説明

サーチュインモジュレーターとしてのベンゾチアゾールおよびチアゾロピリジン

【課題】細胞の寿命を増加させるため、加齢またはストレスに関連する疾患または障害、糖尿病、肥満症、神経変性疾患、心臓血管疾患、血餅障害、炎症、癌、潮紅、ならびに増加したミトコンドリア活性により利益を受ける疾患または障害、などの疾患および障害を処置および/または予防するためのサーチュイン調節化合物の提供。
【解決手段】下記一般式で表されるベンゾチアゾール誘導体およびチアゾロピリジン誘導体、および該化合物と別の治療剤と組み合わせて含有する組成物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

の化合物、またはその塩であって、該式において、
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、H、または必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化2】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、ただし:
がNであり、R19
【化3】

であり、そしてZ10、Z11、Z12およびZ13の各々がCR20、またはCR
から独立して選択される場合:
a)X、XまたはX10のうちの少なくとも1個は、C−(C〜C直鎖アルキル)、C−(C〜C分枝鎖アルキル)またはC−(可溶化基)であるか;あるいは
b)Z10、Z11、Z12およびZ13のうちの少なくとも1個は、CR20であり
、ここでR20は、可溶化基である、化合物。
【請求項2】
19が、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換されたピリジル、必要に応じて置換されたチエニルまたは必要に応じて置換されたフリルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
19
【化4】

であり、ここでZ10、Z11、Z12およびZ13の各々は、CR20またはCR
から独立して選択され;そして
21が、−NH−C(O)−、−NH−C(O)−CH(CH)−O−、−NH−C(O)−CH−O−、または−NH−S(O)−CH−CH−から選択され;
そして
31が、必要に応じて置換されたアリール、またはフェニル置換されたフリル以外の必要に応じて置換されたヘテロアリールから選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
31が、1個〜3個の置換基で必要に応じて置換されており、該置換基は、−OCH、−CH、−N(CH、フェニル、フェノキシ、3,4−ジオキシメチレン、フルオロ、または別の可溶化基から独立して選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
31が、非置換キノリニル、2,4−ジメトキシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,5−ジメトキシフェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル、2,3,4−トリメトキシフェニル、2−ジメチルアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、4−ジメチルアミノフェニル、3,5−ジメチルフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニル、非置換キノキサリニル、非置換ベンゾピリミジニル、
【化5】

から選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
19が、
【化6】

から選択され;
10、Z11、Z12およびZ13の各々が、CR20、またはCR’から独立して選択され;
21が、−NH−C(O)−、NH−C(O)−CH−CH(CH)−O、−NH−C(O)−NH−、−NH−C(S)−NH−、−NH−C(S)−NH−CH−、または−NH−S(O)−から選択され;
31が、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換されたナフチル、または必要に応じて置換されたヘテロアリールから選択され:
がNであり、R21が−NH−C(S)−NH−であり、そしてR19がフェニルである場合、R31は、2−メトキシ−5−ニトロフェニルでも、2−S−メチルフェニルでも、2−アセチルフェニルでもなく;
がNであり、R21が−NH−S(O)−であり、そしてR19がフェニルである場合、R31は、チアジアゾール置換されたチエニルでも4−メチルスルホニルフェニルでもなく;
がNであり、R21が−NH−CO−であり、そしてR19がフェニルである場合、R31は、2,4−ジフルオロフェニルでも、ピリジル置換されたチエニルでも、3,4−ジクロロフェニルでも、4−t−ブチルフェニルでも、3−ベンジルオキシフェニルでもなく;
がNであり、R21が−NH−C(O)−であり、そしてR19
【化7】

である場合、R31は、2,3,4−トリメトキシフェニルでも3,5−ジメトキシフェニルでもなく;そして
がNであり、R21が−NH−C(O)−であり、そしてR19がフェニルである場合、R31は、3,5−ジメトキシフェニルではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
31が、フェニル、ナフチル、ピラゾリル、フリル、チエニル、ピリジル、イソオキサゾリル、ベンゾピラゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、キノリニル、ベンゾイソオキサゾリル、または
【化8】

から選択され、そしてR31が必要に応じて置換されている、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
31が、3個までの置換基で必要に応じて置換されており、該置換基は、−OCH、−CH、−N(CH、−O−フェニル、または別の可溶化基から独立して選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
31が、非置換フェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2,3−ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,5−ジメトキシフェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル、2,3,4−トリメトキシフェニル、2−メトキシ−4−メチルフェニル、2−フェノキシフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、4−ジメチルアミノフェニル、非置換2−フラニル、非置換2−チエニル、
【化9】

