説明

アクチュエータの行程位置検知装置

【課題】パターンが経年劣化等の変化することにより、位置検知用のセンサからの出力信号が変化したとしても、行程位置を把握することができるアクチュエータの行程位置検知装置を提供する。
【解決手段】油圧シリンダ1(アクチュエータ)のロッド4に、ストローク方向の範囲内において変化がない基準部とストローク位置を特定できるように変化させる符号化部とを有するパターンXを描画して、基準部を検知する基準センサ(基準検知部)が出力する基準信号に基づき位置検知センサ(位置検知部)が出力する位置信号を判断して、ストローク位置を把握する制御装置とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチュエータの行程位置を検知する行程位置検知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、作業装置を備えた建設機械や特装車は、作業装置の駆動源である油圧シリンダ(アクチュエータ)の行程位置(ストローク位置)を検知し、その位置の検知結果から作業装置の姿勢を把握することで、所望の姿勢で作業装置の速度を増減したり作業装置を停止したりしている。そして、油圧シリンダのストローク位置を把握するため、例えば油圧シリンダのロッドに符号化したパターンを描画し、複数のセンサ(位置検知部)をシリンダチューブに固定し、パターンと複数のセンサとを相対的に移動させるとともに複数のセンサでパターンを読み取り、複数のセンサの検知または非検知状態からストローク位置を把握するようにしている。
【0003】
模式的にストローク位置を検知から把握するまでを図7を用いて説明する。図7(a)はロッドに描画したパターンで、L01〜L03までの3本のラインを有し、そのラインをそれぞれ8等分している。なお、荒面Xnは図中に黒く塗りつぶして示し、ショットブラストによりロッド表面を荒くなるように表面処理した箇所である。それ以外の箇所は輝面Xpであり、クロムメッキが施されたままの箇所である。ラインL01〜L03は、荒面Xnと輝面Xpとを選択配置することにより符号化している。
【0004】
そして、図7(b)に示すS01〜S03は反射形光電近接センサであり、検出光を検出対象物に照射しその反射光を受けて反射光の大きさ(光量)に応じた出力信号(電圧値)を出力する。なお、センサS01〜S03は、ラインL01〜L03をそれぞれ検知している。制御装置C0は、センサS01〜S03からの出力信号から、例えばS01が「なし」,S02が「あり」,S03が「なし」であったとき、制御装置C0は、S01とS03とは出力値が無いためL01及びL03は荒面Xnを、一方S02は出力値があるため輝面Xpをそれぞれ検知したと判断する。そして、予め制御装置C0のメモリ内に保存したテーブルから、輝面Xpと荒面Xnの組み合わせと一致する位置として「位置7」を選択し、現在のストローク位置が「位置7」であることを認識する。なお、3つのセンサの検知結果の組み合わせと位置とは一対一になるように(重複しないように)設定されている。
このように当該検知装置によると、油圧シリンダのストローク位置を8つの位置のいずれの場所にあるのかを把握することができ、作業装置を所望のとおりに動作させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−48599
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、経年使用により、符号化したパターンが薄くなってくると、本来は位置検知部がパターンを検知してそれに相当する出力信号を出力しなければならなかったにもかかわらず、パターンを検知していない場合に相当する出力信号しか出力されないことがある。図8は、経年劣化後の状態を示した図である。図8(a)が劣化したパターンを示し、図8(b)が劣化したパターンを各センサS01〜S03が検出した出力信号である。ここで、実際は「位置7」に相当するところまでシリンダが伸長していた場合を例にあげて説明する。荒面Xnは本来、センサが発した光を乱反射させてセンサに返す光量が小さくするところ、経年変化した荒面Xnは凹凸が小さくなり、センサが発した光をセンサに向かって反射してしまうことになる。すると、パターンを検知する各センサ(特にセンサS01)の出力値は、S01が「あり」,S02が「あり」,S03が「あり」となってしまう。制御装置C0は、全て出力値があることから輝面Xpを検知したとみなし、全て輝面Xpの組み合わせと一致する位置として「位置1」であると判断してしまう。このように制御装置C0はセンサS01〜S03からの出力信号が「常に輝面Xpを検知している」と誤認することとなり、「全てのセンサが輝面Xpを検知」に対応する位置からアクチュエータが動作していないと判断してしまう恐れがある。
