説明

作動機器

【課題】作動機器の省電力化を図る。
【解決手段】USBケーブルによりユーザーPCに接続されているときにはポーリングタイム用のタイマーを起動して(S170)、ユーザーPCからの指令が受信バッファーに格納されているか否かを確認する確認処理を実行し(S190)、USBケーブルによりユーザーPCに接続されていないときにはタイマーを停止して確認処理を実行しない(S130)。これにより、無駄な確認処理の実行による電力消費を抑制することができ、省電力化を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作動指示装置とケーブルを介して接続が可能で、該作動指示装置からの作動指示に応じて作動する作動機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の作動機器としては、消費電力量が異なる複数の動作モードを択一的に実行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、動作モードとして印刷ジョブ実行モードや起動モード、待機モード(省電力モード)を有するレーザープリンターとして構成されており、給電用のタイマーがオンされると、コントローラーとインターフェースのみに給電されて省電力モードにより印刷ジョブを受信可能な状態とし、印刷ジョブを受信すると、起動モードにより出力エンジンユニットへの給電を開始すると共に印刷ジョブ実行モードにより印刷ジョブを実行し、印刷ジョブの実行が完了すると、出力エンジンユニットへの給電を停止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−272636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、近年、機器の省電力化の要求が高まってきており、機器の適正な動作を確保しながら更なる省電力化を図ることは極めて重要な課題として考えられている。
【0005】
本発明の作動機器は、機器の適正な動作を確保しながら省電力化を図ることを主目的とする。
【0006】
本発明の作動機器は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の作動機器は、
作動指示装置とケーブルを介して接続が可能で、該作動指示装置からの作動指示に応じて作動する作動機器であって、
前記作動指示装置からの作動指示を前記ケーブルを介して受信して記憶する記憶手段と、
前記ケーブルの接続の有無を検知する接続検知手段と、
前記接続検知手段により前記ケーブルの接続が検知されている場合には前記記憶手段に作動指示が記憶されているかを確認する確認処理を繰り返し実行し、前記接続検知手段により前記ケーブルの接続が検知されていない場合には前記確認処理を停止する確認手段と
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本発明の作動機器では、作動指示装置からの作動指示をケーブルを介して受信して記憶手段に記憶し、ケーブルの接続が検知されている場合には記憶手段に作動指示が記憶されているかを確認する確認処理を繰り返し実行し、ケーブルの接続が検知されていない場合には確認処理を停止する。これにより、ケーブルが接続されている場合には確認処理を繰り返し実行することにより作動指示の受け付けが可能な状態とし、ケーブルが接続されていない場合には無駄な電力が消費されるのを防止することができる。この結果、機器の適正な動作を確保しながら省電力化を図ることができる。この作動機器としては、前記作動指示装置として印刷指示装置と前記ケーブルを介して接続されて該印刷指示装置からの印刷ジョブに応じて印刷が可能で、前記印刷指示装置を介さずに画像データを記憶する画像記憶媒体から該画像データを読み込んで直接に印刷が可能な印刷装置として構成されてなるものとしてもよいし、前記作動指示装置として印刷指示装置と前記ケーブルを介して接続されて該印刷指示装置からの印刷ジョブに応じて印刷が可能で、原稿を光学的に読み取って画像データとして入力が可能な複合機として構成されてなるものとしてもよい。これらの場合、ケーブルを接続せずに作動機器単体としての利用が想定されることから、ケーブルの接続が検知されていない場合に確認処理を停止することによる省電力効果がより顕著なものとなる。
【0009】
