説明

プルハンドル用装飾キャップの取付け構造

【課題】プルハンドルのドアトリムへの取付け時に、プルハンドルに仮止めされた装飾キャップ5が凹状取付け座部に覆い被さらない起立状態に保持できるよう構成した。
【解決手段】装飾キャップ5の一方側の係合片5aをプルハンドル4側の一方側の係合孔部4b−1aに係合した際に、一方側の係合片5aがプルハンドル4の底部4aに対して起立状態を保持すべく、プルハンドルに設けた一方の係合孔4b−1aに当接突起6を形成すると共に、当接突起6を装飾キャップ5の一方の係合片5a側に当接させることにより装飾キャップ5を起立させて、凹状取付け座部4bにおけるビス4bがプルハンドル4の上部開口4e側に表出するように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用ドアトリムへのプルハンドルの取付け部を覆うことにより装飾するプルハンドル用装飾キャップの取付け構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図1に示すように、自動車のドアトリム1は、一般に、車室内側において、インサイドハンドル1a、ポケット部1b或いはスピーカグリル1c等を設ける他、その略中央部に車室内側に膨出するようにアームレスト2を形成して構成している。
【0003】
そして、アームレスト2の棚部2aには、ドアスイッチユニット3等を設置する他に、ドアを開閉する際に乗員の手を掛けるためのプルハンドル4を設置している。
【0004】
プルハンドル4は、有底箱状を呈しており、アームレスト2の棚部2aに上面が開口するように形成されたプルハンドル収容部2b内に収容設置されている。
【0005】
このために、従来の技術においては図9に示すように、プルハンドル4は、底部4aの略中央部に凹状取付け座部4bを形成すると共に、凹状取付け座部4bには、取付け孔4cが形成されていて、取付け孔4cに挿通したネジ4dをドアトリム1に形成した取付け部1bに螺着することによって、ドアトリム1に装着されるようになっている。
【0006】
このような状態では、ネジ4dと共に凹状取付け座部4bは、プルハンドル4の上部開口4eより、表出して見栄えを悪くすることから、プルハンドル4に装飾キャップ6を装着することによって覆われるようになっている。
【0007】
このために、装飾キャップ5は、互いに対向する側部にそれぞれ係合片5a、5bを有して構成しており、係合片5a、5bは、凹状取付け座部4bの互いに対向する一対の縦壁4b−1、4b−2に形成した係合孔4b−1a、4b−2aにそれぞれ係合することにより、プルハンドル4の底部4aに装飾キャップ5を装着している。
【0008】
装飾キャップ5に設けた係合片5a、5bのうち、一方側の係合片5aは、装飾キャップ5に対して薄肉状のヒンジ部5a−1を介して比較的長めの平板状に形成されているのに対し、他方側の係合片5bは、比較的短めであると共に係止爪部を有するように形成されている。
【0009】
従って、装飾キャップ5は、プルハンドル4をドアトリム1に装着する前に、一方側の係合片5aを一方側の係合孔4b−1aに挿入係合することにより、仮止めしておき、この状態で、凹状取付け座部4bの取付け孔4cに挿通したネジ4dをドアトリム1の取付け部1dに螺合し、その後、図10に示す矢印方向に回転させて、他方側の係合片5bを他方側の係合孔4b−2aに係合することにより、プルハンドル4の底部4aに装着されることになる。
【0010】
このとき、装飾キャップ5は、底部4aに対して面一(二点鎖線示参照)になるように、凹状取付け座部4b内に収納されて、ネジ4dを含み凹状取付け座部4bの全体を覆って、プルハンドル4の見栄え向上を図っている(類似する従来技術として、特許文献1参照)。
【0011】
なお、一方側の係合片5aを比較的長めに設定したのは、他方側の係合片5bを他方側の係合孔4b−2aに係合する際に、一方側の係合片5aが一方側の係合孔4b−1aより容易に抜け出さないようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】実開平2−68971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、従来の装飾キャップ5においては、一方側の係合片5aのヒンジ部5a−1の弾性力が装飾キャップ5を凹状取付け座部4b側に付勢されるような方向に作用して確実に装飾キャップ5が凹状取付け座部4b内に確実に収まるようにしていることから、ドアトリム1への装着前に、一方側の係合片5aを一方側の係合孔4b−1aに挿入係合することによりプルハンドル4に仮止めした状態で、ネジ4dを用いてドアトリム1の取付け部1dに装着すべく、取付け部1dに載置した場合、ヒンジ部5a―1の弾性力によって、一方側の係合片5aの先端が底部4aの裏面側に当接するまで、図10の矢印方向に回転して傾斜してしまい、凹状取付け座部4bの取付け孔4cに覆い被さってしまうことになる。
