説明

ケモカイン受容体のモジュレーターとしてのジアゼパン誘導体

本発明は、式(I)(式中、n、m、p、A、L、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R及びR10は、明細書及び特許請求の範囲に定義されたとおりである)で示される新規な二環式化合物及びその生理的に許容される塩に関する。これらの化合物は、CCR2受容体、CCR5受容体及び/又はCCR3受容体のアンタゴニストであり、医薬として使用することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化104】


[式中、下記:
【化105】


は、単結合又は二重結合であり、但し、下記:
【化106】


が二重結合である場合、R又はRの一つは存在せず;
Aは、アリール又はアリールメチルであり、ここで、該環は、場合により、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ及びハロC1−6アルコキシからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されており;
Lは、結合、N(R’)−C(=O)、NH−C(=S)又はCH=CH−C(=O)(ここで、R’は、水素又はC1−4アルキルである)であり;
及びRは、各々独立して、以下:
− C1−6アルキル、
− C3−6アルケニル、
− C3−6アルキニル、
− ヒドロキシC2−6アルキル、
− C1−6アルコキシC2−6アルキル、
− 場合により、Rからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されている、C3−7シクロアルキル,
− C3−7シクロアルキルC1−6アルキル(ここで、C3−7シクロアルキルは、場合により、Rからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されている)、
− C7−10ビシクロアルキル、
− フェニルC1−3アルキル(ここで、フェニル環は、場合により、Rからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されている)、
− ヘテロアリールC1−3アルキル(ここで、ヘテロアリールは、場合により、Rからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されている)、
− 場合により、Rからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されているヘテロシクリル、又は
− ヘテロシクリルC1−6アルキル(ここで、ヘテロシクリルは、場合により、Rからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されている)からなる群より選択されるか;あるいは
及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により、Rからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されているヘテロシクリルを形成し、そしてここで、R及びRによって形成される該ヘテロシクリルの環炭素原子の一つは、場合により、C=O又はSOで置き換えられているか;及び/又は
及びRによって形成される該ヘテロシクリルの環炭素原子の1個は、C3−7シクロアルキル又はヘテロシクリルである他の環の環炭素原子でもあり、これは場合により、C1−6アルキルで置換されており、そしてここで、該他の環の1又は2個の環炭素原子は、場合により、カルボニル基で置き換えられており;
及びRは、各々独立して、下記:
− 水素、
− ヒドロキシ、
− C1−6アルキル、
− C1−6アルコキシ、
− C3−7シクロアルキル、
− C3−7シクロアルキルC1−6アルキル、
− C1−6アルコキシカルボニル、
− カルボキシル、
− カルバモイル、
− モノもしくはジ−C1−6アルキル置換カルバモイル、
− C1−6アルコキシカルボニルオキシ、
− モノもしくはジ−C1−6アルキル置換アミノカルボニルオキシ、
− C1−20アルキルカルボニルオキシ−C1−6アルキル、
− C1−20アルコキシカルボニルオキシ−C1−6アルキル、
− アリールカルボニルオキシ−C1−6アルキル(ここで、該アリールは、場合により、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ及びハロC1−6アルコキシからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されている);
− モノもしくはジ−C1−6アルキル置換アミノカルボニルオキシ−C1−6アルキル、
− アリール置換アミノカルボニルオキシ−C1−6アルキル(ここで、該アリールは、場合により、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ及びハロC1−6アルコキシからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されている)、
− ヒドロキシ−C1−6アルキル、
− C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、
− ハロゲン又は
− ハロC1−6アルキルからなる群より選択され;
pは、0又は1であり;
及びRは、独立して、水素、C1−6アルキル又はC3−7シクロアルキルであり、ここで、該C1−6アルキル及び該C3−7シクロアルキルは、場合により、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシル、カルバモイル、モノもしくはジ−C1−6アルキル置換カルバモイル及びC1−6アルコキシカルボニルからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されているか;又は
及びRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3−7シクロアルキル又はヘテロシクリルを形成し;
、R、R及びR10は、各々独立して、下記:
− 水素、
− カルボキシル、
− カルバモイル、
− モノもしくはジ−C1−6アルキル置換カルバモイル、
− C1−6アルキル(場合により、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、カルボキシル、カルバモイル、モノもしくはジ−C1−6アルキル置換カルバモイル及びC1−6アルコキシカルボニル、アリール及びヘテロアリールからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されており、ここで、該アリール及び該ヘテロアリールは、場合により、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ及びハロC1−6アルコキシからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されている);
− C3−7シクロアルキル又は
− アリールからなる群より選択され;
は、ヒドロキシ、シアノ、NR、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシC1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキル−カルボニルオキシ、アシル、−C(O)NR、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)−OR、−NR−C(O)−NR、−NR−SO−R、−NR−SO−NR、−OC(O)NR、−OC(O)OR、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルチオ、フェニル、フェニルC1−3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−3アルキル及びヘテロシクリルであり、そして該フェニル及び該フェニルC1−3アルキルのフェニル、該ヘテロアリール及び該ヘテロアリールC1−3アルキルのヘテロアリールならびにヘテロシクリルは、場合により、ヒドロキシ、シアノ、NR、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシカルボニル、アシル、−C(O)NR、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)−OR、−NR−C(O)−NR、−NR−SO−R、−NR−SO−NR、−OC(O)NR、−OC(O)OR、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル及びC1−6アルキルチオからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されており、そしてヘテロシクリルの環炭素原子の1又は2個は、場合により、カルボキシル基で置き換えられており;
、R及びRは、独立して、水素又はC1−6アルキルであり;
nは、0〜2の整数であり;
mは、0〜2の整数であり;
m+nは、0〜3の整数である]で示される化合物、又はそのプロドラッグもしくは薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Aが、フェニル又はナフチルであり、ここで該フェニル及び該ナフチルが、場合により、ハロゲン、ハロC1−6アルキル及びハロC1−6アルコキシからなる群より選択される1〜3個の置換基により置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Aが、ハロゲン原子、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシからなる群より選択される1又は2個の置換基により置換されているフェニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
Aが、クロロ、フルオロ、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシからなる群より選択される1又は2個の置換基により置換されているフェニルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
Aが、3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル、4−トリフルオロメチル−フェニル、3,4−ビストリフルオロメチル−フェニル又は3,4−ジクロロフェニルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になってヘテロシクリル(場合により、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシC1−6アルキル、−NH−C(O)−O(C1−4アルキル)、C1−6アルキル−カルボニルオキシ、イミダゾリル、フェニル、ピリジル、ピラゾリル及びヒドロキシC1−6アルキルからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されている)を形成するか;及び/又は
及びRによって形成されるヘテロシクリルの環炭素原子の1個がまた、C3−7シクロアルキル又はヘテロシクリルである他の環の環炭素原子でもある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になってピペリジル又はピロリジニルを形成し、そして該ピペリジル及びピロリジニルが、場合により、ヒドロキシ、C1−6アルキル及びヒドロキシC1−6アルキルからなる群より独立して選択される1又は2個の置換基により置換されているか、及び/又は
及びRによって形成される該ピペリジル及びピロリジニルの環炭素原子の一つがまた、C3−7シクロアルキル又はヘテロシクリルと共有されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、6−アザ−スピロ[2,5]オクタ−6−イル、5−アザスピロ[2.5]オクタ−5−イル、7−アザ−スピロ[3.5]ノナ−7−イル、8−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル、1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル、2,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル、1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル、1−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル、2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル、2−オキサ−7−アザ−スピロ[3.5]ノナ−7−イル、1−オキサ−7−アザ−スピロ[3.5]ノナ−7−イル、9−アザ−スピロ[5.5]ウンデカ−9−イル、1−オキサ−4,9−ジアザ−スピロ[5.5]ウンデカ−9−イル、トリアザ−スピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル、2,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカン、アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イルのようなスピロ−ヘテロシクリルを形成し、ここで、該スピロ−ヘテロシクリル環が、場合により、ヒドロキシ、オキソ、アルコキシ、フッ素及びC1−6アルキルからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基により置換されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、6−アザ−スピロ[2,5]オクタ−6−イルを形成し、ここで、スピロ−ヘテロシクリル環が、場合により、ヒドロキシ又はC1−6アルキルからなる群より独立して選択される1又は2個の置換基により置換されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2,5]オクタ−6−イルを形成する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
及びRが、メチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
下記:
【化107】


