説明

エアバッグ装置

【課題】エアバッグによる乗員への加害性低減と乗員保護性能とを高次元で両立することができるエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】多段式のインフレータ30に対する点火制御パターンとして、エアバッグ20の展開時における最大内圧を設定圧力P以上に制御する第1の制御パターンと、エアバッグ20の展開時における最大内圧を設定圧力P未満に制御する第2の制御パターンとを制御部35に設定する。エアバッグ本体21の基部23側と乗員保護部21a側とを連結することによって展開時における乗員保護部21a側の展開を一部規制する連結帯28をエアバッグ20に設け、連結帯28の強度を、エアバッグ20の展開時の内圧が設定圧力P以上となったときに断裂される強度に設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、前突時に前席の乗員保護に好適なエアバッグ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、エアバッグ装置においては、エアバッグの展開時における乗員への加害性を低減するための各種対策がなされている。例えば、特許文献1には、エアバッグの展開時に乗員に与える衝撃を緩和するため、上下方向に延在する凹部をエアバッグの中央に設けた助手席用のエアバッグ装置が開示されている。
【0003】
また、例えば、特許文献2には、エアバッグの内部で前後を連結する膨張制御部材を設け、膨張制御部に形成した解放可能接続部分をエアバッグの展開途中において段階的に解放することにより、膨張過程に発生した運動エネルギーを消散させつつエアバッグを最終形状まで展開させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−176018号公報
【特許文献2】特許第2677951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年においては、エアバッグの作動条件を、所定車速以上の高速衝突時のみならず、所定車速以下の低速衝突(小衝突)時にまで拡大することが検討されている。このような低速衝突時にエアバッグを作動させる場合、当該エアバッグによる乗員保護(拘束性能の確保)を実現することは勿論のこと、エアバッグによる乗員への加害性の低減をより一層高いレベルで実現することが要求される。この場合、例えば、加害性低減が要求される対象が、正規着座位置に着座する乗員に留まらず、正規の着座位置よりも前方で起立する小児等にも拡大される。
【0006】
しかしながら、上述の要求を満足すべく、特許文献1に開示された技術において、単に凹部を深く形成すると、正規着座位置の乗員に対するエアバッグの拘束性能等を低下させる虞がある。
【0007】
また、上述の特許文献1に開示された技術のように、膨張制御部材によって運動エネルギーを消散させる場合にも、エアバッグが最終形状となるまでの間に、正規着座位置以前の乗員に対しては、少なからず影響を及ぼす虞がある。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、エアバッグによる乗員への加害性低減と乗員保護性能とを高次元で両立することができるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、エアバッグと、前記エアバッグに設定された乗員保護部側の展開を一部規制する規制手段と、個別に点火制御可能な複数のインフレータ部を有する多段式のインフレータと、前記インフレータの点火制御を行う制御手段と、を備え、前記規制手段は、前記エアバッグの展開時の内圧が設定圧力以上となったとき前記規制を解除するよう構成され、前記制御手段は、前記インフレータに対する点火制御パターンとして、前記エアバッグの展開時における最大内圧を前記設定圧力以上に制御する第1の制御パターンと、前記エアバッグの展開時における最大内圧を前記設定圧力未満に制御する第2の制御パターンとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明のエアバッグ装置によれば、エアバッグによる乗員への加害性低減と乗員保護性能とを高次元で両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】エアバッグ装置の概略構成図
【図2】エアバッグの構成部品を示す平面図
【図3】エアバッグの展開形状を示す斜視図
【図4】エアバッグの展開形状を示す要部断面図
【図5】エアバッグの乗員との関係を示す説明図
【図6】インフレータの点火制御ルーチンを示すフローチャート
【図7】展開規制ベルトの変形例を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図1において、符号1はエアバッグ装置を示し、本実施形態においては、インストルメントパネル5内に配置される助手席用エアバッグ装置を示す。このエアバッグ装置1は、エアバッグ20と、エアバッグ20に膨張用ガスを供給するインフレータ30とが、ケース10内に収容保持されて要部が構成されている。
【0013】
