説明

ナビゲーション装置

【課題】 有料道路から一時的に離脱しても一定の適用条件を満足すれば有料道路の連続利用とみなすサービスに適用可能な「ナビゲーション装置」を提供する。
【解決手段】 ナビゲーション装置は、自車位置を検出する検出手段と、経路を探索する探索手段と、探索された経路を道路地図上に表示して案内する案内手段と、有料道路の指定出口Ex−1から退場し、指定出口に関連する指定施設LA−1を利用し、指定入口En−1から一定時間以内に有料道路に再入場したとき当該有料道路の連続利用とみなすサービスを提供する有料道路であって、この有料道路を利用するルート1が探索されており、自車が有料道路の出口Ex−1から退場するとき、当該出口が指定出口に該当するか否か判定する判定手段と、出口Ex−1が指定出口に該当すると判定されたとき、指定施設LA−1を経由地に設定する設定手段とを有し、探索手段は、指定施設LA−1が経由地となるようなルート2、3を探索する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目的地までの経路を案内する機能を備えたナビゲーション装置に関し、特に、首都高速道路のような有料道路において休憩施設を利用するときの経路案内に関する。
【背景技術】
【0002】
路側装置と車載器間のデータ通信方法として、ETC(登録商標:Electronic Toll Collection SYSTEM)やDSRC(Dedicated Short Range Communication)などが実用化されている。ETCは、有料道路の料金所で停止することなく自動で料金を収受することができる自動料金収受システムの代表的なものである。ETCを利用する場合には、路側ETC装置と無線通信することができる車載ETC装置を車両に搭載する必要がある。
【0003】
ETCは、典型的に、一般道路から高速道路等に入るインターチェンジ(入口)、高速道路から一般道路等へ出るインターチェンジ(出口)において利用されるが、さらにそれを発展させたものとして、高速道路のパーキングエリアやサービスエリアにETCゲートを設置し、そこを介して出入りを可能にする無人サービスも普及している。例えば、特許文献1は、ETCを利用して無人運用のスマートインターチェンジに関するナビゲーション装置を開示している。また特許文献2は、出発地および目的地に対応させて適正な乗降インターチェンジを設定することができるナビゲーション装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−241390号公報
【特許文献2】特許第3820908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現在、首都高速道路などの有料道路では、利用料金は利用距離に関係なく一律であり、有料道路を一旦降り、その後有料道路に入ると、再度料金を徴収するシステムを採用している。しかし、首都高速道路では、トイレなどの休憩施設が充分でなく、走行中に休憩等を行いたくとも最寄に休憩施設が無い場合には、やむを得ず首都高速を一旦降り、その後に乗りなおす、または、首都高速道路から降り、先の入口で首都高速道路に乗りなおすことを余儀なくされている。
【0006】
こうした不便さを解消するために、現在、首都高速道路において、スマートパーキングエリアというサービス(以下、スマートPAと略す)が検討されている。スマートPAは、首都高速道路近傍の事業者様と連携して、パーキングエリアが設置されていない区間のトイレ休憩などのサービスを必要に応じて提供するシステムである。スマートPAの適用条件として、首都高速道路の指定出口から降り、指定施設を利用し、一定時間(例えば、2時間)以内に、指定入口から首都高速道路に入り直すことを要する。この条件を満足すれば、スマートPAの利用は、首都高速道路の連続利用とみなし、再度の料金の徴収を行わないとするものである。従って、ナビゲーション装置には、スマートPAに関する情報が適切に案内される機能が要求される。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、有料道路から一時的に離脱しても一定の適用条件を満足すれば有料道路の連続利用とみなすサービスに適用可能なナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るナビゲーション装置は、目的地までの経路を探索する機能を備えたものであって、自車位置を検出する検出手段と、経路を探索する探索手段と、前記探索手段によって探索された経路を道路地図上に表示して案内する案内手段と、有料道路の指定出口から退場し、前記指定出口に関連する指定施設を利用し、前記指定出口に関連する指定入口から一定時間以内に有料道路に再入場したとき当該有料道路の連続利用とみなすサービスを提供する有料道路であって、前記探索手段によって前記有料道路を利用する誘導経路が探索されており、自車が前記有料道路の出口から退場するとき、当該出口が前記指定出口に該当するか否か判定する判定手段と、前記出口が前記指定出口に該当すると判定されたとき、前記指定施設を経由地に設定する設定手段とを有し、前記探索手段は、前記指定施設が経由地となるような誘導経路を探索する。
【0009】
