説明

ファスナー装置及び鋼板または建造物骨組の結合方法

【課題】 スリーブの開脚部に複数箇所の応力集中部を形成して厚みの異なる被結合部材の締結を可能とし、スリーブの折曲げ変形を行う締付けボルトが頭部付きボルトを使用し得るようにしたこと。
【解決手段】 ファスナー装置が開脚スリーブ10と締付けボルト20とからなる。開脚スリーブ10は、スリーブ本体11の基端に頭部12、先端に雌ネジ13を設けるとともにスリーブ本体に軸方向に平行し雌ネジに至る複数本のスリット14を設けて当該部分を開脚部110に形成する。開脚部110の内周面に第1の段部15aと第2の段部15bを形成し、開脚部の肉厚を頭部12に隣接する部分は厚く、雌ネジ13に隣接する部分は薄く、第1と第2の段部の間はその中間の厚さに形成する。締付けボルト20は頭部付きボルトを使用し、開脚スリーブ10は開脚部を若干外側に押し広げる予備開脚加工を施す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファスナー装置及び鋼板または建造物骨組の結合方法に関しており、さらに詳しくは、鋼板の接合または建造物骨組の組立てにおいて、いずれも片側方向から締付け施工ができるファスナー装置及び該ファスナー装置を使用した結合方法に関している。
【背景技術】
【0002】
従来から鋼板の接合または建造物の組立てに際し、片側方向から締付け施工ができるようにしたファスナー装置は知られており、その代表的なものが特許文献1,2に開示されている。これらの特許文献に記載されたファスナー装置の基本的な構造は、基端に六角頭を設け、先端に雌ネジを設けたスリーブを有し、該スリーブに軸方向に沿いかつ両端部に達しない長さの複数本のすり割りを設けて開脚部を形成し、該開脚部を被結合部材から突出させた状態にして該スリーブ内に締結ボルトをねじ込み、締結ボルトを締付けることにより上記スリーブの先端を基端方向に移動し、これに伴って、すり割りが形成されているスリーブの開脚部を外側に向って折り曲げ、折り曲げられた開脚部と当該スリーブの六角頭とによって被結合部材を締結することを特徴としている。
【0003】
特許文献1に記載のファスナー装置は、基端に頭部1を有すると共に軸方向へ延びる複数の割溝2を有し且つ先端に雌ネジ部3を有する管状部材5と、雄ネジ8を有し前記管状部材5に嵌装して前記雌ネジ部3に螺装された軸状部材9とからり、管状部材5の割溝2の中央より基端側に応力集中箇所4を設けたものであって、ファスナーの施工に際し、管状部材5の雌ネジ部3を基端方向に移動させるとき、管状部材5は応力集中箇所4から折り曲がるので被結合部材の締結作用が確実になされるという利点がある。ただし、特許文献1のファスナー装置は、管状部材5が外側に折れ曲がる位置が特定されているので、締結する結合部材の厚みが異なるとファスナーの長さを替えなくてはならないといった不具合があるだけでなく、被結合部材を挟持する開脚部は1箇所だけに応力が集中してしまうので、挟持力を高くするために軸状部材9を締め過ぎると開脚部の折曲げ部が切断してしまうことがあった。
【0004】
また、特許文献2に記載のファスナー装置は、基端に六角頭部2を有し先端に雌ネジ部3を有するスリーブ1と、該スリーブ1に軸方向に沿いかつ両端部に達しない長さとした複数本のすり割り4と、すり割り4によって複数に分割されており、肉厚が、雌ネジ部3と接続する部分を厚肉区間5Aに、六角頭部2と接続する部分を薄い薄肉区間5Cに、その中間の厚さを有する中肉区間5Bを設けて各区間を階段状に形成した折曲部材5と、ボルト頭7及び軸茎部8ならびに該軸茎部8に接続するネジ軸9を有し、軸茎部8がネジ軸9よりも大径に形成し、軸茎部8とネジ軸9との間にテーパ状の押込部10を形成したボルト主体6とを具備し、このボルト主体6を六角頭部2の方からスリーブ1内に挿入してネジ軸9を雌ネジ部3にねじ結合し、ボルト主体6の押込部10が折曲部材5の薄肉区間5Cと中肉区間5Bの境界である段部に係合したときに、当該ボルト主体6のボルト頭部7とスリーブ1の六角頭部2との間に呼び込み寸法となる隙間11(呼び込み寸法)が形成されることを特徴とするものである。
【0005】
特許文献2のファスナー装置は、被結合部材の厚みが薄いものから厚いものまで対応できる点で特許文献1よりも優れた効果を有しているが、スリーブに形成した開脚部の肉厚が異なっている部分があるので、ボルト主体を全ネジ形とすると軸径をスリーブの厚肉区間5Aの内径に合わせなければならず、この結果、ボルト主体と薄肉区間5Cとの間に僅かな隙間が生じてしまうことになる。このため、スリーブの開脚作業を開始すると、スリーブの開脚部分が全て外側に折れ曲がらないことがあり、一部が変形して内側に曲ったりして施工不良となることがあった。これらの事情を考慮して、特許文献2では、スリーブ1とボルト主体6を組立てた時に、ボルト主体6のボルト頭部7とスリーブ1の六角頭部2との間に呼び込み寸法となる隙間11が形成されるように、ボルト主体6の軸茎部8とネジ軸9との間にテーパ状の押込部10を設けていた。
