説明

タクシー待合所用発電システム

【課題】簡便で設置スペース、設置コストの少ない、太陽電池を用いたタクシー待合所用発電システムを提供する。
【解決手段】フィルム形太陽電池2をタクシー待合所の屋根面30aに貼着し、該フィルム形太陽電池2を電源とした発電システムとする。これによって、屋根面に貼着するため、強風に強く、耐震性もある、設置コストの少ない、発電システムとできる。従来の太陽電池パネルの取付け架台が不要になり、特別の設置スペースも不要とできる。広いタクシー待合所の屋根面30aを有効に活用でき、省エネルギー、地球温暖化対策の面からも貢献できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、太陽電池を用いたタクシー待合所用発電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
タクシー待合所の照明などには商用電源を引くことが通常である。また、停電時の照明等の電源確保はできていない。一方で、雨の日や終電後のタクシー乗り場は時には予測以上の長蛇の列をなすことがあり、タクシードライバーはどの場所にお客さんが待っているかの情報を求めている。このタクシー乗り場の待っている人の数を確認する手段は経験やタクシードライバー同士の無線による会話によっていた。
【0003】
最近ではタクシー待合所に無線LAN中継機、Webカメラ、情報パネル等を備えて、タクシー待合所の混雑状況をタクシードライバーに知らせ、タクシードライバーからの返信メールで向かっている車の数を情報パネルに時々刻々表示するなどのサービスも必要となってきている。このための安定電源の確保が必要となっている。
【0004】
一方で、住宅などの建物の屋根には太陽電池パネルを配置することが考えられてきた(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−040888号公報(図1、要約)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、住宅などの建物の屋根に太陽光電池を設置するには、強風、耐震対策などのために強固な取付け架台が必要で、強固な架台の上にパネル状の太陽電池を設置してきた。この強固な架台は、設置コストと手間を増大している。タクシー待合所の設置場所は日当たりの良い場所も多く、屋根への太陽電池の設置は上記の安定電源確保、省エネルギー、地球温暖化対策の面からも望ましいことである。
【0006】
そこで、本発明の課題は、タクシー待合所のための、簡便で設置スペース、設置コストの少ない、太陽電池を用いたタクシー待合所用発電システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明では、フィルム形太陽電池をタクシー待合所の屋根面に貼着し、該フィルム形太陽電池を電源としたタクシー待合所用発電システムとする。これによって、屋根面に貼着するため、強風に強く、耐震性もある、設置コストの少ない、発電システムとできる。さらに、従来の太陽電池パネルの取付け架台がいらず、特別の設置スペースも不要とできる。さらに、タクシー待合所の屋根面の広い面を有効に活用でき、省エネルギー、地球温暖化対策の面からも貢献できる。
【0008】
また、前記フィルム形太陽電池をタクシー待合所の屋根面の南側斜面を中心に貼着するタクシー待合所用発電システムとすれば、フィルム形太陽電池による発電効率を高めることができる。
【0009】
また、前記フィルム形太陽電池を充放電コントローラを介し光センサ、蓄電池及び負荷に接続するタクシー待合所用発電システムとすれば、電力を蓄電するための二次電池を備えて、無線LAN中継機や照明器具などの負荷に安定した給電を可能とできる。タクシー待合所の広い屋根面にフィルム形太陽電池を貼着活用することで商用電源ケーブルを不要とし、太陽電池による自立型の発電システムとできる可能性もある。停電時の非常電源システムとしても活用でき、無線LAN中継機やWebカメラ、情報パネル、夜間の照明などの負荷への電源供給を可能とできる。
【0010】
また、前記負荷として、少なくとも無線LAN中継機を含むタクシー待合所用発電システムとすれば、災害時においても停電の非常電源システムとして活用できるとともに、避難誘導、被害状況速報などのために無線LANを活用でき、災害時情報伝達への寄与は大きい。また、無線LAN中継機のアンテナは、衛星通信用であってもよい。
【0011】
