説明

二次電池

【課題】電極板の間の均一性を確保すること。
【解決手段】
本発明によれば、第1電極集電体及び前記第1電極集電体の少なくとも一側表面上に具備された第1電極活物質層を含む第1電極板;第2電極集電体及び前記第2電極集電体の少なくとも一側表面上に具備された第2電極活物質層を含む第2電極板;前記第1電極板と第2電極板の間に介在し、前記第1電極板と第2電極板を絶縁するセパレータ;を含み、前記第1電極板は前記第1電極集電体の一側側面から延長された第1電極タブを含み、前記第1電極タブの延長領域まで前記第1電極活物質層がコーティングされて具備され、前記第2電極板は前記第2電極集電体の一側側面から延長された第2電極タブを含み、前記第2電極タブの延長領域まで前記第2電極活物質層がコーティングされて具備されることを特徴とする二次電池が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、電子、通信コンピュータ産業の急速な発展に伴い携帯用電子機器が普及している。携帯用電子機器の電源としては再充電可能な二次電池が主に用いられている。
【0003】
一般に、前記二次電池は正極板と負極板及びこれらの二つの電極の間に介在するセパレータで構成された電極組立体を含む。
【0004】
前記電極組立体は、前記正極板と負極板が互いに繰り返して配置されるように具備される。この時、前記正極板と負極板はそれぞれその表面上にそれぞれ電極活物質層がコーティングされている。
【0005】
前記二次電池は、正極板と負極板のそれぞれに具備された電極活物質層が均一にコーティングされればされるほどその特性が優秀である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明の目的は、電極板の間の均一性が確保された二次電池を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、電極板上に具備された電極活物質層が均一に具備された二次電池を提供することにある。
【0008】
本発明のさらに他の目的は所定領域に電極活物質層が具備された母電極集電体に打ち抜き加工を行って電極タブを具備した電極板を形成するにおいて、前記電極活物質層の傾斜部が前記電極タブの所定位置上に位置するように電極板を打ち抜き加工する二次電池の電極板の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するために、本発明の一側面によれば、第1電極集電体及び前記第1電極集電体の少なくとも一側表面上に具備された第1電極活物質層を含む第1電極板;第2電極集電体及び前記第2電極集電体の少なくとも一側表面上に具備された第2電極活物質層を含む第2電極板;前記第1電極板と第2電極板の間に介在し、前記第1電極板と第2電極板を絶縁するセパレータ;を含み、前記第1電極板は前記第1電極集電体の一側側面から延長された第1電極タブを含み、前記第1電極タブの延長領域まで前記第1電極活物質層がコーティングされて具備され、前記第2電極板は前記第2電極集電体の一側側面から延長された第2電極タブを含み、前記第2電極タブの延長領域まで前記第2電極活物質層がコーティングされて具備されることを特徴とする二次電池が提供される。
【0010】
前記第1電極タブは前記第1電極活物質層の延長領域から延長されており、傾斜して具備されている傾斜部を含む。
【0011】
前記第2電極タブは前記第2電極活物質層の延長領域から延長されており、傾斜して具備されている傾斜部を含む。
【0012】
前記第1電極活物質層の傾斜部は前記第1電極活物質層の延長領域の表面から延長された延長線に対して鋭角をなすように傾斜して具備されており、前記第1電極活物質層の傾斜部は前記第1電極活物質層の延長領域の表面から延長された延長線に対して鋭角をなすように傾斜して具備されている。
【0013】
前記第1電極活物質層又は第2電極活物質層の傾斜部は、それぞれ前記第1電極タブ又は第2電極タブの延長領域と無地部の間に位置する。
【0014】
前記第1電極活物質層又は第2電極活物質層の傾斜部は、それぞれ前記第1電極タブ又は第2電極タブの所定位置以外の位置には存在しない。
【0015】
前記二次電池は前記第1電極板、第2電極板及びセパレータを含む単位電極組立体が多層に積層された電極組立体を含む。
【0016】
前記二次電池は前記第1電極板、第2電極板及びセパレータがゼリーロール形状に巻き取られた電極組立体を含む。
【0017】
前記二次電池は前記第1電極板、第2電極板及びセパレータがジグザグ形状に折り曲げられた電極組立体を含む。
【0018】
前記二次電池は、前記電極組立体を収容し一側に開口部を具備した缶;前記缶の開口部を介して挿入され、前記第1電極タブ及び第2電極タブがそれぞれ貫通する第1貫通孔及び第2貫通孔を具備した絶縁プレート;前記缶の開口部を密閉し前記第1貫通孔を介して延長された第1電極タブと電気的に連結される電極端子、及び前記電極端子とは絶縁され前記第2貫通孔を介して延長された第2電極タブと電気的に連結されるプレート電極を含むキャッププレート;及び前記キャッププレート上に具備され、前記電極端子とプレート電極と電気的に連結され前記二次電池の充放電を制御する制御素子、及び前記二次電池を外部機器と電気的に連結する外部端子を具備した保護回路モジュール;を含む。
【0019】
