説明

イオンチャンネルモジュレーター

本発明は、化合物、化合物を含む組成物および化合物および組成物の使用方法に関する。本発明の化合物、組成物および方法は、イオンチャンネル機能の治療的モジュレーションおよび疾患および病徴、特にあるカルシウムチャンネルサブタイプターゲットにより介在される疾患の治療に用いることができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(AI):
【化1】

(式中、
Arはシクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであって、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
XはNR、C(RまたはOである;
YはC=Oまたは低級アルキルである;
は、ArまたはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであって、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
qは0、1または2である;
各Rは独立して、(CHCO、(CHCOAr、(CHCONR、(CHAr、(CHAr、(CHNRまたは(CHORから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、H、低級アルキルまたは(CHArから選択される;
mは1または2である;
nは2または3である;
pは0または1である;
各Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであって、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
Ar、ArおよびArの各置換基は、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から独立して選択される;
各Rは独立して、水素またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、(CHArまたはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは、ハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノまたは1,2−メチレンジオキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)
で示される化合物またはその医薬的塩。
【請求項2】
式(BI):
【化2】

(式中、
Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは、H、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシ、およびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
は、ArまたはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは、H、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびアルカノイルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい;
qは0、1または2である;
各Rは、独立して、(CHCO、(CHCOAr、(CHCONR、(CHAr、(CHAr、(CHNRまたは(CHORから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、H、低級アルキルまたは(CHArから選択される;
各Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは、1以上の置換基で置換されていてもよい:ただし、Arはピペリジニル、テトラヒドロキノリニルまたはテトラヒドロイソキノリニル以外である;
各Zは独立して、OまたはNRから選択される;
各mは1または2である;
各nは2または3である;
各pは0または1である;
Ar、ArおよびArの各置換基は独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から選択される;
各Rは独立して、水素または、ハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、水素、(CHArまたはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、(CHArまたは、ハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは、ハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノまたは1,2−メチレンジオキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)
で示される化合物またはその医薬的塩。
【請求項3】
対象者において疾患または病徴を治療する方法であって、対象者に有効量の式CIの化合物:
【化3】

(式中、
Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
Xは、NR、C(R、S、結合またはOであるか、あるいはYと一緒になって−CH=CH−を形成する;
Yは、C=O、結合または低級アルキルであるか、あるいはXと一緒になって、−CH=CH−を形成する;
は、Ar、アルケニル、またはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
qは0、1または2である;
各Rは独立して、(CHCO、(CHCOAr、(CHCONR、(CHAr、(CHAr、(CHNR、(CHOR;(CHCN;アルキル;アルキニル、(CRCONR、Ar、(CRN(R)C(O)Arまたは(CHC(NOH)NHから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルである;
各Rは独立して、H、低級アルキル、アルコキシ、(CHNRまたは(CHArである;
mは1または2である;
nは2または3である;
pは0または1である;
各Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
Ar、ArおよびArの各置換基は、独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から選択される;
各Rは独立して、水素、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルである;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルである;
各Rは独立して、(CHArまたはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルである;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、ヘテロサイクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、それぞれはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノまたは1,2−メチレンジオキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)
またはその医薬的塩を投与することを含む方法。
【請求項4】
式CI:
【化4】

(式中、
Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよく、それぞれは炭素原子によりXと結合している;
XはCHである;
Yは結合である;
は、Ar、アルケニル、またはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれはり1以上の置換基で置換されていてもよい;
qは0、1または2である;
各Rは独立して、(CHCO、(CHCOArまたは(CHCONRである;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルである;
各Rは独立して、H、低級アルキル、アルコキシ、(CHNRまたは(CHArである;
mは2である;
nは2または3である;
pは0または1である;
各Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
Ar、ArおよびArの各置換基は、独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)である;
各Rは独立して、水素、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルである;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルである;
各Rは独立して、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルである;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、ヘテロサイクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、それぞれは、ハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノまたは1,2−メチレンジオキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)
で示される化合物またはその医薬的塩。
【請求項5】
式(DI):
【化5】

