説明

ウイルス疾患治療に有用な縮合型三環式アリール化合物

本発明は、新規な縮合型三環式アリール化合物、少なくとも1種類の該縮合型三環式ア
リール化合物を含む組成物、および患者のHCV感染を治療または予防するための該縮合
型三環式アリール化合物の使用方法に関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

(式中、各点線は、任意選択のさらなる結合を表し、該任意選択のさらなる結合のうち1
つだけがYおよびYのそれぞれに結合できるようになっており、
Aは、4〜7員ヘテロシクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルケニル、アリールま
たはヘテロアリールであり、ここで、前記アリール基は、同じであっても異なっていても
よい2つまでのR基で置換されていてもよく、前記4〜7員ヘテロシクロアルキル基、
前記4〜7員ヘテロシクロアルケニル基または前記ヘテロアリール基は、任意選択で独立
して、1個以上の環内窒素原子がRで置換されていてもよく、1個以上の環内炭素原子
がRで置換されていてもよく;
Dは、4〜7員ヘテロシクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルケニル、アリールま
たはヘテロアリールであり、ここで、前記アリール基は、同じであっても異なっていても
よい2つまでのR基で置換されていてもよく、前記4〜7員ヘテロシクロアルキル基、
前記4〜7員ヘテロシクロアルケニル基、または前記ヘテロアリール基は、任意選択で独
立して、1個以上の環内窒素原子がRで置換されていてもよく、1個以上の環内炭素原
子がRで置換されていてもよく;
は、結合、−[C(R13−、−[C(R13−C(R13)=
C(R13)−[C(R13−、−[C(R13−(C≡C)−[C
(R13−、−[C(R13−O−[C(R13−、−[C(
13−N(R14)−[C(R13−、−[C(R13−C
(O)N(R14)−[C(R13−、−[C(R13−N(R14
C(O)−[C(R13−、−OC(O)N(R14)−、−N(R14)C(
O)O−、−N(R14)C(O)N(R14)−、−[C(R13S(O)
[C(R13−、−S(O)N(R14)[C(R13−、−[C(
13N(R14)S(O)−または−N(R14)S(O)N(R14
−、−C(O)−、−CF−であり、LがAの環内窒素原子に連結されている場合、
は、その炭素原子のうちの1個を介して連接されるようになっており;
は、結合、−[C(R13−、−[C(R13−C(R13)=
C(R13)−[C(R13−、−[C(R13−(C≡C)−[C
(R13−、−[C(R13−O−[C(R13−、−[C(
13−N(R14)−[C(R13−、−[C(R13−C
(O)N(R14)−[C(R13−、−[C(R13−N(R14
C(O)−[C(R13−、−OC(O)N(R14)−、−N(R14)C(
O)O−、−N(R14)C(O)N(R14)−、−[C(R13S(O)
[C(R13−、−S(O)N(R14)[C(R13−、−[C(
13N(R14)S(O)−または−N(R14)S(O)N(R14
−、−C(O)−、−CF−であり、LがDの環内窒素原子に連結されている場合、
は、その炭素原子のうちの1個を介して連接されるようになっており;
は、−C(R17)−または−N−であり;
は、−C(R17)−または−N−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在しない場合、Xは、−[C(R12)]
、−C(R12)=C(R12)−、−N=C(R12)−、−C(R12)=N−、
−[C(R12)]O−[C(R12)]−、−[C(R12)]N(R10)[
C(R12)]−、−N(R10)C(O)N(R10)−、−[C(R12)]
(O)[C(R12)]−、−S(O)N(R10)−、または−N(R10)S
(O)−であり、Xに対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Xは、−C
(R12)−または−N−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在しない場合、Xは、−[C(R12)]
、−C(R12)=C(R12)−、−N=C(R12)−、−C(R12)=N−、
−[C(R12)]O−[C(R12)]−、−[C(R12)]N(R10)[
C(R12)]−、−N(R10)C(O)N(R10)−、−[C(R12)]
(O)[C(R12)]−、−S(O)N(R10)−、または−N(R10)S
(O)−であり、Xに対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Xは、−C
(R12)−または−N−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Yは−C−であり、Yに対
する任意選択のさらなる結合が非存在である場合、Yは−CH−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Yは−C−であり、Yに対
する任意選択のさらなる結合が非存在である場合、Yは−CH−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在しない場合、Zは、−[C(R12)]
