説明

バッテリパック

【課題】バッテリパックに関するもので、出荷期間の間に不必要に消費される消費電流を防止して、バッテリパックの保存期間を延ばす。
【解決手段】バッテリセル110、充放電スイッチ150及びバッテリセル110の電圧によって充放電スイッチ150を制御するマイコン140を含むバッテリパック100において、バッテリパック100の出荷期間にバッテリパックをシャットダウンさせるシップモードを有するバッテリパックを開示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリパックに関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近になってセルラーフォン、ノート型パソコン、キャムコーダなどのコンパクトで軽量化された携帯用電子/電気機器らが活発に開発及び生産されている。そして、前記携帯用電子/電気機器らは別途の電源が具備されない場所でも作動できるようにバッテリパックを内蔵している。前記バッテリパックは、経済的な側面を考慮してニッケル-カドミウム(Ni-Cd)電池、ニッケル-水素(Ni-MH)電池及びリチウム(Li)電池で代表される、充放電が可能な二次電池を利用したバッテリパックが一般に使用される。
【0003】
このうち、前記リチウム二次電池を利用したバッテリパックは、前記ニッケル-カドミウム電池またはニッケル-水素電池を利用したバッテリパックに比べて作動電圧が3倍程度高くて、単位重量当たりのエネルギー密度が高く、前記携帯用電子/電気機器に広く使用されている。前記リチウム二次電池は、使用する電解質の種類によって液体電解質を使用するリチウムイオン電池と高分子電解質を使用するリチウムポリマー電池で区分するか、または製造される形状によって円筒状、角形及びパウチ型で区分する。
【0004】
一般的なリチウム二次電池を利用したバッテリパックは、ベアセル及び前記ベアセルと電気的に連結されて、前記ベアセルの過充電及び過放電を防止するための保護回路基板を含んで、前記ベアセルと保護回路基板を固定させるために通常的に樹脂またはホットメルトなどのモールディング材を利用して、前記ベアセルと保護回路基板との間の空間を満たすモールディング工程を遂行する。ここで、前記ベアセルは、それぞれの電極活物質が塗布された集電体に電極タブが連結された正極板、負極板及び前記正極板と負極板との間に位置するセパレータを含む電極組立体を上端部が開口された缶に収納して、前記上端開口部をキャップ組立体で密封して形成する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述したバッテリパックは、一定容量を充電して出荷される。それで、前記バッテリパックは、出荷期間以後に最終使用者が最初使用する時、別途の充電なしに使用することができる。ここで、出荷期間は、バッテリパックの製造工程が完了された以後の出荷時点から、最終使用者が前記バッテリパックを外部装置に装着する時点までである。すなわち、前記バッテリパックの出荷期間は、バッテリパックが出荷された時点から、最終使用者が外部装置に取り付けるためにバッテリパックを購買する以前までに見られる。それで、それぞれのバッテリパックの出荷期間は一定でないこともある。このようなバッテリパックは出荷期間が長くなるようになれば、内部消費電流によって、充電量がすべて放電されて、最終使用者が最初使用以前に別途の充電をしなければならない問題点が発生された。
【0006】
本発明は、前述した従来の問題点を克服するためのものであり、本発明の目的は、外部に装着されたスイッチを通じてバッテリパックの作動をシャットダウンさせることにより、出荷期間に消費電流を減らすことができるし、保存期間を延ばすことができるバッテリパックを提供することにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、マイコンがオフ状態で保管されて、出荷時に誤作動を防止して安全性を確保することができるバッテリパックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために本発明によるバッテリパックは、バッテリセル、充電スイッチ、放電スイッチ及び前記バッテリセルの電圧によって前記充電スイッチ及び放電スイッチを制御するマイコンを含むバッテリパックにおいて、前記バッテリパックは出荷期間に前記バッテリパックをシャットダウンさせるシップモードを有することができる。
【0009】
前記バッテリパックは、前記マイコンと電気的に連結されたモードスイッチを通じて前記シップモードに進入されることができる。
【0010】
前記モードスイッチは、前記バッテリの残量を確認するためのスイッチとして使用されることができる。
【0011】
前記バッテリパックが前記シップモードである時、前記充電スイッチ及び放電スイッチがすべてオフされることができる。
【0012】
前記バッテリパックが前記シップモードである時、前記バッテリパックの消費電流が2ないし3uA/hrであることがある。
【0013】
前記バッテリパックの消費電流は、前記バッテリパックの第1電源電圧端子に連結された電流プローブを通じて測定または、前記バッテリセルとグラウンドとの間に連結された電流計を通じて測定されることができる。
【0014】
