説明

ドア装置

【課題】 頻繁な部品交換やメンテナンスを要せずして、維持経費を低減させる。
【解決手段】 据付場所に定着される箱体Bと、この箱体B内に収容されるドア体Dと、このドア体Dを上記箱体Bに対して入出させる駆動機構Pとを有してなるドア装置において、駆動機構Pは、駆動源1による駆動で転動する回転体2と、この回転体2の噛合して、ドア体Dの入出方向に沿って回転体2をガイドする軌条3とを備えてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ドア装置に関し、特に、プラットホームにホームドアを設ける際の利用に向くドア装置の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
プラットホームにホームドアを設ける際の利用に向くドア装置としては、従来から種々の提案があるが、たとえば、特許文献1に開示の提案にあっては、実質的にホームドアを構成するドア体がプラットホームに定着される箱体に対して入出可能に設けられる。このとき、ドア体は、箱体内に配設される駆動機構の駆動で箱体に対して箱体の長手方向、つまり、箱体からドア体が入出する方向となる軸線方向に沿う方向にスライド移動して、いわゆる開閉作動する。
【0003】
すなわち、上記提案にあって、駆動機構は、箱体に保持されるモータと、このモータの駆動で駆動する駆動ローラと、この駆動ローラに掛け回される移送用ベルトと、この移送用ベルトが掛け回されながら同じく箱体に保持される従動ローラとを有してなり、移送用ベルトには、ドア体が吊持され、このドア体は、箱体内にいわゆる水平方向に配設されるガイドレールによって、スライド移動が保障される。
【0004】
それゆえ、この特許文献1に開示の提案によれば、駆動機構におけるモータの駆動で駆動ローラが駆動されるとき、移送用ベルトが駆動ローラと従動ローラとの間で往復走行し、この移送ベルトに吊持されるドア体が箱体に対して入出し、したがって、ドア体がいわゆる開閉作動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−232252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記特許文献1に開示の提案における駆動機構にあっては、ドア体の移動に移送用ベルトを利用するから、この移送用ベルトの構成に起因する弊害が危惧される。
【0007】
すなわち、移送用ベルトは、ゴム材などの弾性材からなるから、経年劣化による耐久性の低下や伸びによる作動誤差の発生が危惧される。
【0008】
そして、移送用ベルトにおける耐久性の低下や移送用ベルトにおける伸びによる作動誤差の発生を阻止するためには、頻繁に部品交換したりメンテナンスしたりすることになり、維持経費が嵩む不具合がある。
【0009】
この発明は、このような現状を鑑みて創案されたものであって、頻繁な部品交換やメンテナンスを要せずして、維持経費を低減させるドア装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記した目的を達成するために、この発明によるドア装置の構成を、据付場所に定着される箱体と、この箱体内に収容されるドア体と、このドア体を上記箱体に対して入出させる駆動機構とを有してなるドア装置において、駆動機構は、駆動源による駆動で転動する回転体と、この回転体に噛合して、上記ドア体の入出方向に沿って上記回転体をガイドする軌条とを備えてなるとする。
【0011】
それゆえ、この発明にあっては、回転体が駆動源による駆動で転動し、軌条が回転体を噛合させて、ドア体の入出方向に沿って回転体をガイドする。これにより、ドア体を箱体から入出させる駆動機構に従来の移送用ベルトを用いる場合に比較して、経年劣化が低減する。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、従来の駆動機構によるドア装置と比較して、経年劣化を低減できるので、作動誤差の発生を低減できる。その結果、メンテナンスの頻度を低減でき、維持経費を低減させる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】この発明によるドア装置をプラットホーム側から見た状態で示す概略正面断面図である。
