説明

シングルモード・高出力・ファイバ・レーザ・システム

高出力・シングルモード・ファイバ・レーザ・システムは、同じ広さに延在しているマルチモードコア(MM)及びMMコアの周囲のクラッドを含むアクティブファイバを有して構成されている。MMコアは、希土類及び遷移金属から選択される1つ以上のイオンによってドープされ、本開示の1つの態様にかかるボトルネック状の断面を有する。ボトルネック状の断面は、比較的小さい一様に寸法決めされた入力端部領域と、截頭錐状の領域と、比較的大きい一様に寸法決めされた増幅領域とを含む。MMコアのステップ屈折率は、基本モードのガウシアン電界分布を阻害せず、段階的に基本モードのガウシアン電界分布をリング分布に変換し、増幅領域に沿ってリング分布をサポートするように、入力領域に沿って成形されて寸法決めされた中央窪みを有して構成されている。さらなる態様によれば、コアは、リング電界分布を、さらなる変形なしで出力端部領域によってサポートされるガウシアン電界分布に段階的に成形する窪みを有する出力変換領域をさらに備えている。様々なエンド及びサイドポンプ構造が第1及び第2の態様にしたがって構成された構造で使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は、2009年9月14日に米国特許商標局に出願され且つ参照により完全に組み込まれる米国特許出願第12/559,284号の一部継続出願である。
【0002】
発明の分野
本開示は、実質的に基本モードで導光可能なマルチモードファイバによって構成されたシングルモード・高出力・ファイバ・レーザ・システムに関する。
【背景技術】
【0003】
ファイバ・レーザ・システムの多数のアプリケーションが、高出力、高品質ビームを必要としている。SMアクティブファイバを利用したファイバレーザは、光学非線形性の発現に起因して出力が制限される。1つの一般的な解決策は、いくつかの高次モード(HOM)をサポート可能であるがこれらのHOMの励起及び増幅を防止するように構成されたMMアクティブファイバの使用である。
【0004】
それにもかかわらず、そのようなMMファイバを有するシングルモード・高出力(SMHP)・ファイバ・レーザ・システムの出力スケーリングはまた、これに限定されないが誘導ラマン散乱(SRS)を含む非線形性の存在によって若干制限される。おそらく、比較的高い光学非線形性閾値をもたらす最も効率的な実践的アプローチの1つは、コア径を大きくし、開口数を小さくし、さらに非線形相互作用の実効長を小さくすることによってMMファイバのコア内部の出力密度を減少させることである。あいにく、この形状は、以下の理由のために容易に達成できるものではない。第1に、コア径の増加は、出力ビームの品質に有害に影響を及ぼす、容易に励起されることができるHOM数の増加をもたらす。第2に、真に極小のΔnを有する高品質ファイバの製造は、非常に困難である。第3に、この種のファイバは、曲げ荷重に敏感である。
【0005】
したがって、公知の従来システムに付随する問題が実質的にない少なくとも1つのアクティブMMファイバが備わっているSMHPシステムについてのニーズが存在する。
【0006】
公知のSMHPシステムのものと比較した場合に、励起された基本モードの増加した有効面積と非線形性についてのより高い閾値とを有するコア屈折率を有するMMアクティブファイバが備わっているSMHPシステムについての他のニーズが存在する。
【0007】
実質的に基本モードのみを増幅しながら周辺及び中央対称高次モードに対するその結合の可能性を最小化可能なドーパント分布を有して構成されたアクティブマルチモードMMファイバを有するSMHPシステムについてのさらに他のニーズが存在する。
【発明の概要】
【0008】
上記で特定したものの全て及び他のニーズは、実質的に基本モードのみをサポートし、アクティブ及びパッシブ溶融ファイバ間において一致するモードを提供する形状を有し、非線形性についての高い閾値を有する高出力で動作するように構成されたMMアクティブファイバを含むSMHPファイバ・レーザ・システムによって満たされる。
【0009】
1つの態様によれば、開示されたSMHPファイバ・レーザ・システムは、ガウシアン電界分布を有するシングルモードの入力ファイバから放射された光が実質的な結合損失なしでMMファイバに送り出されるように、直接MMアクティブファイバに対して接合された入力SMパッシブファイバを有して構成される。特定の構造上の実施形態において、MMアクティブファイバは、比較的狭い入力端部領域と、段階的に拡大する截頭錐状の変換領域と、比較的広い一様に寸法決めされた増幅領域とによって画定されるボトルネック状の断面を有する。
【0010】
MMコアの入力端部領域は、パッシブSMファイバコアの出力端部と実質的に同一に構成されている。結果として、送り出されたSMは、MMファイバの端部領域において、送り出されたSMのものと実質的に一致するモードフィールド径(MFD)を有する基本モードのみを実質的に励起させる。変換及び増幅領域は、励起された基本モードの伝搬を維持するとともに、その高次モード(HOM)との結合を最小化するように構成されている。