好ましくは前記探索手段は、前記指定出口から前記指定施設を経由して前記指定入口を通る誘導経路を探索する。好ましくはナビゲーション装置はさらに、前記指定出口を退場した時点からの時間経過を計測する計測手段と、前記計測手段による計測結果に基づき、前記指定施設を経由する誘導経路の利用により前記一定時間内に前記指定入口に到着できるか否かを判定する到着可否判定手段とを有し、前記到着可否判定手段によって前記指定入口に前記一定時間内に到着することができないと判定されたとき、前記探索手段は、目的地までの他の経路を再探索する。好ましくは前記到着可否判定手段による判定は、前記指定施設を利用した後に行われる。さらに好ましくは前記指定入口に前記一定時間内に到着することができないと判定されたとき、前記探索手段は、目的地までの複数の推奨経路を再探索し、当該複数の推奨経路の中からユーザーによって選択された推奨経路を誘導経路に選択する。好ましくは有料道路を退場する出口が前記指定出口に該当すると判定された場合であっても、当該出口が既に探索されている前記誘導経路上の出口に一致する場合には、前記設定手段は、前記指定施設を経由地に設定しない。ナビゲーション装置はさらに、前記検出手段によって検出された自車位置から前記指定施設までの距離を算出し、当該算出された距離に基づき前記指定施設が利用されるか否かを判定する施設利用判定手段を含み、前記施設利用判定手段により指定施設が利用されないと判定されたとき、前記設定手段は、前記指定施設を経由地に設定しないかまたは経由地の設定を取消すことができる。ナビゲーション装置はさらに、前記指定出口を通過した時点からの自車の走行時間に基づき前記指定施設が利用されるか否かを判定する施設利用判定手段を含み、前記施設利用判定手段により指定施設が利用されないと判定されたとき、前記設定手段は、前記指定施設を経由地に設定しないかまたは経由地の設定を取消すことができる。前記設定手段が指定施設を経由地に設定しないがまたは経由地の設定を取り消したとき、前記探索手段は、目的地までの他の経路を再探索することができる。
【0010】
本発明に係るナビゲーション装置の経路案内方法は、有料道路の指定出口から退場し、前記指定出口に関連する指定施設を利用し、前記指定出口に関連する指定入口から一定時間以内に有料道路に再入場したとき当該有料道路の連続利用とみなすサービスを提供する有料道路を利用するときのものであって、前記有料道路を利用する誘導経路を案内するステップと、自車が有料道路の出口を退場するとき、当該出口が前記指定出口に該当するか否かを判定するステップと、前記出口が指定出口に該当すると判定されたとき、前記指定出口に関連する指定施設を経由地に設定するステップと、前記指定施設が経由地となるような誘導経路を探索するステップと、探索された誘導経路を道路地図上に表示して案内するステップとを有する。
【0011】
本発明に係るナビゲーション装置が実行する経路案内プログラムは、有料道路の指定出口から退場し、前記指定出口に関連する指定施設を利用し、前記指定出口に関連する指定入口から一定時間以内に有料道路に再入場したとき当該有料道路の連続利用とみなすサービスを提供する有料道路を利用するときのものであって、前記有料道路を利用する誘導経路を案内するステップと、自車が有料道路の出口を退場するとき、当該出口が前記指定出口に該当するか否かを判定するステップと、前記出口が指定出口に該当すると判定されたとき、前記指定出口に関連する指定施設を経由地に設定するステップと、前記指定施設が経由地となるような誘導経路を探索するステップと、探索された誘導経路を道路地図上に表示して案内するステップとを有する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、指定施設が経由地となるような誘導経路が探索されるので、ユーザーは、容易に指定施設に立ち寄り、指定入口から有料道路に再入場することができる。また、有料道路の出口を退場しても、即座に目的地までの誘導経路の再探索は実行されないので、誘導経路の案内が無くなるという不便さも解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】スマートPAの概要を説明する図である。
【図2】ETCシステムの典型的な構成図である。
【図3】本発明の実施例に係るナビゲーション装置の構成を示す図である。
【図4】道路種別データとノードデータの記憶例を示す図である。
【図5】スマートPAに関する指定出口、指定入口および指定施設の関係を示すテーブルの例である
【図6】首都高速道路を経由して目的地までのルートを案内するときのスマートPAの利用例を示す図である。
【図7】図3に示すスマートPA案内プログラムの機能ブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係るナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図9】第2の実施例に係るナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図10】第3の実施例に係るナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図11】第4の実施例に係るナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図12】第5の実施例に係るナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明のナビゲーション装置は、休憩などのために有料道路から一時的に離脱して再入場する際に一定の適用条件を満足すれば有料道路の連続利用とみなすサービスに適用することができる。より具体的には、有料道路の指定出口から出て、指定出口に関連する指定施設を利用し、指定出口に関連する指定入口から一定時間以内に有料道路に戻ることを適用条件とするサービスに適したナビゲーション装置を例示する。