【0014】
従って、ネジ4dを取付け孔4cに挿通して取付け部1dに螺着する場合に、覆い被さった装飾キャップ5が邪魔となってしまい、取付け作業者は、一方側の手で装飾キャップ5を起立状態に保持しながら、もう一方側の手でネジ装着作業を行わなければならなくなり、ネジ装着作業を面倒なものとするばかりでなく、ネジ装着作業中にネジ締め工具がネジ4dよりうっかり飛び出してしまい、飛び出したネジ締め工具がプルハンドル4を傷つけてしまうおそれがあるために、作業者は慎重にネジ装着作業を行う必要があった。
【0015】
そこで、本発明は、プルハンドルのドアトリムへの取付け時に、プルハンドルに仮止めされた装飾キャップ5が凹状取付け座部に覆い被さらない起立状態に保持できるよう構成したプルハンドル用装飾キャップの取付け構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明に係るプルハンドル用装飾キャップの取付け構造は、ドアトリムにおける車室内側に膨出するようにアームレストを形成し、該アームレストの棚部に、上面が開口するプルハンドル収容部を形成し、該プルハンドル収容部に有底箱状のプルハンドルを挿入し、且つ、該プルハンドルの底部に凹状取付け座部を形成し、該凹状取付け座部に設けた取付け孔に挿通させた締着具を前記ドアトリムに締着することによって前記プルハンドルを前記ドアトリムに装着し、更に、前記凹状取付け座部の互いに対向する一対の縦壁にそれぞれ係合孔部を形成して、該係合孔部に装飾キャップに形成した一対の係合片をそれぞれ係合することにより、前記装飾キャップが前記締着具を含めて前記凹状取付け座部を覆うように構成したプルハンドル用装飾キャップの取付け構造であって、前記係合片の一対の係合部のうち一方側の係合部を前記一対の係合孔のうち一方側の係合孔部に係合した際に、前記装飾キャップが前記プルハンドルの前記底部に対して起立状態を保持すべく、前記装飾キャップ又は前記プルハンドルのどちらか一方に当接突起を形成すると共に、該当接突起を前記プルハンドル側又は前記装飾キャップ側に当接させることにより前記装飾キャップを起立させて、前記凹状取付け座部における前記締着具が前記プルハンドルの上部開口側に表出するように構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
上記のように構成する本発明によれば、ドアトリムにプルハンドルを装着すべく、装飾キャップの一方側の係合片をプルハンドル側の一方側の係合孔に挿入係合することにより、装飾キャップをプルハンドルに仮止めした際に、当接突起の働きにより装飾キャップが傾斜せず起立させておくことができることになり、凹状取付け座部において締着具がプルハンドルの上部開口側に表出することになって、締着具の装着作業の妨げとならないことになって、当該締着具の装着作業が非常にやりやすくなり、締着具装着工具を作業者の一方側の手で締着具装着工具を扱って締着具の装着作業を行う場合、もう一方側の手により締着具装着工具が締着具より飛び出さないように保持しながら、締着具装着作業を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】一般的な自動車用のドアトリムを車室内側から描画した斜視図である。
【図2】本発明に係る第1の実施例を採用したプルハンドルの分解斜視図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】図3におけるプルハンドル側の一方側の係合孔周辺を描画した拡大断面図である。
【図5】本発明に係る第2の実施例の図3と同様な断面図である。
【図6】本発明に係る第3の実施例の図3と同様な断面図である。
【図7】本発明に係る第4の実施例を採用したプルハンドルにおける装飾キャップを描画した斜視図である。
【図8】同じく本発明に係る第4の実施例の図3と同様な断面図である。
【図9】従来におけるドアトリムにおけるプルハンドル部分を描画した縦断面図である。
【図10】図9の要部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本発明に係る実施の形態について、図を用いて説明する。なお、従来の技術に対応する構成については、同一の符号を使用して説明することとする。
【0020】
図1は一般的な自動車用のドアトリムを車室内側から描画した斜視図、図2は本発明に係る第1の実施例を採用したプルハンドルの分解斜視図、図3は図2におけるA−A断面図、図4は図3におけるプルハンドル側の一方側の係合孔周辺を描画した拡大断面図である。
【0021】
