説明

プロテインキナーゼ阻害剤としての2−アミノチアゾール−4−カルボン酸アミド

本発明は式(I):


(式中、各記号は明細書中に記載のとおりである)
の新規なアニリノピペラジン誘導体、アニリノピペラジン誘導体を含む組成物、及び増殖性障害、抗増殖性障害、炎症、関節炎、中枢神経系の障害、心臓血管疾患、脱毛症、神経疾患、虚血性傷害、ウィルス性疾患、真菌感染症、又はプロテインキナーゼの活性に関連する障害を治療又は予防するためにアニリノピペラジン誘導体を使用するための方法に関する。1つの態様において、本発明は式(I)を有する化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化145】

(式中、破線は任意及び追加的な結合を示し、
式中、
はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−シクロアルキル、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)−ヘテロシクリル、又は−(アルキレン)−ヘテロシクレニルであり、ここで何れかのアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル基は場合により、そして独立して環炭素又は環窒素原子上においてハロ、アルキル、−O−アルキル、−(アルキレン)−N(R、−C(O)OR、−CN、−OH、−(アルキレン)−ヘテロアリール及び−(アルキレン)−アリールから選択される3個までの置換基により置換されていてよく;そしてここで何れかのアリール又はヘテロアリール置換基は5個までの置換基により置換されていてよく、それは同じか又は異なっていてよく、そして−ハロ、−OH、アルキル、−C(O)OH、−C(O)O−アルキル、−N(R、及び−O−アルキルから選択され;そしてここで何れかのアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル基は場合によりアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル基に縮合していてよく;
はH、アルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)−アルキル又は−C(O)−アリールであり、ここでアリール、ヘテロアリール又はアリール部分又は−C(O)−アリール基は3個までの置換基で置換されていてよく、これは同じか又は異なっていてよく、そして独立してハロ、アルキル、−C(O)OH、及び−O−アルキルから選択され;
の各々の存在は独立して、H、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R又は−(アルキレン)−N(Rであるか、Rとそれが結合している環炭素原子とが一緒になってカルボニル基を形成し;
はH、−アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R、又は−(アルキレン)−N(Rであるか、又はR及びR3aは各々が結合している共通の炭素原子と共に一緒になってカルボニル、シクロアルキル又はヘテロシクリル基を形成し;
4aはH、−アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R、又は−(アルキレン)−N(Rであり;
の各々の存在は独立して、H、−アルキル、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)−ヘテロシクリル、−(アルキレン)−N(R、−(アルキレン)−OH、−(アルキレン)−NHC(O)R、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)−(アルキレン)−N(R、−(アルキレン)−NHC(O)R、−NHC(O)OR、又は−NHS(O)であり;
はH、アルキル、アリール、ヘテロアリール又は−NHOHであり;
はH、アルキル又はハロアルキルであり;
はH、−OH、アルキル、−O−アルキル、又はハロアルキルであり;
はH、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール又はシクロアルキルであり;
10はH、−アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)R又は−(アルキレン)−N(Rであるか、又はR10及びR10aは各々が結合している共通の炭素原子と共に一緒になってカルボニル、シクロアルキル又はヘテロシクリル基を形成し;
10aはH、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R又は−(アルキレン)−N(Rであり;
11の各々の存在は独立して、H、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R、又は−(アルキレン)−N(Rであるか、又はR11及びそれが結合している環炭素原子は一緒になってカルボニル基を形成し;
12の各々の存在は独立して、H、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)−ヘテロシクリル、−S(O)−アルキル、−S(O)−アリール、−S(O)−ヘテロアリール、ヒドロキシアルキル、−C(O)R又は−C(O)ORであり;
Arはアリーレン又はヘテロアリーレンであり、ここでアリーレン又はヘテロアリーレンは何れかの2個のその隣接環炭素原子を介して連結し、そしてここでアリーレン又はヘテロアリーレン基は場合により4個までの置換基で置換されていてよく、それらは同じか又は異なっていてよく、そして独立してハロ、アルキル、アルコキシ、アリールオキシ、−NH、−NH−アルキル、−N(アルキル)、−SR、−S(O)R、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−NHC(O)R、ハロアルキル、−CN及びNOから選択され、それによりArがテトラヒドロナフチレンである場合は、R及びRは各々水素以外であり;
Wは−N(R12)−、−S−、−O−又は−C(R−であり、ここで両方のR基及びそれらが結合している共通の炭素原子は一緒になってシクロアルキル又はヘテロシクリル基を形成することができ、それらの各々が更に置換されていてよく;
YはH、ハロ、アルキル又は−CNであり;
Zは−C(R)−又は−N−であり、これにより任意の追加的な結合が存在する場合、Zは−C(R)−であり;
mの各々の存在は独立して0又は1であり;
nは0〜2の範囲の整数であり;そして、
pは0又は1である)
を有する化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体。
【請求項2】
が−アリール、−アリールアルキル、ベンゾ縮合シクロアルキル、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール又はベンゾ縮合ヘテロシクレニルである請求項1記載の化合物。
【請求項3】
が−フェニル、−ベンジル、−フェネチル、−インダニル、ピペラジニル又はピラゾリルである請求項2記載の化合物。
【請求項4】
が:
【化146】

