、放射性繊維症、閉塞性細気管支炎、慢性好酸球性肺炎、リンパ球浸潤性肺疾患、感染後間質性肺疾患、通風関節炎、自己免疫性肝炎、1型自己免疫性肝炎(古典的自己免疫性またはルポイド肝炎)、2型自己免疫性肝炎(抗LKM抗体肝炎)、自己免疫媒介性低血糖症、黒色表皮腫を伴うB型インシュリン抵抗性、副甲状腺機能低下症、臓器移植に関連する急性免疫疾患、臓器移植に関連する慢性免疫疾患、変形性関節症、原発性硬化性胆管炎、1型乾癬、2型乾癬、特発性白血球減少症、自己免疫性好中球減少症、腎臓病NOS、糸球体腎炎、腎臓の顕微鏡的血管炎、ライム病、円板状紅斑性狼瘡、男性不妊症特発性またはNOS、精子自己免疫、多発性硬化症(すべてのサブタイプ)、交感性眼炎、結合組織疾患に続発する肺高血圧症、グッドパスチャー症候群、結節性多発動脈炎の肺症状、急性リウマチ熱、リウマチ性脊椎炎、スチル病、全身性硬化症、シェーグレン症候群、高安病/動脈炎、自己免疫性血小板減少症、特発性血小板減少症、自己免疫性甲状腺疾患、甲状腺機能亢進症、甲状腺腫自己免疫性甲状腺機能低下症(橋本病)、萎縮性自己免疫性甲状腺機能低下症、原発性粘液水腫(primary myxoedema)、水晶体起因性ブドウ膜炎、原発性血管炎、白斑急性肝疾患、慢性肝疾患、アルコール性肝硬変、アルコール誘発性肝障害、胆汁うっ滞(choleosatatis)、特異体質性肝疾患、薬物誘発性肝炎、非アルコール性脂肪性肝炎、アレルギーおよび喘息、B群連鎖球菌(GBS)感染、精神障害(例えば、うつ病および統合失調症)、Th2型およびTh1型によって媒介される疾病、急性および慢性疼痛(疼痛の様々な形態)、ならびに、肺癌、乳癌、胃癌、膀胱癌、大腸癌、膵臓癌、卵巣癌、前立腺癌および腎臓癌および造血性悪性病変(白血病およびリンパ腫)などの癌、無βリポタンパク質血症、先端チアノーゼ、急性および慢性寄生性または感染性プロセス、急性白血病、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性または慢性細菌感染、急性膵炎、急性腎不全、腺癌、心房(aerial)異所性拍動、AIDS認知症複合、アルコール誘発性肝炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性接触性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、同種移植拒絶、α−1−アンチトリプシン欠乏症、筋萎縮性側索硬化症、貧血、狭心症、前角細胞変性、抗CD3治療、抗リン脂質症候群、抗受容体過敏症反応(anti−receptor hypersensitivity reactions)、大動脈(aordic)および動脈瘤、大動脈解離、動脈性高血圧、動脈硬化症、動静脈痩、運動失調、心房細動(持続的または発作性)、心房粗動、房室ブロック、B細胞リンパ腫、骨移植拒絶、骨髄移植(BMT)拒絶、脚ブロック、バーキットリンパ腫、火傷、心不整脈、心機能不全症候群(cardiac stun syndrome)、心臓腫瘍、心筋症、心肺バイパス炎症反応、軟骨移植拒絶、小脳皮質変性、小脳疾患、無秩序なまたは多巣性心房頻脈、化学療法関連疾患、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性アルコール症、慢性炎症性病変、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性サリチル酸中毒、結腸直腸癌、うっ血性心不全、結膜炎、接触性皮膚炎、肺性心、冠動脈疾患、クロイツフェルト−ヤコブ病、培養陰性敗血症、嚢胞性繊維症、サイトカイン療法関連疾患、ボクサー脳、脱髄性疾患、デング出血熱、皮膚炎、皮膚科学的症状、糖尿病、真性糖尿病、糖尿病性動脈硬化疾患、瀰漫性レビー小体病、拡張型うっ血性心筋症、大脳基底核の疾患、中年のダウン症候群、中枢神経ドーパミン受容体を遮断する薬物によって誘発された薬物誘発性運動疾患、薬物感受性、湿疹、脳脊髄炎、心内膜炎、内分泌疾患、喉頭蓋炎、エプスタイン−バーウイルス感染、紅痛症、垂体外路および小脳疾患、家族性血球貪食性リンパ組織球症(familial hematophagocytic lymphohistiocytosis)、致死的胸腺移植組織拒絶、フリードライヒ失調症、機能的末梢動脈疾患、真菌性敗血症、ガス壊疸、胃潰瘍、糸球体腎炎、いずれかの臓器または組織の移植片拒絶、グラム陰性敗血症、グラム陽性敗血症、細胞内生物に起因する肉芽腫、有毛細胞白血病、ハラーホルデン・スパッツ病、橋本甲状腺炎、枯草熱、心臓移植拒絶、血色素症、血液透析、溶血性尿毒症症候群/血栓溶解血小板減少紫斑病、出血、肝炎(A型)、ヒス束不整脈、HIV感染/HIV神経障害、ホジキン病、運動過剰疾患、過敏症反応、過敏性肺炎、高血圧、運動低下疾患、視床下部−下垂体−副腎皮質系評価、特発性アジソン病、特発性肺繊維症、抗体媒介性細胞毒性、無力症、乳児脊髄性筋萎縮症、大動脈の炎症、A型インフルエンザ、電離放射線曝露、虹彩毛様体炎/ブドウ膜炎/視神経炎、虚血再灌流障害、虚血性発作、若年性関節リウマチ、若年性脊髄性筋萎縮症、カポジ肉腫、腎移植拒絶、レジオネラ、リーシュマニア症、ハンセン病、皮質脊髄系の病変、脂肪血症(lipedema)、肝臓移植拒絶、リンパ浮腫(lymphederma)、マラリア、悪性リンパ腫、悪性組織球増殖症、悪性黒色腫、髄膜炎、髄膜炎菌血症(meningococcemia)、代謝性/特発性、偏頭痛、ミトコンドリア多系疾患(mitochondrial multi.system disorder)、混合性結合組織病、モノクローナル高ガンマグロブリン血症、多発性骨髄腫、多系統変性(メンセル・デジェリーヌ−トーマス・シャイ−ドレーガーおよびマシャド−ジョセフ)、重症筋無力症、マイコバクテリウム・アビウム・イントラセルラーレ、マイコバクテリウム・チュバキュロシス、骨髄形成異常、心筋梗塞、真菌虚血疾患、上咽頭癌、新生児慢性肺疾患、腎炎、ネフローゼ、神経変性疾患、神経原性I筋萎縮、好中球減少性発熱、非ホジキンリンパ腫、腹部大動脈およびその分枝の閉塞、閉塞性動脈疾患、OKT3(登録商標)療法、精巣炎/精巣上体炎、精巣炎/精管復元術処置、臓器肥大、骨粗鬆症、膵臓移植拒絶、膵癌、腫瘍随伴性症候群/悪性腫瘍の高カルシウム血症、副甲状腺移植拒絶、骨盤内炎症性疾患、通年性鼻炎、心膜疾患、末梢アテローム硬化性疾患、末梢血管疾患、腹膜炎、悪性貧血、ニューモシスチス・カリニ肺炎、肺炎、POEMS症候群(多発神経炎、臓器肥大、内分泌疾患、単クローン性γグロブリン血症および皮膚変化症候群(skin changes syndrome))、灌流後症候群(post perfusion syndrome)、ポンプ後症候群(post pump syndrome)、心筋梗塞後開心術症候群、子癇前症、進行性核上性麻痺、原発性肺高血圧、放射線療法、レイノー現象および病、レイノー病、レフサム病、規則的なQRS幅の狭い頻脈症(regular narrow QRS tachycardia)、腎血管性高血圧、再灌流障害、拘束型心筋症、肉腫、強皮症、老年性舞踏病、レビー小体型の老年性認知症、血清反応陰性関節炎、ショック、鎌形赤血球貧血症、皮膚同種異系移植拒絶、皮膚変化症候群、小腸移植拒絶、固形腫瘍、固有不整脈(specific arrythmias)、脊髄性運動失調、脊髄小脳変性、連鎖球菌性筋炎、小脳の構造的病変、亜急性硬化性全脳炎、湿疹、心血管系の梅毒、全身性アナフィラキシー、全身性炎症反応症候群、全身性発症若年性関節リウマチ、T細胞またはFABALL、毛細血管拡張症、閉塞性血栓血管炎、血小板減少症、毒性、移植、外傷/出血、III型過敏症反応、IV型過敏症、不安定狭心症、尿毒症、尿路性敗血症、じんましん、心臓弁膜症、静脈瘤、血管炎、静脈疾患、静脈血栓症、心室細動、ウイルスおよび真菌感染、ウイルス性脳炎(vital encephalitis)/無菌性髄膜炎、ウイルス関連血球貪食症候群、ウェルニッケ−コルサコフ症候群、ウィルソン病、いずれかの臓器または組織の異種移植拒絶、急性冠症候群、急性特発性多発性神経炎、急性炎症性脱髄性多発神経根神経障害、急性虚血、成人スチル病、円形脱毛症、アナフィラキシー、抗リン脂質抗体症候群、再生不良性貧血、アテローム性動脈硬化症、アトピー性湿疹、アトピー性皮膚炎、自己免疫性皮膚炎、連鎖球菌感染に伴う自己免疫異常、自己免疫性腸症、自己免疫性難聴、自己免疫性リンパ増殖症候群(ALPS)、自己免疫性心筋炎、自己免疫性早期卵巣不全、眼瞼炎、気管支拡張症、水疱性類天疱瘡、心血管疾患、劇症型抗リン脂質症候群、セリアック病、頚部脊椎症、慢性虚血、瘢痕性類天疱瘡、多発性硬化症のリスクを有する臨床的孤発症候群(cis)、結膜炎、小児発症精神障害、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、涙嚢炎、皮膚筋炎、糖尿病性網膜症、真性糖尿病、椎間板ヘルニア、椎間板脱出、薬物誘発免疫性溶血性貧血、心内膜炎、子宮内膜症、眼内炎、上強膜炎、多形性紅斑、重症型多形性紅斑、妊娠性類天疱瘡、ギラン・バレー症候群(GBS)、枯草熱、ヒューズ症候群、特発性パーキンソン病、特発性間質性肺炎、IgE媒介性アレルギー、免疫性溶血性貧血、封入体筋炎、感染性眼炎症疾患、炎症性脱髄疾患、炎症性心疾患、炎症性腎疾患、IPF/UIP、虹彩炎、角膜炎、乾性角結膜炎(keratojunctivitis sicca)、クスマウル病またはクスマウル−マイヤー病、ランドリー麻痺、ランゲルハンス細胞性組織球症、網状皮斑、黄斑変性、顕微鏡的多発性血管炎、モルブス・ベヒテレフ(morbus bechterev)、運動ニューロン疾患、粘膜性類天疱瘡、多臓器不全、重症筋無力症、骨髄異形成症候群、心筋炎、神経根障害、神経障害、非A非B型肝炎、視神経炎、骨溶解、卵巣癌、小関節性JRA、
末梢動脈閉塞疾患(PAOD)、末梢血管疾患(PVD)、末梢動脈疾患(PAD)、静脈炎、結節性多発性動脈炎(または結節性動脈周囲炎)、多発性軟骨炎、リウマチ性多発性筋痛、白毛症、多関節性JRA、多内分泌欠損症候群、多発性筋炎、リウマチ性多発性筋痛(PMR)、ポンプ後症候群、原発性パーキンソニズム、前立腺癌および直腸癌および造血性悪性病変(白血病およびリンパ腫)、前立腺炎、赤芽球癆、原発性副腎不全、再発性視神経脊髄炎、再狭窄、リウマチ性心疾患、sapho(滑膜炎、アクネ、膿疱症、骨過形成および骨髄炎)、強皮症、続発性アミロイドーシス、ショック肺、強膜炎、坐骨神経痛、二次性副腎不全、シリコーン関連結合組織病、スネドン−ウィルキンソン皮膚症、強直性脊椎炎、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)、全身性炎症反応症候群、側頭動脈炎、トキソプラスマ性網膜炎、中毒性表皮剥離症、横断性脊髄炎、TRAPS(腫瘍壊死因子受容体)、1型アレルギー反応、II型糖尿病、じんましん、通常型間質性肺炎(UIP)、血管炎、春季結膜炎、ウイルス性網膜炎、フォークト・小柳・原田症候群(VKH症候群)、滲出型黄斑変性、創傷治癒、エルシニアおよびサルモネラ関連関節症からなる群から選択される、請求項64の方法。
