説明

イメージセンサー及びその製造方法

【課題】 イメージセンサー及びその製造方法が開示される。
【解決手段】 遮光領域での光遮断効果が向上されるイメージセンサー及びその製造方法において、前記イメージセンサーは、基板表面の下に具備されるフォトダイオード、前記基板上に形成される層間絶縁膜、前記層間絶縁膜の内部に具備される金属層パターン、前記層間絶縁膜上に前記金属層パターンと少なくとも一部分が重畳されるように位置するダミーパターン、及び前記ダミーパターンを囲むように具備され、前記フォトダイオードの少なくとも一部分が重畳されるように位置する上部遮光膜パターンを含む。前記イメージセンサーは、光遮断効果が向上され基準信号をより正確に出力することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージセンサー及びその製造方法に係り、より詳細には、遮光領域を含むイメージセンサー及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、イメージセンサーは、1次元又は2次元以上の光学情報を電気信号に変換する装置である。市販される固体イメージセンサーは、MOS型とCCD型の2種類がある。
【0003】
前記CCD素子は、個々のMOSキャパシタが互いに近接した位置に位置しながら、電荷キャリアがキャパシタに貯蔵され移送される素子である。又、CMOSイメージセンサーは、制御回路及び信号処理回路を周辺回路として使用するCMOS製造技術を利用して、光学的イメージを電気的信号に変換させる素子である。
【0004】
前記CMOSイメージセンサーの単位ピクセルは、光を感知するためのフォトダイオードと、前記感知された光を電気的信号に変換してデータ化するCMOSロジック回路部分とで構成されている。
【0005】
前記イメージセンサーは、光信号が電気的な信号に変化することによってイメージを出力するので、フォトダイオード内で熱発生等によって生成される電子は、出力信号から排除しなければならない。そのため、熱発生によって生成される電子を排除するために、前記イメージ出力のための受光領域のみならず、光電変換が発生しない特定領域を別に形成する。又、光電変換が発生する前記受光領域のアクティブピクセルで発生された電荷量から、前記光電変換が発生しない領域のピクセルで発生された電荷量を引かなければならない。この際、前記光電変換が発生しない領域には、光が透過しないように、金属等からなる遮光膜が上部全面に形成されており、下部には前記アクティブピクセルと同様に形成されている。前記光電変換が発生しない領域は、通常、遮光領域と言う。即ち、前記遮光領域は、ダーク状態で素子が作動され、前記遮光領域で発生された電荷量は光によって生成されない電荷量の基準信号としての役割を果たす。
【0006】
ところが、前記遮光領域の上部に形成された遮光膜が、部分的に薄くなるか、除去される場合には、前記遮光膜の薄くなった部分を通じて、前記遮光領域内にも光が一部透過することによって、光電変換による電荷量が発生される。この場合、前記遮光領域で出力される基準信号レベルが顕著に増加する。従って、前記高くなった基準信号レベルを基準とするピクセルから発生した信号レベルは、正常的な基準信号レベルを基準とするピクセルから発生した信号レベルより低くなるので、再生画像の画質は顕著に劣化する。
【0007】
一方、最近には、イメージセンサーの配線及び遮光膜としてアルミニウムやタングステンを代理して、より低抵抗を有する銅を使用しており、前記銅を使用して配線及び遮光膜を形成する時にはダマシン工程が適用される。ところが、前記遮光領域に銅遮光膜を形成するために、前記銅をCMPする場合、銅にはディッシング(Dishing)が激しく発生する。
【0008】
図1は、ディッシングが発生した銅遮光膜を示す断面図である。
【0009】
図1に示すように、銅遮光膜10には、局部的に厚さが非常に薄い部位12が生じる。前記銅の厚さが薄く形成された部位に光が一部透過することによって、遮光領域で正常的な基準信号を出力するのが不可能になって、イメージセンサーの画質が非常に劣化するという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従って、本発明の第1目的は、光遮断効果に優れた遮光領域を有するイメージセンサーを提供することにある。
【0011】
本発明の第2目的は、前記したイメージセンサーの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記した第1目的を達成するために、本発明の一実施例によるイメージセンサーは、基板表面の下に具備されるフォトダイオード、前記基板上に形成される層間絶縁膜、前記層間絶縁膜の内部に具備される金属層パターン、前記層間絶縁膜上に前記金属層パターンと少なくとも一部分が重畳されるように位置するダミーパターン、及び前記ダミーパターンを囲むように具備され、前記フォトダイオードの少なくとも一部分が重畳されるように位置する上部遮光膜パターンを含む。
【0013】
前記した第1目的を達成するために、本発明の他の実施例によるイメージセンサーは、受光領域と遮光領域とに区分された基板表面の下に具備されるフォトダイオード、前記基板上に形成される層間絶縁膜、前記層間絶縁膜の内部に、前記フォトダイオードと重畳されないように具備される配線、前記層間絶縁膜の内部に、前記基板の遮光領域に位置した前記フォトダイオードと重畳されるように具備され、前記配線とは電気的に絶縁される下部遮光膜パターン、前記層間絶縁膜上に、前記下部遮光膜パターンと重畳されるように位置するダミーパターン、及び前記ダミーパターンを囲むように具備され、少なくとも前記フォトダイオードの一部分が重畳されるように位置する上部遮光膜パターンを含む。
【0014】
前記した第2目的を達成するために、本発明の一実施例によるイメージセンサーを製造するために、まず、基板表面の下にフォトダイオードを形成する。前記フォトダイオードが形成された基板上に層間絶縁膜を形成する。前記層間絶縁膜内に金属層パターンを形成する。前記層間絶縁膜上に前記金属層パターンと少なくとも一部分が重畳されるダミーパターンを形成する。その後、前記ダミーパターンを囲み、前記フォトダイオードの少なくとも一部分を遮光する上部遮光膜パターンを形成する段階を行ってイメージセンサーを完成する。
【0015】
前記した第2目的を達成するために、本発明の他の実施例によるイメージセンサーを製造するために、まず、受光領域と遮光領域とに区分された基板表面の下にフォトダイオードをそれぞれ形成する。 前記基板上に第1層間絶縁膜を形成する。前記第1層間絶縁膜の内部に、前記フォトダイオードと重畳されない配線、及び前記遮光領域に位置した前記フォトダイオードと重畳され前記配線と電気的に絶縁される下部遮光膜パターンをそれぞれ形成する。前記基板の遮光領域に位置した第1層間絶縁膜上にダミーパターンを形成する。
前記ダミーパターンを囲み、前記フォトダイオードの少なくとも一部分を遮光する上部遮光膜パターンを形成して、前記イメージセンサーを完成する。
【0016】
前記したイメージセンサーの場合、遮光領域全体の上部に遮光層が形成されず、ダミーパターンに囲まれている形態を有する上部遮光膜パターンが形成されている。即ち、前記上部遮光膜パターンの間にダミーパターンが挿入されている。従って、前記ダミーパターンによって前記上部遮光膜パターンの中心部位にディッシングが発生することを減少させることができ、これによって、前記遮光膜パターンは遮光領域全体で均一な厚さを有するように形成することができる。
【0017】
又、前記ダミーパターンの下には下部遮光膜パターンが形成されることによって、前記ダミーパターンを通じて透過する光を前記下部遮光膜パターンで遮断することができる。従って、前記遮光領域で効果的に膜が遮断されるので、正確な基準信号を得ることができる。そのため、前記したイメージセンサーを使用する場合、優れた画質を有するイメージを出力することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0019】
実施例1
図2及び図3は、本発明の第1実施例によるイメージセンサーを示す平面図及び断面図である。
【0020】
受光領域と遮光領域とに区分された基板100上に、単位ピクセル155が配置されている。前記受光領域は、イメージをセンシングするために光が受光される領域であり、前記遮光領域は光によって発生されない電荷量を得るための領域である。前記単位ピクセル155は、素子分離膜112によって互いに電気的に分離されている。前記単位ピクセル155はそれぞれ同じ構成を有しており、例えば、1個のフォトダイオード114、115と第1乃至第4MOSトランジスタ(図示せず)で構成される。