−、−C(R12)=C(R12)−、−N=C(R12)−、−C(R12)=N−
、−[C(R12)]O−[C(R12)]−、−[C(R12)]N(R10
[C(R12)]−、−N(R10)C(O)N(R10)−、−[C(R12)]
S(O)[C(R12)]−、−S(O)N(R10)−、または−N(R10
S(O)−であり、Zに対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Zは、−
C(R12)−または−N−であり;可変部X、YおよびZを含む環は5〜8個の
環内原子を有するようになっており;
に対する任意選択のさらなる結合が存在しない場合、Zは、−[C(R12)]
−、−C(R12)=C(R12)−、−N=C(R12)−、−C(R12)=N−
、−[C(R12)]O−[C(R12)]−、−[C(R12)]N(R10
[C(R12)]−、−N(R10)C(O)N(R10)−、−[C(R12)]
S(O)[C(R12)]−、−S(O)N(R10)−、または−N(R10
S(O)−であり、Zに対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Zは、−
C(R12)−または−N−であり;可変部X、YおよびZを含む環は5〜8個の
環内原子を有するようになっており;
は各出現につき、独立して、−R、−C〜Cアルキル、−C〜Cハロア
ルキル、−[C(R12−(3〜7員シクロアルキル)または−[C(R12
−(4〜7員ヘテロシクロアルキル)であり、ここで、前記C〜Cアルキル基
、前記C〜Cハロアルキル基、前記3〜7員シクロアルキル基または前記4〜7員ヘ
テロシクロアルキル基は、任意選択で独立して、2つまでのR基で置換されていてもよ
く;
は各出現につき、独立して、−R、−C〜Cアルキル、−C〜Cハロア
ルキル、−[C(R12−(3〜7員シクロアルキル)または−[C(R12
−(4〜7員ヘテロシクロアルキル)であり、ここで、前記C〜Cアルキル基
、前記C〜Cハロアルキル基、前記3〜7員シクロアルキル基または前記4〜7員ヘ
テロシクロアルキル基は、任意選択で独立して、2つまでのR基で置換されていてもよ
く;
は各出現につき、独立して、−R、−[C(R12−R、−[C(R
12OR、−[C(R12OC(O)R、−[C(R12
N(R10)R、−[C(R12−(3〜7員シクロアルキル)、−[C(R
12−(3〜7員ヘテロシクロアルキル)、−[C(R12−アリール
または−[C(R12−ヘテロアリールであり、ここで、前記3〜7員シクロア
ルキル基、前記3〜7員ヘテロシクロアルキル基、前記アリール基または前記ヘテロアリ
ール基は、任意選択で独立して、4つまでのR基で置換されていてもよく、同じR
の異なる炭素原子上の2つのR基が結合して、前記2つのR基が結合している炭素原
子間にC〜Cアルキレン基を形成していてもよいようになっており、前記3〜7員シ
クロアルキル基および前記3〜7員ヘテロシクロアルキル基は、任意選択で、アリールま
たはヘテロアリール環に縮合していてもよく;
は各出現につき、独立して、−R、−[C(R12−R、−[C(R
12OR、−[C(R12OC(O)R、−[C(R12
N(R10)R、−[C(R12−(3〜7員シクロアルキル)、−[C(R
12−(3〜7員ヘテロシクロアルキル)、−[C(R12−アリール
または−[C(R12−ヘテロアリールであり、ここで、前記3〜7員シクロア
ルキル基、前記3〜7員ヘテロシクロアルキル基、前記アリール基または前記ヘテロアリ
ール基は、任意選択で独立して、4つまでのR基で置換されていてもよく、同じR
の異なる炭素原子上の2つのR基が結合して、前記2つのR基が結合している炭素原
子間にC〜Cアルキレン基を形成していてもよいようになっており、前記3〜7員シ
クロアルキル基および前記3〜7員ヘテロシクロアルキル基は、任意選択で、アリールま
たはヘテロアリール環に縮合していてもよく;
は各出現につき、独立して、H、−[C(R12−アルキル、−[C(R
12−ハロアルキル、−[C(R12−(3〜7員シクロアルキル)、
−[C(R12−(4〜7員ヘテロシクロアルキル)、−[C(R12
−アリール、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−C(
O)R12−[C(R12OR10、−[C(R12OC(O)R12
、−[C(R12N(R10、−[C(R12N(R10)C(O
)R12、−[C(R12S(O)11、−[C(R12N(R
)S(O)11、−[C(R12S(O)(R11)N(R10)、−
C(O)−[C(R12N(R10、−C(O)−[C(R12
(R10)C(O)アルキル、−C(O)[C(R12N(R10)C(O)O
アルキル、−C(O)−[C(R12N(R10)C(O)Oシクロアルキル、
−C(O)−[C(R12N(R10)S(O)11または−C(S)−[
C(R12N(R10)C(O)Rであり、R基がA、D、R、R、R
またはR基の窒素原子に結合している場合、該R基は、その炭素原子またはイオウ
原子のうちの一方を介して連接されていなければならないようになっており;
は各出現につき、独立して、H、−C〜Cアルキル、ハロ、−OH、−C
ヒドロキシアルキル、−N(R15、−OR16、−CN、−C(O)OH、−
〜Cハロアルキル、−C(O)−(C〜Cアルキル)、−C(O)OR14
−C(O)N(R15、−O−C(O)R14、−O−C(O)N(R15、−