【0007】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、経年使用によりパターンが劣化してしまっても、位置検知部からの出力から符号化部を適切に認識し、ストローク位置を判断できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するための本発明のアクチュエータの行程位置検知装置は、アクチュエータに設けられ、アクチュエータの行程方向にその範囲内において変化がない基準部とストローク位置を特定できるように変化させる符号化部とを有するパターンと、前記パターンの基準部を検知して当該検知結果に基づき基準信号を出力する基準検知部と、前記パターンの符号化部を検知して当該検知結果に基づき位置信号を出力する位置検知部とを有する検知手段と、前記基準検知部の基準信号に基づき位置検知部の位置信号を判断し、位置検知部による符号化部を判断する制御装置とを備えたことを特徴とする。本発明によるとパターンが変化することにより、位置検知部からの位置信号が変化したとしても、同じ程度変化した基準検知部の基準信号を基準にするため、符号化部の状態を認識することができる。
【0009】
さらに、前記パターンの基準部は前記パターンを描画していない箇所とは異なるようにしてもよく、これによりロッドが回転して、パターンと検知手段との位置がずれてしまったことを基準検知部の検出結果から知ることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によるとパターンが変化することにより、位置検知部からの位置信号が変化したとしても、同じ程度変化した基準検知部の基準信号を基準にするため、符号化部の状態を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の行程位置検知装置を備えた油圧シリンダの一部断面図である。
【図2】本発明のパターンを平面に展開した図である。
【図3】経年劣化後のパターンXを検出し、ストローク位置を把握するまでの過程を模式的に示した図である。
【図4】制御装置内における補正処理を模式的に示した図である。
【図5】制御装置内における輝面側の補正処理を模式的に示した図である。
【図6】他の処理を模式的に示した図である。
【図7】従来の処理を模式的に示した図であり、経年劣化前の状態を示す図である。
【図8】従来の処理を模式的に示した図であり、経年劣化後の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は本発明を適用した油圧シリンダ1の一部破断図である。
【0013】
油圧シリンダ1はシリンダチューブ2とシリンダチューブ2に挿入したピストン3と、ピストン3に固定したロッド4とを備えている。
【0014】
前記シリンダチューブ2は、円筒状のチューブ本体21とチューブ本体21の一端に溶接固定したヘッドキャップ23と、他端に固定されたロッドカバー24とからなる。ヘッドキャップ23の中央には孔23aを備えており、ロッドカバー24は、チューブ本体21の内壁に形成した雌ねじ21aにその外周に設けた雄ねじ24aを合致させ、螺入することにより固定している。
チューブ本体21の外周には伸長側のポート21aと、収縮側のポート21bとを穿設している。なお、ポート21aとポート21bとにはそれぞれ継手22a、22bを固定している。
【0015】
ロッド4の一端にはロックナット41によりピストン3が固定してあり、ロッド4の他端は、ロッドカバー24に設けた孔24bを貫通してシリンダチューブ2の外部に突出している。そして、ロッド4の突出した他端には、孔42aを備えたリング42を溶接固定している。
【0016】
ロッド4の外周にはパターンXがショットブラストにより描かれている。
ロッドカバー24の端面にはロッド4のパターンXを読み取るためのセンサ群Sを固定している。センサ群Sの出力信号は、制御装置Cに入力され、パターンXからシリンダ1のストロークを把握できるようにしている。
【0017】
図2は、ロッド4の外周に描いたパターンXを平面に展開した図である。
【0018】
パターンXは、符号化部Xaと、基準部Xbとを備えている。パターンXの符号化部Xaは9本のラインL1〜L9を有し、一般的にはグレーコードと呼ばれる模様を描画しており、ロッド4の周方向(図中縦方向)におけるラインL1〜L9の荒面Xnと輝面Xpとの組み合わせは、油圧シリンダ1のストローク全てにおいて重複することはなく、ラインL1〜L9の荒面Xnと輝面Xpとの組み合わせより油圧シリンダ1のストローク位置を制御装置Cは把握することができる。
【0019】
一方、基準部Xbは、第一基準列Lnと第二基準列Lpとを有している。第一基準列LnはパターンXが描画されている範囲において油圧シリンダ1のストローク方向にわたってすべてが荒面Xnとなるように表面処理を施している。第二基準列Lpは、パターンXが描画されている範囲において油圧シリンダ1のストローク方向にわたり荒面Xnが施されておらず、クロムメッキが施されたままである。
【0020】