【0021】
前記フォトダイオード114、115は、前記基板表面の下に形成され、N型不純物がドーピングされた領域114b、115bで形成することができる。又は、図示されたように、P型不純物領域114a、115a、及び前記P型不純物領域の下にN型不純物領域114b、115bが互いに接合された形態を有することができる。前記第1トランジスタは、リセット信号によってフォトダイオード114、115をリセットさせるトランジスタであり、前記第2トランジスタは、前記フォトダイオード114、115に蓄積された信号を増幅する増幅トランジスタであり、前記第3トランジスタは前記セレクト信号によって増幅トランジスタをアクティブにするセレクトトランジスタであり、前記第4トランジスタはフォトダイオード114、115に蓄積された信号をフローティング拡散領域に伝達する伝送トランジスタである。
【0022】
本実施例では、フォトダイオード114、115と4個のトランジスタを含む単位ピクセルについて簡略に説明したが、前記単位ピクセルはフォトダイオード114、115と少なくとも一つのトランジスタを含んで多様に具現することができる。
【0023】
以下では、遮光領域に形成されるフォトダイオードを第1フォトダイオード114とし、受光領域に形成されるフォトダイオードを第2フォトダイオード115として説明する。
【0024】
前記基板100上に層間絶縁膜構造物152が具備される。前記層間絶縁膜構造物152は、内部に1個以上の層間絶縁膜が積層された形態を有する。前記受光領域でイメージをセンシングするためには、外部光が層間絶縁膜構造物152を透過して、下部の第2フォトダイオード115まで到達しなければならない。従って、前記各層間絶縁膜は、光透過性が高い絶縁物質で形成する。例えば、前記層間絶縁膜は、シリコン酸化物系絶縁物質で形成することができる。本実施例では、便宜上、第1乃至第2層間絶縁膜116、126が積層されている層間絶縁膜構造物152について説明する。
【0025】
前記第1層間絶縁膜116内に第1配線122が具備される。前記受光領域に形成されている前記第1配線122は、前記第2フォトダイオード115と重畳されないように位置する。又、前記第2層間絶縁膜126内には、第2配線130が具備される。そして、前記受光領域に形成されている前記第1配線122は、前記第2フォトダイオード115と重畳されないように位置する。従って、外部から前記受光領域に入射される光は、前記第1配線122及び第2配線130によって妨害を受けることなく、第2フォトダイオード115まで到達する。
【0026】
ここで、前記第1配線122は、基板の所定領域と接続する第1コンタクト122aと前記第1コンタクト122aを互いに連結させるライン型の第1補助配線122bを含む。又、前記第2配線130は、前記第1配線122と電気的に連結される第2コンタクト130a及び前記第2コンタクト130aを互いに連結させる第2補助配線130bを含む。
【0027】
前記遮光領域に位置する前記層間絶縁膜構造物152内には、前記第1及び第2配線122、130とは電気的に絶縁される第1及び第2下部遮光膜パターン124、132が具備される。前記第1及び第2下部遮光膜パターン124、132は、前記受光領域には全く形成されない。前記第1及び第2下部遮光膜パターン124、132は、前記遮光領域に位置する第1フォトダイオード114に光が透過することを防止するために、前記第1フォトダイオード114の少なくとも一部分と重畳されるように位置する。
【0028】
具体的に、前記第1下部遮光膜パターン124は、第1補助配線122bと同じ平面に位置する。前記第1下部遮光膜パターン124と第1補助配線122bとの間の第1ギャップ121に光が透過することができるので、前記第1下部遮光膜パターン124は、前記第1ギャップ121が最大限小さく形成されるように、前記第1補助配線122bと隣接して形成されている。
【0029】
同様に、前記第2下部遮光膜パターン132は、それぞれ第2補助配線130bと同じ平面に位置し、前記第2下部遮光膜パターン132と第2補助配線130bとの間の第2ギャップ131が最大限小さく形成されている。
【0030】
各配線が多層で形成された場合、前記下部遮光膜パターンも前記配線と同様に多層で形成することが遮光効果で向上するので、より好ましい。
【0031】
一方、前記第1配線122と第1下部遮光膜パターン124は、同じ金属物質で形成されている。又、前記第2配線130と第2下部遮光膜パターン132は、同じ金属物質で形成されている。具体的に、前記第1配線122、第2配線130、第1下部遮光膜パターン124、及び第2下部遮光膜パターン132は、低抵抗を有する銅で形成することが好ましい。
【0032】
前記第1配線122及び第2配線130が銅で形成される場合、タングステンやアルミニウムと比較して、前記銅の抵抗が低いので、前記各配線に含まれるライン型の補助配線をより薄く形成することができる。具体的に、前記アルミニウム配線ラインと同じ抵抗を有するように、銅配線ラインを形成する場合、前記銅配線ラインは、アルミニウム配線ラインの約1/3乃至1/4程度の厚さで形成することができる。前記多層で構成される各補助配線の厚さを薄く形成する場合、全体層間絶縁膜構造物152の厚さをより薄く形成することができる。そのため、前記基板100表面の下に位置する第2フォトダイオード115までの光経路を最小化することができるので、前記第2フォトダイオード115の光感度を向上することができる。
【0033】
特に、最近のイメージセンサーの高集積化によってフォトダイオードのサイズが非常に減少するにつれて、前記フォトダイオードに光を充分に受光することが難しくなるので、イメージセンサーの特性向上のために、低抵抗を有する前記銅配線がより一層要求されている。前記銅配線で構成する場合、前記第1及び第2補助配線122b、130bは、約1000〜3000Åの厚さを有する。
【0034】
前記第2層間絶縁膜126上に第1上部層間絶縁膜140が具備される。前記第1上部層間絶縁膜140は、光透過性が高いシリコン酸化物で形成される。
【0035】
前記第1上部層間絶縁膜140上で、前記第2下部遮光膜パターン132と少なくとも一部分が重畳されるダミーパターン141aが具備される。前記ダミーパターン141aは、前記第1上部層間絶縁膜140と同じ物質で形成される。又、前記ダミーパターン141aは、少なくとも前記第2下部遮光膜パターン132よりは小さいサイズで形成されている。
【0036】
前記ダミーパターン141aを囲みながら、前記遮光領域全体に上部遮光膜パターン148が具備されている。前記上部遮光膜パターン148は、前記ダミーパターン141a部位を除いた遮光領域全体に入射される光を遮断する役割を果たす。
【0037】
前記第1上部層間絶縁膜140内に、前記上部遮光膜パターン148及び前記第2下部遮光膜パターン132を互いに垂直に連結する遮光用ビアパターン158が具備される。前記遮光用ビアパターン158は、図2に図示されたように、前記ダミーパターン141aの下部面を囲む形状を有する。具体的に、前記遮光用ビアパターン158は、内部に空間が存在するパイプ形状を有する。そして、前記パイプ形状を有する遮光用ビアパターン158の上部面は、前記ダミーパターン141aの下部面を囲むリング形状を有する。
【0038】
前記ダミーパターン141aの下の部位は、前記遮光用ビアパターン158及び第2下部遮光膜パターン132によって孤立する形状を有する。従って、前記ダミーパターン141aに光が透過しても、前記光は前記遮光用ビアパターン158及び第2下部遮光膜パターン132によって前記光が第1フォトダイオード114方向に殆ど透過しない。又、前記第1下部遮光膜パターン131によってもう一度遮光されるので、前記遮光領域に位置する第1フォトダイオード114には、光が殆ど到達しない。
【0039】
前記受光領域に位置する第1上部層間絶縁膜140上には、上部配線150が具備されている。又、前記上部配線150の間には、第2上部層間絶縁膜141bが具備されている。前記第2上部層間絶縁膜141bは、第1上部層間絶縁膜140と同じ物質で構成することができる。前記上部配線150は、前記第2フォトダイオード115と互いに重畳されないように位置する。従って、前記第1上部層間絶縁膜140及び層間絶縁膜構造物152を通じて光が透過することによって、受光領域に位置した第2フォトダイオード115に光が到達することができる。
【0040】
前記上部遮光膜パターン148及び上部配線150は金属物質で形成され、ダマシン工程を通じて形成される。好ましくは、前記上部遮光膜パターン148及び上部配線150は低抵抗を有する銅で形成される。
【0041】
