説明

ワーク方向転換装置

【課題】方向転換時のワークの飛び出しを抑え、ワーク方向転換装置の信頼性を向上させる。
【解決手段】ワーク方向転換装置1は、鉛直方向に対して回転軸Xが搬入シュート2側と反対側に第1の角度で傾斜するとともに搬出シュート4側に第2の角度で傾斜し、ワーク3を受け取るとワーク3の重さによって搬入位置から搬出位置に回転する回転テーブル8と、回転テーブル8上の支点16に揺動可能に支持され、ワーク3を受け取らない状態では回転テーブル8と平行になり、ワーク3を受け取ってワーク3が支点16を越えるとワーク3の重さにより後縁部が下がって回転テーブル8に対して第2の角度よりも小さい第3の角度で傾斜するワーク受け部9と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬入路から受け取ったワークの向きを変え、下流に送るためのワーク方向転換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ベルトコンベヤーによって移送されてくるパッケージを、90°向きを変え、下流のパッケージストッカーに送る方向転換装置が開示されている。
【0003】
この方向転換装置は、傾斜した軸に回転可能に支持された回転台で構成される。ベルトコンベアーから回転台にパッケージが載置されると、パッケージ及び回転台の自重により回転台が90°回転し、回転台が回転した後はパッケージが自重により回転台からパッケージストッカーへと転がり出る。
【特許文献1】実開平6−14135号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記方向転換装置によれば、簡易な機構でパッケージの方向転換を行うことができる。
【0005】
しかしながら、回転台が回転して搬出位置に近づくにつれ、回転台が搬出方向に傾斜し、また、パッケージには遠心力が作用するため、回転台が搬出位置に到達する前にパッケージが回転台から転がり出てしまう場合がある。この場合、パッケージが回転台とパッケージストッカーの間に挟まれ、パッケージが損傷したり方向転換装置が停止する。
【0006】
本発明は、このような従来技術の技術的課題を鑑みてなされたもので、ワーク方向転換装置において、方向転換時のワークの飛び出しを抑え、ワーク方向転換装置の信頼性を向上させることを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、搬入路からワークを受け取り、受け取ったワークの向きを変え、前記搬入路と異なる方向に延びる搬出路に搬出するワーク方向転換装置において、鉛直方向に対して回転軸が前記搬入路側と反対側に第1の角度で傾斜するとともに前記搬出路側に第2の角度で傾斜し、前記ワークを受け取ると前記ワークの重さによって搬入位置から搬出位置に回転する回転テーブルと、前記回転テーブル上の支点に揺動可能に支持され、前記ワークを受け取らない状態では前記回転テーブルと平行になり、前記ワークを受け取って前記ワークが前記支点を越えると前記ワークの重さにより後縁部が下がって前記回転テーブルに対して前記第2の角度よりも小さい第3の角度で傾斜するワーク受け部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
回転テーブルが搬出位置に近づくにつれ、回転テーブルが搬出路側へと傾いていき、また、ワークには遠心力が作用する。
【0009】
しかしながら、本発明によれば、ワーク受け部が回転テーブルに対して傾斜しているので、ワーク受け部が搬出路側に傾くのを搬出位置に近づくまで抑えられる、これにより、回転テーブルが搬出位置に到達する前にワークがワーク受け部から出てしまうのを抑え、ワーク方向転換装置の信頼性を向上させることができる。
【0010】
さらに、回転テーブルが搬出位置に到達すると、そのときの回転テーブルの水平面に対する傾斜角がワーク受け部の回転テーブルに対する傾斜角よりも大きいので、ワーク受け部は搬出路側に傾斜し、ワークの自重を利用してワークをワーク受け部から搬出路に搬出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0012】
図1は本発明に係るワーク方向転換装置1の構成を示している。(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図である。このワーク方向転換装置1は、搬入シュート2から送られてくるワーク3(ここでは、リダクションギヤ)を受け取ると、ワーク3を保持したまま90°回転し、搬入シュート2と直交方向に延びる搬出シュート4へと送る装置である。
【0013】
ワーク方向転換装置1は、ベース部材6に回転可能に支持される支持ポスト7と、この支持ポスト7の上端に固定される回転テーブル8と、この回転テーブル8上に揺動可能に支持されるワーク受け部9と、ワーク受け部9の後縁部側を覆うように回転テーブル8に取り付けられる油飛散防止用のカバー10と、を備える。
【0014】