ケース10は、例えば、上端側に長方形状の開口部10aを有する板金製の中空部材で構成され、下部側がブラケット11を介してステアリングサポートビーム12に保持されている。このケース10内には、略円筒状のインフレータ収容室15が画成され、このインフレータ収容室15の上部にエアバッグ収容室16が形成されている。
【0014】
ここで、インストルメントパネル5には、エアバッグ収容室16(開口部10a)を車室側に連通する開口部5aが開口され、この開口部5aがリッド6によって閉塞されている。そして、インフレータ30の作動時には、エアバッグ20によってリッド6が車室内に押し開かれることにより、開口部5aは開放され、エアバッグ20が車室内で展開される。
【0015】
エアバッグ20は、エアバッグ本体21と、このエアバッグ本体21の内部に配設される整流布27とを有する。
【0016】
エアバッグ本体21は、主布体22と、当該主布体22に縫合される左右一対の副布体25L,25Rとを有して要部が構成されている。
【0017】
主布体22は、短冊状に形成された基部23を有し、この基部23にはインフレータ30からの膨張用ガスを導入するための吸気口23aが開口されている。また、基部23の両側には所定の丸みを帯びた略矩形の外形形状をなす一対の布部24L,24Rが一体形成され、これら左右布部24L,24Rには、膨張用ガスを排出するための排気口24La,24Raが開口されている。
【0018】
各副布体25L,25Rは、互いに対象な略曲玉形状の外形を有し、外縁部が左右布部24L,24Rの外縁部にそれぞれ縫合されている。さらに、左右各副布体25L,25Rは、互いの内縁部が縫合されている。
【0019】
これら布体22,25L,25Rの縫合体で構成されたエアバッグ本体21において、展開時に基部23に対向する面部は、乗員保護部21aとして形成され、この乗員保護部21aの中央には上下方向に延在する凹部21bが形成されている。この凹部21bは、主として副布体25L,25Rによって形成されるもので、特に、凹部21bの深さ等は副布体25L,25Rの内縁部形状等に依存される。
【0020】
整流布27は、略矩形の外形形状をなす部材で構成され、エアバッグ本体21内において、吸気口23aに対向された状態で基部23に縫合されている。また、整流布27には、規制手段としての連結帯28の一端が縫合されている。この連結帯28の他端は、乗員保護部21a側で、左右副布体25L,25Rの縫合部に連結されている。そして、この連結帯28の長さが、エアバッグ本体21を完全に展開させたときの整流布27から凹部21bまでの距離よりも所定量短く設定されることにより、連結帯28は、エアバッグ本体21の展開形状を変形させる。具体的には、連結帯28は、乗員保護部21aの展開を一部規制することにより、全展開時に比べ、エアバッグ本体21の乗員側への突出量を制限するとともに、凹部21bの深さを増大させる(図3(a)、図4(a)、図5(a)参照)。
【0021】
ここで、連結帯28の強度は、例えば、エアバッグ本体21の内圧が設定圧力P(例えば、P=400KPa)以上となったとき、断裂される強度に設定されている。従って、エアバッグ本体21の内圧が設定圧力P未満であるとき、連結帯28は、エアバッグ本体21の基部23側(整流布27側)と乗員保護部21a側との連結状態を維持する。一方、連結帯28は、エアバッグ本体21の内圧が設定圧力P以上となったとき断裂されて前記連結を開放する。そして、連結帯28が断裂されると、エアバッグ本体21は、本来の展開形状まで全展開することが許容される(図3(b)、図4(b)、図5(b)参照)。
【0022】
インフレータ30は、個別の点火制御が可能な複数のインフレータ部を備えた多段式のインフレータで構成されている。本実施形態において、インフレータ30は、主インフレータ部31と、副インフレータ部32とを備えた2段式のインフレータで構成され、各インフレータ部31,32は、後述する制御部35(制御手段)からの制御信号に応じて個別のタイミングで点火することが可能となっている。ここで、本実施形態において、主インフレータ部31は、例えば、単独で点火された際に、エアバッグ本体21の内圧を瞬間的に350KPa程度まで上昇させることが可能な容量の膨張用ガスを発生する。また、副インフレータ部32は、例えば、単独で点火された際に、エアバッグ本体21の内圧を瞬間的に130KPa程度まで上昇させることが可能な容量の膨張用ガスを発生する。
【0023】
図1に示すように、制御部35には、車両衝突時に発生する衝突加速度を検出する加速度センサ36と、車速センサ37とが接続されている。制御部35は、加速度センサ36から入力される加速度が予め設定された閾値以上となったとき、車両の衝突を判定する。そして、車両の衝突を判定すると、制御部35は、予め設定された複数の点火制御パターンの中から、衝突判定時の車速Vに応じた制御パターンを選択し、選択した制御パターンに従って各インフレータ部31,32の点火制御を行う。ここで、本実施形態において、制御部35には、第1の制御パターンと第2の制御パターンとが設定されている。
【0024】