N(R14)C(O)−(C〜Cアルキル)、−NHSO−(C〜Cアルキル
)、−SO−(C〜Cアルキル)、−SONH−(C〜Cアルキル)、−(
〜Cアルキレン)−O−(C〜Cアルキル)、−(C〜Cアルキレン)−
N(R15、−(C〜Cアルキレン)−S(O)−(C〜Cアルキル)、
−(C〜Cアルキレン)−R14、3〜7員シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロ
アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
10は各出現につき、独立して、H、−C〜Cアルキル、−C〜Cアルケニ
ル、−C〜Cアルキニル、−[C(R12−(3〜7員シクロアルキル)、
−[C(R12−(4〜7員ヘテロシクロアルキル)、−[C(R12
−アリール、−[C(R12−ヘテロアリール、−C〜Cハロアルキルまた
は−C〜Cヒドロキシアルキルであり、ここで、前記3〜7員シクロアルキル基、前
記4〜7員ヘテロシクロアルキル基、前記アリール基または前記ヘテロアリール基は、任
意選択で独立して、2つまでのR13基で置換されていてもよく、共通の窒素原子に結合
している2つのR10基は、これらが結合している該窒素原子と一緒に連接されて、4〜
7員ヘテロシクロアルキル基を形成していてもよく;
11は各出現につき、独立して、−C〜Cアルキル、[C(R12−(
3〜7員シクロアルキル)、−[C(R12−(4〜7員ヘテロシクロアルキル
)、−[C(R12−アリール、−[C(R12−ヘテロアリール、−
〜Cハロアルキルまたは−C〜Cヒドロキシアルキルであり、ここで、前記C
〜Cアルキル基、前記3〜7員シクロアルキル基、前記4〜7員ヘテロシクロアルキ
ル基、前記アリール基または前記ヘテロアリール基は、任意選択で独立して、2つまでの
13基で置換されていてもよく;
12は各出現につき、独立して、H、ハロ、−C〜Cハロアルキル、−CN、−
〜Cアルキル、−C〜Cアルキレン−OR16、−C〜Cアルキレン−N
(R15、−C(O)−(C〜Cアルキル)、−C(O)OH、−C(O)N(
15、−OR16、−N(R15、−NHC(O)−(C〜Cアルキル)
、−NHSO−(C〜Cアルキル)、3〜7員シクロアルキル、4〜7員ヘテロシ
クロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、前記3〜7員シクロアル
キル基、前記4〜7員ヘテロシクロアルキル基、前記アリール基または前記ヘテロアリー
ル基は、任意選択で独立して、同じであっても異なっていてもよい3つまでの置換基で置
換されていてもよく、C〜Cアルキル、ハロ、−C〜Cハロアルキル、−C
ヒドロキシアルキル、−OH、−C(O)NH−(C〜Cアルキル)、−C(O
)N(C〜Cアルキル)、−O−(C〜Cアルキル)、−NH、−NH(C
〜Cアルキル)、−N(C〜Cアルキル)および−NHC(O)−(C〜C
アルキル)から選択され、2つのジェミナルR12基は、これらが結合している共通の
炭素原子と一緒に連接されて、−C(O)−、−C(S)−、3〜7員シクロアルキル基
または4〜7員ヘテロシクロアルキル基を形成していてもよく、ただし、隣接している2
つの−C(R12−基が連接されて、−C(O)−C(O)−、−C(S)−C(S
)−、−C(O)−C(S)−または−C(S)−C(O)−基を形成することはできな
い;
13は各出現につき、独立して、H、−C〜Cハロアルキル、−C〜Cアル
キル、−(C〜Cアルキレン)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cヒドロ
キシアルキル、−(C〜Cアルキレン)−NH−(C〜Cアルキル)、−C(O
)−(C〜Cアルキル)、−C(O)O(C〜Cアルキル)、−C(O)OHま
たは−C(O)NH−(C〜Cアルキル)であり;
14は各出現につき、独立して、H、−C〜Cアルキル、3〜6員シクロアルキ
ルまたは4〜6員ヘテロシクロアルキルであり;
15は各出現につき、独立して、H、−C〜Cアルキル、−C〜Cハロアル
キル、3〜7員シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロ
アリールであり、共通の窒素原子に結合している2つのR15基は、これらが結合してい
る窒素原子と一緒に連接されて、4〜7員ヘテロシクロアルキル基を形成していてもよい
ようになっており;
16は各出現につき、独立して、H、−C〜Cアルキル、−C〜Cハロアル
キル、3〜7員シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロ
アリールであり;
17は各出現につき、独立して、H、−C〜Cアルキル、ハロ、−C〜C
ロアルキル、または3〜7員シクロアルキルであり;
mは各出現につき、独立して、0〜2の範囲の整数であり;
nは各出現につき、独立して、0〜2の範囲の整数であり;
pは各出現につき、独立して、0〜3の範囲の整数であり;
qは各出現につき、独立して、1〜3の範囲の整数である)
を有する化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項2】
AおよびDが各々、独立して、ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
AおよびDが各々、独立して、
【化2】