【化10】

から選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
式:
【化11】

の化合物、またはその塩であって、該式において、
’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから選択され;
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、ただし:
21が−NH−C(O)−である場合、R31は、非置換フリルでも、5−ブロモフリルでも、非置換フェニルでも、ハロもしくはメチルで一置換されたフェニルでも、3−メトキシフェニルでも、4−メトキシフェニルでも、4−ブトキシフェニルでも、4−t−ブチルフェニルでも、3−トリフルオロメチルフェニルでも、2−ベンゾイルフェニル、2−エトキシフェニルでも、4−エトキシフェニルでも、2,3−ジメトキシフェニルでも、2,4−ジメトキシフェニルでも、3,4−ジメトキシフェニルでも、3,5−ジメトキシフェニルでも、3,4,5−トリメトキシフェニルでも、2,4−ジフルオロフェニルでも、2,6−ジフルオロフェニルでも、3,4−ジオキシメチレンフェニルでも、3,4−ジメチルフェニルでも、3,5−ジメチルフェニルでも、2−クロロ−5−ブロモフェニルでも、2−メトキシ−5−クロロフェニルでも、非置換キノリニルでも、メチルとフェニルとで同時に置換されたチアゾリルでも、エトキシ置換されたピリジニルでもなく;
21が−NH−C(O)−CH(CH−CH)−である場合、R31は非置換フェニルではなく;
21が−NH−C(O)−CH−である場合、R31は、非置換フェニルでも、3−メチルフェニルでも、4−クロロフェニルでも、4−エトキシフェニルでも、4−フルオロフェニルでも4−メトキシフェニルでもなく;
21が−NH−C(O)−CH−O−である場合、R31は、非置換フェニルでも4−クロロフェニルでもなく;そして R21が−NH−S(O)−である場合、R31は、3,4−ジオキシメチレンフェニルでも、2,4,5−トリメチルフェニルでも、2,4,6−トリメチルフェニルでも、2,4−ジメチルフェニルでも、3,4−ジメチルフェニルでも、2,5−ジフルオロフェニルでも、2,5−ジメトキシフェニルでも、3,4−ジメトキシフェニルでも、フルオロフェニルでも、4−クロロフェニルでも、4−ブロモフェニルでも、4−エチルフェニルでも、4−メチルフェニルでも、3−メチル−4−メトキシフェニルでも、非置換フェニルでも、非置換ピリジニルでも、非置換チエニルでも、クロロ置換されたチエニルでも、メチル置換されたベンゾチアゾリルでもない、化合物。
【請求項11】
’が、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから選択され;
21が、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31が、単環式アリールもしくは二環式アリール、または単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、そして可溶化基の置換基を含む、
請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
31が、フェニル、ナフチル、ピラゾリル、フリル、チエニル、ピリジル、イソオキサゾリル、ベンゾピラゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、キノリニル、ベンゾイソオキサゾリル、または
【化12】

から選択され、そしてR31が必要に応じて置換されている、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
21が、−NH−C(O)−、NH−C(O)−CH−CH(CH)−O、−NH−C(O)−NH−、−NH−C(S)−NH−、−NH−C(S)−NH−CH−、または−NH−S(O)−から選択され;そして R31が、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換されたナフチル、または必要に応じて置換されたヘテロアリールから選択される、
請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
31が、非置換フェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2,3−ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,5−ジメトキシフェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル、2,3,4−トリメトキシフェニル、2−メトキシ−4−メチルフェニル、2−フェノキシフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、4−ジメチルアミノフェニル、非置換2−フラニル、非置換2−チエニル、
【化13】

