RNA干渉を用いる合成致死スクリーニング
本発明は、ある薬剤、例えばある薬物の効果と相互作用する、例えばモジュレートするある細胞型の細胞の1以上の遺伝子を同定する方法を提供する。例えば、同定された遺伝子は、ある薬物に対する耐性または感受性を与える、すなわち、薬物の効果を低減または増強することができる。本発明はまた、キネシン様運動タンパク質をコードするKSPと合成致死相互作用を示す遺伝子としてSTK6およびTPX2を提供するとともに、STK6もしくはTPX2遺伝子の発現および/またはSTK6もしくはTPX2遺伝子産物の活性をモジュレートすることにより疾患、例えば、癌を治療する方法および組成物を提供する。本発明はまた、DNA損傷に対する細胞応答に関わる遺伝子、ならびにそれらの治療上の用途を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
その産物がある細胞型の細胞に対するある薬剤の効果をモジュレートする遺伝子を同定する方法であって、(a)多数の1以上の前記細胞型の細胞のグループを前記薬剤と接触させるステップであって、それぞれの前記1以上の細胞のグループは多数の異なる小干渉RNA(siRNA)のなかからの1以上の異なるsiRNAを含み、前記1以上の異なるsiRNAは同じ遺伝子を標的とし、そして前記多数の異なるsiRNAは前記細胞型の細胞においてそれぞれ異なる遺伝子を標的とするsiRNAを含むステップ;(b)それぞれの前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果を、前記異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;ならびに(c)ある遺伝子を、もし前記遺伝子を標的とする前記1以上の異なるsiRNAを含む前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果が、前記異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、その産物が前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果をモジュレートする遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項2】
多数のsiRNAの1以上を含むそれぞれの細胞のグループを、接触ステップの前に1以上のsiRNAを用いるトランスフェクションによって取得する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
その産物がある細胞型の細胞に対するある薬剤の効果をモジュレートする遺伝子を同定する方法であって、(a)多数の1以上の前記細胞型の細胞のグループのそれぞれを多数の異なる小干渉RNA(siRNA)のなかからの1以上の異なるsiRNAを含む組成物を用いてトランスフェクトするステップであって、前記1以上の異なるsiRNAは同じ遺伝子を標的とし、そして前記多数の異なるsiRNAは前記細胞型の細胞においてそれぞれ異なる遺伝子を標的とするsiRNAを含むステップ;(b)前記多数の1以上の細胞のグループのそれぞれを前記薬剤と接触させるステップ;(c)それぞれの前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果を、前記異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを用いてトランスフェクトされてない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;ならびに(d)ある遺伝子を、もし前記遺伝子を標的とする前記1以上の異なるsiRNAを含む前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果が、前記異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、その産物が前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果をモジュレートする遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項4】
siRNAを含む1以上の細胞のグループに対する薬剤の効果を、異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して増強する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
siRNAを含む1以上の細胞のグループに対する薬剤の効果を、異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して低減する請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
薬剤が、多数のsiRNAにより標的とされた異なる遺伝子のいずれか以外の遺伝子、またはそのコードされたタンパク質に対して作用する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
多数のsiRNAは、異なる遺伝子の少なくとも1つを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも1つの遺伝子を標的とする1以上の異なるsiRNAは、2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
多数のsiRNAは、異なる遺伝子の少なくとも2つの異なる遺伝子のそれぞれを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも2つの異なる遺伝子のそれぞれを標的とする1以上の異なるsiRNAは、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
多数のsiRNAは、異なる遺伝子のそれぞれを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
異なる遺伝子のそれぞれを標的とする1以上の異なるsiRNAは、2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
細胞型は癌細胞型である、請求項5に記載の方法。
【請求項14】
細胞型は癌細胞型であり、そして効果は増殖抑制効果である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
薬剤はKSPインヒビターである、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
多数の異なる遺伝子は少なくともN種類の異なる遺伝子を含み、ここでNは5、10、100、1,000、および5,000からなる群から選択される、請求項7〜15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
異なる遺伝子は異なる内在性遺伝子である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
ある細胞型の細胞において一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子を同定する方法であって、(a)多数の1以上の前記細胞型の細胞のグループをある薬剤と接触させるステップであって、前記薬剤は前記一次標的遺伝子の発現および/または前記一次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートし、それぞれの前記細胞のグループは多数の異なるsiRNAのなかの1以上の異なるsiRNAを含み、前記細胞型の細胞において前記1以上の異なるsiRNAは同じ遺伝子を標的とし、そして前記多数の異なるsiRNAはそれぞれ異なる二次遺伝子を標的とするsiRNAを含むステップ;(b)それぞれの前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果を、前記異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;ならびに(c)ある遺伝子を、もし前記遺伝子を標的とする1以上のsiRNAを含む前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果が前記異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、前記細胞型の細胞中の前記一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項19】
多数のsiRNAの1以上を含むそれぞれの細胞のグループを、接触のステップの前に1以上のsiRNAによるトランスフェクションによって取得する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
ある細胞型の細胞において一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子を同定する方法であって、(a)多数の1以上の前記細胞型の細胞のグループのそれぞれを、多数の異なる小干渉RNA(siRNA)のなかからの1以上の異なるsiRNAを含む組成物を用いてトランスフェクトするステップであって、前記細胞型の細胞において前記1以上の異なるsiRNAは同じ遺伝子を標的とし、そして前記多数の異なるsiRNAはそれぞれ異なる遺伝子を標的とするsiRNAを含むステップ;(b) 前記多数の1以上の前記細胞型の細胞のグループを薬剤と接触させるステップであって、前記薬剤は前記一次標的遺伝子の発現および/または前記一次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートするステップ;(c)それぞれの前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果を、前記異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;ならびに(d)ある遺伝子を、もし前記遺伝子を標的とする1以上のsiRNAを含む前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果が、前記異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、前記細胞型の細胞中の前記一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項21】
薬剤は、一次標的遺伝子を標的としてサイレンシングするsiRNAである、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
薬剤は一次標的遺伝子のインヒビターである、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
1以上の細胞のグループに対する薬剤の効果を、異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して増強する、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
1以上の細胞のグループに対する薬剤の効果を、異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して低減する、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
多数のsiRNAは、異なる二次遺伝子の少なくとも1つを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
少なくとも1つの遺伝子を標的とする1以上の異なるsiRNAは2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
多数のsiRNAは、異なる二次遺伝子の少なくとも2つの異なる遺伝子のそれぞれを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項28】
少なくとも2つの異なる遺伝子のそれぞれを標的とする1以上の異なるsiRNAは2、3、4、5、6または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
多数のsiRNAは、異なる二次遺伝子のそれぞれを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
異なる遺伝子のそれぞれを標的とする1以上の異なるsiRNAは2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
一次標的遺伝子はKSPである、請求項32に記載の方法。
【請求項32】
多数の異なる遺伝子は少なくともN種類の異なる遺伝子を含み、ここでNは5、10、100、1,000、および5,000からなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項33】
異なる二次遺伝子は異なる内在性遺伝子である、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項34】
細胞型は癌細胞型である、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
組成物中の1以上のsiRNAの全濃度は、標的遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで最適濃度はさらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項8または26に記載の方法。
【請求項36】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
1以上のsiRNAのそれぞれの濃度はほぼ同じである、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
1以上のsiRNAのそれぞれの濃度は50%未満、20%未満、または10%未満だけお互いに異なる、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
組成物中のいずれのsiRNAも、1以上のsiRNAsの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項35に記載の方法。
【請求項40】
組成物中の少なくとも1つのsiRNAは、1以上のsiRNAsの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項35に記載の方法。
【請求項41】
組成物中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、組成物が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項8または26に記載の方法。
【請求項42】
癌を有する哺乳動物を治療する方法であって、前記哺乳動物にSTK6もしくはTPX2遺伝子の発現および/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の薬剤を投与することを含み、前記哺乳動物に治療上十分な量のKSPインヒビターを投与することを含む療法を前記哺乳動物に施す方法。
【請求項43】