前記二次電池は前記電極組立体を収容する収容部を具備した本体と前記本体を覆うカバーを含むパウチ;及び前記電極組立体の第1電極タブ及び第2電極タブが延長されて連結され、前記二次電池の充放電を制御する制御素子、及び前記二次電池を外部機器と電気的に連結する外部端子を具備した保護回路モジュール;を含み、前記本体とカバーの周縁は前記収容部を密閉する密封部を具備する。
【0020】
上述の目的を達成するために、本発明の他の側面によれば、母電極集電体を準備するステップ;前記母電極集電体の所定領域上に某電極活物質層をコーティングするステップ;前記母電極活物質層の傾斜部を吹き込むステップ;及び前記母電極活物質層がコーティングされた母電極集電体に打ち抜き加工を行って電極板を形成し、前記母電極活物質層の傾斜部が前記電極板の電極タブの所定位置上に位置するように前記電極板を形成するステップ;を含む二次電池の電極板の製造方法が提供される。
【0021】
前記電極板は前記母電極集電体から打ち抜かれた電極集電体;及び前記電極集電体の一側表面から延長され、前記母電極集電体から打ち抜かれた電極タブ;を含む。
【0022】
前記母電極活物質層の傾斜部を吹き込むステップは、前記母電極集電体上にコーティングされた母電極活物質層の傾斜部が傾斜を有するようにするステップである。
【0023】
前記母電極活物質層の傾斜部を吹き込むステップは、前記母電極集電体上にコーティングされた母電極活物質層の傾斜部が前記母電極集電体に対して鋭角をなすように傾斜を有するようにするステップである。
【0024】
前記母電極活物質層がコーティングされた母電極集電体に打ち抜き加工を行って電極板を形成し、前記母電極活物質層の傾斜部が前記電極板の電極タブの所定位置上に位置するように前記電極板を形成するステップは、前記母電極活物質層がコーティングされた母電極集電体に打ち抜き加工を行って電極板を形成し、前記電極板の電極活物質層と電極集電体は前記母電極活物質層の中央部を含むように打ち抜き、前記電極板の電極タブは前記電極集電体の一側側面から延長されるように打ち抜き加工を行い、前記母電極活物質層の中央部、前記中央部と連結された傾斜部及び前記母電極集電体の無地部を含むように打ち抜き加工を行う。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように本発明によれば、上述した目的を達成することができる。具体的には本発明によれば、電極板間の均一性が確保された二次電池を提供することができる。
【0026】
また、本発明によれば、電極板上に具備された電極活物質層が均一に具備された二次電池を提供することができる。
【0027】
また、本発明によれば、所定領域に電極活物質層が具備された母電極集電体に打ち抜き加工を行って電極タブを具備した電極板を形成するにおいて、前記電極活物質層の傾斜部が前記電極タブの所定位置上に位置するように電極板を打ち抜き加工する二次電池の電極板の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1A】本発明の一実施例による二次電池の電極板を示す図である。
【図1B】本発明の一実施例による二次電池の電極板を示す図である。
【図2A】本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を示す図である。
【図2B】本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を示す図である。
【図3A】本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を示す図である。
【図3B】本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を示す図である。
【図4A】本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を示す図である。
【図4B】本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を示す図である。
【図5A】本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を示す図である。
【図5B】本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を用いて製造された電極板からなる電極組立体を示す図である。
【図7A】本発明の他の実施例による二次電池の一体型電極板の製造方法を示す図である。
【図7B】本発明の他の実施例による二次電池の一体型電極板の製造方法を示す図である。
【図8】本発明の他の実施例による二次電池の電極板の製造方法で製造された一体型電極板を用いて電極組立体を形成する方法を示す図である。
【図9A】本発明のさらに他の実施例による二次電池の一体型電極板の製造方法を示す図である。
【図9B】本発明のさらに他の実施例による二次電池の一体型電極板の製造方法を示す図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例による二次電池の電極板の製造方法で製造された一体型電極板を用いて電極組立体を形成する方法を示す図である。
【図11】本発明の一実施例による二次電池を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例による二次電池を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【実施例】