【実施例】
【0015】
以下の実施例では、有料道路として首都高速道路を対象とし、首都高速道路の指定出口から降り、2時間以内に指定施設を利用し、指定入口から首都高速道路に戻った場合には、首都高速道路の連続的な利用とみなし追加の料金を徴収しない、スマートPAのサービスを例に説明する。
【0016】
図1は、スマートPAの概要を説明する図である。図1Aは、スマートPAの第1の利用態様を示している。首都高速道路Hの指定出口Exから一般道路R1に降り、指定された施設LAを利用し、再び指定入口Enから首都高速道路Hに戻る。第1の利用態様では、指定出口Exと指定入口Enが同一のインターチェンジICに設定されているため、首都高速道路Hを降りた車両は、行きと帰りで同じ道路R1を走行して首都高速道路Hに再入場することになる。
【0017】
図1Bは、第2の利用態様を示している。第2の利用態様では、首都高速道路Hの指定出口Exから出た車両は、道路R1を通り、指定施設LAへ向かい、その後、道路R2を通り指定入口Enから首都高速道路Hに再入場する。第2の利用態様では、指定出口Exと指定入口Enは、異なるインターチェンジIC1、IC2に設定されており、首都高速道路からの行きと帰りのルートが異なる。
【0018】
スマートPAのサービスを利用するには、無線通信することが可能な車載ETC装置が車両に搭載されていることを必要とする。図2は、ETCサービスを利用するための典型的なシステムを示している。路側ETC装置1は、首都高速道路Hのインターチェンジの入口および出口のゲートに設置され、そこを通過する車両の車載ETC装置2と無線通信を行う。また、スマートPAでは、指定施設LAを利用したか否かを判定するため指定施設LAの入口のゲートにも設置される。
【0019】
次に、図2に示すETCシステムの動作の概略を説明する。自車が首都高速道路に入るとき、車載ETC装置2は、路側ETC装置1に対し自車IDを含む信号を送信する。路側ETC装置1は、受け取った自車IDを認証し、認証が成功すると、車載ETC装置2に対し、入口料金所識別情報、進入時刻情報および課金情報を含む信号を送信する。この信号は、車載ETC装置2で受け取られ、車載ETC装置2に記録される。首都高速道路の場合は、走行距離にかかわらず料金が定額であるため、首都高速道路への入場時に課金される。なお、走行距離に応じて料金が増加する従量制の高速道路の場合には、自車が高速道路を出るとき、路側ETC装置1が走行区間を計算し、走行区間に応じた課金情報を車載ETC装置2に送信する。
【0020】
スマートPAのサービスを受ける場合には、自車が首都高速道路に再入場するとき、路側ETC装置1は、車載ETC装置2から受け取ったデータを照合し、自車が指定出口から降りたこと、指定施設を利用したこと、指定出口を退場してから2時間以内に指定入口から再入場したことを確認する。この確認が行われた場合には、首都高速道路の連続利用とみなし、再入場の際に課金は行われない。
【0021】
次に、本実施例のナビゲーション装置の構成を図3に示す。本実施例のナビゲーション装置10は、車載ETC装置2と接続され(図2を参照)、車載ETC装置2で送受した情報は、制御部120へ提供され、ETCやスマートPAに適応した制御が行われる。本実施例に係るナビゲーション装置10は、車載ETC装置2とデータの送受を行うバスインターフェース(I/F)20、GPS衛星からの信号を受信して自車位置を検出するGPS受信機30、VICSセンタから配信される道路交通情報を受信するVICS受信機40、ユーザーからの入力を受け取る入力部50、無線または有線を介して外部機器とデータ通信をする通信制御部60、大容量ハードディスクなどの記憶媒体を含む記憶部70、スピーカ82から音声を出力させる音声出力部80、ディスプレイ92に道路地図等の画像を表示させる表示制御部90、プログラムを記憶するプログラムメモリ100、データを一時的に記憶するデータメモリ110、プログラムを実行することで各部を制御する制御部120を含んで構成される。
【0022】
バスI/F20は、自立航法センサ(例えば、車速センサや加速度センサ、ジャイロセンサ等)によって検出された信号、自車のパーキングのオン/オフを示す信号、車載ETC装置2からのETCやスマートPAに関する情報を受け取り、これを制御部120へ提供する。VICS受信機40は、光ビーコン、電波ビーコン、FM多重放送などによりVICSセンタ側から配信されたリアルタイムな渋滞情報や規制情報を受信し、これを制御部120へ提供する。入力部50は、ディスプレイ92に併設された操作(タッチ)パネル52、音声により入力を可能にする音声入力部54、およびリモコン56を含む。
【0023】
