説明

ヒドロキシメチオニン及び3−アミノプロパンスルホン酸を含む化粧品組成物

本発明は、ヒドロキシメチオニン及び3−アミノプロパンスルホン酸の組み合わせを含む化粧品組成物、及び皮膚用の美容法に関する。これら組成物は、皮膚及び皮下組織のたるみ、皮膚弾力性の損失、皮膚質感の弛緩、堅さ及び緊張力の損失、皮膚萎縮、密度の減少、皺、小皺、ひび等の皮膚老化の兆候を予防及び/又は処置することを目的とする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
皮膚科学的に許容可能な担体内に、活性成分として、
(a)ヒドロキシメチオニン、又はその塩及び/又は誘導体のうちの1つ、及び
(b)3−アミノプロパンスルホン酸、又はその塩及び/又は誘導体のうちの1つ
の組み合わせを含む化粧品又は皮膚用医薬組成物。
【請求項2】
前記組成物が、生理的に許容可能な塩、好ましくはアルカリ塩又はアルカリ土類塩をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の化粧品又は皮膚用医薬組成物。
【請求項3】
前記ヒドロキシメチオニンが、塩形態であって、特にカルシウム塩形態であることを特徴とする請求項1又は2いずれかに記載の化粧品又は皮膚用医薬組成物。
【請求項4】
前記ヒドロキシメチオニン及び前記3−アミノプロパンスルホン酸が、10:1乃至1:10の重量比で含まれ、好ましくは5:1乃至1:5の重量比で含まれ、より一層好ましくは1:1の重量比で含まれることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の化粧品又は皮膚用医薬組成物。
【請求項5】
前記ヒドロキシメチオニンが、前記組成物の全重量に対し、約0.00001重量%乃至約50重量%で含まれ、好ましくは約0.001重量%乃至約10重量%で含まれることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の化粧品又は皮膚用医薬組成物。
【請求項6】
前記3−アミノプロパンスルホン酸が、前記組成物の全重量に対し、約0.00001重量%乃至約50重量%で含まれ、好ましくは約0.001重量%乃至約10重量%で含まれることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の化粧品又は皮膚用医薬組成物。
【請求項7】
少なくとも1つの相補的な活性成分を、さらに含む請求項1乃至6いずれかに記載の化粧品又は皮膚用医薬組成物であって、
前記少なくとも1つの相補的な活性成分が、老化防止剤、皺防止剤、剥離剤、保湿剤、脱色剤又はプロピグメント剤、抗グリケーション剤、非シンターゼ阻害剤、真皮又は表皮の高分子の合成を刺激する及び/又はそれらの分解を妨げる薬剤、線維芽細胞及び/又はケラチノサイトの増殖を刺激する、又はケラチノサイトの分化を刺激する薬剤、筋弛緩剤、皮膚デコントラクタント剤、張筋剤、汚染防止剤及び/又は抗フリーラジカル剤、微小循環に作用する薬剤、細胞のエネルギー代謝に作用する薬剤、抗UV放射剤、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする化粧品又は皮膚用医薬組成物。
【請求項8】
少なくとも1つの成分が、液剤、分散系、エマルション、ペースト又はパウダーの形態で使用され、
単独で含まれる、又はマクロ−、マイクロ−もしくはナノカプセル、マクロ−、マイクロ−もしくはナノスフィア、リポソーム、オレオソームもしくはカイロミクロン、マクロ−、マイクロ−もしくはナノ粒子、マクロ−、マイクロもしくはナノスポンジ、又はマイクロもしくはナノエマルション等の賦形剤中にプレミックスとして含まれ、又は、
有機ポリマーパウダー、タルク、ベントナイト、又は他の無機もしくは有機支持体上に吸着されることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の化粧品又は皮膚用医薬組成物。
【請求項9】
前記組成物が、クリーム、ローション、軟膏、ミルク、ゲル、エマルション、分散系、液剤、懸濁剤、清浄剤、ファンデーション、無水製剤(スティック、特に口紅、ボディーオイル及びバスオイル)、シャワージェル及びバスジェル、シャンプー及び頭皮トリートメントローション、皮膚もしくは毛髪ケア用クリーム又はローション、サンスクリーンローション、ミルク又はクリーム、人工日焼けローション、クリーム又はミルク、シェービングクリームもしくはフォーム、アフターシェーブローション、化粧剤、マスカラ又はマニキュア、口紅、皮膚「エッセンス」、セラム、絆創膏もしくは吸収剤材料、経皮性パッチ、パウダーの形態であることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の化粧品又は皮膚用医薬組成物。
【請求項10】
皮膚の一般的外観を向上させる、及び特に皮膚老化の兆候を処置及び/予防し、
前記皮膚上に、上述の請求項のいずれかによって定義された組成物を効果的な量、局所的に塗布する工程を含むことを特徴とする美容法。
【請求項11】
皮膚のたるみを予防及び/又は処置する、及び/又は皮膚の緊張力、及び/又は堅さ、及び/又は弾力性を向上させ、
前記皮膚上に、上述の請求項のいずれかによって定義された組成物を効果的な量、局所的に塗布する工程を含むことを特徴とする請求項10記載の美容法。
【請求項12】
皮膚萎縮を予防及び/又は処置する、及び/又は皮膚密度を向上させ、
前記皮膚上に、上述の請求項のいずれかによって定義された組成物を効果的な量、局所的に塗布する工程を含むことを特徴とする請求項10又は11いずれかに記載の美容法。
【請求項13】
皮膚の脱水を予防及び/又は処置する、及び/又は皮膚細胞に浸透圧保護を付与する、及び/又は皮膚を滑らかにすることにより、皮膚の「クレープペーパー(ちりめんのような細かいしわ)」影響を予防及び/処置し、
前記皮膚上に、上述の請求項のいずれかによって定義された組成物を効果的な量、局所的に塗布する工程を含むことを特徴とする請求項10乃至12いずれかに記載の美容法。
【請求項14】
前記組成物が、皮膚細胞中におけるイオン流動を制御することにより、UV、損傷、及び熱傷等の環境ストレスによって誘発される浸透圧ショックからこれら細胞を保護することを目的とすることを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の組成物の使用。

【公表番号】特表2010−539157(P2010−539157A)
【公表日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−524614(P2010−524614)
【出願日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際出願番号】PCT/IB2008/053667
【国際公開番号】WO2009/034537
【国際公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【出願人】(503432445)
【Fターム(参考)】