説明

メディア洗浄機及びメディア洗浄方法

【課題】メディア撹拌型湿式粉砕機で使用するメディアを、短時間に洗浄し、メディアの粉砕を起こさないメディア洗浄機を提供する。
【解決手段】壁面の一部に篩面が形成されるとともに軸芯を中心として回転可能に形成された筒状のメディア容器20と、内部に洗浄液を溜める洗浄槽30とを備え、洗浄槽30に溜めた洗浄液の液面と前記軸芯とが15〜70°の角度をなす状態で、篩面の一部を洗浄液に浸して回転する。超音波発振器50を併用することが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メディア撹拌型湿式粉砕機で使用するメディアを洗浄するためのメディア洗浄機に関する。また、これを用いたメディア洗浄方法に関する。
【背景技術】
【0002】
メディア撹拌型湿式粉砕機は、スラリー状態の処理物をメディアとともに撹拌して粉砕処理を行い、細かい粒子とする粉砕機である。処理後の目標粒径は1μm以下とすることが多く、100nm以下である場合も少なくない。このように目標粒径の小さい粉砕処理では、使用するメディアの直径も小さく、0.2mm以下のものが多く使用されている。
【0003】
メディア撹拌型湿式粉砕機では、使用するメディアが小さくなると、メディアと処理物との分離が難しくなる。特許文献1には、遠心式のセパレータを用いてメディアと処理物とを分離するメディア撹拌型湿式粉砕機の構造について記載されている。また、特許文献2には、このようなメディア撹拌型湿式粉砕機を用いた粉砕処理システムが記載されている。
【0004】
特許文献2に記載された粉砕処理システムの一例を図5に示す。この粉砕処理システム112は、遠心式のセパレータを備えたメディア撹拌型湿式粉砕機120、処理物のホールディングタンク140、循環ポンプ130及びこれらを接続する循環ライン150を備えている。
【0005】
ホールディングタンク140に投入された処理物は、循環ポンプ130によってメディア撹拌型湿式粉砕機120に供給され、ここで粉砕処理を受けた後、再びホールディングタンク140に戻るようになっている。したがって、処理物はメディア撹拌型湿式粉砕機120により繰り返し粉砕処理を受ける。その結果、系内の処理物全体について粉砕処理が進行し、次第に粒子の微細化が進行することになる。
【0006】
また、この粉砕処理システム112は、回収液タンク175、メディア回収タンク176及びこれらを接続する回収ライン185を備えている。これにより、粉砕処理の終了後に、メディア撹拌型湿式粉砕機120内のメディアを回収することができる。
【0007】
すなわち、粉砕処理の終了後にメディア撹拌型湿式粉砕機120の回転部を運転状態としたまま複数のバルブを切り替えることにより、回収液タンク175からメディア撹拌型湿式粉砕機120を経由してメディア回収タンク176に向って回収液を流す。これにより、メディア撹拌型湿式粉砕機120内のメディアを全て回収タンク176に回収することができる。
【0008】
また、メディア回収タンク176に回収されたメディアは、必要に応じて撹拌機177を用いて洗浄できることも記載されている。取り扱う処理物を変更する場合などに、粉砕処理システム112全体を洗浄する必要があり、メディアもよく洗浄して付着物を除去することが好ましい。
【0009】
撹拌機177でメディアを撹拌することによりメディア同士が衝突するので、表面の付着物を剥離することができる。しかしながら、弱い撹拌ではメディアの衝突する確率が低いために洗浄効率が上がらず好ましくない。また、強い撹拌ではメディア同士の衝突によってメディアが粉砕されるので好ましくない。
【0010】
したがって、この洗浄作業は濃度や撹拌の強さ等の最適条件を定める必要があるが、作業者の経験に頼る難しい作業となっている。また、最適な条件においても洗浄に長時間を必要とすることが多い。また、メディアの一部が粉砕された場合には、粉砕されたメディアを除去する作業に長時間を必要とする。さらに、洗浄した後の脱水や濯ぎについても、多くの時間を必要とする作業となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2006−247557号公報