【0006】
特許文献2においては、開脚作業の開始時に、ボルト主体6の押込み部10がスリーブ1の開脚部を外側に押し広げを行う所謂プレ開脚を行うので、スリーブ1の開脚部は確実に外側に向って折れ曲がり施工作業の失敗がないものとなっていた。このように、特許文献2のファスナー装置は、開脚部分の開脚施工前にプレ開脚を行って確実に開脚される点は評価できるのであるが、ボルト主体6は全ネジ形でなく押込み部10を備える構造とする必要があるので、当該ボルト主体6をスリーブ1の寸法に合わせて製造しなくてはならないといった不便があった。しかし、ボルト主体6が全ネジ形のものを使用できれば、スリーブの寸法が異なる場合であっても共用することができ利便性が向上する。
【0007】
【特許文献1】実開昭52−59872号公報
【特許文献2】実開平4−101005号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、長さが異なる開脚スリーブに対し締付けボルトを共用可能にすると共に、開脚スリーブの開脚動作が確実に行なえ施工ミスがないファスナー装置を提供することを課題としている。
【0009】
また、本発明は、ファスナー装置を軸方向に直交又は平行方向に施工するに際し、ファスナー装置どうしを近づけた位置に施工することが可能な鋼板または建造物骨組の結合方法を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
解決手段の第1は、発明がファスナー装置であって、ファスナーが、開脚スリーブと締付けボルトとからなり、上記開脚スリーブは、スリーブ本体の基端に頭部、先端に雌ネジを設けるとともに該スリーブ本体に軸方向に平行し上記雌ネジに至る複数本のスリットを設けて当該部分を開脚部に形成し、上記開脚部の内周面に第1の段部から第Nの段部を形成し、当該開脚部の肉厚を、上記頭部に隣接する部分は厚く、上記雌ネジに隣接する部分は薄く、第1と第Nの段部の間はその中間の厚さに形成し、上記締付けボルトは頭部付きボルトを使用し、上記開脚スリーブは上記開脚部を若干外側に押し広げて予備開脚加工を施したことを特徴とする。
【0011】
解決手段の第2は、発明が鋼板または建造物骨組の結合方法であって、請求項1に記載のファスナー装置を使用して鋼板または建造物骨組を結合するに際し、複数のファスナー装置を直交又は平行方向に向けて施工する場合、いずれか先に施工した装置の締付けボルトを外し、施工されて短くなった開脚スリーブの長さに合せた別の締付けボルトに付替えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、開脚スリーブの開脚部を若干外側に押し広げて予備開脚加工を施したものであるから、締付けボルトは頭部付きボルトが使用できると共に、施工開始時に開脚スリーブが開脚作用を受けると、開脚部は外側に向って確実に変形し施工ミスが生じないものとなる。また、開脚スリーブは、内周面に第1と第Nの段部を形成しているので、開脚スリーブの開脚が進むと、第1の段部と第Nの段部との間に空間が生じる折曲り部が形成されるので、開脚スリーブの挟持力を高めた場合であっても当該折曲り部が切断するおそれがないものとなる。
【0013】
また、本発明は、ファスナー装置施工後に締付けボルトを外し、施工されて短くなった開脚スリーブの長さに合せた別の締付けボルトに付替えることができるので、ファスナー装置を軸方向に直交又は平行方向に施工するに際し、装置どうしを近づけて施工できるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1はファスナー装置の部品を示しており、(a)は開脚スリーブの一部断面図、(b)は締付けボルトの側面図、(c)は座金の正面及び断面図、図2は開脚スリーブに予備開脚加工を施す前の状態を示す断面図。図3はファスナー装置を組立てた状態を示す一部断面図、図4はファスナー装置の施工完了状態を示しており、(a)は全体の側面図、(b)は開脚部の断面図、(c)は従来構造のうち開脚部に応力集中箇所を1箇所設けた場合の断面図、図5,図6はファスナー装置の施工例を示しており、図5は締付けボルトが直交方向に施工された場合であり、図6は締付けボルトが平行方向に施工された場合である。
【0015】
図1から図3において、本発明のファスナー装置は、開脚スリーブ10、締付けボルト20、座金30によって構成されている。