【0030】
図1A及び図1Bは本発明の一実施例による二次電池の電極板を示す図である。この時、前記図1Bは前記図1AのA領域を拡大した拡大図である。
【0031】
図1A及び図1Bを参照して説明すれば、本発明の一実施例による電極板130は電極集電体132、電極活物質層134及び電極タブ136を含む。
【0032】
前記電極板130は前記電極集電体132の両表面上に電極活物質層134を具備し得る。
【0033】
この時、図1A及び図1Bには前記電極活物質層134が前記電極集電体132の両表面上に具備されている場合を図示しているが、必要ならば、いずれか一側の表面上にのみ具備されてもよい。
【0034】
前記電極タブ136は延長領域136a、傾斜部136b及び無地部136cを含む。
【0035】
前記電極タブ136は前記電極集電体132及び電極活物質層134の一側側面から延長されて具備される。
【0036】
この時、前記電極タブ136の延長領域136aは前記電極集電体132が延長されているのみならず電極活物質層134が延長されて具備されている。
【0037】
この時、前記電極タブ136の傾斜部136bは前記電極タブ136の延長領域136aから延長されている。この時、前記電極タブ136の延長領域136aと傾斜部136bは前記延長領域136aの境界線136dによって区分される。
【0038】
前記電極タブ136の傾斜部136bは前記延長領域136から延長されている。この時、図1Bに示すように前記傾斜部136bは前記延長領域136の表面から延長された延長線138a、138bに対して鋭角a1、a2をなすように傾斜して具備されている。
【0039】
このような前記電極タブ136の傾斜部136bは本発明の一実施例による電極板の製造方法による特徴であり、詳細については後で図2〜図5Bを参照して説明する。
【0040】
前記電極タブ136の無地部136cは前記電極集電体132から延長され、前記電極活物質層134をその表面上に具備していない。
【0041】
図2A〜図5Bは本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を示す図である。
【0042】
この時、図2Bは図2AのA−A’線に沿った断面図を示し、図3Bは図3AのB−B’線に沿った断面図を示し、図4Bは図2AのC−C’線に沿った断面図を示す。
【0043】
図2A〜図5Bを参照して説明すれば、本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造するために、まず母電極集電体110を準備する。
【0044】
図2Aには前記母電極集電体110が所定高さH及び所定長さLを有する長方形の形態を有する場合を示しているが、前記母電極集電体110はこのような形態に限定されない。すなわち、前記母電極集電体110はその長さLが図2Aに示すものよりも遥かに長い形態を有することもあり、高さHと長さLがほぼ同じである正方形の形態を有することもある。
【0045】
次に、前記母電極集電体110のいずれか一側表面の所定領域に母電極活物質層120をコーティングする。
【0046】
この時、前記母電極活物質層120はスラリー状に製造されて前記母電極集電体110の所定領域に塗布してコーティングされる。前記母電極活物質層120は長さL方向に塗布してコーティングされる。
【0047】
この時、本実施例で説明を容易に行うために、前記母電極活物質層120の両周縁を傾斜部122と定義し、前記母電極活物質層120のうち前記傾斜部122を除いた領域を中央部124と定義し、前記母電極集電体110のうち前記母電極活物質層120がコーティングされていない領域を無地部112と定義する。図2Aには前記無地部112が前記両側傾斜部122の全ての外側に具備される場合を示しているが、必要ならばいずれか一側の傾斜部122の外側、すなわち、前記母電極集電体110の両周縁のうちいずれか一側の周縁にのみ具備されてもよい。
【0048】
前記のような方法で前記母電極活物質層120を前記母電極集電体110上にコーティングすると、前記母電極活物質層120はその両周縁の所定領域、すなわち、両側傾斜部122には前記母電極活物質層120の中央部124より凸状に突出する現象が発生する。これは前記母電極活物質層120をスラリー状で前記母電極集電体110上に塗布した後、ナイフ又はヘラなどで前記母電極集電体110の長さL方向に移動させながら前記母電極活物質層120の中央部124が平坦になるように広げるために発生する。
【0049】
次に、前記母電極活物質層120をコーティングした後、前記母電極集電体110上にコーティングされた母電極活物質層120の両傾斜部122を吹き込む工程を進行する。
【0050】
前記吹き込み工程は図3A及び図3Bに示すように、前記母電極活物質層120の両傾斜部122をエア又は希ガスなどで吹き込んで、前記傾斜部122の凸状に突出した部分を低くする工程である。
【0051】
前記吹き込み工程は前記母電極集電体110の長さL方向に沿って進行する。
【0052】
したがって、前記母電極集電体110の長さLに沿って前記吹き込み工程を進行すると、図3A及び図3Bに示すように前記両傾斜部122の凸状に突出した部分(図3A及び図3Bでは点線で表示)が前記中央部124から延長され、傾斜した形態(図3A及び図3Bでは実線で表示)に変化する。