【請求項68】
第二の作用物質を投与する前に、と同時に、または後に、請求項1に記載されている結合タンパク質を投与する段階を含む、IL−17が有害である障害に罹っている患者を治療する方法であって、第二の作用物質が吸入ステロイド;βアゴニスト;短時間作用性または長時間作用性βアゴニスト;ロイコトリエンまたはロイコトリエン受容体のアンタゴニスト;ADVAIR;IgE阻害剤、抗IgE抗体;XOLAIR;ホスホジエステラーゼ阻害剤;PDE4阻害剤;キサンチン;抗コリン剤;マスト細胞安定化剤;クロモリン;IL−4阻害剤;IL−5阻害剤;エオタキシン/CCR3阻害剤;ヒスタミンまたはH1、H2、H3およびH4を含むこの受容体のアンタゴニスト;プロスタグランジンDまたはその受容体DPIおよびCRTH2のアンタゴニスト;TNFアンタゴニスト;TNF受容体の可溶性断片;ENBREL;TNF酵素アンタゴニスト;TNF変換酵素(TACE)阻害剤;ムスカリン受容体アンタゴニスト;TGF−βアンタゴニスト;インターフェロンγ;パーフェニドン;化学療法剤、メトトレキサート;レフルノミド;シロリムス(ラパマイシン)またはその類似体;CCI−779;COX2またはcPLA2阻害剤;NSAID;免疫調節剤;p38阻害剤;TPL−2;MK−2およびNFkB阻害剤;ブデノシド;上皮増殖因子;コルチコステロイド;シクロスポリン;スルファサラジン;アミノサリチル酸;6−メルカプトプリン;アザチオプリン;メトロニダゾール;リポキシゲナーゼ阻害剤;メサラミン;オルサラジン;バルサラジド;抗酸化剤;トロンボキサン阻害剤;IL−I受容体アンタゴニスト;抗IL−1β抗体;抗IL−6抗体;増殖因子;エラスターゼ阻害剤;ピリジニル−イミダゾール化合物;TNF、LT、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−14、IL−15、IL−16、IL−17、IL−18、IL−19、IL−20、IL−21、IL−22、IL−23、IL−24、IL−25、IL−26、IL−27、IL−28、IL−29、IL−30、IL−31、IL−32、IL−33、EMAP−II、GM−CSF、FGFもしくはPDGFの抗体またはアゴニスト;CD2、CD3、CD4、CD8、CD25、CD28、CD30、CD40、CD45、CD69、CD90の抗体またはこれらのリガンド;FK506;ラパマイシン;ミコフェノール酸モフェチル;イブプロフェン;プレドニゾロン;ホスホジエステラーゼ阻害剤;アデノシンアゴニスト;抗血栓剤;補体阻害因子;アドレナリン系薬物;IRAK、NIK、IKK、p38またはMAPキナーゼ阻害剤;IL−1β変換酵素阻害剤;TNF−α変換酵素阻害剤;T細胞シグナル伝達阻害剤;メタロプロテイナーゼ阻害剤;6−メルカプトプリン;アンジオテンシン変換酵素阻害剤;可溶性サイトカイン受容体;可溶性p55TNF受容体;可溶性p75TNF受容体;sIL−1RI;sIL−1RII;sIL−6R;抗炎症性サイトカイン;IL−4;IL−10;IL−11ならびにTGF−βからなる群から選択される方法。
【請求項69】
対象への前記投与が、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹腔内、嚢内、軟骨内、腔内(intracavitary)、腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頸管内、胃内、肝臓内、心筋内、骨内、骨盤内、心臓周囲内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、肺内、結腸内、腎臓内、網膜内、脊髄内、滑膜内、胸腔内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、口内、舌下、鼻内および経皮から選択される少なくとも1つの様式による、請求項65に記載の方法。
【請求項70】
ヒトIL−17に結合することができる抗原結合ドメインを含み、前記抗原結合ドメインが、
CDR−H1.X−X−X−X−X(配列番号925)、
(XはN、A,DまたはSであり;
はY、FまたはLであり;
はG、DまたはAであり;
はMまたはIであり;および
はH、DまたはSである。);
CDR−H2.X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17(配列番号926)、
(XはV、WまたはGであり;
はI、T、MまたはFであり;
はS、N、TまたはDであり;
はYまたはPであり;
はD、NまたはIであり;
はG、S、LまたはEであり;
はSまたはGであり;
はN、TまたはEであり;
はK、TまたはAであり;
10はY、G、NまたはVであり
11はYまたはVであり;
12はAであり;
13はD、PまたはQであり;
14はS、KまたはNであり;
15はVまたはFであり;
16はK、RまたはQであり;および
17はGである。);
CDR−H3.X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17(配列番号927)、
(XはV、S、EまたはIであり;
はG、S、PまたはRであり;
はA、E、NまたはPであり;
はS、DまたはWであり;
はG、E、FまたはLであり;
はD、GまたはWであり;
はY、I、NまたはGであり;
はY、T、GまたはAであり;
はYまたはIであり;
10はS、GまたはYであり;
11はY、FまたはTであり;
12はG、Tであるかまたは存在せず;
13はL、Hであるかまたは存在せず;
14はHであるかまたは存在せず;
15はFであるかまたは存在せず;
16はDであり;および
17はV、NまたはYである。);
CDR−L1.X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13(配列番号928)、
(XはS、RまたはKであり;
はGまたはAであり;
はSまたはDであり;
はN、KまたはQであり;
はSであるかまたは存在せず;
はNであるかまたは存在せず;
はI、L、NまたはDであり;
はGまたはIであり;
はS、N、GまたはDであり;
10はH、R、SまたはDであり;
11はS、Y、AまたはDであり;
12はV、A、LまたはMであり;および
13はN、CまたはHである。);
CDR−L2.X−X−X−X−X−X−X(配列番号929)、
(XはG、Q、YまたはEであり;
はI、DまたはAであり;
はG、N、SまたはTであり;
はQ、KまたはTであり;
はR、SまたはLであり;
はP、IまたはVであり;および
はSまたはPである。);
ならびに
CDR−L3.X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11(配列番号930)、
(XはA、Q、HまたはLであり;
はTまたはQであり;
はW、SまたはHであり;
はDまたはTであり;
はDまたはSであり;
はS、T、LまたはFであり;
はL、TまたはPであり;
はG、HまたはYであり;
はG、SまたはTであり;
10はYであるかまたは存在せず;および
11はVであるかまたは存在しない。);
表21、表23、表24または表27における任意の可変重領域(VH)のCDR−H1、CDR−H2およびCDR−H3、ならびに
表21、表23、表25または表27における任意の可変軽領域(VL)のCDR−L1、CDR−L2およびCDR−L3、
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのCDRを含む、結合タンパク質。
【請求項71】
前記少なくとも1つのCDRが、配列番号40の残基31−35;配列番号40の残基50−66;配列番号40の残基99−103;
配列番号41の残基23−35;配列番号41の残基51−57;配列番号41の残基90−110;
配列番号42の残基31−35;配列番号42の残基50−66;配列番号42の残基99−103;
配列番号43の残基23−35;配列番号43の残基51−57;配列番号43の残基90−110;
配列番号44の残基31−35;配列番号44の残基50−66;配列番号44の残基99−101;
配列番号45の残基23−35;配列番号45の残基51−57;配列番号45の残基90−110;
配列番号46の残基31−35;配列番号46の残基50−66;配列番号46の残基99−115;
配列番号47の残基24−34;配列番号47の残基50−56;配列番号47の残基89−97;
配列番号48の残基31−35;配列番号48の残基50−66;配列番号48の残基99−101;
配列番号49の残基24−34;配列番号49の残基50−56;配列番号49の残基89−97;
表21、表23、表24または表27におけるVHのCDR−H1のアミノ酸配列、CDR−H2のアミノ酸配列およびCDR−H3のアミノ酸配列;ならびに
表21、表23、表25または表27におけるVLのCDR−L1のアミノ酸配列、CDR−L2のアミノ酸配列およびCDR−L3のアミノ酸配列
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項70に記載の結合タンパク質。
【請求項72】
少なくとも3つのCDRを含む、請求項71に記載の結合タンパク質。
【請求項73】
前記抗原結合ドメインがVを含む、請求項71に記載の結合タンパク質。
【請求項74】
前記Vが、
配列番号40;配列番号42;配列番号44;配列番号46;配列番号48ならびに表21、表23、表24および表27におけるVHのアミノ酸配列
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項73に記載の結合タンパク質。
【請求項75】
前記抗原結合ドメインがVを含む、請求項71に記載の結合タンパク質。
【請求項76】
前記Vが、
配列番号41;配列番号43;配列番号45;配列番号47;配列番号49ならびに表21、表23、表25および表27におけるVLのアミノ酸配列
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項75に記載の結合タンパク質。
【請求項77】
前記抗原結合ドメインがVおよびVを含む、請求項71に記載の結合タンパク質。
【請求項78】
をさらに含み、前記Vが、
配列番号40;配列番号42;配列番号44;配列番号46;配列番号48ならびに表21、表23、表24および表27におけるVHのアミノ酸配列
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項76に記載の結合タンパク質。
【請求項79】
前記Vが表21、表23、表25または表27におけるVLのアミノ酸配列を含み、前記Vが表21、表23、表24または表27におけるVHのアミノ酸配列を含む、請求項77に記載の結合タンパク質。