【特許文献2】特開2009−125682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の課題は、メディア撹拌型湿式粉砕機で使用したメディアを、粉砕処理終了後に簡単に洗浄することができるメディア洗浄機を提供することにある。すなわち、高い洗浄効率により短時間に洗浄できるとともに、メディアの粉砕を起こすことのないメディア洗浄機であり、人手を掛けることなく洗浄後の濯ぎや粉砕されたメディアの除去まで可能なメディア洗浄機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に係るメディア洗浄機は、メディア撹拌型湿式粉砕機で使用するメディアを洗浄するためのメディア洗浄機であって、壁面の一部に篩面が形成されるとともに軸芯を中心として回転可能に形成された筒状のメディア容器と、内部に洗浄液を溜める洗浄槽とを備え、前記洗浄槽に溜めた洗浄液の液面と前記軸芯とが15〜70°の角度をなす状態で、前記篩面の一部を前記洗浄液に浸して回転する手段を採用している。
【0014】
また、本発明の請求項2に係るメディア洗浄機は、請求項1に記載のメディア洗浄機において、前記洗浄槽が、超音波洗浄を行うことができる超音波発振器を備えている手段を採用している。また、本発明の請求項3に係るメディア洗浄機は、請求項1又は2に記載のメディア洗浄機において、前記洗浄槽の給液と排液、及び前記メディア容器の回転と停止を制御する制御器を備え、運転開始から洗浄運転及び濯ぎ運転を経て停止に至るまでの工程が自動的に行われる手段を採用している。
【0015】
さらに、本発明の請求項4に係るメディア洗浄方法は、請求項1乃至3に記載のメディア洗浄機を使用して、メディア撹拌型湿式粉砕機で使用するメディアを洗浄するためのメディア洗浄方法であって、洗浄するメディアとともに該メディアよりも粒径の大きな大粒粒子を混在させる手段を採用している。
【発明の効果】
【0016】
筒状のメディア容器内において、メディアは洗浄液の下方に沈降した状態で緩やかに撹拌される。前述のように撹拌機により均一に分散された状態では、メディア同士の粒子間距離が大きく衝突する確率が低い。しかし、沈降した状態では、メディアは相互に密着した濃縮状態となり、粒子間距離が小さくなって相互に衝突及び摩擦し合う確率が高くなる。
【0017】
したがって、本発明のメディア洗浄機は、粉砕処理終了後のメディアを短時間で洗浄することができる。また、緩やかな撹拌で洗浄処理されるため、メディアが粉砕されることもない。そして、メディアに付着した固形物や、粉砕処理において発生したメディアの粉砕片を簡単に分離することができる。さらに、全工程を簡単に自動化することが可能であり、洗浄運転から濯ぎ運転まで人手を掛けることなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明のメディア洗浄機の一例を示す概略縦断面図である。
【図2】角度の違いによる洗浄効果の違いを説明するための説明図であり、(1)は角度が0°の場合、(2)は角度が35°の場合、(3)は角度が90°の場合を示す。
【図3】図1に示す洗浄機の制御システムを示すブロック図である。
【図4】図1に示す洗浄機の制御システムを示すフローチャートである。
【図5】従来の洗浄方法を含む粉砕処理システムの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1には本発明によるメディア洗浄機の一実施形態が示されている。このメディア洗浄機10は、軸芯を中心として回転可能に形成された筒状のメディア容器20と、メディア容器20を回転させる電動機40と、内部に洗浄液を溜める洗浄槽30とを備えている。
【0020】
メディア容器20は、筒状であって内部にメディアを入れることができるように形成されている。その断面の形状は、円形の他、多角形や楕円形とすることもできる。メディア容器20は、壁面の一部に篩面21が形成されている。壁面とは、上下両端の壁面となる上壁面25又は下壁面26、或いは筒状の壁面となる周壁面27を指すこととする。