が、単結合である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
pが、0である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
nが、0又は1であり、mが、1又は2であり、そしてn+mが、1又は2である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
及びRの一つが、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ヒドロキシ−C1−4アルキル、C1−4アルコキシ−C1−4アルキル、カルボキシル、カルバモイル、モノ−C1−4アルキル置換カルバモイル又はC1−4アルコキシ−カルボニルであり、そして他方が、水素である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
及びRの一つが、水素又はヒドロキシ−C1−4アルキルであり、そして他方が、水素である、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
及びRの一つが、水素又はC1−4アルキルであり、そして他方が、水素である、請求項1〜16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
、R、R及びR10が、独立して、水素、C1−6アルキル又はカルバモイルである、請求項1〜17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
及びR10の一つが、水素又はC1−4アルキルであり、そして他方が、水素であり、R及びRの一つが、カルバモイル、カルボキシル又は水素であり、そして他方が、水素である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
又はR10の一つが、メチルであり、そして他方が、水素であり、R、Rが、水素であり、最も好ましくは、R、R、R及びR10が、水素である、請求項1〜19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
Lが、結合、NH−C(=O)又はCH=CH−C(=O)である、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
Lが、NH−C(=O)又は結合であり、最も好ましくは、Lが、NH−C(=O)である、請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項23】
及びRの一つが、水素又はメチルであり、そして他方が、水素であり、R、R、R及びR10が、水素であり、ここで、Lが、NHC(=O)であり、そしてR及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、(S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2,5]オクタ−6−イルを形成する、請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項24】
式(I’):
【化108】


