説明

コネクタ

【課題】小さな力で回転レバーを操作することができるコネクタを提供する。
【解決手段】雄コネクタ3のハウジングに第1嵌合検知用端子5を保持させ、第1嵌合検知用端子5の近傍に位置するようにハウジングに第2嵌合検知用端子6を保持させる。ハウジングに対して雌コネクタ11のハウジング12を嵌合・離脱させる回転レバー13を、ハウジング12に回転可能に支持させる。回転レバー13には、指で回転操作するための結合部と、ハウジングに対するハウジング12の嵌合が完了したとき第1、第2嵌合検知用端子5,6同士を接触状態又は非接触状態にする短絡解除片とを形成する。結合部よりも短絡解除片を回転レバー13の回転中心の近くに位置させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はテコの原理を用いて第1コネクタと第2コネクタとを嵌合させるようにしたコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、雄コネクタと雌コネクタとで構成され、テコの原理によって雄コネクタと雌コネクタとを接続させるコネクタが知られている(下記特許文献1参照)。
【0003】
雄コネクタは雄ハウジングとほぼU字状のてこ部材とを有する。
【0004】
てこ部材の一端部は雄ハウジングに回転可能に取り付けられ、てこ部材の他端部は操作部となる。てこ部材の操作部の近傍には、互いに導通する2つの接点を有するほぼU字状の接触片が取り付けられている。
【0005】
雌コネクタは雌ハウジングを有する。雌ハウジングにはてこ部材の弧状スリットに嵌入する係合子が設けられている。また、雌ハウジングには2つのピン状の接続状態検出用端子が設けられている。
【0006】
雄コネクタと雌コネクタとを接続するには、まず、雄ハウジングと雌ハウジングとを浅く嵌合させる。このとき雌ハウジングの係合子がてこ部材の弧状スリットに入る。
【0007】
この状態で操作部を押しててこ部材を回転させると、弧状スリットは係合子を雄ハウジングの方へ引き寄せるため、雄ハウジングと雌ハウジングとが互いに深く嵌合する。
【0008】
このときてこ部材の2つの接点が2つの接続状態検出用端子に接触し、2つの接続状態検出用端子同士が接触片を通じて短絡する。
【0009】
その結果、雄コネクタと雌コネクタとが嵌合したことを検知することができる。
【特許文献1】実用新案登録公報第2595711号(段落0002、0011、0012参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述のコネクタでは、U字状の接触片の2つの接点はてこ部材の操作部の近傍にあるので、その2つの接点を接続状態検出用端子に接触させるとき、テコの原理が働かない。
【0011】
このため、てこ部材を回転させて雄ハウジングと雌ハウジングとを嵌合させるとき、雄ハウジングと雌ハウジングとが完全に嵌合する直前にてこ部材と雄ハウジングとの間の摩擦力が急激に大きくなり、操作性が良くなかった。
【0012】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、小さな力で回転レバーを操作することができるコネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前述の課題を解決するため請求項1の発明のコネクタは、第1コネクタとこの第1コネクタに接続される第2コネクタとで構成されるコネクタにおいて、前記第1コネクタは、第1ハウジングと、この第1ハウジングに保持される第1嵌合検知用端子と、前記第1ハウジングに保持され、前記第1嵌合検知用端子の近傍に位置する第2嵌合検知用端子とを備え、前記第2コネクタは、前記第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングと、この第2ハウジングに回転可能に支持され、前記第1ハウジングに対して前記第2ハウジングを嵌合・離脱させる回転レバーとを備え、前記回転レバーは、回転操作するための回転操作部と、前記第1ハウジングに対する前記第2ハウジングの嵌合が完了したとき前記第1、第2嵌合検知用端子同士を接触状態又は非接触状態にする状態変更部とを有し、前記状態変更部が前記回転操作部よりも前記回転レバーの回転中心の近くに位置していることを特徴とする。
【0014】
上述のように、回転レバーは、回転操作するための回転操作部と、第1ハウジングに対する第2ハウジングの嵌合が完了したとき第1、第2嵌合検知用端子同士を接触状態又は非接触状態にする状態変更部とを有し、状態変更部が回転操作部よりも回転レバーの回転中心の近くに位置している。したがって、回転操作部を回転操作して状態変更部によって第1、第2嵌合検知用端子同士を接触状態又は非接触状態にするときにテコの原理が働く。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1記載のコネクタにおいて、前記第2コネクタは、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを離脱させる方向へ前記回転レバーを付勢する付勢部材を有することを特徴とする
