ケーブルおよび光ケーブル
【課題】 本発明はケーブルの製造、施工、管理、運用、撤去、廃却時の一連のデータ管理をケーブルの所定間隔部位で、容易に楽に確認することができ、撤去作業はどの部位からでも行なうことができるケーブルを得るにある。
【解決手段】メタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルにおいて、該ケーブルのコード以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグとを設けてケーブルを構成している。
【解決手段】メタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルにおいて、該ケーブルのコード以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグとを設けてケーブルを構成している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はメタルケーブルあるいは光心線、光コード、光ファイバ心線、光ファイバコード、光ファイバケーブル等の光ケーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のメタルケーブルや光ケーブルは製造時にメーカ名、製造年、仕様等のマーキング情報を荷札や標識テープを取付けている。
【0003】
しかしながら、荷札や標識テープでのマーキング情報は確認することが難しいとともに、地下のケーブル埋設管に配線されると、どれがどのケーブルかの判断が困難となり、輻輳してしまう場合が見られる。
撤去が必要な場合には端部から順次撤去作業を行なわなければ間違いが生じるため、その作業が効率が悪く時間がかかり、コスト高になるという欠点があった。
【特許文献1】特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、ケーブルの製造、施工、管理、運用、撤去、廃却時の一連のデータ管理をケーブルの所定間隔部位で、容易に楽に確認することができ、撤去作業はどの部位からでも行なうことができるケーブルを提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明はメタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルにおいて、該ケーブルの心線以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグを設けてケーブルを構成している。
【発明の効果】
【0007】
以下の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0008】
(1)メタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルにおいて、該ケーブルの心線以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグとを設けたので、所定間隔で無線で必要なケーブルの確認を行なうことができる。
したがって、ケーブル単位の管理を行なうことができる。
【0009】
(2)前記(1)によって、所定間隔で無線ICタグを設けるだけでよいので、容易に製造することができる。
【0010】
(3)請求項2は前記(1)、(2)と同様な効果が得られるとともに、無線ICタグをケーブル外被で覆うことができる。
したがって、無線ICタグの損傷や脱落を確実に防止することができる。
【0011】
(4)請求項3は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、無線ICタグの取付けを容易に楽に行なうことができる。
【0012】
(5)請求項4は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、無線ICタグ確認手段で、どの部位に無線ICタグが埋設されているかを確認することができ、短時間に無線ICタグの情報を読込確認することができる。
【0013】
(6)請求項5は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、端部のコネクタあるいはコネクタ近傍の光ファイバ心線の無線ICタグによって、光ケーブルの確認を行なうことができる。
【0014】
(7)請求項6は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、テンションメンバーの端部のキャップに設けた無線ICタグによって、光ケーブルの確認を行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0016】
図1ないし図5に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の光ファイバコードとしての光ケーブルで、この光ケーブル1は光ファイバ2と、この光ファイバ2の外周部を覆うシリコンあるいは紫外線硬化樹脂を用いた内層3と、この内層3の外周部を覆うナイロン、紫外線硬化樹脂、PVC、FRPE等の外層4と、この外層4の外周部を覆うように縦添えされた抗張力繊維5と、この抗張力繊維5の外周部に開巻きされたICタグテープ6と、このICタグテープ6の外周部を覆う熱可塑性樹脂材製のシース7とで構成されている。
【0017】
前記ICタグテープ6は図4および図5に示すように、合成樹脂材等で形成されたテープ本体8と、このテープ本体8に、例えば1mあるいは2m等の所定間隔で固定されたタグアンテナ9とマーキング情報が入力され、ICチップ10とからなる無線ICタグ11とで構成されている。
【0018】
上記構成の光ファイバコードとしての光ケーブル1は所定間隔で無線ICタグ11がシース7内に埋設された状態となっているため、外部から見えない床下等に配線されていても、無線ICタグ検査装置を用いて光ケーブル1のマーキング情報を得ることができるとともに、無線ICタグ11の位置をたどることにより、光ケーブル1の配線位置の状態を確認することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0019】