前記ダミーパターン141aは、前記上部遮光膜パターン148及び上部配線150をダマシン工程を利用して形成する時に、周辺パターンの密集度によって、膜の中心部位が凹形状になるディッシング不良が発生することを最小化するために具備される。従って、前記ダミーパターン141aを具備することによって、前記上部遮光膜パターン148の厚さが非常に均一になる。前記ディッシング防止効果を極大化するために、前記ダミーパターン141aは、規則的に配列されていることが好ましい。
【0042】
図示していないが、前記のように前記ダミーパターンの下部面を孤立させるビアパターンが形成される場合、前記上部遮光用パターンと最も隣接するように位置した最上部の下部遮光膜パターンのみが具備され、残り下部遮光膜パターンは具備されなくても良い。
【0043】
図4乃至図10は、図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第1方法を説明するための断面図及び平面図である。
【0044】
図4は、フォトダイオードの形成を説明するための断面図である。
【0045】
図4を参照すると、受光領域と遮光領域とに区分されている基板上に、1個のフォトダイオード114、115と4個のMOSトランジスタで構成される単位ピクセルを形成する。
【0046】
これを具体的に説明すると、まず、P型不純物が全体的にドーピングされているシリコン基板100を準備する。前記基板に素子分離膜112を形成することによって、アクティブ領域及び素子分離領域をそれぞれ区分する。前記素子分離膜112は、LOCOS工程又はSTI工程で形成することができる。
【0047】
前記アクティブ領域の基板100の下部に部分的にN型の不純物をドーピングして、N型不純物領域114b、115bを形成する。その後、前記N型不純物領域114b、115b上に、P型の不純物をドーピングして、P型不純物領域114a、115aを形成する。前記工程によって、前記基板表面の下にN型不純物領域及びP型不純物領域が接合された形態を有する第1及び第2フォトダイオード114、115を形成する。前記第1フォトダイオード114は遮光領域内に形成され、前記第2フォトダイオード115は受光領域内に形成される。その後、前記第1及び第2フォトダイオード114、115によって動作されるトランジスタ(図示せず)をそれぞれ形成する。
【0048】
図5は、第1コンタクトホール及びトレンチの形成を説明するための断面図である。
【0049】
図5を参照すると、前記第1及び第2フォトダイオード114、115、及びトランジスタが形成されている基板上に、前記トランジスタを埋め立てる第1層間絶縁膜116を形成する。具体的に、前記第1層間絶縁膜116は、光透過性が高い物質であるシリコン酸化物系絶縁物質を蒸着させて形成することができる。
【0050】
前記第1層間絶縁膜116で第1補助配線領域及び第1下部遮光膜パターン形成領域を選択的にエッチングするための第1フォトレジストパターン(図示せず)を形成する。前記第1フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して、前記第1層間絶縁膜116を部分的にエッチングすることによって、第1補助配線に提供するための第1トレンチ120及び第1遮光膜パターンに提供するための第2トレンチ121をそれぞれ形成する。この際、前記第2トレンチは、遮光領域にのみ形成される。そして、前記第2トレンチ121は、前記第1フォトダイオード114の少なくとも一部分とは互いに重畳されるように位置する。
【0051】
前記第1トレンチ120の内部に第1補助配線が形成されるので、前記第1トレンチ120及び第2トレンチ121は、形成しようとする第1補助配線の厚さよりも深く形成する。例えば、前記第1トレンチ120及び第2トレンチ121は、1000〜4000Åの厚さで形成することができる。
【0052】
前述したように、前記第2トレンチ121は、前記第1トレンチ120を形成する時に同時に形成される。従って、前記第2トレンチ121を形成することによって別の追加工程が更に行われない。
【0053】
その後、前記第1層間絶縁膜116上に、コンタクト形成領域を選択的にエッチングするための第2フォトレジストパターン(図示せず)を形成する。この際、前記受光領域に位置した第2フォトレジストパターンのオープン部位は、前記第2フォトダイオード115の上部面と互いに重畳されないように位置する。
【0054】
前記第2フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して、前記基板が露出するように前記第1層間絶縁膜116をエッチングすることによって、第1コンタクトホール118を形成する。前記第2フォトレジストパターンをアッシング及びストリッピング工程を通じて除去する。
【0055】
前記説明では、第1及び第2トレンチ120、121を形成した後、第1コンタクトホール118を形成する工程について説明したが、第1コンタクトホール118をまず形成した後、第1及び第2トレンチ120,121を形成しても良い。
【0056】
図6及び図7は、第1配線及び第1下部遮光膜パターンの形成を説明するための断面図及び平面図である。
【0057】
図6及び図7を参照すると、前記第1コンタクトホール118、第1及び第2トレンチ120、121の内部、及び前記第1層間絶縁膜116の各表面に銅の拡散を防止するための拡散防止膜(図示せず)を形成する。前記拡散防止膜は、チタニウム膜、チタニウム窒化膜、又はチタニウム/チタニウム窒化膜が積層された膜で形成することができる。前記拡散防止膜上に前記第1コンタクトホール118、第1及び第2トレンチ120、121の内部を満たす銅膜(図示せず)を形成する。前記銅膜は、電気鍍金、無電解鍍金等の工程によって形成することができる。
【0058】
その後、前記第1コンタクトホール118、第1及び第2トレンチ120、121の内部にのみ前記銅膜が残留するように前記銅膜を研磨することによって、第1コンタクト122a、第1補助配線122b、及び第1下部遮光膜パターン124をそれぞれ形成する。前記研磨工程によって形成される第1補助配線122b及び第1下部遮光膜パターン124は、1000〜3000Åの厚さを有する。
【0059】
図8は、第2配線及び第2下部遮光膜パターンの形成を説明するための断面図である。
【0060】
図8を参照すると、前記第1補助配線122b、第1下部遮光膜パターン124、及び第1層間絶縁膜116上に、光透過性が高いシリコン酸化物系物質を蒸着させて、第2層間絶縁膜126を形成する。
【0061】
その後、図5乃至図7を参照として説明したものと同じ工程を行うことによって、前記第2層間絶縁膜126に前記第2コンタクト130a、第2補助配線130b、及び第2下部遮光膜パターン132をそれぞれ形成する。
【0062】
図9は、上部層間絶縁膜、トレンチの形成を説明するための断面図である。
【0063】
図9を参照すると、前記第2補助配線130b、第2下部遮光膜パターン132、及び第2層間絶縁膜126上に予備上部層間絶縁膜(図示せず)を形成する。前記予備上部層間絶縁膜は、光透過性が高いシリコン酸化物で形成する。
【0064】
前記予備上部層間絶縁膜上に、上部遮光膜パターン、ダミーパターン、及び上部配線を形成するための第3フォトレジストパターン142を形成する。前記第3フォトレジストパターン142は、前記上部遮光膜パターンが形成される部位及び上部配線が形成される部位は露出させ、前記ダミーパターンが形成される部位及び第2上部層間絶縁膜が形成される部位はマスキングされるように形成する。
【0065】
その後、前記第3フォトレジストパターン142をエッチングマスクとして使用して、露出した前記予備上部層間絶縁膜(図示せず)を部分的にエッチングすることによって、上部遮光膜パターン用トレンチ144及び上部配線用トレンチ146をそれぞれ形成する。前記上部遮光膜パターン用トレンチ144及び上部配線用トレンチ146は、底面に前記第2層間絶縁膜126の上部面が露出しないように形成される。
【0066】
前記工程を行うと、前記上部遮光膜パターン用トレンチ144の間には、ダミーパターン141aが形成され、前記受光領域で前記上部配線用トレンチ146の間には、第2上部層間絶縁膜141bが形成される。又、前記上部遮光膜パターン用トレンチ144及び上部配線用トレンチ146の下には、第1上部層間絶縁膜140が形成される。
【0067】
前記遮光領域に形成されているダミーパターン141aは、前記第2下部遮光膜パターン132の少なくとも一部分と重畳されるように形成される。又、前記上部配線用トレンチ146は、前記受光領域に位置する第2フォトダイオード115と互いに重畳されないように位置する。