【請求項80】
ヒトIgM定常ドメイン;ヒトIgG1定常ドメイン;ヒトIgG2定常ドメイン;ヒトIgG3定常ドメイン;ヒトIgG4定常ドメイン;ヒトIgE定常ドメインおよびヒトIgA定常ドメインからなる群から選択される重鎖免疫グロブリン定常ドメインをさらに含む、請求項71に記載の結合タンパク質。
【請求項81】
前記重鎖免疫グロブリン定常領域ドメインがヒトIgG1定常ドメインである、請求項80に記載の結合タンパク質。
【請求項82】
前記ヒトIgG1定常ドメインが、配列番号3および配列番号4からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項81に記載の結合タンパク質。
【請求項83】
ヒトIgκ定常ドメインおよびヒトIgλ定常ドメインからなる群から選択される軽鎖免疫グロブリン定常ドメインをさらに含む、請求項71に記載の結合タンパク質。
【請求項84】
前記軽鎖免疫グロブリン定常領域ドメインが、アミノ酸配列配列番号5を含むヒトIgκ定常ドメインである、請求項83に記載の結合タンパク質。
【請求項85】
前記軽鎖免疫グロブリン定常領域ドメインが、アミノ酸配列配列番号6を含むヒトIgλ定常ドメインである、請求項83に記載の結合タンパク質。
【請求項86】
免疫グロブリン分子;scFv;モノクローナル抗体;ヒト抗体;キメラ抗体;ヒト化抗体;単一ドメイン抗体;Fab断片;Fab’断片;F(ab’)2;Fvおよびジスルフィド連結Fvからなる群から選択される、請求項71に記載の結合タンパク質。
【請求項87】
ヒト抗体である、請求項86に記載の結合タンパク質。
【請求項88】
ヒトIL−17に結合することができる結合タンパク質であって、
配列番号3および配列番号4からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するIg定常重領域;
配列番号5および配列番号6からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するIg定常軽領域;
表21、表23、表24または表27におけるVHのアミノ酸配列を有するIg可変重領域;および
表21、表23、表25または表27におけるVLのアミノ酸配列を有するIg可変軽領域
を含む、結合タンパク質。
【請求項89】
ヒトIL−17に結合することができる結合タンパク質であって、
配列番号3のアミノ酸配列を有するIg定常重領域;
配列番号5のアミノ酸配列を有するIg定常軽領域;
表21、表23、表24または表27におけるVHのアミノ酸配列を有するIg可変重領域;および
表21、表23、表25または表27におけるVLのアミノ酸配列を有するIg可変軽領域
を含む、結合タンパク質。
【請求項90】
請求項70から89のうちのいずれか一項に記載の結合タンパク質を含み、IL−17を中和することができる、中和結合タンパク質。
【請求項91】
前記IL−17が、プロヒトIL−17、成熟ヒトIL−17および切断型ヒトIL−17からなる群から選択される、請求項90に記載の中和結合タンパク質。
【請求項92】
LI−17のこの受容体に結合する能力を減少させる、請求項90に記載の中和結合タンパク質。
【請求項93】
プロヒトIL−17、成熟ヒトIL−17または切断型ヒトIL−17のこの受容体に結合する能力を減少させる、請求項92に記載の中和結合タンパク質。
【請求項94】
Th1調節;Th2調節;Nk調節;好中球調節;単球−マクロファージ系列調節;好中球調節;好酸球調節;B細胞調節;サイトカイン調節;ケモカイン調節;接着分子調節および細胞動員調節からなる群から選択されるIL−17生物学的活性のうちの1つ以上を減少することができる、請求項90に記載の中和結合タンパク質。
【請求項95】
最大で約10−7M;最大で約10−8M;最大で約10−9M;最大で約10−10M;最大で約10−11M;最大で約10−12M;および最大で約10−13Mからなる群から選択される解離定数(K)を有する、請求項90に記載の中和結合タンパク質。
【請求項96】
少なくとも約10−1−1;少なくとも約10−1−1;少なくとも約10−1−1;少なくとも約10−1−1;および少なくとも約10−1−1からなる群から選択される結合速度を有する、請求項90に記載の中和結合タンパク質。
【請求項97】
最大で約10−3−1;最大で約10−4−1;最大で約10−5−1;および最大で約10−6−1からなる群から選択される解離速度を有する、請求項90に記載の中和結合タンパク質。
【請求項98】
請求項70から89のうちのいずれか一項に記載の結合タンパク質を含み、前記結合タンパク質が検出可能な標識にコンジュゲートされている標識結合タンパク質。
【請求項99】
検出可能な標識が、放射性標識、酵素、蛍光標識、発光標識、生物発光標識、磁気標識およびビオチンからなる群から選択される、請求項98の標識結合タンパク質。
【請求項100】
前記標識が、H、14C、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I、177Lu、166Hoおよび153Smからなる群から選択される放射性標識である、請求項99の標識結合タンパク質。
【請求項101】
請求項70から89のうちのいずれか一項の結合タンパク質を含み、前記結合タンパク質が治療剤または細胞毒性剤にコンジュゲートされているコンジュゲート結合タンパク質。
【請求項102】
前記治療剤または細胞毒性剤が、代謝拮抗剤、アルキル化剤、抗生物質、増殖因子、サイトカイン、血管新生阻害剤、有糸分裂阻害剤、アントラサイクリン、毒素およびアポトーシス剤からなる群から選択される、請求項101のコンジュゲート結合タンパク質。
【請求項103】
請求項70から89のうちのいずれか一項の結合タンパク質アミノ酸配列をコードする単離された核酸。
【請求項104】
請求項103に記載の単離された核酸を含むベクター。
【請求項105】
pcDNA、pTT、pTT3、pEFBOS、pBV、pJVおよびpBJからなる群から選択される、請求項104のベクター。
【請求項106】
請求項104または105のうちのいずれか一項に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項107】
原核細胞である、請求項106に記載の宿主細胞。
【請求項108】
E.コリである、請求項107に記載の宿主細胞。
【請求項109】
真核細胞である、請求項106に記載の宿主細胞。
【請求項110】
前記真核細胞が、原生生物細胞、動物細胞、植物細胞および真菌細胞からなる群から選択される、請求項109に記載の宿主細胞。
【請求項111】
前記真核細胞が、哺乳動物細胞、鳥類細胞および昆虫細胞からなる群から選択される動物細胞である、請求項110に記載の宿主細胞。
【請求項112】
前記動物細胞がCHO細胞である、請求項111に記載の宿主細胞。
【請求項113】
COSである、請求項111に記載の宿主細胞。
【請求項114】
前記真核細胞がサッカロミセス・セレビシエである、請求項110に記載の宿主細胞。
【請求項115】
前記動物細胞が昆虫Sf9細胞である、請求項111に記載の宿主細胞。
【請求項116】
ヒトIL−17に結合する結合タンパク質を産生するのに十分な条件下で、培地において請求項106から115のうちのいずれか一項の宿主細胞を培養することを含む、ヒトIL−17に結合する結合タンパク質を作製する方法。
【請求項117】
請求項116の方法に従って作製される結合タンパク質。
【請求項118】
請求項70から97のうちのいずれか一項に記載の結合タンパク質を含み、前記結合タンパク質が結晶として存在する結晶化された結合タンパク質。
【請求項119】
前記結晶が無担体医薬徐放結晶である、請求項118に記載の結晶化された結合タンパク質。
【請求項120】
請求項118に記載の結晶化された結合タンパク質であって、前記結合タンパク質が、前記結合タンパク質の可溶性相当物よりもインビボにおいて大きな半減期を有する、結合タンパク質。
【請求項121】
前記結合タンパク質が生物学的活性を保持している、請求項118に記載の結晶化された結合タンパク質。
【請求項122】
(a)製剤(前記製剤は請求項118から121のうちのいずれか一項に記載の結晶化された結合タンパク質および成分を含む。)、ならびに
(b)少なくとも1つのポリマー担体
を含む、結合タンパク質を放出するための組成物。
【請求項123】
前記ポリマー担体が、ポリ(アクリル酸)、ポリ(シアノアクリル酸)、ポリ(アミノ酸)、ポリ(無水物)、ポリ(デプシペプチド)、ポリ(エステル)、ポリ(乳酸)、ポリ(乳酸−コ−グリコール酸)またはPLGA、ポリ(b−ヒドロキシブチラート)、ポリ(カプロラクトン)、ポリ(ジオキサノン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ヒドロキシプロピル)メタクリルアミド、ポリ[(オルガノ)ホスファゼン]、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピロリドン)、無水マレイン酸−アルキルビニルエーテルコポリマー、プルロニックポリオール、アルブミン、アルギナート、セルロースおよびセルロース誘導体、コラーゲン、フィブリン、ゼラチン、ヒアルロン酸、オリゴ糖、グリカミノグリカン、硫酸ポリサッカライド、これらの混合物およびコポリマーからなる群のうちの1つ以上から選択されるポリマーである、請求項122に記載の組成物。
【請求項124】
前記成分が、アルブミン、ショ糖、トレハロース、ラクチトール、ゼラチン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、メトキシポリエチレングリコールおよびポリエチレングリコールからなる群から選択される、請求項122に記載の組成物。
【請求項125】
請求項122に記載の組成物の有効量を哺乳動物に投与する工程を含む哺乳動物を治療するための方法。
【請求項126】
請求項70から97のうちのいずれか一項の結合タンパク質および医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項127】
IL−17活性が有害である障害を治療するための少なくとも1つの追加の治療剤をさらに含む、請求項126の医薬組成物。
【請求項128】
前記追加の成分が、血管新生阻害剤;キナーゼ阻害剤;同時刺激分子遮断剤;接着分子遮断剤;抗サイトカイン抗体またはその機能的断片;メトトレキサート;コルチコステロイド;シクロスポリン;ラパマイシン;FK506および非ステロイド抗炎症剤からなる群から選択される、請求項127の医薬組成物。
【請求項129】
ヒトIL−17活性が減少するようにヒトIL−17を請求項70から97のうちのいずれか一項の結合タンパク質と接触させることを含む、ヒトIL−17活性を減少させるための方法。
【請求項130】