前記した目的を達成するために本発明によるバッテリパックは、バッテリセル、充電スイッチ、放電スイッチ及び前記バッテリセルの電圧によって前記充電スイッチ及び放電スイッチを制御するマイコンを含むバッテリパックにおいて、前記バッテリパックは前記充電スイッチ及び前記放電スイッチを同時にオフさせるモードスイッチを含むことができる。
【0015】
前記マイコンは、前記バッテリパックが充電装置に結合される時前記充電装置から供給される電源によって作動して、前記バッテリパックがノーマルモードになるように前記充電スイッチ及び前記放電スイッチをオンさせることができる。
【0016】
前記バッテリパックは、シャットダウン状態であるシップモードであることができる。
【0017】
前記シップモードで消費電流は、前記バッテリセルに流れる自家放電電流であることがある。
【0018】
前記した目的を達成するために本発明によるバッテリパックは、バッテリセルと、モードスイッチと、前記バッテリセルと電気的に連結されて、前記バッテリの放電を制御する放電スイッチと、該放電スイッチと電気的に連結されて、前記バッテリの充電を制御する充電スイッチと、前記モードスイッチのオン及びオフ動作によるコードを分析して、前記放電スイッチと前記充電スイッチのオン及びオフを制御するマイコンを含むことができる。
【0019】
前記モードスイッチのスイチング動作によって、点灯されて前記バッテリセルの残量を表示するLED部をさらに含むことができる。
【0020】
前記マイコンは、前記モードスイッチのスイチング信号を感知するスイチング感知部と、該スイチング感知部で感知された信号によって、前記LEDを点灯させるLED駆動部と、前記モードスイッチのスイチング信号を分析するコード分析部と、該コード分析部の分析結果によって前記バッテリパックのモードを設定するモード設定部と、前記モード設定部の設定されたモードによって前記充電スイッチ及び前記放電スイッチの動作を駆動するスイチング駆動部及び前記スイチング感知部で感知された信号によって前記LEDの点灯信号を生成して前記LED駆動部を制御して、前記コード分析部の分析結果によって前記モード設定部を制御して、前記モード設定部の設定されたモードによって前記スイチング駆動部を制御する制御部を含むことができる。
【0021】
前記マイコンは、前記バッテリセルの電圧、電流及び温度をセンシングするセンシング部と、該センシング部でセンシングされた電圧電流及び温度によって前記バッテリセルの残量を計算する残量計算部及び前記センシング部でセンシングされた電圧、電流及び温度を保存するメモリーをさらに含むことができる。
【0022】
前記制御部は、前記コード分析部で分析されたコードが前記制御部に保存されている保存コードである場合に、前記モード設定部を通じて前記バッテリパックのモードをシップモードで設定することができる。
【0023】
前記制御部は、前記バッテリパックがシップモードである時、前記スイッチ駆動部を通じて前記放電スイッチ及び前記充電スイッチをすべてオフさせることができる。
【0024】
前記充電スイッチと前記放電スイッチがオンされると、前記バッテリパックはスリープモードになることができる。
【0025】
前記スリープモードでは前記バッテリセル、前記放電スイッチ及び前記充電スイッチを通じて前記マイコンに電源が供給されることができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によるバッテリパックは、外部に装着されたスイッチを通じてバッテリパックの作動をシャットダウンさせることにより、出荷期間に消費電流を減らして、バッテリパックの保存期間を延ばすことができるようになる。
【0027】
また、本発明によるバッテリパックは、マイコンがオフ状態で保管されて、出荷時に誤作動を防止して、安全性を確保することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態によるバッテリパックを示した概略的なブロック図である。
【図2】図1のモードスイッチの動作タイミング図である。
【図3】図1のバッテリパックの作動モードの変更方法を示した流れ図である。
【図4】本発明の他の実施形態によるバッテリパックを示した概略的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0030】
図1を参照すると、本発明の一実施形態によるバッテリパックを示したブロック図が示されている。
【0031】
図1に示すように、バッテリパック100は、バッテリセル110、モードスイッチ120、LED部130、マイコン140及び充放電スイッチ150を含むことができる。ここで、前記充放電スイッチ150は、充電スイッチ(CFET)と放電スイッチ(DFET)を含むことができる。そして、前記バッテリパック100は、前記バッテリセル110に流れる電流を感知するための電流センス抵抗(R)と、温度を測定するための温度センサ(t)をさらに含むことができる。そして、前記バッテリパック100は、バッテリセル110の充電または放電のための正極端子161、バッテリセル110の充電または放電のための陰極端子162及び外部装置との通信のための通信端子163をさらに含むことができる。この時、前記正極端子161は前記バッテリセル110の正極に、前記陰極端子162は前記バッテリセル110の陰極に、前記通信端子163は前記マイコン140に、それぞれ電気的に連結されることができる。
【0032】