【0011】
本開示のさらなる態様によれば、MMアクティブファイバは、中央コア領域内に延在し且つ励起された基本モードのガウシアン電界分布をこのモードのリング分布に制御可能に変換するように構成された窪みが備わっているステップ屈折率分布を有する。リング分布は、ガウシアン分布よりも実質的に大きい有効面積を有する。基本モードのより大きい有効面積は、基本モードにおける全体的な光エネルギー/出力のかなりの部分を主に維持する特定のHOMの増幅を最小化する。基本モードにおける出力損失が少ないほど、高出力・SMレーザ・システムがより効率的となる。
【0012】
窪みは、MMコアの入力端部領域と比較した場合に窪みなしでさえも比較的低い出力密度を有するMMファイバの増幅コア領域に沿って、比較的大きい幾何学的寸法を有する。密度が低いほど、非線形性についての閾値がより高く、ファイバレーザの出力処理能力がより良好となる。窪みの形成は、電界強度Iが増加するモードエリアAとともに下がる傾向があることから(I〜P/A、Pは出力)、より高い閾値さえも許容する。
【0013】
さらなる態様によれば、MMファイバの出力端部領域及び出力SMパッシブファイバの間に画定される接合領域における結合損失は、MMファイバコアの入力及び出力端部領域の双方に沿って窪みを明確に構築することによってさらに最小化される。入力及び出力SMパッシブファイバは、それぞれ、ガウシアン電界分布を有するSM放射の伝搬をサポートするように構成されているので、変化しないままだと、リング状の分布がガウシアン分布と不一致となる。実際面で、この不一致は、出力接合部における出力損失及び入力接合部におけるHOMの励起をもたらすであろう。電界強度差に起因する出力損失を回避するために、MMファイバは、二重のボトルネック状に構成される。すなわち、それは、MMファイバの入力端部及び変換コア領域と実質的に同一に構成された追加の段階的に狭くなっている出力変換及び出力端部領域を有する。窪みは、しかしながら、双方の端部領域に沿って非常に小さく、ガウシアンモードが阻害されない。したがって、窪みは、入力領域に沿って小さく、入力変換領域に沿って段階的に拡大し、増幅領域に沿ってその最大且つ一様寸法に到達し、出力端部領域に沿って段階的に狭くなり、出力変換領域に沿って小さいサイズとなる。入力及び出力変換領域に沿った窪みの形状の段階的な変形は、これらの領域に沿ったHOM励起の可能性を実質的に防止する。
【0014】
さらなる態様によれば、開示されたMMアクティブファイバは、基本モードに対する実質的な利得を提供するが、LP02等の中央対称モードの増幅を最小化するように、ドーパントリング分布を有して構成されたステップ屈折率分布構成を有する。ドーパントリング分布は、HOMの増幅を最小化しながらも、大幅に基本モードを、特に基本モードのリング電界分布のピークを増幅するように構成されている。
【0015】
本発明のこれらの及び他の特徴、態様、及び、利点は、以下の説明、添付された特許請求の範囲、及び、添付図面を参照することによってより良好に理解されることになるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、ボトルネック状の断面を有して構成され且つエンドポンプ技術にしたがって励起されたアクティブMMファイバを有するシングルモード・高出力ファイバ・レーザ・システムの1つの実施形態の概略図である。
【図2】図2は、図1のMMファイバの屈折率分布を示している。
【図3】図3は、開示MMファイバの端部領域に沿った中央対称及び基本モードの屈折率及び電界強度分布をそれぞれ示している。
【図4】図4は、MMファイバの中央領域に沿った中央対称及び基本モードの屈折率及び電界強度分布をそれぞれ示している。
【図5】図5は、リング状のドーパント分布が備わっているそのコアを有する開示MMファイバのステップ屈折率を示している。
【図6】図6は、図1のシステムにおいて利用されるポンプの正面図である。
【図7】図7は、エンドポンプ構造を利用する開示システムのさらなる実施形態を示している。
【図8】図8は、サイドポンプ構造を利用する開示システムの他の実施形態を示している。
【図9】図9は、サイドポンプ構造を有して構成された開示システムのさらに他の実施形態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0017】
詳細な説明
ここで、SM高出力・ファイバ・レーザ・システムの開示された実施形態に対して詳細に参照が行われる。可能な限り、同一又は類似する符号が同一又は同様の部分に対して言及するために図面及び説明において使用される。図面は、簡略化した形態であって決して正確な縮尺ではない。
【0018】
図1は、特に、増幅器12と、エンドポンプ技術にしたがってポンプ光を増幅器12の出力端部20に送り出すポンプユニット18とを含むシングルモード・高出力(SMHP)・ファイバ・レーザ・システム10を示している。SMHPファイバ・レーザ・システム10は、パッシブファイバ24によって増幅器12の入力端部22にSM放射を結合すると、実質的に基本モードのみが増幅器の入力において出させられるように動作する。