次に、図6ないし図36に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0020】
図6および図7に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、無線ICタグ11を目視できるように、無線ICタグ確認手段12として透明なシース7Aを用いた点で、このように構成された光ケーブル1Aも、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、シース7Aで覆われた無線ICタグ11を目視で、その位置を確認することができる。
【0021】
図8および図9に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、無線ICタグ11が埋設された部位のシース7の外表面に目視確認用の凹凸や記号、着色等、本発明を実施する形態では着色のマーキング13を無線ICタグ確認手段として施した点で、このように構成された光ケーブル1Bにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、無線ICタグ11の埋設位置を目視で確認することができる。
【0022】
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、鋼線14の外周部をシース15で覆ったテンションメンバー16の両側部にそれぞれ2本の光ファイバコード17、17、17、17を並列させ、該光ファイバコード17、17、17、17あるいは前記テンションメンバー16のいずれかにICタグテープ6を縦添えさせるか、これらの外周部にICタグテープを開巻きさせてシース7Bで覆った光フラットケーブルとしての光ケーブル1Cにした点で、このように構成した光ケーブル1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0023】
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、テンションメンバー16の外周部に多数本の光ファイバコード17を縦添えし、所定間隔で無線ICタグ11が固定された押え巻きテープ18を巻いてシース7Cで覆った点で、このように構成した光ケーブル1Dにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
【0024】
図16ないし図18に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、並列された複数本の光ファイバ2、2、2、2を紫外線硬化性樹脂等で一括被覆した光ファイバテープ心線17A、17A、17A、17Aの外周部を抗張力繊維5で覆い、その外周部を外径が長方形状となるコード用シース19で覆った光ファイバテープコード20の両端部にテンションメンバー16、16を配置するとともに、該テンションメンバー16、16、光ファイバテープコード20のいずれかにICタグテープ6を縦添えさせて、あるいは全体をICタグテープで開巻きし、シース7Dで覆った光フラットケーブルとしての光ケーブル1Eにした点で、このように構成した光ケーブル1Eにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
【0025】
図19ないし図21に示す本発明を実施するための第7の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、並列された複数本の光ファイバ2、2、2、2を紫外線硬化性樹脂等で一括被覆した光ファイバテープ心線20Aを複数個収納することができる光ファイバテープ心線収納溝21を4個形成した中央部にテンションメンバー22が埋設されたスロットロッド23と、このスロットロッド23の光ファイバテープ心線収納溝21、21、21、21内に複数個の光ファイバテープ心線20Aを収納した後、外周部を所定間隔で無線ICタグ6が固定された押え巻きテープ18を開巻きして、シース7Eで覆った点で、このように構成したテープスロット型光ケーブル1Fにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施する形態では無線ICタグ11を押え巻きテープ18に固定したものを使用するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、スロットロッド23に所定間隔で無線ICタグ11を埋設あるいは固定してもよく、また、光ファイバテープ心線収納溝21、21、21、21内に収納される光ファイバテープ心線20AにICタグテープ6を固定したものを用いてもよい。
【0026】
図22ないし図24に示す本発明を実施するための第8の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、テンションメンバー16の両側部に光ファイバコード17、17を並列させ、該光ファイバコード17、17あるいはテンションメンバー16のいずれかにICタグテープ6を縦添えさせてシース7Fで覆うとともに、前記光ファイバコード17、17の端部に無線ICタグ11が埋設あるいは固定状態で設けられたコネクタブーツ24を用いたコネクタ25、25を取付けた点で、このように構成した光フラットケーブルとしての光ケーブル1Gにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られるとともに、光ケーブル1Gの端部のコネクタブーツ24の無線ICタグ11で光ファイバコード17、17単位で管理を行なうことができ、一般のラベルに比べ、低価格化、省スペース化、作業性の向上を図ることができる。
【0027】
図25ないし図27に示す本発明を実施するための第9の形態において、前記本発明を実施するための第8の形態と主に異なる点は、光ファイバコード17、17の端部にコネクタ25、25を取付けるとともに、該端部寄りの部位に無線I Cタグ11が設けられたチューブ26、26を取付けた点で、このように構成した光ケーブル1Hにしても、前記本発明を実施するための第8の形態と同様な作用効果が得られる。