また、前記負荷として、少なくとも無線LAN中継機と、これと接続されたディスプレイ装置を含むタクシー待合所用発電システムとすれば、通常時にはLED掲示板、液晶ディスプレイなどのディスプレイ装置に、タクシーの運行状況、ニュース、広告の表示が可能となり、災害時においても停電の非常電源システムとして活用できるとともに、避難誘導、災害被害状況速報などのための情報をネットワーク網を利用し無線LANを活用して表示でき、さらに、避難場所の表示や、避難者の運搬が可能であれば避難用のタクシーが「いつ頃来る」「どこの避難所へ運搬可能か」など、災害時対応情報伝達への寄与は大きい。
【0012】
また、前記フィルム形太陽電池とともに、商用電源を電源としたタクシー待合所用発電システムとすれば、より大きな電力に対応が可能で、より安定した電力を供給可能とできる。
【0013】
また、前記負荷として、前記タクシー待合所内のエリア監視カメラを備え、選定したエリア内に人物像を認識する人物像認識手段と前記エリア内に指定した時間該人物像がとどまったことを判別する逗留時間判別手段とにより待ち客を判定し、タクシー会社及び/又はタクシーの運転者の端末機に前記判定した待ち客情報を配信するタクシー待合所用発電システムとすれば、的確な待ち客情報を得て、サービスの向上、タクシーの稼動効率の向上を可能とできる。
【0014】
また、前記判定した待ち客情報とともに前記カメラによる画像を配信するタクシー待合所用発電システムとすれば、待ち客情報をさらに詳細に捉えることができ、一層的確なサービス、稼動効率の向上に資することができる。
【0015】
また、前記負荷として、前記タクシー待合所内に、前記タクシー会社及び/又は前記タクシーの運転者の端末機からの迎車情報を提示する迎車情報ディスプレイ装置及びスピーカー装置の少なくとも一つを備えるタクシー待合所用発電システムとすれば、さらに一層行き届いた待ち客へのサービスが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、フィルム形太陽電池をタクシー待合所の屋根面に貼着し、該フィルム形太陽電池を電源としたタクシー待合所用発電システムとすることによって、屋根面に貼着するため、強風に強く、耐震性もある、設置コストの少ない、発電システムとできる。従来の太陽電池パネルの取付け架台を不要とし、特別の設置スペースも不要とできる。さらに、タクシー待合所の広い屋根面を有効に活用でき、省エネルギー、地球温暖化対策の面からも貢献できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下本発明の実施の形態を図示例を伴い説明する。
【0018】
図1は、本発明による一実施の形態としての太陽電池による自立型のタクシー待合所用発電システムの構成図を示し、太陽電池による自立型の発電システム1は、フィルム形太陽電池2,2,2と、これらのフィルム形太陽電池2,2,2をまとめて電気的に接続する接続箱3と、この接続箱3は、充放電コントローラ4を介し光センサ5、蓄電池6(ここでは、サイクル用鉛蓄電池)及び負荷9に接続される。負荷9には、図示のような照明器具7、センタと無線接続される無線LAN中継機8、Webカメラ11、情報パネル12などがこの例では含まれる。接続箱3は、設けることが望ましいが、充放電コントローラ4との接続により、設置を省略することも可能である。
【0019】
充放電コントローラ4は、光センサ5からの信号が光センサ5が光を受けていることを示しているときには、蓄電池6に接続箱3からの太陽電池の発電電力を蓄電する。光センサ5からの信号が光センサ5が光を受けていないことを示すときには、蓄電池6からの電力を負荷9に対して供給する。
【0020】
このように太陽光がある昼間は蓄電池6に蓄電し、太陽光の無い夜には蓄電池6からの電気で負荷、例えばランプ等の、発光素子を点灯する。すなわち、昼間は太陽光で蓄電池6に充電し、夜は蓄電池6から放電する太陽電池による自立型の発電システム1を構成する。
【0021】
この実施の形態は、充放電コントローラ4と負荷9との間にパワーコンディショナーを介し商用連系点を設け、商用電源に接続すれば、フィルム形太陽電池とともに、商用電源をも電源とした他の実施の形態の発電システムに変更できる。
【0022】
フィルム形太陽電池2は、図2に外観図を示すように、プラスチックフィルム22上に形成したフレキシブルな太陽電池で剛体の太陽電池より軽量である。
【0023】