【図2】図1中の箱体における上半側部を一部破断して示す拡大正面断面図である。
【図3】図2中のX−X位置で示す概略縦断面図である。
【図4】図2中のX1−X1位置で示す概略縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明する。この発明によるドア装置は、図示するところでは、プラットホームH(図1参照)に保安設備としてのホームドアを設けるのに利用されるが、凡そホームドアと同様に保安設備とされるその他のゲートやドア柵を設けるためにこの発明によるドア装置が利用されても良い。
【0015】
この発明によるドア装置は、多くの場合に、工場などで組み立てられて、プラットホームHの据付場所まで適宜の手段で搬送されて設置されるが、概略図たる図1に示すように、据付場所に定着される箱体Bと、この箱体B内に収容されるドア体Dと、このドア体Dを箱体Bに対して入出させる駆動機構Pとを有する。
【0016】
箱体Bは、骨組Fと外装体Cとからなり、骨組Fが箱体Bを構成する構造体とされて、図1に示すように、骨組Fを構成する下桁部材F1が、あるいは、この下桁部材F1を下端部に連結させる支柱部材F2が、たとえば、図中に単線で示すアンカーボルトaの利用で、プラットホームHにおける据付場所に固着され、外装体Cが骨組F,ドア体Dおよび駆動機構Pなどを外部からの視界から遮断するカバー体とされる。
【0017】
骨組Fは、ドア体Dを内側の空間部にいわゆる入出可能に収容すると共に、後述する支持プレートF3や支持梁F4の連結保持を可能にするように形成されれば良く、その限りでは、任意に形成されて良いが、多くの場合に、鋼材からなる型鋼が利用されて、所定の機械的強度を有するように形成される。
【0018】
支持プレートF3は、箱体Bを構成する骨組Fに連結される。この支持プレートF3を骨組Fに連結することは、この支持プレートF3で骨組Fを補強することになり、したがって、この支持プレートF3を設ける分骨組Fの構成の簡素化し得る。
【0019】
このことは、後述する通電部5を支持する支持梁F4についても言えることであり、この支持梁F4を骨組Fに連結することで、その分、骨組Fの構成の簡素化し得る。
【0020】
外装体Cは、図示するところでは、概略縦断面図たる図3および図4に示すように、薄板鋼板でいわゆる空洞構造あるいは折り曲げ構造に形成される天蓋C1,前蓋C2および後蓋C3を分割態様に有し、それぞれが骨組Fに着脱自在に連結される。
【0021】
なお、図3中および図4中には、光電センサC4が開示されているが、この光電センサC4は、図3中および図4中で右端となる箱体Bの線路側端面と、図示しないプラットホームHの線路側端面との間のいわゆる空間に人が居ることを検知する。
【0022】
また、外装体Cの構成材料については、人間が寄り掛かったり荷物がぶつかるなどしたりしても、簡単に変形などしない機械的強度を有するものであれば良く、上記した薄板鋼板の他に、合成樹脂材が選択されても良い。
【0023】
そして、このドア装置を据付場所まで搬送する際、および、据付作業に際しては、外装体Cが外されて、外装体Cに対する傷付きを回避し、また、いわゆるこのドア装置の据付作業の妨げになるのを回避する。
【0024】
ちなみに、外装体Cは、骨組Fを所定位置に設置すると共に、駆動機構Pやドア体Dに対するいわゆる保全が実施された後、すなわち、ホームドア装置の設置作業を終了する最終段階で骨組Fに連結されてカバー体となる。
【0025】
さらに、このドア装置の据付後に、たとえば、ドア体Dや駆動機構Pに対するメンテナンスを実行する際には、外装体Cが骨組Fから部分的にあるいは全面的に外される。
【0026】
ドア体Dは、箱体Bに対しては、いわゆる片持ち構造に設けられると共にスライド自在とされ、図1に示すように箱体Bから突出するときに人の通行を阻止する遮蔽体になる。
【0027】
そのため、このドア体Dは、所定の自己支持性を有すると共に、たとえば、人間が寄り掛かるなどしても変形などしない機械的強度を有するように形成され、かつ、可能な限りの軽量化を可能にするように、たとえば、鋼材を利用したフレーム構造のパネル状に形成される。