記憶部70は、ナビゲーションに必要な道路地図データを格納する。道路地図データには、道路を識別するためのリンクデータ、交差点を識別するためのノードデータ、施設等のPOIを識別する施設データなどが含まれる。リンクデータは、道路種別、道路名称、幅員、規制、開始ノードと終端ノードの座標などを含んでいる。交差点ノードは、リンクノードの開始ノードや終端ノードとの接続関係を示す情報や交差点種別等の情報を含んでいる。施設データには、レストラン、ガソリンスタンド、観光地などの種々の施設に関する情報が含まれる。
【0024】
図4Aに示すように、道路種別データは、当該リンクが首都高速道路、高速道路、または一般道路に該当するのかを識別するための情報を含む。また、道路種別データには、スマートPAの対象であるか否かの識別情報を含ませることができる。例えば、首都高速道路がスマートPAの対象路線であれば、フラグがHに設定される。
【0025】
図4Bに示すように、ノードデータは、当該ノードが一般道路の交差点または首都高速道路などのインターチェンジに該当するのかを識別する情報を含み、ノードがインターチェンジに該当する場合には、当該インターチェンジが、出口専用、入口専用、出口と入口の双方を備えたものであるかを識別する情報を含む。さらに、インターチェンジである場合には、それらの出口や入口がスマートPAの対象である指定出口または指定入口に該当するのかを識別する情報を含み、例えば、スマートPAの対象である指定出口または指定入口であれば、フラグがHに設定される。これらの情報は、自車が首都高速道路の出口を降りるときに、スマートPAを利用するか否かの判定に利用される。
【0026】
さらに記憶部70には、スマートPAの利用を判定するための情報として、図5に示すように指定出口、指定入口および指定施設の相互の関係を示す情報がテーブルとして記憶される。スマートPAでは、指定出口から出て、指定出口と関連する指定施設を利用し、指定出口と関連する指定入口から入場する必要があり、図5のテーブルは、この関係を規定している。例えば、指定出口Ex1から首都高速道路を降りた場合には、指定入口En1から再入場する必要があり、その際に指定施設LA−1を利用する必要がある。また、指定出口Ex2から降りた場合には、施設LA−2またはLA−3のいずれかを利用し、指定入口En−2またはEn−3から再入場しなければならない。なお、指定出口に関連する指定入口や指定施設の数は、必ずしも1つに限らない。
【0027】
プログラムメモリ100は、自立航法センサやGPS受信機30からの検出信号に基づき自車位置を算出する自車位置算出プログラム102、自車位置、経由地やその他の位置から目的地や誘導経路までの最適なルートを探索しこれを案内するルート探索プログラム104、スマートPAを利用するときの経路案内を行うスマートPA案内プログラム106などを含む。データメモリ110は、自車位置算出プログラムで算出された自車位置情報112、記憶部70から読み出した自車位置周辺の道路地図データ114、ルート探索プログラム104により探索された誘導経路情報116、スマートPAの利用に関する情報118などを記憶する。
【0028】
次に、本実施例に係るナビゲーション装置の動作について説明する。図6は、首都高速道路を利用して目的地までのルートを案内するときのスマートPAの経路案内を説明する図である。予め、目的地までのルート探索により、首都高速道路を利用するルート1が探索されたものとする。そして、ルート1すなわち首都高速道路を走行中にトイレ休憩するため、スマートPAを利用することができるように、指定出口Ex−1から一般道に降り、指定施設LA−1に立寄るものとする。
従来のナビゲーション装置のルート探索機能では、
(1)自車がルート1から離脱したことにより、目的地までの再ルート探索が実施され、
(2)距離や時間優先の設定に基づいて、ルート4やルート5に誘導経路が変更され、その案内が実施される。
【0029】
スマートPAでは、2時間以内に首都高速道路に戻れば、追加料金がかからないため、指定入口En−1から首都高速道路に戻るルート3を走行したいが、(1)のように再ルート探索が自動的に行われてしまうと、その間の案内がなくなってしまい、ユーザーが不便してしまう。また、(2)のように、別ルートに案内が変更されてしまうと、2時間以内で首都高速道路に戻るためのルート3の案内が行われず、ユーザーにとって不便となる。
【0030】
本実施例のナビゲーション装置では、指定出口Ex−1から降りてスマートPAの対象となる施設に向かうルート2への変更が生じた際には、首都高速道路の指定入口En−1に戻れるルート3を案内すると共に、再ルート探索をしないこととする。これにより、ルート案内が中断し、ユーザーに不便が生じるのを無くすことができる。また、首都高速道路に戻らず、最短で目的地に到着することができるルート5があった場合には、料金はかからないため、ルート5の案内を出すことも可能とする。
【0031】