【0019】
増幅器12は、1つ以上の希土類イオンによってドープされたMMコア14と、MMコアと同じ広さに延在して囲んでいる1つ以上のクラッド16(1つのみが示されている)とを有して構成されている。MMコア14及びクラッド16は、それぞれが狭く一様に寸法決めされた入力端部領域26と、入力領域よりも広い一様に寸法決めされた増幅領域28と、端部及び増幅コア領域をつなぐ截頭錐状の入力変換領域30とを含むボトルネック状の断面をそれぞれ有する。
【0020】
MMコア14の入力端部領域22における実質的に基本モードのみの励起は、入力パッシブファイバ24及び増幅器12のMMアクティブファイバのそれぞれの出力及び入力コア領域の形状の結果として生じる。特に、各ファイバの溶融出力及び入力コア領域は、パッシブファイバ24のコアから放射される入力SM放射のモードフィールド径(MFD)が実質的にMMコア14の入力端部領域26によってサポートされる基本モードのMFDと一致するように構成されている。さらにまた、パッシブファイバ24及び増幅器12の溶融コア端部は、それぞれ、入力SM及び出させられる基本モードがガウシアン電界分布をそれぞれ有するように構成されている。
【0021】
実質的に一致するパッシブ及びアクティブファイバのそれぞれのMFD及び形状の組み合わせは、MMコア14内へのSM放射の実質的に損失がない結合を許容する。さらにまた、送り出されて励起されたモードの実質的な一様性は、MMコア14の入力におけるHOM励起の可能性を最小化する。
【0022】
SMHPシステム10は、数十kWにも到達可能な広い範囲の出力内で動作するように設計されている。それゆえに、増幅器12に沿って伝搬する光の出力密度もまた高い。高い出力密度は、レーザ技術における当業者にとって公知であるように、ファイバ・レーザ・システムの特性に有害に影響を及ぼす非線形性についての閾値を低下させる傾向がある。光出力密度を低減するために、MMコア14の増幅コア領域32は、入力端部コア領域26のものよりも大きい径を有する。したがって、増幅領域32の拡大コアは、より良好な出力操作特性を許容する。しかしながら、増加したコア径は、通常、HOMの励起の、増加して且つ非常に望ましくない可能性をともなう。したがって、HOM励起の可能性を最小化する基本モードLP01のMFDを大きくすることが望ましい。
【0023】
図1とともに述べられ本開示の全ての実施形態を図示する図2に示されるように、増加したMFDは、コア14の屈折率分布において中央窪み38を設けることによって実現される。窪み38は、入力コア領域26において励起された基本モードのガウシアン電界分布を、ガウシアン電界分布が変換されなかった場合に、増幅領域32に沿ったガウシアン電界分布よりも大きいコア領域に重なるリング状の分布に変換するために構築される。しかしながら、リングのものへの電界分布の瞬間的な変換は、HOM励起の可能性に起因して問題があることがある。したがって、直後に述べるように、窪み38は、増幅器12に沿って可変構成を有する。
【0024】
図1の文脈において述べられ且つさらに以下に開示される全ての実施形態に適用可能な図3は、励起された基本モードLP01のガウシアンモードを最小限に変形させるために構成された、一様に寸法決めされた窪み38が備わっている入力端部領域26に沿ったコア14の開示されたステップ屈折率を示している。好ましくは、端部領域26に沿った窪み38の幅は、約1λから約5λの間の範囲内で変化する。ここで、λは、アクティブコア14が実質的に基本モードのみをサポート可能な所定波長である。増幅器12の開示された構成は、実質的に理想的な構成を有すると考えられる。しかしながら、そのような構成でさえも、中央高次モードLP02等の特定のHOMの励起を許容することがある。
【0025】
基本モードが入力変換領域30に沿って伝搬し続ける際、ガウシアン電界分布は、窪み38の段階的な拡大に起因して段階的にリング電界分布に変換する。窪みが大きくなるほど、後述するように、よりリング状の基本モードになる。
【0026】
図4は、本開示の全ての実施形態に関し、基本モードがMMアクティブコア14の中央領域32に入るときに生じる基本モードの明瞭なリング分布をともなう窪み38の最大寸法を示している。基本モードLP01のリング分布は、2つのエネルギーピーク40及び42をそれぞれ含み、ピーク領域をつなぐ中央に位置する谷33を含む。それゆえに、リング分布は、ガウシアン分布よりも大きな面積のコア14を占有するように広がる。窪み38は、好ましくはフッ化物のイオンを用いてコア14の中央領域に制御可能にドープすることによって実現されてもよい。あるいは、ホウ素のイオンが使用されてもよい。さらに他の可能性は、コア14の周辺領域におけるものとは異なるリン酸塩濃度によって中央コア領域に制御可能にドープすることである。増幅領域32に沿った窪み38の存在が中央インデックス領域におけるLP02のピーク強度を最小化することが容易に観察されることができる。さらにまた、基本モードLP01のウィングは、中央HOM LP02のウィングを実際に利得なしにしてポンプ出力の最大の割り当てを抜き出す。