センサ群Sは、符号化部XaのラインL1〜L9をそれぞれ検知する位置検知センサS1〜S9(位置検知部)と、基準部Xbの第一及び第二基準列Ln,Lpとをそれぞれ検知する基準センサBn及びBp(基準検知部)とからなる。センサ群Sの各センサは反射形光電近接センサである。本位置検知センサS1〜S9及び基準センサBn,Bpは、検出光を検出対象物に照射しその反射光を受けて反射光の大きさ(光量)に応じた出力信号(電圧値)を出力する。そして、本実施例では、輝面Xpをセンサ群Sが検知した場合にはその出力信号として10mVを出力し、荒面Xnを検知した場合には出力信号として0mVを出力するように設定している。
なお、位置検知センサS1〜S9が出力する出力信号を位置信号、基準センサBnとBpとが出力する出力信号を基準信号とも呼ぶ。
【0021】
つまり、制御装置Cは、センサ群Sのうち位置検知センサS1〜S9の出力信号を受け、その出力信号から各位置検知センサS1〜S9に対応する符号化部L1〜L9が荒面Xnと輝面Xpとのいずれの面であるかを判断する。そして次に制御装置Cは、符号化部L1〜L9の荒面Xnと輝面Xpとの組み合わせから油圧シリンダ1のストローク位置を算出する。
【0022】
なお、図中に矢印で示した方向がシリンダ1の伸縮によりロッド4(ロッド4に描画されたパターンX)とセンサ群Sとが相対的に移動する方向である。
【0023】
図3及び図4を参照して本発明の制御装置C内の処理について説明する。
図3は、経年劣化後のパターンXを検出し、ストロークのうちどの位置にあるのかを把握するまでの過程を模式的に示し、図4は、制御装置内における補正処理を模式的に示した図である。模式的に示すべくパターンXは、基準部Xbの第1基準列Lnと第2基準列Lp、符号化部XaのラインL1〜L3の合計5本とし、センサ群Sも基準センサBn,Bpと符号化部のラインL1〜L3に合わせた位置検知センサS1〜S3との合計5つに限り示している。
【0024】
図3(a)は、経年劣化したパターンXの一部を模式的に示している。パターンXは、ロッドカバー24の内面に固定したシール24dにより特に荒面Xnの凹凸がならされ、センサ群Sの検出光をセンサ群に対して反射しやすくなっている。このようなパターンXを各センサ群Sが検知すると、図3(b)に示した出力信号を発する。具体的には、基準センサBnとBp、位置検知センサS1〜S3が、輝面Xpを検知した場合にはその出力信号は10mV、経年変化後の荒面Xnを検知した場合にはその出力信号は2mVであったとする。
【0025】
「位置7」に相当するところまでシリンダが伸長していた場合を例にあげて説明する。図3(a)に示したパターンXを検知した場合、位置検知センサS1〜S3はそれぞれS1は2mV、S2は10mV、S3は2mVを出力する。このままであると、制御装置Cは位置検知センサS1〜S3の出力信号が全てある(0mVではない)ので、ラインL1〜L3は全て輝面Xpであると誤認したまま「位置1」にあるものと認識してしまう。そこで、制御装置Cは、基準センサXnの出力信号を参照し補正処理をおこなっている。
【0026】
図3(b)に示すように常に荒面Xnを検知する基準センサXnの出力信号が2mVであることから、制御装置Cは荒面Xnを検知した場合、出力信号が2mVまで変化してしまっていることを認識することができる。そして制御装置Cは、荒面Xnと輝面Xpとを区別するしきい値を0mVから例えば3mVに変化させる。すると、補正処理前であれば図4(a)に示したように位置検知センサS1及びS3はしきい値である0mVを超えているので、制御装置Cでは全て輝面Xpと判断していたところ、図4(b)に示した補正処理後であれば、3mV以下のエリアA1は全て荒面Xnと判断するため、S1及びS3は荒面Xnであったと認識することができる。これにより、制御装置CはL1〜L3が「荒面Xn」「輝面Xp」「荒面Xn」の組み合わせから「位置7」にあるものと認識することができる。
【0027】
図5は、制御装置内における輝面Xp側の補正処理を模式的に示した図である。輝面Xpもメッキの経年変化によりその輝き度合いが弱くなってしまうことがある。それにより、輝面Xpが反射する光の光量も低下し、自ずと位置検知センサの出力信号も変化する。図示した例であれば、位置検知センサS2の出力信号が9mVに低下したとする。出力信号が10mVを超えた場合には輝面Xpと判断していたため、制御装置CはL2が「輝面Xp」とは判断することができない。そこで、常に輝面Xpを検知する基準センサBpからの出力信号も同様に9mVに低下しているため、輝面Xpと判断するしきい値を10mVから例えば8mVまで変化させることにより、L2が輝面Xpであったと認識することができる(図5(b)参照)。なお本実施例では、荒面Xnと輝面Xpとのどちらか判断のつかないエリアA3を持つことで荒面Xnと輝面Xpとの識別時に誤認識してしまうことを抑制するようにしているが、上述の補正処理により荒面Xnであるか否かを判断するしきい値と、輝面Xpであるか否かを判断するしきい値とが徐々に近づき、エリアA3がなくなってしまった場合には、ロッド4に描画した荒面Xnと輝面Xpとが区別することができない状態まで劣化したと判断することができ、例えば図示しない表示装置に劣化度合いが著しい旨を表示することによりロッド4の交換ないしパターンXの再描画を促すことができる。
