説明

カップホルダ付アームレストの製造方法および一体発泡成形装置

【課題】 金型内にフレームやカップホルダをセットしやすく、均質なパッド体を成形し易くしたカップホルダ付アームレストの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 カップホルダ付アームレストの製造方法は、表皮体2を、金型7の、平置きされた下型9に対し、カップホルダ3の開口3aを下にしてセットするので、平置きされた下型9にフレーム4及びカップホルダ3を平置きする感覚でセットできる。金型7をハンドリングロボットRにより天地反転させ、かつ注入口6aを上方に向けて金型7を傾斜保持して、この金型7の傾斜状態で、発泡液を注入口6aから注入することにより、金型7内で発泡液は上から下に向けて斜めに流動するので、カップホルダ3の底面を伝ってカップホルダ3の底面と表皮体2との隙間Sから奥側に円滑に流れ込ませることができ、発泡液の充填バランスが良くなり、空気溜まりもできにくい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、自動車の座席の肘掛けとして利用されるカップホルダ付アームレストの製造方法、およびその製造方法に利用される一体発泡成形装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、このような分野の技術として、特開2000−238568号公報がある。この公報に記載されたカップホルダ付アームレストの製造方法では、まず、表皮体のカップホルダ挿通部からフレーム(芯材)を挿入して、フレームを表皮体内に収容し、表皮体の後端の挿通孔から取付用ピンを外部に突出させる。次に、表皮体等をカップホルダの開口が下向きとなるよう、上下を逆にして、発泡成形金型にセットする。このとき、金型外の真空吸引装置と連通する吸引ノズルを介して、カップホルダを、成形金型の下型に真空吸引して位置固定する。
【0003】
この状態で、発泡成形金型に形成された原料注入口にセットされたノズルからポリウレタン等の発泡液を、表皮体の後端に形成されている発泡原料注入孔を介して表皮体内に注入して、パッド体(発泡体)を形成する。そして、発泡液の硬化終了後、成形品を脱型すると、カップホルダ付アームレストが得られる。
【0004】
【特許文献1】特開2000−238568号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した従来のカップホルダ付アームレストの製造方法にあっては、金型を水平状態にセットして、発泡液をノズルから注入しているので、カップホルダの底と表皮体との隙間が狭いため、発泡液が奥側に入り込み難く、しかもこの奥側では発泡液の充填バランスが規制されてしまう。さらには、最終反応ガスがガス抜き口や発泡液注入口から逃げにくい。その結果として、均質なパッド体が成形されない虞がある。
これに対して、ノズルを真上にして、金型を鉛直状態にセットした場合、最終反応ガスがガス抜き口や発泡液注入口から逃がし易くなるが、カップホルダが障害物となるため、カップホルダの底と表皮体との隙間から奥側に発泡液が落ちにくく、しかも奥側では発泡液の充填バランスが規制されてしまう。その結果として、均質なパッド体が成形されない虞がある。さらに、この場合、金型内でフレームを縦方向にセットしなければならず、金型内でフレームの保持手段が必要になりフレームをセットしにくい。
【0006】
本発明は、金型内にフレームやカップホルダをセットしやすく、均質なパッド体を成形し易くしたカップホルダ付アームレストの製造方法および、その製造方法に適用する一体発泡成形装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、フレームの挿入およびカップホルダの装着のなされた袋状の表皮体を金型内にセットし、当該表皮体の注入口から発泡液を注入することにより、当該金型のキャビティに相応した外観形状のパッド体を当該袋状の表皮体と一体に発泡成形するカップホルダ付アームレストの製造方法であって、
上記表皮体を、上記金型の、平置きされた下型に対し、当該カップホルダの開口を下にしてセットするとともに、所定の保持手段により、当該表皮体を当該金型内に固定的に保持し、
上記金型を天地反転し、かつ注入口を上方に向けて当該金型を傾斜保持して、この金型の傾斜状態で、発泡液を注入口から注入することを特徴とする。
【0008】
このカップホルダ付アームレストの製造方法においては、表皮体を、金型の、平置きされた下型に対し、カップホルダの開口を下にしてセットするので、平置きされた下型にフレーム及びカップホルダを平置きする感覚でセットできるとともに、カップホルダの開口を下に向け、下型の例えばホルダ受け部に合わせるようにセットすれば足りるため、セット作業が極めて容易になる。その後、所定の保持手段により、表皮体を金型内に固定的に保持する。この状態の金型を天地反転し、かつ注入口を上方に向けて金型を傾斜保持して、この金型の傾斜状態で、発泡液を注入口から注入することにより、金型内で発泡液は上から下に向けて斜めに流動するので、カップホルダの底面を伝ってカップホルダの底面と表皮体との隙間から奥側に円滑に流れ込ませることができ、発泡液の充填バランスが良くなり、空気溜まりもできにくいといった優れた効果を奏する。