ヒト対象におけるヒトIL−17活性が減少するように請求項70から97のうちのいずれか一項の結合タンパク質をヒト対象に投与することを含む、IL−17活性が有害である障害に罹っているヒト対象においてヒトIL−17活性を減少させるための方法。
【請求項131】
治療が達成されるように請求項70から97のうちのいずれか一項の結合タンパク質を対象に投与することによりIL−17活性が有害である疾患または障害について対象を治療するための方法。
【請求項132】
前記疾患が、関節リウマチ、骨関節炎、若年性慢性関節炎、化膿性関節炎、ライム関節炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎、脊椎関節症、全身性紅斑性狼瘡、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、インシュリン依存性糖尿病、甲状腺炎、喘息、アレルギー性疾患、乾癬、皮膚炎、強皮症、移植片対宿主病、臓器移植拒絶、臓器移植に関連する急性または慢性免疫疾患、サルコイドーシス、アテローム性動脈硬化症、播種性血管内凝固、川崎病、バセドウ病、ネフローゼ症候群、慢性疲労症候群、ウェゲナー肉芽腫症、ヘノッホ・シェーライン紫斑症、腎臓の顕微鏡的血管炎、慢性活動性肝炎、ブドウ膜炎、敗血症性ショック、毒素性ショック症候群、敗血症症候群、悪液質、感染性疾患、寄生性疾患、後天性免疫不全症候群、急性横断性脊髄炎、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、アルツハイマー病、発作、原発性胆汁性肝硬変、溶血性貧血、悪性腫瘍、心不全、心筋梗塞、アジソン病、孤発性の、多内分泌腺機能低下症候群I型および多内分泌腺機能低下症候群II型、シュミット症候群、成人(急性)呼吸促迫症候群、脱毛症、円形脱毛症、血清反応陰性関節炎、関節炎、ライター病、乾癬性関節炎、潰瘍性大腸性関節炎、腸疾患性滑膜炎、クラミジア、エルシニアおよびサルモネラ関連関節炎、脊椎関節症、アテローム性疾患/アテローム性動脈硬化症、アトピー性アレルギー、自己免疫性水疱性疾患、尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、類天疱瘡、線状IgA病、自己免疫性溶血性貧血、クームス陽性溶血性貧血、後天性悪性貧血、若年性悪性貧血、筋痛性脳脊髄炎/ロイヤルフリー病、慢性粘膜皮膚カンジダ症、巨細胞性動脈炎、原発性硬化性肝炎、突発性自己免疫性肝炎、後天性免疫不全症候群、後天性免疫不全関連疾患、B型肝炎、C型肝炎、分類不能型免疫不全症(分類不能型原発性低γグロブリン血症)、拡張型心筋症、女性不妊症、卵巣機能不全、早期卵巣機能不全、繊維性肺疾患、突発性間質性肺炎、炎症後間質性肺疾患、間質性肺炎、結合組織疾患関連間質性肺疾患、混合性結合組織疾患関連肺疾患、全身性硬化症関連間質性肺疾患、関節リウマチ関連間質性肺疾患、全身性紅斑性狼瘡関連肺疾患、皮膚筋炎/多発性筋炎関連肺疾患、シェーグレン病関連肺疾患、強直性脊椎炎関連肺疾患、血管炎性びまん性肺疾患(vasculitic diffuse lung disease)、ヘモシデローシス関連肺疾患、薬物によって誘導された間質性肺疾患、繊維症、放射性繊維症、閉塞性細気管支炎、慢性好酸球性肺炎、リンパ球浸潤性肺疾患、感染後間質性肺疾患、通風関節炎、自己免疫性肝炎、1型自己免疫性肝炎(古典的自己免疫性またはルポイド肝炎)、2型自己免疫性肝炎(抗LKM抗体肝炎)、自己免疫媒介性低血糖症、黒色表皮腫を伴うB型インシュリン抵抗性、副甲状腺機能低下症、臓器移植に関連する急性免疫疾患、臓器移植に関連する慢性免疫疾患、変形性関節症、原発性硬化性胆管炎、1型乾癬、2型乾癬、特発性白血球減少症、自己免疫性好中球減少症、腎臓病NOS、糸球体腎炎、腎臓の顕微鏡的血管炎、ライム病、円板状紅斑性狼瘡、男性不妊症特発性またはNOS、精子自己免疫、多発性硬化症(すべてのサブタイプ)、交感性眼炎、結合組織疾患に続発する肺高血圧症、グッドパスチャー症候群、結節性多発動脈炎の肺症状、急性リウマチ熱、リウマチ性脊椎炎、スチル病、全身性硬化症、シェーグレン症候群、高安病/動脈炎、自己免疫性血小板減少症、特発性血小板減少症、自己免疫性甲状腺疾患、甲状腺機能亢進症、甲状腺腫自己免疫性甲状腺機能低下症(橋本病)、萎縮性自己免疫性甲状腺機能低下症、原発性粘液水腫(primary myxoedema)、水晶体起因性ブドウ膜炎、原発性血管炎、白斑急性肝疾患、慢性肝疾患、アルコール性肝硬変、アルコール誘発性肝障害、胆汁うっ滞(choleosatatis)、特異体質性肝疾患、薬物誘発性肝炎、非アルコール性脂肪性肝炎、アレルギーおよび喘息、B群連鎖球菌(GBS)感染、精神障害(例えば、うつ病および統合失調症)、Th2型およびTh1型によって媒介される疾病、急性および慢性疼痛(疼痛の様々な形態)、ならびに、肺癌、乳癌、胃癌、膀胱癌、大腸癌、膵臓癌、卵巣癌、前立腺癌および腎臓癌および造血性悪性病変(白血病およびリンパ腫)などの癌、無βリポタンパク質血症、先端チアノーゼ、急性および慢性寄生性または感染性プロセス、急性白血病、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性または慢性細菌感染、急性膵炎、急性腎不全、腺癌、心房(aerial)異所性拍動、AIDS認知症複合、アルコール誘発性肝炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性接触性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、同種移植拒絶、α−1−アンチトリプシン欠乏症、筋萎縮性側索硬化症、貧血、狭心症、前角細胞変性、抗CD3治療、抗リン脂質症候群、抗受容体過敏症反応(anti−receptor hypersensitivity reactions)、大動脈(aordic)および動脈瘤、大動脈解離、動脈性高血圧、動脈硬化症、動静脈痩、運動失調、心房細動(持続的または発作性)、心房粗動、房室ブロック、B細胞リンパ腫、骨移植拒絶、骨髄移植(BMT)拒絶、脚ブロック、バーキットリンパ腫、火傷、心不整脈、心機能不全症候群(cardiac stun syndrome)、心臓腫瘍、心筋症、心肺バイパス炎症反応、軟骨移植拒絶、小脳皮質変性、小脳疾患、無秩序なまたは多巣性心房頻脈、化学療法関連疾患、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性アルコール症、慢性炎症性病変、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性サリチル酸中毒、結腸直腸癌、うっ血性心不全、結膜炎、接触性皮膚炎、肺性心、冠動脈疾患、クロイツフェルト−ヤコブ病、培養陰性敗血症、嚢胞性繊維症、サイトカイン療法関連疾患、ボクサー脳、脱髄性疾患、デング出血熱、皮膚炎、皮膚科学的症状、糖尿病、真性糖尿病、糖尿病性動脈硬化疾患、瀰漫性レビー小体病、拡張型うっ血性心筋症、大脳基底核の疾患、中年のダウン症候群、中枢神経ドーパミン受容体を遮断する薬物によって誘発された薬物誘発性運動疾患、薬物感受性、湿疹、脳脊髄炎、心内膜炎、内分泌疾患、喉頭蓋炎、エプスタイン−バーウイルス感染、紅痛症、垂体外路および小脳疾患、家族性血球貪食性リンパ組織球症(familial hematophagocytic lymphohistiocytosis)、致死的胸腺移植組織拒絶、フリードライヒ失調症、機能的末梢動脈疾患、真菌性敗血症、ガス壊疸、胃潰瘍、糸球体腎炎、いずれかの臓器または組織の移植片拒絶、グラム陰性敗血症、グラム陽性敗血症、細胞内生物に起因する肉芽腫、有毛細胞白血病、ハラーホルデン・スパッツ病、橋本甲状腺炎、枯草熱、心臓移植拒絶、血色素症、血液透析、溶血性尿毒症症候群/血栓溶解血小板減少紫斑病、出血、肝炎(A型)、ヒス束不整脈、HIV感染/HIV神経障害、ホジキン病、運動過剰疾患、過敏症反応、過敏性肺炎、高血圧、運動低下疾患、視床下部−下垂体−副腎皮質系評価、特発性アジソン病、特発性肺繊維症、抗体媒介性細胞毒性、無力症、乳児脊髄性筋萎縮症、大動脈の炎症、A型インフルエンザ、電離放射線曝露、虹彩毛様体炎/ブドウ膜炎/視神経炎、虚血再灌流障害、虚血性発作、若年性関節リウマチ、若年性脊髄性筋萎縮症、カポジ肉腫、腎移植拒絶、レジオネラ、リーシュマニア症、ハンセン病、皮質脊髄系の病変、脂肪血症(lipedema)、肝臓移植拒絶、リンパ浮腫(lymphederma)、マラリア、悪性リンパ腫、悪性組織球増殖症、悪性黒色腫、髄膜炎、髄膜炎菌血症(meningococcemia)、代謝性/特発性、偏頭痛、ミトコンドリア多系疾患(mitochondrial multi.system disorder)、混合性結合組織病、モノクローナル高ガンマグロブリン血症、多発性骨髄腫、多系統変性(メンセル・デジェリーヌ−トーマス・シャイ−ドレーガーおよびマシャド−ジョセフ)、重症筋無力症、マイコバクテリウム・アビウム・イントラセルラーレ、マイコバクテリウム・チュバキュロシス、骨髄形成異常、心筋梗塞、真菌虚血疾患、上咽頭癌、新生児慢性肺疾患、腎炎、ネフローゼ、神経変性疾患、神経原性I筋萎縮、好中球減少性発熱、非ホジキンリンパ腫、腹部大動脈およびその分枝の閉塞、閉塞性動脈疾患、OKT3(登録商標)療法、精巣炎/精巣上体炎、精巣炎/精管復元術処置、臓器肥大、骨粗鬆症、膵臓移植拒絶、膵癌、腫瘍随伴性症候群/悪性腫瘍の高カルシウム血症、副甲状腺移植拒絶、骨盤内炎症性疾患、通年性鼻炎、心膜疾患、末梢アテローム硬化性疾患、末梢血管疾患、腹膜炎、悪性貧血、ニューモシスチス・カリニ肺炎、肺炎、POEMS症候群(多発神経炎、臓器肥大、内分泌疾患、単クローン性γグロブリン血症および皮膚変化症候群(skin changes syndrome))、灌流後症候群(post perfusion syndrome)、ポンプ後症候群(post pump syndrome)、心筋梗塞後開心術症候群、子癇前症、進行性核上性麻痺、原発性肺高血圧、放射線療法、レイノー現象および病、レイノー病、レフサム病、規則的なQRS幅の狭い頻脈症(regular narrow QRS tachycardia)、腎血管性高血圧、再灌流障害、拘束型心筋症、肉腫、強皮症、老年性舞踏病、レビー小体型の老年性認知症、血清反応陰性関節炎、ショック、鎌形赤血球貧血症、皮膚同種異系移植拒絶、皮膚変化症候群、小腸移植拒絶、固形腫瘍、固有不整脈(specific arrythmias)、脊髄性運動失調、脊髄小脳変性、連鎖球菌性筋炎、小脳の構造的病変、亜急性硬化性全脳炎、湿疹、心血管系の梅毒、全身性アナフィラキシー、全身性炎症反応症候群、全身性発症若年性関節リウマチ、T細胞またはFABALL、毛細血管拡張症、閉塞性血栓血管炎、血小板減少症、毒性、移植、外傷/出血、III型過敏症反応、IV型過敏症、不安定狭心症、尿毒症、尿路性敗血症、じんましん、心臓弁膜症、静脈瘤、血管炎、静脈疾患、静脈血栓症、心室細動、ウイルスおよび真菌感染、ウイルス性脳炎(vital