図7は、図3のナビゲーション装置のスマートPA案内プログラム106の機能的なブロック図である。スマートPA案内プログラム106は、自車が首都高速道路のインターチェンジ出口から一般道に降りるとき、当該出口がスマートPAの適用となる指定出口に該当するか否かを判定する指定出口判定部150と、指定出口からの退場であると判定されたとき、スマートPAの適用となる指定施設を経由地に設定する経由地設定部152と、指定出口からの退場であると判定されたとき、指定出口からの経過時間を計測する時間計測部154と、スマートPAの利用に許される時間の残時間を算出する残時間算出部156と、スマートPAの利用に許される時間内に誘導経路を走行して指定入口に到着することができるか否かを判定する到着可否判定部158と、指定施設を利用するか否かおよび利用したか否かを判定する施設利用判定部160と、自車が指定入口に入場したか否かを判定する指定入口判定部162とを備えている。
【0032】
自車位置算出プログラム102は、GPS受信機30や自立航法センサの出力から自車位置を算出し、算出された自車位置は、記憶部70から読み出された道路地図データにマップマッチングされる。指定出口判定部150は、マップマッチングされた自車位置が首都高速道路の出口に一致したとき、当該出口が、スマートPAの指定出口に該当するか否かを判定する。指定出口に該当するか否かは、例えば図4Bのインターチェンジ情報のフラグを参照することによって行われる。
【0033】
経由地設定部152は、自車が指定出口から退場すると判定されたとき、自動的に指定施設を経由地に設定する。指定出口と指定施設との関係は、図5に示すテーブルを参照して検索される。指定出口に対応する指定施設が検索されると、記憶部70から指定施設の位置情報などが読み出される。ルート探索プログラム104は、後述するように、指定施設が経由地に設定されると、ルート1からルート2、3を経由するような経路を探索し、これを案内する。また、必要であれば、経由地設定部152は、指定出口に関連する指定入口も経由地に設定することができる。
【0034】
時間計測部154は、自車が指定出口から退場すると判定されたとき、退場の時刻を記憶し、その時刻からの経過時間を計測する。退場の時刻は、例えばGPS受信機から得られた時間情報、あるいはナビゲーション装置に内蔵されている時計情報を利用することができる。残時間算出部156は、指定出口を退場してから指定入口に再入場するまでの時間(ここでは、2時間)の残時間をカウントし、この残時間を更新しながら記憶する。
【0035】
到着可否判定部158は、残時間算出部156で算出された時間情報に基づき、指定施設を経由するルートを走行したと仮定して指定入口に2時間以内に到着することが可能か否かを判定する。例えば、図6に示すルート3の予想到着時間と指定入口に再入場しなければならない時間とを比較することによって判定する。
【0036】
施設利用判定部160は、指定出口と関連する指定施設が利用されるか、および指定施設が利用されたか否かを判定する。後述するように、自車は、必ずしもスマートPAを利用するために指定出口から退場したとは限らない場合がある。そのような場合には、スマートPAに関する経路案内をすることは、ユーザーにとって不必要である。また、実際に指定施設を利用したか否かは、自車が指定施設に到着したか否かによって判定することができる。例えば、指定施設の入口または出口には、路側ETC装置が設置され、自車がそこを通過するとき、車載ETC装置には、指定施設を利用したことを示す情報が記憶される。この情報は、自車が指定入口から首都高速道路に再入場するときに照合される。
【0037】
指定入口判定部162は、指定出口と関連する指定入口に再入場したか否かを判定する。この判定は、指定入口に設置された路側ETC装置から受信した指定入口の識別情報を用いたり、あるいは自車位置と道路地図データとのマップマッチングにより行うことができる。
【0038】
次に、ナビゲーション装置の基本動作を図8のフローチャートを参照して説明する。先ず、ユーザー入力によって目的地が設定され(ステップS101)、次いで、ルート探索プログラム104によって、図6に示すような首都高速道路を利用して目的地に到達するルート1が探索され、自車の走行開始に伴いルート1の案内が実施される(ステップS102)。自車が、図6に示すように首都高速道路の出口Ex−1を降りるとき、指定出口判定部150は、出口Ex−1がスマートPAの対象の指定出口に該当するか否かを判定する(ステップS103)。ここでは、出口Ex−1は、指定出口であり、入口En−1は、指定入口である。
【0039】
出口Ex−1が指定出口に該当すると判定されると、経由地設定部152は、指定出口Ex−1に対応する図5のテーブルから指定施設LA−1を検索し、検索された指定施設LA−1を経由地に設定する(ステップS104)。もし必要であれば、指定出口Ex−1に対応する指定入口En−1も経由地に設定することができる。指定出口からの退場であると判定されると、時間計測部154は、退場した時刻から経過時間を計測し、残時間算出部156は、首都高速道路を離脱することが許される残時間をカウントする。
【0040】
経由地が設定されると、ルート探索プログラム104は、当該経由地を経由するようなルートを探索する。図6の例では、ルート1の指定出口Ex−1から、指定施設LA−1までのルート2、および指定施設LA−1から指定入口En−1までのルート3が探索される(ステップS105)。ルート2、3が探索されると、ディスプレイの道路地図画面には、ルート2、3の経路が表示され、ルート2、3の案内が開始される(ステップS106)。
【0041】