(式中、RおよびRは、A上に存在し得る置換基を表し、RおよびRは、D上の
存在し得る置換基を表す)
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
基:
【化3】

が、
【化4】


から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
およびLが各々、独立して、結合、C〜Cアルキレン、−NH−、−C(O
)−、−NHC(O)−および−S(O)−から選択される、請求項1に記載の化合物

【請求項6】
式:
【化5】

(式中、
Aは、任意選択で独立して、1個以上の環内炭素原子がRで置換されていてもよいヘ
テロアリールであり;
Dは、任意選択で独立して、1個以上の環内炭素原子がRで置換されていてもよいヘ
テロアリールであり;
は、−CH−または−N−であり;
は、−CH−または−N−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在しない場合、Xは、−CH−、−NH
−または−O−であり、Xに対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Xは、
−CH−または−N−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在しない場合、Xは、−CH−、−NH
−または−O−であり、Xに対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Xは、
−CH−または−N−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Yは−C−であり、Yに対
する任意選択のさらなる結合が非存在である場合、Yは−CH−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Yは−C−であり、Yに対
する任意選択のさらなる結合が非存在である場合、Yは−CH−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在しない場合、Zは、−CH−、−NH
−または−O−であり、Zに対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Zは、
−CH−または−N−であり;
に対する任意選択のさらなる結合が存在しない場合、Zは、−CH−、−NH
−または−O−であり、Zに対する任意選択のさらなる結合が存在する場合、Zは、
−CH−または−N−であり;
は各出現につき、独立して、任意選択で独立して、4つまでのR基で置換されて
いてもよい3〜7員ヘテロシクロアルキルであり、該3〜7員ヘテロシクロアルキル基は
、任意選択で、アリールまたはヘテロアリール環に縮合していてもよく;
は各出現につき、独立して、任意選択で独立して、4つまでのR基で置換されて
いてもよい3〜7員ヘテロシクロアルキルであり、該3〜7員ヘテロシクロアルキル基は
、任意選択で、アリールまたはヘテロアリール環に縮合していてもよく;
は各出現につき、独立して、ハロ、−C(O)N(R10)C(O)N(R10
、−C(O)C(R12N(R10)C(O)Rであるか、または同じRまた
はR基の異なる炭素原子上の2つのR基が結合して、前記2つのR基が結合してい
る該炭素原子間にC〜Cアルキレン基を形成していてもよく;
は各出現につき、独立して、−C〜Cアルキル、−O−(C〜Cアルキル
)、−C〜Cハロアルキル、3〜7員シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキ
ル、アリールまたはヘテロアリールであり;
10は各出現につき、独立して、Hまたは−C〜Cアルキルであり;
12は各出現につき、独立して、H、−C〜Cハロアルキル、−C〜Cアル
キル、3〜7員シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロ
アリールである)
を有する、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項7】
基:
【化6】