この実施の形態では、図3に平面図、図4に立面図を示すように、取扱いの便宜のため鋼板と一体型とされる。すなわち、図3に示すように4枚直列、2枚並列の8枚の太陽電池からなるフィルム形太陽電池2の単位モジュールとする。図3、図4に示すように、このフィルム形太陽電池2の単位モジュールは、薄い鋼板25に接着剤26で貼り付け、表面をコート材27でコートし、鋼板一体型単位モジュール20とする。ここでは、鋼板25は0.8mm厚のフッ素樹脂を塗装したガルバリウム鋼板であり、接着剤26は、エチレンビソールアセテート(EVA)である。またコート材27は、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)である。なお、鋼板25の裏側にはフィルム形太陽電池2からの導電端子28が端子箱24、コネクタ23へと伸びている。
【0024】
このような鋼板一体型単位モジュール20とすることにより、太陽電池の取扱いは容易となり、耐気候性のすぐれたものとなる。フィルム形太陽電池2のシートを用いていることから鋼板の変形更には敷設後の変形にも耐えられるものとなる。
【0025】
図5には上記のフィルム形太陽電池の鋼板一体型単位モジュール20をタクシー待合所の屋根30の屋根面30aに貼着配置した状態を示す斜視図である。
【0026】
タクシー待合所の屋根30は、この例では、かまぼこ形状(円柱外周の一部を切り出した形状)をしており、屋根面30aの一部または全部にフィルム形太陽電池を接着剤で貼り付けてある。このフィルム形太陽電池の貼着面積と配置は自由に選択できるが、例えばタクシー待合所の屋根30の右側が南方向だとすれば、タクシー待合所の屋根30の右側斜面を中心に貼着配置することが、フィルム形太陽電池2の発電効率を上げるために望ましい。図5には、照明器具7、無線LAN中継機8、Webカメラ11、情報パネル12の取り付け状況を例示している。
【0027】
また、負荷として、無線LAN中継機を含むタクシー待合所用発電システムは、災害時においても停電の非常電源システムとして活用できるとともに、避難誘導、被害状況速報などのために無線LANを活用でき、災害時情報伝達への寄与は大きい。また、無線LAN中継機のアンテナは、衛星通信用であってもよい。
【0028】
また、負荷として、無線LAN中継機と、これと接続されたディスプレイ装置を含むタクシー待合所用発電システムとすれば、通常時にはLED掲示板、液晶ディスプレイなどのディスプレイ装置に、タクシーの運行状況、ニュース、広告の表示が可能となり、災害時においても停電の非常電源システムとして活用できるとともに、避難誘導、災害被害状況速報などのための情報をネットワーク網を利用し無線LANを活用して表示でき、さらに、避難場所の表示や、避難者の運搬が可能であれば避難用のタクシーが「いつ頃来る」「どこの避難所へ運搬可能か」など、災害対応情報伝達への寄与は大きい。
【0029】
フィルム形太陽電池の鋼板一体型単位モジュール20は、コネクタ23により相互に接続され、また、図1で示し、上記した接続箱3に接続される。
【0030】
こうして、従来の太陽光パネルの取付け架台が不要になる。また、屋根面に直接貼着することで耐風、耐震性を容易に得られる。また、太陽電池設置スペースを特別に設けることが不要となる。
また、フィルム形太陽電池の貼着方向は、屋根面の長手側に直角としているが、並行として、瓦状の重ね配置とすることも可能である。
【0031】
この実施の形態では、フィルム形太陽電池の鋼板一体型単位モジュール20を取扱いが容易であるため用いている例を示したが、他の実施の形態では、鋼板一体型単位モジュールでなく、太陽電池セルの上下面をエチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)で覆い下面に接着剤のエチレンビソールアセテート(EVA)等を着けた状態のフィルム形太陽電池単位モジュールを用いることが望ましい場合もある。
【0032】
両者の単位モジュールを配慮しつつ、フィルム形太陽電池との表現を、上記の実施の形態の説明に必要な場合を除き、本願の説明では用いている。
【0033】
次に、更に発展した他の実施の形態として、負荷として、タクシー待合所内のエリア監視カメラを備え、待ち客情報の配信を可能としたタクシー待合所用発電システムを説明する。
【0034】
図6は、待ち客情報の配信を可能としたタクシー待合所用発電システムの構成図を示しており、太陽電池2、充放電コントローラ4、光センサ5、蓄電池6は、図1の実施の形態と同様である。充放電コントローラ4は、負荷9の一つにカメラ51と画像認識配信部60を含んでいる。カメラ51と画像認識配信部60は、高速データ通信に適応しており動画の受配信が可能である。この例としてFOMA(登録商標)と呼ばれる第3世代の高速通信システムが上げられる。