支持ポスト7(回転テーブル8の回転軸X)は、鉛直方向に対して、上端が搬入シュート2側とは反対側(搬入シュート2から離れる方向)に15°傾斜するとともに搬出シュート4側(搬出シュート4に近づく方向)に15°傾斜している。支持ポスト7が傾斜しているため、支持ポスト7に支持される回転テーブル8は、その前縁部を搬入シュート2に向ける搬入位置では、前縁部が後縁部よりも高くなるよう搬入シュート2側と反対側に15°傾斜し(以下、この角度を「搬入時テーブル傾斜角」といい、第1の角度に対応する。)、その前縁部を搬出シュート4に向ける搬出位置では、前縁部が後縁部よりも低くなるよう、搬出シュート4側に15°傾斜する(以下、この角度を「搬出時テーブル傾斜角」といい、第2の角度に対応する。)。
【0015】
回転テーブル8の回転は、搬入位置、搬出位置に対応してベース部材6に固定されるストッパ11、12によって規制される。また、回転テーブル8の支持ポスト7による支持位置、すなわち回転中心Cよりも後縁部側に錘部材13(第1の錘部材に対応する。)が取り付けられており、装置がワーク3を受け取っていないときは、回転テーブル8はこの錘部材13の重さによって搬入位置へと自動的に回転し、ストッパ11によって搬入位置に保持される。
【0016】
回転テーブル8の両側に一対のブラケット15が取り付けられており、ワーク受け部9は、一対のブラケット15に図示しないピンを介して支持される。これにより、ワーク受け部9は、ブラケット15によるワーク受け部9の支持点(以下、「支点16」という)を中心として揺動することができる。
【0017】
ブラケット15により支点16が回転テーブル8上面から離れた位置に設けられるので、ワーク受け部9と回転テーブル8との間にはワーク受け部9が揺動できるだけの隙間が確保される。ワーク受け部9がワーク3を搬入シュート2から受け取り、ワーク3が支点16を越えて後縁部側に移動すると、ワーク3の重さによってワーク受け部9の後縁部が下がり、後縁部が回転テーブル8の中央に立設されたストッパ18に接触して停止する。
【0018】
このときワーク受け部9と回転テーブル8がなす角(以下、「ワーク保持時相対角」といい、第3の角度に対応する。)は、搬出時テーブル傾斜角よりも小さくなるよう設定され、ここでは13°に設定される。これは、ワーク保持時相対角が搬出時テーブル傾斜角よりも大きいと、回転テーブル8が搬出位置まで移動したときに、ワーク受け部9の前縁部が後縁部よりも位置が高くなり、ワーク3が自重でワーク受け部9から転がり出ることができなくなるからである。
【0019】
また、ワーク保持時相対角と搬出時テーブル傾斜角との差は、回転テーブル8が搬出位置まで移動したときに、ワーク3が自重でワーク受け部9から転がり出ることができる角度の最小値(好ましくは、2°〜3°、ここでは2°)に設定される。
【0020】
ワーク受け部9の支点16よりも前縁部側には錘部材19(第2の錘部材に対応する)が取り付けられており、ワーク受け部9にワーク3が載置されていないときは、この錘部材19の重さによって前縁部が下がる。このときワーク受け部9は、ワーク受け部9と回転テーブル8が平行になったところで回転テーブル8の前縁部に立設されたストッパ20に接触し、それ以上の回転が規制される。
【0021】
続いて、図2〜図5を参照しながら上記ワーク方向転換装置1の動作について説明する。
【0022】
搬入シュート2からワーク3が流れてくると、搬入位置にあるワーク受け部9が搬入シュート2からワーク3を受け取る。そして、ワーク3がワーク受け部9の支点16を越えて後縁部側に移動すると、ワーク受け部9及びワーク3からなる系の重心位置が支点よりも後縁部側に移動し、それまで回転テーブル8と平行状態にあったワーク受け部9が支点16を中心として傾き、ワーク受け部9の後縁部が下がる。ワーク受け部9の傾斜が大きくなることでワーク3はさらに後縁部側へと移動し、ワーク受け部9と一体形成されるワークホルダ22内に保持される。
【0023】
図2は、ワーク受け部9が傾いてワーク受け部9の後縁部がストッパ18に当たって停止した状態を示す。この状態では、回転テーブル8の搬入時テーブル傾斜角15°とワーク受け部9のワーク保持時相対角13°が合わさり、ワーク受け部9は水平面に対して28°傾斜するので、ワーク3をワークホルダ22内に確実に保持することができる。
【0024】
さらに、ワーク受け部9がワーク3を受け取ると、回転テーブル8、ワーク受け部9及びワーク3からなる系の重心位置が移動し、回転テーブル8が搬出位置に向けて自動的に回転する。
【0025】
図3は回転テーブル8が搬入位置から45°回転したときの状態を示している。この状態では、回転テーブル8は水平面に対して平行となるが、ワーク受け部9が回転テーブル8に対して13°傾斜していることから、ワーク受け部9は水平面に対して13°傾斜し、ワーク3は依然としてワーク受け部9のワークホルダ22内に保持される。
【0026】
回転テーブル8がさらに回転するとワーク受け部9の水平面に対する傾斜角が徐々に小さくなる。しかし、搬出位置直前までワーク受け部9の前縁部が後縁部より低くなることはなく、ワーク3がワークホルダ22から転がり出ることはない。
【0027】