図1において、自動車のドアトリム1は、車室内側において、インサイドハンドル1a、ポケット部1b或いはスピーカグリル1c等を設ける他、その略中央部に車室内側に膨出するようにアームレスト2を形成して構成している。
【0022】
そして、アームレスト2の棚部2aには、ドアスイッチユニット3等を設置する他に、ドアを開閉する際に乗員の手を掛けるためのプルハンドル4を設置している。
【0023】
プルハンドル4は、図2に示すように、有底箱状を呈しており、アームレスト2の棚部2aに上面が開口するように形成されたプルハンドル収容部2b内に収容設置されている。
【0024】
このために、プルハンドル4は、底部4aの略中央部に凹状取付け座部4bを形成すると共に、凹状取付け座部4bには、取付け孔4cが形成されていて、取付け孔4cに挿通した締着具としてのネジ4dをドアトリム1に形成した取付け部1bに螺着することによって、ドアトリム1に装着されるようになっている。
【0025】
このような状態では、ネジ4dと共に凹状取付け座部4bは、プルハンドル4の上部開口4eより、表出して見栄えを悪くすることから、プルハンドル4に装飾キャップ6を装着することによって覆われるようになっている。
【0026】
このために、装飾キャップ5は、互いに対向する側部にそれぞれ係合片5a、5bを有して構成しており、係合片5a、5bは、凹状取付け座部4bの互いに対向する一対の縦壁4b−1、4b−2に形成した係合孔4b−1a、4b−2aにそれぞれ係合することにより、プルハンドル4の底部4aに装飾キャップ5を装着している。
【0027】
装飾キャップ5に設けた係合片5a、5bのうち、一方側の係合片5aは、装飾キャップ5に対して薄肉状のヒンジ部5a−1を介して比較的長めの平板状に形成されているのに対し、他方側の係合片5bは、比較的短めであると共に係止爪部を有するように形成されている。
【0028】
従って、装飾キャップ5は、プルハンドル4をドアトリム1に装着する前に、一方側の係合片5aを一方側の係合孔4b−1aに挿入係合することにより、仮止めしておき、この状態で、凹状取付け座部4bの取付け孔4cに挿通したネジ4dをドアトリム1の取付け部1dに螺合し、その後、図10に示す矢印方向に回転させて、他方側の係合片5bを他方側の係合孔4b−2aに係合することにより、プルハンドル4の底部4aに装着されることになる。
【0029】
このとき、装飾キャップ5は、底部4aに対して面一になるように、凹状取付け座部4b内に収納されて、ネジ4dを含み凹状取付け座部4bの全体を覆って、プルハンドル4の見栄え向上を図っている。
【0030】
なお、一方側の係合片5aを比較的長めに設定したのは、他方側の係合片5bを他方側の係合孔4b−2aに係合する際に、一方側の係合片5aが一方側の係合孔4b−1aより容易に抜け出さないようにしたものである。
【0031】
さらに、本発明に係る第1の実施例においては、一方側の係合孔4b−1aの上部内面には、一点鎖線で示す従来形状よりも係合孔4b−1a内方に張り出すように、突起7が形成されている。
【0032】
この結果、一点鎖線で示す従来形状に対して、プルハンドル4をドアトリムの取付け部に取付けるために、その前段階として装飾キャップ5をプルハンドル4に仮止めするには、図3に示すように先ず、一方側の係合片5aを一方側の係合孔4b−1aに挿入係合させることになる。
【0033】
この際、装飾キャップ5は、ヒンジ部5a−1の弾性力によって、凹状取付け座部4bにおいて、他方側の係合孔4b−2a側に傾斜しようとするが、一方側の係合片5aにおけるヒンジ部5a―1側に寄った根元付近が突起7に当接することによって、当該弾性力に抗して、起立状態を保持していることになる。
【0034】
この結果、プルハンドル4の底部4aに設けた凹状取付け座部4bは、プルハンドル4の上部開口4e側に表出することになって、取付け孔4cを挿通させたネジ4dをドアトリム1側の取付け部1dに螺着する際に、当該ネジ装着作業の妨げとならないことになって、当該ネジ装着作業が非常にやりやすくなり、ドライバー等のネジ締め工具(不図示)を作業者の一方側の手で扱ってネジ装着作業を行う場合、もう一方側の手によりネジ締め工具がネジ4dより飛び出さないように保持しながら、ネジ装着作業を進めることができることになる。
【0035】
このようにネジ4dを取付け部1dに螺着終了後には、他方側の係合片5bを他方側の係合孔4b−2aに係合することによって、装飾キャップ5は、底部4aに対して面一になるように、凹状取付け座部4b内に収納されて、ネジ4dを含み凹状取付け座部4bの全体を覆うことになる。
【0036】
図5ないし図8は、本発明に係る突起7の形成部位、形状を変形した別の実施例を示すものである。
【0037】
