説明

ナビゲーションシステム、経路算出方法及びナビゲーション用プログラム

【課題】 交通機関を利用する経路案内の場合に乗降駅を含めた案内情報を提供する。
【解決手段】 公共交通機関データ及び駅構内に関する情報を含む経路の案内データを記憶する記憶手段4と、記憶手段4に記憶された案内データに基づき目的地までの間の経路を算出する経路算出手段14、15とを備え、駅構内に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出し、現在地又は出発地から目的地までの交通機関の利用を含む経路を算出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示手段に経路の案内情報を表示するナビゲーションシステム、経路算出方法及びナビゲーション用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
車両用ナビゲーション装置は、GPSや車速センサ等を使って現在位置を追跡し、設定入力された出発地や現在地から目的地までの経路を案内するものであるが、大型で重量があり、携帯でき歩行者が利用できるものではない。
【0003】
このような車両に搭載するものではなく、軽量、小型で携帯に便利な携帯用ナビゲーション装置も提案されている。携帯用ナビゲーション装置は、歩行者を対象とするため、探索する経路が従来の車両用ナビゲーションと異なり、目的地までに、歩行と交通機関の利用を組み合わせた経路が探索されることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開10−318770号公報
【特許文献2】特開04−294210号公報
【特許文献3】特開08−202982号公報
【特許文献4】特開11−230779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、経路の途中で交通機関を利用する場合、大きな駅になると駅までの経路を案内されただけでは案内が不十分になってしまうという問題が生じる。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するものであって、交通機関を利用する経路案内の場合に乗降駅を含めた案内情報を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのために本発明のナビゲーションシステムは、、公共交通機関データ及び駅構内に関する情報を含む経路の案内データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された案内データに基づき目的地までの間の経路を算出する経路算出手段とを備え、前記経路算出手段は、現在地又は出発地から目的地までの交通機関の利用を含む経路を算出する際に、前記駅構内に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出することを特徴とする。
【0008】
前記経路算出手段は、前記駅構内のエレベータの有無に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出し、さらに、前記駅構内のエレベータの有無に関する情報及び登録された個人データ情報に基づいて、前記登録された個人データ情報がハンディキャップありの場合、利用する交通機関の乗降駅においてエレベータがある出入口を案内する経路を算出することを特徴とする。
【0009】
前記経路算出手段は、前記駅構内の車椅子用のスロープの有無の有無に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出し、さらに、前記駅構内の車椅子用のスロープの有無に関する情報及び登録された個人データ情報に基づいて、前記登録された個人データ情報がハンディキャップありの場合、利用する交通機関の乗降
駅において車椅子用のスロープがある出入口を案内する経路を算出することを特徴とする。
【0010】
また、公共交通機関データ及び駅構内に関する情報を含む経路の案内データを記憶し、前記記憶された案内データに基づき目的地までの間の経路を算出する経路算出方法であって、前記駅構内に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出し、現在地又は出発地から目的地までの交通機関の利用を含む経路を算出することを特徴とする。
【0011】
公共交通機関データ及び駅構内に関する情報を含む経路の案内データを記憶し、前記記憶された案内データに基づき目的地までの間の経路を算出するナビゲーションシステム用プログラムであって、前記駅構内に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出する機能、現在地又は出発地から目的地までの交通機関の利用を含む経路を算出する機能をコンピュータに実現させる。
【発明の効果】
【0012】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、交通機関を利用する経路案内を行う場合に、その乗降駅に複数の出入口があっても、経路に沿った最適の出入口を案内することができる。また、駅構内が広く、構内の経路が複雑であっても、常に最適出入口を案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る携帯用ナビゲーションシステムの実施の形態を示す図である。
【図2】携帯端末の正面図を示す図である。
【図3】全体の処理と目的地設定処理の例を説明するための図である。
【図4】現在地からの経路の表示処理の例を説明するための図である。