【0053】
前記母電極活物質層120の両傾斜部122は前記吹き込み工程を進行した後、前記母電極集電体110の表面に対して鋭角、すなわち、90度よりは小さい角度で傾斜している形態をなすようになる。
【0054】
次に、必要ならば図4A及び図4Bに示すように前記母電極集電体110の他側表面を以上で上述した方法などと同じ方法を用いて母電極活物質層120をコーティングし、吹き込み工程を進行して前記母電極集電体110上に前記中央部124と傾斜部122を具備した母電極活物質層120を形成する。
【0055】
次に、前記母電極活物質層120がコーティングされた前記母電極集電体110を打ち抜き、前記母電極活物質層120の傾斜部122が電極タブ136の所定位置に位置するように打ち抜いて電極板130を完成する。この時、前記傾斜部136bは前記電極板130の電極タブ136の所定位置にのみ存在し、他の位置には存在しないようにする。
【0056】
この時、前記打ち抜きは前記母電極集電体110を金型(図示せず)でカットすることで行われる。
【0057】
すなわち、図5Bに示す形態のような電極板130は前記前記母電極活物質層120がコーティングされた前記母電極集電体110を前記電極板130の形状を有する金型でカットすることで形成できる。
【0058】
この時、前記電極板130は電極集電体132、電極活物質層134及び電極タブ136を含む。
【0059】
前記電極集電体132は前記母電極集電体110のうち前記母電極活物質層120の中央部124上に具備された母電極集電体110が打ち抜かれて形成される。
【0060】
前記電極活物質層134は前記打ち抜き工程によって前記母電極活物質層120の中央部124が打ち抜かれて形成される。
【0061】
前記電極タブ136は延長領域136a、傾斜部136b及び無地部136cが含まれるように打ち抜かれる。
【0062】
すなわち、前記電極タブ136の延長領域136aは前記母電極活物質層120の中央部124が前記電極タブ136上に位置するように打ち抜かれることによって形成される。前記電極タブ136の延長領域136aは前記電極活物質層134の中央部124の一部を含んで形成される。
【0063】
また、前記傾斜部136bは前記母電極活物質層120の傾斜部122が前記電極タブ136の所定位置に位置して含まれるように打ち抜かれることによって具備される。
【0064】
また、前記無地部136cは前記母電極集電体110の無地部112が前記電極タブ136の所定位置に位置して含まれるように打ち抜かれることによって具備される。
【0065】
この時、図5Bに示す前記電極タブ136は前記延長領域136aを含む場合を示しているが、前記電極板130を打ち抜く時、前記電極活物質層134の上部周縁線134aが前記傾斜部136bの境界線136dと一直線になるように打ち抜き加工を行う場合には前記延長領域136aが含まれないこともある。しかし、前記打ち抜き工程で前記傾斜部136bの境界線136dと前記電極活物質層134の上部周縁線134aが一直線になるように打ち抜き加工を行うことはほぼ不可能であり、前記電極タブ136は前記延長領域136aを含むようになる。
【0066】
図6は本発明の一実施例による二次電池の電極板を製造する方法を用いて製造された電極板からなる電極組立体を示す図である。
【0067】
図6を参照して説明すれば、本発明の一実施例による電極組立体200は前記図2A〜図5Bを参照して説明した電極板130を製造する方法で製造された第1電極板210及び第2電極板220を積層して電極組立体200を形成することができる。
【0068】
すなわち、前記母電極集電体110はAlなどのような正極電極集電体を用い、前記母電極活物質層120は正極活性物質を用いて製造することで前記正極板である第1電極板210を製造できる。
【0069】
また、前記母電極集電体110はCuなどのような負極電極集電体を用い、前記母電極活物質層120は負極活性物質を用いて製造することで前記負極板である第2電極板220を製造できる。この時、前記第1電極板210は正極板で前記第2電極板は負極板であると仮定したが、前記第1電極板210が負極板で前記第2電極板220が正極板であってもよい。この場合それぞれの電極集電体及び電極活物質層は互いに前後が入れ替わる。
【0070】
この時、前記第1電極板210は図2A〜図5Bを参照して説明した前記電極集電体132、電極活物質層134及び前記延長領域136a、傾斜部136b及び無地部136cを含む電極タブ136と同じ方法で形成された第1電極集電体212、第1電極活物質層214及び第1延長領域215a、第1傾斜部216b及び第1無地部216cを含む第1電極タブ216を具備する。
【0071】
また、前記第2電極板220は図2A〜図5Bを参照して説明した前記電極集電体132、電極活物質層134及び前記延長領域136a、傾斜部136b及び無地部136cを含む電極タブ136と同じ方法で形成された第2電極集電体222、第2電極活物質層224及び第2延長領域225a、第2傾斜部226b及び第2無地部226cを含む第2電極タブ226を具備する。
【0072】
以上で上述した方法で製造された第1電極板210と第2電極板220を積層し、前記第1電極板210と第2電極板220の間にセパレータ230を介在させた単位電極組立体200aを多層に積層した形態である電極組立体200を形成することができる。