前記バッテリセル110は、直列で多数個が連結されることができる。ここで、前記バッテリセル110の個数を限定するものではない。前記各バッテリセル110はおおよそ4.2Vまで充電可能なリチウムイオン電池であることができるが、これで本発明を限定するものではない。前記バッテリセル110は、前記充放電スイッチ150と電気的に連結されて、前記マイコン140と電気的に連結されることができる。
【0033】
前記モードスイッチ120は、オンまたはオフ動作が可能なスイッチである。前記モードスイッチ120は前記バッテリパック100の外部に装着されて、オンまたはオフ動作されることができるプッシュボタンスイッチ(push button switch)であることがあるが、これで本発明を限定するものではない。前記モードスイッチ120は、前記マイコン140と電気的に連結される。前記モードスイッチ120はオンまたはオフ動作時オンまたはオフ動作信号を前記マイコン140に伝送する。前記モードスイッチ120は、前記バッテリパック100の外部に装着されたスイッチでオンまたはオフ動作を通じて前記バッテリパック100の作動モードを設定することができる。前記モードスイッチ120は、前記LED部130の作動を制御するスイッチで使用されることができる。この時、前記モードスイッチ120がオンされると、前記LED部130を通じてバッテリの残量を確認することができる。すなわち、前記モードスイッチ120はバッテリの残量を確認するためのスイッチとして使用されることができる。
【0034】
前記LED部130は、複数のLED(Light Emitted Diode)が配列されてなされることができる。すなわち、前記LED部130は複数のLEDが一列または複数列で配列されてなされることができる。前記LED部130は、前記マイコン140と電気的に連結される。前記LED部130は、前記モードスイッチ120がオンされると、前記マイコン140を通じて印加される信号によって、前記複数のLEDを点灯することができる。この時、前記マイコン140で印加される信号は、前記モードスイッチ120のオン及びオフ動作によって生成されることができる。前記LED部130は、前記バッテリパック100の外部に装着されて、前記モードスイッチ120がオンされると、前記バッテリセル110の残量と対応されるLED個数程度発光する。すなわち、前記LED部130は、発光するLED個数を通じて前記バッテリセル110の残量を表示することができる。
【0035】
前記マイコン140は、リチウムイオン電池用で製造された多様な種類のマイクロコンピュータであることができるが、これで本発明を限定するものではない。前記マイコン140は、前記バッテリセル110、前記モードスイッチ120、前記LED部130、前記充放電スイッチ150と電気的に連結される。前記マイコン140は、前記モードスイッチ120のオン及びオフ動作によるコードを分析して、前記充放電スイッチ150のオン及びオフを制御して、前記バッテリパック100の作動モードを設定することができる。前記マイコン140は、センシング部141、残量計算部142、スイチング感知部143、LED駆動部144、コード分析部145、モード設定部146、制御部147、スイッチ駆動部148及びメモリー149を含むことができる。
【0036】
前記センシング部141は、残量計算部142と前記制御部147に電気的に連結される。前記センシング部141は、複数の前記バッテリセル110の電圧、電流及び温度をセンシングする。すなわち、前記センシング部141は複数の前記バッテリセル110の両端に電圧をセンシングして、前記温度センサ(t)を通じて温度をセンシングして、前記電流センス抵抗(R)を通じて電流をセンシングする。そして、前記センシング部141は、センシングされた電圧、電流及び温度を前記残量計算部142と前記制御部147に伝達する。
【0037】
前記残量計算部142は、前記センシング部141と前記制御部147に電気的に連結される。前記残量計算部142は、前記センシング部141を通じてセンシングされた前記バッテリセル110の電圧、電流及び温度によるバッテリセル110の残量を計算する。前記残量計算部142は、計算された前記バッテリセル110の残量を前記制御部147に伝達する。
【0038】
前記スイチング感知部143は、前記モードスイッチ120と前記制御部147に電気的に連結される。前記スイチング感知部143は、前記モードスイッチ120のオン及びオフ動作を感知する。前記スイチング感知部143は、前記モードスイッチ120のオン及びオフ動作を前記制御部147に伝送する。
【0039】
前記LED駆動部144は、前記LED部130と前記制御部147に電気的に連結される。前記LED駆動部144は、前記モードスイッチ120がオンされる時信号を、前記制御部147を通じて印加されて、前記LED部130を駆動する。この時、前記LED駆動部144は前記制御部147で印加される前記バッテリセル110の残量と対応されるように前記LED部130を発光させる。すなわち、前記LED駆動部144は、前記バッテリセル110の残量と対応される個数程度の前記LED部130のLEDを発光する。
【0040】