が、
【化7】

から選択される、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
AおよびDが各々、イミダゾリルまたはベンゾイミダゾリルである、請求項7に記載の
化合物。
【請求項9】
およびRが各々、独立して、
【化8】

から選択される、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
およびRが各々、
【化9】

である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
は各出現につき、独立して、
【化10】

から選択される、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
は各出現につき、独立して、
【化11】

(式中、Rは、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキルまたはアリールであり、
はアルキルである)
である、請求項9に記載の化合物。
【請求項13】
は各出現につき、独立して、
【化12】

である、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
式:
【化13】

(式中、
は各出現につき、独立して、HまたはFであり;
は各出現につき、独立して、HまたはFであり;
AおよびDは同じであり、
【化14】

から選択され、AおよびDの窒素原子に隣接した結合が、式(Ib)のピロリジン環に連
接されるようになっており;
Tは、
【化15】

から選択される)
を有する、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項15】
式:
【化16】

(式中、
は各出現につき、独立して、HまたはFであり;
は各出現につき、独立して、HまたはFであり;
AおよびDは同じであり、
【化17】

から選択され、AおよびDの窒素原子に隣接した結合が、式(Ic)のピロリジン環に連
接されるようになっており;
は、結合、C〜Cアルキレン、−NH−、−C(O)−、−NHC(O)−ま
たは−S(O)−であり;
は、結合、C〜Cアルキレン、−NH−、−C(O)−、−C(O)NH−ま
たは−S(O)−であり、LとLの少なくとも一方が結合以外であるようになって
おり;
Tは、
【化18】

から選択される)
を有する、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項16】
構造:
【化19】






を有する化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項17】
請求項1に記載の化合物の少なくとも1種類またはその薬学的に許容され得る塩、およ
び少なくとも1種類の薬学的に許容され得る担体を含む医薬組成物。
【請求項18】
さらに、請求項1に記載の化合物でない少なくとも1種類のさらなる抗ウイルス剤を含
み、該さらなる抗ウイルス剤(1種類または複数種)が、HCVポリメラーゼ阻害薬;イ
ンターフェロン;RNA複製阻害薬;アンチセンス薬剤;治療用ワクチン;プロテアーゼ
阻害薬;抗体療法剤(モノクローナルまたはポリクローナル);リバビリン;およびRN
A依存性ポリメラーゼ関連障害の治療に有用な任意の薬剤から選択され、投与された量が
一緒になってウイルス感染の治療に有効である、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
該患者に、有効量の請求項1に記載の少なくとも1種類の化合物またはその薬学的に許
容され得る塩を投与することを含む、患者のHCV感染の治療方法。
【請求項20】
さらに、該患者に、請求項1に記載の化合物でない少なくとも1種類のさらなる抗ウイ
ルス剤を投与することを含み、該さらなる抗ウイルス剤(1種類または複数種)が、HC
Vポリメラーゼ阻害薬;インターフェロン;RNA複製阻害薬;アンチセンス薬剤;治療
用ワクチン;プロテアーゼ阻害薬;抗体療法剤(モノクローナルまたはポリクローナル)
;リバビリン;およびRNA依存性ポリメラーゼ関連障害の治療に有用な任意の薬剤から
選択され、投与された量が一緒になってウイルス感染の治療に有効である、請求項19に
記載の方法。
【請求項21】
さらなる抗ウイルス剤が、ペグ化インターフェロンαおよびリバビリンである、請求項
20に記載の方法。
【請求項22】
患者におけるHCV NS5B活性の阻害またはHCV感染の治療もしくは予防のため
の医薬の調製における請求項1〜16いずれか1項に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2012−526834(P2012−526834A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510971(P2012−510971)
【出願日】平成22年5月12日(2010.5.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/034498
【国際公開番号】WO2010/132538
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】