【0068】
図10を参照すると、前記ダミーパターン141a及び第2上部層間絶縁膜141bの上に、ビアパターンを形成するための第4フォトレジストパターン153を形成する。前記第4フォトレジストパターン153のオープン部位はパイプ形状を有する。そして、前記パイプの内部には、前記ダミーパターン141aが埋め立てられる。
【0069】
前記第4フォトレジストパターン153をエッチングマスクとして利用して、第1上部層間絶縁膜140をエッチングすることによって、底面に第2下部遮光膜パターン132が露出されるビアホールを形成する。前記ビアホール154はパイプ形状を有し、前記パイプ内部にダミーパターン141aが位置するように形成される。その後、前記第4フォトレジストパターン153を除去する。
【0070】
図3に図示されたようなイメージセンサーの形成を説明する。
【0071】
図3及び図10を参照すると、前記上部遮光膜パターン用トレンチ144、上部配線用トレンチ146、及びビアホール154の内部を埋め立てるように、銅膜(図示せず)を形成する。その後、前記上部遮光膜パターン用トレンチ144、ビアホール154、及び上部配線用トレンチ146の内部にのみ前記銅膜が残留するように化学機械的研磨工程を行って、上部遮光膜パターン148、上部配線150、及びビアパターン158をそれぞれ形成する。
【0072】
前記ビアパターン158は、前記上部遮光膜パターン148及び第2下部遮光膜パターン132と連結され、前記ダミーパターン141aの下部を完全に囲む形態を有する。従って、前記ダミーパターン141aに透過する光は、第2下部遮光膜パターン132及びビアパターン158によって遮光される。
【0073】
又、前記上部遮光膜パターン用トレンチ144の間にダミーパターン141aが形成されているので、前記化学機械的研磨工程を行う時、前記上部遮光膜パターン用トレンチ144内に形成されている銅膜が凹形状になるディッシング現象を最小化することができる。
【0074】
従って、前記遮光領域のフォトダイオードに光が透過することを最小化させることができ、ダークレベルでの基準信号不良による誤動作を防止することができる。
【0075】
図11乃至図13は、図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第2方法を説明するための断面図である。以下で説明する第2方法は、配線及び下部遮光膜パターンを形成するためのダマシン工程及びビアパターンを形成する方法を除いては、前記第1方法と同じである。従って、重複説明は省略する。
【0076】
図11を参照すると、受光領域と遮光領域とに区分されている基板100上に、1個のフォトダイオード114、115と4個のMOSトランジスタで構成される単位ピクセルを形成する。ここで、前記遮光領域に形成されるフォトダイオードは第1フォトダイオード144とし、受光領域に形成されるフォトダイオードは第2フォトダイオード115とする。
【0077】
前記第1及び第2フォトダイオード114、115及びトランジスタが形成されている基板上に前記トランジスタを埋め立てる第1下部層間絶縁膜160を形成する。前記第1下部層間絶縁膜160を部分的にエッチングして、アクティブ領域内のコンタクト形成領域を露出させる第1コンタクトホール(図示せず)を形成する。
【0078】
その後、前記第1コンタクトホールの内部表面に銅の拡散を防止するための第1拡散防止膜(図示せず)を形成する。前記第1拡散防止膜の上に前記第1コンタクトホールの内部を満たす第1銅膜(図示せず)を形成する。前記第1コンタクトホールの内部にのみ前記第1銅膜が残留するように、前記第1銅膜を研磨して第1コンタクト162を形成する。
【0079】
図12を参照すると、前記第1下部層間絶縁膜160及び第1コンタクト162上に第1上部層間絶縁膜164を形成する。前記第1上部層間絶縁膜164を部分的にエッチングして、前記第1コンタクト162を経由するライン型の第1補助配線を形成するための第1トレンチ(図示せず)を形成する。又、前記遮光領域には、前記第1トレンチの間に第1遮光膜パターンを形成するための第2トレンチ(図示せず)を形成する。
【0080】
第1及び第2トレンチ内部表面に銅の拡散を防止するための第2拡散防止膜(図示せず)を形成する。前記第2拡散防止膜の上に前記第1及び第2トレンチ内部を満たす第2銅膜(図示せず)を形成する。
【0081】
その後、前記第1及び第2トレンチの内部にのみ前記第2銅膜が残留するように前記第2銅膜を研磨して、第1補助配線166及び第1下部遮光膜パターン168を形成する。
【0082】
その後、図示していないが、前記図11及び図12で説明したものと同じ工程を行って、第2コンタクト、第2補助配線、及び第2下部遮光膜パターンを形成する。
【0083】
図13を参照すると、前記層間絶縁膜構造物152上に第1上部層間絶縁膜140を形成する。前記第1上部層間絶縁膜140は、光透過性が高いシリコン酸化物で構成される。前記第1上部層間絶縁膜140に写真及びエッチング工程を行ってビアホール(図示せず)を形成する。その後、前記ビアホールを埋め立てるように銅膜を形成した後、前記ビアホール内にのみ前記銅膜が残留するように、化学機械的研磨工程を行うことによって、ビアパターン158を形成する。前記ビアパターン158は、パイプ形状を有する。
【0084】
その後、図3に示すように、前記第1上部層間絶縁膜140上にダミー膜(図示せず)を形成する。前記ダミー膜の所定部位を写真、エッチング工程によってエッチングすることによって、上部遮光膜パターン及び上部配線を形成するためのトレンチ(図示せず)を形成する。又、前記上部遮光膜パターン用トレンチの間には、ダミーパターン141aが形成され、前記上部配線用トレンチの間には、第2上部層間絶縁膜141bが形成される。この際、前記上部遮光膜パターン用トレンチは、前記ビアパターン158の上部面を露出させる。又、前記ダミーパターン141aは、前記ビアパターン158のパイプ内部と重畳されるように位置する。
【0085】
前記上部遮光膜パターン用トレンチ及び上部配線用トレンチを埋め立てるように銅膜(図示せず)を形成する。その後、前記上部遮光膜パターン用トレンチ及び上部配線用トレンチ内にのみ前記銅膜が残留するように化学機械的研磨工程を行って、上部遮光膜パターン148及び上部配線150をそれぞれ形成する。
【0086】
実施例2
図14は、本発明の第2実施例によるイメージセンサーを示す断面図である。以下で説明する第2実施例のイメージセンサーは、ビアパターン及び下部配線の形状を除いては、前記第1実施例のイメージセンサーと同じである。従って、同じ部分についての重複説明は省略する。
【0087】
図14を参照すると、受光領域と遮光領域とに区分された基板100上に単位ピクセルが配置されている。前記単位ピクセルは、それぞれ同じ構成を有しており、例えば、1個のフォトダイオード114、115と第1乃至第4MOSトランジスタ(図示せず)で構成される。以下で、遮光領域に形成されるフォトダイオードを第1フォトダイオード114とし、受光領域に形成されるフォトダイオードを第2フォトダイオード115として説明する。
【0088】
前記基板100上には、層間絶縁膜構造物152が具備される。前記層間絶縁膜構造物152は、内部に1個以上の層間絶縁膜が積層された形態を有する。本実施例では、便宜上、第1乃至第2層間絶縁膜116、126が積層されている層間絶縁膜構造物152について説明する。
【0089】
前記第1層間絶縁膜116内には第1配線200が具備される。前記第1配線200は、基板の所定領域と接続する第1コンタクト200aと前記第1コンタクト200aを互いに連結させるライン型の第1補助配線200bを含む。
【0090】
前記受光領域に形成されている第1配線200及び前記遮光領域に形成されている第1配線200は、互いに異なる形状を有することができる。特に、前記受光領域に形成されている前記第1配線200は、前記第2フォトダイオード115と重畳されないように位置する。しかし、前記遮光領域に形成されている第1配線200は、前記第1フォトダイオードと部分的に重畳されるように位置しても良い。即ち、前記遮光領域に形成されている第1補助配線200bは、前記受光領域に形成されている第1補助配線200bに対して、前記第1フォトダイオード114の中心側に水平方向に拡張される形状を有することができる。
【0091】
前記遮光領域に位置した前記ライン型の第1補助配線200bの間には、前記第1補助配線200bと電気的に絶縁される第1下部遮光膜パターン202が具備される。前記第1下部遮光膜パターン202は、前記受光領域には、全く形成されていない。前記第1下部遮光膜パターン202は、前記遮光領域に位置する第1フォトダイオード114に光が透過することを防止するために、前記第1フォトダイオード114の少なくとも一部分と重畳されるように位置する。