encephalitis)/無菌性髄膜炎、ウイルス関連血球貪食症候群、ウェルニッケ−コルサコフ症候群、ウィルソン病、いずれかの臓器または組織の異種移植拒絶、急性冠症候群、急性特発性多発性神経炎、急性炎症性脱髄性多発神経根神経障害、急性虚血、成人スチル病、円形脱毛症、アナフィラキシー、抗リン脂質抗体症候群、再生不良性貧血、アテローム性動脈硬化症、アトピー性湿疹、アトピー性皮膚炎、自己免疫性皮膚炎、連鎖球菌感染に伴う自己免疫異常、自己免疫性腸症、自己免疫性難聴、自己免疫性リンパ増殖症候群(ALPS)、自己免疫性心筋炎、自己免疫性早期卵巣不全、眼瞼炎、気管支拡張症、水疱性類天疱瘡、心血管疾患、劇症型抗リン脂質症候群、セリアック病、頚部脊椎症、慢性虚血、瘢痕性類天疱瘡、多発性硬化症のリスクを有する臨床的孤発症候群(cis)、結膜炎、小児発症精神障害、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、涙嚢炎、皮膚筋炎、糖尿病性網膜症、真性糖尿病、椎間板ヘルニア、椎間板脱出、薬物誘発免疫性溶血性貧血、心内膜炎、子宮内膜症、眼内炎、上強膜炎、多形性紅斑、重症型多形性紅斑、妊娠性類天疱瘡、ギラン・バレー症候群(GBS)、枯草熱、ヒューズ症候群、特発性パーキンソン病、特発性間質性肺炎、IgE媒介性アレルギー、免疫性溶血性貧血、封入体筋炎、感染性眼炎症疾患、炎症性脱髄疾患、炎症性心疾患、炎症性腎疾患、IPF/UIP、虹彩炎、角膜炎、乾性角結膜炎(keratojunctivitis sicca)、クスマウル病またはクスマウル−マイヤー病、ランドリー麻痺、ランゲルハンス細胞性組織球症、網状皮斑、黄斑変性、顕微鏡的多発性血管炎、モルブス・ベヒテレフ(morbus bechterev)、運動ニューロン疾患、粘膜性類天疱瘡、多臓器不全、重症筋無力症、骨髄異形成症候群、心筋炎、神経根障害、神経障害、非A非B型肝炎、視神経炎、骨溶解、卵巣癌、小関節性JRA、
末梢動脈閉塞疾患(PAOD)、末梢血管疾患(PVD)、末梢動脈疾患(PAD)、静脈炎、結節性多発性動脈炎(または結節性動脈周囲炎)、多発性軟骨炎、リウマチ性多発性筋痛、白毛症、多関節性JRA、多内分泌欠損症候群、多発性筋炎、リウマチ性多発性筋痛(PMR)、ポンプ後症候群、原発性パーキンソニズム、前立腺癌および直腸癌および造血性悪性病変(白血病およびリンパ腫)、前立腺炎、赤芽球癆、原発性副腎不全、再発性視神経脊髄炎、再狭窄、リウマチ性心疾患、sapho(滑膜炎、アクネ、膿疱症、骨過形成および骨髄炎)、強皮症、続発性アミロイドーシス、ショック肺、強膜炎、坐骨神経痛、二次性副腎不全、シリコーン関連結合組織病、スネドン−ウィルキンソン皮膚症、強直性脊椎炎、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)、全身性炎症反応症候群、側頭動脈炎、トキソプラスマ性網膜炎、中毒性表皮剥離症、横断性脊髄炎、TRAPS(腫瘍壊死因子受容体)、1型アレルギー反応、II型糖尿病、じんましん、通常型間質性肺炎(UIP)、血管炎、春季結膜炎、ウイルス性網膜炎、フォークト・小柳・原田症候群(VKH症候群)、滲出型黄斑変性、創傷治癒、エルシニアおよびサルモネラ関連関節症からなる群から選択される、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
第二の作用物質を投与する前に、と同時に、または後に請求項70から97のうちのいずれか一項の結合タンパク質を投与する工程を含むIL−17が有害である障害に罹っている患者を治療する方法であって、前記第二の作用物質が、ヒトIL−17に結合することができる抗体またはその断片;メトトレキサート;ヒトTNFに結合することができる抗体またはその断片;コルチコステロイド;シクロスポリン;ラパマイシン;FK506および非ステロイド抗炎症剤からなる群から選択される、方法。
【請求項134】
ポリペプチド鎖を含む結合タンパク質であって、前記ポリペプチド鎖がVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n
(VD1は第一の重鎖可変ドメインであり;
VD2は第二の重鎖可変ドメインであり;
Cは重鎖定常ドメインであり;
X1はリンカーであり(但し、X1はCH1ではない。);
X2はFc領域であり;および
nは0または1である。)を含み、
前記結合タンパク質はヒトIL−17およびTNF−αに結合することができ;
VD1は抗TNF−α抗体の可変重領域(VH)のアミノ酸配列を含み、前記アミノ酸配列は配列番号563、573、578、593、628、638、648、658、668、678、688、698、708、718、728、738、748、758、763、773、783,793、803、813、823、833、843、853、863、873および883のうちのいずれかであり、ならびに
VD2は抗IL−17抗体のVH領域のアミノ酸配列を含み、前記アミノ酸配列は配列番号565、575、580、595、630、640、650、660、670、680、690、700、710、720、730、740、750、760、765、775、795、805、815、825、835、845、855、865、875および885のうちのいずれかである、
結合タンパク質。
【請求項135】
VD1およびVD2が、配列番号562、572、577、592、627、637、647、657、667、677、687、697、707、717、727、737、747、757、762、772、782、792、802、812、822、832、842、852、862、872および882のうちのいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項134に記載の結合タンパク質。
【請求項136】
ポリペプチド鎖を含む結合タンパク質であって、前記ポリペプチド鎖がVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n
(VD1は第一の軽鎖可変ドメインであり;
VD2は第二の軽鎖可変ドメインであり;
Cは軽鎖定常ドメインであり;
X1はリンカーであり(但し、X1はCH1ではない。);
X2はFc領域を含まず;および
nは0または1である。)を含み、
前記結合タンパク質はヒトIL−17およびTNF−αに結合することができ;
VD1は抗TNF−α抗体の可変軽領域(VL)のアミノ酸配列を含み、前記アミノ酸配列は配列番号568、583、588、598、603、608、613、618、623、633、643、653、663、673、683、693、703、713、723、733、743、753、768、778、788、798、808、818、828、848、858、868および878のうちのいずれかであり、ならびに
VD2は抗IL−17抗体のVL領域のアミノ酸配列を含み、前記アミノ酸配列は配列番号570、585、590、600、605、610、615、620、625、635、645、655、665、675、685、695、705、715、725、735、745、755、770、780、790、800、810、820、830、850、860、870および880のうちのいずれかである、
結合タンパク質。
【請求項137】
VD1およびVD2軽鎖可変ドメインが、配列番号567、582、587、597、602、607、612、617、622、632、642、652、662、672、682、692、702、712、722、732、742、752、762、777、787、797、807、817、827、847、857、867および877のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項136に記載の結合タンパク質。
【請求項138】
nが0である、請求項134または136に記載の結合タンパク質。
【請求項139】
第一および第二のポリペプチド鎖を含む結合タンパク質であって、前記第一のポリペプチド鎖は第一のVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n
(VD1は第一の重鎖可変ドメインであり、
VD2は第二の重鎖可変ドメインであり、
Cは重鎖定常ドメインであり、
X1はリンカーであり(但し、CH1ではない。)、
X2はFc領域である。)を含み、
前記第二のポリペプチド鎖は第二のVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n
(VD1は第一の軽鎖可変ドメインであり、
VD2は第二の軽鎖可変ドメインであり、
Cは軽鎖定常ドメインであり、
X1はリンカーであり(但し、CH1ではない。)、
X2はFc領域を含まず、
nは0または1である。)を含み、
ヒトIL−17AおよびTNF−αに結合することが可能であり、
前記VD1およびVD2重鎖可変ドメインが、配列番号562、572、577、592、627、637、647、657、667、677、687、697、707、717、727、737、747、757、762、772、782、792、802、812、822、832、842、852、862、872および882のいずれかのアミノ酸配列を含み、
前記VD1およびVD2軽鎖可変ドメインが、配列番号567、582、587、597、602、607、612、617、622、632、642、652、662、672、682、692、702、712、722、732、742、752、767、777、787、797、807、817、827、847、857、867および877からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、結合タンパク質。
【請求項140】
X1またはX2が、配列番号888−918からなる群から選択されるアミノ酸配列である、請求項134、136または139に記載の結合タンパク質。
【請求項141】
結合タンパク質が2つの第一のポリペプチド鎖および2つの第二のポリペプチド鎖を含む、請求項139に記載の結合タンパク質。
【請求項142】
Fc領域が、固有配列のFc領域およびバリアント配列のFc領域からなる群から選択される、請求項134、136または139に記載の結合タンパク質。
【請求項143】
Fc領域が、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA、IgM、IgEおよびIgDから得られるFc領域からなる群から選択される、請求項142に記載の結合タンパク質。
【請求項144】
前記第一のポリペプチド鎖のVD1および前記第二のポリペプチド鎖のVD1が、それぞれ同じ第一および第二の親抗体またはその抗原結合部分から得られる、請求項134、136または139に記載の結合タンパク質。
【請求項145】