【0073】
この時、図6に示すように前記電極組立体200は前記単位電極組立体200aの間を絶縁させるために前記単位電極組立体200aの間にセパレータ230を介在させ、前記電極組立体200を外部と絶縁するために前記電極組立体200の最下部及び最上部にセパレータ230を具備し得る。
【0074】
前記電極組立体200は前記第1電極板210、セパレータ230及び第2電極板220を整列した後、前記セパレータ230を融着させることで完成する。
【0075】
図7A及び図7Bは本発明の他の実施例による二次電池の一体型電極板の製造方法を示す図である。
【0076】
図7A及び図7Bを参照して説明すれば、本発明の他の実施例による二次電池の一体型電極板の製造方法は、前記図2A〜図4Bを参照して説明した方法と同じ方法で母電極集電体110上に中央部124及び傾斜部122を具備した母電極活物質層120を形成する。
【0077】
次に、前記母電極活物質層120が形成された前記母電極集電体110に打ち抜き加工を行って一体型電極板310を形成する。
【0078】
この時、前記一体型電極板310は図7Bに示すように幅方向に長い一体型電極板310を形成する。また前記一体型電極板310の一側側面に複数個の電極タブ320を具備する。
【0079】
前記一体型電極板310は図5Bを参照して説明した電極タブ136と同じように延長領域136a、傾斜部136b及び無地部136cを具備した電極タブ320を具備するように前記傾斜部136bが前記電極タブ320の所定位置に位置するように打ち抜き加工を行う。
【0080】
この時、前記一体型電極板310は単位電極板310aからなる。
【0081】
前記単位電極板310aは以下で説明される図8に示すようにジグザグ形態に折り曲げられて電極組立体400を形成するために具備される。
【0082】
この時、前記一体型電極板310は、図7Bに示す点線(符号330参照)を基準線にそれぞれ区分され、前記単位電極板310aはそれぞれ前記図5Bに示す電極板130と対応する構成である。
【0083】
図8は本発明の他の実施例による二次電池の電極板の製造方法で製造された一体型電極板を用いて電極組立体を形成する方法を示す図である。
【0084】
図8を参照して説明すれば、本発明の他の実施例による電極組立体400は、前記図7A及び図7Bを参照して説明した一体型電極板310を製造する方法で製造された第1電極板410及び第2電極板420をジグザグに折り曲げて電極組立体400を形成することができる。
【0085】
すなわち、前記母電極集電体110はAlなどのような正極電極集電体を用い、前記母電極活物質層120は正極活性物質を用いて製造することによって前記正極板である第1電極板410を製造できる。
【0086】
また、前記母電極集電体110はCuなどのような負極電極集電体を用い、前記母電極活物質層120は負極活性物質を用いて製造することによって負極板である第2電極板420を製造できる。この時、前記第1電極板410は正極板であり前記第2電極板420は負極板であると仮定したが前記第1電極板410が負極板であり前記第2電極板420が正極板であってもよい。この場合それぞれの電極集電体及び電極活物質層は互いに前後が入れ替わる。
【0087】
この時、前記第1電極板410は図7A及び図7Bを参照して説明した前記延長領域136a、傾斜部136b及び無地部136cを含む電極タブ136と同じ方法で形成された第1延長領域412a、第1傾斜部412b及び第1無地部412cを含む第1電極タブ412を具備する。
【0088】
また、前記第2電極板420は図7A及び図7Bを参照して説明した前記延長領域136a、傾斜部136b及び無地部136cを含む電極タブ136と同じ方法で形成された第2延長領域422a、第2傾斜部422b及び第2無地部422cを含む第2電極タブ422を具備する。
【0089】
以上で上述した方法で製造された第1電極板410と第2電極板420を準備し、少なくとも前記第1電極板410と第2電極板420の間にセパレータ430を介在させ、前記第1電極板410、第2電極板420及びセパレータ430を同時にジグザグに折り曲げて電極組立体400を形成する。
【0090】
図9A及び図9Bは本発明のさらに他の実施例による二次電池の一体型電極板の製造方法を示す図である。
【0091】
図9A及び図9Bを参照して説明すれば、本発明の他の実施例による二次電池の一体型電極板の製造方法は前記図2A〜図4Bを参照して説明した方法と同じ方法で母電極集電体110上に中央部124及び傾斜部122を具備した母電極活物質層120を形成する。
【0092】
次に、前記母電極活物質層120が形成された前記母電極集電体110に打ち抜き加工を行って一体型電極板510を形成する。
【0093】
この時、前記一体型電極板510は図9Bに示すように幅方向に長い一体型電極板510を形成する。また前記一体型電極板510の一側側面に複数個の電極タブ512を具備する。
前記一体型電極板510は図5Bを参照して説明した電極タブ136と同じように延長領域136a、傾斜部136b及び無地部136cを具備した電極タブ512を具備するように前記傾斜部136bが前記電極タブ512の所定位置に位置するように打ち抜き加工を行う。
【0094】