【0092】
前記第1下部遮光膜パターン202と前記第1補助配線200bは、互いに同じ平面に位置する。従って、前記第1下部遮光膜パターン202と前記第1補助配線200bとの間の第1ギャップ201の部位には、透過性が高い第1層間絶縁膜116が残留する。
【0093】
前記第2層間絶縁膜126内には、第2配線204が具備されている。前記第2配線204は、基板の所定領域と接続する第2コンタクト204aと前記第2コンタクト204aとを互いに連結させるライン型の第2補助配線204bを含む。
【0094】
前記遮光領域に位置した前記ライン型の第2補助配線204bの間には、前記第2補助配線204bと電気的に絶縁される第2下部遮光膜パターン206が具備されている。前記第2下部遮光膜パターン206は、前記受光領域には全く形成されていない。前記第2下部遮光膜パターン206は、前記遮光領域に位置する第1フォトダイオードに光が透過することを防止するために、前記第1フォトダイオード114の少なくとも一部分と重畳されるように位置する。
【0095】
前記第2下部遮光膜パターン206と前記第2補助配線204bは、互いに同じ平面に位置する。従って、前記第2下部遮光膜パターン206と前記第2補助配線204bの間の第2ギャップ203の部位に透過性が高い第2層間絶縁膜126が残留する。
【0096】
この際、前記第2ギャップ203は、前記第1ギャップ201と同じ垂直線上に位置しないことが好ましい。従って、前記第2ギャップ203を通じて透過した光が、すぐ前記第1ギャップ201を通じて下部の第1フォトダイオード114に入射しないようにしなければならない。
【0097】
前記第1配線200と第1下部遮光膜パターン202は、同じ物質で形成されている。又、前記第2配線204と第2下部遮光膜パターン206は、同じ物質で形成されている。前記第1配線200、第2配線204、第1下部遮光膜パターン202、及び第2下部遮光膜パターン206は、銅で形成されることが好ましい。
【0098】
前記第1配線200及び第2配線204を銅で形成する場合、タングステンやアルミニウムに対して、前記銅の抵抗が低いため、前記各配線に含まれるライン型の補助配線をより薄く形成することができる。又、前記配線の線幅が互いに異なっても、抵抗の差異が大きく発生しないので、前記遮光領域と受光領域での配線の形状が異なっても、比較的正確な基準信号を得ることができる。
【0099】
前記第2層間絶縁膜126上に第1上部層間絶縁膜140が具備されている。
【0100】
前記遮光領域に位置する前記第1上部層間絶縁膜140上には、上部遮光膜パターン148が具備されている。前記上部遮光膜148は、銅で形成される。前記上部遮光膜パターン148の間には、ダミーパターン141aが具備されている。即ち、前記遮光領域に位置する前記第1上部層間絶縁膜140上には、ダミーパターン141aと上部遮光膜パターン148で完全に覆われている。
【0101】
又、前記受光領域に位置する第1上部層間絶縁膜140には、銅で形成される上部配線150が具備されている。前記上部配線150は、前記第2フォトダイオード115と互いに重畳されないように位置する。
【0102】
前記ダミーパターン141aに透過する光を一部遮断するために、前記上部遮光膜パターン148及び第2下部遮光膜パターン206を連結させるビアパターン210が具備されている。前記ビアパターン210は、前記ダミーパターン141aの下に具備され、前記ダミーパターン141aの少なくとも一つの側面と隣接した部位に形成されている。従って、前記ビアパターン210は、前記ダミーパターン141aを通じて透過した光が前記ビアパターン210が形成されている方向に更に進行することを遮断させる役割を果たす。
【0103】
従って、前記遮光領域を透過する光は、ビアパターン210、上部遮光膜パターン148、及び第2下部遮光膜パターン206によって1次的に光が遮光され、前記第2ギャップ203を透過する光は、前記第1配線200及び第1下部遮光膜パターン202によって2次的に光が遮光される。そのため、前記遮光領域内の第1フォトダイオード114を光が殆ど透過しないので、正確な基準信号を得ることができる。
【0104】
図15乃至図20は、図14に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための断面図及び平面図である。
【0105】
図15は、フォトダイオード及び第1配線用トレンチの形成を説明するための断面図である。
【0106】
図15を参照すると、まず、図4を参照として説明したものと同じ工程を行って、受光領域と遮光領域とに区分されている基板上に、1個のフォトダイオードと4個のMOSトランジスタで構成される単位ピクセルを形成する。ここで、前記第1フォトダイオード114は遮光領域内に形成され、前記第2フォトダイオード115は受光領域内に形成される。
【0107】
その後、前記第1及び第2フォトダイオード114、115及びトランジスタが形成されている基板上に、前記トランジスタを埋め立てる第1層間絶縁膜116を形成する。具体的に、前記第1層間絶縁膜116は、光透過性が高い物質であるシリコン酸化物系絶縁物質を蒸着させて形成することができる。
【0108】
前記第1層間絶縁膜116で第1補助配線領域及び第1下部遮光膜パターン形成領域を選択的にエッチングするための第1フォトレジストパターン(図示せず)を形成する。前記第1フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して、前記第1層間絶縁膜116を部分的にエッチングすることによって、第1補助配線に提供するための第1トレンチ192、及び第1遮光膜パターンに提供するための第2トレンチ194をそれぞれ形成する。この際、前記第2トレンチ194は、遮光領域にのみ形成される。そして、前記第2トレンチ194は、前記第1フォトダイオード114と少なくとも一部分が互いに重畳されるように位置する。前記第2トレンチ194と第1トレンチ192との間の水平方向の第1ギャップが最も小さくなるように写真、エッチング工程を行う。
【0109】
この際、前記受光領域の各単位ピクセル上に形成される第1トレンチ192と、前記遮光領域上に形成される第1トレンチ192との、内部サイズ及び形状が、互いに異なるように形成する。具体的に、前記遮光領域上に形成される第1トレンチ192は、前記第1フォトダイオード114の中心方向に拡張された形状を有することができる。
【0110】
その後、前記第1層間絶縁膜116上にコンタクト形成領域を選択的にエッチングするための第2フォトレジストパターン(図示せず)を形成する。この際、前記受光領域に位置した第2フォトレジストパターンのオープン部位は、前記第2フォトダイオード115の上部面と互いに重畳されないように位置する。
【0111】
前記第2フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して、前記基板が露出されるように、前記第1層間絶縁膜116をエッチングすることによって、第1コンタクトホール190を形成する。前記第2フォトレジストパターンをアッシング又はストリップ工程を通じて除去する。
【0112】
前記説明では第1及び第2トレンチ192、194を形成した後、第1コンタクトホール190を形成する工程について説明したが、第1コンタクトホール190をまず形成した後、第1及び第2トレンチ192、194を形成しても良い。
【0113】
図16及び図17は、第1配線及び第1下部遮光膜パターンの形成を説明するための断面図及び平面図である。
【0114】
図16及び図17を参照すると、前記第1コンタクトホール190、第1及び第2トレンチ192、194の内部、及び前記第1層間絶縁膜116の各表面に銅の拡散を防止するための拡散防止膜(図示せず)を形成する。前記拡散防止膜上に前記第1コンタクトホール190、第1及び第2トレンチ192、194の内部を満たす銅膜(図示せず)を形成する。前記銅膜は、電気鍍金、無電解鍍金等の工程によって形成することができる。
【0115】
その後、前記第1コンタクトホール190、第1及び第2トレンチ192、194の内部にのみ前記銅膜が残留するように前記銅膜を研磨して、第1コンタクト200a、第1補助配線200b、及び第1下部遮光膜パターン202を形成する。
【0116】
前記工程によると、図示されたように、前記遮光領域に形成されている第1補助配線200bの線幅は、前記受光領域が形成されている第1補助配線200bの線幅とは差異がある。
【0117】