【0028】
なお、前記本発明を実施するための第8、第9の形態では光ファイバコード17、17のシース7、7の外周部に導電性物質27をライン状にプリントあるいは塗布して無線ICタグ11のタグアンテナとして使用してもよい。
【0029】
図28ないし図30に示す本発明を実施するための第10の形態において、前記本発明を実施するための第8の形態と主に異なる点は、テンションメンバー16の端部に取付けられるテンションメンバーキャップ28に無線ICタグ11を埋設あるいは固定状態で設けた点で、このように構成された光ケーブル1Iにしても、光ケーブル単位での管理を行なうことができる。
【0030】
図31ないし図33に示す本発明を実施するための第11の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、複数本の導線29を撚線しながら圧縮した圧縮導体30と、この圧縮導体30の外周部を覆う絶縁体31と、この絶縁体31の外周部に開巻きされたICタグテープ6と、このICタグテープ6の外周部を覆うシース32とからなるメタルケーブル33にした点で、このように構成したメタルケーブル33にしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施する形態では圧縮導体30を用いるものについて説明したが、これに限らず、撚線を用いてもよい。
【0031】
図34ないし図36に示す本発明を実施するための第12の形態において、前記本発明を実施するための第11の形態と主に異なる点は、導体29の外周部を絶縁材34で覆った電線35を複数本、本発明を実施するための形態では3本の電線35、35、35を並列させ、この3本の電線35、35、35のいずれかの電線35の外周部にICタグテープ6を縦添えし、3本の電線35、35、35の外周部を楕円形状となるシース36で覆った点で、このように形成されたフラットケーブルとしてのメタルケーブル33Aにしても、前記本発明を実施するための第11の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施するための形態ではICタグテープ6を並列させた3本の電線35、35、35の外周部に開巻きさせて配置してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明はメタルケーブルや光ケーブルを製造する産業や、これらを設置する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の斜視図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図。
【図4】本発明を実施するための最良の第1の形態のICタグテープの平面図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態のICタグテープの正面図。
【図6】本発明を実施するための第2の形態の斜視図。
【図7】図6の7−7線に沿う拡大断面図。
【図8】本発明を実施するための第3の形態の斜視図。
【図9】図8の9−9線に沿う拡大断面図。
【図10】本発明を実施するための第4の形態の斜視図。
【図11】本発明を実施するための第4の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図12】図10の12−12線に沿う拡大断面図。
【図13】本発明を実施するための第5の形態の斜視図。
【図14】本発明を実施するための第5の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図15】図13の15−15線に沿う拡大断面図。
【図16】本発明を実施するための第6の形態の斜視図。
【図17】本発明を実施するための第6の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図18】図16の18−18線に沿う拡大断面図。
【図19】本発明を実施するための第7の形態の斜視図。
【図20】本発明を実施するための第7の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図21】図19の21−21線に沿う拡大断面図。
【図22】本発明を実施するための第8の形態の斜視図。
【図23】本発明を実施するための第8の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図24】図22の24−24線に沿う拡大断面図。
【図25】本発明を実施するための第9の形態の斜視図。
【図26】本発明を実施するための第9の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図27】図25の27−27線に沿う拡大断面図。
【図28】本発明を実施するための第10の形態の斜視図。
【図29】本発明を実施するための第10の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図30】図28の30−30線に沿う拡大断面図。
【図31】本発明を実施するための第11の形態の斜視図。
【図32】本発明を実施するための第11の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図33】図31の33−33線に沿う拡大断面図。
【図34】本発明を実施するための第12の形態の斜視図。
【図35】本発明を実施するための第12の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図36】図34の36−36線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
【0034】
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1I:光ケーブル、