【0016】
図2を参照して、開脚スリーブ10は、スリーブ本体11の基端に角型頭部12、先端に雌ネジ13を設け、上記スリーブ本体11には軸方向に平行し雌ネジ13に至る複数本のスリット14を設けて当該部分を開脚部110に形成したものである。また、開脚部110は、スリーブ内周面に第1の段部15aと第2の段部15bを設けることにより、当該開脚部110の肉厚を、頭部12に隣接する部分を薄肉にした第1の開脚片11a、雌ネジ13に隣接する部分を厚肉にした第3の開脚片11cに形成し、第1の開脚片11aと第3の開脚片11cの間を第2の開脚片11bに形成して、肉厚を第1の開脚片11aと第3の開脚片11cの肉厚の中間の厚さとしている。
【0017】
実施形態では、開脚スリーブ10の内周に形成した段部が、第1と第2であるが、段部の数は特に限定されない。すなわち、段部は第1から第N番目までの複数とする。また、スリット14の位置並びに長さを変更することによって、結合する被結合部材の厚みに対応できるものとなる。
【0018】
本発明の開脚スリーブ10は、図1に示すように、開脚部110を若干外側に押し広げて予備開脚加工を施したものである。
【0019】
実施形態における一般的なタイプにおいて、開脚スリーブ10は、スリーブ本体11の外径12mm、頭部12の長さ6mmを含めた全体の長さ56mm、スリット14は雌ねじ13の位置からの長さ29mmであり、内径は、第1の開脚片11aが9.2mm、第2の開脚片11bが9.0mm、第3の開脚片11cが8.2mmである。因みに、雌ネジ13はM8(8ミリネジ)、長さ12mmである。また、開脚スリーブ10は、基端から第1の段部15aまでが32mm、基端から第2の段部15bまでが36.5mm、基端から雌ネジ13までが45mmの長さに形成されている。
【0020】
開脚スリーブ10に対して予備開脚加工を施すには、スリーブ本体11の頭部12側から図示しない外径9.0mmの打込み棒を挿入し、第3の開脚片11cに圧入する。上記したように、第2の開脚片11bは内径が9.0mmであり、第3の開脚片11cの内径は8.2mmであるから、外径9.0mmの打込み棒を第3の開脚片11cに対し40mm程度の深さ(第1の段部15aに達し、かつ雌ネジ13に達しない長さ)まで圧入すると、第3の開脚部11cが外側に向って押し広げられ、図2に示すように、開脚スリーブ10は第1の段部15aから第2の段部15b付近が外側に膨らんだ状態となり、開脚スリーブ全体の形状が所謂樽型形状に形成される。
【0021】
また、締付けボルト20は、頭部付きボルトを使用し、ボルト頭部21及びネジ軸22からなるものである。
【0022】
ファスナー装置を組立てるには、開脚スリーブ10に対し、スリーブ本体11の基端となる角型頭部12側に座金30を装着して締付けボルト20を挿入し、該締付けボルト20のネジ軸22と開脚スリーブ10の雌ネジ13を結合する。
【0023】
図4を参照して、ファスナー装置を使用して被結合部材を締結する手順を説明する。図4(a)に示すように、締結する2枚の被結合部材40に開脚スリーブ10を挿入する差込孔41をあける。前述したように、開脚スリーブ10は予備開脚加工されて外径が若干膨らんで大径になっている部分があるから、差込孔41はスリーブの膨らみを考慮した寸法に形成する。
【0024】
被結合部材40には、差込孔41に開脚スリーブ10を挿入し、頭部12を工具などにより回転しないように固定した状態にして締付けボルト20を回転する。開脚スリーブ10は予め予備開脚加工されて胴部が若干外側に膨らんでいるから、締付けボルト20の回転に伴って雌ネジ13が基端に向って移動すると、スリーブ本体11の開脚部110が外側に膨らみ、さらに締付けボルト20の回転を続けると当該開脚部110が被結合部材40の裏側で二つ折りに変形する。開脚部110は予備開脚加工されて外側に膨らんでいるので、開脚作用を受けると確実に外側に向って変形する。開脚部110は、被結合部材40の厚みが比較的厚い場合は、最初に第2の段部15bから折れ曲がり、また、比較的薄い場合は、最初に第1の段部15aから折れ曲がるが、開脚作用が進むと、第1の段部15aと第2の段部15bとの間に空間が生じる状態で折れ曲がる。
【0025】
図4(b)に示すように、本発明の開脚部110は、折曲り部に第1の段部15aと第2の段部15bとによる空間が形成されているので、折曲り部には応力集中箇所が分散されて一箇所に集中しないから、締付けボルト20を締付けた場合にも当該部分から切断することがない。この点、図4(c)に示す従来構造は、開脚部110Aの折曲り部に形成される応力集中箇所が一箇所なので、挟持力を高め過ぎると当該折曲り部が切断するおそれがあった。