こうした本発明の作動機器において、前記確認手段は、前記接続検知手段により前記ケーブルの接続が検知されている場合には、所定時間が経過するまでは第1のポーリング時間をもって前記確認処理を繰り返し実行し、前記所定時間以上に亘って前記記憶手段への前記作動指示の記憶が確認されなかったときには前記第1のポーリング時間よりも長い第2のポーリング時間をもって前記確認処理を繰り返し実行する手段であるものとすることもできる。こうすれば、確認処理の実行に伴う電力消費をさらに抑制することができる。
【0010】
また、本発明の作動機器において、ポーリング時間を計測するためのタイマーを備え、前記確認手段は、前記ケーブルの接続が検知されている場合には前記タイマーを起動し、前記ケーブルの接続が検知されていない場合には前記タイマーを停止する手段であるものとすることもできる。
【0011】
さらに、本発明の作動機器において、前記接続検知手段により前記ケーブルの接続が検知されていない場合にはスタンバイ状態に設定し、前記接続検知手段により前記ケーブルの接続が検知されている場合には前記確認処理により前記記憶手段への前記作動指示の記憶が確認されるまではスタンバイ状態に設定し前記記憶手段への前記作動指示の記憶が確認されたときにはアイドル状態に移行する状態制御手段を備えるものとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態のプリントシステム10の構成の概略を示す構成図。
【図2】確認処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
【図3】確認処理時間設定ルーチンの一例を示すフローチャート。
【図4】ポーリングタイムとデータ入力とプリンター状態の時間変化の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるプリントシステム10の構成の概略を示す構成図である。本実施形態のプリントシステム10は、図示するように、ユーザーコンピューター(以下、ユーザーPCという)20とプリンター30とがUSBケーブル50により接続されたものとして構成されている。
【0014】
プリンター30は、装置全体の制御を司るメインコントローラー31と、着色剤としてインクを記録紙Sに吐出することにより印刷を行なうプリンターユニット40と、原稿台に載置された原稿を光学的に読み取って画像データを生成するスキャナーユニット45と、メモリーカードスロット37aに挿入されたメモリーカードMCとの間でデータの入出力を司るメモリーカードコントローラー37と、電源ボタンや動作モードを選択するためのモード選択ボタン,スタートボタンなどからなる操作部38と、商用電源からの電力を装置の各部へ供給する電源ユニット49とを備え、これらはバス39を介して電気的に接続されている。なお、モード選択ボタンにより選択できる動作モードとしては、原稿台の原稿を読み取るスキャンモードや原稿台の原稿を読み取って印刷を行なうコピーモード,メモリーカードMCに保存されている画像データを読み取って印刷を行なうメモリーカードモードなどがある。
【0015】
プリンターユニット40は、プリンターASIC42とプリンターエンジン44とを備える。プリンターASIC42は、プリンターエンジン44を制御する集積回路であり、メインコントローラー31から印刷指令を受けると、印刷指令の対象となる画像ファイルに基づいて用紙に印刷するようプリンターエンジン44を制御する。プリンターエンジン44は、印刷ヘッドから用紙へインクを吐出することにより印刷を行なう周知のインクジェット方式のカラープリンター機構として構成されている。なお、ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略である。
【0016】
スキャナーユニット45は、スキャナーASIC46とスキャナーエンジン48とを備える。スキャナーASIC46は、スキャナーエンジン48を制御する集積回路であり、メインコントローラー31からのスキャン指令を受けると、原稿台に載置された原稿を画像データとして読み取るようスキャナーエンジン48を制御する。また、スキャナーエンジン48は、周知のイメージスキャナーとして構成され、原稿に向かって発光したあとの反射光をレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色に分解してスキャンデータとする周知のカラーイメージセンサーを備える。
【0017】
メモリーカードコントローラー37は、メモリーカードスロット37aに挿入されたメモリーカードMCとの間でデータのやり取りを行なうことにより、メモリーカード44に保存されているファイルを読み出してメインコントローラー31に送信したりメインコントローラー31からの指令に応じてメモリーカードMCにデータを書き込んだりする。
