説明

ワイヤハーネス用固定具

【課題】ワイヤハーネスをパネルに強固に固定でき、かつワイヤハーネスをより小さな力で簡単にパネルから取り外すことができるワイヤハーネス用固定具を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス用固定具としての配線用クリップ1は、ワイヤハーネス11に取り付けられる取付部2と、一端部3aが取付部2に連なるオフセット部3と、パネル10の孔10aに係止するアンカー部4とを備えている。アンカー部4は、立設片41と、パネル10の孔10aに係止する係止アーム42及び係止部43とを備えている。立設片41は、オフセット部3の他端部3bから立設している。係止アーム42は、立設片41の先端部41aに連なりかつ取付部2から離れる方向に延びているとともに、オフセット部3に近づくにしたがって立設片41から離れる方向に延びている。係止部43は、立設片41の係止アーム42から離れた側の表面に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体としての自動車等の車体を構成するパネルにワイヤハーネスを固定するワイヤハーネス用固定具に関する。
【背景技術】
【0002】
移動体としての自動車等には、各種の電子機器が搭載されている。前記自動車は、前記電子機器にバッテリ等の電源等からの電力や制御装置からの制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、当該電線の端部等に取り付けられたコネクタ等を備えている。
【0003】
前記電線は、それぞれ、導電性の芯線と、当該芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えた被覆電線である。コネクタは、前記電線の芯線と電気的に接続した端子金具と、当該端子金具を収容する絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。前記コネクタは、電子機器のコネクタとコネクタ結合する。そして、ワイヤハーネスは、電子機器に電力や各種の信号を伝える。
【0004】
自動車の車体を構成するパネルに前述したワイヤハーネスを固定するために、従来、ワイヤハーネス用固定具が用いられている。このようなワイヤハーネス用固定具によって、ワイヤハーネスはパネルに強固に固定される。一方、前記自動車の解体時におけるリサイクル性の向上等のため、パネルに固定されたワイヤハーネスを簡単に取り外せるようにすることも望まれている。
【0005】
そこで、例えば特許文献1等に記載されたワイヤハーネス用固定具が用いられている。特許文献1に記載されたワイヤハーネス用固定具は、合成樹脂で構成され、平板状の取付部と、アンカー部とを一体に備えている。
【0006】
アンカー部は、取付部から立設した立設片と、立設片に連なる一つの係止アームとを一体に備えている。係止アームは、一端部が立設片の先端部の一方側に連なり、一端部から他端部に向かうにしたがって徐々に取付部に近づき、かつ徐々に立設片から離れる方向に延びている。係止アームは、他端部が立設片に近づく方向に弾性変形自在である。また、係止アームの他端部には、パネルの孔の内縁に接触してパネルの孔に係止する切り欠きが設けられている。切り欠きは、係止アームの他端部の外縁部を切り欠いている。
【0007】
さらに、前述した立設片の先端部のうち係止アームから離れた他方側には、円弧状のガイド面が形成されている。このガイド面は、係止アームの切り欠きを中心にし、かつパネルの孔の内径を半径とする円周軌道に合致する形状となっている。
【0008】
前述したワイヤハーネス用固定具は、取付部にワイヤハーネスの電線を重ね、当該取付部と電線の外周に粘着テープ等が巻き付けられて、ワイヤハーネスに取り付けられる。そして、アンカー部がパネルの孔内に挿入される。すると、係止アームが立設片に近づく方向に一旦弾性変形する。その後、係止アームの他端部が孔内に進入すると、弾性復元力によって、係止アームが立設片から離れる方向に変位する。そして、切り欠きが孔の内縁に接触して係止して、アンカー部がパネルの孔に係止する。こうして、ワイヤハーネス用固定具は、ワイヤハーネスをパネルに固定する。
【0009】
また、自動車の解体時等に、パネルに固定されたワイヤハーネスを取り外す際には、ワイヤハーネスを係止アーム側に回転させる。すると、ワイヤハーネス用固定具が係止アームの切り欠きを中心にして回転していき、立設片のガイド面上を孔の内縁が摺動していって立設片が孔から引き抜かれるとともに、切り欠きのパネルへの係止が解除されて、係止アームがパネルから引き抜かれる。こうして、ワイヤハーネス用固定具がパネルから引き抜かれて、ワイヤハーネスがパネルから取り外される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平11−303826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、前述したワイヤハーネス用固定具は、一つの係止アームがパネルの孔に係止するだけなので、パネルの孔に係止する力が弱く、通常時(解体時以外)にワイヤハーネス用固定具即ちワイヤハーネスがパネルから外れてしまう虞があった。