この時、前記一体型電極板410の一側側面から延長された前記電極タブ512はそれぞれ図9Bに示すように前記一体型電極板510を一方向、すなわち、左側から右側方向に巻き取ることによって左側から右側方向に行くほど前記電極タブ512の間の間隔が互いに遠くなるように打ち抜き加工を行う。
【0095】
図10は本発明のさらに他の実施例による二次電池の電極板の製造方法で製造された一体型電極板を用いて電極組立体を形成する方法を示す図である。
【0096】
図10を参照して説明すれば、本発明の他の実施例による電極組立体600は前記図9A及び図9Bを参照して説明した一体型電極板510を製造する方法で製造された第1電極板610及び第2電極板620をゼリーロール形状に巻き取ることによって形成できる。
【0097】
すなわち、前記母電極集電体110はAlなどのような正極電極集電体を用い、前記母電極活物質層120は正極活性物質を用いて製造することによって前記正極板である第1電極板610を製造できる。
【0098】
また、前記母電極集電体110をCuなどのような負極電極集電体を用い、前記母電極活物質層120は負極活性物質を用いて製造することによって負極板である第2電極板620を製造できる。この時、前記第1電極板610は正極板であり前記第2電極板620は負極板であると仮定したが前記第1電極板610が負極板であり前記第2電極板620が正極板であってもよい。この場合それぞれの電極集電体及び電極活物質層は互いに前後が入れ替わる。
【0099】
この時、前記第1電極板610は図9A及び図9Bを参照して説明した前記延長領域136a、傾斜部136b及び無地部136cを含む電極タブ512と同じ方法で形成された第1延長領域612a、第1傾斜部612b及び第1無地部612cを含む第1電極タブ612を具備する。
【0100】
また、前記第2電極板620は図9A及び図9Bを参照して説明した前記延長領域136a、傾斜部136b及び無地部136cを含む電極タブ512と同じ方法で形成された第2延長領域622a、第2傾斜部622b及び第2無地部522cを含む第2電極タブ622を具備する。
【0101】
以上で上述した方法で製造された第1電極板610と第2電極板620を準備し、前記第1電極板610の上部、前記第1電極板610と第2電極板620の間及び前記第2電極板620の下部にセパレータ630を介在させ、前記第1電極板610、第2電極板620及びセパレータ630を同時にゼリーロール形状に巻き取って電極組立体600を形成する。
【0102】
図11は本発明の一実施例による二次電池を示す図である。
【0103】
図11を参照して説明すれば、本発明の一実施例による二次電池1000は図6に図示しこれを参照して説明した電極組立体200を含む。図11に図示していないが、図8を参照して説明した電極組立体400又は図10を参照して説明した電極組立体600を含むこともできる。
【0104】
図11では説明の便宜上前記図6を参照して説明した電極組立体200のみを図示し、前記図6を参照して説明した電極組立体200を基準に説明する。
【0105】
前記二次電池1000はパウチ1100及び前記パウチ1100に収容される電極組立体200を具備する。
【0106】
前記パウチ1100は本体1110及びカバー1120を具備する。
【0107】
前記本体1110は前記電極組立体200が収容される空間である収容部1112及び前記収容部1112の入口から延長された拡張形成された密封部1114を具備する。
【0108】
前記カバー1120は前記本体1110の密封部1114のいずれかの周縁から延長されている。前記カバー1120は前記本体1110の収容部1112をすべて覆いながら前記本体1110の密封部1114と密封されることで前記本体1110の収容部1112と対応する収容部蓋領域1122及び前記本体1110の密封部1114に対応する密封部1124を具備する。
【0109】
したがって、本発明の一実施例による二次電池1000は前記電極組立体200が前記本体1110の収容部1112に収容されると、前記カバー1120で覆った後密着され、前記本体1110の密封部1114と前記カバー1120の密封部1124を熱融着のような方法で密封して形成される。
【0110】
前記パウチ1100を密封した後、前記電極組立体200から延長された第1電極リード1232及び第2電極リード1234が外部に露出した状態で具備される。一方、前記第1電極リード1232及び第2電極リード1234は保護回路モジュール1130に連結される。
【0111】
前記保護回路モジュール(Protection Circuit Module)1130は前記電極組立体200の充放電を制御するのみならず、二次電池1000の動作を制御する役割を行う。一方、前記保護回路モジュール1130にはIC素子などのような制御素子1132、前記二次電池1000に過電流が流れることを防止する二次保護素子1134及び前記二次電池1000と外部機器を連結する外部端子1136などが具備される。
【0112】
図12は本発明の他の実施例による二次電池を示す図である。
【0113】
図12を参照して説明すれば、本発明の他の実施例による二次電池2000は図8に示しこれを参照して説明した電極組立体500を含む。図12に図示してはいないが、図6を参照して説明した電極組立体200又は図10を参照して説明した電極組立体500を含むこともできる。