【図5】現在地の設定処理及び時刻等の初期化処理の例を説明するための図である。
【図6】ユーザーチェック処理の例を説明するための図である。
【図7】携帯端末とサーバとの間の通信及びそれぞれの処理フローの例を説明するための図である。
【図8】駅出入口案内の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る携帯用ナビゲーションシステムの実施の形態を示す図、図2は携帯端末の正面図を示す図である。図中、1は携帯端末、2は公衆回線網、3はサーバ、4は案内データ記憶装置、11は目的地特定手段、12は現在地特定手段、13は案内経路表示手段、14は歩行用経路算出手段、15は最適出入口選択手段、21はディスプレイ表示部、21はテンキー入力部を示す。
【0015】
図1において、携帯端末1は、経路案内のサービスの提供を受けるために目的地を特定するための目的地特定手段11、現在地を特定するための現在地特定手段12、特定された目的地と現在地に従い算出され提供された案内経路、最適出入口等を案内情報として表示するための案内経路表示手段13などを有するものである。例えば図2に示すような地図検索リスト、メニューなどを表示することができるディスプレイ表示部21、英数字やかな漢字を入力し画面スクロール指示等を入力することができるテンキー入力部22を有し、通信機能を有する携帯電話やPHS電話である。
【0016】
サーバ3は、例えばナビセンタとして公衆回線2のインターネット回線を介してユーザの携帯端末1と通信を行い、ユーザの目的地及び現在地を特定した経路要求に応じて現在
地から目的地までの案内経路、最適出入口等を算出し携帯端末1に案内情報として提供し表示するものであり、歩行用経路算出手段14、最適出入口選択手段15、算出した経路、選択した最適出入口を案内情報として表示する表示制御手段などを有する。
【0017】
案内データ記憶装置4は、サーバ3の歩行用経路算出手段14、最適出入口選択手段15において案内経路を算出し、その経路に従って利用する交通機関の乗降駅の最適出入口を選択するために使用するためのデータを格納するものであり、例えば地図データ、POIデータ、道路データ、公共交通機関データにより駅出入口情報、道路情報、交差点案内情報などを有する。
【0018】
地図データは、地図イメージを描画するためのデータであり、道路を描画するためのノード、リンク、座標で領域を定義した家形、公園など特定領域を描画するためのポリゴンデータ、座標と名称を格納した地図上に表示するための表示文字データなどを有する。POIデータは、現在地や目的地、案内地点となる各地点を検索するための施設データを有し、タウンページ情報なども含まれる。道路データは、経路を算出するためのデータであり、最適経路の判定を行うための車載ナビゲーション装置とは異なる歩行者用の携帯用ナビゲーションシステムに特有のコスト、道路の種別などの情報を有し、あるいは車載ナビゲーションシステムと同様のデータを持ち、経路計算でコストを変えて歩行者用データを探索時に最適出入口を決定するために使用する。歩行者用の視点では、有料道路や高架道路など歩行に向かない道路は経路算出の対象にせず、右左折や一方通行などの規制も考慮しない。また、国道などの広い道路、ガードレールがあり歩道の広い道路などは通りやすいとされる。公共交通機関データは、JR・私鉄の鉄道は勿論、航空、バス、船などを含む交通機関のデータであり、例えばJR○○線、山手線などの路線毎の駅情報を有する路線データ、時刻表データなどである。
【0019】
サーバ3の歩行用経路算出手段14、最適出入口選択手段15により行われる処理は、例えば概略次のようになる。現在地を特定することにより、現在地から最寄りの駅(乗車駅)を数駅、例えば3駅に絞って特定し、同様に目的地を特定することにより、目的地から最寄りの駅(降車駅)を数駅、例えば3駅に絞って特定する。そして、道路データを用い現在地から各乗車駅までの歩行経路、公共交通機関データを用い各乗車駅から各降車駅までの交通機関経路、さらに道路データを用い各降車駅から目的地までの歩行経路をそれぞれ算出し、乗降駅においては、現在地/目的地に対して最適の出入口を選択すると共に、その駅構内における出入口と出改札口との間の経路を算出する。さらに、これらの歩行経路、交通機関経路を組み合わせて、現在地から目的地までの総合コストを算出し、最もコストの低い経路を提示する。このとき、総合コストとして、最短時間、最少運賃、最少乗換え回数などを算出条件として入力することにより、コストの変更ができる。
【0020】
最適出入口の算出は、まずデータから駅の出入口座標を抽出する。例えば目的地の最寄り駅の場合、各出入口座標と目的地座標とを結ぶ距離を求め、最も(直線)距離の短い出入口を選択し、歩行者用データを使用して各出入口から目的地に至る歩行経路を求め、その歩行経路の距離が最も短い出入口を選択する。あるいは信号機、歩道の有無、踏切などを加味した歩行経路のコスト(探索コスト)が最も小さい出入口を選択してもよいし、出入口から目的地に加え、出改札口(座標)データを持ち、出改札口から各出入口を通り目的地までのトータルコストを求めて出入口を選択してもよい。これらの選択により、歩行経路の距離が最も短い出入口を選択すると、目的地に最も近い出入口が案内でき、歩行経路のコストが最も小さい出入口を選択すると、更に使用者が歩行して目的地へ到達する最適な出入口を案内でき、トータルコストを求めて出入口を選択すると、更に駅構内も含めて目的地へ到達する最適な出入口を案内できる。このとき、駅構内の探索コストとして、出改札口から各出入口までの距離、階段の有無など駅構内の情報を用いて出改札口から各出入口までの歩行経路を求めることができる。ここでは、目的地の最寄り駅の場合を説明