【0027】
図3及び図4と組み合わせて述べられ且つ図1及び図7〜図9に適用可能な図5を参照する。窪み38及び完全にドープされたMMコア14の組み合わせが、所望の結果−基本モードLP01の実質的に変形されていない伝搬及び増幅−をもたらすことがある一方で、増幅器12は、同一結果を達成可能な異なる構成を有してもよい。例えば、MMコア14は、全てのコア領域を覆わないリング状のドーパント分布45を有してもよい。特に、利得領域又はドーパント分布45は、屈折率の中央領域を囲み、その周辺から離隔されて終わっている。利得領域は、基本モードのリング電界分布の2つの出力ピーク領域40及び42(図4)をそれぞれ含むように構成されている。結果として、出力ピーク40、42の増幅は、基本モードに対して有意な利得を提供する一方で、LP02等の中央HOMは、利得なし又は有意でない利得を経験する。
【0028】
図1とともに述べられる図6に変わると、ポンプユニット18は、MMコア48が備わっているパッシブ中央ファイバ46と、それぞれが光源からの光を運ぶ複数の周辺供給ファイバ50とを含む。周辺及び中央ファイバ50及び46は、それぞれ、互いに動作可能に接続されており、結合器を形成している。結合器の出力端部36は、増幅器12の出力端部20においてMMアクティブコア14の出力端部に対して実質的に同一に中央ファイバ46のMMコア48の端部を成形するために機械的に処理される。さらにまた、ポンプの端部36の処理後の周辺ファイバ50は、増幅器の出力端部20においてクラッド16のものと実質的に一致するその外径を有するボディーを形成する。アクティブMM及び中央パッシブファイバのそれぞれのコア14及び48間の実質的な一致は、HOMの顕著な励起なしで中央ファイバ48へのリング電界分布を有する基本モードの実質的に損失がない結合を提供する。
【0029】
図1に戻ると、パッシブ中央MMファイバ46はまた、図4に示された窪み38と実質的に同一に構成された窪みを備えている。結果として、中央パッシブファイバ46のMMコア48は、リング電界分布を有する基本モードをサポートし続ける。しかしながら、実際には、実質的にガウシアン電界分布を有する基本モードの出力放射を有することが望ましい。したがって、中央ファイバ46の下流側端部は、各ファイバ12及び46と同様に、リング電界分布をガウシアンのものに変えるように構成された窪みを有するMMコアを有するパッシブMM放出ファイバ52に対して溶融される。特に、放出ファイバのコアの窪みは出力54まで段階的に狭くなり、ガウシアンのものへのリング分布の段階的な成形を生じさせる。ファイバ52のクラッド53は、ファイバ46及び出力截頭錐端部の外径よりも大きい外径を有する入力端部を有する。クラッド53は、出力ファイバ46のクラッドに沿って伝搬する光を受光し、したがって、この光がシステム10の最も感度が高い区域に沿って周囲を損傷するのを防止する。放出ファイバ52の截頭錐端部は、受光されたクラッドがシステム10の出力においてコアによってサポートされた光を乱す前に、それが所望の地点でファイバ52の外部に結合するのを許容する。放出ファイバ52の出力端部54は、コアによってサポートされた光の密度を若干低下させ且つ高出力SM出力ビームによってもたらされる環境危険を最小化するように構成された石英ビームエキスパンダ56に対して動作可能に接続されている。特に、エキスパンダ56は、出力領域が有利にはエキスパンダの入力端部のものよりも大きい断面を有する多角形状の断面又は他の任意の断面を有する。
【0030】
図7は、本開示のエンドポンプ構成の変形例を示している。図1に示される増幅器12とは対照的に、増幅器56は、二重のボトルネック状の断面を有する。したがって、入力端部、変換及び増幅領域26、30及び32のそれぞれに加え、MMコア58は、さらに、入力端部26及び入力変換領域30に対して実質的に同一に構成された出力変換領域60及び出力端部領域62を有する。
【0031】
二重のボトルネック状の増幅器56の形状は、開示の目的、すなわち、入力SM放射の実質的に損失がない結合、HOMの最小の励起又は励起なし、及び、非線形性についての比較的高い閾値を満たす。実質的に損失がない光結合及び最小のHOM励起は、図1を参照して詳細に説明されるように、端部入力領域26の形状を、それに対して溶融されたSMパッシブファイバ24の出力領域と一致させることによって実現される。さらに、増幅器56のコア58は、コア58の屈折率において形成され且つ図2及び図4のそれぞれに示された形状及び寸法にしたがって構成された窪みを含む。特に、入力端部領域26に沿って延在している窪みは、励起された基本モードのガウシアン電界分布を阻害しないのに十分なほど小さい。窪みは、さらに、ガウシアン電界分布を、ガウシアン分布のものよりも大きい基本モードの有効面積を提供するリングのものに段階的に変えるように、入力変換領域30に沿って拡大し、増幅領域32に沿ってその最大寸法を有する。
【0032】