【0021】
通常、円板状の上壁面25と下壁面26の間に、筒状の枠体を形成し、その枠体の上に篩布を張って篩面21となる周壁面27を形成することが多い。そして、メディアを出し入れするための蓋は、上壁面25又は下壁面26に設けることが多い。しかし、上壁面25又は下壁面26に篩面21を形成しても良く、周壁面27に蓋を形成することもできる。篩面21を形成する材料としては、ステンレス製の金網やナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂等の樹脂製の金網、或いはカーボン製の網を使用することができる。
【0022】
メディア容器20の内径(D)と軸線方向長さ(L)との関係は、長さ(L)が内径(D)よりも大きく内径(D)の2倍よりも小さい、すなわち、D<L<2Dの関係とすることが好ましい。ここで、メディア容器20の断面形状が円形でない場合は、内径(D)を相当直径で考えることができる。
【0023】
メディア容器20の上壁面25には、軸芯に沿って回転軸22が設けられ、電動機40によって回転軸22を駆動することにより、軸芯を中心としてメディア容器20を回転することができる。ここで、電動機40は、適当な保持部材によって固定されており、回転軸41を回転する出力を発生する。そして、電動機40の回転軸41とメディア容器20の回転軸22とを連結することにより、メディア容器20を回転させるようになっている。なお、メディア洗浄機10全体が大型となった場合には、下壁面26にも回転軸を設け、メディア容器20の両端部で支持することが好ましい。
【0024】
メディア容器20は、比較的緩やかに回転させる。回転数は、毎分10〜100回転とすることが好ましい。回転があまり緩やかでは洗浄速度が遅くなる。また、回転があまり速いと、一部の粒子は洗浄液中に分散して粒子間距離が大きくなり、同時に、他部の粒子は篩面21に付着して動かない状態となり、洗浄性能が低下する。したがって、最適な回転数はメディアの材質や粒径によって適宜選定することになる。
【0025】
本発明のメディア洗浄機10は、洗浄槽30に溜めた洗浄液の液面31に対して、メディア容器20の軸芯が傾斜した状態で形成されている。メディア容器20は、この状態で、篩面21の一部を洗浄液に浸して回転するようになっている。そして、これにより本発明特有の洗浄性能を得ることができる。
【0026】
液面31と軸芯とのなす角度θによる洗浄性能の違いを、図2により説明する。ここでは、メディア容器20の周壁面27全体が篩面を形成しているものとする。図2(1)は角度θが0°の場合であり、(2)は角度θが35°の場合であり、(3)は角度θが90°の場合である。いずれの場合も、メディアはメディア容器20内で沈降しており、メディア容器20の回転によって、その一部が周壁面27に引き摺られるような力を受ける。
【0027】
(1)の角度θが0°の場合、メディア容器20内のメディアは、メディア容器20の回転により確実に撹拌され、良好な洗浄性能が得られるように思われる。しかしながら、この図からも分かるように、メディアは水平方向には殆ど移動しない。しかも、メディア全体が一体となって転がるような動きとなり、粒子同士の相対的な動きが非常に少ない。すなわち、メディア粒子相互間の摺動があまり発生しないのである。
【0028】
(2)のように液面31に対して軸芯が斜めになる関係では、メディア容器20内に沈降したメディアが周方向にも軸線方向にも移動し、粒子全体が非常に複雑な流動状態となる。また、メディアは濃縮された状態で移動するため、メディア粒子相互間の摺動が激しく、大きな洗浄効果を得ることができる。角度θの値は、15〜70°の範囲が好ましく、30〜55°の範囲で最高の洗浄効果を得ることができる。
【0029】
周壁面27及び下壁面26に接する部分の粒子は、回転に伴って液面31よりも上まで持ち上げられた後落下する。このとき、落下する粒子は、元の位置に対して軸線方向にも周方向にも大きく位置を変えることになり、メディア全体に大きな混合効果を得ることができる。したがって、メディアの全体を均一に洗浄することができる。