【0028】
そして、ドア体Dは、図1中で左端となる先端にテープスイッチなどからなるセンサcを有し、このセンサcは、後述する制御部6に接続される。ドア体Dの移動中にこのセンサcに、たとえば、人や物が当たると、制御部6がドア体Dの移動を急停止させ、あるいは、ドア体Dを箱体B内の骨組Fの内側に引き込むように後退させる。
【0029】
なお、ドア体Dが箱体B内に最没入する最後退時には、このセンサcに、たとえば、人や物が当たらないようにするために、上記のセンサcが箱体Bの図2中で左端となる先端から外部に突出しないようにすることが好ましい。
【0030】
上記の箱体Bとドア体Dとの間には、図示しないが、リミットスイッチやストロークセンサが適宜に設けられ、ドア体Dのスライド移動に伴いこのリミットスイッチやストロークセンサから信号が出力される。そして、この信号が後述する制御部6に入力されると、制御部6は、後述する駆動機構Pにおける駆動源1にフィードバック信号を供給して、箱体Bに対するドア体Dの入出位置をあらかじめ決められた適正な位置になるように駆動源1を制御する。
【0031】
また、箱体Bは、同じく図示しないが、前記した空間、すなわち、箱体Bの線路側端面とプラットホームHの線路側端面との間の空間に、たとえば、人が居るか居ないかを検知する光電センサC4を有し、この光電センサC4からの信号を制御部6に入力すると共に、ドア体Dがいわゆる開放状態にあるとき、そのことを告知する表示灯b(図1および図2参照)を天蓋C1に有し、さらには、諸々のいわゆるアクシデントがあったことを告知する警報機(図示せず)を有する。
【0032】
駆動機構Pは、図1に示すように、駆動源1と、この駆動源1の駆動で転動する回転体2と、この回転体2の噛合および転動を許容する軌条3とを有し、駆動源1がドア体Dに設けられる一方で、回転体2が駆動源1に連結保持され、軌条3が箱体Bに設けられる。
【0033】
このことから、この発明のドア装置にあっては、ドア体Dに設けられた駆動源1の駆動で回転体2が回転して、駆動源1および回転体2が一体となって軌条3に沿って移動し、ドア体Dが箱体Bに対して入出する。
【0034】
そして、この発明によるドア装置にあっては、駆動機構Pが設けられることに関連して、図1に示すように、ドア体Dを移動可能に支えるガイド部4と、駆動源1に通電する通電部5と、駆動源1の駆動を制御する制御部6とを有する。
【0035】
少し説明すると、駆動源1は、減速器(符示せず)を備える電動モータからなり、通電部5を介して、たとえば、商用電源からの電流の供給を受けて駆動し、回転体2を保持する出力軸たる駆動軸11(図2および図4参照)を回動する。
【0036】
なお、駆動源1には、制御部6に接続する接続コード12が接続され、たとえば、前述した駆動源1からのフィードバック信号が接続コード12を介して制御部6に入力される。
【0037】
駆動源1は、図1中で右端部となるドア体Dの後端部に連設されたブラケットD1に保持されて、ドア体Dの後端部の後方となる箱体B内に位置決めされる。また、駆動源1は、図1中または図4中で、駆動軸11がブラケットD1の肉厚を貫通する横向きになるように横置きとされる。なお、駆動源1は横置きに限定されず、図示しないが、駆動源1の駆動軸が縦向きとなるように縦置きとされても良く、この場合には、箱体Bのいわゆる厚さ、つまり、ドア体Dの箱体Bからの入出方向を横切る方向となる厚さ寸法を薄くできる。
【0038】
このように、この発明のドア装置にあっては、駆動源1が箱体B内に収容されるドア体Dに設けられるから、たとえば、前記した特許文献1に開示の提案のように、駆動源が箱体側に配設される場合に比較して、駆動源と、駆動源の駆動で駆動源に対して遠近するドア体とを繋ぐ部材類、たとえば、前記した従来例における移送用ベルトとが不要になり、駆動機構Pにおける構成を簡素化し得ると共に、箱体Bにおけるドア体Dのスライド方向たる軸線方向の長さを小さくできる。
【0039】
これによって、このドア装置がプラットホームHの所定位置に設けられるとき、占有する長手方向の寸法を小さくでき、このドア装置におけるプラットホームHに対する設置性を向上させる。
