ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションプログラム、および記録媒体
【課題】目的地周辺にて移動体の走行状況が所定の状況である場合に、利用者が施設検索の入力をおこなうことなく、検索結果を提示できること。
【解決手段】移動体を目的地に案内するナビゲーション装置１００は、目的地を設定する目的地設定部１０１と、目的地周辺において、移動体が目的地周辺で減速した後に加速して目的地を通過した場合に、目的地と同じ種別の他の施設（代替施設）を提示する提示部１０４と、を備える。
【解決手段】移動体を目的地に案内するナビゲーション装置１００は、目的地を設定する目的地設定部１０１と、目的地周辺において、移動体が目的地周辺で減速した後に加速して目的地を通過した場合に、目的地と同じ種別の他の施設（代替施設）を提示する提示部１０４と、を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、車両などの移動体に搭載されるナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションプログラム、および記録媒体に関する。
【背景技術】
【０００２】
近年、車両などの移動体には、目的地や立ち寄り地への経路を探索し、誘導するナビゲーション装置が搭載されている。このようなナビゲーション装置には、目的地へ向かうルートにて、障害が発生した際に、目的地の施設に代わる他の施設を検索するようにした技術が提案されている（たとえば、下記特許文献１参照。）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】特開２００５−６１９１８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述した特許文献１に記載の技術は、移動体が目的地に到達する前に、目的地の施設に代わる他の施設を検索するものであり、移動体が目的地に到達してから当該目的地の施設に代わる他の施設を検索する場合には、再度検索対象となる施設を入力し直さなければならないといった問題が一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項１の発明にかかるナビゲーション装置は、移動体を目的地に案内するナビゲーション装置において、前記目的地を設定する目的地設定手段と、前記目的地周辺において、前記移動体が前記目的地周辺で減速した後に加速して前記目的地を通過した場合に、前記目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を提示する提示手段と、を備えることを特徴とする。
【０００６】
また、請求項５に記載のナビゲーション方法は、移動体を目的地に案内するナビゲーション装置のナビゲーション方法において、前記目的地を設定する目的地設定工程と、前記移動体が前記目的地周辺で減速した後に加速して前記目的地を通過した場合に、前記目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を提示する提示工程と、含むことを特徴とする。
【０００７】
また、請求項６に記載のナビゲーションプログラムは、請求項５に記載のナビゲーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【０００８】
また、請求項７の発明にかかる記録媒体は、請求項６に記載のナビゲーションプログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】実施の形態にかかるナビゲーション装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【図２】本実施の形態にかかるナビゲーション装置のナビゲーション処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図３】本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図４】本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなうナビゲーション処理の一例を示すフローチャートである。
【図５】所定の状況にて代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知の一例を示す説明図である。
【図６】代替施設への目的地の変更を受け付ける表示画面の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションプログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【００１１】
（実施の形態）
（ナビゲーション装置１００の機能的構成）
この発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置１００の機能的構成について説明する。図１は、実施の形態にかかるナビゲーション装置１００の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【００１２】
図１において、ナビゲーション装置１００は、移動体に搭載されるものであり、目的地設定部１０１と、判断部１０２と、検索部１０３と、提示部１０４と、検索設定部１０５と、通知制御部１０６と、入力部１０７と、経路探索部１０８とを備えている。
【００１３】
目的地設定部１０１は、目的地を設定する。目的地は、同じ種別内に他の施設を有する施設であり、具体的には、たとえば、飲食店、ガソリンスタンド、コンビニエンスストアといった予め設定されるジャンルに該当する施設である。
【００１４】
判断部１０２は、目的地周辺における移動体の走行状況が所定の状況であるか否かを判断する。目的地周辺とは、具体的には、たとえば、目的地周辺の所定範囲内としてもよいし、目的地から当該目的地の経路案内を終了する位置までの範囲としてもよい。移動体の走行状況が所定の状況であるとは、目的地を通過した状況や、目的地付近でのＵターンした状況などが挙げられるが、代表的には、後述するように、移動体が減速した後に加速して当該目的地を通過した状況や、停止してから所定時間内に走行を再開した状況が挙げられる。
【００１５】
検索部１０３は、判断部１０２によって所定の状況であると判断された場合に、目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を検索する。代替施設は、利用者にとって、目的地の施設と同じ利用目的が達成できる施設であり、たとえば、ジャンルごとに予め設定されている。具体的には、目的地がＡ飲食店であった場合、代替施設はＢ飲食店であり、また、目的地がＣガソリンスタンドであった場合、代替施設はＤガソリンスタンドである。また、たとえば、飲食店などでは、予めの設定により、和食、洋食、ファーストフードなどごとに、より詳細に代替施設を検索することも可能である。
【００１６】
提示部１０４は、検索部１０３によって検索された代替施設を提示する。提示部１０４による代替施設の提示方式は、表示画面による提示でもよいし、音声による提示でもよいし、表示画面および音声による提示でもよい。
【００１７】
また、本実施の形態において、検索設定部１０５は、任意の構成要素である。検索設定部１０５は、目的地周辺における移動体の走行状況が所定の状況である場合に、代替施設を検索するか否かを予め設定する。本構成は、予めの設定により、利用者にとって施設検索が不要な場合には、代替施設の検索をおこなわないようにし、利用者にとって施設検索が必要な場合には、代替施設の検索をおこなうようにしたものである。
【００１８】
また、本実施の形態において、通知制御部１０６は、任意の構成要素である。通知制御部１０６は、目的地までの経路の案内を開始する際に、検索設定部１０５に対する設定入力を促す通知をおこなう。設定入力は、入力部１０７を介しておこなわれる。通知制御部１０６による通知方式は、表示画面による通知でもよいし、音声による通知でもよいし、表示画面および音声による通知でもよい。本構成は、通知制御部１０６による通知の制御により、検索設定部１０５に対する設定入力のタイミングを案内開始時とすることを可能にしたものである。
【００１９】
また、本実施の形態において、判断部１０２は、移動体が目的地周辺で減速した後に加速して目的地を通過した状況を所定の状況であると判断してもよい。減速した後に加速するとは、具体的には、たとえば、目的地の駐車場が混雑している場合など、利用者が目的地を視認して通過する場合などである。なお、減速しない場合は、不注意により目的地を通り過ぎてしまった場合と想定できる。このように、本構成は、利用者が意図的に目的地を通過したのか、不注意により目的地を通過したのかを判断することを可能にしたものである。