そのうち、図5に示す第2の実施例においては、突起7は、一方側の係合孔5aにおける底部4aの裏面に縦長の平板状に形成するとともに一方側の係合孔5a側から傾斜するような傾斜面部7aを有して構成しており、一方側の係合片5aが傾斜面部7aに沿って当接することによって、装飾キャップ5を凹状取付け座部4bに対して起立させるようにしている。
【0038】
図6に示す第3の実施例においては、突起7は、一方側の係合孔5aにおける底部4aの裏面に横長の平板状に形成することにより構成しており、一方側の係合片5aが突起7の先端部に当接することによって、装飾キャップ5を凹状取付け座部4bに対して起立させるようにしている。
【0039】
さらに、図7及び図8に示す第4実施例においては、突起7は、一方側の係合片5aの上面に、山形を呈して平板形状に添接するように形成したものであり、突起7の状面側が一方側の係合孔4b−1aの下面に当接することにより、装飾キャップ5を凹状取付け座部4bに対して起立させるようにしている。
【0040】
なお、第4実施例における一方の係合片5aの先端は、矢印状に形成されて、一方の係合孔4b−1a内への初期挿入を容易にしている。
【0041】
上記第2ないし第4実施例においても、第1実施例と同様に、装飾キャップ5は、プルハンドルへの仮止め時に、起立状態を保持できることになり、第1実施例と同様な効果を奏するものである。
【0042】
なお、上記いずれの実施例において、プルハンドル4をとアトリム1の取付け部1dに装着する場合、ネジ4dを用いているが、これに限定されるものではなく、例えばクリップ等の締着具を使用することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
以上説明したように、本発明は、ドアトリムにプルハンドルを装着すべく、装飾キャップの一方側の係合片をプルハンドル側の一方側の係合孔に挿入係合することにより、装飾キャップをプルハンドルに仮止めした際に、当接突起の働きにより装飾キャップが傾斜せず起立させておくことができることになり、凹状取付け座部において締着具がプルハンドルの上部開口側に表出することになって、ネジ装着作業の妨げとならないことになって、当該ネジ装着作業が非常にやりやすくなり、ネジ締め工具を作業者の一方側の手でネジ締め工具を扱ってネジ装着作業を行う場合、もう一方側の手によりネジ締め工具がネジより飛び出さないように保持しながら、ネジ装着作業を進めることができるために、自動車用ドアトリムへのプルハンドルの取付け部を覆うことにより装飾するプルハンドル用装飾キャップの取付け構造等に好適であるといえる。
【符号の説明】
【0044】
1 アトリム
2 アームレスト
2a 棚部
2b プルハンドル収容部
4 プルハンドル
4a 底部
4b 凹状取付け座部
4d ネジ(締着具)
4b−1 一方側の縦壁
4b−2 他方側の縦壁
4b−1a 一方側の係合孔
4b−2a 他方側の係合孔
5 装飾キャップ
5a 一方側の係合片
5a−1 ヒンジ部
5b 他方側の係合片
6 突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアトリムにおける車室内側に膨出するようにアームレストを形成し、該アームレストの棚部に、上面が開口するプルハンドル収容部を形成し、該プルハンドル収容部に有底箱状のプルハンドルを挿入し、且つ、該プルハンドルの底部に凹状取付け座部を形成し、該凹状取付け座部に設けた取付け孔に挿通させた締着具を前記ドアトリムに締着することによって前記プルハンドルを前記ドアトリムに装着し、更に、前記凹状取付け座部の互いに対向する一対の縦壁にそれぞれ係合孔部を形成して、該係合孔部に装飾キャップに形成した一対の係合片をそれぞれ係合することにより、前記装飾キャップが前記締着具を含めて前記凹状取付け座部を覆うように構成したプルハンドル用装飾キャップの取付け構造であって、前記係合片の一対の係合部のうち一方側の係合部を前記一対の係合孔のうち一方側の係合孔部に係合した際に、前記装飾キャップが前記プルハンドルの前記底部に対して起立状態を保持すべく、前記装飾キャップ又は前記プルハンドルのどちらか一方に当接突起を形成すると共に、該当接突起を前記プルハンドル側又は前記装飾キャップ側に当接させることにより前記装飾キャップを起立させて、前記凹状取付け座部における前記締着具が前記プルハンドルの上部開口側に表出するように構成したことを特徴とするプルハンドル用装飾キャップの取付け構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2011−42327(P2011−42327A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−193357(P2009−193357)
【出願日】平成21年8月24日(2009.8.24)
【出願人】(000124454)河西工業株式会社 (593)
【Fターム(参考)】