次いで、指定入口判定部162は、自車が指定入口から首都高速道路に再入場したか否かを監視する(ステップS107)。指定入口En−1から再入場したと判定されると、スマートPAの利用が完了したと判定され(ステップS108)、ルート1の案内が再開される(ステップS109)。
【0042】
このように本実施例によれば、自車が首都高速道路の指定出口から退場した際に、ルートを再探索することなく、指定施設を経由地とするルートが探索されるようにしたので、指定施設および指定入口への経路案内が継続され、スマートPAの利用をし易くなる。
【0043】
次に、本発明の第2の実施例について図9のフローチャートを参照して説明する。第2の実施例は、自車が指定出口を退場してから指定入口に入場するまでの時間を監視しつつ最適なルートを探索しこれを案内する。第1の実施例と重複する動作の説明は、ここでは省略する。
【0044】
指定出口判定部150は、首都高速道路を退場した出口が指定出口か否かを判定する(ステップS201)。指定出口に該当すると判定されると、時間計測部154および残時間算出部156によって、指定入口に再入場しなければならない残時間が算出され、これが順次更新される(ステップS202)。ルート探索プログラム104は、第1の実施例のときと同様に、指定施設を経由地とするルート2、3を探索し(ステップS203)、この案内が行われる(ステップS204)。到着可否判定部158は、ルート2、3を走行すると仮定したとき、残時間内に指定入口に到着することができるか否かを判定する(ステップS205)。もし、到着することができないと判定された場合には、ステップS209に示すように他のルート4、5の探索が行われる。
【0045】
次に、施設利用判定部160は、自車が指定施設LA−1を利用したか否かを判定する(ステップS206)。指定施設LA−1を利用したか否かの判定は、指定施設に設置された路側ETC装置との通信を確認するか、自車位置が指定施設にマッチングされたかを確認することによって行われる。指定施設が利用された場合には、車載ETC装置2にその旨が記録される。
【0046】
指定施設LA−1を利用することで時間が消費され、その間、自車のイグニッションがオフされることが予想される。指定施設LA−1が利用されたと判定されると、到着可否判定部158は、再度、指定施設LA−1から指定入口までのルート3を走行したときに、残時間内に指定入口に到着することができるか否かを判定する(ステップS207)。到着することができると判定されれば、ルート3の案内が継続される(ステップS208)。他方、到着することができないと判定された場合には、ルート探索プログラム104は、目的地までの最適なルート4またはルート5を再探索し、これの案内を行う(ステップS209)。勿論、指定入口に到着することができない場合であっても、目的地への到着時間が指定入口En−1を通過した方が早い場合には、ルート3の経路が探索され案内することができるが、この場合には、スマートPAの利用にはならない旨の警告を発することが望ましい。
【0047】
図6において、ルート4は、別入口から入場して首都高速道路を利用するルートであり、ルート5は、一般道を利用するルートである。ルート4またはルート5は、例えば、ナビゲーション装置のユーザー設定(距離優先、高速優先、一般道優先)に応じて選択される。あるいは、ルート3、4、5を複数の推奨候補をディスプレイに表示し、そこからユーザーによってルートを選択させるようにしてもよい。
【0048】
第2の実施例によれば、スマートPAの利用に許される時間に応じたルート案内を提示することができる。このため、スマートPAを利用することができないような場合には、あえて首都高速道路に再入場をしないという判断を迅速に行うことができる。
【0049】
次に、本発明の第3の実施例について図10のフローチャートを参照して説明する。指定出口判定部150は、首都高速道路の出口がスマートPAの指定出口に該当するか否かを判定する(ステップS301)。指定出口に該当すると判定された場合には、経由地設定部152は、当該指定出口が、予め求められているルート上の出口に一致するか否かを判定する(ステップS302)。例えば、図6の例において、ルート1が出口Ex−1から降りるルートをとる場合である。予め求められているルート上の出口に該当する場合には、スマート案内プログラム106は、スマートPAを利用しないと判定し(ステップSS303)、予め求められているルート案内を継続する(ステップS304)。他方、指定出口がルート上の出口に該当しないと判定された場合には、第1、第2の実施例で述べたように、スマートPAの利用と判定し(ステップS305)、指定施設を経由地に設定し(ステップS306)、経由地を通るルート2、3の探索、案内が行われる(ステップS307)。
【0050】
第3の実施例によれば、予め求められているルートに従って首都高速道路を降りた場合には、ユーザーにとって不要であろうスマートPAの利用に関する経路案内を無くすことができる。
【0051】
次に、本発明の第4の実施例について図11のフローチャートを参照して説明する。指定出口判定部150によって首都高速道路の出口が指定出口に該当するか否か判定され(ステップS401)、第1、第2の実施例のときのように指定施設が経由地に設定される。次に、施設利用判定部160は、自車位置が指定施設から離れているか否かを判定する(ステップS402)。この判定は、自車の絶対位置と指定施設の絶対位置間の距離がしきい値を超えるか否か、あるいは自車から指定施設までの道なりの距離がしきい値を超えるか否か、あるいは指定施設までのルート2から自車が逸脱したか否かによって行われる。