【００２０】
また、本実施の形態において、判断部１０２は、移動体が目的地周辺に停止してから所定時間内に走行を再開した状況を所定の状況であると判断してもよい。停止には、目的地周辺にて移動体が停車したことのほか、エンジンの停止をも含む。走行の再開は、車両のタイヤが回転し動き出すことのほか、エンジンを停止した場合にはエンジンの始動をも含む。本構成は、移動体を停止させたものの、たとえば、施設内が混雑しており、利用者が当該施設とは異なる代替施設に行こうとして、運転を再開させた場合を想定したものである。
【００２１】
また、本実施の形態において、経路探索部１０８は、任意の構成要素である。経路探索部１０８は、検索部１０３によって検索された代替施設までの経路を探索する。この場合、提示部１０４は、経路探索部１０８によって探索された代替施設までの経路を提示する。経路探索部１０８は、検索された代替施設のうち、現在位置から最も近い代替施設までの経路を探索してもよいし、複数の代替施設の検索結果を提示した後、利用者から選択された施設までの経路を探索してもよい。
【００２２】
（ナビゲーション装置のナビゲーション処理手順）
つぎに、図２を用いて、ナビゲーション装置１００のナビゲーション処理手順について説明する。図２は、本実施の形態にかかるナビゲーション装置１００のナビゲーション処理手順の一例を示すフローチャートである。
【００２３】
図２のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置１００は、目的地周辺に位置したか否かを判断する（ステップＳ２０１）。ステップＳ２０１において、目的地周辺に位置するまで待機状態にある（ステップＳ２０１：Ｎｏのループ）。ステップＳ２０１において、目的地周辺に位置すると（ステップＳ２０１：Ｙｅｓ）、移動体の走行状況が所定の状況であるか否かを判断する（ステップＳ２０２）。
【００２４】
ステップＳ２０２において、移動体の走行状況が所定の状況であると判断した場合（ステップＳ２０２：Ｙｅｓ）、代替施設を検索する（ステップＳ２０３）。このあと、検索結果を提示し（ステップＳ２０４）、一連の処理を終了する。一方、ステップＳ２０２において、移動体の走行状況が所定の状況ではないと判断した場合（ステップＳ２０２：Ｎｏ）、一連の処理を終了する。
【００２５】
以上説明したように、本実施の形態にかかるナビゲーション装置１００は、目的地周辺における移動体の走行状況が所定の状況であると判断した場合に、代替施設を検索し、検索結果を提示するようにした。つまり、目的地周辺にて移動体の走行状況が所定の状況である場合に、利用者が施設検索の入力をおこなうことなく、検索結果を提示することができる。したがって、利用者の手間を省くことができるとともに、検索時における時間を短縮することができる。
【実施例】
【００２６】
以下に、本発明の実施例について説明する。
【００２７】
（ナビゲーション装置３００のハードウェア構成）
図３を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置３００のハードウェア構成について説明する。図３は、本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【００２８】
図３において、ナビゲーション装置３００は、車両などの移動体に搭載されており、ＣＰＵ３０１と、ＲＯＭ３０２と、ＲＡＭ３０３と、磁気ディスクドライブ３０４と、磁気ディスク３０５と、光ディスクドライブ３０６と、光ディスク３０７と、音声Ｉ／Ｆ（インターフェース）３０８と、スピーカ３０９と、入力デバイス３１０と、映像Ｉ／Ｆ３１１と、ディスプレイ３１２と、通信Ｉ／Ｆ３１３と、ＧＰＳユニット３１４と、各種センサ３１５と、を備えている。また、各構成部３０１〜３１５はバス３２０によってそれぞれ接続されている。
【００２９】
ＣＰＵ３０１は、ナビゲーション装置３００の全体の制御を司る。ＲＯＭ３０２は、ブートプログラム、現在地点算出プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、ナビゲーションプログラムなどの各種プログラムを記録している。また、ＲＡＭ３０３は、ＣＰＵ３０１のワークエリアとして使用される。
【００３０】
現在地点算出プログラムは、たとえば、後述するＧＰＳユニット３１４および各種センサ３１５の出力情報に基づいて、車両の現在地点（ナビゲーション装置３００の現在地点）を算出させる。
【００３１】
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク３０５に記録されている地図データなどを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短（または最速）経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。また、目的地点のみならず、立ち寄り地点や休憩地点までの経路を探索してもよい。探索された誘導経路は、ＣＰＵ３０１を介して音声Ｉ／Ｆ３０８や映像Ｉ／Ｆ３１１へ出力される。
【００３２】
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在地点算出プログラムを実行することによって算出された車両の現在地点情報、磁気ディスク３０５から読み出された地図データに基づいて、リアルタイムな経路誘導情報を生成させる。生成された経路誘導情報は、ＣＰＵ３０１を介して音声Ｉ／Ｆ３０８や映像Ｉ／Ｆ３１１へ出力される。
【００３３】
ナビゲーションプログラムは、目的地周辺における車両の走行状況が所定の状況であるか否かを判断するとともに、所定の状況であると判断した場合に、目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を検索する。検索した結果は、ＣＰＵ３０１を介して音声Ｉ／Ｆ３０８や映像Ｉ／Ｆ３１１へ出力される。
【００３４】
磁気ディスクドライブ３０４は、ＣＰＵ３０１の制御にしたがって磁気ディスク３０５に対するデータの読み取り／書き込みを制御する。磁気ディスク３０５は、磁気ディスクドライブ３０４の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク３０５としては、たとえば、ＨＤ（ハードディスク）やＦＤ（フレキシブルディスク）を用いることができる。
【００３５】
光ディスクドライブ３０６は、ＣＰＵ３０１の制御にしたがって光ディスク３０７に対するデータの読み取り／書き込みを制御する。光ディスク３０７は、光ディスクドライブ３０６の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク３０７は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク３０７のほか、ＭＯ、メモリカードなどであってもよい。
【００３６】
音声Ｉ／Ｆ３０８は、スピーカ３０９に接続される。スピーカ３０９は、音声を出力する。
【００３７】
入力デバイス３１０は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス３１０は、リモコン、キーボード、マウス、タッチパネルのうち、いずれか一つの形態によって実現されてもよいし、複数の形態によって実現されてもよい。
【００３８】
映像Ｉ／Ｆ３１１は、ディスプレイ３１２と接続される。映像Ｉ／Ｆ３１１は、具体的には、たとえば、ディスプレイ３１２全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するＶＲＡＭ（Ｖｉｄｅｏ ＲＡＭ）などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ３１２を表示制御する制御ＩＣなどによって構成される。
【００３９】
ディスプレイ３１２には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ３１２には、上述した地図データが２次元または３次元に描画される。ディスプレイ３１２に表示された地図データには、ナビゲーション装置３００を搭載した車両の現在地点をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。車両の現在地点は、ＣＰＵ３０１によって算出される。
【００４０】