【発明の効果】
【0016】
この発明のコネクタによれば、小さな力で回転レバーを操作することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1はこの発明の第1実施形態に係るコネクタの斜視図、図2は図1に示すコネクタの雄コネクタの斜視図、図3は図1に示すコネクタの雄コネクタのハウジングを示し、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図、図4は図3に示すハウジングの断面を示し、同図(a)は図3(a)のA−A線に沿う断面図、同図(b)は図3(a)のB−B線に沿う断面図、図5は図1に示すコネクタの雄コネクタの天井壁を切断した状態を示す斜視図、図6は図1に示すコネクタの雄コネクタの第1、2嵌合検知用端子の周辺部分の斜視図である。
【0019】
図1に示すように、このコネクタは雄コネクタ(第1コネクタ)3と雄コネクタ3に接続される雌コネクタ(第2コネクタ)11とで構成される。
【0020】
図2〜6に示すように、雄コネクタ3はハウジング(第1ハウジング)4と第1嵌合検知用端子5と第2嵌合検知用端子6とを備える。
【0021】
ハウジング4は一面が開口したほぼ筐体状であり、天井壁41と底壁42と側壁43,44と後壁45とを有する。
【0022】
天井壁41の両端部の内面には係合凸部41aが形成されている(図3参照)。底壁42の両端部の内面には係合凸部42aが形成されている。係合凸部42aはハウジング4の高さ方向で係合凸部41aに対向する。底壁42の外面には位置決めピン42bが形成されている。位置決めピン42bはプリント配線板(図示せず)に対する雄コネクタ3の位置を決める。後壁45の内面には短絡解除リブ45aが形成されている。短絡解除リブ45aは嵌合方向へ延びている。また、後壁45の両端部の内面には、それぞれ2つの嵌合検知用端子5,5の接触部5a,5aを保持する第1嵌合検知用端子保持リブ45dが設けられている。第1嵌合検知用端子保持リブ45dには、第1嵌合検知用端子5の接触部5aを収容する溝45fが形成されている。更に、後壁45の両端部の内面には、それぞれ第2嵌合検知用端子6を収容する第2嵌合検知用端子収容溝45eが形成されている。
【0023】
ハウジング4内の空間はブロック状部46で2つの収容空間47,48に仕切られている。収容空間47,48にはそれぞれ雌コネクタ11が収容される。
【0024】
第1嵌合検知用端子5はほぼL字状であり、接触部5aとプレスフィット部5bと結合部5cとを有する。第1接触部5aは第1嵌合検知用端子保持リブ45dに保持され、第2嵌合検知用端子6に接触する。プレスフィット部5bはプリント配線板のスルーホールに圧入される。結合部5cは接触部5aとプレスフィット部5bとを結合する。
【0025】
第2嵌合検知用端子6は一対の接触部61,62と一対の圧入部63,64とこれらを結合する結合部(図示せず)とを有する。一対の接触部61,62は2つの嵌合検知用端子5の接触部5aに常時接触するように第1接触部5aに対して一対の接触部61,62のばね力が作用する。一対の接触部61,62の一側面にはそれぞれ傾斜面61a,62aが形成されている。傾斜面61a,62aは第1嵌合検知用端子5と第2嵌合検知用端子6との間に後述する短絡解除片131cを入りやすくする。一対の圧入部63,64は第2嵌合検知用端子収容溝45eに圧入されている。
【0026】
後壁45の孔45cには雄コンタクト9が保持されている。雄コンタクト9はほぼL字状であり、接触部9aとプレスフィット部9b(図2参照)と結合部9c(図2参照)とを有する。接触部9aは雌コネクタ11の雌コンタクト(図示せず)に接触する。プレスフィット部9bはプリント配線板のスルーホールに圧入される。結合部9cは接触部9aとプレスフィット部9bとを結合する。
【0027】
図7は図1に示すコネクタの雌コネクタのハウジングを示し、同図(a)は正面図、同図(b)は背面図、図8は図7に示すハウジングの断面を示し、同図(a)は図7(a)のC−C線に沿う断面図、同図(b)は図7(a)のD−D線に沿う断面図、図9は図1に示すコネクタの雌コネクタの回転レバーの斜視図、図10は図9に示す回転レバーを示し、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のE−Eに沿う断面図である。
【0028】
図7〜10に示すように、雌コネクタ11はハウジング12と回転レバー13とを有する。
【0029】