から選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
式:
【化14】

の化合物、またはその塩を含有する組成物であって、該式において、
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化15】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化16】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではなく、該組成物は、発熱性物質を含まない、組成物。
【請求項16】
請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物を含有する組成物であって、該組成物が発熱性物質を含まない、組成物。
【請求項17】
薬学的組成物であって:
a.式:
【化17】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグであって、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化18】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化19】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、化合物;
ならびに
b.薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤、
を含有する、薬学的組成物。
【請求項18】
薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤と、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物とを含有する、薬学的組成物。
【請求項19】
式:
【化20】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを備える、梱包された医薬品であって、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化21】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化22】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、梱包された医薬品。
【請求項20】
請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物と、サーチュインを調節するために該化合物を使用するための指示書とを備える、梱包された医薬品。
【請求項21】
真核生物細胞の生存を促進するための方法であって、該方法は、該細胞を式:
【化23】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグと接触させる工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化24】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化25】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項22】
前記化合物が前記細胞の寿命を増加させる、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記化合物が前記細胞がストレスに抵抗する能力を増加させる、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記ストレスが、熱ショック、浸透圧性ストレス、DNA損傷、適切ではない塩レベル、適切ではない窒素レベル、または適切ではない栄養レベルのうちの1つ以上である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記化合物が、前記細胞に対する栄養制限の影響を模倣する、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記真核生物細胞が哺乳動物細胞である、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
被験体における細胞死または加齢に関連する疾患または障害を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化26】

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において: X、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化27】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化28】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項28】
前記加齢に関連する疾患が、発作、心血管疾患、関節炎、高血圧、またはアルツハイマー病である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
インスリン抵抗性、メタボリック症候群、糖尿病、またはその合併症を処置または予防するため、あるいは被験体におけるインスリン感受性を増加させるための方法であって、該方法は、該処置または予防あるいは増加を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化29】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化30】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR
から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化31】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NH
C(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、
方法。
【請求項30】
被験体の体重を減少させるため、または被験体における体重増加を予防するための方法であって、該方法は、体重の減少または体重増加の予防を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化32】

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化33】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR
から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化34】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項31】
前記被験体が、サーチュイン活性化化合物の非存在下で体重の損失を引き起こすために充分な程度まで、カロリー消費を低下させず、活動を増加させず、これらの組み合わせも行わない、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
脂肪前駆細胞の分化を防止するための方法であって、該方法は、該脂肪前駆細胞を、式:
【化35】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグと接触させる工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化36】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化37】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項33】
被験体の寿命を延長するための方法であって、該方法は、該被験体に、治療有効量の式:
【化38】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化39】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化40】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項34】
被験体における神経変性障害を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化41】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化42】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化43】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項35】
前記神経変性障害が、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン病(PD)、ハンティングトン病(HD)、筋萎縮性側索硬化症(ALS;ルー・ゲーリグ病)、びまん性レヴィー小体病、舞踏病有棘赤血球増加症、原発性側索硬化症、多発性硬化症(MS)およびフリートライヒ運動失調から選択される、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
被験体における血液凝固異常を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化44】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して
選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化45】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化46】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項37】
前記血液凝固異常が、血栓塞栓症、深部静脈血栓、肺塞栓症、発作、心筋梗塞、流産、
アンチトロンビンIII欠乏症に関連する血栓形成傾向、プロテインC欠乏症、プロテインS欠乏症、活性化プロテインC抵抗性、異常フィブリノゲン血症、線維素溶解性障害、ホモシスチン尿症、妊娠、炎症性障害、骨髄増殖性疾患、動脈硬化症、狭心症、播種性血
管内凝固症候群、血栓性血小板減少性紫斑病、癌転移、鎌状赤血球症、糸球体腎炎、薬物性血小板減少症、および治療的血餅溶解または血管形成術もしくは外科手術などの手順の最中または後の再閉塞から選択される、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
眼疾患または眼障害を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化47】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化48】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化49】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項39】
前記眼疾患または眼障害が、視覚障害、緑内障、視神経炎、黄斑変性、または前部虚血性視神経障害である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記視覚障害が、視神経または中枢神経系に対する損傷によって引き起こされる、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記損傷が、高い眼内圧、視神経の腫脹、または虚血によって引き起こされる、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記視覚障害が、網膜損傷によって引き起こされる、請求項39に記載の方法。
【請求項43】
前記損傷が、網膜への血流の妨害または黄斑の破壊により引き起こされる、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
化学療法薬により誘導されるニューロパシーを処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化50】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して
選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化51】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして 各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化52】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項45】
前記化学療法薬が、ビンカアルカロイドまたはシスプラチンを含有する、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
虚血事象または疾患に関連するニューロパシーを処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化53】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化54】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして R31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化55】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項47】
前記虚血事象が、発作、冠動脈性心疾患(うっ血性心不全もしくは心筋梗塞が挙げられる)、発作、気腫、出血性ショック、不整脈(例えば、心房性細動)、末梢血管疾患、または移植関連損傷である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
ポリグルタミン疾患を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化56】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化57】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化58】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項49】
前記ポリグルタミン疾患が、脊髄延髄筋萎縮(ケネディ病)、ハンティングトン病、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(Haw River症候群)、1型脊髄小脳失調、2型脊髄小脳失調、3型脊髄小脳失調(マチャド−ジョセフ病)、6型脊髄小脳失調、7型脊髄小脳失調、または17型脊髄小脳失調である、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記方法が、治療有効量のHDAC I/IIインヒビターを投与する工程をさらに包含する、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
増加したミトコンドリア活性から利益を受ける被験体において、疾患または障害を処置するための方法であって、該方法は、該処置を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化59】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において、:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化60】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化61】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項52】
前記被験体に、ビタミン、補因子または酸化防止剤のうちの1つ以上を投与する工程をさらに包含する、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記被験体に、補酵素Q10、L−カルニチン、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、フォレート、ビタミンE、セレン、リポ酸、またはプレドニゾンのうちの1つ以上を投与する工程をさらに包含する、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記疾患または障害の症状を軽減する1種以上の薬剤を前記被験体に投与する工程をさらに包含する、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
前記薬剤が、光恐怖症、ニューロパシー性疼痛または心臓機能不全を軽減する、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記障害が、ミトコンドリア活性を低下させる薬学的薬剤の投与に関連する、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記薬学的薬剤が、逆トランスクリプターゼインヒビター、プロテアーゼインヒビター、またはジヒドロオロテートデヒドロゲナーゼ(DHOD)のインヒビターである、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
運動能力もしくは筋肉耐久力を増強するため、または疲労を減少させるため、または疲労からの回復を増加させるための方法であって、該方法は、該増強、減少または増加を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化62】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化63】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化64】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項59】
前記被験体が運動選手である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記疲労が、化学療法薬の投与に関連する、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
運動能力または筋肉耐久力が低下する状態を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化65】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して
選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化66】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化67】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項62】
前記状態が、筋ジストロフィ、神経筋障害、マッカードル病、重症筋無力症、筋肉の損傷、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、または加齢性筋肉減少症である、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
低酸素症または虚血に関連する筋組織損傷を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化68】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化69】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化70】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項64】
被験体における筋肉ATPレベルを増加させるための方法であって、該方法は、筋肉ATPレベルの増加を必要とする被験体に、治療有効量の式:
【化71】