であり、Gが−H、−ハロ又はアルコキシである請求項1記載の化合物。
【請求項5】
が:
【化147】

である請求項1記載の化合物。
【請求項6】
が−H又はアルキルである請求項2記載の化合物。
【請求項7】
nが1である請求項1記載の化合物。
【請求項8】
及びR3aが各々−Hであり、Zが−N−である請求項7記載の化合物。
【請求項9】
WがNHである請求項8記載の化合物。
【請求項10】
Wが−CH(NH)−、−C(R)(NH)−又は−CH(OH)−である請求項8記載の化合物。
【請求項11】
Arが:
【化148】

である請求項1記載の化合物。
【請求項12】
Arが:
【化149】

である請求項1記載の化合物。
【請求項13】
Zが−N−であり、Arがフェニルであり、RがHである請求項1記載の化合物。
【請求項14】
Zが−N−であり、Arがピリジルであり、RがHである請求項1記載の化合物。
【請求項15】
基:
【化150】

が:
【化151】

である請求項1記載の化合物。
【請求項16】
が:
【化152】

である請求項15記載の化合物。
【請求項17】
がH又はアルキルである請求項16記載の化合物。
【請求項18】
式:
【化153】

(式中、
は−アリール、−アリールアルキル、−ベンゾ縮合シクロアルキル、−ヘテロアリール、−ベンゾ縮合ヘテロアリール又は−ベンゾ縮合ヘテロシクレニルであり;
は−H又は−アルキルである)
を有する請求項1記載の化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体。
【請求項19】
式:
【化154】

(式中、W及びnは請求項1において定義される通りであり;Q、Q及びQは各々独立してH、アルキル、ヘテロアリール又は−C(O)OHであり;そしてX及びXの各々は独立してCH又はNである)
を有する請求項1記載の化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体。
【請求項20】
がCHであり、WがNHであり、QがCOOHであり、そしてnが1である請求項19記載の化合物。
【請求項21】
式:
【化155】

(式中、Rはアルキル又はアリールであり、ここでアリール基は同じか又は異なっていてよく、独立して−ハロ、−アルキル、−C(O)OH、及び−アルコキシから選択される3個までの置換基で置換されていてよく;そしてR及びWは請求項1において定義される通りである)
を有する請求項1記載の化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体。
【請求項22】
式:
【化156】

(式中、Rは−H又は−アルキルである)を有する請求項1記載の化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体。
【請求項23】
構造:
【化157−1】