前記コード分析部145は、前記制御部147と電気的に連結される。前記コード分析部145は前記スイチング感知部143で感知された前記モードスイッチ120のオン及びオフ信号を、前記制御部147を通じて印加されてコード化して分析する。そして、前記コード分析部145は分析されたコードを前記制御部147で印加する。この時、前記制御部147は、分析されたコードを前記メモリー149にあらかじめ保存された特定コードと比べる。このような前記コード分析部145の作動は、前記モードスイッチ120を通じて制御されるので、モードスイッチ120の動作タイミング図である図2で詳しく説明しようとする。
【0041】
前記モード設定部146は、前記制御部147と電気的に連結される。前記モード設定部146は、前記コード分析部145で印加されたコードと前記制御部147にあらかじめ設定された特定コードを比べた結果を印加されて、モードを設定する。前記モード設定部146のモードは、ノーマルモード(normal mode)、スリープモード(sleep mode)及びシップモード(Ship mode)であることがある。前記ノーマルモードは、前記バッテリパック100が、充放電ができる通常的な作動モードである。前記スリープモードは、前記バッテリパック100が待機状態であるモードである。前記シップモードは、前記バッテリパック100が、作動が中断されるシャット-ダウン(Shut down)状態のモードである。前記モード設定部146は、前記メモリー149に保存されているコードと前記コード分析部145で印加されるコードが同一な場合に、バッテリパック100がシャット-ダウン状態になるようにシップモードで設定することができる。すなわち、前記バッテリパック100は、外部に装着された前記モードスイッチ120を通じてバッテリパック100の作動モードを設定することができる。
【0042】
前記制御部147は、前記センシング部141、前記残量計算部142、前記スイチング感知部143、前記LED駆動部144、前記コード分析部145、前記モード設定部146、前記スイッチ駆動部148及び前記メモリー149と電気的に連結される。前記制御部147は、前記センシング部141でセンシングされた前記バッテリセル110の電圧、温度及び電流に関する情報を印加されて、前記メモリー149に保存することができる。そして、前記制御部147は前記残量計算部142で印加される前記バッテリセル110の残量に関する情報を前記LED駆動部144で印加して、前記LED部130を通じてバッテリセル110の残量を表示させる。前記制御部147は、前記スイチング感知部143で前記モードスイッチ120がオンされる時、前記LED駆動部144を通じて前記LED部130を駆動する。そして、前記制御部147は前記スイチング感知部143で感知された前記モードスイッチ120のオン及びオフ信号を時間による信号に変換して、前記コード分析部145で印加して、前記コード分析部145でコード化して分析された前記モードスイッチ120のオン及びオフコードを印加される。そして、前記制御部147は前記コード分析部145で印加された前記モードスイッチ120のオン及びオフコードと前記メモリー149にあらかじめ保存されているコードを比べる。そして、前記制御部147は前記コードによってモードを設定するように、前記モード設定部146でモード設定信号を印加する。前記制御部147は、前記モード設定部146で設定されたモードで前記バッテリパック100が作動するように、スイッチ駆動部148を通じて前記充放電スイッチ150にオン及びオフさせる。すなわち、前記制御部147は、前記センシング部141、前記残量計算部142、前記スイチング感知部143、前記コード分析部145及び前記モード設定部146で印加された信号によって前記LED駆動部144、前記コード分析部145、前記モード設定部146及び前記スイッチ駆動部148を制御する。
【0043】
前記スイッチ駆動部148は、前記制御部147及び充放電スイッチ150と電気的に連結される。前記スイッチ駆動部148は、前記モード設定部146で設定されたモードによる信号を、前記制御部147を通じて印加されて、前記充放電スイッチ150を駆動させる。前記スイッチ駆動部148は、前記モード設定部146で設定されたモードがノーマルモードまたはスリープモードなら、前記充電スイッチ(CFET)と放電スイッチ(DFET)をすべてオンさせる。この時、前記充電スイッチ(CFET)及び放電スイッチ(DFET)がすべてオンされると、前記バッテリパック100は、スリープモードになる。スリープモードでは前記バッテリセル110、放電スイッチ(DFET)及び充電スイッチ(CFET)を通じてマイコン140に電源が供給されることができる。そして、前記バッテリパック100は、一定時間の間隔でスリープモードからノーマルモードにモードが変更される。すなわち、前記バッテリパック100は、待機状態であるスリープモードで、マイコン140が作動するノーマルモードで、一定周期でモードが変更される。それで、前記バッテリパック100は、ノーマルモードである時とスリープモードである時電流消費量が同一であるか、または前記ノーマルモードである時電流消費量がさらに大きくなることがある。そして、前記スイッチ駆動部148は、前記モード設定部146で設定されたモードがシップモードであると、前記充電スイッチ(CFET)と前記放電スイッチ(DFET)をすべてオフさせる。すなわち、前記スイッチ駆動部148は、前記モード設定部146で設定されたモードによって前記バッテリパック100が作動するように、前記充放電スイッチ150にオンまたはオフさせる。
【0044】