の化合物のうちの少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含し、該式において:
、X、XおよびX10の各々は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され:
各R20は、Hまたは可溶化基から独立して選択され;
各R’は、Hまたは必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルから独立して選択され;
、X、XおよびX10のうちの1つはNであり、そして他のものはCR20またはCR’から選択され;そして
0〜1個のR20は可溶化基であり;
19は:
【化72】

から選択され:
各Z10、Z11、Z12およびZ13は、N、CR20、またはCR’から独立して選択され;そして
各Z14、Z15およびZ16は、N、NR’、S、O、CR20、またはCR’から独立して選択され:
10、Z11、Z12またはZ13のうちの0〜2個は、Nであり;
14、Z15およびZ16のうちの少なくとも1個は、N、NR’、OまたはSであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜1個は、SまたはOであり;
14、Z15およびZ16のうちの0〜2個は、NまたはNR’であり;
0〜1個のR20は可溶化基であり;
0〜1個のR’は、必要に応じて置換されたC〜Cの直鎖アルキルもしくは分枝鎖アルキルであり;そして
21は、−NR’−C(O)−、−NR’−S(O)−、−NR’−C(O)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−NR’−、−NR’−C(=NR’)−NR’−、−C(O)−NR’−、−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−、−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−、−NR’−S(O)−NR’−、−NR’−C(O)−NR’−S(O)−、−NR’−CR’R’−C(O)−NR’−、−CR’R’−C(O)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’=CR’−CR’R’−、−NR’−C(=N−CN)−NR’−、−NR’−C(O)−CR’R’−O−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−O−、−NR’−S(O)−CR’R’−、−NR’−S(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(S)−NR’−CR’R’−CR’R’−、−NR’−C(O)−O−または−NR’−C(O)−CR’R’−から選択され;そして
31は、必要に応じて置換された単環式アリールもしくは二環式アリール、または必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールもしくは二環式ヘテロアリールから選択され、
ただし、R19
【化73】