このディスプレイ３１２は、たとえば、ＣＲＴ、ＴＦＴ液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。ディスプレイ３１２は、たとえば、車両のダッシュボード付近に設置される。ディスプレイ３１２は、車両のダッシュボード付近のほか、車両の後部座席周辺などに設置するなどして、車両内に複数設置してもよい。
【００４１】
通信Ｉ／Ｆ３１３は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置３００とＣＰＵ３０１とのインターフェースとして機能する。通信Ｉ／Ｆ３１３は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とＣＰＵ３０１とのインターフェースとしても機能する。
【００４２】
通信網には、ＬＡＮ、ＷＡＮ、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信Ｉ／Ｆ３１３は、たとえば、ＦＭチューナー、ＶＩＣＳ（Ｖｅｈｉｃｌｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）／ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、ＶＩＣＳセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路情報を取得する。なお、ＶＩＣＳは登録商標である。
【００４３】
また、通信Ｉ／Ｆ３１３は、たとえば、ＤＳＲＣ（Ｄｅｄｉｃａｔｅｄ Ｓｈｏｒｔ Ｒａｎｇｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）を用いた場合は、路側に設置された無線装置と双方向の無線通信をおこなう車載無線装置によって構成され、交通情報や地図情報などの各種情報を取得する。なお、ＤＳＲＣの具体例としては、ＥＴＣ（ノンストップ自動料金支払いシステム）が挙げられる。
【００４４】
ＧＰＳユニット３１４は、ＧＰＳ衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を出力する。ＧＰＳユニット３１４の出力情報は、後述する各種センサ３１５の出力値とともに、ＣＰＵ３０１による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の１点を特定する情報である。
【００４５】
各種センサ３１５は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ３１５の出力値は、ＣＰＵ３０１による車両の現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
【００４６】
図１に示したナビゲーション装置１００が備える目的地設定部１０１と、判断部１０２と、検索部１０３と、提示部１０４と、検索設定部１０５と、通知制御部１０６と、入力部１０７と、経路探索部１０８とは、図３に示したナビゲーション装置３００におけるＲＯＭ３０２、ＲＡＭ３０３、磁気ディスク３０５、光ディスク３０７などに記録されたプログラムやデータを用いて、ＣＰＵ３０１が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置３００における各部を制御することによってその機能を実現する。
【００４７】
すなわち、本実施例のナビゲーション装置３００は、ナビゲーション装置３００における記録媒体としてのＲＯＭ３０２に記録されているナビゲーションプログラムを実行することにより、図１に示したナビゲーション装置１００が備える機能を、図２に示したナビゲーション処理手順で実行することができる。
【００４８】
（ナビゲーション装置がおこなうナビゲーション処理の一例）
つぎに、図４を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置３００がおこなうナビゲーション処理の一例について説明する。図４は、本実施例にかかるナビゲーション装置３００がおこなうナビゲーション処理の一例を示すフローチャートである。
【００４９】
図４において、ナビゲーション装置３００は、目的地を設定したか否かを判断する（ステップＳ４０１）。ステップＳ４０１において、目的地を設定するまで待機状態にある（ステップＳ４０１：Ｎｏのループ）。ステップＳ４０１において、目的地を設定すると（ステップＳ４０１：Ｙｅｓ）、ディスプレイ３１２およびスピーカ３０９を介して、目的地周辺における移動体の走行状況が所定の状況である場合に、代替施設の検索をおこなうか否かの設定入力を促す通知をおこなう（ステップＳ４０２）。なお、ステップＳ４０２における設定入力を促す通知については、図５を用いて、後述する。
【００５０】
このあと、設定入力を受け付けるまで待機状態にあり（ステップＳ４０３：Ｎｏのループ）、設定入力を受け付けると（ステップＳ４０３：Ｙｅｓ）、目的地までの案内をおこなう（ステップＳ４０４）。このあと、移動体の現在位置が目的地周辺か否かを判断する（ステップＳ４０５）。ステップＳ４０５において、目的地周辺であると判断するまで（ステップＳ４０５：Ｎｏ）、ステップＳ４０４に移行する。ステップＳ４０５において、目的地周辺であると判断した場合（ステップＳ４０５：Ｙｅｓ）、案内を終了する（ステップＳ４０６）。
【００５１】
そして、代替施設の検索をおこなう設定になっているか否かを判断する（ステップＳ４０７）。ステップＳ４０７において、代替施設の検索をおこなう設定になっている場合（ステップＳ４０７：Ｙｅｓ）、所定の状況として、目的地を減速した後に加速して通過したか否かを判断する（ステップＳ４０８）。ステップＳ４０８において、目的地を減速した後に加速して通過したと判断した場合（ステップＳ４０８：Ｙｅｓ）、代替施設を検索し（ステップＳ４０９）、検索結果を表示する（ステップＳ４１０）。検索結果が複数ある場合は、複数の施設を表示すればよい。
【００５２】
このあと、目的地の選択を受け付けたか否かを判断する（ステップＳ４１１）。なお、ステップＳ４１０における検索結果の表示、およびステップＳ４１１における目的地の変更を受け付ける表示画面の詳細については、図６を用いて後述する。ステップＳ４１１において、目的地の選択を受け付けると（ステップＳ４１１：Ｙｅｓ）、受け付けた代替施設を目的地として経路探索をおこなう（ステップＳ４１２）。そして、目的地までの案内をおこない（ステップＳ４１３）、ステップＳ４０８に移行する。
【００５３】
一方、ステップＳ４０７において、代替施設の検索をおこなう設定になっていない場合（ステップＳ４０７：Ｎｏ）、一連の処理を終了する。また、ステップＳ４１１において、目的地の選択を受け付けない場合（ステップＳ４１１：Ｎｏ）、具体的には、後述するが、図６に示す「案内中止」の入力を受け付けた場合、一連の処理を終了する。また、ステップＳ４０８において、目的地を減速した後に加速して通過していないと判断した場合（ステップＳ４０８：Ｎｏ）、目的地にて停止したか否かを判断する（ステップＳ４１４）。なお、目的地における停止には、エンジンの停止を含む。
【００５４】
ステップＳ４１４において、目的地にて停止したと判断した場合（ステップＳ４１４：Ｙｅｓ）、走行を開始するまで待機状態にある（ステップＳ４１５：Ｎｏのループ）。なお、走行の開始は、エンジンを停止した場合におけるエンジンの始動を含む。ステップＳ４１５において、走行を開始したと判断した場合（ステップＳ４１５：Ｙｅｓ）、停止してから所定時間内か否かを判断する（ステップＳ４１６）。
【００５５】
ステップＳ４１６において、停止してから所定時間内であると判断した場合（ステップＳ４１６：Ｙｅｓ）、ステップＳ４０９に移行する。一方、ステップＳ４１４において、目的地にて停止していないと判断した場合（ステップＳ４１４：Ｎｏ）、一連の処理を終了する。また、ステップＳ４１６において、停止してから所定時間内ではないと判断した場合（ステップＳ４１６：Ｎｏ）、一連の処理を終了する。
【００５６】
なお、上述したステップＳ４１２における経路探索は、利用者から代替施設の選択の入力を受け付けたタイミングで経路探索をおこなうようにしているが、これに限らず、利用者からの入力を待つことなく、検索結果のうち、現在位置から最も近い代替施設までの経路探索をおこなってもよい。
【００５７】
上述した処理により、目的地周辺における移動体の走行状況が所定の状況の場合に、利用者が施設検索の入力をおこなうことなく、検索結果を表示することができる。したがって、利用者の手間を省くことができるとともに、検索時における時間を短縮することができる。
【００５８】
（所定の状況にて代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知の一例）