(式中、
は、ArまたはAr−X−Yであり、ここにおいて、
各Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
Xは、NR、C(RまたはOである;
Yは、C=Oまたは低級アルキルである;
は、Ar、またはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
各Rは独立して、(CHC(O)OR、(CHC(O)Ar、(CHC(O)NR、(CHNR、(CHArまたは(CHArから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、H、低級アルキルまたは(CHArから選択される;
mは1または2である;
nは2または3である;
pは0または1である;
各Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
Ar、ArおよびArの各置換基は、独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から選択される;
各Rは独立して、水素、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは、ハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;
qは0または1である)
で示される化合物またはその医薬的塩。
【請求項6】
式(EI):
【化6】

(式中、
は、アルキル、アルコキシアルキル、ArまたはAr−X−Yであり、ここにおいて、
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
Xは、NR、C(RまたはOである;
Yは、C=Oまたは低級アルキルである;
は、H、アルケニル、Ar、またはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
各Rは独立して、H、(CHC(O)OR、(CHC(O)Ar、(CHC(O)NR、(CHC(O)N(OR)R、(CHCHOR、Ar、(CHNRまたは(CHArから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、H、低級アルキルまたは(CHArから選択される;
mは1または2である;
nは2または3である;
pは0または1である;
各Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
Ar、ArおよびArの各置換基は、独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から選択される;
各Rは独立して、水素、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは、ハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
qは0または1である)
で示される化合物またはその医薬的塩。
【請求項7】
対象者において疾患または病徴を治療する方法であって、対象者に有効量の式(FI):
【化7】

(式中、
Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、そのそれぞれは、H、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
は、Ar、またはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、そのそれぞれは、H、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
各Rは独立して、CO、COAr、CONR、Ar、CHNRから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、H、低級アルキル、C(O)OR、C(O)NR、S(O)NR、C(O)R、S(O)または(CHArから選択される;
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
各pは独立して0または1である;
Arの各置換基は、独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から選択される;
各Rは独立して、水素、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノまたは1,2−メチレンジオキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;
各qは独立して0または1である)。
の化合物またはその医薬的な塩を投与することを含む方法
【請求項8】
式G−(I):
【化8】

(式中、
Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、そのそれぞれはH、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
は、Ar、またはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、そのそれぞれはH、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
各Rは独立して、CO、COAr、CONR、(CHAr、(CHNRまたはCHORから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、H、低級アルキル、C(O)OR、C(O)NR、S(O)NR、C(O)R、S(O)または(CHArから選択される;
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
各mは独立して、0または1である;
各nは独立して、1または2である;
各pは独立して、0または1である;
Arの各置換基は、独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から選択される;
各Rは独立して、水素、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、(CHArまたはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノまたはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは、ハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノまたは1,2−メチレンジオキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい:
各qは独立して0または1である)
で示されるまたはその医薬的塩。
【請求項9】
対象者において疾患または病徴を治療する方法であって、有効量の式G−(I):
【化9】

(式中、
Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれはH、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシ、およびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
は、Ar、またはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、それぞれはH、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
各Rは独立して、CO、COAr、CONR、(CHAr、(CHNRまたはCHORから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、H、低級アルキル、C(O)OR、C(O)NR、S(O)NR、C(O)R、S(O)または(CHArから選択される;
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
各mは、独立して0または1である;
各nは、独立して1または2である;
各pは、独立して0または1である;
Arの各置換基は独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から選択される;
各Rは独立して、水素、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、(CHArまたはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノもしくは1,2−メチレンジオキシから選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;
各qは独立して0または1である)
で示される化合物またはその医薬的塩を対象者に投与することを含む方法。
【請求項10】
式H−(I):
【化10】