【0040】
回転体2は、前記したように、駆動源1の駆動軸11に連結保持されるが、駆動軸11と回転体2との間にトルクミッタ(図示せず)を有することが好ましい。これにより、回転体2の回転が阻止される状況のとき、駆動源1を空回りさせて、駆動源1や回転体2の破損を防止することができる。
【0041】
このように、この発明のドア装置にあっては、回転体2が駆動源1の駆動軸11に連結保持されるから、従来のような駆動源と回転体とを繋ぐ部材類を、駆動軸11と回転体2との間に設ける必要がなくなり、駆動機構Pにおける構成を簡素化し得る。
【0042】
以上からすると、この発明のドア装置にあっては、駆動機構Pにおいて、たとえば、前記した特許文献1に開示の提案に比較して、構成の簡素化が可能になるから、部品点数を少なくでき、部品点数が少なくなる分、頻繁な部品交換やメンテナンスを不要にし、また、ドア装置全体のコンパクト化を可能にする。そして、頻繁な部品交換やメンテナンスを不要にすることから、ドア装置を維持管理する経費を低減することが可能になる。
【0043】
一方、回転体2は、駆動源1の駆動で回転されて軌条3を走行、すなわち、転動するもので、軌条3に対する転動の際に確実に適合して回転体2の転動にいわゆるロスを生じないように構成される。
【0044】
そして、図示するところでは、回転体2および軌条3がラックアンドピニオン構造、特に、ピンギア構造からなる。回転体2は、スプロケット(ピンギア)からなり、このスプロケットは、詳しくは図示しないが、回転体2を構成する円板の外周にこの円板の径方向に延びる多数の歯21(図4参照)を有する。
【0045】
軌条3は、回転体2を噛合させて回転体2の転動を許容することから、図示するところでは、図2および図4に示すように、二枚の側板31の間に多数のピン32を設けて、いわゆる梯子状を呈するようにしたピンラックからなる。
【0046】
そして、この軌条3は、図示する実施形態では、図2にも示すように、箱体Bにおける骨組Fを構成する前後の支柱部材F2に架設される支持プレートF3に設けられる。
【0047】
このように、駆動機構Pにあっては、回転体2および軌条3が鋼材を利用したピンギア構造からなるから、回転体2の軌条3に対する適合たる噛合に完全を期せると共に、軌条がゴム材などの弾性材からなる場合に比較して、軌条3における耐久性の向上を期待できる。
【0048】
そして、この駆動機構Pにあっては、軌条3がピンラック、すなわち、伸びの危惧のない二枚の側板31の間に多数のピン32を設けて、いわゆる梯子状を呈するようにしたピンラックからなるから、軌条3が移送用チェーン、すなわち、二輪車の駆動機構に利用されるチェーンのように構成される場合に比較して、伸びの危惧がなく、伸びによる作動誤差を危惧させない。
【0049】
このことから、駆動機構Pを構成する回転体2および軌条3がピンギア構造からなる場合には、伸びによる作動誤差の発生や経年劣化を危惧させずして磨耗に対する耐久性を期待でき、頻繁な部品交換を要せずして、また、メンテナンスもグリスアップだけで足りる点で有利となる。
【0050】
ところで、上記したところにあっては、回転体2および軌条3がラックアンドピニオン構造からなり、しかも、スプロケット(ピンギア)およびピンラックからなるとしたが、この発明が意図するところからすると、これに代えて、図示しないが、ギアとラック軸とで構成されるラックアンドピニオン構造からなるとしても良い。
【0051】
一方、この発明によるドア装置にあっては、駆動機構Pが設けられることに関連して、ガイド部4と、通電部5と、制御部6とを有するが、以下には、これについて少し説明する。
【0052】
ガイド部4は、ドア体Dを箱体Bに対してスライド移動可能に支えるもので、基本的には、リニアガイドからなる。このリニアガイドとしては、任意の構成を選択できるが、図示するところでは、図2,図3および図4に示すように、支持プレートF3に保持されるレール41と、このレール41にスライド移動可能に連結されると共に前記したドア体Dに連結のブラケットD1に保持されるスライダたる摺動体42とを有してなる。