つぎに、図５を用いて、所定の状況にて代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知の一例について説明する。図５は、所定の状況にて代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知の一例を示す説明図である。
【００５９】
図５において、ディスプレイ３１２に表示される表示画面５００は、図４のステップＳ４０２において表示される画面であり、Ａコンビニエンスストアが目的地５１２に設定され経路探索がおこなわれた際の画面を示している。
【００６０】
表示画面５００には、地図画面５１０と、設定受付画面５２０とが表示されている。地図画面５１０には、現在位置５１１と、目的地５１２と、現在位置５１１から目的地５１２までの経路５１３とが表示されている。
【００６１】
設定受付画面５２０には、所定の状況にて代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知と、利用者からの選択を受け付ける選択ボタン５２１とが表示されている。この設定受付画面５２０において、選択ボタン５２１を介して、利用者から「はい」の選択を受け付けると、所定の状況にて代替施設を検索する設定となる。一方、選択ボタン５２１を介して、利用者から「いいえ」の選択を受け付けると、所定の状況にて代替施設を検索しない設定となる。
【００６２】
（代替施設への目的地の変更を受け付ける表示画面の一例）
つぎに、図６を用いて、代替施設への目的地の変更を受け付ける表示画面の一例について説明する。図６は、代替施設への目的地の変更を受け付ける表示画面の一例を示す説明図である。
【００６３】
図６において、ディスプレイ３１２に表示される表示画面６００は、図４のステップＳ４０９およびステップＳ４１０にて表示される画面であり、目的地を減速した後に加速して通過した場合に表示される画面を示している。
【００６４】
表示画面６００には、地図画面５１０と、変更受付画面６１０とが表示されている。地図画面５１０には、現在位置５１１と、目的地５１２と、が表示されている。変更受付画面６１０には、代替施設の検索結果と、代替施設への目的地の変更を受け付ける選択ボタン６１１とが表示されている。
【００６５】
この表示画面６００において、選択ボタン６１１を介して、利用者から「Ｂコンビニエンスストアに変更」の選択を受け付けると、代替施設としてのＢコンビニエンスストアに目的地を変更し、案内がおこなわれる。また、選択ボタン６１１を介して、利用者から「Ｃコンビニエンスストアに変更」の選択を受け付けると、代替施設としてのＣコンビニエンスストアに目的地を変更し、案内がおこなわれる。また、選択ボタン６１１を介して、利用者から「案内中止」の選択を受け付けると、案内が中止される。
【００６６】
以上説明したように、本実施例にかかるナビゲーション装置３００は、目的地周辺における車両の走行状況が所定の状況であると判断した場合に、代替施設を検索し、検索結果を表示するようにした。つまり、目的地までの案内が終了したあとであっても、目的地周辺にて車両の走行状況が所定の状況の場合に、利用者が施設検索の入力をおこなうことなく、検索結果を表示することができる。したがって、利用者の手間を省くことができるとともに、検索時における時間を短縮することができる。
【００６７】
また、本実施例では、目的地周辺における車両の走行状況が所定の状況である場合に、代替施設を検索するか否かを予め設定するようにした。したがって、予めの設定により、利用者にとって施設検索が不要な場合には、代替施設の検索をおこなわないようにし、利用者にとって施設検索が必要な場合には、代替施設の検索をおこなうようにすることができる。これにより、利用者に対して、不要な情報を提示することがない。
【００６８】
また、本実施例では、目的地までの経路の案内を開始する際に、代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知をおこなうようにした。つまり、代替施設の検索に関する設定入力のタイミングを案内開始時とする。これにより、利用者が目的地などの設定をおこなう際に、同時に、代替施設の検索に関する設定入力をおこなうことができるので、利用者は、当該設定の入力に煩わしさを感じることなく、当該設定入力をおこなうことができる。
【００６９】
また、本実施例では、車両が目的地周辺で減速した後に加速して目的地を通過した状況を所定の状況であると判断するようにした。つまり、利用者が意図的に目的地を通過したのか、不注意により目的地を通過したのかを判断することができる。これにより、利用者が意図的に目的地を通過した場合に、代替施設を検索し、検索結果を提示することができる。したがって、利用者による施設検索が見込まれる状況下にて、利用者からの入力を要することなく、代替施設の検索をおこなうことができる。
【００７０】
また、本実施例では、車両が目的地周辺に停止してから所定時間内に走行を再開した状況を所定の状況であると判断するようにした。これにより、利用者が移動体を停止させたものの、たとえば、施設内が混雑しており、走行を再開したときに、代替施設の検索をおこない、検索結果を提示することができる。したがって、利用者による施設検索が見込まれる状況下にて、利用者からの入力を要することなく、代替施設の検索をおこなうことができる。
【００７１】
また、本実施例では、代替施設までの経路を探索し、探索された代替施設までの経路を提示するようにした。これにより、利用者は、煩わしい操作をおこなうことなく、目的地までの経路を知ることができる。
【００７２】
以上説明したように、本発明のナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションプログラム、および記録媒体によれば、目的地周辺にて車両の走行状況が所定の状況の場合に、利用者からの施設検索の入力を要することなく、検索結果を提示することができる。
【００７３】
なお、本実施例で説明したナビゲーション方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【符号の説明】
【００７４】
１００ ナビゲーション装置
１０１ 目的地設定部
１０２ 判断部
１０３ 検索部
１０４ 提示部
１０５ 検索設定部
１０６ 通知制御部
１０７ 入力部
１０８ 経路探索部
３００ ナビゲーション装置
【技術分野】
【０００１】
この発明は、車両などの移動体に搭載されるナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションプログラム、および記録媒体に関する。
【背景技術】
【０００２】
近年、車両などの移動体には、目的地や立ち寄り地への経路を探索し、誘導するナビゲーション装置が搭載されている。このようなナビゲーション装置には、目的地へ向かうルートにて、障害が発生した際に、目的地の施設に代わる他の施設を検索するようにした技術が提案されている（たとえば、下記特許文献１参照。）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】特開２００５−６１９１８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述した特許文献１に記載の技術は、移動体が目的地に到達する前に、目的地の施設に代わる他の施設を検索するものであり、移動体が目的地に到達してから当該目的地の施設に代わる他の施設を検索する場合には、再度検索対象となる施設を入力し直さなければならないといった問題が一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項１の発明にかかるナビゲーション装置は、移動体を目的地に案内するナビゲーション装置において、前記目的地を設定する目的地設定手段と、前記目的地周辺において、前記移動体が前記目的地周辺で減速した後に加速して前記目的地を通過した場合に、前記目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を提示する提示手段と、を備えることを特徴とする。
【０００６】
また、請求項５に記載のナビゲーション方法は、移動体を目的地に案内するナビゲーション装置のナビゲーション方法において、前記目的地を設定する目的地設定工程と、前記移動体が前記目的地周辺で減速した後に加速して前記目的地を通過した場合に、前記目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を提示する提示工程と、含むことを特徴とする。
【０００７】
また、請求項６に記載のナビゲーションプログラムは、請求項５に記載のナビゲーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【０００８】