ハウジング12の上部及び下部にはレバー収容室121,122が形成されている。また、ハウジング12には複数の雌コンタクト収容室123が形成されている。雌コンタクト収容室123の内面にはランス123aが形成されている。ランス123aは雌コンタクト収容室124に収容された雌コンタクト(図示せず)を係止する。
【0030】
また、ハウジング12の上半分の部分には10個の短絡端子収容室124が形成されている。短絡端子収容室124は雌コンタクト収容室123に通じている。短絡端子収容室124には短絡端子(図示せず)が収容されている。短絡端子は雌コネクタ11が雄コネクタ3に接続されていないとき、2つの雌コンタクト同士を短絡させる。
【0031】
レバー収容室121内には回転中心軸125が形成され、レバー収容室122内には回転中心軸126が形成されている。また、レバー収容室121の天井にはピン15が設けられている。
【0032】
また、レバー収容室121内にはロックレバー127が形成されている。ロックレバー127の下方には、ロックレバー127を下方へ押圧できるように、空間128が形成されている。
【0033】
ハウジング12にはリテーナ収容室129が形成されている。リテーナ収容室129にはリテーナ(図示せず)が収容される。リテーナは雌コンタクト収容室123に収容された雌コンタクトをハウジング12と協同して係止する。
【0034】
回転レバー13は、一対の回転中心部131,132と、これらの回転中心部131,132にそれぞれ結合された一対のアーム部133,134と、アーム部133,134同士を結合する結合部(回転操作部)135とを有する。
【0035】
一対の回転中心部131,132の中心部にはそれぞれ中心孔131a,132aが形成されている。
【0036】
一対の回転中心部131,132の外周縁部にはそれぞれ係合凹部131b,132bが形成されている。
【0037】
回転中心部131の外周面には短絡解除片131cが形成されている。また、回転中心部131の外周面には短絡解除片131cに隣接させてストッパ131fが形成されている。
【0038】
また、回転中心部131の中心孔131aの周りにはほぼ環状の収容溝131eが形成されている。収容溝131e隣接させて貫通孔131dが形成されている。
【0039】
収容溝131eにはつる巻きばね137が収容される。つる巻きばね137の一端はハウジング12のピン15に引っ掛けられ、他端は貫通孔131dに挿入され回転レバー13に固定される。このつる巻きばね137のばね力により、回転レバー13は常時離脱方向へ付勢される。
【0040】
回転中心部131,132の中心孔131a,132aに回転中心軸125,126を挿入することによって、回転レバー13をハウジング12に対して回転可能にした。
【0041】
図11は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが嵌合する前の状態を示す断面図、図12は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが少し嵌合した状態を示す断面図、図13は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが完全に嵌合した状態を示す断面図、図14は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが浅く嵌合したときの回転レバーと第1、2嵌合検知用端子との関係を示す斜視図、図15は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが浅く嵌合したときの回転レバーとロックレバーとの関係を示す斜視図、図16は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが完全に嵌合したときの回転レバーと第1、2嵌合検知用端子との関係を示す斜視図、図17は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが完全に嵌合したときの回転レバーとロックレバーとの関係を示す斜視図である。
【0042】
まず、図11に示す状態では、第2嵌合検知用端子6と一対の第1嵌合検知用端子5とが短絡している。同様に、短絡端子収容室124内の短絡端子(図示せず)によって一対の雌コンタクト同士が短絡している。これにより、雌コネクタ11側の回路が閉じられ、保護される。
【0043】
図11に示す状態から雌コネクタ11を雄コネクタ3に浅く嵌合し、回転レバー13の係合凹部131b,132bに雄コネクタ3の係合凸部41a,42aが入るようにする。回転レバー13の係合凹部131b,132bに雄コネクタ3の係合凸部41a,42aが入ったら、回転レバー13を図12において反時計回りに回転させる。回転レバー13を回転させると、係合凹部131b,132bは回転レバー13の回転とともに周方向へ移動しようとするが、その進行を係合凸部41a,42aによって阻まれ、その反力によってハウジング12は収容空間47の奥深くへ挿入され、図13に示す状態になる。このとき、第1嵌合検知用端子5と第2嵌合検知用端子6とは図14に示すように短絡している。また、図15に示すように、アーム部133の係合凹部133aがロックレバー127の押圧部127aを押圧しており、まだ回転レバー13はロックされていない。