したが、出発地の最寄り駅に対しても同様に最適出入口を算出できる。
【0021】
次に、本発明に係る携帯用ナビゲーションシステムの全体の処理概要を説明する。図3は全体の処理と目的地設定処理の例を説明するための図、図4は現在地からの経路の表示処理の例を説明するための図、図5は現在地の設定処理及び時刻等の初期化処理の例を説明するための図、図6はユーザーチェック処理の例を説明するための図である。
【0022】
本発明に係る携帯用ナビゲーションシステムでは、全体として図3(A)に示すように目的地設定を行って(ステップS11)、目的地までの経路を算出して現在地からの経路の表示を行う(ステップS12)。
【0023】
上記処理のうち、ステップS11の目的地設定処理では、図3(B)に示すように目的地を入力して(ステップS21)、その目的地を検索し(ステップS22)、検索結果を表示することにより(ステップS23)、表示された目的地を確定する(ステップS24)。
【0024】
そして、ステップS12の現在地からの経路の表示処理では、図4に示すようにまず、現在地の設定処理を行い(ステップS31)、現在地から目的地までの経路探索処理を行い(ステップS32)、時刻等の初期化、目的地の到着予定時刻の計算処理を行い(ステップS33)、案内状況を判断してユーザが道に迷っている状態か否かユーザーチェック処理を行う(ステップS34)。道に迷ったときの案内は、ユーザからの要求があれば、ユーザの要求に従って案内図や文を表示し、また、予定時刻を基に道に迷っているか否かの判断をして案内図を表示させるようにしてもよい。
【0025】
上記ステップS31の現在地の設定処理では、図5(A)に示すように現在地の入力画面を表示して(ステップS41)、現在地の入力を行って(ステップS42)、現在地の検索を行い(ステップS42)、現在地を確定する(ステップS43)。
【0026】
上記ステップS33の時刻等の初期化処理では、図5(B)に示すようにカウンタを「0」にリセットし(ステップS45)、タイマ1を現在の時刻にセットして(ステップS46)、到着予定時刻の計算を行う(ステップS47)。到着予定時刻は、例えば経路距離÷歩行者の平均時速(例えば4km/h)の計算を行って求める。
【0027】
上記ステップS34のユーザーチェック処理では、図6に示すように地図を表示して(ステップS51)、ユーザーからの指示による地図の変更があるか否かを判定する(ステップS52)。そして、地図の変更がある場合には、カウンタを+1インクリメントして(ステップS53)、そのカウント値が一定値αを越えたか否かを判定し(ステップS54)、越えなければステップS51に戻り、上記の処理と同様の処理を繰り返し実行する。カウント値が一定値αを越えた場合には、「道に迷っている」と表示する(ステップS57)。
【0028】
また、ステップS52の判定の結果、地図の変更がない場合には、目的地に到着したか否かを判定し(ステップS55)、目的地に到着していなければ、現在の時刻が到着予定時刻+一定値βを越えたか否かを判定する(ステップS56)。現在の時刻が到着予定時刻から既に一定の時間経過している場合、つまり、到着予定時刻からさらにβの時間経過しても目的地に到着していない場合には、「道に迷っている」と表示し(ステップS57)、まだ、現在の時刻が許容範囲内である場合には、ステップS51に戻り、上記の処理と同様の処理を繰り返し実行する。
【0029】
上記のように地図の変更が頻繁に行われ一定値αを越えた場合や、到着予定時刻からさ
らに一定時間βを経過しても目的地に到着しない場合に、道に迷っていると判断している。そのほか、○1地図を拡大させたあと縮小させなかった場合、○2何回も同じところを拡大させた場合などを条件として、道に迷っていると判断してもよい。
【0030】
次に、本発明に係る携帯用ナビゲーションシステムにおいてユーザの携帯端末とサーバとの間での通信処理フローの例を説明する。図7は携帯端末とサーバとの間の通信及びそれぞれの処理フローの例を説明するための図、図8は駅出入口案内の具体例を示す図である。
【0031】
本発明に係る携帯用ナビゲーションシステムでは、例えば図7に示すようにまず、ユーザの携帯端末において、目的地/現在地を決定して(ステップS61)、サーバと交信し目的地/現在地を送出する(ステップS62)。なお、携帯端末において目的地/現在地情報を持たない場合には、必要に応じてサーバと交信を行う。例えば携帯端末における電話番号や名称の入力値から座標を特定するために、サーバでPOIデータを検索して検索結果リストを携帯端末に表示し、リストからユーザが選択して目的地/現在地を決定する。
【0032】
サーバでは、携帯端末より目的地/現在地を受信すると(ステップS71)、歩行者用経路の算出において途中で駅を利用するか否かを判定する(ステップS72)。その結果、経路の途中で駅を利用する場合、つまり交通機関を利用する場合には、現在地から乗車駅の出入口まで、降車駅の出入口から目的地までの案内経路を算出し(ステップS73)、駅出入口情報を案内経路に付加する(ステップS74)。そして、歩行者用経路として交通機関を利用する場合には駅出入口情報を付加して携帯端末に経路案内情報を送出する(ステップS75)。
【0033】
携帯端末では、サーバと交信して経路案内情報及び駅出入口情報を受信することによって(ステップS63)、その受信した案内情報を液晶などのディスプレイに表示する(ステップS64)。
【0034】