第1の制御パターンは、例えば、エアバッグ20の展開時における最大内圧を設定圧力P(例えば、P=400KPa)以上に制御するための制御パターンである。この第1の制御パターンは、例えば、衝突判定時の車速Vが25mph以上であるとき選択され、当該第1の制御パターンが選択されると、制御部35は、第1,第2のインフレータ部31,32を同時(同爆)、或いは、ごく僅かなディレイ時間(例えば、10ms以内のディレイ時間)内に連続的に点火させる。
【0025】
第2の制御パターンは、例えば、エアバッグ20の展開時における最大内圧を設定圧力P未満に制御するための制御パターンである。この第2の制御パターンは、例えば、衝突判定時の車速Vが16mph以上且つ25mph未満であるとき選択され、当該第2の制御パターンが選択されると、制御部35は、第1,第2のインフレータ部31,32を所定のディレイ時間(例えば、100msec)隔てて順次点火させる。
【0026】
なお、本実施形態において、衝突判定時の車速Vが16mph未満である場合には、第1,第2のインフレータ部31,32に対する点火制御はキャンセルされる。
【0027】
次に、制御部35で実行されるインフレータ30の点火制御について、図6に示す点火制御ルーチンのフローチャートに従って説明する。
【0028】
このルーチンがスタートすると、制御部35は、先ず、ステップS101において、車両衝突が発生したか否かを調べる。すなわち、制御部35は、加速度センサ36から入力される加速度が設定閾値以上となったか否かを監視することにより、車両衝突が発生したか否かを調べる。
【0029】
そして、ステップS101において、加速度が設定閾値未満であり、車両衝突が発生していないと判定した場合、制御部35は、そのままステップS101に留まり、加速度センサ36から入力される加速度に基づく衝突判定を繰り返す。
【0030】
一方、ステップS101において、車両衝突が発生したと判定した場合、制御部35は、ステップS102に進み、衝突判定時の自車速Vが第1の設定車速V1(例えば、V1=16mph)以上であるか否かを調べる。
【0031】
そして、ステップS102において、衝突判定時の自車速Vが第1の設定車速V1未満であり、今回の衝突が極小衝突であると判定した場合、制御部35は、そのままルーチンを抜ける。
【0032】
一方、ステップS102において、衝突判定時の自車速Vが第1の設定車速V1以上であると判定した場合、制御部35は、ステップS103に進み、衝突判定時の自車速Vが第2の設定車速V2(例えば、V2=25mph)以上であるか否かを調べる。
【0033】
そして、ステップS103において、衝突判定時の自車速Vが第2の設定車速以上であり、今回の衝突が大衝突であると判定した場合、制御部35は、ステップS104に進み、主インフレータ部31及び副インフレータ部32を第1の制御パターンに従って点火制御した後、ルーチンを抜ける。
【0034】
すなわち、ステップS103からステップS104に進むと、制御部35は、主インフレータ部31及び副インフレータ部32を略同時に点火させる。これにより、エアバッグ20の展開時における最大内圧が設定圧力(例えば、400MPa)以上となり、連結帯28が断裂される。そして、連結帯28が断裂することにより、エアバッグ本体21は全展開する。すなわち、エアバッグ本体21は、正規の着座位置の乗員を拘束して衝突から保護するのに好適な展開形状まで全展開する(図3(b)、図4(b)、図5(b)参照)。
【0035】
一方、ステップS103において、衝突判定時の自車速Vが第2の設定車速未満であり、今回の衝突が小衝突であると判定した場合、制御部35は、ステップS105に進み、主インフレータ部31及び副インフレータ部32を第2の制御パターンに従って点火制御した後、ルーチンを抜ける。
【0036】
すなわち、ステップS103からステップS105に進むと、制御部35は、主インフレータ部31を点火させてから十分なディレイ時間(例えば、100msec)を経た後、副インフレータ部32を点火させる。これにより、副インフレータ部32は、主インフレータ部31で発生した膨張用ガスが排気口24La,24Raから十分に排出された後のタイミングで点火されることとなり、エアバッグ20の展開時における最大内圧が設定圧力未満に維持される。従って、連結帯28は断裂することなく維持され、エアバッグ本体21の展開が一部規制される。すなわち、所定の低速衝突時において、エアバッグ本体21は、乗員側への突出量(乗員保護部21aの後退量)が制限されるとともに、凹部21bの深さが増大され、正規の着座位置よりも前方で起立する小児等に対しても加害性を低減するに好適な形状に展開する(図3(a)、図4(a)、図5(a)参照)。
【0037】
このような実施形態によれば、多段式のインフレータ30に対する点火制御パターンとして、エアバッグ20の展開時における最大内圧を設定圧力P以上に制御する第1の制御パターンと、エアバッグ20の展開時における最大内圧を設定圧力P未満に制御する第2の制御パターンとを制御部35に設定するとともに、エアバッグ本体21の基部23側と乗員保護部21a側とを連結することによって展開時における乗員保護部21a側の展開を一部規制する連結帯28をエアバッグ20に設け、連結帯28の強度を、エアバッグ20の展開時の内圧が設定圧力P以上となったときに断裂される強度に設定することにより、インフレータ30に対する点火制御パターンに応じて異なる形態でエアバッグ20を展開させることができる。そして、連結帯28のチューニング等により、第2の制御パターンでのエアバッグ20の展開形状を正規の着座位置の乗員以外に対しても低加害な形状とすることにより、低速での小衝突時における正規外着座乗員に対する加害性低減と、大衝突時等における正規着座乗員の保護とを高次元で両立することができる。