前記メモリー149は、前記制御部147と電気的に連結される。前記メモリー149は前記制御部147を通じて印加される前記センシング部141でセンシングされた前記バッテリセル110の電圧、電流及び温度に関する情報を保存することができる。そして、前記メモリー149は前記バッテリセル110の電圧、電流及び温度によるバッテリセル110の残量に関する情報を保存することができる。そして、前記メモリー149は前記バッテリパック100のモードを設定するための特定コードが保存されている。そして、前記メモリー149は前記バッテリパック100が外部装置(図示せず)に装着されると、保存された前記バッテリセル110の残量を外部装置に送って、前記外部装置で表示する。
【0045】
前記充放電スイッチ150は、それぞれの制御電極が前記スイッチ駆動部148に電気的に連結される。すなわち、前記充放電スイッチ150は、前記スイッチ駆動部148で印加される信号によってオンまたはオフされることができる。前記充電スイッチ(CFET)は、第1電極(ソース)が充放電端子161に電気的に連結されて、第2電極(ドレイン)が前記放電スイッチ(DFET)に電気的に連結される。そして、前記放電スイッチ(DFET)は、第1電極が前記バッテリセル110に電気的に連結されて、第2電極が前記充電スイッチ(CFET)の第2電極に電気的に連結される。そして、前記充電スイッチ(CFET)及び放電スイッチ(DFET)は電界効果トランジスターで、第2電極から第1電極方向に内部寄生ダイオードが形成されることができる。前記充電スイッチ(CFET)及び放電スイッチ(DFET)は、オン及びオフされて、過充電及び過放電を防止することができる。また、前記充電スイッチ(CFET)及び放電スイッチ(DFET)は、バッテリパック100の外部に装着された前記モードスイッチ120の動作によって分析されたコードを通じて、前記バッテリパック100のモードを設定することができる。すなわち、前記バッテリパック100は、外部に装着されたモードスイッチ120を通じてモード設定を手軽く変更することができる。
【0046】
前記バッテリパック100が前記スリープモードまたは前記ノーマルモードである時、前記充電スイッチ(CFET)と前記放電スイッチ(DFET)がすべてオンされる。それで、電流は前記充電スイッチ(CFET)と前記放電スイッチ(DFET)を通じてバッテリパック100内部に流れるようになる。しかし、前記シップモードの前記バッテリパック100は前記充電スイッチ(CFET)及び放電スイッチ(DFET)がすべてオフされる。それで、前記バッテリパック100は、前記マイコン140と前記バッテリセル110との間に自家放電電流だけが流れることができる。
【0047】
それで、前記バッテリパック100は、マイコン140がオフ状態で保管されて、出荷時バッテリパック100の誤作動を防止して、安全性を確保することができる。一般にバッテリパック100は消費電流がノーマルモードまたはスリープモードである時200ないし300uA/hrであり、シャット-ダウン状態であるシップモードである時2ないし3uA/hrである。すなわち、前記バッテリパック100は、シップモードである時、消費電流量がノーマルモードまたはスリープモードである時に比べてさらに少ないことがある。
【0048】
前記バッテリパック100は、出荷時外部に装着されたモードスイッチ120を通じて作動モードをシップモードに変換して出荷することができる。それで、前記バッテリパック100は、ノーマルモードまたはスリープモードである時消費する不必要な消費電流を防止することができて、出荷期間の間にバッテリパック100の保存期間を延ばすことができる。この時、出荷期間は前記バッテリパック100の製造工程が完了した以後から、最終使用者が前記バッテリパック100を外部装置に装着する時点までに見られる。そして、前記バッテリパック100は、外部装置に装着されると、前記充電スイッチ(CFET)と放電スイッチ(DFET)がオンされて、作動モードが変換されることができる。例えば、前記バッテリパック100が充電装置に結合される時前記バッテリパック100に内蔵したマイコン140が前記充電装置から電源を供給されて作動して、前記マイコン140が前記充電スイッチ(CFET)と放電スイッチ(DFET)にオンさせて、バッテリパック100がノーマルモードになるようにする。
【0049】
図2を参照すると、図1のモードスイッチの動作タイミング図の一例が示されている。
【0050】
図2に示されたところのように、前記モードスイッチ120の動作タイミング図は、第1期間(T1)、第2期間(T2)、第3期間(T3)及び第4期間(T4)を含む。そして、前記第1期間(T1)ないし第4期間(T4)はそれぞれ駆動期間(T1a、T2a、T3a、T4a)及び遅延期間(T1b、T2b、T3b、T4b)を含む。
【0051】
前記モードスイッチ120は、タイミング図がローレベルである駆動期間(T1a、T2a、T3a、T4a)にオンされて、ハイレベルである遅延期間(T1b、T2b、T3b、T4bにオフされる。そして、前記モードスイッチ120はオンされると、前記モードスイッチ120のオンされる時間を測定するために、前記マイコン140のタイマ(図示せず)が作動することができる。
【0052】