【0012】
また、ワイヤハーネスをパネルから取り外す際には、ワイヤハーネスを係止アーム側に回転させているが、アンカー部がパネルの孔内に進入しているので、係止アームが見えづらく回転させる方向がわかりづらいといった問題があった。また、例えばワイヤハーネスの配索状態等によっては、ワイヤハーネスを回転させることが困難な場合もあった。
【0013】
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、ワイヤハーネスをパネルに強固に固定でき、かつワイヤハーネスをより小さな力で簡単にパネルから取り外すことができるワイヤハーネス用固定具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、ワイヤハーネスに取り付けられる取付部と、一端部が前記取付部に連なるオフセット部と、前記オフセット部の他端部から立設しかつパネルの孔に係止するアンカー部と、を備え、前記ワイヤハーネスを前記パネルに固定するワイヤハーネス用固定具であって、前記アンカー部が、前記オフセット部の前記他端部から立設した立設片と、前記立設片の前記オフセット部から離れた側の先端部に連なりかつ前記取付部から離れる方向に延びているとともに、前記オフセット部に近づくにしたがって前記立設片から離れる方向に延びて設けられて、前記パネルの前記孔に係止する係止アームと、前記立設片の前記係止アームから離れた側の表面に設けられ、前記パネルの前記孔に係止する係止部と、を備えたことを特徴としたワイヤハーネス用固定具である。
【0015】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載されたワイヤハーネス用固定具において、前記取付部に前記パネルから離れる方向の力を加えると、前記オフセット部の前記他端部が前記パネルに押し付けられて支点となり、かつ前記係止アームの前記パネルとの接触部分が作用点となって、てこの原理により増大した前記力によって前記係止アームが弾性変形して前記立設片が前記係止アームに近づき、前記係止部の係止を解除する構成となっていることを特徴としたワイヤハーネス用固定具である。
【発明の効果】
【0016】
請求項1及び請求項2に記載された発明によれば、係止アームと係止部がパネルの孔に係止するので、ワイヤハーネスをパネルに強固に固定できる。また、ワイヤハーネスをパネルから取り外す際には、ワイヤハーネスをパネルから遠ざけていくことで、てこの原理によって、より小さな力で係止部の係止を解除でき、かつ係止アームの係止を解除できる。したがって、ワイヤハーネスをより小さな力で簡単にパネルから取り外すことができる。また、ワイヤハーネスをパネルから遠ざければよいので、ワイヤハーネスを引っ張るべき方向が明確であり、また、ワイヤハーネス自体を回転させる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス用固定具としての配線用クリップを示す斜視図である。
【図2】図1に示された配線用クリップにワイヤハーネスが取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図3】図2に示された配線用クリップがワイヤハーネスをパネルに固定した状態を示す正面図である。
【図4】図3に示された配線用クリップの係止部の係止が解除された状態を示す正面図である。
【図5】図4に示された配線用クリップの係止アームの係止が解除された状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス用固定具としての配線用クリップ1を、図1ないし図5を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかる図1等に示す配線用クリップ1は、移動体としての自動車に配索されるワイヤハーネス11(図2及び図3等)を、当該自動車のパネル10(図3等)等に固定するために用いられる。
【0019】
ワイヤハーネス11は、複数の電線と、当該電線の端部等に取り付けられたコネクタ等とを備えている。電線は、導電性の芯線と、当該芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えた被覆電線である。コネクタは、導電性の端子金具と、絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、電線の芯線と電気的に接続される。コネクタハウジングは、箱状に形成され、内側に端子金具を収容する。ワイヤハーネス11は、コネクタが各種の電子機器のコネクタとコネクタ結合して、これら電子機器に電力や各種の信号を伝える。
【0020】