前記抗TNF−α抗体が、前記抗IL−17抗体がヒトIL−17に結合する効力とは異なる効力でTNF−αに結合する、請求項134から144のうちのいずれか一項に記載の結合タンパク質。
【請求項146】
前記抗TNF−α抗体が、前記抗IL−17抗体がヒトIL−17に結合する親和性とは異なる親和性でTNF−αに結合する、請求項134から144のうちのいずれか一項に記載の結合タンパク質。
【請求項147】
前記抗TNF−α抗体および前記抗IL−17抗体が、ヒト抗体、CDR移植された抗体およびヒト化抗体からなる群から選択される、請求項134から144のうちのいずれか一項に記載の結合タンパク質。
【請求項148】
前記結合タンパク質が、前記抗TNF−α抗体または前記抗IL−17抗体により示される少なくとも1つの所望の特性を有する、請求項134、136または139に記載の結合タンパク質。
【請求項149】
前記所望の特性が、1つ以上の抗体パラメーターから選択される、請求項148に記載の結合タンパク質。
【請求項150】
前記抗体パラメーターが、抗原特異性、抗原に対する親和性、効力、生物学的機能、エピトープ認識、安定性、可溶性、生産効率、免疫原性、薬物動態、生物学的利用率、組織交差反応性およびオルソロガス抗原結合性からなる群から選択される、請求項149に記載の結合タンパク質。
【請求項151】
4つのポリペプチド鎖を含む2つの抗原に結合することが可能な結合タンパク質であって、2つのポリペプチド鎖はVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n
(VD1は第一の重鎖可変ドメインであり、
VD2は第二の重鎖可変ドメインであり、
Cは重鎖定常ドメインであり、
X1はリンカーであり(但し、CH1ではない。)、
X2はFc領域である。)を含み、
2つのポリペプチド鎖はVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n
(VD1は第一の軽鎖可変ドメインであり、
VD2は第二の軽鎖可変ドメインであり、
Cは軽鎖定常ドメインであり、
X1はリンカーであり(但し、CH1ではない。)、
X2はFc領域を含まず、
nは0または1である。)を含み、
VD1およびVD2重鎖可変ドメインは、配列番号562、572、577、592、627、637、647、657、667、677、687、697、707、717、727、737、747、757、762、772、782、792、802、812、822、832、842、852、862、872および882のいずれかのアミノ酸配列を含み、
VD1およびVD2軽鎖可変ドメインは、配列番号567、582、587、597、602、607、612、617、622、632、642、652、662、672、682、692、702、712、722、732、742、752、767、777、787、797、807、817、827、847、857、867および877からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、結合タンパク質。
【請求項152】
表面プラズモン共鳴によって測定された場合に、少なくとも約10−1−1;少なくとも約10−1−1;少なくとも約10−1−1;少なくとも約10−1−1;および少なくとも約10−1−1からなる群から選択される、前記1つ以上の標的への結合速度定数(Kon)を有する、請求項134、136、139または151に記載の結合タンパク質。
【請求項153】
表面プラズモン共鳴によって測定された場合に、最大約10−3−1;最大約10−4−1;最大約10−5−1;および最大約10−6−1からなる群から選択される、前記1つ以上の標的への解離速度定数(Koff)を有する、請求項134、136、139または151に記載の結合タンパク質。
【請求項154】
最大約10−7M;最大約10−8M;最大約10−9M;最大約10−10M;最大約10−11M;最大約10−12Mおよび最大10−13Mからなる群から選択される、前記1つ以上の標的への解離定数(K)を有する、請求項134、136、139または151に記載の結合タンパク質。
【請求項155】
請求項134、136、139または151のいずれか一項に記載の結合タンパク質を含む結合タンパク質連結体であって、免疫接着分子、造影剤、治療剤および細胞毒性剤からなる群から選択される作用物質をさらに含む、結合タンパク質連結体。
【請求項156】
前記作用物質が、放射性標識、酵素、蛍光標識、発光標識、生物発光標識、磁気標識およびビオチンからなる群から選択される造影剤である、請求項155に記載の結合タンパク質連結体。
【請求項157】
前記造影剤が、H、14C、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I、177Lu、166Hoおよび153Smからなる群から選択される放射性標識である、請求項156に記載の結合タンパク質連結体。
【請求項158】
前記作用物質が、代謝抑制剤、アルキル化剤、抗生物質、増殖因子、サイトカイン、抗血管新生剤、抗有糸分裂剤、アントラサイクリン、トキシンおよびアポトーシス剤からなる群から選択される治療剤または細胞毒性剤である、請求項156に記載の結合タンパク質連結体。
【請求項159】
結晶化された結合タンパク質である、請求項134、136、139または151に記載の結合タンパク質。
【請求項160】
前記結晶が担体を含まない医薬徐放結晶である、請求項159に記載の結合タンパク質。
【請求項161】
請求項159に記載の結合タンパク質であって、前記結合タンパク質が、インビボにおいて、前記結合タンパク質の可溶性対応物より長い半減期を有する、結合タンパク質。
【請求項162】
生物学的活性を保持している、請求項159に記載の結合タンパク質。
【請求項163】
請求項134、136、139または151のいずれか一項に記載の結合タンパク質アミノ酸配列をコードする単離された核酸。
【請求項164】
請求項163に記載の単離された核酸を含むベクター。
【請求項165】
pcDNA、pTT、pTT3、pEFBOS、pBV、pJV、pcDNA3.1TOPO、pEF6TOPOおよびpBJからなる群から選択される、請求項164に記載のベクター。
【請求項166】
請求項164に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項167】
原核細胞である、請求項166に記載の宿主細胞。
【請求項168】
E.コリ(E.coli)である、請求項167に記載の宿主細胞。
【請求項169】
真核細胞である、請求項166に記載の宿主細胞。
【請求項170】
前記真核細胞が、原生生物細胞、動物細胞、植物細胞および真菌細胞からなる群から選択される、請求項166に記載の宿主細胞。
【請求項171】
前記真核細胞が、哺乳動物細胞、鳥類細胞および昆虫細胞からなる群から選択される動物細胞である、請求項169に記載の宿主細胞。
【請求項172】
CHO細胞である、請求項171に記載の宿主細胞。
【請求項173】
COSである、請求項171に記載の宿主細胞。
【請求項174】
酵母細胞である、請求項166に記載の宿主細胞。
【請求項175】
前記酵母細胞がサッカロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevisiae)である、請求項174に記載の宿主細胞。
【請求項176】
昆虫Sf9細胞である、請求項171に記載の宿主細胞。
【請求項177】
結合タンパク質を産生するのに十分な条件下で、請求項166から176のいずれか一項に記載の宿主細胞を培地中において培養することを含む、結合タンパク質を生産する方法。
【請求項178】
生産された結合タンパク質の50%−75%が、二重特異的四価結合タンパク質である、請求項177に記載の方法。
【請求項179】
生産された結合タンパク質の75%−90%が、二重特異的四価結合タンパク質である、請求項177に記載の方法。
【請求項180】
生産された結合タンパク質の90%−95%が、二重特異的四価結合タンパク質である、請求項177に記載の方法。
【請求項181】
請求項177の方法に従って生産されたタンパク質。
【請求項182】
請求項134から162および181のいずれか一項の結合タンパク質および医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項183】
少なくとも1つの追加の治療剤をさらに含む、請求項182の医薬組成物。
【請求項184】
前記追加の治療剤が、治療剤、造影剤、細胞毒性剤、血管新生阻害剤;キナーゼ阻害剤;共刺激分子遮断剤;接着分子遮断剤;抗サイトカイン抗体またはその機能的断片;メトトレキサート;シクロスポリン;ラパマイシン;FK506;検出可能な標識またはレポーター;TNFアンタゴニスト;抗リウマチ薬;筋肉弛緩剤、麻酔薬、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)、鎮痛剤、麻酔、鎮静剤、局所麻酔、神経筋肉遮断剤、抗微生物剤、抗乾癬剤、コルチコステロイド、アナボリックステロイド、エリスロポエチン、免疫化、イムノグロブリン、免疫抑制剤、成長ホルモン、ホルモン補充療法薬、放射性医薬、抗うつ剤、抗精神病薬、刺激物質、喘息薬、βアゴニスト、吸入用ステロイド、エピネフリンまたは類似体、サイトカインおよびサイトカインアンタゴニストからなる群から選択される、請求項183の医薬組成物。
【請求項185】
治療が達成されるように、請求項134から162および181のいずれか一項の結合タンパク質を対象に投与することによって、対象の疾病または疾患を治療する方法。
【請求項186】