癌を有する哺乳動物を治療する方法であって、前記哺乳動物に、i)STK6もしくはTPX2遺伝子の発現および/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の薬剤、ならびにii)治療上十分な量のKSPインヒビターを投与することを含む方法。
【請求項44】
薬剤は、癌細胞中のSTK6またはTPX2遺伝子の発現を低減する、請求項42または43に記載の方法。
【請求項45】
薬剤は、STK6またはTPX2遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項42または43に記載の方法。
【請求項46】
薬剤は、STK6またはTPX2遺伝子を標的とする2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
薬剤中の異なるsiRNAの全siRNA濃度は、STK6またはTPX2遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度はさらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
異なるsiRNAsのそれぞれの濃度は50%未満、20%未満、または10%未満だけお互いに異なる、請求項47に記載の方法。
【請求項51】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項47に記載の方法。
【請求項52】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAが、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項47に記載の方法。
【請求項53】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項47に記載の方法。
【請求項54】
哺乳動物はヒトであり、ここでsiRNAは配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、および配列番号6に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項55】
癌を有する哺乳動物を治療する方法であって、哺乳動物に、i)STK6もしくはTPX2遺伝子の発現および/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する第1の治療上十分な量の薬剤、ならびにii)KSP遺伝子の発現および/またはKSP遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の第2の薬剤を投与することを含む方法。
【請求項56】
第1の薬剤は、STK6またはTPX2遺伝子を標的とするsiRNAを含み、そして第2の薬剤はKSP遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
第1の薬剤は、STK6またはTPX2遺伝子を標的とする2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
第1の薬剤中の異なるsiRNAの全siRNA濃度は、STK6もしくはTPX2遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
異なるsiRNAsのそれぞれの濃度は50%未満、20%未満、または10%未満だけお互いに異なる、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
第1の薬剤中の少なくとも1つのsiRNAが、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項58に記載の方法。
【請求項64】
第1の薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項58に記載の方法。
【請求項65】
哺乳動物はヒトであり、ここでSTK6遺伝子を標的とするsiRNAは配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、および配列番号6に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項56に記載の方法。
【請求項66】
哺乳動物はヒトであり、TPX2遺伝子を標的とするsiRNAが配列番号1237、配列番号1238、および配列番号1239に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項45または56に記載の方法。
【請求項67】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を評価する方法であって、前記細胞中のSTK6またはTPX2遺伝子の発現レベルを測定することを含み、所定の閾値を越える前記発現レベルは前記細胞が前記KSPインヒビターの増殖抑制効果に耐性があることを示す方法。
【請求項68】
STK6またはTPX2遺伝子の発現レベルは、それぞれSTK6またはTPX2遺伝子中のヌクレオチド配列を含む1以上のポリヌクレオチドプローブを用いてSTK6またはTPX2遺伝子の発現レベルを測定することを含む方法により決定する、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
1以上のポリヌクレオチドプローブはマイクロアレイ上のポリヌクレオチドプローブである、請求項67または68に記載の方法。
【請求項70】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を評価する方法であって、前記細胞中のSTK6またはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の存在量のレベルを測定することを含み、所定の閾値を越える前記タンパク質の存在量の前記レベルは前記細胞が前記KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する耐性があると示すことを含む方法。
【請求項71】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を評価する方法であって、前記細胞中のSTK6またはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性のレベルを測定することを含み、所定の閾値レベルを越える前記活性レベルは前記細胞が前記KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する耐性があることを示す方法。
【請求項72】
細胞がヒト細胞である、請求項70または71に記載の方法。
【請求項73】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節する方法であって、前記細胞を、STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤と接触させることを含む方法。
【請求項74】
哺乳動物におけるKSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節する方法であって、前記哺乳動物に、STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の薬剤を投与することを含む方法。
【請求項75】
細胞の増殖を調節する方法であって、前記細胞をi)STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤;ならびにii) 十分な量のKSPインヒビターと接触させることを含む方法。
【請求項76】
薬剤が細胞におけるSTK6またはTPX2遺伝子の発現を低減する、請求項73、74、または75に記載の方法。
【請求項77】
薬剤がSTK6遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項73、74、または75に記載の方法。
【請求項78】
薬剤が、STK6またはTPX2遺伝子を標的とする2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
薬物中の異なるsiRNAの全siRNA濃度はSTK6またはTPX2遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度はさらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項79に記載の方法。
【請求項82】
異なるsiRNAのそれぞれの濃度はお互いに50%未満、20%未満、または10%未満だけ異なる、請求項79に記載の方法。
【請求項83】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項79に記載の方法。
【請求項84】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAは、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項79に記載の方法。
【請求項85】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満、または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項79に記載の方法。
【請求項86】
細胞がヒト細胞であり、ここでsiRNAは配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、および配列番号6に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項77に記載の方法。
【請求項87】
細胞がヒト細胞であり、ここでsiRNAは配列番号1237、配列番号1238、および配列番号1239に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項77に記載の方法。
【請求項88】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節することができる薬剤であって、STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートできる薬剤を同定する方法であって、前記薬剤の存在のもとでの前記STK6またはTPX2遺伝子を発現する細胞に対する前記KSPインヒビターの抑制効果を前記薬剤の不在のもとでの前記STK6もしくはTPX2遺伝子を発現する細胞に対する前記KSPインヒビターの抑制効果と比較することを含み、前記KSPインヒビターの前記抑制効果に差があれば前記薬剤は前記細胞の前記KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する耐性を調節することができると同定する方法。
【請求項89】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節することができる薬剤であって、STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートできる薬剤を同定する方法であって、(a) 前記STK6またはTPX2遺伝子を発現する第1の細胞を前記KSPインヒビターと前記薬剤の存在のもとで接触させ、そして第1の増殖抑制効果を測定するステップ;(b) 前記STK6またはTPX2遺伝子を発現する第2の細胞を前記KSPインヒビターと前記薬剤の不在のもとで接触させ、そして第2の増殖抑制効果を測定するステップ;ならびに(c) 前記ステップ(a)と(b)で測定した前記第1と第2の抑制効果を比較するステップを含み、前記第1と第2の抑制効果に差があれば、前記薬剤は前記KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節することができると同定するステップを含む方法。
【請求項90】
薬剤がSTK6またはTPX2遺伝子の発現を低減する分子を含む、請求項88または89に記載の方法。
【請求項91】
薬剤がSTK6またはTPX2遺伝子を標的とするsiRNAである、請求項88または89に記載の方法。
【請求項92】
細胞がヒト細胞であり、ここでsiRNAは配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、および配列番号6に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
細胞がヒト細胞であり、ここでsiRNAは配列番号1237、配列番号1238、および配列番号1239に記載のsiRNAからなる群から選択することができる、請求項91に記載の方法。
【請求項94】
細胞中にSTK6またはTPX2遺伝子を標的とする1以上の異なる小干渉RNA(siRNA)を含む細胞。
【請求項95】
1以上の異なるsiRNAは2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項94に記載の細胞。
【請求項96】
細胞は1以上の異なるsiRNAの組成物を用いてトランスフェクションにより作製され、前記組成物の全siRNA濃度は前記STK6またはTPX2遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度はさらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項95に記載の細胞。
【請求項97】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加させることのない濃度である、請求項96に記載の細胞。
【請求項98】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項96に記載の細胞。
【請求項99】
異なるsiRNAのそれぞれの濃度はお互いに50%未満、20%未満、または10%未満だけ異なる、請求項96に記載の細胞。
【請求項100】
組成物中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項96に記載の細胞。
【請求項101】
組成物中の少なくとも1つのsiRNAは、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項96に記載の細胞。
【請求項102】
組成物中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度は、前記組成物が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満、または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ばれる、請求項96に記載の細胞。
【請求項103】
細胞がヒト細胞である、請求項94に記載の細胞。
【請求項104】
哺乳動物はヒトであり、ここで1以上の異なるsiRNAのそれぞれは配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、および配列番号6に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項103に記載の細胞。
【請求項105】