図4は回転テーブル8が搬出位置まで回転したときの状態を示している。この状態では、回転テーブル8は水平面に対して15°傾斜し、ワーク受け部9が回転テーブル8に対して13°傾斜しているので、ワーク受け部9は水平面に対して2つの角度の差である2°だけ搬出シュート4側に傾斜する。この2°という角度はワーク3がワーク受け部9から自重で転がり出ることのできる角度の最小値であるので、ワーク3はゆっくりとワークホルダ22から転がり出る。
【0028】
ワーク3がワーク受け部9の支点16を越えると、ワーク受け部9及びワーク3からなる系の重心位置がワーク受け部9の支点16よりも前縁部側に移動し、ワーク受け部9が支点16を中心として傾き、ワーク受け部9の前縁部が下がる。そして、ワーク受け部9と回転テーブル8と平行になったところでワーク受け部9の前縁部がストッパ20に当たり、ワーク受け部9が停止する。
【0029】
図5はこのときの状態を示している。この状態では、回転テーブル8が水平面に対して15°傾斜し、ワーク受け部9が回転テーブル8と平行になっているので、ワーク受け部9の水平面に対する傾斜角は15°となり、ワーク3は自重により速やかに搬出シュート4へと転がり出る。
【0030】
ワーク3を搬出した後の回転テーブル8は、回転テーブル8に取り付けられている錘13の重さによって、回転テーブル8は搬入位置まで自動的に復帰する。
【0031】
以上、本発明に係るワーク方向転換装置1の構成、動作について説明したが、本発明による作用効果をまとめると次の通りである。
【0032】
本発明に係るワーク方向転換装置1は、鉛直方向に対して回転軸Xが搬入路(搬入シュート2)側と反対側に第1の角度で傾斜するとともに搬出路(搬出シュート4)側に第2の角度で傾斜し、ワーク3を受け取るとワーク3の重さによって搬入位置から搬出位置に回転する回転テーブル8と、回転テーブル8上の支点16に揺動可能に支持され、ワーク3を受け取らない状態では回転テーブル8と平行になり、ワーク3を受け取ってワーク3が支点16を越えるとワーク3の重さにより後縁部が下がって回転テーブル8に対して第2の角度よりも小さい第3の角度で傾斜するワーク受け部9と、を備える(第1の発明)。
【0033】
回転テーブル8が回転している間のワーク受け部9の水平面に対する傾斜角は、回転テーブル8の水平面に対する傾斜角とワーク受け部9の回転テーブル8に対する傾斜角の合計になる。回転テーブル8が搬出位置に近づくと回転テーブル8が搬出路側へと傾いていき、また、ワーク3には遠心力が作用するが、ワーク受け部9の後縁部が下がっているので、ワーク受け部9が搬出路側に傾くのを搬出位置に近づくまで抑えることができる。これにより、回転テーブル8が搬出位置に到達する前にワーク3がワーク受け部9から出てしまうことがなくなり、ワーク方向転換装置1の信頼性を向上させることができる。
【0034】
さらに、回転テーブル8が搬出位置に到達すると、そのときの回転テーブル8の水平面に対する傾斜角がワーク受け部9の回転テーブル8に対する傾斜角よりも大きいので、ワーク受け部9は搬出路側に傾斜し、ワーク3の自重を利用してワーク3をワーク受け部9から搬出路に搬出することができる。
【0035】
なお、上記実施形態では、回転テーブル8に固定され回転テーブル8の回転軸X方向に延びる支持ポスト7と、支持ポスト7が回転可能に取り付けられるベース部材6を備えることで、回転テーブル8を回転可能に支持しているが(第2の発明)、回転テーブル8の支持構造はこれに限らず、支持ポスト7をベース部材6に固定し、回転テーブル8が支持ポスト7に対して回転可能にすることで、回転テーブル8を回転可能に支持するようにしてもよい。
【0036】
また、回転テーブル8が搬出位置に到達したときの傾斜角である第2の角度と、ワーク3を受け取ったワーク受け部9の回転テーブル8に対する傾斜角である第3の角度との差を、回転テーブル8が搬出位置まで回転したときにワーク3が自重でワーク受け部9から退出可能な角度の最小値に設定した(第3の発明)。これにより、ワーク受け部9が搬出路側に傾くのを搬出位置直前まで抑え、かつ、回転テーブル8が搬出位置に到達したときにはワーク3をワーク受け部9から搬出路にゆっくりと搬出することができる。
【0037】
また、回転テーブル8の支持ポスト7による支持位置よりも後縁部側には第1の錘(錘部材13)が取り付けられており、回転テーブル8はワーク3を受け取っていないとき第1の錘の重さによって搬入位置まで回転するようにした(第4の発明)。これにより、ワーク3を搬出路に搬出した後は、回転テーブル8を搬入位置に自動的に戻し、次のワーク3の方向転換に備えることができる。
【0038】
また、ワーク受け部9の支点16よりも前縁部側には第2の錘(錘部材19)が取り付けられており、ワーク受け部9はワーク3を受け取っていないとき第2の錘の重さによって回転テーブル8と平行になる位置まで移動するようにした(第5の発明)。これにより、ワーク3を搬出路に搬出した後は、ワーク受け部9を回転テーブル8と平行な状態に戻し、次のワーク3の方向転換に備えることができる。