出力遷移及び端部領域60及び62の追加は、それぞれ、段階的にリング電界分布をガウシアンのものに変える出力変換領域に沿って段階的に縮小する窪みの寸法を提供する。コア58の出力端部領域62は、結合器の中央ファイバ46のMMコアに結合された基本モードのガウシアン分布に影響を及ぼさない小さい窪みを有して構成されている。結合器は、図1に関して開示された構造にしたがって構成されている。
【0033】
MMアクティブ、中央及び供給ファイバ図1及び図7のSMHPファイバ・レーザ・システムの構成要素−は、好ましくは、必須ではないが、全てステップ屈折率分布を有する。入力SMファイバ24は、好ましくは、W分布を有して構成される。
【0034】
開示されたSMHPファイバ・レーザ・システムのさらなる実施形態は、サイドポンプ技術にしたがって構成される。上記で開示された構成と同様に、サイドポンプ技術に基づく開示されたSMHPファイバ・レーザ・システムは、後述するように、実質的に基本モードのみをサポートし且つ非線形性についての高い閾値を有する実質的に損失がない光の結合を許容する。
【0035】
図8は、SM放射をサポートする導波管と、サイドポンプ技術にしたがってポンプ光を導波管に送り出すポンプユニット66とを含むSMHPファイバ・レーザ・システム64を示している。導波管は、図1の増幅器12と同様に構成された増幅器68を含む。特に、増幅器68は、実質的に基本モードのみをサポート可能なMMコア70と、1つ以上のクラッドとを含む。それゆえに、コア70は、実質的にガウシアン電界分布を有する基本モードのみが励起されるように、SMパッシブ入力ファイバ78からのSM放射を受光するように構成された一様に寸法決めされた入力端部領域72を有する。截頭錐状の入力変換領域74に到達すると、基本モードは、HOMに対する結合なしでそれに沿って伝搬し、さらに、一様に寸法決めされた増幅領域79に沿ってサポートされて増幅される。非線形性についての閾値を上げるために、MMコア76は、図3にかかる入力端部領域72に沿って且つ図4にかかる増幅領域78に沿って構成された窪みを備えている。したがって、ガウシアン電界分布を有する基本モードが入力遷移領域74に沿って伝搬するのにともない、その形状は、ガウシアン電界分布からリング電界分布に変換される。
【0036】
増幅器68の出力における結合損失を防止するために、信号出力MMパッシブファイバ80は、実質的に結合された基本モードのみがコア82によってサポートされるように、幾何学的且つ光学的(MFD)にMMコア76の出力端部と一致するように構成された入力端部を有するコア82を有する。基本モードのリング形状はまた、図4にかかるドープされたMMコア76の増幅領域78に設けられた窪みと同様に構成された信号ファイバ80における窪みに起因して乱されないままである。MMファイバ68及び80のそれぞれの外径は、同様に互いに実質的に一致される。パッシブ放出ファイバ84はまた、実質的に基本モードのみを受光してサポートするように寸法決めされたMMコア86を備えている。放出ファイバ84のクラッド88の外径は、好ましくは、図1を参照して説明する理由のために信号ファイバ86のものよりも大きい。MMコア86の出力端部は、屈折率の窪みが最終的に且つ段階的にリング電界分布を基本モードのガウシアン電界分布に再成形するように内側に先細りしている。放出ファイバ88の先細りした出力端部は、コネクタ92の範囲内に位置している石英ブロック90に対して動作可能に接続されている。
【0037】
ポンプユニット66は、レーザダイオード等の複数の光源、又は、好ましくはMMポンプ光送り出しファイバ96を有する結合器94に一体結合された複数のSMファイバ・レーザを有して構成されている。送り出しファイバ96は、それがMMコア76の増幅領域79に沿って増幅器又はアクティブファイバ68に沿って延在し且つ好ましくは必須ではないが増幅器又はアクティブファイバ68に対して溶融されるのにともない、段階的に先細りしている(開示された送り出しファイバの詳細は、本特許出願の譲受人によって共有され且つ参照により完全に組み込まれる米国特許第5,999,673号明細書においてよく説明されている。)。ファイバ96及び68の間の溶融領域は、実質的に送り出しファイバ96の全ての先細り領域と一致する。先細り領域の長さ及び形状は、希土類又は遷移金属イオンによってドープされた増幅器64のコア76の増幅領域に沿ってポンプ光の最大吸収を提供するように選択される。MMアクティブ及び信号ファイバ68及び80並びにMMパッシブファイバとして構成された結合器94のそれぞれの溶融端部は、カプラ・ファイバ・クラッドの範囲内で囲まれたものよりも小さい屈折率を有する材料から形成されたカプラ95によって一体結合される。カプラ95は、周囲へのクラッドによってサポートされたモードの結合を防止するように構成されている。
【0038】