【化157−2】

【化157−3】

【化157−4】

【化157−5】

【化157−6】

を有する化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体。
【請求項24】
精製された形態の請求項1記載の化合物。
【請求項25】
有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体、及び製薬上許容しうる担体を含む医薬組成物。
【請求項26】
少なくとも1つの追加的な抗癌剤を更に含み、追加的な抗癌剤が請求項1の化合物とは異なる、請求項25記載の組成物。
【請求項27】
少なくとも1つの追加的な抗癌剤が細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキセート、テモゾロミド、シクロホスファミド、SCH66336、R115777、L778,123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリーベック、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロメチン、イフォスファミド、メルファラン、クロランブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、フルダラビンホスフェート、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、ドロモスタノロンプロピオネート、テストラクトン、メゲステロールアセテート、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、メドロキシプロゲステロンアセテート、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベキサール、ベルケード、ゼバリン、トリセノックス、キセローダ、ビノレルビン、プロフィマー、エルビツクス、リポソマール、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、イフォスフォミド、リツキシマブ、C225、ドキシル、オンタック、デポシット、ミロターグ、カンパス、セレブレックス、スーテント、アラネスプ、ニューポゲン、ニューラスタ、ケピバンス、SU11248、及びPTK787よりなる群から選択される請求項26記載の組成物。
【請求項28】
有効量の少なくとも1つの請求項23記載の化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体、及び製薬上許容しうる担体を含む医薬組成物。
【請求項29】
少なくとも1つの追加的な抗癌剤を更に含み、追加的な抗癌剤が請求項18の化合物ではない請求項28記載の組成物。
【請求項30】
少なくとも1つの追加的な抗癌剤が細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキセート、テモゾロミド、シクロホスファミド、SCH66336、R115777、L778,123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリーベック、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロメチン、イフォスファミド、メルファラン、クロランブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、フルダラビンホスフェート、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、ドロモスタノロンプロピオネート、テストラクトン、メゲステロールアセテート、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、メドロキシプロゲステロンアセテート、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベキサール、ベルケード、ゼバリン、トリセノックス、キセローダ、ビノレルビン、プロフィマー、エルビツクス、リポソマール、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、イフォスフォミド、リツキシマブ、C225、ドキシル、オンタック、デポシット、ミロターグ、カンパス、セレブレックス、スーテント、アラネスプ、ニューポゲン、ニューラスタ、ケピバンス、SU11248、及びPTK787よりなる群から選択される請求項29記載の組成物。
【請求項31】
患者におけるサイクリン依存性キナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項32】
サイクリン依存性キナーゼがCDK1である請求項31記載の方法。
【請求項33】
サイクリン依存性キナーゼがCDK2である請求項31記載の方法。
【請求項34】
患者におけるチェックポイントキナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項35】
チェックポイントキナーゼがChk1である請求項34記載の方法。
【請求項36】
チェックポイントキナーゼがChk2である請求項34記載の方法。
【請求項37】
患者におけるオーロラキナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項38】
オーロラキナーゼがオーロラ−Aである請求項37記載の方法。
【請求項39】
オーロラキナーゼがオーロラ−Bである請求項37記載の方法。
【請求項40】
オーロラキナーゼがオーロラ−Cである請求項37記載の方法。
【請求項41】
患者におけるチロシンキナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項42】
チロシンキナーゼがVEGF−R2、EGFR、HER2、SRC、JAK及びTEKよりなる群から選択される請求項41記載の方法。
【請求項43】
チロシンキナーゼがVEGF−R2である請求項42記載の方法。
【請求項44】
チロシンキナーゼがEGFRである請求項42記載の方法。
【請求項45】
患者におけるPim−1キナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項46】
患者におけるc−Metキナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項47】
c−Metキナーゼがc−Metである請求項46記載の方法。
【請求項48】
患者におけるMEKキナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項49】
MEKキナーゼがMEK−1である請求項48記載の方法。
【請求項50】
患者における癌を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項51】
有効量の少なくとも1つの追加的な抗癌剤を患者に投与することを更に含み、追加的な抗癌剤が請求項1の化合物とは異なる請求項50記載の方法。
【請求項52】
癌が膀胱癌、乳癌、結腸癌、腎臓癌、肝臓癌、脳の癌又は他の中枢神経系の癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、頭部頚部癌、食道癌、胆嚢癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、子宮頸癌、甲状腺癌、前立腺癌、子宮癌、皮膚癌、白血病、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、骨髄腫、精上皮腫、奇形癌、骨肉腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、甲状腺濾胞状癌又はカポジ肉腫である請求項50記載の方法。
【請求項53】
少なくとも1つの追加的な抗癌剤が細胞増殖抑制剤、シスプラチン、アロプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキセート、テモゾロミド、シクロホスファミド、SCH66336、R115777、L778,123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリーベック、イントロン−A、インターフェロン、インターロイキン、ara−C、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロメチン、イフォスファミド、メルファラン、クロランブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、フルダラビンホスフェート、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、ドロモスタノロンプロピオネート、テストラクトン、メゲステロールアセテート、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、メドロキシプロゲステロンアセテート、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、ゲムシタビン、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベキサール、ベルケード、ゼバリン、トリセノックス、キセローダ、プロフィマー、エルビツクス、リポソマール、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、リツキシマブ、C225、ドキシル、オンタック、デポシット、ミロターグ、カンパス、キューテント、アラネスプ、ニューラスタ、ケピバンス、SU11248、及びPTK787よりなる群から選択される請求項51記載の方法。
【請求項54】
放射線療法を患者に施行することを更に含む請求項50記載の方法。
【請求項55】
患者における癌を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項23記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項56】
有効量の少なくとも1つの追加的な抗癌剤を患者に投与することを更に含み、追加的な抗癌剤が請求項18の化合物とは異なる、請求項55記載の方法。
【請求項57】
癌が膀胱癌、乳癌、結腸癌、腎臓癌、肝臓癌、脳の癌又は他の中枢神経系の癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、頭部頚部癌、食道癌、胆嚢癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、子宮頸癌、甲状腺癌、前立腺癌、子宮癌、皮膚癌、白血病、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、骨髄腫、精上皮腫、奇形癌、骨肉腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、甲状腺濾胞状癌又はカポジ肉腫である請求項55記載の方法。
【請求項58】
少なくとも1つの追加的な抗癌剤が細胞増殖抑制剤、シスプラチン、アロプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキセート、テモゾロミド、シクロホスファミド、SCH66336、R115777、L778123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリーベック、イントロン−A、インターフェロン、インターロイキン、ara−C、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロメチン、イフォスファミド、メルファラン、クロランブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、フルダラビンホスフェート、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、ドロモスタノロンプロピオネート、テストラクトン、メゲステロールアセテート、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、メドロキシプロゲステロンアセテート、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、ゲムシタビン、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベキサール、ベルケード、ゼバリン、トリセノックス、キセローダ、プロフィマー、エルビツクス、リポソマール、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、リツキシマブ、C225、ドキシル、オンタック、デポシット、ミロターグ、カンパス、キューテント、アラネスプ、ニューラスタ、ケピバンス、SU11248、及びPTK787よりなる群から選択される請求項56記載の方法。
【請求項59】
放射線療法を患者に施行することを更に含む請求項55記載の方法。

【公表番号】特表2010−508273(P2010−508273A)
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−534690(P2009−534690)
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2007/022827
【国際公開番号】WO2008/054701
【国際公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】