【0038】
すなわち、低速での小衝突時には、乗員保護部21aの中央に形成される凹部21bを大きく形成することにより、正規外着座の乗員の特に耐性の低い頭部や首へのエアバッグ20からの入力を低減し、加害性を低減することができる。その一方で、大衝突時には、乗員保護部21を正規の展開状態まで全展開させることにより、正規着座の乗員を早期にエアバッグ20で拘束し、十分な乗員保護性能を実現することができる。
【0039】
ここで、上述の実施形態においては、連結部28を一様な帯状の部材で構成した一例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、エアバッグ20の展開時における最大内圧と連結帯28の強度との関係を適切にチューニングすべく、例えば、図7(a)に示すように、中途に断裂用のスリット28aを設けることも可能である。
【0040】
また、エアバッグ20の展開時における規制解除の方式は、上述のように断裂によって実現する構成に限定されるものではなく、例えば、図7(b)に示すように、連結帯28の中途を折り返して縫合し、この縫合部28bをエアバッグ20の展開時における最大内圧に応じて解放させる構成とすることも可能である。
【0041】
さらに、図示しないが、整流布27を規制手段として兼用し、エアバッグ本体21の乗員保護部21a側を、整流布27に対して直接的に所定の強度で連結することも可能である。
【符号の説明】
【0042】
1 … エアバッグ装置
5 … インストルメントパネル
5a … 開口部
6 … リッド
10 … ケース
10a … 開口部
11 … ブラケット
12 … ステアリングサポートビーム
15 … インフレータ収容室
16 … エアバッグ収容室
20 … エアバッグ
21 … エアバッグ本体
21a … 乗員保護部
21b … 凹部
22 … 主布体
23 … 基部
23a … 吸気口
24L,24R … 布部
24La,24Ra … 排気口
25L,25R … 副布体
27 … 整流布
28 … 連結帯(規制手段)
28a … スリット
28b … 縫合部
30 … インフレータ
31 … 主インフレータ部
32 … 副インフレータ部
35 … 制御部
36 … 加速度センサ
37 … 車速センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアバッグと、
前記エアバッグに設定された乗員保護部側の展開を一部規制する規制手段と、
個別に点火制御可能な複数のインフレータ部を有する多段式のインフレータと、
前記インフレータの点火制御を行う制御手段と、を備え、
前記規制手段は、前記エアバッグの展開時の内圧が設定圧力以上となったとき前記規制を解除するよう構成され、
前記制御手段は、前記インフレータに対する点火制御パターンとして、前記エアバッグの展開時における最大内圧を前記設定圧力以上に制御する第1の制御パターンと、前記エアバッグの展開時における最大内圧を前記設定圧力未満に制御する第2の制御パターンとを有することを特徴とするエアバッグ装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記各インフレータ部の点火タイミングを制御することにより、前記エアバッグの最大内圧を制御することを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
【請求項3】
前記エアバッグは前記乗員保護部の中央に凹部を備えた展開形状をなし、前記規制手段は、前記凹部を非規制時よりも深く形成することを特徴とする請求項1または請求項2記載のエアバッグ装置。
【請求項4】
前記規制手段は、エアバッグの基部側と前記乗員保護部側とを連結する連結部材で構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のエアバッグ装置。
【請求項5】
前記規制手段は、前記エアバッグ展開時の内圧によって中途が断裂されることにより、前記規制を解除することを特徴とする請求項4記載のエアバッグ装置。
【請求項6】
前記規制手段は、断裂用のスリット部を有することを特徴とする請求項5記載のエアバッグ装置。
【請求項7】
前記規制手段は、中途が折り返されて縫合された縫合部を有し、前記エアバッグの展開時の内圧によって当該縫合部が解放されることにより、前記規制を解除することを特徴とする請求項4記載のエアバッグ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−234881(P2010−234881A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−83088(P2009−83088)
【出願日】平成21年3月30日(2009.3.30)
【出願人】(000005348)富士重工業株式会社 (3,010)
【Fターム(参考)】