【0018】
USBコントローラー36は、接続端子36aにUSBケーブル50が接続されて、USBケーブル50を介してユーザーPC20との間でデータのやり取りを制御するコントローラである。接続端子36aは、VBUSラインとGNDラインの2本の電源系ラインと、D+ラインとD−ラインの2本の信号系ラインとを接続可能な標準Bレセプタクルとして構成されている。なお、USBケーブル50は、その一端に標準Aプラグが設けられると共に他端には標準Bプラグが設けられており、VBUSラインとGNDラインの2本の電源系ラインと、D+ラインとD−ライン2本の信号系ラインとを有するケーブルとして構成されている。
【0019】
メインコントローラー31は、CPU32を中心とするマイクロプロセッサーとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したROM33と、一時的にデータを記憶するRAM34と、タイマー35とを備える。RAM34には、ユーザーPC20からの受信した指令を格納するための受信バッファーが設けられている。本実施形態では、プリンターユニット40やスキャナーユニット45が備えるセンサーやモーターなどへの給電を停止して待機する省電力モードを有しており、例えばプリンター20(操作部38)の操作が所定時間以上に亘って行なわれなかったなどの所定の条件が成立した場合に省電力モードに移行する。
【0020】
ユーザーPC20は、コントローラー21と、ディスプレイとしての表示部25と、USBコントローラー26と、インターフェース(I/F)28とを備える汎用のパーソナルコンピューターであり、図示しないHDDにインストールされたプログラム(プリンタードライバー)により各種指令をプリンター30に送信したりプリンター30からの応答を受信したりする。プリンター30に送信する各種指令としては、印刷を行なうための印刷指令の他、プリンター30のプリンターエンジン44が備える印刷ヘッドに対してクリーニングを行なうためのクリーニング指令などを挙げることができる。USBコントローラー26は、接続端子26aにUSBケーブル50が接続されて、USBケーブル50を介してプリンター30との間でデータのやり取りを制御するコントローラーである。接続端子26aは、VBUSラインとGNDラインの2本の電源系ラインと、D+ラインとD−ラインの2本の信号系ラインとを接続可能な標準Aレセプタクルとして構成されている。
【0021】
次に、こうして構成された本実施形態のプリンター30の動作、特に、ユーザーPC20からの指令を受信する際の動作について説明する。図2は、メインコントローラー31のCPU32により実行される確認処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
【0022】
確認処理ルーチンが実行されると、メインコントローラー31のCPU32は、まず、ケーブル接続情報を入力する(ステップS100)。ここで、ケーブル接続情報は、例えば、VBUSからの電源供給の有無に関する情報が含まれる。続いて、入力したケーブル接続情報によりUSBケーブル50を介してユーザーPC20が接続されているか否かを判定し(ステップS110)、ユーザーPC20が接続されていないときには接続状態フラグFに値0を設定し(ステップS120)、タイマー35を停止すると共に(ステップS130)、省電力状態に設定して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。省電力状態の設定は、プリンターユニット40やスキャナーユニット45が備えるセンサーやモーターなどへの給電を停止することにより行なわれるが、メインコントローラー31への給電は維持される。
【0023】
一方、ユーザーPC20が接続されているときには、接続状態フラグFを調べ(ステップS150)、接続状態フラグFが値0のときには、接続状態フラグFに値1を設定すると共に(ステップS160)、タイマー35を起動する(ステップS170)。タイマー35を起動した後やステップS150で接続状態フラグFが値1と判定されたときには、ポーリングタイムが到来しているか否かを判定し(ステップS180)、ポーリングタイムが到来していないときにはこれで本ルーチンを終了し、ポーリングタイムが到来しているときにはRAM34の受信バッファーにユーザーPC20からの指令が格納されているか否かを確認する確認処理を実行し(ステップS190)、指令が格納されていないときには(ステップS200)、省電力状態を維持して(ステップS140)、本ルーチンを終了し、指令が格納されているときには(ステップS200)、アイドル状態に移行して(ステップS210)、本ルーチンを終了する。アイドル状態への移行は、プリンターユニット40やスキャナーユニット45が備えるセンサーやモーターなどへの給電を開始することにより指令に応じた動作を実行するための準備がなされる。