前記疾患が、関節リウマチ、骨関節炎、若年性慢性関節炎、化膿性関節炎、ライム関節炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎、脊椎関節症、全身性紅斑性狼瘡、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、インシュリン依存性糖尿病、甲状腺炎、喘息、アレルギー性疾患、乾癬、皮膚炎、強皮症、移植片対宿主病、臓器移植拒絶、臓器移植に関連する急性または慢性免疫疾患、サルコイドーシス、アテローム性動脈硬化症、播種性血管内凝固、川崎病、バセドウ病、ネフローゼ症候群、慢性疲労症候群、ウェゲナー肉芽腫症、ヘノッホ・シェーライン紫斑症、腎臓の顕微鏡的血管炎、慢性活動性肝炎、ブドウ膜炎、敗血症性ショック、毒素性ショック症候群、敗血症症候群、悪液質、感染性疾患、寄生性疾患、後天性免疫不全症候群、急性横断性脊髄炎、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、アルツハイマー病、発作、原発性胆汁性肝硬変、溶血性貧血、悪性腫瘍、心不全、心筋梗塞、アジソン病、孤発性の、多内分泌腺機能低下症候群I型および多内分泌腺機能低下症候群II型、シュミット症候群、成人(急性)呼吸促迫症候群、脱毛症、円形脱毛症、血清反応陰性関節炎、関節炎、ライター病、乾癬性関節炎、潰瘍性大腸性関節炎、腸疾患性滑膜炎、クラミジア、エルシニアおよびサルモネラ関連関節炎、脊椎関節症、アテローム性疾患/アテローム性動脈硬化症、アトピー性アレルギー、自己免疫性水疱性疾患、尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、類天疱瘡、線状IgA病、自己免疫性溶血性貧血、クームス陽性溶血性貧血、後天性悪性貧血、若年性悪性貧血、筋痛性脳脊髄炎/ロイヤルフリー病、慢性粘膜皮膚カンジダ症、巨細胞性動脈炎、原発性硬化性肝炎、突発性自己免疫性肝炎、後天性免疫不全症候群、後天性免疫不全関連疾患、B型肝炎、C型肝炎、分類不能型免疫不全症(分類不能型原発性低γグロブリン血症)、拡張型心筋症、女性不妊症、卵巣機能不全、早期卵巣機能不全、繊維性肺疾患、突発性間質性肺炎、炎症後間質性肺疾患、間質性肺炎、結合組織疾患関連間質性肺疾患、混合性結合組織疾患関連肺疾患、全身性硬化症関連間質性肺疾患、関節リウマチ関連間質性肺疾患、全身性紅斑性狼瘡関連肺疾患、皮膚筋炎/多発性筋炎関連肺疾患、シェーグレン病関連肺疾患、強直性脊椎炎関連肺疾患、血管炎性びまん性肺疾患(vasculitic diffuse lung disease)、ヘモシデローシス関連肺疾患、薬物によって誘導された間質性肺疾患、繊維症、放射性繊維症、閉塞性細気管支炎、慢性好酸球性肺炎、リンパ球浸潤性肺疾患、感染後間質性肺疾患、通風関節炎、自己免疫性肝炎、1型自己免疫性肝炎(古典的自己免疫性またはルポイド肝炎)、2型自己免疫性肝炎(抗LKM抗体肝炎)、自己免疫媒介性低血糖症、黒色表皮腫を伴うB型インシュリン抵抗性、副甲状腺機能低下症、臓器移植に関連する急性免疫疾患、臓器移植に関連する慢性免疫疾患、変形性関節症、原発性硬化性胆管炎、1型乾癬、2型乾癬、特発性白血球減少症、自己免疫性好中球減少症、腎臓病NOS、糸球体腎炎、腎臓の顕微鏡的血管炎、ライム病、円板状紅斑性狼瘡、男性不妊症特発性またはNOS、精子自己免疫、多発性硬化症(すべてのサブタイプ)、交感性眼炎、結合組織疾患に続発する肺高血圧症、グッドパスチャー症候群、結節性多発動脈炎の肺症状、急性リウマチ熱、リウマチ性脊椎炎、スチル病、全身性硬化症、シェーグレン症候群、高安病/動脈炎、自己免疫性血小板減少症、特発性血小板減少症、自己免疫性甲状腺疾患、甲状腺機能亢進症、甲状腺腫自己免疫性甲状腺機能低下症(橋本病)、萎縮性自己免疫性甲状腺機能低下症、原発性粘液水腫(primary myxoedema)、水晶体起因性ブドウ膜炎、原発性血管炎、白斑急性肝疾患、慢性肝疾患、アルコール性肝硬変、アルコール誘発性肝障害、胆汁うっ滞(choleosatatis)、特異体質性肝疾患、薬物誘発性肝炎、非アルコール性脂肪性肝炎、アレルギーおよび喘息、B群連鎖球菌(GBS)感染、精神障害(例えば、うつ病および統合失調症)、Th2型およびTh1型によって媒介される疾病、急性および慢性疼痛(疼痛の様々な形態)、ならびに、肺癌、乳癌、胃癌、膀胱癌、大腸癌、膵臓癌、卵巣癌、前立腺癌および腎臓癌および造血性悪性病変(白血病およびリンパ腫)などの癌、無βリポタンパク質血症、先端チアノーゼ、急性および慢性寄生性または感染性プロセス、急性白血病、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性または慢性細菌感染、急性膵炎、急性腎不全、腺癌、心房(aerial)異所性拍動、AIDS認知症複合、アルコール誘発性肝炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性接触性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、同種移植拒絶、α−1−アンチトリプシン欠乏症、筋萎縮性側索硬化症、貧血、狭心症、前角細胞変性、抗CD3治療、抗リン脂質症候群、抗受容体過敏症反応(anti−receptor hypersensitivity reactions)、大動脈(aordic)および動脈瘤、大動脈解離、動脈性高血圧、動脈硬化症、動静脈痩、運動失調、心房細動(持続的または発作性)、心房粗動、房室ブロック、B細胞リンパ腫、骨移植拒絶、骨髄移植(BMT)拒絶、脚ブロック、バーキットリンパ腫、火傷、心不整脈、心機能不全症候群(cardiac stun syndrome)、心臓腫瘍、心筋症、心肺バイパス炎症反応、軟骨移植拒絶、小脳皮質変性、小脳疾患、無秩序なまたは多巣性心房頻脈、化学療法関連疾患、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性アルコール症、慢性炎症性病変、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性サリチル酸中毒、結腸直腸癌、うっ血性心不全、結膜炎、接触性皮膚炎、肺性心、冠動脈疾患、クロイツフェルト−ヤコブ病、培養陰性敗血症、嚢胞性繊維症、サイトカイン療法関連疾患、ボクサー脳、脱髄性疾患、デング出血熱、皮膚炎、皮膚科学的症状、糖尿病、真性糖尿病、糖尿病性動脈硬化疾患、瀰漫性レビー小体病、拡張型うっ血性心筋症、大脳基底核の疾患、中年のダウン症候群、中枢神経ドーパミン受容体を遮断する薬物によって誘発された薬物誘発性運動疾患、薬物感受性、湿疹、脳脊髄炎、心内膜炎、内分泌疾患、喉頭蓋炎、エプスタイン−バーウイルス感染、紅痛症、垂体外路および小脳疾患、家族性血球貪食性リンパ組織球症(familial hematophagocytic lymphohistiocytosis)、致死的胸腺移植組織拒絶、フリードライヒ失調症、機能的末梢動脈疾患、真菌性敗血症、ガス壊疸、胃潰瘍、糸球体腎炎、いずれかの臓器または組織の移植片拒絶、グラム陰性敗血症、グラム陽性敗血症、細胞内生物に起因する肉芽腫、有毛細胞白血病、ハラーホルデン・スパッツ病、橋本甲状腺炎、枯草熱、心臓移植拒絶、血色素症、血液透析、溶血性尿毒症症候群/血栓溶解血小板減少紫斑病、出血、肝炎(A型)、ヒス束不整脈、HIV感染/HIV神経障害、ホジキン病、運動過剰疾患、過敏症反応、過敏性肺炎、高血圧、運動低下疾患、視床下部−下垂体−副腎皮質系評価、特発性アジソン病、特発性肺繊維症、抗体媒介性細胞毒性、無力症、乳児脊髄性筋萎縮症、大動脈の炎症、A型インフルエンザ、電離放射線曝露、虹彩毛様体炎/ブドウ膜炎/視神経炎、虚血再灌流障害、虚血性発作、若年性関節リウマチ、若年性脊髄性筋萎縮症、カポジ肉腫、腎移植拒絶、レジオネラ、リーシュマニア症、ハンセン病、皮質脊髄系の病変、脂肪血症(lipedema)、肝臓移植拒絶、リンパ浮腫(lymphederma)、マラリア、悪性リンパ腫、悪性組織球増殖症、悪性黒色腫、髄膜炎、髄膜炎菌血症(meningococcemia)、代謝性/特発性、偏頭痛、ミトコンドリア多系疾患(mitochondrial multi.system disorder)、混合性結合組織病、モノクローナル高ガンマグロブリン血症、多発性骨髄腫、多系統変性(メンセル・デジェリーヌ−トーマス・シャイ−ドレーガーおよびマシャド−ジョセフ)、重症筋無力症、マイコバクテリウム・アビウム・イントラセルラーレ、マイコバクテリウム・チュバキュロシス、骨髄形成異常、心筋梗塞、真菌虚血疾患、上咽頭癌、新生児慢性肺疾患、腎炎、ネフローゼ、神経変性疾患、神経原性I筋萎縮、好中球減少性発熱、非ホジキンリンパ腫、腹部大動脈およびその分枝の閉塞、閉塞性動脈疾患、OKT3(登録商標)療法、精巣炎/精巣上体炎、精巣炎/精管復元術処置、臓器肥大、骨粗鬆症、膵臓移植拒絶、膵癌、腫瘍随伴性症候群/悪性腫瘍の高カルシウム血症、副甲状腺移植拒絶、骨盤内炎症性疾患、通年性鼻炎、心膜疾患、末梢アテローム硬化性疾患、末梢血管疾患、腹膜炎、悪性貧血、ニューモシスチス・カリニ肺炎、肺炎、POEMS症候群(多発神経炎、臓器肥大、内分泌疾患、単クローン性γグロブリン血症および皮膚変化症候群(skin changes syndrome))、灌流後症候群(post perfusion syndrome)、ポンプ後症候群(post pump syndrome)、心筋梗塞後開心術症候群、子癇前症、進行性核上性麻痺、原発性肺高血圧、放射線療法、レイノー現象および病、レイノー病、レフサム病、規則的なQRS幅の狭い頻脈症(regular narrow QRS tachycardia)、腎血管性高血圧、再灌流障害、拘束型心筋症、肉腫、強皮症、老年性舞踏病、レビー小体型の老年性認知症、血清反応陰性関節炎、ショック、鎌形赤血球貧血症、皮膚同種異系移植拒絶、皮膚変化症候群、小腸移植拒絶、固形腫瘍、固有不整脈(specific arrythmias)、脊髄性運動失調、脊髄小脳変性、連鎖球菌性筋炎、小脳の構造的病変、亜急性硬化性全脳炎、湿疹、心血管系の梅毒、全身性アナフィラキシー、全身性炎症反応症候群、全身性発症若年性関節リウマチ、T細胞またはFABALL、毛細血管拡張症、閉塞性血栓血管炎、血小板減少症、毒性、移植、外傷/出血、III型過敏症反応、IV型過敏症、不安定狭心症、尿毒症、尿路性敗血症、じんましん、心臓弁膜症、静脈瘤、血管炎、静脈疾患、静脈血栓症、心室細動、ウイルスおよび真菌感染、ウイルス性脳炎(vital encephalitis)/無菌性髄膜炎、ウイルス関連血球貪食症候群、ウェルニッケ−コルサコフ症候群、ウィルソン病、いずれかの臓器または組織の異種移植拒絶、急性冠症候群、急性特発性多発性神経炎、急性炎症性脱髄性多発神経根神経障害、急性虚血、成人スチル病、円形脱毛症、アナフィラキシー、抗リン脂質抗体症候群、再生不良性貧血、アテローム性動脈硬化症、アトピー性湿疹、アトピー性皮膚炎、自己免疫性皮膚炎、連鎖球菌感染に伴う自己免疫異常、自己免疫性腸症、自己免疫性難聴、自己免疫性リンパ増殖症候群(ALPS)、自己免疫性心筋炎、自己免疫性早期卵巣不全、眼瞼炎、気管支拡張症、水疱性類天疱瘡、心血管疾患、劇症型抗リン脂質症候群、セリアック病、頚部脊椎症、慢性虚血、瘢痕性類天疱瘡、多発性硬化症のリスクを有する臨床的孤発症候群(cis)、結膜炎、小児発症精神障害、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、涙嚢炎、皮膚筋炎、糖尿病性網膜症、真性糖尿病、椎間板ヘルニア、椎間板脱出、薬物誘発免疫性溶血性貧血、心内膜炎、子宮内膜症、眼内炎、上強膜炎、多形性紅斑、重症型多形性紅斑、妊娠性類天疱瘡、ギラン・バレー症候群(GBS)、枯草熱、ヒューズ症候群、特発性パーキンソン病、特発性間質性肺炎、IgE媒介性アレルギー、免疫性溶血性貧血、封入体筋炎、感染性眼炎症疾患、炎症性脱髄疾患、炎症性心疾患、炎症性腎疾患、IPF/UIP、虹彩炎、角膜炎、乾性角結膜炎(keratojunctivitis sicca)、クスマウル病またはクスマウル−マイヤー病、ランドリー麻痺、ランゲルハンス細胞性組織球症、網状皮斑、黄斑変性、顕微鏡的多発性血管炎、モルブス・ベヒテレフ(morbus bechterev)、運動ニューロン疾患、粘膜性類天疱瘡、多臓器不全、重症筋無力症、骨髄異形成症候群、心筋炎、神経根障害、神経障害、非A非B型肝炎、視神経炎、骨溶解、卵巣癌、小関節性JRA、