【0009】
本発明は、フレームの挿入およびカップホルダの装着のなされた袋状の表皮体が金型内でセットされた状態で当該袋状表皮体内に発泡液を注入することにより、当該金型のキャビティに相応した外観形状のパッド体を当該袋状の表皮体と一体に発泡成形する一体発泡成形装置において、
上記金型を搬送する搬送テーブルと、
発泡液の注入ノズルをスライド可能に有するとともに、上記金型の載置、保持される載置台が、表皮体の注入口を上方に向けた傾動動作を呈するトラバースユニットと、
上記搬送テーブルと上記トラバースユニットの載置台との間で当該金型を移送するハンドリングロボットと、
を備え、上記ハンドリングロボットが、当該搬送テーブルと当該載置台との間での当該金型の移動時に、当該金型を天地反転させる動作を呈することを特徴とする。
【0010】
この一体発泡成形装置においては、搬送テーブル上の金型を、ハンドリングロボットによって天地を反転させながらトラバースユニットの載置台上に移送させる。このように、金型の天地の反転を可能にするハンドリングロボットを利用することで、金型内にフレームやカップホルダをセットするに際し、表皮体を、金型の、平置きされた下型に対し、カップホルダの開口を下にしてセットできるので、平置きされた下型にフレーム及びカップホルダを平置きする感覚でセットできるとともに、カップホルダの開口を下に向け、下型の例えばホルダ受けに合わせるようにセットすれば足りるため、セット作業が極めて容易になる。
さらに、ハンドリングロボットにより移送された金型は、載置台上で表皮体の注入口を上にした状態で保持される。その後、載置台を所定角度まで傾斜させ、注入ノズルをスライドさせて、注入ノズルの先端を金型の注入口(例えば注入用漏斗の注入口)内に挿入させる。この状態で、注入ノズルから発泡液を金型内に向けて注入することにより、金型内で発泡液は上から下に向けて斜めに流動するので、金型内のカップホルダの底面を伝ってカップホルダと表皮体との隙間から奥側に円滑に流れ込ませることができ、発泡液の充填バランスが良くなり、空気溜まりもできにくいといった優れた効果を奏する。そして、載置台を水平状態に戻して、載置台上の金型を、ハンドリングロボットにより天地を反転させながら搬送テーブル上に移送させる。
【0011】
また、上記トラバースユニットの当該載置台の傾斜角度は、任意に調整可能であると好適である。このような構成によって、様々な形状のパッド体を成形することができ、汎用性が極めて高くなる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、金型内にフレームやカップホルダをセットしやすく、均質なパッド体を成形し易くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照しつつ本発明に係るカップホルダ付アームレストの製造方法および一体発泡成形装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0014】
図1に示すように、アームレスト1は、袋状の表皮体2と、カップホルダ3と、カップホルダ3を支持するフレーム4と、表皮体2内に注入された発泡液が硬化したパッド体5とからなる。
【0015】
さらに、フレーム4は、カップホルダ3を包囲するようにして下から支持するカップ支持枠4aと、表皮体2から突出して回動支点をなす取付けピン4bと、カップ支持枠4aと取付けピン4bとを連結する連結バー4cとからなる。
【0016】
このようなアームレスト1の製造方法について説明する。
【0017】
図2に示すように、工程1において、表皮体2の側部開口2aからフレーム4を挿入し、表皮体2の上部開口2bかカップホルダ3を挿入する。このとき、表皮体2の両側から取付けピン4bを突出させる。この作業は、カップホルダ3の開口3aが上になるようにして行われる。
【0018】
工程2において、表皮体2の側部開口2aを蓋部2cによって塞ぎ、蓋部2c側に注入用漏斗6を差し込む。
【0019】
工程3において、開閉自在な金型7の上型8を開いて、平置きされた下型9内のホルダ受け部9aにカップホルダ3の開口3aを合わせるように、カップホルダ3の開口3aを下にして下型9にセットする。このとき、カップホルダ3及びフレーム4を下型9で真空吸引し、3点支持により金型7内でカップホルダ3及びフレーム4がセットされる。
【0020】
工程4において、上型8を閉じ、保持手段としての真空吸引によって、表皮体2を金型7内に固定的に保持する。
【0021】
工程5において、ハンドリングロボットRにより金型7を搬送しながら、矢印A方向に180度回転させて、金型7の天地を反転させる。
【0022】
工程6において、ハンドリングロボットRにより、後述するトラバースユニット10の載置台11上に金型7を載置、保持させる。このとき、漏斗6の注入口6a(図5参照)を斜め上方に向けた状態で金型7は載置台11上で保持される。
【0023】