2:光ファイバ、 3:内層、
4:外層、 5:抗張力繊維、
6:ICタグテープ、
7、7A、7B、7C、7D、7E、7F:シース、
8:テープ本体、 9:タグアンテナ、
10:ICチップ、 11:無線ICタグ、
12:無線ICタグ確認手段、 13:マーキング、
14:鋼線、 15:シース、
16:テンションメンバー、 17:光ファイバコード、
17A:光ファイバテープ心線、
18:押さえ巻きテープ、 19:コード用シース、
20:光ファイバテープコード、
20A:光ファイバテープ心線、
21:光ファイバテープ心線収納溝、
22:テンションメンバー、 23:スロットロッド、
24:コネクタブーツ、 25:コネクタ、
26:チューブ、 27:導電性物質、
28:テンションメンバーキャップ、
29:導体、 30:圧縮導体、
31:絶縁体、 32:シース、
33:メタルケーブル、 34:絶縁材、
35:電線、 36:シース。
【技術分野】
【0001】
本発明はメタルケーブルあるいは光心線、光コード、光ファイバ心線、光ファイバコード、光ファイバケーブル等の光ケーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のメタルケーブルや光ケーブルは製造時にメーカ名、製造年、仕様等のマーキング情報を荷札や標識テープを取付けている。
【0003】
しかしながら、荷札や標識テープでのマーキング情報は確認することが難しいとともに、地下のケーブル埋設管に配線されると、どれがどのケーブルかの判断が困難となり、輻輳してしまう場合が見られる。
撤去が必要な場合には端部から順次撤去作業を行なわなければ間違いが生じるため、その作業が効率が悪く時間がかかり、コスト高になるという欠点があった。
【特許文献1】特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、ケーブルの製造、施工、管理、運用、撤去、廃却時の一連のデータ管理をケーブルの所定間隔部位で、容易に楽に確認することができ、撤去作業はどの部位からでも行なうことができるケーブルを提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明はメタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルにおいて、該ケーブルの心線以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグを設けてケーブルを構成している。
【発明の効果】
【0007】
以下の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0008】
(1)メタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルにおいて、該ケーブルの心線以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグとを設けたので、所定間隔で無線で必要なケーブルの確認を行なうことができる。
したがって、ケーブル単位の管理を行なうことができる。
【0009】
(2)前記(1)によって、所定間隔で無線ICタグを設けるだけでよいので、容易に製造することができる。
【0010】
(3)請求項2は前記(1)、(2)と同様な効果が得られるとともに、無線ICタグをケーブル外被で覆うことができる。
したがって、無線ICタグの損傷や脱落を確実に防止することができる。
【0011】
(4)請求項3は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、無線ICタグの取付けを容易に楽に行なうことができる。
【0012】
(5)請求項4は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、無線ICタグ確認手段で、どの部位に無線ICタグが埋設されているかを確認することができ、短時間に無線ICタグの情報を読込確認することができる。
【0013】
(6)請求項5は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、端部のコネクタあるいはコネクタ近傍の光ファイバ心線の無線ICタグによって、光ケーブルの確認を行なうことができる。
【0014】
(7)請求項6は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、テンションメンバーの端部のキャップに設けた無線ICタグによって、光ケーブルの確認を行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0016】
図1ないし図5に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の光ファイバコードとしての光ケーブルで、この光ケーブル1は光ファイバ2と、この光ファイバ2の外周部を覆うシリコンあるいは紫外線硬化樹脂を用いた内層3と、この内層3の外周部を覆うナイロン、紫外線硬化樹脂、PVC、FRPE等の外層4と、この外層4の外周部を覆うように縦添えされた抗張力繊維5と、この抗張力繊維5の外周部に開巻きされたICタグテープ6と、このICタグテープ6の外周部を覆う熱可塑性樹脂材製のシース7とで構成されている。
【0017】
前記ICタグテープ6は図4および図5に示すように、合成樹脂材等で形成されたテープ本体8と、このテープ本体8に、例えば1mあるいは2m等の所定間隔で固定されたタグアンテナ9とマーキング情報が入力され、ICチップ10とからなる無線ICタグ11とで構成されている。
【0018】
上記構成の光ファイバコードとしての光ケーブル1は所定間隔で無線ICタグ11がシース7内に埋設された状態となっているため、外部から見えない床下等に配線されていても、無線ICタグ検査装置を用いて光ケーブル1のマーキング情報を得ることができるとともに、無線ICタグ11の位置をたどることにより、光ケーブル1の配線位置の状態を確認することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0019】