【0044】
図12に示す状態から更に回転レバー13を反時計回りに回転させると、図16に示すように、回転レバー13の短絡解除片131cが第1嵌合検知用端子5と第2嵌合検知用端子6との間に割って入る。その結果、第2嵌合検知用端子6による第1嵌合検知用端子5同士の短絡が解除され、電気的に嵌合が完了したことを検知する。このとき、ストッパ131fは第2嵌合検知用端子6に当接する。このように、回転レバー13の短絡解除片131cが第1嵌合検知用端子5と第2嵌合検知用端子6との間に入るとき、短絡解除片131cは回転レバー13の中心部近くに位置し、回転レバー13の押圧部は回転レバーの一端部にあるためテコの原理が作用する。
【0045】
このときの回転レバー13とロックレバー127との関係は図17に示すように、回転レバー13のアーム部133の係合凹部133aにロックレバー127の押圧部127aが係合し、回転レバー13はロックされる。
【0046】
雌コネクタ11を雄コネクタ3から離脱させるには、まず、ロックレバー127の押圧部127aを押し込み、押圧部127aと係合凹部133aとの係合を解き、回転レバー13のロックを解除する。その後、回転レバー13を時計回りに回転させれば、回転レバー13の係合凹部131b,132bが係合凸部41a,42aを押圧し、その反力によって雌コネクタ11が雄コネクタ3から離脱する。
【0047】
以上のように、回転レバー13の短絡解除片131cは回転レバー13の中心部近くに位置し、回転レバー13の押圧部は回転レバーの一端部にあるので、回転レバー13の短絡解除片131cが第1嵌合検知用端子5と第2嵌合検知用端子6との間に入るときテコの原理が作用し、回転レバー13の操作力が殆ど変化することがなく、操作性に優れている。
【0048】
また、回転レバー13が離脱方向へ付勢されているので、雄コネクタ3と雌コネクタ11との嵌合が不完全であるとつる巻ばね137のばね力によって、回転レバー13が押し返され、感触的に未嵌合の状態を知ることができる。例えば、製造ラインの途中において、まだ、電気的な嵌合検知を行えない段階でも、機械的に未嵌合を検出することができる。
【0049】
図18はこの発明の第2の実施形態に係るコネクタの第1,2嵌合検知用端子及びその周辺部分の斜視図である。
【0050】
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、主な相違部分についてだけ説明する。
【0051】
第1実施形態では、第2嵌合検知用端子6の接触部61,62の側面61a,62aが回転レバー13の短絡解除片131cに対向するが、第2実施形態では、接触部261,262をL字形に形成し、接触部261,262の先端部261a,262aの底面261c,262cが短絡解除片131cに対向するようにした。
【0052】
この実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、回転レバー13の操作力の変動をより小さくすることができる。
【0053】
なお、上述の実施形態では、U字形の回転レバー13を用いたが、1枚のアーム部しか持たないほぼ平板状の回転レバーを用いたコネクタにもこの発明を適用することができる。
【0054】
また、上述の実施形態では、未嵌合状態のときに第1嵌合検知用端子5と第2嵌合検知用端子6とが常時接触するようにしたが、未嵌合状態のときに第1嵌合検知用端子5と第2嵌合検知用端子6とが非接触で、雄コネクタ3と雌コネクタ11とが嵌合したときに、第2嵌合検知用端子6の接触部61,62を押圧するように構成して第1嵌合検知用端子5と第2嵌合検知用端子6とが接触状態になるようにして、嵌合を検知することができるようにしてもよい。
【0055】
なお、第1実施形態では、一対の接触部61,62にそれぞれ傾斜面61a,62aを形成したが、接触部62にだけ傾斜面62aを形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係るコネクタの斜視図である。
【図2】図2は図1に示すコネクタの雄コネクタの斜視図である。
【図3】図3は図1に示すコネクタの雄コネクタのハウジングを示し、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図である。