哺乳動物はヒトであり、siRNAは配列番号1237、配列番号1238、および配列番号1239に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項103に記載の細胞。
【請求項106】
細胞がマウス細胞である、請求項94に記載の細胞。
【請求項107】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を診断するためのマイクロアレイであって、前記マイクロアレイは1以上のポリヌクレオチドプローブを含み、それぞれの前記ポリヌクレオチドプローブはSTK6またはTPX2遺伝子中のヌクレオチド配列を含むマイクロアレイ。
【請求項108】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を診断するためのキットであって、1以上の容器中に1以上のポリヌクレオチドプローブを含み、それぞれの前記ポリヌクレオチドプローブはSTK6またはTPX2遺伝子中のヌクレオチド配列を含むキット。
【請求項109】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節する薬剤をスクリーニングするためのキットであって、1以上の容器中に、(i)請求項94に記載の細胞;および(ii)KSPインヒビターを含むキット。
【請求項110】
癌を有する哺乳動物を治療するキットであって、1以上の容器中に(i)STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤;および(ii)KSPインヒビターを含むキット。
【請求項111】
KSPインヒビターは、(1S)-1-{[(2S)-4-(2,5-ジフルオロフェニル)-2-フェニル-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル]カルボニル}-2-メチルプロピルアミンである、請求項42〜43、67、70〜71、74〜75および88〜89のいずれか1項に記載の方法。
【請求項112】
接触ステップ(a)をそれぞれの1以上の細胞のグループに対して別々に行う、請求項1、2、または3に記載の方法。
【請求項113】
接触ステップ(a)をそれぞれの1以上の細胞のグループに対して別々に行う、請求項18、19、または20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項114】
KSPインヒビターは、(1S)-1-{[(2S)-4-(2,5-ジフルオロフェニル)-2-フェニル-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル]カルボニル}-2-メチルプロピルアミンである、請求項109または110のキット。
【請求項115】
ある細胞型の細胞中の一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子を同定する方法であって、(a)1以上の前記細胞型の細胞をある薬剤と接触させるステップであって、前記薬剤は二次標的遺伝子の発現および/または前記二次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートし、そして前記1以上の細胞は前記一次標的遺伝子を標的とする第1の小干渉RNA(siRNA)を発現するステップ;(b)1以上の前記クローンの細胞に対する前記薬剤の効果を、前記第1のsiRNAを発現しない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;ならびに(c)もし前記第1のsiRNAを発現する前記1以上の細胞に対する前記薬剤の効果が前記第1のsiRNAを発現しない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、前記二次標的遺伝子を前記細胞型の細胞中の前記一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項116】
ある細胞型の細胞中の一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子を同定する方法であって、(a) 前記一次標的遺伝子を標的とする第1の小干渉RNA(siRNA)を発現する前記細胞型の細胞のクローンを作製するステップ;(b) 前記クローンの1以上の細胞を、二次標的遺伝子の発現および/または前記二次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートする薬剤と接触させるステップ;(c) 前記クローンの前記1以上の細胞に対する前記薬剤の効果を、前記第1のsiRNAを発現しない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;および(d)もし前記第1のsiRNAを発現する前記1以上の細胞に対する前記薬剤の効果が前記第1のsiRNAを発現しない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、前記二次標的遺伝子を前記細胞型の細胞中の前記一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項117】
第1のsiRNAは細胞のゲノムに組み込まれたヌクレオチド配列により発現される、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
薬剤が二次標的遺伝子を標的としかつサイレンシングする1以上の第2のsiRNAを含む、請求項116に記載の方法。
【請求項119】
薬剤が二次標的遺伝子のインヒビターである、請求項116に記載の方法。
【請求項120】
第1のsiRNAを発現する1以上の細胞に対する薬剤の効果は、前記第1のsiRNAを発現しない細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して増強される、請求項118に記載の方法。
【請求項121】
第1のsiRNAを発現する1以上の細胞に対する薬剤の効果は、前記第1のsiRNAを発現しない細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して低減される、請求項118に記載の方法。
【請求項122】
1以上の第2のsiRNAは少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項120に記載の方法。
【請求項123】
薬剤中の少なくともk種類の異なるsiRNAの全siRNA濃度は、二次標的遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
それぞれの少なくともk種類の異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項123に記載の方法。
【請求項126】
少なくともk種類の異なるsiRNAのそれぞれの濃度はお互いに50%未満、20%未満、または10%未満だけ異なる、請求項123に記載の方法。
【請求項127】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項123に記載の方法。
【請求項128】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAは、少なくともk種類の異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項123に記載の方法。
【請求項129】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、前記薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満、または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項123に記載の方法。
【請求項130】
細胞型は癌細胞型であり、そして一次標的遺伝子はp53である、請求項122に記載の方法。
【請求項131】
さらに多数の異なる二次標的遺伝子のそれぞれに対してステップ(b)-(d)を繰り返すステップ(e)を含む、請求項130に記載の方法。
【請求項132】
多数の二次標的遺伝子は、少なくとも5、10、100、1,000、および5,000種類の異なる遺伝子からなる群から選択される異なる遺伝子の数を含む、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
効果がある薬物に対する細胞型の細胞の感受性の変化である、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
薬物はDNA損傷剤である、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
DNA損傷剤はトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択される、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
DNA損傷剤はドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択される、請求項135に記載の方法。
【請求項137】
ある薬物の処置に対するある細胞型の細胞の応答性を評価する方法であって、(a)1以上の前記細胞型の細胞を前記薬物と接触させるステップであって、前記1以上の細胞が一次標的遺伝子を標的とする第1の小干渉RNA(siRNA)を発現し、そして前記1以上の細胞を、1以上の二次標的遺伝子の発現および/または前記1以上の二次標的遺伝子がそれぞれコードする1以上のタンパク質の活性をモジュレートする組成物で処置するステップ;(b)一次標的遺伝子を標的とする第1の小干渉RNA(siRNA)を発現しない1以上の前記細胞型の細胞を前記薬物と接触させるステップであって、前記1以上の細胞を、二次標的遺伝子の発現および/または二次標的遺伝子がコードするあるタンパク質の活性をモジュレートする前記薬剤で処置するステップ;ならびに(c)ステップ(a)で測定した前記1以上の細胞に対する前記薬物の効果をステップ(b)で測定した前記1以上の細胞に対する前記薬物の効果と比較し、それにより前記薬物の処置に対する前記細胞の応答性を評価するステップを含む方法。
【請求項138】
ある薬物の処置に対するある細胞型の細胞の応答性を評価する方法であって、(a)一次標的遺伝子を標的とする第1の小干渉RNA(siRNA)を発現する前記細胞型の細胞のクローンを作製するステップ;(b) 前記第1のsiRNAを発現する前記クローンの1以上の細胞を前記薬物と接触させるステップであって、前記1以上の細胞を、ある二次標的遺伝子の発現および/または前記二次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートするある薬剤で処置するステップ;(c) 前記一次標的遺伝子を標的とする小干渉RNA(siRNA)を発現しない1以上の前記細胞型の細胞を前記薬物と接触させるステップであって、前記1以上の細胞をある二次標的遺伝子の発現および/または前記二次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートする前記薬剤で処置するステップ;ならびに(d)ステップ(b)で測定した前記1以上の細胞に対する前記薬物の効果をステップ(c)で測定した前記1以上の細胞に対する前記薬物の効果と比較し、それにより前記薬物の処置に対する前記細胞の応答性を評価するステップを含む方法。
【請求項139】
薬物の第1のsiRNAを発現する1以上の細胞に対する効果が、前記薬物の前記第1のsiRNAを発現しない細胞型の細胞に対する効果と比較して増強される、請求項137または138に記載の方法。
【請求項140】
薬物の第1のsiRNAを発現する1以上の細胞に対する効果が、前記薬物の前記第1のsiRNAを発現しない細胞型の細胞に対する効果と比較して低減される、請求項137または138に記載の方法。
【請求項141】
組成物が1以上の二次標的遺伝子の1以上のインヒビターを含む、請求項137または138に記載の方法。
【請求項142】
組成物が1以上の二次標的遺伝子を標的としかつサイレンシングする1以上の第2のsiRNAを含む、請求項137または138に記載の方法。
【請求項143】
1以上の第2のsiRNAが少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
薬剤中の少なくともk種類の異なるsiRNAの全siRNA濃度が、二次標的遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度はさらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項143に記載の方法。
【請求項145】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項144に記載の方法。
【請求項146】
少なくともk種類の異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項144に記載の方法。
【請求項147】
少なくともk種類の異なるsiRNAのそれぞれの濃度はお互いに50%未満、20%未満、または10%未満だけ異なる、請求項144に記載の方法。
【請求項148】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項144に記載の方法。
【請求項149】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAは、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項144に記載の方法。
【請求項150】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、前記薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満、または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項144に記載の方法。
【請求項151】
細胞型は癌細胞型であり、一次標的遺伝子はp53である、請求項137または138に記載の方法。
【請求項152】
さらに多数の異なる二次標的遺伝子のそれぞれに対してステップ(b)-(d)を繰り返すステップ(e)を含む、請求項138に記載の方法。
【請求項153】
さらに多数の異なる二次標的遺伝子のそれぞれに対してステップ(a)-(b)を繰り返すステップ(e)を含む、請求項137に記載の方法。
【請求項154】
多数の二次標的遺伝子は、少なくとも5、10、100、1,000、および5,000種類の異なる遺伝子からなる群から選択される異なる遺伝子の数を含む、請求項152または153に記載の方法。
【請求項155】
薬物はDNA損傷剤である、請求項154に記載の方法。
【請求項156】
DNA損傷剤はトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択される、請求項155に記載の方法。
【請求項157】
DNA損傷剤はドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択される、請求項156に記載の方法。
【請求項158】