【0039】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態の構成は本発明の適用例の一つを示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の構成のみに限定する趣旨ではない。
【0040】
例えば、上記実施形態では、ワーク3の搬入路、搬出路は、いずれもワーク3の自重を利用してワーク3を下流へと送るシュートであるが、搬入シュート2、搬出シュート4のうちいずれか一方、あるいは、両方をベルトコンベアー等、他の搬送手段に置き換えても構わない。搬入路と搬出路のなす角も90°に限定されない。
【0041】
また、ワーク3はリダクションギヤ以外の部品であっても良く、ワーク3が傾斜面を転がる形状をしていることも必須の条件ではない。ワーク3が傾斜面を転がりにくい形状(例えば、箱型形状)をしている場合は、例えば、ワーク受け部9の上面にコロを並べる、ワーク3をローラ付きの台車に乗せる等すれば、上記ワーク方向転換装置1を利用してワークの方向転換が可能である。
【0042】
また、錘部材13の重さを利用して、装置がワーク3を受け取っていないときに回転テーブル8を搬入位置まで回転させているが、回転テーブル8を搬入位置に向けて付勢するバネ等に置き換えても構わない。同様に、錘部材19の重さを利用して、装置がワーク3を受け取っていないときにワーク受け部9を回転テーブル8と平行になる位置まで移動させているが、当該位置に向けてワーク受け部9を付勢するバネ等に置き換えても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に係るワーク方向転換装置の構成を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図である。
【図2】ワーク方向転換装置の動作を説明するための図である。
【図3】同じくワーク方向転換装置の動作を説明するための図である。
【図4】同じくワーク方向転換装置の動作を説明するための図である。
【図5】同じくワーク方向転換装置の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
【0044】
1 ワーク方向転換装置
2 搬入シュート(搬入路)
3 ワーク
4 搬出シュート(搬出路)
7 支持ポスト
8 回転テーブル
9 ワーク受け部
13 錘部材(第1の錘)
16 支点
19 錘部材(第2の錘)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬入路からワークを受け取り、受け取ったワークの向きを変え、前記搬入路と異なる方向に延びる搬出路に搬出するワーク方向転換装置において、
鉛直方向に対して回転軸が前記搬入路側と反対側に第1の角度で傾斜するとともに前記搬出路側に第2の角度で傾斜し、前記ワークを受け取ると前記ワークの重さによって搬入位置から搬出位置まで回転する回転テーブルと、
前記回転テーブル上の支点に揺動可能に支持され、前記ワークを受け取らない状態では前記回転テーブルと平行になり、前記ワークを受け取って前記ワークが前記支点を越えると前記ワークの重さにより後縁部が下がって前記回転テーブルに対して前記第2の角度よりも小さい第3の角度で傾斜するワーク受け部と、
を備えたことを特徴とするワーク方向転換装置。
【請求項2】
前記回転テーブルに固定され前記回転軸方向に延びる支持ポストと、
前記支持ポストが回転可能に取り付けられるベース部材と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のワーク方向転換装置。
【請求項3】
前記第2の角度と前記第3の角度の差は、前記回転テーブルが前記搬出位置まで移動したときに前記ワークが自重で前記ワーク受け部から退出可能な角度の最小値に設定されることを特徴とする請求項1または2に記載のワーク方向転換装置。
【請求項4】
前記回転テーブルの前記支持ポストによる支持位置よりも後縁部側には第1の錘が取り付けられており、前記回転テーブルは前記ワークを受け取っていないとき前記第1の錘の重さによって前記搬入位置まで回転することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のワーク方向転換装置。
【請求項5】
前記ワーク受け部の前記支点よりも前縁部側には第2の錘が取り付けられており、前記ワーク受け部は前記ワークを受け取っていないとき前記第2の錘の重さによって前記回転テーブルと平行になる位置まで移動することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のワーク方向転換装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2008−120464(P2008−120464A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−302739(P2006−302739)
【出願日】平成18年11月8日(2006.11.8)
【出願人】(000231350)ジヤトコ株式会社 (899)
【Fターム(参考)】