【0024】
ポーリングタイムの設定は、図3の確認処理時間設定ルーチンを実行することにより行なわれる。確認処理時間設定ルーチンでは、まず、確認処理情報を入力し(ステップS300)、受信バッファー内にユーザーPC20からの指令が格納されているか否か(ステップS310)、受信バッファー内に指令が格納されていないときにはその状態が所定時間以上に亘って継続しているか否か(ステップS320)を判定する。ここで、確認処理情報としては、受信バッファー内の指令の有無や確認処理の履歴が含まれる。受信バッファー内に指令が格納されているときや受信バッファー内に指令が格納されていないときでも所定時間以上に亘って継続していないときには、デフォルト値Aを実行用ポーリングタイムに設定して(ステップS330)、本ルーチンを終了する。一方、受信バッファー内に指令が格納されていない状態が所定時間以上に亘って継続しているときには、ポーリングタイムを延長して実行用ポーリングタイムを設定して(ステップS340)、本ルーチンを終了する。このように受信バッファー内に指令が格納されていない状態が所定時間以上に亘って継続しているときにポーリングタイムを延長するのは、確認処理の実行頻度を少なくしてメインコントローラー31の動作を抑制することによりさらに省電力化を図るためである。
【0025】
図4は、確認処理実行タイミングと指令入力とプリンター状態の時間変化の様子を示す説明図である。図示するように、通常時には所定時間Aのポーリングタイムで確認処理を実行し、所定時間以上に亘ってユーザーPC20から指令が入力されていないときには(時刻t1)、所定時間Aよりも長い所定時間Bのポーリングタイムで確認処理を実行する。ユーザーPC20から指令が入力されて(時刻t2)、確認処理により確認されると、プリンター状態を省電力状態からアイドル状態に移行することにより指令を実行できる状態にすると共にポーリングタイムを所定時間Aに戻す(時刻t3)。
【0026】
このように、USBケーブル50によりユーザーPC20が接続されていないときには確認処理を停止することにより省電力を図るが、本実施形態では、ユーザーPC20を介さずにコピーモードやメモリーカードモードの使用が可能であることから、普段はユーザーPC20を接続することなくコピーモードやメモリーカードモードを主として使用するユーザーに対して省電力の効果をより顕著なものとなる。
【0027】
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のUSBケーブル50が本発明の「ケーブル」に相当し、本実施形態のRAM34が本発明の「記憶手段」に相当し、本実施形態の図3の確認処理時間設定ルーチンのステップS300,S310の処理を実行するメインコントローラー31などが本発明の「接続検知手段」に相当し、本実施形態の図2の確認処理ルーチンを実行するメインコントローラー31が本発明の「確認手段」に相当する。
【0028】
以上説明した本実施形態のプリンター30によれば、USBケーブル50によりユーザーPC20に接続されているときにはポーリングタイム用のタイマー35を起動してユーザーPC20からの指令が受信バッファーに格納されているか否かを確認する確認処理を実行し、USBケーブル50によりユーザーPC20に接続されていないときにはタイマー35を停止して確認処理を実行しないから、無駄な確認処理の実行による電力消費を抑制することができる。この結果、省電力化を図ることができる。しかも、USBケーブル50によりユーザーPC20に接続されているときに所定時間以上に亘って受信バッファーに指令の格納が確認されなかったときにはポーリングタイムを延長するから、確認処理の実行頻度を少なくすることができ、さらに省電力化を図ることができる。
【0029】
本実施形態のプリンター30では、USBケーブル50によりユーザーPC20に接続されているときに所定時間以上に亘って受信バッファーに指令の格納が確認されなかったときにはポーリングタイムを延長するものとしたが、延長することなく常に一定の時間とするものとしても構わない。
【0030】
本実施形態のプリンター30では、USBケーブル50によりユーザーPC20が接続されているか否かを判定することにより確認処理の実行の有無を決定するものとしたが、これに限定されるものではなく、ユーザーPCとプリンターとがLANなどのネットワークに接続されているプリントシステムではネットワークケーブルによりユーザPCが接続されているか否かを判定することにより確認処理の実行の有無を決定するものとしてもよい。