また、請求項７の発明にかかる記録媒体は、請求項６に記載のナビゲーションプログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】実施の形態にかかるナビゲーション装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【図２】本実施の形態にかかるナビゲーション装置のナビゲーション処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図３】本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図４】本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなうナビゲーション処理の一例を示すフローチャートである。
【図５】所定の状況にて代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知の一例を示す説明図である。
【図６】代替施設への目的地の変更を受け付ける表示画面の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションプログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【００１１】
（実施の形態）
（ナビゲーション装置１００の機能的構成）
この発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置１００の機能的構成について説明する。図１は、実施の形態にかかるナビゲーション装置１００の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【００１２】
図１において、ナビゲーション装置１００は、移動体に搭載されるものであり、目的地設定部１０１と、判断部１０２と、検索部１０３と、提示部１０４と、検索設定部１０５と、通知制御部１０６と、入力部１０７と、経路探索部１０８とを備えている。
【００１３】
目的地設定部１０１は、目的地を設定する。目的地は、同じ種別内に他の施設を有する施設であり、具体的には、たとえば、飲食店、ガソリンスタンド、コンビニエンスストアといった予め設定されるジャンルに該当する施設である。
【００１４】
判断部１０２は、目的地周辺における移動体の走行状況が所定の状況であるか否かを判断する。目的地周辺とは、具体的には、たとえば、目的地周辺の所定範囲内としてもよいし、目的地から当該目的地の経路案内を終了する位置までの範囲としてもよい。移動体の走行状況が所定の状況であるとは、目的地を通過した状況や、目的地付近でのＵターンした状況などが挙げられるが、代表的には、後述するように、移動体が減速した後に加速して当該目的地を通過した状況や、停止してから所定時間内に走行を再開した状況が挙げられる。
【００１５】
検索部１０３は、判断部１０２によって所定の状況であると判断された場合に、目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を検索する。代替施設は、利用者にとって、目的地の施設と同じ利用目的が達成できる施設であり、たとえば、ジャンルごとに予め設定されている。具体的には、目的地がＡ飲食店であった場合、代替施設はＢ飲食店であり、また、目的地がＣガソリンスタンドであった場合、代替施設はＤガソリンスタンドである。また、たとえば、飲食店などでは、予めの設定により、和食、洋食、ファーストフードなどごとに、より詳細に代替施設を検索することも可能である。
【００１６】
提示部１０４は、検索部１０３によって検索された代替施設を提示する。提示部１０４による代替施設の提示方式は、表示画面による提示でもよいし、音声による提示でもよいし、表示画面および音声による提示でもよい。
【００１７】
また、本実施の形態において、検索設定部１０５は、任意の構成要素である。検索設定部１０５は、目的地周辺における移動体の走行状況が所定の状況である場合に、代替施設を検索するか否かを予め設定する。本構成は、予めの設定により、利用者にとって施設検索が不要な場合には、代替施設の検索をおこなわないようにし、利用者にとって施設検索が必要な場合には、代替施設の検索をおこなうようにしたものである。
【００１８】
また、本実施の形態において、通知制御部１０６は、任意の構成要素である。通知制御部１０６は、目的地までの経路の案内を開始する際に、検索設定部１０５に対する設定入力を促す通知をおこなう。設定入力は、入力部１０７を介しておこなわれる。通知制御部１０６による通知方式は、表示画面による通知でもよいし、音声による通知でもよいし、表示画面および音声による通知でもよい。本構成は、通知制御部１０６による通知の制御により、検索設定部１０５に対する設定入力のタイミングを案内開始時とすることを可能にしたものである。
【００１９】
また、本実施の形態において、判断部１０２は、移動体が目的地周辺で減速した後に加速して目的地を通過した状況を所定の状況であると判断してもよい。減速した後に加速するとは、具体的には、たとえば、目的地の駐車場が混雑している場合など、利用者が目的地を視認して通過する場合などである。なお、減速しない場合は、不注意により目的地を通り過ぎてしまった場合と想定できる。このように、本構成は、利用者が意図的に目的地を通過したのか、不注意により目的地を通過したのかを判断することを可能にしたものである。
【００２０】
また、本実施の形態において、判断部１０２は、移動体が目的地周辺に停止してから所定時間内に走行を再開した状況を所定の状況であると判断してもよい。停止には、目的地周辺にて移動体が停車したことのほか、エンジンの停止をも含む。走行の再開は、車両のタイヤが回転し動き出すことのほか、エンジンを停止した場合にはエンジンの始動をも含む。本構成は、移動体を停止させたものの、たとえば、施設内が混雑しており、利用者が当該施設とは異なる代替施設に行こうとして、運転を再開させた場合を想定したものである。
【００２１】
また、本実施の形態において、経路探索部１０８は、任意の構成要素である。経路探索部１０８は、検索部１０３によって検索された代替施設までの経路を探索する。この場合、提示部１０４は、経路探索部１０８によって探索された代替施設までの経路を提示する。経路探索部１０８は、検索された代替施設のうち、現在位置から最も近い代替施設までの経路を探索してもよいし、複数の代替施設の検索結果を提示した後、利用者から選択された施設までの経路を探索してもよい。
【００２２】
（ナビゲーション装置のナビゲーション処理手順）
つぎに、図２を用いて、ナビゲーション装置１００のナビゲーション処理手順について説明する。図２は、本実施の形態にかかるナビゲーション装置１００のナビゲーション処理手順の一例を示すフローチャートである。
【００２３】
図２のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置１００は、目的地周辺に位置したか否かを判断する（ステップＳ２０１）。ステップＳ２０１において、目的地周辺に位置するまで待機状態にある（ステップＳ２０１：Ｎｏのループ）。ステップＳ２０１において、目的地周辺に位置すると（ステップＳ２０１：Ｙｅｓ）、移動体の走行状況が所定の状況であるか否かを判断する（ステップＳ２０２）。
【００２４】
ステップＳ２０２において、移動体の走行状況が所定の状況であると判断した場合（ステップＳ２０２：Ｙｅｓ）、代替施設を検索する（ステップＳ２０３）。このあと、検索結果を提示し（ステップＳ２０４）、一連の処理を終了する。一方、ステップＳ２０２において、移動体の走行状況が所定の状況ではないと判断した場合（ステップＳ２０２：Ｎｏ）、一連の処理を終了する。
【００２５】
以上説明したように、本実施の形態にかかるナビゲーション装置１００は、目的地周辺における移動体の走行状況が所定の状況であると判断した場合に、代替施設を検索し、検索結果を提示するようにした。つまり、目的地周辺にて移動体の走行状況が所定の状況である場合に、利用者が施設検索の入力をおこなうことなく、検索結果を提示することができる。したがって、利用者の手間を省くことができるとともに、検索時における時間を短縮することができる。
【実施例】
【００２６】
以下に、本発明の実施例について説明する。
【００２７】
（ナビゲーション装置３００のハードウェア構成）
図３を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置３００のハードウェア構成について説明する。図３は、本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【００２８】