【0114】
図12には説明の便宜上前記図10を参照して説明した電極組立体600のみを示し、前記図10を参照して説明した電極組立体600を基準に説明する。
【0115】
前記二次電池2000は前記電極組立体600を一側方向に開口された開口部を具備した缶2100に収容している。
【0116】
この時、前記電極組立体600は前記第1電極タブ612と電気的に連結される第1リード2110及び前記第2電極622と電気的に連結される第2リード2120を具備する。
【0117】
前記電極組立体500を収容した缶2100の開口部を介して絶縁ケース2200が挿入される。
【0118】
前記絶縁ケース2200は前記電極組立体600が前記缶2100内部で揺れることを防止する役割と以下で説明されるキャッププレート2300と前記電極組立体600の間を絶縁する役割を行う。
【0119】
前記絶縁ケース2200は前記第1リード2110及び第2リード2120が貫通する第1貫通孔2210及び第2貫通孔2220を具備し、電解液を注入するための電解液注入孔2230を具備する。
【0120】
前記キャッププレート2300は前記電極組立体600が収容された缶2100の開口部を覆って前記缶2100を密封する。
【0121】
前記キャッププレート2300はその所定位置に電極端子2310を具備する。この時、前記電極端子2310は前記キャッププレート2300の所定位置以外の他の領域であるプレート端子2320とは絶縁された状態で具備される。前記キャッププレート2300はその所定位置に電解液注入孔2330を具備する。前記電解液注入孔2330は電解液を注入する孔である。前記電解液注入孔2330は電解液の注入が完了すると注入孔栓2340で密封される。
【0122】
前記電極端子2310は前記電極組立体600の第1リード2110と電気的に連結されている。また前記プレート端子2320は第2リード2120と電気的に連結されている。
【0123】
前記二次電池2000は前記二次電池2000の充放電を制御するのみならず、動作を制御する保護回路モジュール2400を具備する。
【0124】
前記保護回路モジュール2400にはIC素子などのような制御素子2410及び前記二次電池2000を外部機器と連結する外部端子2420などが具備される。
【0125】
前記保護回路モジュール2400は前記電極端子2310及びプレート端子2320と電気的に連結されている。
【0126】
この時、前記保護回路モジュール2400と電極端子2310の間には前記二次電池2000に過電流が流れることを防止する二次保護素子2430が具備され得る。
【0127】
前記二次保護素子2430は前記電極端子2310に連結される第1端子リード2432、前記保護回路モジュール2400に連結される第2端子リード2434及び前記第1端子リード2432と第2端子リード2434の間に具備されたPTC(Positive Temperature Coefficient)素子2436を含む。
【0128】
一方、前記保護回路モジュール2400は前記プレート端子2320と電気的に連結される。
【0129】
前記保護回路モジュール2400とプレート端子2320の電気的連結は接続部材2440によって行われる。前記接続部材2440は前記保護回路モジュール2400とはんだ付けのような方法で連結され、前記プレート端子2320とははんだ付け、レーザー溶接及び抵抗溶接などのような方法又はボルトなどのような締結部材による締結によって連結され得る。
【0130】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0131】
132 電極集電体
134 電極活物質層
136 電極タブ
136a 延長領域
136b 傾斜部
136c 無地部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1電極集電体及び前記第1電極集電体の少なくとも一側表面上に具備された第1電極活物質層を含む第1電極板;
第2電極集電体及び前記第2電極集電体の少なくとも一側表面上に具備された第2電極活物質層を含む第2電極板;及び
前記第1電極板と第2電極板の間に介在し、前記第1電極板と第2電極板を絶縁するセパレータ;
を含み、
前記第1電極板は前記第1電極集電体の一側側面から延長された第1電極タブを含み、
前記第1電極タブの延長領域まで前記第1電極活物質層がコーティングされて具備され、
前記第2電極板は、前記第2電極集電体の一側側面から延長された第2電極タブを含み、
前記第2電極タブの延長領域まで前記第2電極活物質層がコーティングされて具備されることを特徴とする、二次電池。
【請求項2】
前記第1電極タブは、前記第1電極活物質層の延長領域から延長されており、傾斜して具備されている傾斜部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記第2電極タブは、前記第2電極活物質層の延長領域から延長されており、傾斜して具備されている傾斜部を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の二次電池。
【請求項4】
前記第1電極活物質層の傾斜部は、前記第1電極活物質層の延長領域の表面から延長された延長線に対して鋭角をなすように傾斜して具備されており、