【0031】
本実施形態では、プリンターユニット40とスキャナーユニット45とを備えるマルチファンクションプリンターとして構成するものとしたが、プリンターユニット40だけを備えるものとしてもよいし、スキャナーユニット45だけを備えるものとしてもよい。また、本発明の作動機器は、プリンターやスキャナーに限られず、FAX機器、ビューワーなど他の機器に適用するものとしても構わない。
【0032】
本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0033】
10 システム、20 ユーザーコンピューター(ユーザーPC)、21 コントローラー、22 CPU、23 ROM、24 RAM、25 表示部、26 USBコントローラー、26a 接続端子、28 インターフェース(I/F)、30 プリンター、31 メインコントローラー、32 CPU、33 ROM、34 RAM、35 タイマー、36 USBコントローラー、36a 接続端子、37 メモリカードコントローラー、37a メモリーカードスロット、38 操作部、39 バス、40 プリンターユニット、42 プリンターASIC、44 プリンターエンジン、45 スキャナーユニット、46 スキャナーASIC、48 スキャナーエンジン、49 電源ユニット、50 USBケーブル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作動指示装置とケーブルを介して接続が可能で、該作動指示装置からの作動指示に応じて作動する作動機器であって、
前記作動指示装置からの作動指示を前記ケーブルを介して受信して記憶する記憶手段と、
前記ケーブルの接続の有無を検知する接続検知手段と、
前記接続検知手段により前記ケーブルの接続が検知されている場合には前記記憶手段に作動指示が記憶されているかを確認する確認処理を繰り返し実行し、前記接続検知手段により前記ケーブルの接続が検知されていない場合には前記確認処理を停止する確認手段と
を備える作動機器。
【請求項2】
前記確認手段は、前記接続検知手段により前記ケーブルの接続が検知されている場合には、所定時間が経過するまでは第1のポーリング時間をもって前記確認処理を繰り返し実行し、前記所定時間以上に亘って前記記憶手段への前記作動指示の記憶が確認されなかったときには前記第1のポーリング時間よりも長い第2のポーリング時間をもって前記確認処理を繰り返し実行する手段である請求項1記載の作動機器。
【請求項3】
請求項1または2記載の作動機器であって、
ポーリング時間を計測するためのタイマーを備え、
前記確認手段は、前記ケーブルの接続が検知されている場合には前記タイマーを起動し、前記ケーブルの接続が検知されていない場合には前記タイマーを停止する手段である
作動機器。
【請求項4】
前記接続検知手段により前記ケーブルの接続が検知されていない場合にはスタンバイ状態に設定し、前記接続検知手段により前記ケーブルの接続が検知されている場合には前記確認処理により前記記憶手段への前記作動指示の記憶が確認されるまではスタンバイ状態に設定し前記記憶手段への前記作動指示の記憶が確認されたときにはアイドル状態に移行する状態制御手段を備える請求項1ないし3いずれか1項に記載の作動機器。
【請求項5】
前記作動指示装置として印刷指示装置と前記ケーブルを介して接続されて該印刷指示装置からの印刷ジョブに応じて印刷が可能で、前記印刷指示装置を介さずに画像データを記憶する画像記憶媒体から該画像データを読み込んで直接に印刷が可能な印刷装置として構成されてなる請求項1ないし4いずれか1項に記載の作動機器。
【請求項6】
前記作動指示装置として印刷指示装置と前記ケーブルを介して接続されて該印刷指示装置からの印刷ジョブに応じて印刷が可能で、原稿を光学的に読み取って画像データとして入力が可能な複合機として構成されてなる請求項1ないし4いずれか1項に記載の作動機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−51238(P2011−51238A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−202334(P2009−202334)
【出願日】平成21年9月2日(2009.9.2)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】