SMHPファイバ・レーザ・システム64は、SMポンプ・ファイバ・レーザ93の構成及びアクティブMMファイバ10の活性媒質に応じて様々な波長で動作してもよい。例えば、システム64の出力ビームは、コア76がErイオンによってドープされるラマン構成をSMポンプレーザがそれぞれ有する場合には約1530nmを超える波長で放射されてもよい。さらなる例において、SMポンプレーザ92は、SMHPシステム64、10のErドープされたファイバ68内に約1530nmから約1540nmの間の波長でポンプ光を送り出すYb/Erレーザとして構成されてもよく、約1560〜1600nmの波長でSM放射を出力する。さらに、Yb/Er共ドープされたSMポンプレーザ92は、それぞれ、約1550〜1600nmの間の波長で光を放射してもよい一方で、コア76はTmによってドープされ、約1750〜2100μmの間で変動する波長で出力SM放射ビームを出力する。高出力システム64のさらに他の可能な変形例において、SMポンプレーザ92は、それぞれ、Ybドープされたファイバ68内に920〜945nmの範囲内でポンプ光を送り出すNdドープされたファイバとして構成され、約974nmから約1μmまでの波長で実質的にSM出力ビームを生成する。最後に、YbドープされたSMポンプ・ファイバ・レーザ92は、YbイオンによってドープされたMMアクティブファイバ68内に送り出される約1000〜1030nmの波長でポンプ出力を生成してもよく、それゆえに、約1050から約1080nmまで変動する波長で増幅されたSM放射を出力する(本特許出願とともに共有され且つ参照により完全に組み込まれる米国特許を参照)。
【0039】
図9は、直前に述べられたポンプユニット66と実質的に同一に構成されたポンプユニット98と組み合わせてサイドポンプ構成を有する開示されたSMHPファイバ・レーザ・システム100のさらなる変形例を示している。一方で、SMHPシステム100の導波管は、図7の増幅器56と同様に構成され且つそれゆえに二重のボトルネック状の断面及び図2〜図4を参照して開示された屈折率において窪みを有する増幅器102を有する。好ましくは、必須ではないが、増幅器102のコアは、図5を参照して詳細に述べられたリングドーパント分布を有するようにドープされる。
【0040】
信号パッシブSMファイバ104は、増幅器102のコア及びクラッドのそれぞれと同様に寸法決めされたそのコア及びクラッドを有するように構成されている。結果として、信号ファイバ105の反対側の端部に対して溶融された増幅器102の出力端部から放射されたガウシアン分布を有するSM放射は、顕著な損失及びHOMの実質的な励起なしで信号SMパッシブファイバ104内に結合される。好ましくはW屈折率分布を有して構成されるMM放出パッシブファイバ106は、これらのファイバの溶融された端部の実質的に同一の形状のために、顕著な損失及びHOM励起なしで信号ファイバ107の出力端部に対して溶融される。高出力密度を若干軽減するために、放出ファイバ106は、そのコア及びクラッドの双方とも、ボトルネック状の断面108をそれぞれ有してもよい。
【0041】
開示された高出力・SMファイバ・レーザ・システムは、パルス及びCW構成の双方において組み込まれてもよい。したがって、狭いラインについてのSBS及び広いラインCWシステムについての4光波混合とともに、自己位相変調、4光波混合、及び、さらにはパルスファイバ・レーザ・システムについてのSBS等の他の非線形効果についての閾値は、上げられてもよい。
【0042】
上記で開示されたアクティブファイバ又は増幅器の全てのMMコア12の母材は、シリカを含んでもよいが、好ましくは、コアの母材はリン酸塩を含む。リン酸塩におけるドーパントの濃度は、導波管の劣化をもたらすクラスタを生成することのないシリカにおけるよりも実質的に高くてもよいことから、リン酸塩は有利である。通常、Yb等のイオンの濃度が約1000〜2000ppmに到達するときに、Siにおけるクラスタの生成が観察される。対照的に、リン酸塩母材は、最高で約5000ppmまでであってより高い希土類イオン濃度を許容する。上述したように、ドーパントイオンは、希土類及び遷移金属から選択されてもよい。
【0043】
ここで開示されたレーザ強力システムにおいて様々な変形及び変更が行われることができることは、当業者にとって明らかなはずである。それゆえに、この開示の変形及び変更が添付された特許請求の範囲及びそれらの均等の範囲内で生じるならば、本開示がそれらをカバーすることが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボトルネック状の断面を有するコアを有するマルチモード(MM)アクティブファイバと、
実質的に増幅された基本モードにおいて放射を出力するMMアクティブファイバに結合されるポンプビームを生成するように動作するポンプユニットとを備え、
所望の波長で実質的に基本モードのみをサポートし且つ基本波がコアに沿って伝搬するのにともない基本モードのガウシアン電界分布をリング電界分布に成形するように前記コアが構成されている、シングルモード・高出力(SMHP)・ファイバ・レーザ・システム。
【請求項2】
前記アクティブMMファイバは、さらに、前記コアを囲み且つ同じ広さに延在している少なくとも1つのクラッドを含み、前記コアは、
前記ガウシアン電界分布を有する基本モードを案内する一様に寸法決めされた入力端部領域と、
前記入力領域のものよりも大きい径を有し且つ前記リング電界分布を有する前記基本モードを増幅するように動作する一様に寸法決めされた増幅領域と、