このとき、工程7で、漏斗6の注入口6a(図5参照)を斜め上方に向けた状態で、載置台11を所定角度(例えば 45度)傾斜させる。
【0024】
工程8において、載置台11上でスライド可能な注入ガン12を金型7へ向けて移動させ、注入ガン12に設けられた注入ノズル12aの先端を金型7から突出する漏斗6の注入口6a内に挿入させる。その後、注入ノズル12aから発泡液を金型7内に向けて注入することにより、金型7内で発泡液は上から下に向けて斜めに流動する。そして、発泡液の注入完了後、注入ガン12を後退させる。
【0025】
工程9において、発泡液の注入完了後、載置台11を水平状態に戻して、ハンドリングロボットRにより矢印B方向に金型7を180度回転させて、金型7の天地を元に戻す。
なお、金型7が反転させれば、矢印B方向に限定されるものではない。
【0026】
工程10において、発泡液の硬化完了後、上型8を開いて、成形品13を金型7から取り出す。
【0027】
工程11において、成形品13から漏斗6を抜き取り、製品が完成する。このような一連の工程によって、金型7のキャビティに相応した外観形状のパッド体5が袋状の表皮体2と一体に発泡成形される。
【0028】
このカップホルダ付アームレストの製造方法においては、表皮体2を、金型7の、平置きされた下型9に対し、カップホルダ3の開口3aを下にしてセットするので、平置きされた下型9にフレーム4及びカップホルダ3を平置きする感覚でセットできるとともに、カップホルダ3の開口3aを下に向け、下型9のホルダ受け部9aに合わせるようにセットすれば足りるため、セット作業が極めて容易になる。
【0029】
その後、真空吸引により、表皮体2を金型7内に固定的に保持し、この状態の金型7をハンドリングロボットRにより天地反転させ、かつ注入口6aを上方に向けて金型7を傾斜保持して、この金型7の傾斜状態で、発泡液を注入口6aから注入することにより、金型7内で発泡液は上から下に向けて斜めに流動するので、カップホルダ3の底面を伝ってカップホルダ3の底面と表皮体2との隙間S(図5参照)から奥側に円滑に流れ込ませることができ、発泡液の充填バランスが良くなり、空気溜まりもできにくいといった優れた効果を奏する。
【0030】
前述したカップホルダ付アームレストの製造方法に適用されるトラバースユニット10について詳細に説明する。
【0031】
図3に示すように、トラバースユニット10は、フロアに固定されるユニットベース20を備え、載置台11は、ユニットベース20に揺動支点をなすヒンジ部21とピストンシリンダ機構22を介して連結されている。
【0032】
斜めに取り付けられたピストンシリンダ機構22においては、シリンダ部22aの基端がユニットベース20に回動自在に支持され、ロッド部22bの先端が載置台11に回動自在に支持されている。このピストンシリンダ機構22によって、載置台を0度から45度の範囲内で傾動させることができる。
【0033】
載置台11上には、スライドベース23が固定され、スライドベース23上でガンベース24が所定距離だけ往復動する。ガンベース24には、注入ガン12が取付けられ、注入ガン12の先端には注入ノズル12aが設けられている。
【0034】
さらに、載置台11上には、金型7を、位置決めピンやクランプによって自動的に保持させるための金型載置部25が設けられ、この金型載置部25は、載置台11上で注入ガン12に対向して配置されている。
【0035】
また、注入ガン12と金型載置部25との間には、注入ノズル12aに付着している発泡カスを除去するためのクリーニングローラ26が配置されている。このクリーニングローラ26は、載置台11上で昇降し、注入ノズル12aのクリーニングが必要な場合には注入ノズル12aを挟み込むために上昇し、クリーニング完了後は待機位置まで下降する。
【0036】
次に、前述したカップホルダ付アームレストの製造方法に適用される一体発泡成形装置について説明する。
【0037】
図4に示すように、一体発泡成形装置30は、金型7を搬送する搬送テーブル31と、発泡液の注入ノズル12aをスライド可能に有するとともに、金型7の載置、保持される載置台11が、表皮体2の注入口6aを上方に向けた傾動動作を呈するトラバースユニット10と、搬送テーブル31とトラバースユニット10の載置台11との間で金型7を移送するハンドリングロボットRと、を備えている。そして、ハンドリングロボットRは、搬送テーブル31と載置台11との間での金型7の移動時に、金型7を天地反転させる動作を呈する。
【0038】
以下、このような一体発泡成形装置30の動作説明をする。この一体発泡成形装置30では、搬送ステージ31上で金型7は、第1〜第5のステージA〜Eまで矢印に沿って順次搬送される。
【0039】
作業者は、搬送テーブ31上の第1のステージAで、前述の工程3と工程4とを行う。なお、工程1及び工程2は、別の場所で行われて、作業者の近くで成形部品としてストックされている。
【0040】
その後、金型7は搬送テーブ31上の第2のステージBまで搬送される。この状態で、ハンドリングロボットRにより金型7の天地を反転させながら(工程5参照)、トラバースユニット10の金型載置部25に金型7をセットする(工程6参照)。