【0052】
施設利用判定部160は、自車が指定施設から離れていると判定した場合には、指定施設が利用されないと判定する(ステップS403)。この判定が行われた場合には、経由地設置部152による指定施設の設定が取り消され(ステップS404)、ルート探索プログラム104は、目的地までのルートを再探索する(ステップS405)。他方、自車位置が指定施設に近づいている場合には、指定施設が利用されると判定し(ステップS406)、経由地は維持され(ステップS407)、ルート2、3が案内される(ステップS407)。第4の実施例によれば、指定施設、すなわちスマートPAの利用か否かを的確に判定することができる。
【0053】
次に、本発明の第5の実施例について図12のフローチャートを参照して説明する。第5の実施例は、指定出口と判定された場合に(ステップS501)、施設利用判定部160は、自車が一定時間内に指定施設に到着したか否かを判定する(ステップS502)。一定時間以内に到着しなかった場合には、指定施設が利用されないと判定し(ステップS504)、指定施設の経由地の設定が取り消される(ステップS504)。これ以外は、第4の実施例と同様である。
【0054】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0055】
1:路側ETC装置 2:車載ETC装置
10:ナビゲーション装置 20:バスインターフェース(I/F)
30:GPS受信機 40:VICS・FM多重レシーバ
50:入力部 60:通信制御部
70:記憶部 80:音声出力部
90:表示制御部 100:プログラムメモリ
110:データメモリ 120:制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的地までの経路を探索する機能を備えたナビゲーション装置であって、
自車位置を検出する検出手段と、
経路を探索する探索手段と、
前記探索手段によって探索された経路を道路地図上に表示して案内する案内手段と、
有料道路の指定出口から退場し、前記指定出口に関連する指定施設を利用し、前記指定出口に関連する指定入口から一定時間以内に有料道路に再入場したとき当該有料道路の連続利用とみなすサービスを提供する有料道路であって、前記探索手段によって前記有料道路を利用する誘導経路が探索されており、自車が前記有料道路の出口から退場するとき、当該出口が前記指定出口に該当するか否か判定する判定手段と、
前記出口が前記指定出口に該当すると判定されたとき、前記指定施設を経由地に設定する設定手段とを有し、
前記探索手段は、前記指定施設が経由地となるような誘導経路を探索する、ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記探索手段は、前記指定出口から前記指定施設を経由して前記指定入口を通る誘導経路を探索する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
ナビゲーション装置はさらに、前記指定出口を退場した時点からの時間経過を計測する計測手段と、
前記計測手段による計測結果に基づき、前記指定施設を経由する誘導経路の利用により前記一定時間内に前記指定入口に到着できるか否かを判定する到着可否判定手段とを有し、
前記到着可否判定手段によって前記指定入口に前記一定時間内に到着することができないと判定されたとき、前記探索手段は、目的地までの他の経路を再探索する、請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記到着可否判定手段による判定は、前記指定施設を利用した後に行われる、請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記指定入口に前記一定時間内に到着することができないと判定されたとき、前記探索手段は、目的地までの複数の推奨経路を再探索し、当該複数の推奨経路の中からユーザーによって選択された推奨経路を誘導経路に選択する、請求項3または4に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
有料道路を退場する出口が前記指定出口に該当すると判定された場合であっても、当該出口が既に探索されている前記誘導経路上の出口に一致する場合には、前記設定手段は、前記指定施設を経由地に設定しない、請求項1ないし5いずれか1つに記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
ナビゲーション装置はさらに、前記検出手段によって検出された自車位置から前記指定施設までの距離を算出し、当該算出された距離に基づき前記指定施設が利用されるか否かを判定する施設利用判定手段を含み、
前記施設利用判定手段により指定施設が利用されないと判定されたとき、前記設定手段は、前記指定施設を経由地に設定しないかまたは経由地の設定を取消す、請求項1ないし6いずれか1つに記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