(式中、
Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、そのそれぞれは、H、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
Xは、NR、C(RまたはOである;
Yは、C=Oまたは低級アルキルである;
は、ArまたはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、それぞれはH、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
各Rは独立して、CO、COAr、CONR、(CHAr、CHNRまたはCHORから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、H低級アルキル、C(O)OR、C(O)NR、S(O)NR、C(O)R、S(O)または(CHArから選択される;
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
各mは独立して0または1である;
各pは独立して0または1である;
Arの各置換基は、独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から選択される;
各Rは独立して、水素、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、(CHArまたはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノまたは1,2−メチレンジオキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;
各qは独立して0または1である)
で示される化合物またはその医薬的塩。
【請求項11】
対象者において疾患または病徴を治療する方法であって、対象者に有効量の式H−(I):
【化11】

(式中、
Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは、H、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
Xは、NR、C(RまたはOである;
Yは、C=Oまたは低級アルキルである;
は、Arまたは、Arで置換されていてもよい低級アルキルである;
Arは、独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、それぞれはH、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシレート、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘキシル、アルコキシ、モノおよびジ−アルキルアミノ、フェニル、カルボキサミド、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびアルカノイルからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
各Rは独立して、CO、COAr、CONR、(CHAr、CHNRまたはCHORから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、H、低級アルキル、C(O)OR、C(O)NR、S(O)NR、C(O)R、S(O)または(CHArから選択される;
各Arは独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
各mは独立して0または1である;
各pは独立して0または1である;
Arの各置換基は独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から選択される;
各Rは独立して、水素、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノまたは1,2−メチレンジオキシから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい;
各qは独立して0または1である)
で示される化合物またはその医薬的塩を投与することを含む方法。
【請求項12】
式J−(I):
【化12】

(式中、
Arは、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
は、Ar、またはArで置換されていてもよい低級アルキルである;
各Arは、独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
各Rは独立して、(CHCO、(CHCOAr、(CHCONR、(CHArまたは(CHNRから選択される;
各Rは独立して、Hまたは低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、H、低級アルキル、C(O)OR、C(O)NR、S(O)NR、C(O)R、S(O))Rまたは(CHArから選択される;あるいは
各RおよびRは、これらがどちらも結合している窒素原子と一緒になって4〜7員複素環を形成する(ここにおいて、各複素環における1つの炭素原子は、NR、OまたはSであり、各複素環は1以上の低級アルキル基で置換されていてもよい);
各Arは、独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであり、それぞれは1以上の置換基で置換されていてもよい;
各mは独立して0または1である;
各nは独立して1または2である;
各pは独立して0または1である;
Arの各置換基は、独立して、ハロゲン、CN、NO、OR、SR、S(O)OR、NR、シクロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルコキシ、1,2−メチレンジオキシ、C(O)OR、C(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)NR、C(NR)NR、NRC(NR)NR、S(O)NR、R、C(O)R、NRC(O)R、S(O)RまたはS(O)から選択される;
各Rは独立して、水素、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、水素、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Rは独立して、(CHAr、またはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−CジアルキルアミノもしくはC−Cシクロアルキルから独立して選択される1以上の置換基で置換されていてもよい低級アルキルから選択される;
各Arは独立して、C−Cシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれはハロゲン、OH、C−Cアルコキシ、NH、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノまたは1,2−メチレンジオキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)
で示される化合物またはその医薬的塩。
【請求項13】
請求項12における式J−(I):
【化13】