[式中、A、L、n、m、p、R、R、R、R、R、R、R、R10及びRは、請求項1〜22のいずれか一項に定義されたとおりである]で示される、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
式(I”):
【化109】


[式中、A、L、n、m、R、R、R、R、R、R、R、R10及びRは、請求項1〜22のいずれか一項に定義されたとおりである]で示される、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
下記:
(S)−4−[4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−4−オキソ−ブチル]−2−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
(S)−4−[(S)−4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−ヒドロキシメチル−4−オキソ−ブチル]−2−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−カルボン酸(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
(S)−4−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−1−[4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−4−オキソ−ブチル]−3−メチル−ピペラジン−2−オン;
1−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[3−(4−ヒドロキシ−4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−オキソ−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン;
4−[4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−4−オキソ−ブチル]−5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
1−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−4−[(S)−4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−ヒドロキシメチル−4−オキソ−ブチル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン;
(R)−1−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−4−[(S)−4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−ヒドロキシメチル−4−オキソ−ブチル]−2−メチル−[1,4]ジアゼパン−5−オン;
(S)−4−[(S又はR)−3−フルオロ−4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−4−オキソ−ブチル]−2−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−カルボン酸(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
(S)−4−[(S)−4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−1−ヒドロキシメチル−4−オキソ−ブチル]−2−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−カルボン酸(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
(3S,6S)−N1−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)−4−オキソブチル)−6−メチル−5−オキソピペラジン−1,3−ジカルボキサミド;
(3S,6S)−4−[4−((S)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−4−オキソ−ブチル]−6−メチル−5−オキソ−ピペラジン−1,3−ジカルボン酸3−アミド1−[(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド]からなる群より選択される、請求項1の化合物。
【請求項27】
治療活性物質として使用するための、請求項1〜26のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項28】
末梢動脈閉塞性疾患、重症虚血肢、易損性アテローム動脈硬化プラーク患者、不安定狭心症、うっ血心不全、左心室肥大、虚血再灌流損傷、卒中、心筋症、再狭窄、関節リウマチ、糖尿病及び糖尿病合併症、糖尿病ネフロパシー、過敏性腸症候群、クローン病、多発性硬化症、神経障害性疼痛、糖尿病/重症虚血肢におけるアテローム血栓症及び/もしくは熱傷/潰瘍、又は喘息の治療及び/又は予防のための治療活性物質として使用するための、請求項1〜26のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項29】
式(Ia):
【化110】


で示される化合物の製造方法であって、式(8):
【化111】


で示される化合物を、式A−N=C=O、A−N=C=Sの化合物と、式A−NH−C(=O)−O−フェニルのフェニルカルバマート、A−CH=CH−COOH、A−CH=CH−COCl、A−Hal又はA−B(OH)(式中、n、m、p、A、L、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R及びR10は、請求項1〜25のいずれか一項に定義されたとおりである)と反応させる工程を含む方法。
【請求項30】
式(Ia):
【化112】


で示される化合物の製造方法であって、式(5):
【化113】


で示される化合物と、式HN(R)(R)のアミン(式中、n、m、p、A、L、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R及びR10は、請求項1と同義である)と反応させる工程を含む方法。
【請求項31】
特に、新規な化合物、中間体、医薬、使用及び方法に関する、明細書に定義された発明。

【公表番号】特表2013−508328(P2013−508328A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−534641(P2012−534641)
【出願日】平成22年10月18日(2010.10.18)
【国際出願番号】PCT/EP2010/065579
【国際公開番号】WO2011/048032
【国際公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】