前記入力及び増幅領域のそれぞれの対向する端部をつなぎ且つ段階的に前記基本モードのガウシアン電界分布をそのリング電界分布に変えるように構成された截頭錐状の入力変換領域とを備え、
前記MMアクティブファイバのコアは、MMファイバの対向する端部間に延在する中央窪みを有するステップ屈折率分布を有して構成されている、請求項1記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項3】
前記ポンプユニットは、
そこから前記リング電界分布を有する前記基本モードを実質的に損失なしに受光し且つ高次モード(HOM)に対する実質的な結合なしで案内するように、前記MMアクティブファイバの出力端部に対して直接溶融され且つ前記アクティブファイバの増幅領域のコアに対してモード一致されたMMコアを有する中央信号中央パッシブファイバと、
前記ポンプビームを前記MMアクティブファイバの出力端部領域のクラッドに送り出すように、前記中央信号MMファイバを囲み且つ互いに動作可能に接続されている複数の周辺ファイバとを有して構成されている、請求項2記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項4】
前記MM中央信号ファイバのコアは、前記リング電界分布を有する前記基本モードの伝搬をサポートするように、前記MMファイバ間における接合部において前記MMアクティブファイバの増幅領域の窪みと同様に構成されて配列された中央窪みが備わっているステップ屈折率分布を有して構成されている、請求項3記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項5】
さらに、前記ポンプユニットの前記中央信号MMファイバに対して溶融され且つ前記MM中央信号ファイバのコアと実質的に同一に構成されたコアを有するパッシブMM放出ファイバを備え、前記中央ファイバの外径は、前記放出ファイバの外径よりも大きい、請求項4記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項6】
前記放出ファイバは、先細りした出力端部を有し、前記放出ファイバのコアは、前記放出ファイバの出力端部に沿って狭くなる窪みを有するステップ屈折率分布プロファイルを有して構成されている、請求項5記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項7】
さらに、前記放出ファイバから受光した前記ガウシアン電界分布を有する前記基本モードを拡大するように構成された石英ビームエキスパンダを備える、請求項6記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項8】
前記MMアクティブファイバのコアは、利得媒質が備わっているステップ屈折率分布を有し、前記利得媒質は、前記コアの全ての領域にわたって、又は、前記コアの中央及び周辺領域の間に位置するそのリング状領域にわたってドープされ、且つ実質的に前記基本モードのみを増幅するように構成されている、請求項1記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項9】
さらに、SMにおける入力放射を前記MMアクティブファイバの入力端部に送り出すSMパッシブ入力ファイバを備え、前記MMアクティブファイバの入力領域に沿って延在している前記コアと、前記SM入力ファイバのコアは、シングル及び基本モードのそれぞれのモードフィールド径が実質的に互いに一致するように構成されている、請求項2記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項10】
前記MMアクティブファイバのコアは、さらに、
前記増幅領域から狭くなっている截頭錐状の出力変換領域と、
前記入力端部領域と実質的に同一に構成され且つ前記出力変換領域から伸びている出力端部領域とを有して構成されており、
前記出力変換領域に沿って伸びている窪みは、段階的に前記基本モードの前記リング電界分布を、さらに前記ポンプユニットに接合された前記出力端部領域に沿って伝搬するそのガウシアン分布に変えるように構成されている、請求項2記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項11】
前記ポンプユニットは、
前記MMアクティブファイバに対して溶融され、前記ガウシアン分布を有する前記基本モードを損失なしで受光して案内するように前記MMアクティブファイバの出力端部コア領域をモード一致するように構成されたコアを有するMM中央信号パッシブファイバと、
前記中央信号パッシブファイバを囲み、且つ、前記MMアクティブファイバのコアの出力端部領域を囲む前記MMアクティブファイバのクラッドに前記ポンプビームを放出する複数の周辺ファイバとを有して構成されている、請求項10記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項12】