図３において、ナビゲーション装置３００は、車両などの移動体に搭載されており、ＣＰＵ３０１と、ＲＯＭ３０２と、ＲＡＭ３０３と、磁気ディスクドライブ３０４と、磁気ディスク３０５と、光ディスクドライブ３０６と、光ディスク３０７と、音声Ｉ／Ｆ（インターフェース）３０８と、スピーカ３０９と、入力デバイス３１０と、映像Ｉ／Ｆ３１１と、ディスプレイ３１２と、通信Ｉ／Ｆ３１３と、ＧＰＳユニット３１４と、各種センサ３１５と、を備えている。また、各構成部３０１〜３１５はバス３２０によってそれぞれ接続されている。
【００２９】
ＣＰＵ３０１は、ナビゲーション装置３００の全体の制御を司る。ＲＯＭ３０２は、ブートプログラム、現在地点算出プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、ナビゲーションプログラムなどの各種プログラムを記録している。また、ＲＡＭ３０３は、ＣＰＵ３０１のワークエリアとして使用される。
【００３０】
現在地点算出プログラムは、たとえば、後述するＧＰＳユニット３１４および各種センサ３１５の出力情報に基づいて、車両の現在地点（ナビゲーション装置３００の現在地点）を算出させる。
【００３１】
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク３０５に記録されている地図データなどを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短（または最速）経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。また、目的地点のみならず、立ち寄り地点や休憩地点までの経路を探索してもよい。探索された誘導経路は、ＣＰＵ３０１を介して音声Ｉ／Ｆ３０８や映像Ｉ／Ｆ３１１へ出力される。
【００３２】
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在地点算出プログラムを実行することによって算出された車両の現在地点情報、磁気ディスク３０５から読み出された地図データに基づいて、リアルタイムな経路誘導情報を生成させる。生成された経路誘導情報は、ＣＰＵ３０１を介して音声Ｉ／Ｆ３０８や映像Ｉ／Ｆ３１１へ出力される。
【００３３】
ナビゲーションプログラムは、目的地周辺における車両の走行状況が所定の状況であるか否かを判断するとともに、所定の状況であると判断した場合に、目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を検索する。検索した結果は、ＣＰＵ３０１を介して音声Ｉ／Ｆ３０８や映像Ｉ／Ｆ３１１へ出力される。
【００３４】
磁気ディスクドライブ３０４は、ＣＰＵ３０１の制御にしたがって磁気ディスク３０５に対するデータの読み取り／書き込みを制御する。磁気ディスク３０５は、磁気ディスクドライブ３０４の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク３０５としては、たとえば、ＨＤ（ハードディスク）やＦＤ（フレキシブルディスク）を用いることができる。
【００３５】
光ディスクドライブ３０６は、ＣＰＵ３０１の制御にしたがって光ディスク３０７に対するデータの読み取り／書き込みを制御する。光ディスク３０７は、光ディスクドライブ３０６の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク３０７は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク３０７のほか、ＭＯ、メモリカードなどであってもよい。
【００３６】
音声Ｉ／Ｆ３０８は、スピーカ３０９に接続される。スピーカ３０９は、音声を出力する。
【００３７】
入力デバイス３１０は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス３１０は、リモコン、キーボード、マウス、タッチパネルのうち、いずれか一つの形態によって実現されてもよいし、複数の形態によって実現されてもよい。
【００３８】
映像Ｉ／Ｆ３１１は、ディスプレイ３１２と接続される。映像Ｉ／Ｆ３１１は、具体的には、たとえば、ディスプレイ３１２全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するＶＲＡＭ（Ｖｉｄｅｏ ＲＡＭ）などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ３１２を表示制御する制御ＩＣなどによって構成される。
【００３９】
ディスプレイ３１２には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ３１２には、上述した地図データが２次元または３次元に描画される。ディスプレイ３１２に表示された地図データには、ナビゲーション装置３００を搭載した車両の現在地点をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。車両の現在地点は、ＣＰＵ３０１によって算出される。
【００４０】
このディスプレイ３１２は、たとえば、ＣＲＴ、ＴＦＴ液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。ディスプレイ３１２は、たとえば、車両のダッシュボード付近に設置される。ディスプレイ３１２は、車両のダッシュボード付近のほか、車両の後部座席周辺などに設置するなどして、車両内に複数設置してもよい。
【００４１】
通信Ｉ／Ｆ３１３は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置３００とＣＰＵ３０１とのインターフェースとして機能する。通信Ｉ／Ｆ３１３は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とＣＰＵ３０１とのインターフェースとしても機能する。
【００４２】
通信網には、ＬＡＮ、ＷＡＮ、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信Ｉ／Ｆ３１３は、たとえば、ＦＭチューナー、ＶＩＣＳ（Ｖｅｈｉｃｌｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）／ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、ＶＩＣＳセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路情報を取得する。なお、ＶＩＣＳは登録商標である。
【００４３】
また、通信Ｉ／Ｆ３１３は、たとえば、ＤＳＲＣ（Ｄｅｄｉｃａｔｅｄ Ｓｈｏｒｔ Ｒａｎｇｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）を用いた場合は、路側に設置された無線装置と双方向の無線通信をおこなう車載無線装置によって構成され、交通情報や地図情報などの各種情報を取得する。なお、ＤＳＲＣの具体例としては、ＥＴＣ（ノンストップ自動料金支払いシステム）が挙げられる。
【００４４】
ＧＰＳユニット３１４は、ＧＰＳ衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を出力する。ＧＰＳユニット３１４の出力情報は、後述する各種センサ３１５の出力値とともに、ＣＰＵ３０１による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の１点を特定する情報である。
【００４５】
各種センサ３１５は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ３１５の出力値は、ＣＰＵ３０１による車両の現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
【００４６】
図１に示したナビゲーション装置１００が備える目的地設定部１０１と、判断部１０２と、検索部１０３と、提示部１０４と、検索設定部１０５と、通知制御部１０６と、入力部１０７と、経路探索部１０８とは、図３に示したナビゲーション装置３００におけるＲＯＭ３０２、ＲＡＭ３０３、磁気ディスク３０５、光ディスク３０７などに記録されたプログラムやデータを用いて、ＣＰＵ３０１が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置３００における各部を制御することによってその機能を実現する。
【００４７】