次に、図6ないし図36に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0020】
図6および図7に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、無線ICタグ11を目視できるように、無線ICタグ確認手段12として透明なシース7Aを用いた点で、このように構成された光ケーブル1Aも、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、シース7Aで覆われた無線ICタグ11を目視で、その位置を確認することができる。
【0021】
図8および図9に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、無線ICタグ11が埋設された部位のシース7の外表面に目視確認用の凹凸や記号、着色等、本発明を実施する形態では着色のマーキング13を無線ICタグ確認手段として施した点で、このように構成された光ケーブル1Bにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、無線ICタグ11の埋設位置を目視で確認することができる。
【0022】
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、鋼線14の外周部をシース15で覆ったテンションメンバー16の両側部にそれぞれ2本の光ファイバコード17、17、17、17を並列させ、該光ファイバコード17、17、17、17あるいは前記テンションメンバー16のいずれかにICタグテープ6を縦添えさせるか、これらの外周部にICタグテープを開巻きさせてシース7Bで覆った光フラットケーブルとしての光ケーブル1Cにした点で、このように構成した光ケーブル1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0023】
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、テンションメンバー16の外周部に多数本の光ファイバコード17を縦添えし、所定間隔で無線ICタグ11が固定された押え巻きテープ18を巻いてシース7Cで覆った点で、このように構成した光ケーブル1Dにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
【0024】
図16ないし図18に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、並列された複数本の光ファイバ2、2、2、2を紫外線硬化性樹脂等で一括被覆した光ファイバテープ心線17A、17A、17A、17Aの外周部を抗張力繊維5で覆い、その外周部を外径が長方形状となるコード用シース19で覆った光ファイバテープコード20の両端部にテンションメンバー16、16を配置するとともに、該テンションメンバー16、16、光ファイバテープコード20のいずれかにICタグテープ6を縦添えさせて、あるいは全体をICタグテープで開巻きし、シース7Dで覆った光フラットケーブルとしての光ケーブル1Eにした点で、このように構成した光ケーブル1Eにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
【0025】
図19ないし図21に示す本発明を実施するための第7の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、並列された複数本の光ファイバ2、2、2、2を紫外線硬化性樹脂等で一括被覆した光ファイバテープ心線20Aを複数個収納することができる光ファイバテープ心線収納溝21を4個形成した中央部にテンションメンバー22が埋設されたスロットロッド23と、このスロットロッド23の光ファイバテープ心線収納溝21、21、21、21内に複数個の光ファイバテープ心線20Aを収納した後、外周部を所定間隔で無線ICタグ6が固定された押え巻きテープ18を開巻きして、シース7Eで覆った点で、このように構成したテープスロット型光ケーブル1Fにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施する形態では無線ICタグ11を押え巻きテープ18に固定したものを使用するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、スロットロッド23に所定間隔で無線ICタグ11を埋設あるいは固定してもよく、また、光ファイバテープ心線収納溝21、21、21、21内に収納される光ファイバテープ心線20AにICタグテープ6を固定したものを用いてもよい。
【0026】
図22ないし図24に示す本発明を実施するための第8の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、テンションメンバー16の両側部に光ファイバコード17、17を並列させ、該光ファイバコード17、17あるいはテンションメンバー16のいずれかにICタグテープ6を縦添えさせてシース7Fで覆うとともに、前記光ファイバコード17、17の端部に無線ICタグ11が埋設あるいは固定状態で設けられたコネクタブーツ24を用いたコネクタ25、25を取付けた点で、このように構成した光フラットケーブルとしての光ケーブル1Gにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られるとともに、光ケーブル1Gの端部のコネクタブーツ24の無線ICタグ11で光ファイバコード17、17単位で管理を行なうことができ、一般のラベルに比べ、低価格化、省スペース化、作業性の向上を図ることができる。
【0027】
図25ないし図27に示す本発明を実施するための第9の形態において、前記本発明を実施するための第8の形態と主に異なる点は、光ファイバコード17、17の端部にコネクタ25、25を取付けるとともに、該端部寄りの部位に無線I Cタグ11が設けられたチューブ26、26を取付けた点で、このように構成した光ケーブル1Hにしても、前記本発明を実施するための第8の形態と同様な作用効果が得られる。