前記入力及び出力端部領域に沿って延在している前記中央窪みは、ガウシアン電界分布の変形を実質的に防止するように比較的小さく、前記増幅領域を介して延在している窪みは、前記端部領域に沿ったものよりも大きく且つ前記基本モードの前記リング電界分布をサポートするように構成されている、請求項11記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項13】
前記ポンプユニットは、
前記ポンプビームのソースと、
前記ポンプビームを受光し、且つ、実質的に前記コアの増幅領域に沿って前記MMアクティブファイバの区域に沿って延在し且つそれに対して動作可能に接続されている部分を有する供給MMファイバとを有して構成されている、請求項2記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項14】
さらに、信号ファイバのコアへの前記基本モードの実質的に損失なしの結合を提供するように、前記MMアクティブファイバの出力端部領域に対して溶融され且つ前記MMアクティブファイバの出力端部コア領域と実質的に同一に寸法決めされたコアを有して構成されたその一端を有する信号MMパッシブファイバを備える、請求項13記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項15】
さらに、前記基本モードが実質的に損失なしに且つHOMに対するその結合なしで前記放出ファイバのコアに結合されるように前記中央信号ファイバの他端に対して溶融されたMM放出ファイバを備え、溶融された前記アクティブ、信号及び放出ファイバのそれぞれのコアは、それぞれ、中央窪みが備わっているステップ屈折率分布を有する、請求項14記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項16】
前記放出ファイバのコアは、一様に寸法決めされた出力領域へと狭くなっている出力截頭錐状の変換領域を有し、前記窪みは、
前記アクティブ及び放出ファイバのそれぞれの対向する入力及び出力端部領域に沿って前記基本モードの前記ガウシアン電界分布を維持するように選択された比較的小さい幅と、
前記アクティブ及び放出ファイバのそれぞれの変換入力及び出力領域間において前記基本モードの前記リング分布を維持するように選択された比較的大きい幅と、
それぞれ、前記アクティブ及び放出ファイバの変換入力及び出力領域のそれぞれに沿って前記基本モードの前記ガウシアン分布を前記リング分布に及びその逆に成形するように選択された段階的に拡大及び縮小する幅とを有して構成されている、請求項13記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項17】
さらに、石英ビームエキスパンドブロックを備える、請求項16記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項18】
前記ポンプユニットは、
前記ポンプビームのソースと、
前記ポンプビームを受光し、且つ、前記コアの増幅領域に沿って前記MMアクティブファイバに沿って延在し且つそれに対して動作可能に接続されている先細り部を有する供給MMパッシブファイバとを有して構成されている、請求項10記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項19】
さらに、
前記ガウシアン電界分布を有する前記基本モードが実質的な損失及びHOMの励起なしで信号ファイバに結合されるように、前記MMアクティブファイバの出力端部コア領域に対して溶融され、且つ、それと実質的に同一に構成されたSM信号ファイバと、
前記ガウシアン分布を有する前記基本モードが実質的な損失及びHOMの励起なしで前記放出ファイバのコアの入力領域に結合されるように、前記SM信号ファイバの出力端部に対して溶融され、且つ、それと実質的に同一に構成された入力端部を有するMMパッシブ放出ファイバとを備える、請求項19記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。
【請求項20】
前記MMパッシブ放出ファイバのコアは、その入力領域から拡大した截頭錐状の領域と、前記MMパッシブファイバの入力領域よりも大きい中央領域とを有する、請求項19記載のSMHPファイバ・レーザ・システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2013−513243(P2013−513243A)
【公表日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−542189(P2012−542189)
【出願日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際出願番号】PCT/US2010/058750
【国際公開番号】WO2011/068980
【国際公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【出願人】(505296692)アイピージー フォトニクス コーポレーション (7)
【Fターム(参考)】