【0035】
この実施の形態では、カメラ51から画像認識配信部60の画像取り込み手段61により取得される画像から、人物像認識手段62で人物像が認識され、任意の指定または選定されたエリア内に、指定または選定された時間以上、人物がとどまっているかを逗留時間判定手段63で判定し、指定時間を超えている場合、画像配信手段64を通じ、タクシー待ちのお客様情報としてタクシー会社の端末機80に無線又は有線LANを利用し、インターネット70を介して待ち客情報の連絡が行く。またタクシー会社はインターネット70を介して安価に、任意に、各タクシー乗り場の映像を確認することが可能である。
【0036】
また、タクシー乗り場の映像は、上記のFOMA(登録商標)システムの回線71、FOMA(登録商標)端末機81(携帯電話機等)を利用することで、移動しているタクシードライバーからも確認することができる。この実施例では、待ち客情報の連絡とタクシー乗り場の映像とがともに利用可能とされているが、待ち客情報、例えば、待ち客の人数、のみでもよい。
【0037】
判定した待ち客情報とともにカメラによる画像の配信を受け或は受信し、待ち客情報をさらに詳細に捉えることができ、的確なサービス、稼動効率の向上に資することができる。
【0038】
この実施の形態では人物の認識に画像認識手段を用いている。人物の判定に、赤外線センサを利用の場合、物体からの赤外線を感知するシステムのため、熱を発するもの全てに反応し、特に小動物(犬、猫)にも反応するため誤報が多い。画像による人物認識の場合、これを解決することが期待できる。
【0039】
さらに、図7に基づき、他の実施の形態を説明する。図7は、図6に示した実施の形態を発展させたもので、タクシー待合所のディスプレイ装置又はスピーカー装置で迎車の状況を知らせることのできるタクシー待合所用発電システムである。図6の実施の形態における構成要素と同じものは同符号を付してあり、説明を省略する。
【0040】
図7において、タクシー待合所内には、迎車情報ディスプレイ装置120が柱又は壁などに設置される。この例では、スピーカー装置120aが、迎車情報ディスプレイ装置120の下側に設けられているが、勿論、別体に設けることもできる。この迎車情報ディスプレイ装置120には、迎車情報信号受信部121が接続されている。ここで、タクシー会社の端末機80又はタクシーの運転者の端末機81からの迎車情報をインターネット70、FOMA(登録商標)システムの回線71などを介して受信する。迎車情報信号受信部121は、受信手段122で迎車情報を含む受信信号を受信し、この受信信号は、迎車情報判定手段123に送られ迎車情報のみが分離されて、音声・表示制御手段124を通じて、迎車情報ディスプレイ装置120及びスピーカー装置120aによって待ち客へ提示される。迎車情報は、迎車情報ディスプレイ装置120又はスピーカー装置120aの一方からであることができる。また、システム自体が一方の装置のみを備えた簡素なものであることもできる。迎車情報は、図7に示した例のように「到達まで、5分」などの表示である。
【0041】
迎車情報信号受信部121、迎車情報ディスプレイ装置120及びスピーカー装置120aは、ここでも、フィルム形太陽電池2,蓄電池6につながれた充放電コントローラ4を通して、電力の供給を受ける。
【0042】
このように、タクシー待合所内に、タクシー会社の端末機又はタクシーの運転者の端末機からの迎車情報を提示する迎車情報ディスプレイ装置及びスピーカー装置の少なくとも一つを備えるため、さらに一層行き届いた待ち客へのサービスが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
上記のように、本発明によるフィルム形太陽電池によるタクシー待合所用発電システムは、設置のスペースと手間と設置コストを節減でき、地球温暖化対策にも寄与するものとして産業上の利用可能性は大きい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明による一実施の形態としてのフィルム形太陽電池を用いたタクシー待合所用発電システムの構成図である。
【図2】本発明で用いるフィルム形太陽電池のシートの一例の外観図である。
【図3】鋼板と一体型構成としたフィルム形太陽電池の単位モジュールの一例を示す平面図である。