パネル10は、前記自動車の車体を構成する。パネル10には、当該パネル10を貫通した孔10aが設けられている。孔10aは、平面視円形状に形成されている。
【0021】
配線用クリップ1は、合成樹脂で構成されている。配線用クリップ1は、所謂オフセットクリップである。配線用クリップ1は、図1及び図2に示すように、ワイヤハーネス11に取り付けられる取付部2と、取付部2に連なるオフセット部3と、パネル10の孔10aに係止するアンカー部4とを一体に備えている。
【0022】
取付部2は、帯板状に形成されている。取付部2は、図2に示すように、ワイヤハーネス11の電線と重ねられて、これら電線とともに外周に粘着テープ12が巻き付けられて、ワイヤハーネス11に取り付けられる。このとき、取付部2の長手方向は、電線の長手方向と平行になっている。また、取付部2の長手方向両端には、それぞれ、電線に巻き付けられた粘着テープ12のずれを防止する突部21が設けられている。
【0023】
オフセット部3は、帯板状に形成されている。オフセット部3の一端部3aは、取付部2の幅方向の一方の端部中央に連なっている。オフセット部3と取付部2は、平面視T字状に形成され、同一平面上に配置されている。オフセット部3によって、取付部2とアンカー部4は互いに離れている(オフセットされている)。
【0024】
アンカー部4は、オフセット部3の他端部3bから立設している。アンカー部4は、立設片41と、係止アーム42と、係止部43とを一体に備えている。
【0025】
立設片41は、角柱状に形成され、オフセット部3の他端部3bから立設している。立設片41は、オフセット部3のパネル10と相対する側の表面から立設し、前記表面に直交する方向に沿って立設している。
【0026】
係止アーム42は、一端部42aが立設片41のオフセット部3から離れた先端部41aに連なっている。係止アーム42は、立設片41の先端部41aから、取付部2から離れる方向(オフセット部3の他端部3b側)に延びており、他端部42bが立設片41と間隔をあけている。
【0027】
そして、係止アーム42は、一端部42aから他端部42bに向かうにしたがって徐々にオフセット部3に近づくように配されている。係止アーム42は、一端部42aから他端部42bに向かうにしたがって徐々に立設片41から離れている。係止アーム42と立設片41とは、側方から見て略J字状に形成されている。係止アーム42は、他端部42bが立設片41に近づく方向に弾性変形自在である。
【0028】
また、係止アーム42の他端部42bには、切り欠き44が設けられている。切り欠き44は、係止アーム42の他端部42bの外縁部を切り欠いている。切り欠き44の係止アーム42の一端部42a側の面44aは、係止アーム42の一端部42aに近づくにしたがって徐々に係止アーム42の表面に近づく方向に傾斜した傾斜面となっている。係止アーム42は、切り欠き44の前記面44aがパネル10の裏面側に配され、切り欠き44の前記面44aに交差する面がパネル10の孔10aの内縁に接触して(押し付けられて)、パネル10の孔10aに係止する。
【0029】
係止部43は、立設片41の係止アーム42から離れた側の表面に設けられ、立設片41の中心軸を挟んで係止アーム42の反対側に設けられている。係止部43は、立設片41の長手方向略中央に設けられ、立設片41の立設する方向において係止アーム42の切り欠き44と略同位置に設けられている。係止部43は、立設片41の前記表面から突出した複数の係止突起を有し、鋸歯状に形成されている。
【0030】
複数の係止突起は、立設片41の立設する方向に沿って並んでいる。係止突起の立設片41の先端部41a側の表面は、先端部41aに近づくにしたがって徐々に立設片41の表面に近づく方向に傾斜した傾斜面となっている。また、係止突起の立設片41の基端部側の表面は、前記基端部に近づくにしたがって徐々に立設片41の表面に近づく方向に傾斜した傾斜面となっている。係止部43は、パネル10の裏面側に配されて、パネル10の孔10aに係止する。なお、この係止部43を、例えば立設片41の前記表面から凹の溝状に形成し、内側にパネル10の孔10aの外縁部を位置付けるようにしてもよい。
【0031】
前述した構成の配線用クリップ1は、以下のように、ワイヤハーネス11をパネル10に固定する。まず、取付部2にワイヤハーネス11の電線を重ね、取付部2と電線の外周に粘着テープ12等を巻き付けて、図2に示すように、取付部2をワイヤハーネス11に取り付ける。
【0032】
その後、アンカー部4をパネル10の孔10aと相対させる。そして、係止アーム42の一端部42aと立設片41の先端部41aとから、アンカー部4をパネル10の孔10a内に挿入していく。すると、係止アーム42は、他端部42bが立設片41に近づく方向に、一旦弾性変形する。
【0033】