癌を有する哺乳動物を治療する方法であって、前記哺乳動物に、ある遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の薬剤を投与することを含み、前記哺乳動物を、前記哺乳動物に1以上のDNA損傷剤を含む治療上十分な量の組成物を投与することを含む療法で処置する方法。
【請求項159】
癌を有する哺乳動物を治療する方法であって、前記哺乳動物にi)ある遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の薬剤、ならびにii)1以上のDNA損傷剤を含む治療上十分な量の組成物を投与することを含む方法。
【請求項160】
薬剤が癌細胞中の遺伝子の発現を低減する、請求項158または159に記載の方法。
【請求項161】
薬剤が癌細胞中の遺伝子の発現を増強する、請求項158または159に記載の方法。
【請求項162】
1以上のDNA損傷剤はトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択され、そして遺伝子はEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項161に記載の方法。
【請求項163】
1以上のDNA損傷剤はドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択され、そして遺伝子はEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項161に記載の方法。
【請求項164】
薬剤が遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項163に記載の方法。
【請求項165】
ある薬剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を評価する方法であって、前記細胞中の1以上の遺伝子のそれぞれの転写物レベルを測定するステップを含み、それぞれの遺伝子に対してそれぞれの所定の閾値レベルより低い前記転写物レベルは、前記細胞が前記DNA損傷剤の増殖抑制効果に感受性があると示す方法。
【請求項166】
薬剤は、トポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択されるDNA損傷剤であり、そして遺伝子はEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
DNA損傷剤はドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択され、そして遺伝子はEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項165に記載の方法。
【請求項168】
1以上の遺伝子が少なくとも約5〜約50種類の異なる遺伝子を含む、請求項166〜167のいずれか1項に記載の方法。
【請求項169】
それぞれの転写物レベルが閾値レベルから1.5倍、2倍または3倍低下している、請求項168に記載の方法。
【請求項170】
遺伝子の転写物レベルを、それぞれが前記遺伝子中のヌクレオチド配列を含む1以上のポリヌクレオチドプローブを用いて前記遺伝子の転写物レベルを測定することを含む方法により決定する、請求項166〜167のいずれか1項に記載の方法。
【請求項171】
1以上のポリヌクレオチドプローブがあるマイクロアレイ上のポリヌクレオチドプローブである、請求項170に記載の方法。
【請求項172】
あるDNA損傷剤の増殖抑制効果に対するある細胞の感受性を評価する方法であって、前記細胞中のある遺伝子がコードするあるタンパク質の存在量のレベルを測定するステップを含み、所定の閾値レベルより低い前記タンパク質の存在量の前記レベルは、前記細胞が前記DNA損傷剤の増殖抑制効果に対して感受性のあることを示す方法。
【請求項173】
あるDNA損傷剤の増殖抑制効果に対するある細胞の感受性を評価する方法であって、前記細胞中のある遺伝子がコードするあるタンパク質の活性のレベルを測定するステップを含み、所定の閾値レベルを超える前記タンパク質の活性の前記レベルは、前記細胞が前記DNA損傷剤の増殖抑制効果に対して感受性のあることを示す方法。
【請求項174】
DNA損傷剤がトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択され、そして遺伝子がEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項172または173に記載の方法。
【請求項175】
DNA損傷剤がドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択され、そして遺伝子がEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項174に記載の方法。
【請求項176】
細胞がヒト細胞である、請求項172または173に記載の方法。
【請求項177】
DNA損傷に対する細胞の感受性を調節する方法であって、前記細胞を、EPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤と接触させることを含む方法。
【請求項178】
DNA損傷はDNA損傷剤により引き起こされる、請求項177に記載の方法。
【請求項179】
DNA損傷剤がトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択される、請求項178に記載の方法。
【請求項180】
DNA損傷剤がドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択される、請求項179に記載の方法。
【請求項181】
細胞の増殖を調節する方法であって、前記細胞をi)EPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤;ならびにii) 十分な量のDNA損傷剤と接触させることを含む方法。
【請求項182】
薬剤が細胞中の遺伝子の発現を低減する、請求項177または181に記載の方法。
【請求項183】
薬剤が遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項177または181に記載の方法。
【請求項184】
薬剤が遺伝子を標的とする2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項183に記載の方法。
【請求項185】
薬剤中の異なるsiRNAの全siRNA濃度は遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項184に記載の方法。
【請求項186】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項185に記載の方法。
【請求項187】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項185に記載の方法。
【請求項188】
異なるsiRNAのそれぞれの濃度はお互いに50%未満、20%未満、または10%未満だけ異なる、請求項185に記載の方法。
【請求項189】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項185に記載の方法。
【請求項190】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAは、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項185に記載の方法。
【請求項191】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満、または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項185に記載の方法。
【請求項192】
DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を調節することができる薬剤であって、EPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートできる薬剤を同定する方法であって、薬剤の存在のもとでの前記遺伝子を発現する細胞に対する前記DNA損傷剤の抑制効果を薬剤の不在のもとでの前記遺伝子を発現する細胞に対する前記DNA損傷剤の抑制効果と比較することを含み、前記DNA損傷剤の前記抑制効果に差があれば、薬剤を、前記DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する前記細胞の感受性を調節することができると同定する方法。
【請求項193】
DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を調節することができる薬剤であって、EPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートできる薬剤を同定する方法であって、(a)薬剤の存在のもとで前記遺伝子を発現する第1の細胞を前記DNA損傷剤と接触させて第1の増殖抑制効果を測定するステップ;(b)薬剤の不在のもとで前記遺伝子を発現する第2の細胞を前記DNA損傷剤と接触させて第2の増殖抑制効果を測定するステップ;ならびに(c) 前記ステップ(a)と(b)で測定した前記第1と第2の抑制効果を比較して、前記第1と第2の抑制効果の間に差があれば、薬剤を、前記DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を調節することができると同定するステップを含む方法。
【請求項194】
細胞が一次標的遺伝子を標的とするsiRNAを発現する、請求項192または193に記載の方法。
【請求項195】
一次標的遺伝子がp53である、請求項194に記載の方法。
【請求項196】
薬剤が遺伝子の発現を低減する分子を含む、請求項192または193に記載の方法。
【請求項197】
薬剤が遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項196に記載の方法。
【請求項198】
薬剤が遺伝子を標的とする2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項197に記載の方法。
【請求項199】
薬剤中の異なるsiRNAの全siRNA濃度が遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項198に記載の方法。
【請求項200】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項199に記載の方法。
【請求項201】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項199に記載の方法。
【請求項202】
異なるsiRNAのそれぞれの濃度は50%未満、20%未満、または10%未満だけお互いに異なる、請求項199に記載の方法。
【請求項203】
薬剤中のいずれのsiRNAも、異なるsiRNAsの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項199に記載の方法。
【請求項204】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAは、異なるsiRNAsの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項199に記載の方法。
【請求項205】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、前記薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項199に記載の方法。
【請求項206】
細胞中のEPHB3、WEE1、ELK1、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択されるある遺伝子を標的とする1以上の異なる小干渉RNA(siRNA)を含む細胞。
【請求項207】
1以上の異なるsiRNAは2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項206に記載の細胞。
【請求項208】
細胞がヒト細胞である、請求項206に記載の細胞。
【請求項209】
細胞がマウス細胞である、請求項206に記載の細胞。
【請求項210】
DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を診断するためのマイクロアレイであって、1以上のポリヌクレオチドプローブを含み、ここで、それぞれの前記ポリヌクレオチドプローブはEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される1以上の遺伝子中のあるヌクレオチド配列を含むマイクロアレイ。
【請求項211】
DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を診断するためのキットであって、1以上の容器中に1以上のポリヌクレオチドプローブを含み、ここでそれぞれの前記ポリヌクレオチドプローブはEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される1以上の遺伝子中のあるヌクレオチド配列を含むキット。
【請求項212】
DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を調節する薬剤をスクリーニングするためのキットであって、1以上の容器中に(i)請求項206〜211のいずれか1つの請求項に記載の細胞;および(ii)前記DNA損傷剤を含むキット。
【請求項213】
癌を有する哺乳動物を治療するキットであって、1以上の容器中に(i)EPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤;ならびに(ii)DNA損傷剤を含むキット。
【請求項214】
DNA損傷剤がトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択される、請求項192〜193のいずれか1項に記載の方法。
【請求項215】
DNA損傷剤がドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択される、請求項に214記載の方法。
【請求項216】
DNA損傷剤がトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択される、請求項212に記載のキット。
【請求項217】
DNA損傷剤がドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択される、請求項216に記載の方法。
【請求項218】
一次標的遺伝子のサイレンシングのレベルを制御する、請求項21、117、137または138に記載の方法。
【請求項1】