図18は、第2配線及び第2下部遮光膜パターンの形成を説明するための断面図である。
【0118】
図18を参照すると、前記第1補助配線200b、第1下部遮光膜パターン202、及び第1層間絶縁膜116上に光透過性が高いシリコン酸化物系物質を蒸着させて第2層間絶縁膜126を形成する。
【0119】
その後、前記第2層間絶縁膜126で第2補助配線領域及び第2下部遮光膜パターン形成領域を選択的にエッチングするための第3フォトレジストパターン(図示せず)を形成する。前記第3フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して、前記第2層間絶縁膜126を部分的にエッチングすることによって、第2補助配線に提供されるための第3トレンチ(図示せず)、及び第2下部遮光膜パターンに提供されるための第4トレンチ(図示せず)をそれぞれ形成する。この際、前記第4トレンチは、遮光領域にのみ形成される。そして、前記第4トレンチは、前記第1フォトダイオードと少なくとも一部分が互いに重畳されるように位置する。
【0120】
この際、前記第3トレンチと第4トレンチとの間の水平方向の第2ギャップ203が最も小さくなるように、写真、エッチング工程を行う。又、前記第1ギャップ201及び第2ギャップ203が同じ垂直線上に位置しないように配置することが好ましい。このために、前記受光領域の各単位ピクセル上に形成される第3トレンチと前記遮光領域上に形成される第3トレンチの内部サイズ及び形状を互いに異なるように形成することもできる。
【0121】
その後、前記第2層間絶縁膜126上にコンタクト形成領域を選択的にエッチングするための第4フォトレジストパターン(図示せず)を形成する。前記第4フォトレジストパターンをエッチングマスクとして使用して、前記基板が露出されるように前記第2層間絶縁膜126をエッチングすることによって、第2コンタクトホール(図示せず)を形成する。
【0122】
前記第2コンタクトホール、第3及び第4トレンチの内部、及び前記第2層間絶縁膜126の各表面に銅の拡散を防止するための拡散防止膜(図示せず)を形成する。前記拡散防止膜の上に前記第2コンタクトホール、第3及び第4トレンチの内部を満たす銅膜(図示せず)を形成する。
【0123】
その後、前記第2コンタクトホール、第3及び第4トレンチの内部にのみ前記銅膜を化学機械的研磨工程によって研磨することによって、第2コンタクト204a、第2補助配線204b、及び第2下部遮光膜パターン206を形成する。
【0124】
図19及び図20は、上部層間絶縁膜及びトレンチの形成を説明するための断面図である。
【0125】
図19及び図20を参照すると、前記第2補助配線204b、第2下部遮光膜パターン206、及び第2層間絶縁膜126上に予備上部層間絶縁膜(図示せず)を形成する。前記予備上部層間絶縁膜は、光透過性が高いシリコン酸化物で形成する。
【0126】
前記予備上部層間絶縁膜を部分的にエッチングすることによって、上部遮光膜パターン用トレンチ144及び上部配線用トレンチ146をそれぞれ形成する。前記上部遮光膜パターン用トレンチ144及び上部配線用トレンチ146は、底面に前記第2層間絶縁膜126の上部面が露出しないように形成される。
【0127】
前記工程を行うと、前記遮光領域で前記上部遮光膜パターン用トレンチ144の間にはダミーパターン141aが形成され、前記受光領域で前記上部配線用トレンチ146の間には、第2上部層間絶縁膜141bが形成される。前記遮光領域に形成されているダミーパターン141aは、前記第2下部遮光膜パターンの少なくとも一部分と互いに重畳されるようにする。
【0128】
その後、前記ダミーパターン141a及び第2上部層間絶縁膜141b上にビアパターンを形成するための第5フォトレジストパターン207を形成する。前記第5フォトレジストパターン207は、前記ダミーパターン141aの少なくとも一側面と隣接した領域を露出させるように形成する。前記第5フォトレジストパターン207の露出部位は、ライン形状、ベンディング形状、U字形状等を有する。図17では、前記第5フォトレジストパターン207の露出部位がライン形状を有することを示し、この場合、パイプ形状を有するフォトレジストパターンを形成することと比較して、写真工程が容易になる長所がある。
【0129】
前記第5フォトレジストパターン207をエッチングマスクとして利用して、第1上部層間絶縁膜140をエッチングすることによって、底面に第2下部遮光膜パターン206が露出されるビアホール208を形成する。
【0130】
図14に図示されたようなイメージセンサーの形成を説明する。
【0131】
図14を参照すると、前記上部遮光膜パターン用トレンチ144、上部配線用トレンチ146、及びビアホール208の内部を埋め立てるように銅膜(図示せず)を形成する。その後、前記上部遮光膜パターン用トレンチ144、ビアホール208、及び上部配線用トレンチ146の内部にのみ前記銅膜が残留するように、化学機械的研磨工程を行って、上部遮光膜パターン148、上部配線150、及びビアパターン210をそれぞれ形成する。前記ビアパターン210は、前記第5フォトレジストパターン207の形状によって、ライン形状、ベンディング形状、U字形状等を有する。
【0132】
実施例3
図21は、本発明の第3実施例によるイメージセンサーを示す断面図である。
【0133】
図21を参照すると、第3実施例によるイメージセンサーは、ビアパターンが形成されないことを除いては、前記第1実施例のイメージセンサーと同じ構造を有する。
【0134】
又、図21に図示されたイメージセンサーを形成する方法は、前記第1実施例のイメージセンサーを形成する方法と殆ど類似である。具体的に、前記図10を参照して説明した工程を省略し、前記図4乃至図9、及び図3を参照して説明した工程と同じ工程を行うことによって、前記第3実施例によるイメージセンサーを得ることができる。
【0135】
実施例4
図22は、本発明の第4実施例によるイメージセンサーを示す断面図である。
【0136】
以下で説明する第4実施例によるイメージセンサーは、上部層間絶縁膜と異なる物質でダミーパターンが形成されることを除いては、前記第3実施例のイメージセンサーと同じである。従って、同じ部分についての説明は省略する。
【0137】
図22を参照すると、多層配線及び下部遮光膜パターンが内部に具備されている層間絶縁膜構造物152上に、上部層間絶縁膜300が具備される。前記上部層間絶縁膜300は、光透過性が高いシリコン酸化物で形成される。
【0138】
前記遮光領域に位置する上部層間絶縁膜300上には、銅からなる上部遮光膜パターン308が具備される。又、前記受光領域に位置する上部層間絶縁膜300上には、銅からなる上部配線310が具備される。
【0139】
前記上部遮光膜パターン308の間には、ダミーパターン302aが形成されている。前記ダミーパターン302aは、上部層間絶縁膜に対して光透過率が低い物質で形成される。具体的に、前記ダミーパターン302aは、シリコン窒化物で形成することができる。前記ダミーパターン302aは、前記上部層間絶縁膜に対して、光透過率が低い物質で形成されているので、前記ダミーパターン302aを通じて遮光領域内に透過する光を最小化することができる。
【0140】
又、前記受光領域に位置する上部層間絶縁膜300上には、前記ダミーパターン302aと同じ物質を形成してはいけない。これは、前記ダミーパターン302aを構成する物質が下部に形成されている層間絶縁膜に対して光透過率が低いため、前記受光領域に残留する場合、受光領域を透過する光を遮断させるためである。
【0141】
図23乃至図25は、図22に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための断面図である。
【0142】
以下で説明する方法は、上部遮光膜パターン、ダミーパターン、及び上部配線形成方法を除いては、前記第3実施例の方法と同じである。
【0143】
図23を参照すると、図4乃至図8を参照して説明したのと同じ工程を行って、多層配線及び下部遮光膜パターンが内部に具備されている層間絶縁膜構造物152を形成する。
【0144】
その後、前記層間絶縁膜構造物152上に、上部層間絶縁膜300を形成する。前記上部層間絶縁膜300は、光透過性が高いシリコン酸化物からなる。上部層間絶縁膜300上に前記上部層間絶縁膜300に対して、光透過性が低い物質としてダミー膜302を形成する。前記ダミー膜302は、上部遮光膜をパターニングして、ダミーパターンを形成するために提供される膜である。具体的に、前記ダミー膜302はシリコン窒化物で形成することができる。
【0145】