【0041】
その後、ピストンシリンダ機構22によって、載置台11を傾斜させる(工程7参照)。そして、載置台11上でスライド可能な注入ガン12を金型7へ向けて移動させ、注入ガン12に設けられた注入ノズル12aの先端を金型7から突出する漏斗6の注入口6a内に挿入させる(工程8参照)。
【0042】
その後、注入ノズル12aから発泡液を金型7内に向けて注入することにより、金型7内で発泡液は上から下に向けて斜めに流動する。そして、発泡液の注入完了後、注入ガン12を後退させる(工程8参照)。
【0043】
発泡液の注入完了後、載置台11を水平状態に戻して、ハンドリングロボットRにより金型7を180度回転させて、金型7の天地を元に戻しながら、金型7を第3のステージC上に移送させる(工程9参照)。
【0044】
そして、発泡液の注入完了からの硬化時間は予め計測されているので、金型7は、第3のステージC→第4のステージD→第5のステージEに順次送られながら、金型7内の発泡液の硬化を促進させる。
【0045】
硬化時間経過後、金型7は、第5のステージEから作業者前方の第1のステージAに移送され、作業者は、上型8を開いて、成形品13を金型7から取り出し(工程10参照)、成形品13から漏斗6を抜き取り、製品が完成する(工程11参照)。
【0046】
そして、第1のステージAでは、金型7の上型8が既に開いているので、作業者の近くでストックされている成形部品を下型9内にセットする。セットされた金型7は第2のステージBに送られ、第1のステージAには第5のステージEから、硬化完了後の新たな金型7が送り込まれる。
【0047】
このように、一体発泡成形装置30では、第1のステージAから第5のステージEまで金型7を順次移動させることによって、一連の成形が効率よく行われている。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明に係るカップホルダ付アームレストの製造方法および一体発泡成形装置によって成形されたカップホルダ付アームレストの断面図である。
【図2】本発明に係るカップホルダ付アームレストの製造方法の工程を示す概略図である。
【図3】本発明に係るカップホルダ付アームレストの製造方法に適用されるトラバースユニットを示す正面図である。
【図4】本発明に係る一体発泡成形装置を示す斜視図である。
【図5】金型が保持された載置台を傾動させた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0049】
1…カップホルダ付アームレスト、2…表皮体、3…カップホルダ、3a…カップホルダの開口、4…フレーム、5…パッド体、6…漏斗、6a…注入口、7…金型、8…上型、9…下型、10…トラバースユニット、11…載置台、12…注入ガン、12a…注入ノズル、30…一体発泡成形装置、31…搬送テーブル、R…ハンドリングロボット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームの挿入およびカップホルダの装着のなされた袋状の表皮体を金型内にセットし、当該表皮体の注入口から発泡液を注入することにより、当該金型のキャビティに相応した外観形状のパッド体を当該袋状の表皮体と一体に発泡成形するカップホルダ付アームレストの製造方法であって、
上記表皮体を、上記金型の、平置きされた下型に対し、当該カップホルダの開口を下にしてセットするとともに、所定の保持手段により、当該表皮体を当該金型内に固定的に保持し、
上記金型を天地反転し、かつ注入口を上方に向けて当該金型を傾斜保持して、この金型の傾斜状態で、発泡液を注入口から注入することを特徴としたカップホルダ付アームレストの製造方法。
【請求項2】
フレームの挿入およびカップホルダの装着のなされた袋状の表皮体が金型内でセットされた状態で当該袋状表皮体内に発泡液を注入することにより、当該金型のキャビティに相応した外観形状のパッド体を当該袋状の表皮体と一体に発泡成形する一体発泡成形装置において、
上記金型を搬送する搬送テーブルと、
発泡液の注入ノズルをスライド可能に有するとともに、上記金型の載置、保持される載置台が、表皮体の注入口を上方に向けた傾動動作を呈するトラバースユニットと、
上記搬送テーブルと上記トラバースユニットの載置台との間で当該金型を移送するハンドリングロボットと、
を備え、上記ハンドリングロボットが、当該搬送テーブルと当該載置台との間での当該金型の移動時に、当該金型を天地反転させる動作を呈することを特徴とする一体発泡成形装置。
【請求項3】
上記トラバースユニットの当該載置台の傾斜角度は、任意に調整可能であることを特徴とする一体発泡成形装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−269285(P2009−269285A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−121653(P2008−121653)
【出願日】平成20年5月7日(2008.5.7)
【出願人】(000133098)株式会社タチエス (454)
【Fターム(参考)】