その後、係止部43の傾斜面上を孔10aの内縁が摺動して、係止部43が孔10a内に進入する。次いで、係止アーム42の他端部42bが孔10a内に進入すると、弾性復元力によって、係止アーム42の他端部42bが立設片41から離れる方向に変位する。そして、切り欠き44が孔10aの内縁に接触して係止アーム42が孔10aに係止し、係止突起が孔10aの外縁部に係止して係止部43が孔10aに係止する。こうして、配線用クリップ1は、図3に示すように、アンカー部4が孔10aに係止して、ワイヤハーネス11をパネル10に固定する。
【0034】
前述したように配線用クリップ1でパネル10に固定されたワイヤハーネス11をパネル10から取り外す際には、ワイヤハーネス11を図3中の矢印E方向に引っ張って、取付部2即ちオフセット部3の一端部3aにパネル10から離れる方向Eの力を加える。すると、オフセット部3の他端部3b側の先端3cがパネル10の表面に押し付けられる。
【0035】
そして、図4に示すように、オフセット部3の先端3cが支点Fとなり、切り欠き44の孔10aの内縁との接触部分が作用点Lとなって、てこの原理によって取付部2に加えられた力が増大し、この増大した力によって係止アーム42が弾性変形して立設片41が係止アーム42に近づき、係止部43が孔10aの中心側に変位して、係止部43の孔10aへの係止が解除される。
【0036】
その後、図5に示すように、係止部43が孔10aから引き抜かれるとともに、係止アーム42が引っ張られて係止アーム42の孔10aへの係止が解除される。その後、立設片41全体と係止アーム42が孔10aから引き抜かれて、アンカー部4全体が孔10aから引き抜かれる。こうして、配線用クリップ1が孔10aから引き抜かれて、ワイヤハーネス11がパネル10から取り外される。
【0037】
本実施形態によれば、係止アーム42と係止部43がパネル10の孔10aに係止するので、ワイヤハーネス11をパネル10に強固に固定できる。また、ワイヤハーネス11をパネル10から取り外す際には、ワイヤハーネス11をパネル10から遠ざけていくと、てこの原理によって、より小さな力で係止部43の係止を解除でき、かつ係止アーム42の係止を解除できる。したがって、ワイヤハーネス11をより小さな力で簡単にパネル10から取り外すことができる。また、ワイヤハーネス11をパネル10から遠ざければよいので、ワイヤハーネス11を引っ張るべき方向が明確であり、また、ワイヤハーネス11自体を回転させる必要がない。
【0038】
前述した実施形態においては、取付部2にワイヤハーネス11の電線を重ねてこれらに粘着テープ12を巻き付けて、ワイヤハーネス11を取り付けていた。しかしながら本発明では、取付部2はどんな形状であってもよく、例えば一端部が取付部2に連なる結束バンド等で電線を取り付けてもよい。
【0039】
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0040】
1 配線用クリップ(ワイヤハーネス用固定具)
2 取付部
3 オフセット部
3a 一端部
3b 他端部
4 アンカー部
10 パネル
10a 孔
11 ワイヤハーネス
41 立設片
41a 先端部
42 係止アーム
43 係止部
E パネルから離れる方向
F 支点
L 作用点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤハーネスに取り付けられる取付部と、一端部が前記取付部に連なるオフセット部と、前記オフセット部の他端部から立設しかつパネルの孔に係止するアンカー部と、を備え、前記ワイヤハーネスを前記パネルに固定するワイヤハーネス用固定具であって、
前記アンカー部が、
前記オフセット部の前記他端部から立設した立設片と、
前記立設片の前記オフセット部から離れた側の先端部に連なりかつ前記取付部から離れる方向に延びているとともに、前記オフセット部に近づくにしたがって前記立設片から離れる方向に延びて設けられて、前記パネルの前記孔に係止する係止アームと、
前記立設片の前記係止アームから離れた側の表面に設けられ、前記パネルの前記孔に係止する係止部と、を備えたことを特徴とするワイヤハーネス用固定具。
【請求項2】
前記取付部に前記パネルから離れる方向の力を加えると、前記オフセット部の前記他端部が前記パネルに押し付けられて支点となり、かつ前記係止アームの前記パネルとの接触部分が作用点となって、てこの原理により増大した前記力によって前記係止アームが弾性変形して前記立設片が前記係止アームに近づき、前記係止部の係止を解除する構成となっていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス用固定具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−27205(P2011−27205A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−175066(P2009−175066)
【出願日】平成21年7月28日(2009.7.28)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】