前記各遅延期間(T1b、T2b、T3b、T4b)は、駆動期間(T1a、T2a、T3a、T4a)で認識の誤りを防止するための期間であり、マイコン140の作動遅延による誤りを防止するための期間である。また、前記各遅延期間(T1b、T2b、T3b、T4b)間には前記各駆動期間(T1a、T2a、T3a、T4a)に前記モードスイッチ120が既にオンされた状態であるので、前記LED部130がずっと発光することができる。前記各遅延期間(T1b、T2b、T3b、T4b)はマイコン140の作動遅延による誤りを防止するためにおおよそ5秒で設定することができるが、本発明でこれを限定するものではない。そして、図2では、前記各遅延期間(T1b、T2b、T3b、T4b)は縮小して示した。
【0053】
前記駆動期間(T1a、T2a、T3a、T4a)は、前記モードスイッチ120がオンされる時間が1秒(1sec)以上なら“1”にコーディング(Cording)されて、オンされる時間が1秒(1sec)未満なら“0”にコーディングする。この時、前記モードスイッチ120のオン及びオフに対するコーディングは前記コード分析部145でなされる。
【0054】
前記モードスイッチ120のタイミング図は、1秒(1sec)以上の第1期間(T1)の第1駆動期間(T1a)、第2期間(T2)の第2駆動期間(T2a)及び第4期間(T4)の第4駆動期間(T4a)に“1”にコーディングされることができる。そして、モードスイッチ120のタイミング図は1秒(1sec)未満の第3期間(T3)の第3駆動期間(T3a)に“0”にコーディングされることができる。
【0055】
すなわち、図2に示されたタイミング図は、“1101”にコード化される。この時、前記バッテリパック100は、前記マイコン140のメモリー149に保存された特定コードが“1101”なら、シップモードになってシャット-ダウン状態になることができる。そして、前記バッテリパック100は、前記マイコン140のメモリー149に保存された特定コードが“1101”以外の他のコードなら、以前モードを持続して維持することができる。
【0056】
前記モードスイッチ120のタイミング図は、4bitのデジタル信号のように解釈されたが、本発明でこれを限定するものではない。すなわち、前記バッテリパック100をシップモードに変更するための信号は、前記モードスイッチ120が単純に前記LED部130を発光させるための信号と区別されるように、前記モードスイッチ120の複数回のスイチング動作で多様に設定することができる。
【0057】
図3を参照すると、図1のバッテリパックの作動モード変更方法を示した流れ図が示されている。
【0058】
図3に示されたところのように、前記バッテリパックの作動モード変更方法は、スイッチ動作感知段階(S1)、LED部オン段階(S2)、コード分析段階(S3)、シップモード進入段階(S4)及びLED部オフ段階(S5)を含む。
【0059】
前記スイッチ動作感知段階(S1)は、前記モードスイッチ120の動作を、前記スイチング感知部143を通じて感知する段階である。そして、前記モードスイッチ120がオンされると、前記スイッチ動作感知段階(S1)は、LED部オン段階(S2)に進行されて、前記モードスイッチ120がオフされると、作動モード変更なしに終了する。
【0060】
前記LED部オン段階(S2)は、前記バッテリセル110の残量と対応されるように前記LED部130を発光させる段階である。すなわち、前記LED部オン段階(S2)では、前記スイッチ動作感知段階(S1)で前記モードスイッチ120がオンされるので、LED駆動部144を通じて前記LED部130を発光させる。
【0061】
前記コード分析段階(S3)は、前記モードスイッチ120のオン及びオフ動作をコード化する段階である。前記コード分析段階(S3)では、コード分析部145は前記制御部の制御下に前記モードスイッチ120のオン及びオフ動作を印加されて、コーディングして分析する。この時前記モードスイッチ120がオンされると、前記制御部147のタイマを通じて前記モードスイッチ120がオンされる時間を測定することができる。そして、前記コード分析部145は、前記モードスイッチ120がオンされる時間が一定時間より長い時と短い時を他のコードで分析することができる。そして、前記制御部147はあらかじめ保存されている特定コード(A)を前記コード分析部145で分析されたコードと比べる。前記コード分析段階(S3)は、コード分析部145で分析されたコードが特定コード(A)と同一であると、シップモード進入段階(S4)に進行して、コード分析部145で分析されたコードが特定コード(A)と相異であると、モード変更なしに終了される。
【0062】
前記シップモード進入段階(S4)は、コード分析部145で分析されたコードが制御部147に保存されている特定コード(A)と同一である場合に、前記バッテリパック100のモードをシップモードに変更する段階である。この時、前記制御部147は前記スイッチ駆動部148を通じて前記充電スイッチ(CFET)及び放電スイッチ(DFET)をすべてオフさせる。それで、前記バッテリパック100は、出荷時誤作動を防止して安全性を確保することができる。前記シップモードは、前記バッテリパック100の作動が中断されるシャット-ダウン(Shut down)状態のモードである。すなわち、前記バッテリパック100は、外部に装着された前記モードスイッチ120を通じてバッテリパック100の作動モードを設定することができる。
【0063】
前記LED部オフ段階(S5)は、前記バッテリパック100がシップモードになって前記マイコン140もオフされて、前記LED部オン段階(S2)でオンされながら発光した前記LED部130をオフさせる段階である。