【0028】
次に図6を参照して他の実施例について説明する。本実施例では前述の実施例と基本的な構成及び処理は同じであるためその説明は省略し、以下は制御装置内の処理について詳細な説明をする。
【0029】
図6は、ロッド4もしくはセンサ群Sのいずれか一方が外力により周方向に相対移動した場合の処理を模式的に示した図である。図6に示した場合であれば、センサ群Sが回転することで基準センサBnが符号化部XaのラインL1を、位置検知センサS1がラインL2、位置検知センサS2がラインL3、位置検知センサS3が符号化部Xを描画していないロッド4の表面(第二基準列Lpに相当)をそれぞれ検知するようになってしまっている。
【0030】
「位置7」に相当するところまでシリンダが伸長していた場合を例にあげて説明すると、図6(a)に示したパターンXを検知した場合、位置検知センサS1〜S3の出力信号がそれぞれS1は10mV、S2は2mV、S3は10mVであるため、制御装置CはラインL1〜L3がそれぞれ「輝面Xp」「荒面Xn」「輝面Xp」と判断し、この組み合わせに相当する「位置4」にあるものと認識してしまう。しかしながら、油圧シリンダ1の伸縮駆動が行われることによりとなりの「位置8」に移動したとすると、位置検知センサS1〜S3の出力信号は変化しないが、ラインL1を検知している基準センサBnの出力信号は10mVに変化する。すると、本来は常に荒面Xnを検知している基準センサBnが荒面Xnを検知しているため、制御装置Cはロッド4とセンサ群Sとが相対移動していると判断することができる。この判断に基づき図示しない表示装置にエラー表示をすることで、誤認識するおそれまたは既に誤認識していることを知らせることができる。
なお、輝面Xpを常に検知する基準センサBpが荒面Xnを検知したことによりロッド4とセンサ群Sとが相対移動していると判断してもよい。
【0031】
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
上記実施例では、パターンXをロッド4に描画したが、ロッド4以外に描画してもよく、例えばシリンダの伸縮に連動する部材に描画してもよい。また、パターンXの基準部Xbは荒面Xn及び輝面Xpの両方を備えていたが、いずれか一方のみであってもよい。そしてパターンXの符号化部Xaは、分解能や行程量に応じてそのラインL1〜L9を増減することができる。そして、符号化部Xaを符号化するに当たりグレーコードを用いたが、アブソリュート型の符号化や、縞模様を描き、輝面Xpと荒面Xnとが切り替わるカウント数からストロークを認識する方式であるインクリメンタル型であってもよい。
【0032】
センサ群Sのセンサは反射形光電近接センサを用いたが、その他の形式のセンサでもよく、例えば、透過式光電センサや超音波センサといった各種センサを代用することができる。また、センサ群Sは複数のセンサ(実施例においては11個のセンサ)を組み合わせたが、単一のセンサが基準センサBn,Bpと位置検知センサS1〜S9との両方の機能を備えたもの、例えばCCDカメラなど、パターンの符号化部Xaと基準部Xbとを一度に検出できるセンサを用いてもよい。
【0033】
また、上記実施例では油圧シリンダに適用したが、その他の揺動式や回転式といった各種アクチュエータの行程位置を検知する検知装置に採用してもよい。
【符号の説明】
【0034】
1 油圧シリンダ
2 シリンダチューブ
3 ピストン
4 ロッド
S センサ群(検知手段)
Sa 位置検知部
Sb 基準検知部
X パターン
Xa 符号化部
Xb 基準部
C 制御装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクチュエータに設けられ、アクチュエータの行程方向にその範囲内において変化がない基準部とストローク位置を特定できるように変化させる符号化部とを有するパターンと、
前記パターンの基準部を検知して当該検知結果に基づき基準信号を出力する基準検知部と、前記パターンの符号化部を検知して当該検知結果に基づき位置信号を出力する位置検知部とを有する検知手段と、
前記基準検知部の基準信号に基づき位置検知部の位置信号を判断し、位置検知部による符号化部を判断する制御装置とを備えたことを特徴とするアクチュエータの行程位置検知装置。
【請求項2】
前記パターンの基準部は前記パターンを描画していない箇所とは異なるようにしたことを特徴とする請求項1記載のアクチュエータの行程位置検知装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−225656(P2012−225656A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−90587(P2011−90587)
【出願日】平成23年4月15日(2011.4.15)
【出願人】(000163095)極東開発工業株式会社 (215)
【Fターム(参考)】