すなわち、本実施例のナビゲーション装置３００は、ナビゲーション装置３００における記録媒体としてのＲＯＭ３０２に記録されているナビゲーションプログラムを実行することにより、図１に示したナビゲーション装置１００が備える機能を、図２に示したナビゲーション処理手順で実行することができる。
【００４８】
（ナビゲーション装置がおこなうナビゲーション処理の一例）
つぎに、図４を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置３００がおこなうナビゲーション処理の一例について説明する。図４は、本実施例にかかるナビゲーション装置３００がおこなうナビゲーション処理の一例を示すフローチャートである。
【００４９】
図４において、ナビゲーション装置３００は、目的地を設定したか否かを判断する（ステップＳ４０１）。ステップＳ４０１において、目的地を設定するまで待機状態にある（ステップＳ４０１：Ｎｏのループ）。ステップＳ４０１において、目的地を設定すると（ステップＳ４０１：Ｙｅｓ）、ディスプレイ３１２およびスピーカ３０９を介して、目的地周辺における移動体の走行状況が所定の状況である場合に、代替施設の検索をおこなうか否かの設定入力を促す通知をおこなう（ステップＳ４０２）。なお、ステップＳ４０２における設定入力を促す通知については、図５を用いて、後述する。
【００５０】
このあと、設定入力を受け付けるまで待機状態にあり（ステップＳ４０３：Ｎｏのループ）、設定入力を受け付けると（ステップＳ４０３：Ｙｅｓ）、目的地までの案内をおこなう（ステップＳ４０４）。このあと、移動体の現在位置が目的地周辺か否かを判断する（ステップＳ４０５）。ステップＳ４０５において、目的地周辺であると判断するまで（ステップＳ４０５：Ｎｏ）、ステップＳ４０４に移行する。ステップＳ４０５において、目的地周辺であると判断した場合（ステップＳ４０５：Ｙｅｓ）、案内を終了する（ステップＳ４０６）。
【００５１】
そして、代替施設の検索をおこなう設定になっているか否かを判断する（ステップＳ４０７）。ステップＳ４０７において、代替施設の検索をおこなう設定になっている場合（ステップＳ４０７：Ｙｅｓ）、所定の状況として、目的地を減速した後に加速して通過したか否かを判断する（ステップＳ４０８）。ステップＳ４０８において、目的地を減速した後に加速して通過したと判断した場合（ステップＳ４０８：Ｙｅｓ）、代替施設を検索し（ステップＳ４０９）、検索結果を表示する（ステップＳ４１０）。検索結果が複数ある場合は、複数の施設を表示すればよい。
【００５２】
このあと、目的地の選択を受け付けたか否かを判断する（ステップＳ４１１）。なお、ステップＳ４１０における検索結果の表示、およびステップＳ４１１における目的地の変更を受け付ける表示画面の詳細については、図６を用いて後述する。ステップＳ４１１において、目的地の選択を受け付けると（ステップＳ４１１：Ｙｅｓ）、受け付けた代替施設を目的地として経路探索をおこなう（ステップＳ４１２）。そして、目的地までの案内をおこない（ステップＳ４１３）、ステップＳ４０８に移行する。
【００５３】
一方、ステップＳ４０７において、代替施設の検索をおこなう設定になっていない場合（ステップＳ４０７：Ｎｏ）、一連の処理を終了する。また、ステップＳ４１１において、目的地の選択を受け付けない場合（ステップＳ４１１：Ｎｏ）、具体的には、後述するが、図６に示す「案内中止」の入力を受け付けた場合、一連の処理を終了する。また、ステップＳ４０８において、目的地を減速した後に加速して通過していないと判断した場合（ステップＳ４０８：Ｎｏ）、目的地にて停止したか否かを判断する（ステップＳ４１４）。なお、目的地における停止には、エンジンの停止を含む。
【００５４】
ステップＳ４１４において、目的地にて停止したと判断した場合（ステップＳ４１４：Ｙｅｓ）、走行を開始するまで待機状態にある（ステップＳ４１５：Ｎｏのループ）。なお、走行の開始は、エンジンを停止した場合におけるエンジンの始動を含む。ステップＳ４１５において、走行を開始したと判断した場合（ステップＳ４１５：Ｙｅｓ）、停止してから所定時間内か否かを判断する（ステップＳ４１６）。
【００５５】
ステップＳ４１６において、停止してから所定時間内であると判断した場合（ステップＳ４１６：Ｙｅｓ）、ステップＳ４０９に移行する。一方、ステップＳ４１４において、目的地にて停止していないと判断した場合（ステップＳ４１４：Ｎｏ）、一連の処理を終了する。また、ステップＳ４１６において、停止してから所定時間内ではないと判断した場合（ステップＳ４１６：Ｎｏ）、一連の処理を終了する。
【００５６】
なお、上述したステップＳ４１２における経路探索は、利用者から代替施設の選択の入力を受け付けたタイミングで経路探索をおこなうようにしているが、これに限らず、利用者からの入力を待つことなく、検索結果のうち、現在位置から最も近い代替施設までの経路探索をおこなってもよい。
【００５７】
上述した処理により、目的地周辺における移動体の走行状況が所定の状況の場合に、利用者が施設検索の入力をおこなうことなく、検索結果を表示することができる。したがって、利用者の手間を省くことができるとともに、検索時における時間を短縮することができる。
【００５８】
（所定の状況にて代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知の一例）
つぎに、図５を用いて、所定の状況にて代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知の一例について説明する。図５は、所定の状況にて代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知の一例を示す説明図である。
【００５９】
図５において、ディスプレイ３１２に表示される表示画面５００は、図４のステップＳ４０２において表示される画面であり、Ａコンビニエンスストアが目的地５１２に設定され経路探索がおこなわれた際の画面を示している。
【００６０】
表示画面５００には、地図画面５１０と、設定受付画面５２０とが表示されている。地図画面５１０には、現在位置５１１と、目的地５１２と、現在位置５１１から目的地５１２までの経路５１３とが表示されている。
【００６１】
設定受付画面５２０には、所定の状況にて代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知と、利用者からの選択を受け付ける選択ボタン５２１とが表示されている。この設定受付画面５２０において、選択ボタン５２１を介して、利用者から「はい」の選択を受け付けると、所定の状況にて代替施設を検索する設定となる。一方、選択ボタン５２１を介して、利用者から「いいえ」の選択を受け付けると、所定の状況にて代替施設を検索しない設定となる。
【００６２】
（代替施設への目的地の変更を受け付ける表示画面の一例）
つぎに、図６を用いて、代替施設への目的地の変更を受け付ける表示画面の一例について説明する。図６は、代替施設への目的地の変更を受け付ける表示画面の一例を示す説明図である。
【００６３】
図６において、ディスプレイ３１２に表示される表示画面６００は、図４のステップＳ４０９およびステップＳ４１０にて表示される画面であり、目的地を減速した後に加速して通過した場合に表示される画面を示している。
【００６４】
表示画面６００には、地図画面５１０と、変更受付画面６１０とが表示されている。地図画面５１０には、現在位置５１１と、目的地５１２と、が表示されている。変更受付画面６１０には、代替施設の検索結果と、代替施設への目的地の変更を受け付ける選択ボタン６１１とが表示されている。
【００６５】
この表示画面６００において、選択ボタン６１１を介して、利用者から「Ｂコンビニエンスストアに変更」の選択を受け付けると、代替施設としてのＢコンビニエンスストアに目的地を変更し、案内がおこなわれる。また、選択ボタン６１１を介して、利用者から「Ｃコンビニエンスストアに変更」の選択を受け付けると、代替施設としてのＣコンビニエンスストアに目的地を変更し、案内がおこなわれる。また、選択ボタン６１１を介して、利用者から「案内中止」の選択を受け付けると、案内が中止される。
【００６６】
以上説明したように、本実施例にかかるナビゲーション装置３００は、目的地周辺における車両の走行状況が所定の状況であると判断した場合に、代替施設を検索し、検索結果を表示するようにした。つまり、目的地までの案内が終了したあとであっても、目的地周辺にて車両の走行状況が所定の状況の場合に、利用者が施設検索の入力をおこなうことなく、検索結果を表示することができる。したがって、利用者の手間を省くことができるとともに、検索時における時間を短縮することができる。
【００６７】