その産物がある細胞型の細胞に対するある薬剤の効果をモジュレートする遺伝子を同定する方法であって、(a)多数の1以上の前記細胞型の細胞のグループを前記薬剤と接触させるステップであって、それぞれの前記1以上の細胞のグループは多数の異なる小干渉RNA(siRNA)のなかからの1以上の異なるsiRNAを含み、前記1以上の異なるsiRNAは同じ遺伝子を標的とし、そして前記多数の異なるsiRNAは前記細胞型の細胞においてそれぞれ異なる遺伝子を標的とするsiRNAを含むステップ;(b)それぞれの前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果を、前記異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;ならびに(c)ある遺伝子を、もし前記遺伝子を標的とする前記1以上の異なるsiRNAを含む前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果が、前記異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、その産物が前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果をモジュレートする遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項2】
多数のsiRNAの1以上を含むそれぞれの細胞のグループを、接触ステップの前に1以上のsiRNAを用いるトランスフェクションによって取得する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
その産物がある細胞型の細胞に対するある薬剤の効果をモジュレートする遺伝子を同定する方法であって、(a)多数の1以上の前記細胞型の細胞のグループのそれぞれを多数の異なる小干渉RNA(siRNA)のなかからの1以上の異なるsiRNAを含む組成物を用いてトランスフェクトするステップであって、前記1以上の異なるsiRNAは同じ遺伝子を標的とし、そして前記多数の異なるsiRNAは前記細胞型の細胞においてそれぞれ異なる遺伝子を標的とするsiRNAを含むステップ;(b)前記多数の1以上の細胞のグループのそれぞれを前記薬剤と接触させるステップ;(c)それぞれの前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果を、前記異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを用いてトランスフェクトされてない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;ならびに(d)ある遺伝子を、もし前記遺伝子を標的とする前記1以上の異なるsiRNAを含む前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果が、前記異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、その産物が前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果をモジュレートする遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項4】
siRNAを含む1以上の細胞のグループに対する薬剤の効果を、異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して増強する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
siRNAを含む1以上の細胞のグループに対する薬剤の効果を、異なる遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して低減する請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
薬剤が、多数のsiRNAにより標的とされた異なる遺伝子のいずれか以外の遺伝子、またはそのコードされたタンパク質に対して作用する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
多数のsiRNAは、異なる遺伝子の少なくとも1つを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも1つの遺伝子を標的とする1以上の異なるsiRNAは、2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
多数のsiRNAは、異なる遺伝子の少なくとも2つの異なる遺伝子のそれぞれを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも2つの異なる遺伝子のそれぞれを標的とする1以上の異なるsiRNAは、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
多数のsiRNAは、異なる遺伝子のそれぞれを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
異なる遺伝子のそれぞれを標的とする1以上の異なるsiRNAは、2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
細胞型は癌細胞型である、請求項5に記載の方法。
【請求項14】
細胞型は癌細胞型であり、そして効果は増殖抑制効果である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
薬剤はKSPインヒビターである、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
多数の異なる遺伝子は少なくともN種類の異なる遺伝子を含み、ここでNは5、10、100、1,000、および5,000からなる群から選択される、請求項7〜15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
異なる遺伝子は異なる内在性遺伝子である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
ある細胞型の細胞において一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子を同定する方法であって、(a)多数の1以上の前記細胞型の細胞のグループをある薬剤と接触させるステップであって、前記薬剤は前記一次標的遺伝子の発現および/または前記一次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートし、それぞれの前記細胞のグループは多数の異なるsiRNAのなかの1以上の異なるsiRNAを含み、前記細胞型の細胞において前記1以上の異なるsiRNAは同じ遺伝子を標的とし、そして前記多数の異なるsiRNAはそれぞれ異なる二次遺伝子を標的とするsiRNAを含むステップ;(b)それぞれの前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果を、前記異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;ならびに(c)ある遺伝子を、もし前記遺伝子を標的とする1以上のsiRNAを含む前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果が前記異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、前記細胞型の細胞中の前記一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項19】
多数のsiRNAの1以上を含むそれぞれの細胞のグループを、接触のステップの前に1以上のsiRNAによるトランスフェクションによって取得する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
ある細胞型の細胞において一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子を同定する方法であって、(a)多数の1以上の前記細胞型の細胞のグループのそれぞれを、多数の異なる小干渉RNA(siRNA)のなかからの1以上の異なるsiRNAを含む組成物を用いてトランスフェクトするステップであって、前記細胞型の細胞において前記1以上の異なるsiRNAは同じ遺伝子を標的とし、そして前記多数の異なるsiRNAはそれぞれ異なる遺伝子を標的とするsiRNAを含むステップ;(b) 前記多数の1以上の前記細胞型の細胞のグループを薬剤と接触させるステップであって、前記薬剤は前記一次標的遺伝子の発現および/または前記一次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートするステップ;(c)それぞれの前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果を、前記異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;ならびに(d)ある遺伝子を、もし前記遺伝子を標的とする1以上のsiRNAを含む前記1以上の細胞のグループに対する前記薬剤の効果が、前記異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、前記細胞型の細胞中の前記一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項21】
薬剤は、一次標的遺伝子を標的としてサイレンシングするsiRNAである、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
薬剤は一次標的遺伝子のインヒビターである、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
1以上の細胞のグループに対する薬剤の効果を、異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して増強する、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
1以上の細胞のグループに対する薬剤の効果を、異なる二次遺伝子のいずれかを標的とするsiRNAを含まない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して低減する、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
多数のsiRNAは、異なる二次遺伝子の少なくとも1つを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
少なくとも1つの遺伝子を標的とする1以上の異なるsiRNAは2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
多数のsiRNAは、異なる二次遺伝子の少なくとも2つの異なる遺伝子のそれぞれを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項28】
少なくとも2つの異なる遺伝子のそれぞれを標的とする1以上の異なるsiRNAは2、3、4、5、6または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
多数のsiRNAは、異なる二次遺伝子のそれぞれを標的とする少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
異なる遺伝子のそれぞれを標的とする1以上の異なるsiRNAは2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
一次標的遺伝子はKSPである、請求項32に記載の方法。
【請求項32】
多数の異なる遺伝子は少なくともN種類の異なる遺伝子を含み、ここでNは5、10、100、1,000、および5,000からなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項33】
異なる二次遺伝子は異なる内在性遺伝子である、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項34】
細胞型は癌細胞型である、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
組成物中の1以上のsiRNAの全濃度は、標的遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで最適濃度はさらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項8または26に記載の方法。
【請求項36】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
1以上のsiRNAのそれぞれの濃度はほぼ同じである、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
1以上のsiRNAのそれぞれの濃度は50%未満、20%未満、または10%未満だけお互いに異なる、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
組成物中のいずれのsiRNAも、1以上のsiRNAsの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項35に記載の方法。
【請求項40】
組成物中の少なくとも1つのsiRNAは、1以上のsiRNAsの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項35に記載の方法。
【請求項41】
組成物中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、組成物が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項8または26に記載の方法。
【請求項42】
癌を有する哺乳動物を治療する方法であって、前記哺乳動物にSTK6もしくはTPX2遺伝子の発現および/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の薬剤を投与することを含み、前記哺乳動物に治療上十分な量のKSPインヒビターを投与することを含む療法を前記哺乳動物に施す方法。
【請求項43】
癌を有する哺乳動物を治療する方法であって、前記哺乳動物に、i)STK6もしくはTPX2遺伝子の発現および/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の薬剤、ならびにii)治療上十分な量のKSPインヒビターを投与することを含む方法。
【請求項44】
薬剤は、癌細胞中のSTK6またはTPX2遺伝子の発現を低減する、請求項42または43に記載の方法。
【請求項45】
薬剤は、STK6またはTPX2遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項42または43に記載の方法。
【請求項46】
薬剤は、STK6またはTPX2遺伝子を標的とする2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
薬剤中の異なるsiRNAの全siRNA濃度は、STK6またはTPX2遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度はさらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
異なるsiRNAsのそれぞれの濃度は50%未満、20%未満、または10%未満だけお互いに異なる、請求項47に記載の方法。