【0028】
なお、前記本発明を実施するための第8、第9の形態では光ファイバコード17、17のシース7、7の外周部に導電性物質27をライン状にプリントあるいは塗布して無線ICタグ11のタグアンテナとして使用してもよい。
【0029】
図28ないし図30に示す本発明を実施するための第10の形態において、前記本発明を実施するための第8の形態と主に異なる点は、テンションメンバー16の端部に取付けられるテンションメンバーキャップ28に無線ICタグ11を埋設あるいは固定状態で設けた点で、このように構成された光ケーブル1Iにしても、光ケーブル単位での管理を行なうことができる。
【0030】
図31ないし図33に示す本発明を実施するための第11の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、複数本の導線29を撚線しながら圧縮した圧縮導体30と、この圧縮導体30の外周部を覆う絶縁体31と、この絶縁体31の外周部に開巻きされたICタグテープ6と、このICタグテープ6の外周部を覆うシース32とからなるメタルケーブル33にした点で、このように構成したメタルケーブル33にしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施する形態では圧縮導体30を用いるものについて説明したが、これに限らず、撚線を用いてもよい。
【0031】
図34ないし図36に示す本発明を実施するための第12の形態において、前記本発明を実施するための第11の形態と主に異なる点は、導体29の外周部を絶縁材34で覆った電線35を複数本、本発明を実施するための形態では3本の電線35、35、35を並列させ、この3本の電線35、35、35のいずれかの電線35の外周部にICタグテープ6を縦添えし、3本の電線35、35、35の外周部を楕円形状となるシース36で覆った点で、このように形成されたフラットケーブルとしてのメタルケーブル33Aにしても、前記本発明を実施するための第11の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施するための形態ではICタグテープ6を並列させた3本の電線35、35、35の外周部に開巻きさせて配置してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明はメタルケーブルや光ケーブルを製造する産業や、これらを設置する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の斜視図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図。
【図4】本発明を実施するための最良の第1の形態のICタグテープの平面図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態のICタグテープの正面図。
【図6】本発明を実施するための第2の形態の斜視図。
【図7】図6の7−7線に沿う拡大断面図。
【図8】本発明を実施するための第3の形態の斜視図。
【図9】図8の9−9線に沿う拡大断面図。
【図10】本発明を実施するための第4の形態の斜視図。
【図11】本発明を実施するための第4の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図12】図10の12−12線に沿う拡大断面図。
【図13】本発明を実施するための第5の形態の斜視図。
【図14】本発明を実施するための第5の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図15】図13の15−15線に沿う拡大断面図。
【図16】本発明を実施するための第6の形態の斜視図。
【図17】本発明を実施するための第6の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図18】図16の18−18線に沿う拡大断面図。
【図19】本発明を実施するための第7の形態の斜視図。
【図20】本発明を実施するための第7の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図21】図19の21−21線に沿う拡大断面図。
【図22】本発明を実施するための第8の形態の斜視図。
【図23】本発明を実施するための第8の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図24】図22の24−24線に沿う拡大断面図。
【図25】本発明を実施するための第9の形態の斜視図。
【図26】本発明を実施するための第9の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図27】図25の27−27線に沿う拡大断面図。
【図28】本発明を実施するための第10の形態の斜視図。
【図29】本発明を実施するための第10の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図30】図28の30−30線に沿う拡大断面図。
【図31】本発明を実施するための第11の形態の斜視図。
【図32】本発明を実施するための第11の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図33】図31の33−33線に沿う拡大断面図。
【図34】本発明を実施するための第12の形態の斜視図。
【図35】本発明を実施するための第12の形態の一部のシースを除去した斜視図。
【図36】図34の36−36線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
【0034】
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1I:光ケーブル、
2:光ファイバ、 3:内層、
4:外層、 5:抗張力繊維、
6:ICタグテープ、