【0053】
このとき、このガイド部4におけるレール41は、図示するところでは、支持プレートF3に言わば一箇所設けられてなるとするが、これに代えて、図示しないが上下に設けられてなるとしても良く、また、その構成についても、たとえば、ボールスプライン機構が利用されても良い。
【0054】
ちなみに、ガイド部4におけるレール41は、支持プレートF3に設けられるが、この支持プレートF3には、前記した軌条3が設けられるとしており、このことからすると、レール41と軌条3とがそれぞれ別の支持部に設けられることに比較して部品点数を少なくすると共に、レール41と軌条3との間における平行度の調整が容易になる。
【0055】
通電部5は、駆動源1に通電するもので、図示するところではケーブルベアからなる。そして、この通電部5は、固定側たる箱体B側から供給される電流を可動側たるドア体Dに保持された駆動源1に供給し得るものであれば足り、たとえば、フラットケーブルからなるとしても良い。
【0056】
また、この通電部5には商用電源からの設定の電流が供給されるが、これに代えて、商用電源の停電などの事故に備えて自家発電機からの任意の電流が供給されても良い。
【0057】
制御部6は、主としては、駆動源1の駆動を制御するものであるが、その他に警告灯や表示灯の作動にも関与する。
【0058】
前記したところでは、ドア装置が単体で利用される場合を例示したが、多くの場合に、ドア装置が一対とされて利用され、このとき、いわゆる左右で入出して互いに対向するドア体Dが一枚の遮蔽板状になってプラットホームHに居る人の線路側への転落などを阻止する。
【符号の説明】
【0059】
1 駆動源
2 回転体
3 軌条
4 ガイド部
5 通電部
6 制御部
11 駆動軸
12 接続コード
21 歯
32 ピン
31 基板
a アンカーボルト
b 表示灯
c センサ
B 箱体
C 外装体
C1 天蓋
C2 前蓋
C3 後蓋
C4 光電センサ
D ドア体
D1 ブラケット
F 骨組
F1 下桁部材
F2 支柱部材
F3 支持プレート
F4 支持梁
H プラットホーム
P 駆動機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
据付場所に定着される箱体と、この箱体内に収容されるドア体と、このドア体を上記箱体に対して入出させる駆動機構とを有してなるドア装置において、
上記駆動機構は、
駆動源による駆動で転動する回転体と、
この回転体に噛合して、上記ドア体の入出方向に沿って上記回転体をガイドする軌条とを備えてなることを特徴とするドア装置。
【請求項2】
上記駆動源および上記回転体が上記ドア体に設けられ、
上記軌条が上記箱体に設けられてなる請求項1に記載のドア装置。
【請求項3】
上記回転体はスプロケットで構成され、
上記軌条はラックで構成される請求項1または請求項2に記載のドア装置。
【請求項4】
上記箱体が外装体を分離可能に保持する骨組を有すると共に、上記ドア体が骨組に架設されるガイド部に連結されて箱体に対する移動が保障され、上記駆動源が上記ドア体の箱体内に位置決めされる後端部に連設のブラケットに保持され、上記回転体を適合させる上記軌条が上記骨組に架設される支持プレートに保持されてなる請求項1,請求項2または請求項3に記載のドア装置。
【請求項5】
上記駆動源に通電する通電部が箱体内に架設の支持梁に担持されるケーブルベアを有してなる請求項1,請求項2,請求項3または請求項4に記載のドア装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−166668(P2012−166668A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−28718(P2011−28718)
【出願日】平成23年2月14日(2011.2.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ケーブルベア
【出願人】(304039065)カヤバ システム マシナリー株式会社 (185)
【出願人】(000000929)カヤバ工業株式会社 (2,151)
【Fターム(参考)】