【請求項51】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項47に記載の方法。
【請求項52】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAが、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項47に記載の方法。
【請求項53】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項47に記載の方法。
【請求項54】
哺乳動物はヒトであり、ここでsiRNAは配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、および配列番号6に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項55】
癌を有する哺乳動物を治療する方法であって、哺乳動物に、i)STK6もしくはTPX2遺伝子の発現および/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する第1の治療上十分な量の薬剤、ならびにii)KSP遺伝子の発現および/またはKSP遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の第2の薬剤を投与することを含む方法。
【請求項56】
第1の薬剤は、STK6またはTPX2遺伝子を標的とするsiRNAを含み、そして第2の薬剤はKSP遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
第1の薬剤は、STK6またはTPX2遺伝子を標的とする2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
第1の薬剤中の異なるsiRNAの全siRNA濃度は、STK6もしくはTPX2遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
異なるsiRNAsのそれぞれの濃度は50%未満、20%未満、または10%未満だけお互いに異なる、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
第1の薬剤中の少なくとも1つのsiRNAが、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項58に記載の方法。
【請求項64】
第1の薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項58に記載の方法。
【請求項65】
哺乳動物はヒトであり、ここでSTK6遺伝子を標的とするsiRNAは配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、および配列番号6に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項56に記載の方法。
【請求項66】
哺乳動物はヒトであり、TPX2遺伝子を標的とするsiRNAが配列番号1237、配列番号1238、および配列番号1239に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項45または56に記載の方法。
【請求項67】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を評価する方法であって、前記細胞中のSTK6またはTPX2遺伝子の発現レベルを測定することを含み、所定の閾値を越える前記発現レベルは前記細胞が前記KSPインヒビターの増殖抑制効果に耐性があることを示す方法。
【請求項68】
STK6またはTPX2遺伝子の発現レベルは、それぞれSTK6またはTPX2遺伝子中のヌクレオチド配列を含む1以上のポリヌクレオチドプローブを用いてSTK6またはTPX2遺伝子の発現レベルを測定することを含む方法により決定する、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
1以上のポリヌクレオチドプローブはマイクロアレイ上のポリヌクレオチドプローブである、請求項67または68に記載の方法。
【請求項70】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を評価する方法であって、前記細胞中のSTK6またはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の存在量のレベルを測定することを含み、所定の閾値を越える前記タンパク質の存在量の前記レベルは前記細胞が前記KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する耐性があると示すことを含む方法。
【請求項71】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を評価する方法であって、前記細胞中のSTK6またはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性のレベルを測定することを含み、所定の閾値レベルを越える前記活性レベルは前記細胞が前記KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する耐性があることを示す方法。
【請求項72】
細胞がヒト細胞である、請求項70または71に記載の方法。
【請求項73】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節する方法であって、前記細胞を、STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤と接触させることを含む方法。
【請求項74】
哺乳動物におけるKSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節する方法であって、前記哺乳動物に、STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の薬剤を投与することを含む方法。
【請求項75】
細胞の増殖を調節する方法であって、前記細胞をi)STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤;ならびにii) 十分な量のKSPインヒビターと接触させることを含む方法。
【請求項76】
薬剤が細胞におけるSTK6またはTPX2遺伝子の発現を低減する、請求項73、74、または75に記載の方法。
【請求項77】
薬剤がSTK6遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項73、74、または75に記載の方法。
【請求項78】
薬剤が、STK6またはTPX2遺伝子を標的とする2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
薬物中の異なるsiRNAの全siRNA濃度はSTK6またはTPX2遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度はさらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項79に記載の方法。
【請求項82】
異なるsiRNAのそれぞれの濃度はお互いに50%未満、20%未満、または10%未満だけ異なる、請求項79に記載の方法。
【請求項83】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項79に記載の方法。
【請求項84】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAは、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項79に記載の方法。
【請求項85】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満、または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項79に記載の方法。
【請求項86】
細胞がヒト細胞であり、ここでsiRNAは配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、および配列番号6に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項77に記載の方法。
【請求項87】
細胞がヒト細胞であり、ここでsiRNAは配列番号1237、配列番号1238、および配列番号1239に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項77に記載の方法。
【請求項88】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節することができる薬剤であって、STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートできる薬剤を同定する方法であって、前記薬剤の存在のもとでの前記STK6またはTPX2遺伝子を発現する細胞に対する前記KSPインヒビターの抑制効果を前記薬剤の不在のもとでの前記STK6もしくはTPX2遺伝子を発現する細胞に対する前記KSPインヒビターの抑制効果と比較することを含み、前記KSPインヒビターの前記抑制効果に差があれば前記薬剤は前記細胞の前記KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する耐性を調節することができると同定する方法。
【請求項89】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節することができる薬剤であって、STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートできる薬剤を同定する方法であって、(a) 前記STK6またはTPX2遺伝子を発現する第1の細胞を前記KSPインヒビターと前記薬剤の存在のもとで接触させ、そして第1の増殖抑制効果を測定するステップ;(b) 前記STK6またはTPX2遺伝子を発現する第2の細胞を前記KSPインヒビターと前記薬剤の不在のもとで接触させ、そして第2の増殖抑制効果を測定するステップ;ならびに(c) 前記ステップ(a)と(b)で測定した前記第1と第2の抑制効果を比較するステップを含み、前記第1と第2の抑制効果に差があれば、前記薬剤は前記KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節することができると同定するステップを含む方法。
【請求項90】
薬剤がSTK6またはTPX2遺伝子の発現を低減する分子を含む、請求項88または89に記載の方法。
【請求項91】
薬剤がSTK6またはTPX2遺伝子を標的とするsiRNAである、請求項88または89に記載の方法。
【請求項92】
細胞がヒト細胞であり、ここでsiRNAは配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、および配列番号6に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
細胞がヒト細胞であり、ここでsiRNAは配列番号1237、配列番号1238、および配列番号1239に記載のsiRNAからなる群から選択することができる、請求項91に記載の方法。
【請求項94】
細胞中にSTK6またはTPX2遺伝子を標的とする1以上の異なる小干渉RNA(siRNA)を含む細胞。
【請求項95】
1以上の異なるsiRNAは2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項94に記載の細胞。
【請求項96】
細胞は1以上の異なるsiRNAの組成物を用いてトランスフェクションにより作製され、前記組成物の全siRNA濃度は前記STK6またはTPX2遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度はさらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項95に記載の細胞。
【請求項97】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加させることのない濃度である、請求項96に記載の細胞。
【請求項98】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項96に記載の細胞。
【請求項99】
異なるsiRNAのそれぞれの濃度はお互いに50%未満、20%未満、または10%未満だけ異なる、請求項96に記載の細胞。
【請求項100】
組成物中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項96に記載の細胞。
【請求項101】
組成物中の少なくとも1つのsiRNAは、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項96に記載の細胞。
【請求項102】
組成物中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度は、前記組成物が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満、または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ばれる、請求項96に記載の細胞。
【請求項103】
細胞がヒト細胞である、請求項94に記載の細胞。
【請求項104】
哺乳動物はヒトであり、ここで1以上の異なるsiRNAのそれぞれは配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、および配列番号6に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項103に記載の細胞。
【請求項105】
哺乳動物はヒトであり、siRNAは配列番号1237、配列番号1238、および配列番号1239に記載のsiRNAからなる群から選択される、請求項103に記載の細胞。
【請求項106】
細胞がマウス細胞である、請求項94に記載の細胞。
【請求項107】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を診断するためのマイクロアレイであって、前記マイクロアレイは1以上のポリヌクレオチドプローブを含み、それぞれの前記ポリヌクレオチドプローブはSTK6またはTPX2遺伝子中のヌクレオチド配列を含むマイクロアレイ。
【請求項108】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を診断するためのキットであって、1以上の容器中に1以上のポリヌクレオチドプローブを含み、それぞれの前記ポリヌクレオチドプローブはSTK6またはTPX2遺伝子中のヌクレオチド配列を含むキット。
【請求項109】
KSPインヒビターの増殖抑制効果に対する細胞の耐性を調節する薬剤をスクリーニングするためのキットであって、1以上の容器中に、(i)請求項94に記載の細胞;および(ii)KSPインヒビターを含むキット。
【請求項110】
癌を有する哺乳動物を治療するキットであって、1以上の容器中に(i)STK6もしくはTPX2遺伝子の発現ならびに/または前記STK6もしくはTPX2遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤;および(ii)KSPインヒビターを含むキット。