【0030】
また、各粒子は、メディア容器20内の下端部に向かって沈降するので、濃縮されたスラリー状態となり、各粒子は相互に密着した状態となっている。したがって、各粒子は、常に他の粒子と接触して摺り合わされるので、強い洗浄効果を得ることができることになる。特に、液面31よりも高い位置から落下する際に、落下地点で粒子相互に激しい摺動作用が発生する。そして、この強い洗浄効果と均一な混合効果との相乗効果によって、優れた洗浄性能を得ることができる。
【0031】
優れた洗浄性能が確実に発揮されるために、メディア容器20内に投入するメディアの容積量は、内容積に対して10〜50%とすることが好ましい。すなわち、50%以下とすることにより、メディアの良好な動きを確保することができる。また、10%未満では、処理量が小さくなり、非効率的な洗浄となってしまう。
【0032】
メディア容器20に対する液面位置の決め方は、少なくとも回転停止状態で、メディア全体が液面下に沈降した状態となる位置まで沈めることが好ましい。また、周壁面27の篩面21は、メディア容器20の回転によって必ず液面上に浮上することが好ましい。このような位置関係により、周壁面27の近傍に沈降したメディアは、メディア容器20の回転により、液面31から少し上に抜き出されて水切りされた後、液中に落下する。これにより、好ましい混合効果を得ることができる。
【0033】
(3)の角度θが90°の場合、メディア容器20を回転させても、メディアは殆ど移動しないことが分かる。すなわち、全ての粒子がメディア容器20とともに回転するので、粒子相互間の移動が殆ど起こらず、洗浄効果を期待することはできない。
【0034】
本発明のメディア洗浄機10は、超音波洗浄を併用することにより、より高性能とすることができる。図1では、洗浄槽30の底部に超音波発振器50を設けている。発振する超音波としては、周波数10〜100KHzとすることが好ましく、洗浄するメディア1gに対して1W程度の出力とすることが好ましい。
【0035】
また、洗浄するメディアに対して、直径がその10倍程度の大粒粒子を混在させることにより、より高性能とすることができる。混在させる大粒粒子の量は、洗浄するメディアに対して5〜20質量%とすることが好ましい。また、大粒粒子は、洗浄するメディアと同一材質とすることが好ましい。
【0036】
本発明のメディア洗浄機10は、洗浄槽30への給水やメディア容器20の回転を制御する制御器60を備え、図3に示すような制御システムを形成することが好ましい。そして、運転開始から洗浄運転及び濯ぎ運転を経て停止に至るまでの工程を自動的に行うことが好ましい。
【0037】
制御器60には、操作者が釦を操作して、運転条件や運転開始等の必要な情報を入力することができる。また、制御器60には、液面計からの信号を入力することができる。制御器60からは、制御情報を出力して、注水弁71及び排水弁72の開閉、メディア容器20の回転と停止、超音波発振器50の超音波発振と停止、入力情報や運転状況を示すディスプレー表示、必要によりランプ表示等を行うことができる。
【0038】
図3の制御システムにおける作業の流れを、図4にフローチャートで示す。洗浄の前準備としては、メディア容器20にメディアを投入し、洗浄槽30に洗剤を投入する。液レベルは、満杯位置L1と空位置L2とを設定できるものとする。そして、ディスプレーを見ながら洗浄時間T1、濯ぎ時間T2及び濯ぎ回数Nを入力した後、開始釦を押してONとして、自動運転を開始する。
【0039】
最初に、注水弁71が開となり洗浄槽30に注水が開始される。制御器60には液レベルl1が入力されて、設定された満杯位置L1と比較され、液レベルl1が満杯位置L1を越えた時点で注水弁71が閉とされる。満杯状態において、超音波発振器50の発振及びメディア容器20の回転がONとなり、洗浄運転が開始されるとともに、タイマーにより運転時間t1が計測される。
【0040】