前記第2電極活物質層の傾斜部は、前記第2電極活物質層の延長領域の表面から延長された延長線に対して鋭角をなすように傾斜して具備されていることを特徴とする、請求項2または3に記載の二次電池。
【請求項5】
前記第1電極活物質層又は第2電極活物質層の傾斜部は、それぞれ前記第1電極タブ又は第2電極タブの延長領域と無地部の間に位置することを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の二次電池。
【請求項6】
前記二次電池は前記第1電極板、第2電極板及びセパレータを含む単位電極組立体が多層に積層された電極組立体を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の二次電池。
【請求項7】
前記二次電池は、前記第1電極板、第2電極板及びセパレータがゼリーロール形状に巻き取られた電極組立体を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の二次電池。
【請求項8】
前記二次電池は、前記第1電極板、第2電極板及びセパレータがジグザグ形状に折り曲げられた電極組立体を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の二次電池。
【請求項9】
前記二次電池は、
前記電極組立体を収容し、一側に開口部を具備した缶;
前記缶の開口部を介して挿入され、前記第1電極タブ及び第2電極タブがそれぞれ貫通する第1貫通孔及び第2貫通孔を具備した絶縁プレート;
前記缶の開口部を密閉し前記第1貫通孔を介して延長された第1電極タブと電気的に連結される電極端子、及び前記電極端子とは絶縁され前記第2貫通孔を介して延長された第2電極タブと電気的に連結されるプレート電極を含むキャッププレート;及び
前記キャッププレート上に具備され前記電極端子とプレート電極と電気的に連結され、前記二次電池の充放電を制御する制御素子、及び前記二次電池を外部機器と電気的に連結する外部端子を具備した保護回路モジュール;
を含む、請求項6〜8のいずれか一項に記載の二次電池。
【請求項10】
前記二次電池は、
前記電極組立体を収容する収容部を具備した本体と前記本体を覆うカバーを含むパウチ;
前記電極組立体の第1電極タブ及び第2電極タブが延長されて連結され、前記二次電池の充放電を制御する制御素子、及び前記二次電池を外部機器と電気的に連結する外部端子を具備した保護回路モジュール;
を含み、
前記本体とカバーの周縁は前記収容部を密閉する密封部を具備することを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一項に記載の二次電池。
【請求項11】
母電極集電体を準備するステップ;
前記母電極集電体の所定領域上に母電極活物質層をコーティングするステップ;
前記母電極活物質層の傾斜部を吹き込むステップ;及び
前記母電極活物質層がコーティングされた母電極集電体に打ち抜き加工を行って電極板を形成し、前記母電極活物質層の傾斜部が前記電極板の電極タブの所定位置上に位置するように前記電極板を形成するステップ;
を含む、二次電池の電極板の製造方法。
【請求項12】
前記電極板は、
前記母電極集電体から打ち抜かれた電極集電体;及び
前記電極集電体の一側表面から延長され、前記母電極集電体から打ち抜かれた電極タブ;を含むことを特徴とする、請求項11に記載の二次電池の電極板の製造方法。
【請求項13】
前記母電極活物質層の傾斜部を吹き込むステップは、前記母電極集電体上にコーティングされた母電極活物質層の傾斜部が傾斜を有するようにするステップであることを特徴とする、請求項11または12に記載の二次電池の電極板の製造方法。
【請求項14】
前記母電極活物質層の傾斜部を吹き込むステップは、前記母電極集電体上にコーティングされた母電極活物質層の傾斜部が前記母電極集電体に対して鋭角をなすように傾斜を有するようにするステップであることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか1項に記載の二次電池の電極板の製造方法。
【請求項15】
前記母電極活物質層がコーティングされた母電極集電体に打ち抜き加工を行って電極板を形成し、前記母電極活物質層の傾斜部が前記電極板の電極タブの所定位置上に位置するように前記電極板を形成するステップは、
前記母電極活物質層がコーティングされた母電極集電体に打ち抜き加工を行って電極板を形成し、前記電極板の電極活物質層と電極集電体は前記母電極活物質層の中央部を含むように打ち抜き、
前記電極板の電極タブは前記電極集電体の一側側面から延長されるように打ち抜き、前記母電極活物質層の中央部、前記中央部と連結された傾斜部及び前記母電極集電体の無地部を含むように打ち抜き加工を行うことを特徴とする、請求項11〜14のいずれか1項に記載の二次電池の電極板の製造方法。


【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−119216(P2011−119216A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−143582(P2010−143582)
【出願日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【出願人】(590002817)三星エスディアイ株式会社 (2,784)
【Fターム(参考)】