であり、Z10、Z11、Z12およびZ13が各々CHであり、そしてR21が−NHC(O)−である場合、R31は、必要に応じて置換されたフェニルではない、方法。
【請求項65】
前記化合物が、インスリンタンパク質のレベルまたは活性のうちの少なくとも1個を増加させる、請求項21〜64のいずれか1項に記載の方法。
【請求項66】
前記化合物が、インスリンタンパク質の脱酸活性を増加させる、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記インスリンタンパク質が哺乳動物のタンパク質である、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
前記インスリンタンパク質がヒトSIRT1である、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
前記インスリンタンパク質がヒトSIRT3である、請求項65に記載の方法。
【請求項70】
SIRT1タンパク質および/またはSIRT3タンパク質の脱酸活性を増加させるために有効な前記化合物の濃度において、該化合物が、PI3−キナーゼの阻害活性、アルドレダクターゼの阻害活性、チロシンキナーゼの阻害活性、EGFRチロシンキナーゼトランス活性化活性、冠状脈拡張活性、または鎮痙活性のうちの1つ以上を実質的に有さない、請求項65に記載の方法。
【請求項71】
真核生物細胞の生存を促進するための方法であって、該方法は、該細胞を、少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項72】
前記化合物が、前記細胞の寿命を増加させる、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記化合物が、前記細胞がストレスに抵抗する能力を増加させる、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記ストレスが、熱ショック、浸透圧性ストレス、DNA損傷、適切ではない塩レベル、適切ではない窒素レベル、または適切ではない栄養レベルのうちの1つ以上である、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記化合物が、前記細胞に対する栄養制限の影響を模倣する、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
前記真核生物細胞が哺乳動物細胞である、請求項73に記載の方法。
【請求項77】
被験体における細胞死または加齢に関連する疾患または障害を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項78】
前記加齢に関連する疾患が、発作、心血管疾患、関節炎、高血圧、またはアルツハイマー病である、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
インスリン抵抗性、メタボリック症候群、糖尿病、またはその合併症を処置または予防するため、あるいは被験体におけるインスリン感受性を増加させるための方法であって、該方法は、該処置または予防あるいは増加を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項80】
被験体の体重を減少させるため、または被験体における体重増加を予防するための方法であって、該方法は、該減少または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項81】
前記被験体が、サーチュイン活性化化合物の非存在下で体重減少を引き起こすために充分な程度まで、カロリー消費を減少させないか、活動を増加させないか、またはこれらの組み合わせである、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
脂肪前駆細胞の分化を予防するための方法であって、該方法は、該脂肪前駆細胞を、少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項83】
被験体の寿命を延長させるための方法であって、該方法は、被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項84】
被験体における神経変性障害を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項85】
前記神経変性障害が、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン病(PD)、ハンティングトン病(HD)、筋萎縮性側索硬化症(ALS;ルー・ゲーリグ病)、びまん性レヴィー小体病、舞踏病有棘赤血球増加症、原発性側索硬化症、多発性硬化症(MS)およびフリートライヒ運動失調から選択される、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
被験体における血液凝固異常を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項87】
前記血液凝固異常が、血栓塞栓症、深部静脈血栓、肺塞栓症、発作、心筋梗塞、流産、アンチトロンビンIII欠乏症に関連する血栓形成傾向、プロテインC欠乏症、プロテインS欠乏症、活性化プロテインC抵抗性、異常フィブリノゲン血症、線維素溶解性障害、ホモシスチン尿症、妊娠、炎症性障害、骨髄増殖性疾患、動脈硬化症、狭心症、播種性血管内凝固症候群、血栓性血小板減少性紫斑病、癌転移、鎌状赤血球症、糸球体腎炎、薬物性血小板減少症、および治療的血餅溶解または血管形成術もしくは外科手術などの手順の最中または後の再閉塞から選択される、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
眼疾患または眼障害を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項89】
前記眼疾患または眼障害が、視覚障害、緑内障、視神経炎、黄斑変性、または前部虚血性視神経障害から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
前記視覚障害が、視神経または中枢神経系に対する損傷によって引き起こされる、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記損傷が、高い眼内圧、視神経の腫脹、または虚血によって引き起こされる、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記視覚障害が、網膜の損傷によって引き起こされる、請求項89に記載の方法。
【請求項93】