7、7A、7B、7C、7D、7E、7F:シース、
8:テープ本体、 9:タグアンテナ、
10:ICチップ、 11:無線ICタグ、
12:無線ICタグ確認手段、 13:マーキング、
14:鋼線、 15:シース、
16:テンションメンバー、 17:光ファイバコード、
17A:光ファイバテープ心線、
18:押さえ巻きテープ、 19:コード用シース、
20:光ファイバテープコード、
20A:光ファイバテープ心線、
21:光ファイバテープ心線収納溝、
22:テンションメンバー、 23:スロットロッド、
24:コネクタブーツ、 25:コネクタ、
26:チューブ、 27:導電性物質、
28:テンションメンバーキャップ、
29:導体、 30:圧縮導体、
31:絶縁体、 32:シース、
33:メタルケーブル、 34:絶縁材、
35:電線、 36:シース。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルにおいて、該ケーブルの心線以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグを設けたことを特徴とするケーブル。
【請求項2】
メタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルにおいて、該ケーブルのケーブル外被で覆われるケーブル集合コアの外周部に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグを設けたことを特徴とするケーブル。
【請求項3】
無線ICタグはメタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルで使用される標識テープ、押え巻きテープ、遮蔽テープ等に所定間隔で固定されたICタグテープとして使用されていることを特徴とする請求項1、請求項2のいずれかに記載のケーブル。
【請求項4】
ケーブル外被で覆われた所定間隔で設けられた無線ICタグは目視できるように外被を透明、無線ICタグが設けられた部位にマーキングあるいは凹凸部を形成する等して無線ICタグの位置を確認する無線ICタグ確認手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載のケーブル。
【請求項5】
光ファイバの端部にコネクタが取付けられたテンションメンバーを備える光ケーブルにおいて、該光ケーブルの光ファイバ以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグを設けるとともに、前記コネクタあるいは該コネクタ近傍の光ファイバに、前記ICタグと同じ無線ICタグを設けたことを特徴とする光ケーブル。
【請求項6】
光ファイバの端部にコネクタが取付けられたテンションメンバーを備える光ケーブルにおいて、該光ケーブルの光ファイバ以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグを設けるとともに、前記テンションメンバーの端部に前記無線ICタグと同じ無線ICタグを設けたキャップを取付けたことを特徴とする光ケーブル。
【請求項1】
メタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルにおいて、該ケーブルの心線以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグを設けたことを特徴とするケーブル。
【請求項2】
メタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルにおいて、該ケーブルのケーブル外被で覆われるケーブル集合コアの外周部に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグを設けたことを特徴とするケーブル。
【請求項3】
無線ICタグはメタルケーブルあるいは光ケーブル等のケーブルで使用される標識テープ、押え巻きテープ、遮蔽テープ等に所定間隔で固定されたICタグテープとして使用されていることを特徴とする請求項1、請求項2のいずれかに記載のケーブル。
【請求項4】
ケーブル外被で覆われた所定間隔で設けられた無線ICタグは目視できるように外被を透明、無線ICタグが設けられた部位にマーキングあるいは凹凸部を形成する等して無線ICタグの位置を確認する無線ICタグ確認手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載のケーブル。
【請求項5】
光ファイバの端部にコネクタが取付けられたテンションメンバーを備える光ケーブルにおいて、該光ケーブルの光ファイバ以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグを設けるとともに、前記コネクタあるいは該コネクタ近傍の光ファイバに、前記ICタグと同じ無線ICタグを設けたことを特徴とする光ケーブル。
【請求項6】
光ファイバの端部にコネクタが取付けられたテンションメンバーを備える光ケーブルにおいて、該光ケーブルの光ファイバ以外の部位に所定間隔でケーブル単位の管理が可能な無線ICタグを設けるとともに、前記テンションメンバーの端部に前記無線ICタグと同じ無線ICタグを設けたキャップを取付けたことを特徴とする光ケーブル。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【公開番号】特開2006−24419(P2006−24419A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−200518(P2004−200518)
【出願日】平成16年7月7日(2004.7.7)
【出願人】(504212600)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年7月7日(2004.7.7)
【出願人】(504212600)
【Fターム(参考)】
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