【図4】図4は図3に示すハウジングの断面を示し、同図(a)は図3(a)のA−A線に沿う断面図、同図(b)は図3(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図5は図1に示すコネクタの雄コネクタの天井壁を切断した状態を示す斜視図である。
【図6】図6は図1に示すコネクタの雄コネクタの第1、2嵌合検知用端子の周辺部分の斜視図である。
【図7】図7は図1に示すコネクタの雌コネクタのハウジングを示し、同図(a)は正面図、同図(b)は背面図である。
【図8】図8は図7に示すハウジングの断面を示し、同図(a)は図7(a)のC−C線に沿う断面図、同図(b)は図7(a)のD−D線に沿う断面図である。
【図9】図9は図1に示すコネクタの雌コネクタの回転レバーの斜視図である。
【図10】図10は図9に示す回転レバーを示し、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のE−Eに沿う断面図である。
【図11】図11は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが嵌合する前の状態を示す断面図である。
【図12】図12は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが少し嵌合した状態を示す断面図である。
【図13】図13は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが完全に嵌合した状態を示す断面図である。
【図14】図14は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが浅く嵌合したときの回転レバーと第1、2嵌合検知用端子との関係を示す斜視図である。
【図15】図15は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが浅く嵌合したときの回転レバーとロックレバーとの関係を示す斜視図である。
【図16】図16は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが完全に嵌合したときの回転レバーと第1、2嵌合検知用端子との関係を示す斜視図である。
【図17】図17は図1に示すコネクタの雄コネクタと雌コネクタとが完全に嵌合したときの回転レバーとロックレバーとの関係を示す斜視図である。
【図18】図18はこの発明の第2の実施形態に係るコネクタの第1,2嵌合検知用端子及びその周辺部分の斜視図である。
【符号の説明】
【0057】
3 雄コネクタ(第1コネクタ)
4 ハウジング(第1ハウジング)
5 第1嵌合検知用端子
6 第2嵌合検知用端子
8 コイルスプリング(付勢部材)
11 雌コネクタ(第2コネクタ)
12 ハウジング(第2ハウジング)
13,213 回転レバー
131c 短絡解除片(状態変更部)
135 結合部(回転操作部)
236 つる巻きばね(付勢部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1コネクタとこの第1コネクタに接続される第2コネクタとで構成されるコネクタにおいて、
前記第1コネクタは、
第1ハウジングと、
この第1ハウジングに保持される第1嵌合検知用端子と、
前記第1ハウジングに保持され、前記第1嵌合検知用端子の近傍に位置する第2嵌合検知用端子とを備え、
前記第2コネクタは、
前記第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングと、
この第2ハウジングに回転可能に支持され、前記第1ハウジングに対して前記第2ハウジングを嵌合・離脱させる回転レバーとを備え、
前記回転レバーは、
回転操作するための回転操作部と、
前記第1ハウジングに対する前記第2ハウジングの嵌合が完了したとき前記第1、第2嵌合検知用端子同士を接触状態又は非接触状態にする状態変更部とを有し、
前記状態変更部が前記回転操作部よりも前記回転レバーの回転中心の近くに位置している
ことを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記第2コネクタは、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを離脱させる方向へ前記回転レバーを付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate


【公開番号】特開2008−84553(P2008−84553A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−259846(P2006−259846)
【出願日】平成18年9月26日(2006.9.26)
【出願人】(000231073)日本航空電子工業株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】