前記損傷が、網膜への血流の妨害または黄斑の破壊によって引き起こされる、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
化学療法薬により誘導されるニューロパシーを処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項95】
前記化学療法薬が、ビンカアルカロイドまたはシスプラチンを含有する、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
虚血の事象または疾患と関連するニューロパシーを処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項97】
前記虚血事象が、発作、冠動脈性心疾患(うっ血性心不全もしくは心筋梗塞を含む)、発作、気腫、出血性ショック、不整脈(例えば、心房性細動)、末梢血管疾患、または移植関連損傷である、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
ポリグルタミン疾患を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項99】
ポリグルタミン疾患が、脊髄延髄筋萎縮(ケネディ病)、ハンティングトン病、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(Haw River症候群)、1型脊髄小脳失調、2型脊髄小脳失調、3型脊髄小脳失調(マチャド−ジョセフ病)、6型脊髄小脳失調、7型脊髄小脳失調、または17型脊髄小脳失調である、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記方法が、治療有効量のHDAC I/IIインヒビターを投与する工程をさらに包含する、請求項98に記載の方法。
【請求項101】
増加したミトコンドリア活性により利益を受ける被験体における疾患または障害を処置するための方法であって、該方法は、該処置を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項102】
前記被験体に、ビタミン、補因子または酸化防止剤のうちの1種以上を投与する工程をさらに包含する、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記被験体に、補酵素Q10、L−カルニチン、チアミン、リボフラビン、ニコチンアミド、フォレート、ビタミンE、セレン、リポ酸、またはプレドニゾンのうちの1種以上を投与する工程をさらに包含する、請求項101に記載の方法。
【請求項104】
前記被験体に、前記疾患または障害の症状を軽減する1種以上の薬剤を投与する工程をさらに包含する、請求項101に記載の方法。
【請求項105】
前記薬剤が、光恐怖症、ニューロパシー性疼痛または心臓機能不全を軽減する、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記疾患が、ミトコンドリア活性を低下させる薬学的薬剤の投与に関連する、請求項101に記載の方法。
【請求項107】
前記薬学的薬剤が、逆トランスクリプターゼインヒビター、プロテアーゼインヒビター、またはジヒドロオロテートデヒドロゲナーゼ(DHOD)のインヒビターである、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
運動能力もしくは筋肉耐久力を増強させるため、疲労を減少させるため、または疲労からの回復を増加させるための方法であって、該方法は、該増強、減少または増加を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項109】
前記被験体が運動選手である、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
前記疲労が、化学療法薬の投与に関連する、請求項108に記載の方法。
【請求項111】
運動能力または筋肉耐久力が低下した状態を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項112】
前記状態が、筋ジストロフィ、神経筋障害、マッカードル病、重症筋無力症、筋肉の損傷、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、または加齢性筋肉減少症である、請求項107に記載の方法。
【請求項113】
低酸素症または虚血に関連する筋肉組織の損傷を処置または予防するための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項114】
被験体における筋肉ATPレベルを増加させるための方法であって、該方法は、該処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【請求項115】
前記化合物が、サーチュインタンパク質のレベルまたは活性のうちの少なくとも1個を増加させる、請求項71〜114のいずれか1項に記載の方法。
【請求項116】
前記化合物が、前記サーチュインタンパク質のデアセチラーゼ活性を増加させる、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記サーチュインタンパク質が、哺乳動物のタンパク質である、請求項115に記載の方法。
【請求項118】
前記サーチュインタンパク質が、ヒトSIRT1である、請求項115に記載の方法。
【請求項119】
前記サーチュインタンパク質が、ヒトSIRT3である、請求項115に記載の方法。
【請求項120】
SIRT1タンパク質および/またはSIRT3タンパク質の脱アセチル化活性を増加させるために有効な前記化合物の濃度において、該化合物が、PI3−キナーゼの阻害活性、アルドレダクターゼの阻害活性、チロシンキナーゼの阻害活性、EGFRチロシンキナーゼトランス活性化活性、冠状脈拡張活性、または鎮痙活性を実質的に有さない、請求項115に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−211149(P2012−211149A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−126044(P2012−126044)
【出願日】平成24年6月1日(2012.6.1)
【分割の表示】特願2008−525242(P2008−525242)の分割
【原出願日】平成18年8月4日(2006.8.4)
【出願人】(507239341)サートリス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (32)
【Fターム(参考)】