説明

トリアゾ−ル置換アリールアミド誘導体およびP2X3および/またはP2X2/3プリン受容体アンタゴニストとしてのそれらの使用

式I(式中、Rは、場合により置換されているトリアゾリルであり、R、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書に定義されるとおりである)の化合物またはその薬学的に許容しうる塩。また、P2Xおよび/またはP2X2/3受容体アンタゴニストに関連する疾患の処置のための本化合物の使用方法および本化合物の製造方法も開示されている。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化36】


{式中、
は、場合により置換されているトリアゾリルであり;
は、場合により置換されているフェニル、場合により置換されているピリジニル、場合により置換されているピリミジニル、場合により置換されているピリダジニルまたは場合により置換されているチオフェニルであり;
は、水素;C1−6アルキル;ヘテロ−C1−6アルキル;またはシアノであり;
は、水素;C1−6アルキル;またはヘテロ−C1−6アルキルであり;
あるいはRおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、C3−6炭素環を形成することができ;
は、C1−6アルキル;ヘテロ−C1−6アルキル;ハロ−C1−6アルキル;N−C1−6アルキルアミノ;N,N−ジ−(C1−6アルキル)−アミノ;C3−7シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;C3−7シクロアルキル−C1−6アルキル;ヘテロアリール−C1−6アルキル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;アリール−C1−6アルキル;アリールオキシ−C1−6アルキル;−(CR−C(O)−R8’[ここで、mは、0または1であり;RおよびRは、それぞれ独立して水素であるか;またはC1−6アルキルであり;そしてR8’は水素;C1−6アルキル;ヘテロ−C1−6アルキル;C3−7シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;C3−7シクロアルキル−C1−6アルキル;アリール−C1−6アルキル;ヘテロアリール−C1−6アルキル;ヘテロシクリル−C1−6アルキル;C3−7シクロアルキルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシ;ヘテロシクリルオキシ;C3−7シクロアルキルオキシ−C1−6アルキル;アリールオキシ−C1−6アルキル;ヘテロアリ-ルオキシ−C1−6アルキル;ヘテロシクリルオキシ−C1−6アルキル;またはNR10(ここで、Rは、水素;またはC1−6アルキルであり;そしてR10は、水素;C1−6アルキル;ヘテロ−C1−6アルキル;C3−7シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクリル;C3−7シクロアルキル−C1−6アルキル;アリール−C1−6アルキル;ヘテロアリール−C1−6アルキル;またはヘテロシクリル−C1−6アルキルである)である]であるか;
あるいはRおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、場合によりヒドロキシで置換されているC3−6炭素環であるか;
あるいはRおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、O、NおよびSからそれぞれ独立して選択される、1個または2個のヘテロ原子を含むC4−6複素環を形成することができるか;
あるいはR、RおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、1個または2個の窒素原子を含む6員環ヘテロアリールであって、場合によりハロ、アミノまたはC1−6アルキルにより置換されている6員環ヘテロアリールを形成することができ;そして
、RおよびRは、それぞれ独立して水素;C1−6アルキル;C1−6アルキルオキシ;ハロ;C1−6ハロアルキル;またはシアノである}の化合物、または薬学的に許容しうるその塩。
【請求項2】
が、4−メチル−フェニル、2−フルオロ−4−メチル−フェニル、2−クロロ−4−フルオロ−フェニル、4−クロロ−2−フルオロ−フェニル、2,4−ジクロロ−フェニル、2,4−ジフルオロ−フェニル、または2−クロロ−4−メチル−フェニルである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
が、5−メチル−ピリジン−2−イル、5−クロロ−ピリジン−2−イル、5−フルオロ−ピリジン−2−イル、5−メチル−3−フルオロ−ピリジン−2−イル、5−メチル−3−クロロ−ピリジン−2−イル、3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イルまたは3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イルである、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
が水素である、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
が水素である、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
が水素またはメチルである、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
およびRが水素である、請求項4記載の化合物。
【請求項8】
が、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロプロピルメチル、フェニル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、ペンタフルオロ−エチル、1,1−ジフルオロ−エチル、2,2−ジフルオロエチル、1−メトキシ−エチル、1−エトキシ−エチル、2−メトキシ−1−メチル−エチル、1−ヒドロキシ−エチル、イソプロポキシ、1−メチル−アゼチジン−2−イル、1−ジメチルアミノ−エチルまたはジメチルアミノ−メチルで場合により1回置換されているトリアゾリルである、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
およびRが、それらが結合する原子と一緒になってシクロプロピル基を形成する請求項8記載の化合物。
【請求項10】
が、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、ピラジン−2−イル、5−メチル−ピラジン−2−イル、6−メチル−ピリダジン−3−イル、または1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリジン−3−イルである、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
医薬的に許容されうる担体;および請求項1の化合物を含む医薬組成物。
【請求項12】
炎症性疼痛、術後疼痛、内臓痛、歯痛、月経前疼痛、中心性疼痛、火傷による疼痛、偏頭痛または群発性頭痛、神経損傷、神経炎、神経痛、中毒、虚血損傷、間質性膀胱炎、癌性疼痛、ウイルス性、寄生虫性または細菌性の感染、外傷後の損傷、または過敏性腸症候群に関連する疼痛から選択される疼痛症状、または慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息および気管支攣縮から選択される呼吸器障害を処置するための方法であって、請求項1に記載の化合物の有効量を、それを必要としている対象に投与することを含む、方法。
【請求項13】
炎症性および/または自己免疫状態の処置用の薬剤の調製のための、請求項1に記載の式Iの化合物の使用。
【請求項14】
本明細書に記載の発明。

【公表番号】特表2011−506521(P2011−506521A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−538559(P2010−538559)
【出願日】平成20年12月8日(2008.12.8)
【国際出願番号】PCT/EP2008/066987
【国際公開番号】WO2009/077366
【国際公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】