【図4】図3のフィルム形太陽電池の中央線に沿った断面図を示す。
【図5】図3に示したフィルム形太陽電池をタクシー待合所の屋根の屋根面に貼着配置した状態を示す斜視図である。
【図6】本発明による他の実施の形態としての待ち客情報の配信を可能としたフィルム形太陽電池を用いたタクシー待合所用発電システムの構成図である。
【図7】本発明による他の実施の形態としての迎車情報の伝達を可能としたフィルム形太陽電池を用いたタクシー待合所用発電システムの構成図である。
【符号の説明】
【0045】
1 発電システム、2 フィルム形太陽電池、3 接続箱、4 充放電コントローラ、5 光センサ、6 蓄電池、7 照明器具、8 無線LAN中継機、9 負荷、11 Webカメラ、12 情報パネル、20 鋼板一体型単位モジュール、22 プラスチックフィルム、23 コネクタ、24 端子箱、25 鋼板、26 接着剤、27 コート材、28 導電端子、30 タクシー待合所の屋根、30a タクシー待合所の屋根面、51 カメラ、60 画像認識配信部、61 画像取り込み手段、62 人物像認識手段、63 逗留時間判定手段、64 画像配信手段、70 インターネット、71 回線、80 端末機、81 端末機、120 迎車情報ディスプレイ装置、120a スピーカー装置、121 迎車情報信号受信部、122 受信手段、123 迎車情報判定手段、124 音声・表示制御手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルム形太陽電池をタクシー待合所の屋根面に貼着し、該フィルム形太陽電池を電源としたことを特徴とするタクシー待合所用発電システム。
【請求項2】
前記フィルム形太陽電池をタクシー待合所の屋根面の南側斜面を中心に貼着したことを特徴とする請求項1に記載のタクシー待合所用発電システム。
【請求項3】
前記フィルム形太陽電池を充放電コントローラを介し光センサ、蓄電池及び負荷に接続することを特徴とする請求項1又は2に記載のタクシー待合所用発電システム。
【請求項4】
前記負荷として、少なくとも無線LAN中継機を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のタクシー待合所用発電システム。
【請求項5】
前記負荷として、少なくとも無線LAN中継機と、これと接続されたディスプレイ装置を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のタクシー待合所用発電システム。
【請求項6】
前記フィルム形太陽電池とともに、商用電源を電源としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のタクシー待合所用発電システム。
【請求項7】
前記負荷として、前記タクシー待合所内のエリア監視カメラを備え、選定したエリア内に人物像を認識する人物像認識手段と前記エリア内に指定した時間該人物像がとどまったことを判別する逗留時間判別手段とにより待ち客を判定し、タクシー会社及び/又はタクシーの運転者の端末機に前記判定した待ち客情報を配信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のタクシー待合所用発電システム。
【請求項8】
前記判定した待ち客情報とともに前記カメラによる画像を配信することを特徴とする請求項7に記載のタクシー待合所用発電システム。
【請求項9】
前記負荷として、前記タクシー待合所内に、前記タクシー会社及び/又は前記タクシーの運転者の端末機からの迎車情報を提示するディスプレイ装置及びスピーカー装置の少なくとも一つを備えることを特徴とする請求項7又は8に記載のタクシー待合所用発電システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−154509(P2007−154509A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−350916(P2005−350916)
【出願日】平成17年12月5日(2005.12.5)
【出願人】(593063161)株式会社NTTファシリティーズ (475)
【出願人】(000128083)株式会社エヌ・ティ・ティ・建築総合研究所 (42)
【出願人】(399040405)東日本電信電話株式会社 (286)
【出願人】(500327636)株式会社ブレインズ (11)
【出願人】(593042007)株式会社因幡電機製作所 (25)
【Fターム(参考)】