図24を参照すると、前記シリコン窒化物からなるダミー膜302を部分的にエッチングして、遮光領域には上部遮光膜パターン用トレンチ304を形成して、受光領域には上部配線形成用トレンチ306をそれぞれ形成する。前記エッチング工程によって、前記上部遮光膜パターン用トレンチ304の間には、上部遮光膜パターンに提供される銅のディッシング現象を防止するためのダミーパターン302aが形成される。
【0146】
図25を参照すると、前記上部遮光膜パターン用トレンチ304、上部配線用トレンチ306、及び上部層間絶縁膜300上に銅膜(図示せず)を形成する。その後、前記上部遮光膜パターン用トレンチ304及び上部配線用トレンチ306内にのみ前記銅膜が残留するように、化学機械的研磨工程を行って、上部遮光膜パターン308及び上部配線310をそれぞれ形成する。
【0147】
その後、図22に示すように、前記受光領域に残留しているダミー膜を選択的に除去して、遮光領域にのみダミーパターンが残留するようにする。
【産業上の利用可能性】
【0148】
本発明によると、イメージセンサーは遮光領域での遮光効果が向上され、これによって、ダークレベルの基準信号を正確に出力することができる。これによって、前記イメージセンサーの特性を向上することができる。
【0149】
以上、本発明の実施例によって詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0150】
【図1】ディッシングが発生した銅遮光膜を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例によるイメージセンサーを示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例によるイメージセンサーを示す断面図である。
【図4】図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第1方法を説明するための断面図である。
【図5】図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第1方法を説明するための断面図である。
【図6】図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第1方法を説明するための断面図である。
【図7】図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第1方法を説明するための平面図である。
【図8】図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第1方法を説明するための断面図である。
【図9】図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第1方法を説明するための断面図である。
【図10】図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第1方法を説明するための断面図である。
【図11】図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第2方法を説明するための断面図である。
【図12】図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第2方法を説明するための断面図である。
【図13】図2及び図3に図示されたイメージセンサーを製造するための第2方法を説明するための断面図である。
【図14】本発明の第2実施例によるイメージセンサーを示す断面図である。
【図15】図14に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための断面図である。
【図16】図14に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための断面図である。
【図17】図14に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための平面図である。
【図18】図14に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための断面図である。
【図19】図14に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための断面図である。
【図20】図14に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための平面図である。
【図21】本発明の第3実施例によるイメージセンサーを示す断面図である。
【図22】本発明の第4実施例によるイメージセンサーを示す平面図である。
【図23】図22に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための断面図である。
【図24】図22に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための断面図である。
【図25】図22に図示されたイメージセンサーを製造するための方法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
【0151】
100 基板
114 第1フォトダイオード
115 第2フォトダイオード
116 第1層間絶縁膜
122 第1配線
122a 第1コンタクト
122b 第1補助配線
124 第1下部遮光膜パターン
126 第2層間絶縁膜
130 第2配線
132 第2下部遮光膜パターン
140 第1上部層間絶縁膜
141a ダミーパターン
148 上部遮光膜パターン
152 層間絶縁膜構造物
155 単位ピクセル
158 遮光用ビアパターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板表面の下に具備されるフォトダイオードと、
前記基板上に形成される層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜の内部に具備される金属層パターンと、
前記層間絶縁膜上に前記金属層パターンと少なくとも一部分が重畳されるように位置するダミーパターンと、
前記ダミーパターンを囲むように具備され、前記フォトダイオードの少なくとも一部分が重畳されるように位置する上部遮光膜パターンを含むことを特徴とするイメージセンサー。
【請求項2】
前記金属層パターンは、配線及び前記配線と電気的に連結されない下部遮光膜パターンを含むことを特徴とする請求項1記載のイメージセンサー。
【請求項3】
前記ダミーパターンを通じて透過する光の少なくとも一部分が遮断されるように、前記上部遮光膜パターンと下部遮光膜パターンを連結させる遮光用ビアパターンが具備されることを特徴とする請求項2記載のイメージセンサー。
【請求項4】
前記遮光用ビアパターンは、前記上部遮光膜パターンと下部遮光膜パターンを連結させるパイプ形状を有し、前記遮光用ビアパターンのパイプ内部には、前記ダミーパターンが位置することを特徴とする請求項3記載のイメージセンサー。
【請求項5】
前記遮光用ビアパターンは、前記ダミーパターンの下部面と隣接するように位置し、ライン形状、ベンディング形状、U字形状のいずれかを有することを特徴とする請求項3記載のイメージセンサー。
【請求項6】
前記金属層パターンは、多層で形成されることを特徴とする請求項1記載のイメージセンサー。
【請求項7】
前記上部に位置した金属層パターンの間の離隔された部位、及び下部に位置した金属層パターンの間の離隔された部位が互いに重畳されないように配置されることを特徴とする請求項6記載のイメージセンサー。
【請求項8】
前記上部遮光膜パターンは、ダマシン工程によって形成されることを特徴とする請求項1記載のイメージセンサー。
【請求項9】
受光領域と遮光領域とに区分された基板表面の下に具備されるフォトダイオードと、
前記基板上に形成される層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜の内部に、前記フォトダイオードと重畳されないように具備される配線と、
前記層間絶縁膜の内部に、前記基板の遮光領域に位置した前記フォトダイオードと重畳されるように具備され、前記配線とは電気的に絶縁される下部遮光膜パターンと、
前記層間絶縁膜上に、前記下部遮光膜パターンと重畳されるように位置するダミーパターンと、
前記ダミーパターンを囲むように具備され、少なくとも前記フォトダイオードの一部分が重畳されるように位置する上部遮光膜パターンと、を含むことを特徴とするイメージセンサー。
【請求項10】
前記上部遮光膜パターンは、ダマシン工程によって形成されることを特徴とする請求項9記載のイメージセンサー。