末梢動脈閉塞疾患(PAOD)、末梢血管疾患(PVD)、末梢動脈疾患(PAD)、静脈炎、結節性多発性動脈炎(または結節性動脈周囲炎)、多発性軟骨炎、リウマチ性多発性筋痛、白毛症、多関節性JRA、多内分泌欠損症候群、多発性筋炎、リウマチ性多発性筋痛(PMR)、ポンプ後症候群、原発性パーキンソニズム、前立腺癌および直腸癌および造血性悪性病変(白血病およびリンパ腫)、前立腺炎、赤芽球癆、原発性副腎不全、再発性視神経脊髄炎、再狭窄、リウマチ性心疾患、sapho(滑膜炎、アクネ、膿疱症、骨過形成および骨髄炎)、強皮症、続発性アミロイドーシス、ショック肺、強膜炎、坐骨神経痛、二次性副腎不全、シリコーン関連結合組織病、スネドン−ウィルキンソン皮膚症、強直性脊椎炎、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)、全身性炎症反応症候群、側頭動脈炎、トキソプラスマ性網膜炎、中毒性表皮剥離症、横断性脊髄炎、TRAPS(腫瘍壊死因子受容体)、1型アレルギー反応、II型糖尿病、じんましん、通常型間質性肺炎(UIP)、血管炎、春季結膜炎、ウイルス性網膜炎、フォークト・小柳・原田症候群(VKH症候群)、滲出型黄斑変性、創傷治癒、エルシニアおよびサルモネラ関連関節症を含む群から選択される、請求項185に記載の方法。
【請求項187】
対象への前記投与が、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹腔内、嚢内、軟骨内、腔内(intracavity)、腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頸管内、胃内、肝臓内、心筋内、骨内、骨盤内、心臓周囲内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、肺内、結腸内、腎臓内、網膜内、脊髄内、滑膜内、胸腔内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、口内、舌下、鼻内および経皮から選択される少なくとも1つの様式による、請求項186に記載の方法。
【請求項188】
2つの抗原に結合することが可能なDVD−Ig結合タンパク質を生成する方法であって、
TNF−αおよびヒトIL−17に結合することが可能なDVD−Ig結合タンパク質が生成されるように、
a)TNF−αに結合することが可能な第一の親抗体またはその抗原結合部分を得る工程、
b)ヒトIL−17に結合することが可能な第二の親抗体またはその抗原結合部分を得る工程、
c)VD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n
(VD1は前記第一の親抗体またはその抗原結合部分から得られた第一の重鎖可変ドメインであり、
VD2は前記第二の親抗体またはその抗原結合部分から得られた第二の重鎖可変ドメインであり、
Cは重鎖定常ドメインであり、
X1はリンカーであり(但し、CH1ではない。)、
X2はFc領域であり、
nは0または1である。)を含む第一および第三のポリペプチド鎖を構築する工程、
d)VD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n
(VD1は前記第一の親抗体またはその抗原結合部分から得られた第一の軽鎖可変ドメインであり、
VD2は前記第二の親抗体またはその抗原結合部分から得られた第二の軽鎖可変ドメインであり、
Cは軽鎖定常ドメインであり、
X1はリンカーであり(但し、CH1ではない。)、
X2はFc領域を含まず、
nは0または1である。)を含む第二および第四のポリペプチド鎖を構築する工程ならびに
e)前記第一、第二、第三および第四のポリペプチド鎖を発現させる工程
を含み、結合タンパク質は、TNF−αおよびヒトIL−17に結合することが可能であり、
VD1およびVD2重鎖可変ドメインが、配列番号562、572、577、592、627、637、647、657、667、677、687、697、707、717、727、737、747、757、762、772、782、792、802、812、822、832、842、852、862、872および882からなる群から選択されるアミノ酸配列を含み、
VD1およびVD2軽鎖可変ドメインが、配列番号567、582、587、597、602、607、612、617、622、632、642、652、662、672、682、692、702、712、722、732、742、752、767、777、787、797、807、817、827、847、857、867および877からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、方法。
【請求項189】
前記第一の親抗体またはその抗原結合部分および前記第二の親抗体またはその抗原結合部分が、ヒト抗体、CDR移植された抗体およびヒト化抗体からなる群から選択される、請求項188の方法。
【請求項190】
前記第一の親抗体またはその抗原結合部分および前記第二の親抗体またはその抗原結合部分が、Fab断片、F(ab’)断片、ヒンジ領域でジスルフィド架橋により連結される2つのFab断片を含む二価断片;VHおよびCH1ドメインからなるFd断片;抗体の単一アームのVLおよびVHドメインからなるFv断片;dAb断片、単離された相補性決定領域(CDR)、一本鎖抗体ならびにダイアボディからなる群から選択される、請求項188の方法。
【請求項191】
前記第一の親抗体またはその抗原結合部分が、DVD−Ig結合タンパク質により示される少なくとも1つの所望の特性を有する、請求項188の方法。
【請求項192】
前記第二の親抗体またはその抗原結合部分が、DVD−Ig結合タンパク質により示される少なくとも1つの所望の特性を有する、請求項188の方法。
【請求項193】
Fc領域が、天然の配列Fc領域およびバリアント配列Fc領域からなる群から選択される、請求項188の方法。
【請求項194】
Fc領域が、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA、IgM、IgEおよびIgD由来のFc領域からなる群から選択される、請求項193の方法。
【請求項195】
前記所望の特性が1つ以上の抗体パラメーターから選択される、請求項191の方法。
【請求項196】
前記所望の特性が1つ以上の抗体パラメーターから選択される、請求項192の方法。
【請求項197】
前記抗体パラメーターが、抗原特異性、抗原に対する親和性、効力、生物学的機能、エピトープ認識、安定性、可溶性、生産効率、免疫原性、薬物動態、生物学的利用率、組織交差反応性およびオルソロガス抗原結合からなる群から選択される、請求項195の方法。
【請求項198】
前記抗体パラメーターが、抗原特異性、抗原に対する親和性、効力、生物学的機能、エピトープ認識、安定性、可溶性、生産効率、免疫原性、薬物動態、生物学的利用率、組織交差反応性およびオルソロガス抗原結合からなる群から選択される、請求項196の方法。
【請求項199】
前記第一の親抗体またはその抗原結合部分が、前記第二の親抗体またはその抗原結合部分が前記第二の抗原に結合する親和性とは異なる親和性で前記第一の抗原に結合する、請求項188の方法。
【請求項200】
前記第一の親抗体またはその抗原結合部分が、前記第二の親抗体またはその抗原結合部分が前記第二の抗原に結合する効力とは異なる効力で前記第一の抗原に結合する、請求項188の方法。
【請求項201】
所望の特性を有する、TNF−αおよびヒトIL−17に結合することができるDVD−Ig結合タンパク質を作製するための方法であって、
a)TNF−αに結合することができ、二重可変ドメイン免疫グロブリンにより示される少なくとも1つの所望の特性を有する第一の親抗体またはその抗原結合部分を得る工程;
b)ヒトIL−17に結合することができ、二重可変ドメイン免疫グロブリンにより示される少なくとも1つの所望の特性を有する第二の親抗体またはその抗原結合部分を得る工程;
c)VD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n
(VD1は前記第一の親抗体またはその抗原結合部分から得られる第一の重鎖可変ドメインであり;
VD2は前記第二の親抗体またはその抗原結合部分から得られる第二の重鎖可変ドメインであり;
Cは重鎖定常ドメインであり;
X1はリンカーであり(但し、X1はCH1ではない。);
X2はFc領域であり;
nは0または1である。)を含む第一および第三のポリペプチド鎖を構築する工程;
d)VD1−(X1)n−VD2−C−(X2)n
(VD1は前記第一の親抗体またはその抗原結合部分から得られる第一の軽鎖可変ドメインであり;
VD2は前記第二の親抗体またはその抗原結合部分から得られる第二の軽鎖可変ドメインであり;
Cは軽鎖定常ドメインであり;
X1はリンカーであり(但し、X1はCH1ではない。);
X2はFc領域を含まず;
nは0または1である。)を含む第二および第四のポリペプチド鎖を構築する工程;および
e)所望の特性を有する、前記TNF−αおよびヒトIL−17に結合することができるDVD−Ig結合が作製されるように前記第一、第二、第三および第四のポリペプチド鎖を発現させる工程;
を含み、
VD1およびVD2重鎖可変ドメインは、配列番号562、572、577、592、627、637、647、657、667、677、687、697、707、717、727、737、747、757、762、772、782、792、802、812、822、832、842、852、862、872および882からなる群から選択されるアミノ酸配列を含み;
前記VD1およびVD2軽鎖可変ドメインは、配列番号567、582、587、597、602、607、612、617、622、632、642、652、662、672、682、692、702、712、722、732、742、752、767、777、787、797、807、817、827、847、857、867および877からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、
方法。

【公表番号】特表2012−519708(P2012−519708A)
【公表日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−553150(P2011−553150)
【出願日】平成22年3月5日(2010.3.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/026424
【国際公開番号】WO2010/102251
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】