ナビゲーション装置はさらに、前記指定出口を通過した時点からの自車の走行時間に基づき前記指定施設が利用されるか否かを判定する施設利用判定手段を含み、前記施設利用判定手段により指定施設が利用されないと判定されたとき、前記設定手段は、前記指定施設を経由地に設定しないかまたは経由地の設定を取消す、請求項1にないし6いずれか1つ記載のナビゲーション装置。
【請求項9】
前記設定手段が指定施設を経由地に設定しないがまたは経由地の設定を取り消したとき、前記探索手段は、目的地までの他の経路を再探索する、請求項7または8に記載のナビゲーション装置。
【請求項10】
有料道路の指定出口から退場し、前記指定出口に関連する指定施設を利用し、前記指定出口に関連する指定入口から一定時間以内に有料道路に再入場したとき当該有料道路の連続利用とみなすサービスを提供する有料道路を利用するときのナビゲーション装置の経路案内方法であって、
前記有料道路を利用する誘導経路を案内するステップと、
自車が有料道路の出口を退場するとき、当該出口が前記指定出口に該当するか否かを判定するステップと、
前記出口が指定出口に該当すると判定されたとき、前記指定出口に関連する指定施設を経由地に設定するステップと、
前記指定施設が経由地となるような誘導経路を探索するステップと、
探索された誘導経路を道路地図上に表示して案内するステップと、
を有する経路案内方法。
【請求項11】
前記探索するステップは、前記指定出口から前記指定施設を経由して前記指定入口を通る誘導経路を探索する、請求項10に記載の経路案内方法。
【請求項12】
経路案内方法はさらに、前記指定出口を退場した時点からの時間経過を計測するステップと、
前記計測結果に基づき、前記指定施設を経由する誘導経路の利用により前記一定時間内に前記指定入口に到着できるか否かを判定するステップとを有し、
前記指定入口に前記一定時間内に到着することができないと判定されたとき、前記探索するステップは、目的地までの他の経路を再探索する、請求項10または11に記載の経路案内方法。
【請求項13】
前記一定時間内に到着できるか否かを判定するステップは、前記指定施設を利用した後に判定する、請求項12に記載の経路案内方法。
【請求項14】
前記指定入口に前記一定時間内に到着することができないと判定されたとき、前記探索するステップは、目的地までの複数の推奨経路を再探索し、当該複数の推奨経路の中からユーザーによって選択された推奨経路を誘導経路に選択する、請求項12または13に記載の経路案内方法。
【請求項15】
有料道路を退場する出口が前記指定出口に該当すると判定された場合であっても、当該出口が既に探索されている前記誘導経路上の出口に一致する場合には、前記設定するステップは、前記指定施設を経由地に設定しない、請求項10ないし14いずれか1つに記載の経路案内方法。
【請求項16】
有料道路の指定出口から退場し、前記指定出口に関連する指定施設を利用し、前記指定出口に関連する指定入口から一定時間以内に有料道路に再入場したとき当該有料道路の連続利用とみなすサービスを提供する有料道路を利用するときのナビゲーション装置が実行する経路案内プログラムであって、
前記有料道路を利用する誘導経路を案内するステップと、
自車が有料道路の出口を退場するとき、当該出口が前記指定出口に該当するか否かを判定するステップと、
前記出口が指定出口に該当すると判定されたとき、前記指定出口に関連する指定施設を経由地に設定するステップと、
前記指定施設が経由地となるような誘導経路を探索するステップと、
探索された誘導経路を道路地図上に表示して案内するステップと、
を有する経路案内プログラム。
【請求項17】
前記探索するステップは、前記指定出口から前記指定施設を経由して前記指定入口を通る誘導経路を探索する、請求項16に記載の経路案内プログラム。
【請求項18】
経路案内プログラムはさらに、前記指定出口を退場した時点からの時間経過を計測するステップと、
前記計測結果に基づき、前記指定施設を経由する誘導経路の利用により前記一定時間内に前記指定入口に到着できるか否かを判定するステップとを有し、
前記指定入口に前記一定時間内に到着することができないと判定されたとき、前記探索するステップは、目的地までの他の経路を再探索する、請求項16または17に記載の経路案内プログラム。
【請求項19】
前記一定時間内に到着できるか否かを判定するステップは、前記指定施設を利用した後に判定する、請求項18に記載の経路案内プログラム。
【請求項20】
前記指定入口に前記一定時間内に到着することができないと判定されたとき、前記探索するステップは、目的地までの複数の推奨経路を再探索し、当該複数の推奨経路の中からユーザーによって選択された推奨経路を誘導経路に選択する、請求項18または19に記載の経路案内プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−158311(P2011−158311A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−18967(P2010−18967)
【出願日】平成22年1月29日(2010.1.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】