【請求項11】
前記上部遮光膜パターンは、銅からなることを特徴とする請求項9記載のイメージセンサー。
【請求項12】
前記ダミーパターンは、シリコン酸化物又はシリコン窒化物からなることを特徴とする請求項9記載のイメージセンサー。
【請求項13】
前記ダミーパターンは、規則的に配列されることを特徴とする請求項9記載のイメージセンサー。
【請求項14】
前記ダミーパターンを通じて透過する光の少なくとも一部分が遮断されるように、前記上部遮光膜パターンと下部遮光膜パターンを連結させる遮光用ビアパターンが具備されることを特徴とする請求項9記載のイメージセンサー。
【請求項15】
前記遮光用ビアパターンは、前記上部遮光膜パターンと下部遮光膜パターンを連結させるパイプ形状を有し、前記遮光用ビアパターンのパイプ内部には、前記ダミーパターンが位置することを特徴とする請求項14記載のイメージセンサー。
【請求項16】
前記遮光用ビアパターンは、前記ダミーパターンの下部面と隣接するように位置し、ライン形状、ベンディング形状、U字形状のいずれかを有することを特徴とする請求項14記載のイメージセンサー。
【請求項17】
前記下部遮光膜パターン及び前記配線は、同じ物質からなることを特徴とする請求項9記載のイメージセンサー。
【請求項18】
前記下部遮光膜パターン及び前記配線は、多層で構成されることを特徴とする請求項9記載のイメージセンサー。
【請求項19】
基板表面の下にフォトダイオードを形成する段階と、
前記フォトダイオードが形成された基板上に層間絶縁膜を形成する段階と、
前記層間絶縁膜内に金属層パターンを形成する段階と、
前記層間絶縁膜上に前記金属層パターンと少なくとも一部分が重畳されるダミーパターンを形成する段階と、
前記ダミーパターンを囲み、前記フォトダイオードの少なくとも一部分を遮光する上部遮光膜パターンを形成する段階と、を行うことを特徴とするイメージセンサーの製造方法。
【請求項20】
前記金属層パターンは、配線及び前記配線と電気的に連結されない下部遮光膜パターンを含むことを特徴とする請求項19記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項21】
前記配線及び下部遮光膜パターンは、
前記第1層間絶縁膜で前記配線形成部位及び前記下部遮光膜パターン形成部位にそれぞれ第1及び第2トレンチを形成する段階と、
前記第1及び第2トレンチ内に金属物質を蒸着する段階と、
前記第1及び第2トレンチ内部にのみ金属物質が残留するように、前記金属物質を研磨する段階と、を行って形成することを特徴とする請求項20記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項22】
前記上部遮光膜パターンを形成する時に、前記ダミーパターンを通じて透過する光の少なくとも一部が遮断されるように、前記上部遮光膜パターンと下部遮光膜パターンを連結させる遮光用ビアパターンを同時に形成することを特徴とする請求項21記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項23】
前記上部遮光膜パターンを形成する前に、前記ダミーパターンを通じて透過する光の少なくとも一部分が遮断されるように、前記上部遮光膜パターンと下部遮光膜パターンを連結させる遮光用ビアパターンを形成することを特徴とする請求項21記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項24】
前記ダミーパターンは、
前記第1層間絶縁膜上に予備上部絶縁膜を形成する段階と、
前記予備上部絶縁膜で前記上部遮光膜パターン形成部位を部分的にエッチングすることによって、第3トレンチ及びダミーパターンを形成する段階と、を行って形成されることを特徴とする請求項19記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項25】
前記上部遮光膜パターンは、
前記第3トレンチ内に遮光物質を蒸着する段階と、
前記第3トレンチの内部にのみ遮光物質が残留するように前記遮光物質を研磨して、前記ダミーパターンを囲む上部遮光膜パターンを形成する段階と、を行って形成されることを特徴とする請求項24記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項26】
前記遮光物質は、銅を含むことを特徴とする請求項25記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項27】
受光領域と遮光領域とに区分された基板表面の下にフォトダイオードをそれぞれ形成する段階と、
前記基板上に第1層間絶縁膜を形成する段階と、
前記第1層間絶縁膜の内部に、前記フォトダイオードと重畳されない配線、及び前記遮光領域に位置した前記フォトダイオードと重畳され前記配線と電気的に絶縁される下部遮光膜パターンをそれぞれ形成する段階と、
前記基板の遮光領域に位置した第1層間絶縁膜上にダミーパターンを形成する段階と、
前記ダミーパターンを囲み、前記フォトダイオードの少なくとも一部分を遮光する上部遮光膜パターンを形成する段階と、を行うことを特徴とするイメージセンサーの製造方法。
【請求項28】
前記配線及び下部遮光膜パターンは、
前記第1層間絶縁膜で前記配線形成部位及び前記下部遮光膜パターンの形成部位にそれぞれ第1及び第2トレンチを形成する段階と、
前記第1及び第2トレンチ内に金属物質を蒸着する段階と、
前記第1及び第2トレンチの内部にのみ金属物質が残留するように、前記金属物質を研磨する段階と、を行って形成されることを特徴とする請求項27記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項29】
前記ダミーパターンは、前記下部遮光膜パターンと少なくとも一部分が重畳されるように形成されることを特徴とする請求項28記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項30】
前記上部遮光膜パターンを形成する時に、前記ダミーパターンを通じて透過する光の少なくとも一部が遮断されるように、前記上部遮光膜パターンと下部遮光膜パターンを連結させる遮光用ビアパターンを同時に形成することを特徴とする請求項29記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項31】
前記上部遮光膜パターンを形成する前に、前記ダミーパターンを通じて透過する光の少なくとも一部が遮断されるように、前記上部遮光膜パターンと下部遮光膜パターンを連結させる遮光用ビアパターンを形成することを特徴とする請求項29記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項32】
前記ダミーパターンは、
前記第1層間絶縁膜上に予備上部絶縁膜を形成する段階と、
前記予備上部絶縁膜で前記上部遮光膜パターンの形成部位を部分的にエッチングして、第3トレンチ及びダミーパターンを形成する段階と、を行って形成されることを特徴とする請求項27記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項33】
前記上部遮光膜パターンは、
前記第3トレンチ内に遮光物質を蒸着する段階と、
前記第3トレンチの内部にのみ遮光物質が残留するように前記遮光物質を研磨して、前記ダミーパターンを囲む上部遮光膜パターンを形成する段階と、を行って形成されることを特徴とする請求項32記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項34】
前記遮光物質は、銅を含むことを特徴とする請求項33記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項35】
前記ダミーパターンが規則的に配列されるように形成することを特徴とする請求項27記載のイメージセンサーの製造方法。
【請求項36】
前記配線を形成した後に、前記第1層間絶縁膜上に継続的に層間絶縁膜を形成する段階、及び配線を形成する段階を反復的に行って、多層配線で形成することを特徴とする請求項27記載のイメージセンサーの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2006−93687(P2006−93687A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−245034(P2005−245034)
【出願日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】