【請求項111】
KSPインヒビターは、(1S)-1-{[(2S)-4-(2,5-ジフルオロフェニル)-2-フェニル-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル]カルボニル}-2-メチルプロピルアミンである、請求項42〜43、67、70〜71、74〜75および88〜89のいずれか1項に記載の方法。
【請求項112】
接触ステップ(a)をそれぞれの1以上の細胞のグループに対して別々に行う、請求項1、2、または3に記載の方法。
【請求項113】
接触ステップ(a)をそれぞれの1以上の細胞のグループに対して別々に行う、請求項18、19、または20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項114】
KSPインヒビターは、(1S)-1-{[(2S)-4-(2,5-ジフルオロフェニル)-2-フェニル-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル]カルボニル}-2-メチルプロピルアミンである、請求項109または110のキット。
【請求項115】
ある細胞型の細胞中の一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子を同定する方法であって、(a)1以上の前記細胞型の細胞をある薬剤と接触させるステップであって、前記薬剤は二次標的遺伝子の発現および/または前記二次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートし、そして前記1以上の細胞は前記一次標的遺伝子を標的とする第1の小干渉RNA(siRNA)を発現するステップ;(b)1以上の前記クローンの細胞に対する前記薬剤の効果を、前記第1のsiRNAを発現しない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;ならびに(c)もし前記第1のsiRNAを発現する前記1以上の細胞に対する前記薬剤の効果が前記第1のsiRNAを発現しない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、前記二次標的遺伝子を前記細胞型の細胞中の前記一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項116】
ある細胞型の細胞中の一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子を同定する方法であって、(a) 前記一次標的遺伝子を標的とする第1の小干渉RNA(siRNA)を発現する前記細胞型の細胞のクローンを作製するステップ;(b) 前記クローンの1以上の細胞を、二次標的遺伝子の発現および/または前記二次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートする薬剤と接触させるステップ;(c) 前記クローンの前記1以上の細胞に対する前記薬剤の効果を、前記第1のsiRNAを発現しない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較するステップ;および(d)もし前記第1のsiRNAを発現する前記1以上の細胞に対する前記薬剤の効果が前記第1のsiRNAを発現しない前記細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して異なれば、前記二次標的遺伝子を前記細胞型の細胞中の前記一次標的遺伝子と相互作用する遺伝子として同定するステップを含む方法。
【請求項117】
第1のsiRNAは細胞のゲノムに組み込まれたヌクレオチド配列により発現される、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
薬剤が二次標的遺伝子を標的としかつサイレンシングする1以上の第2のsiRNAを含む、請求項116に記載の方法。
【請求項119】
薬剤が二次標的遺伝子のインヒビターである、請求項116に記載の方法。
【請求項120】
第1のsiRNAを発現する1以上の細胞に対する薬剤の効果は、前記第1のsiRNAを発現しない細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して増強される、請求項118に記載の方法。
【請求項121】
第1のsiRNAを発現する1以上の細胞に対する薬剤の効果は、前記第1のsiRNAを発現しない細胞型の細胞に対する前記薬剤の効果と比較して低減される、請求項118に記載の方法。
【請求項122】
1以上の第2のsiRNAは少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項120に記載の方法。
【請求項123】
薬剤中の少なくともk種類の異なるsiRNAの全siRNA濃度は、二次標的遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
それぞれの少なくともk種類の異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項123に記載の方法。
【請求項126】
少なくともk種類の異なるsiRNAのそれぞれの濃度はお互いに50%未満、20%未満、または10%未満だけ異なる、請求項123に記載の方法。
【請求項127】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項123に記載の方法。
【請求項128】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAは、少なくともk種類の異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項123に記載の方法。
【請求項129】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、前記薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満、または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項123に記載の方法。
【請求項130】
細胞型は癌細胞型であり、そして一次標的遺伝子はp53である、請求項122に記載の方法。
【請求項131】
さらに多数の異なる二次標的遺伝子のそれぞれに対してステップ(b)-(d)を繰り返すステップ(e)を含む、請求項130に記載の方法。
【請求項132】
多数の二次標的遺伝子は、少なくとも5、10、100、1,000、および5,000種類の異なる遺伝子からなる群から選択される異なる遺伝子の数を含む、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
効果がある薬物に対する細胞型の細胞の感受性の変化である、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
薬物はDNA損傷剤である、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
DNA損傷剤はトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択される、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
DNA損傷剤はドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択される、請求項135に記載の方法。
【請求項137】
ある薬物の処置に対するある細胞型の細胞の応答性を評価する方法であって、(a)1以上の前記細胞型の細胞を前記薬物と接触させるステップであって、前記1以上の細胞が一次標的遺伝子を標的とする第1の小干渉RNA(siRNA)を発現し、そして前記1以上の細胞を、1以上の二次標的遺伝子の発現および/または前記1以上の二次標的遺伝子がそれぞれコードする1以上のタンパク質の活性をモジュレートする組成物で処置するステップ;(b)一次標的遺伝子を標的とする第1の小干渉RNA(siRNA)を発現しない1以上の前記細胞型の細胞を前記薬物と接触させるステップであって、前記1以上の細胞を、二次標的遺伝子の発現および/または二次標的遺伝子がコードするあるタンパク質の活性をモジュレートする前記薬剤で処置するステップ;ならびに(c)ステップ(a)で測定した前記1以上の細胞に対する前記薬物の効果をステップ(b)で測定した前記1以上の細胞に対する前記薬物の効果と比較し、それにより前記薬物の処置に対する前記細胞の応答性を評価するステップを含む方法。
【請求項138】
ある薬物の処置に対するある細胞型の細胞の応答性を評価する方法であって、(a)一次標的遺伝子を標的とする第1の小干渉RNA(siRNA)を発現する前記細胞型の細胞のクローンを作製するステップ;(b) 前記第1のsiRNAを発現する前記クローンの1以上の細胞を前記薬物と接触させるステップであって、前記1以上の細胞を、ある二次標的遺伝子の発現および/または前記二次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートするある薬剤で処置するステップ;(c) 前記一次標的遺伝子を標的とする小干渉RNA(siRNA)を発現しない1以上の前記細胞型の細胞を前記薬物と接触させるステップであって、前記1以上の細胞をある二次標的遺伝子の発現および/または前記二次標的遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートする前記薬剤で処置するステップ;ならびに(d)ステップ(b)で測定した前記1以上の細胞に対する前記薬物の効果をステップ(c)で測定した前記1以上の細胞に対する前記薬物の効果と比較し、それにより前記薬物の処置に対する前記細胞の応答性を評価するステップを含む方法。
【請求項139】
薬物の第1のsiRNAを発現する1以上の細胞に対する効果が、前記薬物の前記第1のsiRNAを発現しない細胞型の細胞に対する効果と比較して増強される、請求項137または138に記載の方法。
【請求項140】
薬物の第1のsiRNAを発現する1以上の細胞に対する効果が、前記薬物の前記第1のsiRNAを発現しない細胞型の細胞に対する効果と比較して低減される、請求項137または138に記載の方法。
【請求項141】
組成物が1以上の二次標的遺伝子の1以上のインヒビターを含む、請求項137または138に記載の方法。
【請求項142】
組成物が1以上の二次標的遺伝子を標的としかつサイレンシングする1以上の第2のsiRNAを含む、請求項137または138に記載の方法。
【請求項143】
1以上の第2のsiRNAが少なくともk種類の異なるsiRNAを含み、ここで前記kは2、3、4、5、6および10からなる群から選択される、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
薬剤中の少なくともk種類の異なるsiRNAの全siRNA濃度が、二次標的遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度はさらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項143に記載の方法。
【請求項145】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項144に記載の方法。
【請求項146】
少なくともk種類の異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項144に記載の方法。
【請求項147】
少なくともk種類の異なるsiRNAのそれぞれの濃度はお互いに50%未満、20%未満、または10%未満だけ異なる、請求項144に記載の方法。
【請求項148】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項144に記載の方法。
【請求項149】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAは、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項144に記載の方法。
【請求項150】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、前記薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満、または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項144に記載の方法。
【請求項151】
細胞型は癌細胞型であり、一次標的遺伝子はp53である、請求項137または138に記載の方法。
【請求項152】
さらに多数の異なる二次標的遺伝子のそれぞれに対してステップ(b)-(d)を繰り返すステップ(e)を含む、請求項138に記載の方法。
【請求項153】
さらに多数の異なる二次標的遺伝子のそれぞれに対してステップ(a)-(b)を繰り返すステップ(e)を含む、請求項137に記載の方法。
【請求項154】
多数の二次標的遺伝子は、少なくとも5、10、100、1,000、および5,000種類の異なる遺伝子からなる群から選択される異なる遺伝子の数を含む、請求項152または153に記載の方法。
【請求項155】
薬物はDNA損傷剤である、請求項154に記載の方法。
【請求項156】
DNA損傷剤はトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択される、請求項155に記載の方法。
【請求項157】
DNA損傷剤はドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択される、請求項156に記載の方法。
【請求項158】
癌を有する哺乳動物を治療する方法であって、前記哺乳動物に、ある遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の薬剤を投与することを含み、前記哺乳動物を、前記哺乳動物に1以上のDNA損傷剤を含む治療上十分な量の組成物を投与することを含む療法で処置する方法。
【請求項159】
癌を有する哺乳動物を治療する方法であって、前記哺乳動物にi)ある遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する治療上十分な量の薬剤、ならびにii)1以上のDNA損傷剤を含む治療上十分な量の組成物を投与することを含む方法。
【請求項160】
薬剤が癌細胞中の遺伝子の発現を低減する、請求項158または159に記載の方法。
【請求項161】
薬剤が癌細胞中の遺伝子の発現を増強する、請求項158または159に記載の方法。
【請求項162】
1以上のDNA損傷剤はトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択され、そして遺伝子はEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項161に記載の方法。
【請求項163】
1以上のDNA損傷剤はドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択され、そして遺伝子はEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項161に記載の方法。