また、本実施例では、目的地周辺における車両の走行状況が所定の状況である場合に、代替施設を検索するか否かを予め設定するようにした。したがって、予めの設定により、利用者にとって施設検索が不要な場合には、代替施設の検索をおこなわないようにし、利用者にとって施設検索が必要な場合には、代替施設の検索をおこなうようにすることができる。これにより、利用者に対して、不要な情報を提示することがない。
【００６８】
また、本実施例では、目的地までの経路の案内を開始する際に、代替施設を検索するか否かの設定入力を促す通知をおこなうようにした。つまり、代替施設の検索に関する設定入力のタイミングを案内開始時とする。これにより、利用者が目的地などの設定をおこなう際に、同時に、代替施設の検索に関する設定入力をおこなうことができるので、利用者は、当該設定の入力に煩わしさを感じることなく、当該設定入力をおこなうことができる。
【００６９】
また、本実施例では、車両が目的地周辺で減速した後に加速して目的地を通過した状況を所定の状況であると判断するようにした。つまり、利用者が意図的に目的地を通過したのか、不注意により目的地を通過したのかを判断することができる。これにより、利用者が意図的に目的地を通過した場合に、代替施設を検索し、検索結果を提示することができる。したがって、利用者による施設検索が見込まれる状況下にて、利用者からの入力を要することなく、代替施設の検索をおこなうことができる。
【００７０】
また、本実施例では、車両が目的地周辺に停止してから所定時間内に走行を再開した状況を所定の状況であると判断するようにした。これにより、利用者が移動体を停止させたものの、たとえば、施設内が混雑しており、走行を再開したときに、代替施設の検索をおこない、検索結果を提示することができる。したがって、利用者による施設検索が見込まれる状況下にて、利用者からの入力を要することなく、代替施設の検索をおこなうことができる。
【００７１】
また、本実施例では、代替施設までの経路を探索し、探索された代替施設までの経路を提示するようにした。これにより、利用者は、煩わしい操作をおこなうことなく、目的地までの経路を知ることができる。
【００７２】
以上説明したように、本発明のナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションプログラム、および記録媒体によれば、目的地周辺にて車両の走行状況が所定の状況の場合に、利用者からの施設検索の入力を要することなく、検索結果を提示することができる。
【００７３】
なお、本実施例で説明したナビゲーション方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【符号の説明】
【００７４】
１００ ナビゲーション装置
１０１ 目的地設定部
１０２ 判断部
１０３ 検索部
１０４ 提示部
１０５ 検索設定部
１０６ 通知制御部
１０７ 入力部
１０８ 経路探索部
３００ ナビゲーション装置
【特許請求の範囲】
【請求項１】
移動体を目的地に案内するナビゲーション装置において、
前記目的地を設定する目的地設定手段と、
前記目的地周辺において、前記移動体が前記目的地周辺で減速した後に加速して前記目的地を通過した場合に、前記目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を提示する提示手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項２】
前記目的地周辺における前記移動体の走行状況が所定の状況である場合に、前記代替施設を検索するか否かを予め設定する検索設定手段を備えることを特徴とする請求項１に記載のナビゲーション装置。
【請求項３】
目的地までの経路の案内を開始する際に、前記検索設定手段に対する設定入力を促す通知をおこなう通知制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項２に記載のナビゲーション装置。
【請求項４】
前記代替施設までの経路を探索する経路探索手段をさらに備え、
前記提示手段は、前記経路探索手段によって探索された前記代替施設までの経路を提示することを特徴とする請求項１〜３のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項５】
移動体を目的地に案内するナビゲーション装置のナビゲーション方法において、
前記目的地を設定する目的地設定工程と、
前記移動体が前記目的地周辺で減速した後に加速して前記目的地を通過した場合に、前記目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を提示する提示工程と、
を含むことを特徴とするナビゲーション方法。
【請求項６】
請求項５に記載のナビゲーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
【請求項７】
請求項６に記載のナビゲーションプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
【請求項１】
移動体を目的地に案内するナビゲーション装置において、
前記目的地を設定する目的地設定手段と、
前記目的地周辺において、前記移動体が前記目的地周辺で減速した後に加速して前記目的地を通過した場合に、前記目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を提示する提示手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項２】
前記目的地周辺における前記移動体の走行状況が所定の状況である場合に、前記代替施設を検索するか否かを予め設定する検索設定手段を備えることを特徴とする請求項１に記載のナビゲーション装置。
【請求項３】
目的地までの経路の案内を開始する際に、前記検索設定手段に対する設定入力を促す通知をおこなう通知制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項２に記載のナビゲーション装置。
【請求項４】
前記代替施設までの経路を探索する経路探索手段をさらに備え、
前記提示手段は、前記経路探索手段によって探索された前記代替施設までの経路を提示することを特徴とする請求項１〜３のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項５】
移動体を目的地に案内するナビゲーション装置のナビゲーション方法において、
前記目的地を設定する目的地設定工程と、
前記移動体が前記目的地周辺で減速した後に加速して前記目的地を通過した場合に、前記目的地と同じ種別の他の施設（以下、「代替施設」という）を提示する提示工程と、
を含むことを特徴とするナビゲーション方法。
【請求項６】
請求項５に記載のナビゲーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
【請求項７】
請求項６に記載のナビゲーションプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２０１１−２２７０９６（Ｐ２０１１−２２７０９６Ａ）
【公開日】平成２３年１１月１０日（２０１１．１１．１０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−１７０４００（Ｐ２０１１−１７０４００）
【出願日】平成２３年８月３日（２０１１．８．３）
【分割の表示】特願２００９−５４３６２６（Ｐ２００９−５４３６２６）の分割
【原出願日】平成１９年１１月３０日（２００７．１１．３０）
【出願人】（０００００５０１６）パイオニア株式会社 (3,620)
【出願人】（５００４０３９２９）パイオニアシステムテクノロジー株式会社 (58)
【出願人】（５０２１９６４６３）株式会社テック・エキスパーツ (37)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年１１月１０日（２０１１．１１．１０）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年８月３日（２０１１．８．３）
【分割の表示】特願２００９−５４３６２６（Ｐ２００９−５４３６２６）の分割
【原出願日】平成１９年１１月３０日（２００７．１１．３０）
【出願人】（０００００５０１６）パイオニア株式会社 (3,620)
【出願人】（５００４０３９２９）パイオニアシステムテクノロジー株式会社 (58)
【出願人】（５０２１９６４６３）株式会社テック・エキスパーツ (37)
【Ｆターム（参考）】
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