算出された経路に従い、例えば現在地から利用する交通機関の駅へ向かう場合には、現在地から駅出入口まで、例えば図8(A)に示すように交差点別の複数ページからなる経路付き地図を携帯端末の画面上に表示して案内し、駅出入口を含む地図画面が表示されると同時に、図8(B)に示すように出入口情報も表示した後、図8(C)に示すように駅出改札口までの模式経路図を表示する。この場合にも、駅構内が広く出改札口までの経路が複雑で1画面で表示できない場合には、複数ページからなる模式経路図を順次表示する。そして、乗り物に乗ると、携帯端末が残りの経路案内を継続する。乗り物から降りて出札口から駅の出入口まで、出入口から目的地までの案内についても同様である。
【0035】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では、インターネット回線を介して携帯電話と通信を行うサーバ(ナビセンタ)を利用したシステムとして説明したが、インターネット回線以外の有線、無線の通信回線を利用して携帯端末がサーバと通信を行い小画面で経路案内を行うシステムにおいても同様に適用可能であり、サーバと通信する装置に限らず、携帯端末のみで全ての機能を備えた装置や携帯端末を用いない装置としてもよいし、あるいは最適経路探索システムとして構成してもよいことはいうまでもない。
【0036】
また、最適出入口を算出する際に、ハンディキャップのある人に対して適切な出入口が案内できるようにするために、サーバに個人データ情報(例えばハンディキャップの程度など)を登録するようにしてもよい。また、駅構内の探索コストとして、エレベータや車椅子用のスロープの有無に関する情報も追加しておく。これらの情報を考慮して経路探索
を行うことにより、ハンディキャップのある人に対して、例えばエレベータがある出入口、車椅子用のスロープがある出入口などを案内することが可能となる。
【符号の説明】
【0037】
1…携帯端末、2…公衆回線網、3…サーバ、4…案内データ記憶装置、11…目的地特定手段、12…現在地特定手段、13…案内経路表示手段、14…歩行用経路算出手段、15…最適出入口選択手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
公共交通機関データ及び駅構内に関する情報を含む経路の案内データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された案内データに基づき目的地までの間の経路を算出する経路算出手段とを備え、
前記経路算出手段は、現在地又は出発地から目的地までの交通機関の利用を含む経路を算出する際に、前記駅構内に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出することを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項2】
前記経路算出手段は、前記駅構内のエレベータの有無に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
【請求項3】
前記経路算出手段は、前記駅構内のエレベータの有無に関する情報及び登録された個人データ情報に基づいて、前記登録された個人データ情報がハンディキャップありの場合、利用する交通機関の乗降駅においてエレベータがある出入口を案内する経路を算出することを特徴とする請求項2記載のナビゲーションシステム。
【請求項4】
前記経路算出手段は、前記駅構内の車椅子用のスロープの有無の有無に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
【請求項5】
前記経路算出手段は、前記駅構内の車椅子用のスロープの有無に関する情報及び登録された個人データ情報に基づいて、前記登録された個人データ情報がハンディキャップありの場合、利用する交通機関の乗降駅において車椅子用のスロープがある出入口を案内する経路を算出することを特徴とする請求項4記載のナビゲーションシステム。
【請求項6】
公共交通機関データ及び駅構内に関する情報を含む経路の案内データを記憶し、前記記憶された案内データに基づき目的地までの間の経路を算出する経路算出方法であって、
前記駅構内に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出し、現在地又は出発地から目的地までの交通機関の利用を含む経路を算出することを特徴とする経路算出方法。
【請求項7】
公共交通機関データ及び駅構内に関する情報を含む経路の案内データを記憶し、前記記憶された案内データに基づき目的地までの間の経路を算出するナビゲーションシステム用プログラムであって、
前記駅構内に関する情報に基づいて、利用する交通機関の乗降駅の出入口を案内する経路を算出する機能、現在地又は出発地から目的地までの交通機関の利用を含む経路を算出する機能をコンピュータに実現させるためのナビゲーションシステム用プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−43516(P2011−43516A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−243112(P2010−243112)
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【分割の表示】特願2001−100469(P2001−100469)の分割
【原出願日】平成13年3月30日(2001.3.30)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【出願人】(591261509)株式会社エクォス・リサーチ (1,360)
【Fターム(参考)】