(式中、
Arは、アリールまたはヘテロアリールであり、それぞれは1〜3個の置換基で置換されていてもよい;
はArである;
各Arは独立して、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは1〜3個の置換基で置換されていてもよい;
は(CHNRであり、nは1である。ここにおいて、
各Rは独立して、H、低級アルキル、C(O)OR、C(O)NR、S(O)NR、C(O)R、S(O))Rまたは(CHArから選択されるか;または
各RおよびRはそれらがどちらも結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員複素環を形成する。ここにおいて、
各複素環における1つの炭素原子は、NR、OまたはSであり、各複素環は1または2個の低級アルキル基で置換されていてもよい;
各pは0または1である;
各Arは独立して、アリールまたはヘテロアリールから選択され、それぞれは1〜3個の置換基で置換されていてもよい)
で示される化合物。
【請求項14】
本明細書の表A〜Jに記載されている請求項1〜13のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項15】
カルシウムチャンネル活性を抑制する方法であって、請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物をカルシウムチャンネルと接触させることを含む方法。
【請求項16】
対象者においてカルシウムチャンネル活性を抑制する方法であって、前記対象者に有効量の請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項17】
対象者においてカルシウムチャンネルが介在する疾患を治療する方法であって、前記対象者に有効量の請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項18】
カルシウムチャンネルがCa1である請求項15〜17のいずれか1つに記載の方法。
【請求項19】
カルシウムチャンネルがCa1.2またはCa1.3である請求項15〜17のいずれか1つに記載の方法。
【請求項20】
Ca1カルシウムチャンネルが介在する疾患または病徴が、認識機能または神経系疾患または病徴である請求項17記載の方法。
【請求項21】
Ca1.2またはCa1.3カルシウムチャンネルが介在する疾患または病徴が、認識機能、または神経系疾患、または病徴である請求項17記載の方法。
【請求項22】
Ca1カルシウムチャンネルが介在する疾患または病徴が心血管疾患または病徴である請求項17記載の方法。
【請求項23】
Ca1.2またはCa1.3カルシウムチャンネルが介在する疾患または病徴が心血管疾患または病徴である請求項17記載の方法。
【請求項24】
対象者におけるCa1カルシウムチャンネルが介在する狭心症、鬱血性心不全または心筋虚血の治療法であって、有効量の請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項25】
Ca1カルシウムチャンネルがCa1.2またはCa1.3である請求項24記載の方法。
【請求項26】
対象者におけるCa1カルシウムチャンネルが介在する尿失禁または過活動膀胱を治療する方法であって、有効量の請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物を対象者に投与することを含む方法。
【請求項27】
Ca1カルシウムチャンネルがCa1.2またはCa1.3である請求項26記載の方法。
【請求項28】
対象者においてCa1カルシウムチャンネル心房性細動を治療する方法であって、有効量の請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物を対象者に投与することを含む方法。
【請求項29】
Ca1カルシウムチャンネルがCa1.2またはCa1.3である請求項28記載の方法。
【請求項30】
対象者におけるCa1カルシウムチャンネルが介在する高血圧を治療する方法であって、有効量の請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物を対象者に投与することを含む方法。
【請求項31】
Ca1カルシムチャンネルがCa1.2またはCa1.3である請求項30記載の方法。
【請求項32】
請求項1〜14の化合物を調製する方法であって、本明細書において示される中間体化合物を試薬と反応させて、本明細書において定義するような請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物を得ることを含む方法。
【請求項33】
請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物および医薬的に許容される担体を含む組成物。
【請求項34】
追加の治療薬をさらに含む請求項33記載の組成物。
【請求項35】
対象者において疾患または病徴を治療する方法であって、有効量の請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物を、かかる治療を必要とする対象者に投与することを含む方法。
【請求項36】
疾患または病徴が、狭心症、高血圧、鬱血性心不全、心筋虚血、心房性細動、真性糖尿病、尿失禁、過活動膀胱、肺病、認識機能または神経系障害である請求項35記載の方法。

【公表番号】特表2007−527909(P2007−527909A)
【公表日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−502940(P2007−502940)
【出願日】平成17年3月7日(2005.3.7)
【国際出願番号】PCT/US2005/007667
【国際公開番号】WO2005/086836
【国際公開日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(591011502)ワイス (573)
【氏名又は名称原語表記】Wyeth
【Fターム(参考)】