【0026】
次に、図5,6を参照して、本発明のファスナー装置を使用する鋼板または建築物骨組の結合方法について説明する。図5(a)に示すように、中空柱50に板材51を結合するに際し、縦横方向に施工するファスナー装置が互いに直交する方向に向いている場合は、締付けボルト20の各先端が接触しないようにする必要があり、このため、ファスナー装置の取り付け位置は、中空柱50の隅部から少なくとも当該締付けボルト20の長さだけ離れていなくてはならないことになる。しかし、開脚スリーブ10の開脚部が変形して施工完了となれば、中空柱50と板材51は開脚スリーブ10の頭部12と開脚部110によって支持されているので、締付けボルト20を一時的に外しても中空柱50と板材51は固定された状態を維持している。
【0027】
そこで、図5(b)に示すように、直交する方向の2つのファスナー装置のうち、いずれか先に施工した装置の締付けボルト20を外し、施工されて短くなった開脚スリーブ10の長さに合せた別の締付けボルト20aを装着し、すなわち、締付けボルト20を施工時の長いものから短いものに付替えることにより、結果としてファスナー装置は、中空柱50の隅部近くに施工することができることになるので、比較的口径が小さい中空柱にも利用可能となる。
【0028】
図6は、ファスナー装置が互いに平行方向に施工される場合を示しており、図6(a)は中空柱50に1つのファスナー装置を施工した状態を示している。ファスナー装置施工後は、締付けボルト20を外して短いものと付替え、次いで対向位置に別のファスナー装置を施工する。図6(b)は、いずれの締付けボルトも施工後に短い締付けボルト20aに付け替えたものであり、これにより、ファスナー装置は、中空柱50が比較的小さく対向する取付け部が接近している場合であっても施工可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係るファスナー装置の部品図であり、(a)は開脚スリーブの一部断面図、(b)は締付けボルトの側面図、(c)は座金の正面及び断面図。
【図2】開脚スリーブに予備開脚を施す前の状態を示す断面図。
【図3】ファスナー装置を組立てた状態を示す一部断面図。
【図4】ファスナー装置の施工完了状態を示しており、(a)は全体の側面図、(b)は開脚部の断面図、(c)は従来構造のうち開脚部に応力集中箇所を1箇所設けた場合の断面図。
【図5】ファスナー装置の施工例を示しており、(a),(b)いずれも締付けボルトが直交方向に施工した状態を示している。
【図6】ファスナー装置の施工例を示しており、(a),(b)いずれも締付けボルトが平行方向に施工した場合を示している。
【符号の説明】
【0030】
10 開脚スリーブ
11 スリーブ本体
11a 第1の開脚片
11b 第2の開脚片
11c 第3の開脚片
110 開脚部
12 頭部
13 雌ネジ
14 スリット
15a 第1の段部
15b 第2の段部
20 締付けボルト
21 ボルト頭部
22 ネジ軸
30 座金
40 被結合部材
50 中空柱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファスナーが、開脚スリーブ(10)と締付けボルト(20)とからなり、上記開脚スリーブは、スリーブ本体(11)の基端に頭部、先端に雌ネジを設けるとともに該スリーブ本体に軸方向に平行し上記雌ネジに至る複数本のスリットを設けて当該部分を開脚部(110)に形成し、上記開脚部の内周面に第1の段部から第Nの段部を形成し、当該開脚部の肉厚を、上記頭部に隣接する部分は厚く、上記雌ネジに隣接する部分は薄く、第1と第Nの段部の間はその中間の厚さに形成し、上記締付けボルトは頭部付きボルトを使用し、上記開脚スリーブは上記開脚部を若干外側に押し広げて予備開脚加工を施したことを特徴とするファスナー装置。
【請求項2】
請求項1に記載のファスナー装置を使用して鋼板または建造物骨組を結合するに際し、複数のファスナー装置を直交又は平行方向に向けて施工する場合、いずれか先に施工した装置の締付けボルト(20)を外し、施工されて短くなった開脚スリーブ(10)の長さに合せた別の締付けボルトに付替えることを特徴とする鋼板または建造物骨組の結合方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−64095(P2006−64095A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−248218(P2004−248218)
【出願日】平成16年8月27日(2004.8.27)
【出願人】(390022389)サンコーテクノ株式会社 (52)
【Fターム(参考)】