【0064】
図4を参照すると、本発明に他の実施例によるバッテリパックを示したブロック図が示されている。
【0065】
図4に示されたところのように、前記バッテリパック200は、バッテリセル110、モードスイッチ120、LED部130、マイコン140、充放電スイッチ150、モード確認部270及び電流計280を含むことができる。この時、前記充放電スイッチ150は、充電スイッチ(CFET)と放電スイッチ(DFET)を含むことができる。そして、前記バッテリパック200は、前記バッテリセル110に流れる電流を感知するための電流センス抵抗(R)と、温度を測定するための温度センサ(t)をさらに含むことができる。そして、前記バッテリパック200は、バッテリセル110の充電及び放電のための正極端子161、バッテリセル110の充電または放電のための陰極端子162及び外部装置との通信のための通信端子163をさらに含むことができる。
【0066】
前記バッテリパック200のバッテリセル110、モードスイッチ120、LED部130、マイコン140及び充放電スイッチ150は、前記図1に示されたバッテリパック100と同一である。それで、バッテリパック200でバッテリパック100と相異なモード確認部270及び電流計280を主として説明しようとする。
【0067】
前記モード確認部270は、前記温度センサ(t)の一端と他端とに電気的に連結される。前記モード確認部270は、前記温度センサ(t)の一端と他端との間の波形を測定して、前記バッテリパック200のモードを判断することができる。この時、前記マイコン140のセンシング部141は印加された前記バッテリセル110の電圧、電流及び温度に関するアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/Dコンバータをさらに含むことができる。そして、前記センシング部141は、周期的に電圧、電流及び温度に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して、前記制御部147に伝達する。そして、前記マイコン140で、前記センシング部141がアナログ信号をデジタル信号変換する時ごとに、周期的に電流が発生される。それで、前記バッテリパック200がノーマルモードまたはスリープモードなら、前記温度センサ(t)に電気的に連結された前記モード確認部270を通じて一定波形が周期的に検出される。しかし、前記バッテリパック200がシップモードなら、前記マイコン140がオフ状態になるので、前記温度センサ(t)に電気的に連結された前記モード確認部270を通じて波形が検出されない。それで前記バッテリパック200は前記モード確認部270を通じて波形が検出されなければ、シップモードであるので製造工程以後に別途のシップモードに変更なしに出荷されることができる。
【0068】
前記電流計280は、グラウンド(GND)に一番近接したバッテリセル110の陰の電極と前記グラウンド(GND)との間に電気的に連結される。前記電流計280は、前記バッテリパック200がそれぞれのモードである時、前記バッテリパック200の消費電流を測定することができる。このような消費電流検出方法は、第1電源電圧端子(VCC)に一番近接したバッテリセル110の陽の電極と前記第1電源電圧端子(VCC)との間の電線に流れる電流を、電流プローブを通じて測定することもできる。前記消費電流は、ノーマルモードまたは待機状態であるスリープモードである時200ないし300uA/hrであることがあって、シャット-ダウン状態であるシップモードである時2ないし3uA/hrであることがある。だから、バッテリパック200は前記電流計280または電流プローブを通じて前記バッテリパック200の電流を測定して消費電流が2ないし3uA/hrなら、シップモードであるので製造工程以後に別途のシップモードに変更するスイチング動作なしに出荷されることができる。
【0069】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0070】
100 バッテリパック
110 バッテリセル
120 モードスイッチ
130 LED部
140 マイコン
141 センシング部
142 残量計算部
143 スイチング感知部
144 LED駆動部
145 コード分析部
146 モード設定部
147 制御部
148 スイッチ駆動部
150 充電スイッチ



【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリセル、充電スイッチ、放電スイッチ及び前記バッテリセルの電圧によって前記充電スイッチ及び放電スイッチを制御するマイコンを含むバッテリパックにおいて、
前記バッテリパックは、出荷期間に前記バッテリパックをシャットダウンさせるシップモードを有することを特徴とするバッテリパック。
【請求項2】
前記バッテリパックは、前記マイコンと電気的に連結されたモードスイッチを通じて前記シップモードに進入されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック。
【請求項3】
前記モードスイッチは、前記バッテリの残量を確認するためのスイッチとして使用されることを特徴とする請求項2に記載のバッテリパック。
【請求項4】