運転時間t1が設定された洗浄時間T1に達したら、超音波発振器50の発振及びメディア容器20の回転がOFFとされる。そして、排水弁72を開とし、液レベルl1が制御器60に入力されて設定された空位置L2と比較され、液レベルl1が空位置L2以下となった時点で排水弁72を閉として洗浄運転が終了する。
【0041】
濯ぎ運転は、運転回数nを1としてスタートする。そして、注水弁71が開となり洗浄槽30に注水が開始される。制御器60には液レベルl1が入力され、設定された満杯位置L1と比較され、液レベルl1が満杯位置L1を越えた時点で注水弁71が閉とされる。満杯状態において、超音波発振器50の発振及びメディア容器20の回転がONとなり、濯ぎ運転が開始されるとともに、タイマーにより運転時間t2が計測される。
【0042】
運転時間t2が設定された濯ぎ時間T2に達したら、超音波発振器50の発振及びメディア容器20の回転がOFFとされる。そして、制御器60には液レベルl1が入力され、設定された空位置L2と比較され、液レベルl1が空位置L2以下となった時点で排水弁72が閉とされて濯ぎ運転が終了する。
【0043】
濯ぎ運転は複数回行うことが好ましい。したがって、運転回数nを設定された濯ぎ回数Nと比較し、nがNに達していない場合は、nに1を加えた上で、もう一度濯ぎ運転を繰り返す。nがNに達したら終了灯を点灯し、全ての作業が終了したことを知らせる。ブザーを併用することも好ましい。作業者は、電源を切り、洗浄されたメディアを回収する。大粒粒子を使用した場合には、篩い分けにより選別し、夫々保管する。
【0044】
以上のように、本願発明のメディア洗浄機10は、制御器60を備えることにより自動運転が可能であり、簡単な設定を行うだけで、運転開始から洗浄運転及び濯ぎ運転を経て停止に至るまでの全工程を自動的に行うことができる。
【符号の説明】
【0045】
10 メディア洗浄機
20 メディア容器
21 篩面
22、41 回転軸
25 上壁面
26 下壁面
27 周壁面
30 洗浄槽
31 液面
40 電動機
50 超音波発振器
60 制御器
71 注水弁
72 排水弁
112 粉砕処理システム
120 メディア撹拌型湿式粉砕機
130 循環ポンプ
140 ホールディングタンク
150 循環ライン
175 回収液タンク
176 メディア回収タンク
177 撹拌機
185 回収ライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディア撹拌型湿式粉砕機で使用するメディアを洗浄するためのメディア洗浄機であって、壁面の一部に篩面が形成されるとともに軸芯を中心として回転可能に形成された筒状のメディア容器と、内部に洗浄液を溜める洗浄槽とを備え、
前記洗浄槽に溜めた洗浄液の液面と前記軸芯とが15〜70°の角度をなす状態で、前記篩面の一部を前記洗浄液に浸して回転することを特徴とするメディア洗浄機。
【請求項2】
前記洗浄槽が、超音波洗浄を行うことができる超音波発振器を備えていることを特徴とする請求項1に記載のメディア洗浄機。
【請求項3】
前記洗浄槽の給液と排液、及び前記メディア容器の回転と停止を制御する制御器を備え、運転開始から洗浄運転及び濯ぎ運転を経て停止に至るまでの工程が自動的に行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のメディア洗浄機。
【請求項4】
請求項1乃至3に記載のメディア洗浄機を使用して、メディア撹拌型湿式粉砕機で使用するメディアを洗浄するためのメディア洗浄方法であって、
洗浄するメディアとともに該メディアよりも粒径の大きな大粒粒子を混在させることを特徴とするメディア洗浄方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−115713(P2011−115713A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−274612(P2009−274612)
【出願日】平成21年12月2日(2009.12.2)
【出願人】(000174965)日本コークス工業株式会社 (42)
【出願人】(390029089)高周波熱錬株式会社 (288)
【Fターム(参考)】