【請求項164】
薬剤が遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項163に記載の方法。
【請求項165】
ある薬剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を評価する方法であって、前記細胞中の1以上の遺伝子のそれぞれの転写物レベルを測定するステップを含み、それぞれの遺伝子に対してそれぞれの所定の閾値レベルより低い前記転写物レベルは、前記細胞が前記DNA損傷剤の増殖抑制効果に感受性があると示す方法。
【請求項166】
薬剤は、トポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択されるDNA損傷剤であり、そして遺伝子はEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
DNA損傷剤はドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択され、そして遺伝子はEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項165に記載の方法。
【請求項168】
1以上の遺伝子が少なくとも約5〜約50種類の異なる遺伝子を含む、請求項166〜167のいずれか1項に記載の方法。
【請求項169】
それぞれの転写物レベルが閾値レベルから1.5倍、2倍または3倍低下している、請求項168に記載の方法。
【請求項170】
遺伝子の転写物レベルを、それぞれが前記遺伝子中のヌクレオチド配列を含む1以上のポリヌクレオチドプローブを用いて前記遺伝子の転写物レベルを測定することを含む方法により決定する、請求項166〜167のいずれか1項に記載の方法。
【請求項171】
1以上のポリヌクレオチドプローブがあるマイクロアレイ上のポリヌクレオチドプローブである、請求項170に記載の方法。
【請求項172】
あるDNA損傷剤の増殖抑制効果に対するある細胞の感受性を評価する方法であって、前記細胞中のある遺伝子がコードするあるタンパク質の存在量のレベルを測定するステップを含み、所定の閾値レベルより低い前記タンパク質の存在量の前記レベルは、前記細胞が前記DNA損傷剤の増殖抑制効果に対して感受性のあることを示す方法。
【請求項173】
あるDNA損傷剤の増殖抑制効果に対するある細胞の感受性を評価する方法であって、前記細胞中のある遺伝子がコードするあるタンパク質の活性のレベルを測定するステップを含み、所定の閾値レベルを超える前記タンパク質の活性の前記レベルは、前記細胞が前記DNA損傷剤の増殖抑制効果に対して感受性のあることを示す方法。
【請求項174】
DNA損傷剤がトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択され、そして遺伝子がEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項172または173に記載の方法。
【請求項175】
DNA損傷剤がドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択され、そして遺伝子がEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される、請求項174に記載の方法。
【請求項176】
細胞がヒト細胞である、請求項172または173に記載の方法。
【請求項177】
DNA損傷に対する細胞の感受性を調節する方法であって、前記細胞を、EPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤と接触させることを含む方法。
【請求項178】
DNA損傷はDNA損傷剤により引き起こされる、請求項177に記載の方法。
【請求項179】
DNA損傷剤がトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択される、請求項178に記載の方法。
【請求項180】
DNA損傷剤がドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択される、請求項179に記載の方法。
【請求項181】
細胞の増殖を調節する方法であって、前記細胞をi)EPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤;ならびにii) 十分な量のDNA損傷剤と接触させることを含む方法。
【請求項182】
薬剤が細胞中の遺伝子の発現を低減する、請求項177または181に記載の方法。
【請求項183】
薬剤が遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項177または181に記載の方法。
【請求項184】
薬剤が遺伝子を標的とする2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項183に記載の方法。
【請求項185】
薬剤中の異なるsiRNAの全siRNA濃度は遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項184に記載の方法。
【請求項186】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項185に記載の方法。
【請求項187】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項185に記載の方法。
【請求項188】
異なるsiRNAのそれぞれの濃度はお互いに50%未満、20%未満、または10%未満だけ異なる、請求項185に記載の方法。
【請求項189】
薬剤中のいずれのsiRNAも異なるsiRNAの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項185に記載の方法。
【請求項190】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAは、異なるsiRNAの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項185に記載の方法。
【請求項191】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満、または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項185に記載の方法。
【請求項192】
DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を調節することができる薬剤であって、EPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートできる薬剤を同定する方法であって、薬剤の存在のもとでの前記遺伝子を発現する細胞に対する前記DNA損傷剤の抑制効果を薬剤の不在のもとでの前記遺伝子を発現する細胞に対する前記DNA損傷剤の抑制効果と比較することを含み、前記DNA損傷剤の前記抑制効果に差があれば、薬剤を、前記DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する前記細胞の感受性を調節することができると同定する方法。
【請求項193】
DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を調節することができる薬剤であって、EPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性をモジュレートできる薬剤を同定する方法であって、(a)薬剤の存在のもとで前記遺伝子を発現する第1の細胞を前記DNA損傷剤と接触させて第1の増殖抑制効果を測定するステップ;(b)薬剤の不在のもとで前記遺伝子を発現する第2の細胞を前記DNA損傷剤と接触させて第2の増殖抑制効果を測定するステップ;ならびに(c) 前記ステップ(a)と(b)で測定した前記第1と第2の抑制効果を比較して、前記第1と第2の抑制効果の間に差があれば、薬剤を、前記DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を調節することができると同定するステップを含む方法。
【請求項194】
細胞が一次標的遺伝子を標的とするsiRNAを発現する、請求項192または193に記載の方法。
【請求項195】
一次標的遺伝子がp53である、請求項194に記載の方法。
【請求項196】
薬剤が遺伝子の発現を低減する分子を含む、請求項192または193に記載の方法。
【請求項197】
薬剤が遺伝子を標的とするsiRNAを含む、請求項196に記載の方法。
【請求項198】
薬剤が遺伝子を標的とする2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項197に記載の方法。
【請求項199】
薬剤中の異なるsiRNAの全siRNA濃度が遺伝子をサイレンシングするための最適濃度であり、ここで前記最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを実質的に増加することのない濃度である、請求項198に記載の方法。
【請求項200】
最適濃度は、さらに濃度を増加してもサイレンシングのレベルを20%を超えて、10%を超えて、または5%を超えて増加することのない濃度である、請求項199に記載の方法。
【請求項201】
それぞれの異なるsiRNAの濃度はほぼ同じである、請求項199に記載の方法。
【請求項202】
異なるsiRNAのそれぞれの濃度は50%未満、20%未満、または10%未満だけお互いに異なる、請求項199に記載の方法。
【請求項203】
薬剤中のいずれのsiRNAも、異なるsiRNAsの全siRNA濃度の80%を超える、50%を超える、または20%を超える濃度を有しない、請求項199に記載の方法。
【請求項204】
薬剤中の少なくとも1つのsiRNAは、異なるsiRNAsの全siRNA濃度の20%を超えるまたは50%を超える濃度を有する、請求項199に記載の方法。
【請求項205】
薬剤中の異なるsiRNAの数およびそれぞれのsiRNAの濃度を、前記薬剤が標的としない遺伝子の10%未満、1%未満、0.1%未満または0.01%未満のサイレンシングを引き起こすように選ぶ、請求項199に記載の方法。
【請求項206】
細胞中のEPHB3、WEE1、ELK1、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択されるある遺伝子を標的とする1以上の異なる小干渉RNA(siRNA)を含む細胞。
【請求項207】
1以上の異なるsiRNAは2、3、4、5、6、または10種類の異なるsiRNAを含む、請求項206に記載の細胞。
【請求項208】
細胞がヒト細胞である、請求項206に記載の細胞。
【請求項209】
細胞がマウス細胞である、請求項206に記載の細胞。
【請求項210】
DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を診断するためのマイクロアレイであって、1以上のポリヌクレオチドプローブを含み、ここで、それぞれの前記ポリヌクレオチドプローブはEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される1以上の遺伝子中のあるヌクレオチド配列を含むマイクロアレイ。
【請求項211】
DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を診断するためのキットであって、1以上の容器中に1以上のポリヌクレオチドプローブを含み、ここでそれぞれの前記ポリヌクレオチドプローブはEPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される1以上の遺伝子中のあるヌクレオチド配列を含むキット。
【請求項212】
DNA損傷剤の増殖抑制効果に対する細胞の感受性を調節する薬剤をスクリーニングするためのキットであって、1以上の容器中に(i)請求項206〜211のいずれか1つの請求項に記載の細胞;および(ii)前記DNA損傷剤を含むキット。
【請求項213】
癌を有する哺乳動物を治療するキットであって、1以上の容器中に(i)EPHB3、WEE1、ELK1、STK6、BRCA1、BRCA2、BARD1、およびRAD51からなる群から選択される遺伝子の発現および/または前記遺伝子がコードするタンパク質の活性を調節する十分な量の薬剤;ならびに(ii)DNA損傷剤を含むキット。
【請求項214】
DNA損傷剤がトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択される、請求項192〜193のいずれか1項に記載の方法。
【請求項215】
DNA損傷剤がドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択される、請求項に214記載の方法。
【請求項216】
DNA損傷剤がトポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼIIインヒビター、DNA結合剤、および電離放射線からなる群から選択される、請求項212に記載のキット。
【請求項217】
DNA損傷剤がドキソルビシン、カンプトセシン、およびシスプラチンからなる群から選択される、請求項216に記載の方法。
【請求項218】
一次標的遺伝子のサイレンシングのレベルを制御する、請求項21、117、137または138に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図9E】
【図9F】
【図9G】
【図9H】
【図9I】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図9E】
【図9F】
【図9G】
【図9H】
【図9I】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公表番号】特表2007−505634(P2007−505634A)
【公表日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−527165(P2006−527165)
【出願日】平成16年9月22日(2004.9.22)
【国際出願番号】PCT/US2004/031629
【国際公開番号】WO2005/031002
【国際公開日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(505424125)ロゼッタ インファーマティクス エルエルシー (7)
【出願人】(500080960)メルク・アンド・カンパニー・インコーポレーテッド (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年9月22日(2004.9.22)
【国際出願番号】PCT/US2004/031629
【国際公開番号】WO2005/031002
【国際公開日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(505424125)ロゼッタ インファーマティクス エルエルシー (7)
【出願人】(500080960)メルク・アンド・カンパニー・インコーポレーテッド (4)
【Fターム(参考)】
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