前記バッテリパックが前記シップモードである時、前記充電スイッチ及び放電スイッチがすべてオフされることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のバッテリパック。
【請求項5】
前記バッテリパックが前記シップモードである時、前記バッテリパックの消費電流が2ないし3uA/hrであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のバッテリパック。
【請求項6】
前記バッテリパックの消費電流は、前記バッテリパックの第1電源電圧端子に連結された電流プローブを通じて測定または、前記バッテリセルとグラウンドとの間に連結された電流計を通じて測定されることを特徴とする請求項5に記載のバッテリパック。
【請求項7】
バッテリセル、充電スイッチ、放電スイッチ及び前記バッテリセルの電圧によって前記充電スイッチ及び放電スイッチを制御するマイコンを含むバッテリパックにおいて、
前記バッテリパックは、前記充電スイッチ及び前記放電スイッチを同時にオフさせるモードスイッチを含むことを特徴とするバッテリパック。
【請求項8】
前記マイコンは、前記バッテリパックが充電装置に結合される時、前記充電装置から供給される電源によって作動して、前記バッテリパックがノーマルモードになるように前記充電スイッチ及び前記放電スイッチをオンさせることを特徴とする請求項7に記載のバッテリパック。
【請求項9】
前記バッテリパックは、シャットダウン状態であるシップモードであることを特徴とする請求項7または8に記載のバッテリパック。
【請求項10】
前記シップモードで消費電流は、前記バッテリセルに流れる自家放電電流の量であることを特徴とする請求項9に記載のバッテリパック。
【請求項11】
バッテリセルと、
モードスイッチと、
前記バッテリセルと電気的に連結されて、前記バッテリセルの放電を制御する放電スイッチと、
前記放電スイッチと電気的に連結されて、前記バッテリセルの充電を制御する充電スイッチと、
前記モードスイッチのオン及びオフ動作によるコードを分析して、前記放電スイッチと前記充電スイッチのオン及びオフを制御するマイコンを含むことを特徴とするバッテリパック。
【請求項12】
前記モードスイッチのスイチング動作によって、点灯されて前記バッテリセルの残量を表示するLED部をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のバッテリパック。
【請求項13】
前記マイコンは、
前記モードスイッチのスイチング信号を感知するスイチング感知部と、
前記スイチング感知部で感知された信号によって、前記LEDを点灯させるLED駆動部と、
前記モードスイッチのスイチング信号を分析するコード分析部と、
前記コード分析部の分析結果によって前記バッテリパックのモードを設定するモード設定部と、
前記モード設定部の設定されたモードによって前記充電スイッチ及び前記放電スイッチの動作を駆動するスイチング駆動部と、及び
前記スイチング感知部で感知された信号によって前記LEDの点灯信号を生成して、前記LED駆動部を制御して、前記コード分析部の分析結果によって前記モード設定部を制御して、前記モード設定部の設定されたモードによって前記スイチング駆動部を制御する制御部を含むことを特徴とする請求項11または12に記載のバッテリパック。
【請求項14】
前記マイコンは、
前記バッテリセルの電圧、電流及び温度をセンシングするセンシング部と、
前記センシング部でセンシングされた電圧電流及び温度によって前記バッテリセルの残量を計算する残量計算部と、及び
前記センシング部でセンシングされた電圧、電流及び温度を保存するメモリーとをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のバッテリパック。
【請求項15】
前記制御部は、前記コード分析部で分析されたコードが前記制御部に保存されている保存コードである場合に、前記モード設定部を通じて前記バッテリパックのモードをシップモードに設定することを特徴とする請求項13または14に記載のバッテリパック。
【請求項16】
前記制御部は、前記バッテリパックがシップモードである時、前記スイッチ駆動部を通じて前記放電スイッチ及び前記充電スイッチをすべてオフさせることを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載のバッテリパック。
【請求項17】
前記充電スイッチと前記放電スイッチがオンされると、前記バッテリパックはスリープモードになることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載のバッテリパック。
【請求項18】
前記スリープモードでは前記バッテリセルから、前記放電スイッチ及び前記充電スイッチを通じて前記マイコンに電源が供給されることを特徴とする請求項17に記載のバッテリパック。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−62070(P2011−62070A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−135471(P2010−135471)
【出願日】平成22年6月14日(2010.6.14)
【出願人】(590002817)三星エスディアイ株式会社 (2,784)
【Fターム(参考)】